JP3497572B2 - 電磁流量計検出器 - Google Patents

電磁流量計検出器

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JP3497572B2 JP21924394A JP21924394A JP3497572B2 JP 3497572 B2 JP3497572 B2 JP 3497572B2 JP 21924394 A JP21924394 A JP 21924394A JP 21924394 A JP21924394 A JP 21924394A JP 3497572 B2 JP3497572 B2 JP 3497572B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、配管接続用フランジを
備えた電磁流量計検出器に関する。 【0002】 【従来の技術】電磁流量計検出器としては、例えば特願
昭61−224847号に記載されている技術がある。
図7はかかる電磁流量計検出器の構造図である。測定管
1は、被測定流体の圧力、温度変化による配管の伸縮に
基づく引張又は圧縮の力を担う強度母体とし、かつそれ
に耐える所要の内径、肉厚、長さを有する剛構造部材と
し、被磁性金属、例えばステンレスのパイプにより形成
されている。 【0003】この測定管1の長手方向の中心位置におけ
る直径軸線と同心には、配線導出用パイプ2が溶接され
ている。この配線導出用パイプ2は、非磁性金属、例え
ばステンレスからなり、所要の径及び長さを有してい
る。 【0004】別途、金属薄板例えば鋼の薄板を巻板加工
して環状の連続コイルが作られ、これが1巻づつ切断さ
れ端末同志が溶接され、測定管1に嵌合する薄板リング
状のコイル室側板3が作製される。 【0005】又、配管接続用フランジ4は、被測定流体
の圧力に基づく所要規格のものであり、剛性を高めたハ
ブ5付きの形状とし、所定のボルト穴が形成されてい
る。なお、配管接続用フランジ4の材質は、非磁性金属
でも磁性金属でもよい。 【0006】上記コイル室側板3は、2枚を測定管1の
長手方向中心で振り分けて所要の間隔で測定管1に対し
て外嵌溶接され、さらに配管接続用フランジ4は測定管
1の両端部に対して外嵌して溶接されている。 【0007】別途、端子箱取付台6は、磁性金属、例え
ば鋼により所要径の円板の下面に配線導出用パイプ2に
隙間を保って外嵌する内径のパイプが同心に取着され、
かつ前記円板に配線導出用パイプ2に嵌合する穴が明け
られた形状に作製されている。 【0008】この端子箱取付台6は、配線導出用パイプ
2に円板の穴を合わせて溶接されている。以上により測
定管部組立体が形成される。 【0009】この測定管部組立体の測定管1の内面及び
配管接続用フランジ4のライニングフレア部との接触面
には、ライニング7が施工されている。このライニング
7は、測定管1の内面及び配管接続用フランジ4のライ
ニングフレア部との接触面をサンドブラストにより粗面
とし、ゴム糊によって生ゴムを貼り付け、貼り付けを完
了した測定管部組立体を生蒸気缶に入れ、高温加硫を行
って施工されている。 【0010】このライニング施工済の測定管部組立体に
対し、配線導出用パイプ2の軸線と直交する測定管1の
直径軸線上に位置させて測定管1の対称な管壁にそれぞ
れ電極8が取付けられている。 【0011】これら電極8の軸線及び測定管1の管軸を
含む平面に対称に一対の鞍型コイル9が測定管1の外面
に取り付けられている。この鞍型コイル9の固定は、測
定管1の所要位置に溶接により設けたスタッドとハンド
及びナットにより行う。 【0012】そして、電極8及び鞍型コイル9の各引出
線は、配線導出用パイプ2に設けた窓穴を介してパイプ
2内に挿入され、このパイプ2を介して外部に導出さ
れ、端子箱取付台6に端子箱を取り付け、導出された各
引出線を所定の端子に接続している。 【0013】一方、一対のコイル室外周板10は、測定
管1に溶接取着された一対のコイル室側板3に、それぞ
れ管軸方向の端末が外嵌する長さ及び径を有する円筒を
その軸線及び配線導出用パイプ2の軸線を含む面で2分
割され、さらに端子箱取付台6のパイプに係合する半円
状の切欠きを設けた形状に磁性金属、例えば薄鋼板で形
成されている。 【0014】この一対のコイル室外周板10は、電気部
品の取付け及び配線の終わった測定管部組立体に対して
取付けられ、又、コイル室側板3及び端子箱取付台6の
パイプとの当接部位及びそのコイル室外周板10の接合
端同志がそれぞれ溶接されている。 【0015】特に測定管1の両端部における配管接続用
フランジ4の部分の構造を説明すると、図8に示すよう
に、測定管1に対して一対のコイル室側板3が外嵌溶接
されている。 【0016】又、測定管1の両端部には、一対の配管接
続用フランジ4が溶接され、測定管組立体に対してライ
ニング7が施工されている。このライニング施工済みの
測定管組立体には、電極8及び励磁コイル9が組み立て
られている。 【0017】一対のコイル室側板3には、円筒をその軸
を含む面で2分割し管軸方向端末が外嵌する形状に磁性
金属薄板で形成された一対のコイル室外周板10が取付
けられている。 【0018】そして、測定管組立体との当接部位及びコ
イル室外周板10の接合端同志は、それぞれ溶接されて
いる。このような電磁流量計検出器の構造であれば、測
定管1自体が被測定流体からの応力や配管接続時の応力
を担う所要強度を有する非磁性金属からなる剛構造部材
であり、柔構造のコイル室側板3、コイル室外周板1
0、励磁コイル9及び測定管1から形成される磁気回路
部は、配管接続用フランジ4と絶縁されている。 【0019】このため、磁気回路部には、配管接続時の
応力が伝わらず、悪影響が発生しないものであり、かつ
配管接続用フランジ4を相手配管規格に合わせて選択す
ることにより、その他の構成部品を共通化できて製品仕
込みの上で有利なものとなる。 【0020】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如く溶接構造の電磁流量計検出器であれば、測定管1に
所要強度を担わせるため肉厚が厚くなることや、コイル
室側板3と配管接続用フランジ4との間に溶接作業をす
るスペースが必要であり、この溶接作業スペースにより
全長が長くなること等の理由により重量が増加する。 【0021】これと共にコイル室側板3の溶接部位とコ
イル室外周板10の溶接部位とにおける各溶接不良によ
り、気密漏れの発生が懸念される。又、測定管1の両端
部の各配管接続用フランジ4を配管側フランジに配管接
続する際、このときに外力により配管接続用フランジ4
や測定管1の端部に過度の応力が集中し、これが高じる
と破壊に至るような強度的に問題がある。 【0022】特にこのような測定管1の両端部における
応力の集中は、配管接続用フランジ4や測定管1の溶接
部位において著しく、これら接合部位には、大きな曲げ
モーメントが生じ、これを緩和させるための対策が必要
とされる。 【0023】このため、配管接続用フランジ4と測定管
1との溶接部位における強度を確保するため、配管接続
用フランジ4や測定管1が充分な所要強度を有するよう
に厚く形成しなければならない。 【0024】このような厚く形成する構造では、配管接
続用フランジ4と測定管1との溶接部位に対しての応力
集中を回避することは困難であり、これを防止するため
に各部の厚みをより一層厚く形成する必要があり、この
結果、電磁流量計検出器の重量が増加し、さらにコスト
が高くなってしまう。 【0025】又、特願昭61−224847号には、図
9に示すようにボルト穴付きの配管接続用フランジ11
とコイル室側板12とを一体化した構造が記載されてお
り、このような構造であれば、上記図8に示す構造に比
べて多少測定精度を低下させることが許される場合に適
用されるものである。 【0026】しかしながら、このような構造であれば、
配管接続用フランジ4や測定管1が充分な所要強度を有
するように厚く形成することが可能であるが、その厚み
や長さについては規定されておらず、確実に配管接続用
フランジ4と測定管1との溶接部位に対しての応力集中
を回避するものであるとは言いがたいものである。 【0027】そこで本発明は、過度な応力集中による破
壊といった事態を防止できるとともに気密性の向上を図
り、かつ全体の軽量化及び低コスト化を達成できる電磁
流量計検出器を提供することを目的とする。 【0028】 【課題を解決するための手段】 【0029】 請求項1によれば、非磁性金属製の測定
管の外周部に励磁コイルを設置した電磁流量計検出器に
おいて、前記測定管の両端部に対して、配管接続用フラ
ンジ及び励磁コイルを収納するためのコイル室側板を測
定管補強鍔を介して一体化し、内面側が非磁性材料で外
周側が炭素鋼とする傾斜機能材料から成る二重構造フラ
ンジ部をそれぞれ前記測定管と一体的に形成した電磁流
量計検出器である。 【0030】 【作用】 【0031】 請求項1によれば、配管接続用フランジ
及び励磁コイルを収納するためのコイル室側板を測定管
補強鍔を介して一体化し、内面側が非磁性材料で外周側
が炭素鋼とする傾斜機能材料から成る二重構造フランジ
部を非磁性金属製の測定管の両端部に対してそれぞれ
記測定管と一体的に形成したので、この二重構造フラン
ジ部により、機械的な応力が作用する測定管両端部に対
する補強が図れ、かつ配管接続用フランジとコイル室側
板との間の溶接箇所を削減できて気密漏れ及び作業コス
トを低減できる。 【0032】 【0033】 【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図面を
参照して説明する。なお、図7と同一部分には同一符号
を付してその詳しい説明は省略する。図1は電磁流量計
検出器の配管接続用フランジの部位を示す構成図であ
る。 【0034】ここで、この電磁流量計検出器の構造を実
現した背景を説明すると、図2に示すような測定管1の
端面に対して配管接続用フランジから曲げモーメントM
o が作用すると、測定管1のX軸方向の曲げモーメント
Mxは、図3に示すように測定管1の端面から離れるに
従って減少していき、ある距離以上離れると測定管1に
は配管接続用フランジからの曲げモーメントMo は作用
しなくなることが知られている。 【0035】なお、図2及び図3において、Mo は作用
モーメント、Mxは位置xでの発生モーメント、βは測
定管1の直径と肉厚で決まる定数であって、 β4 =3×(1−ν2 )・(1/a2 ・h2 ) …(1) の関係となっている。 【0036】ここで、νはポアソン比、aは測定管1の
半径、hは測定管1の肉厚である。このことから配管接
続時の応力を担う所要強度を有する測定管1の肉厚が必
要なのは、曲げモーメントMxが作用する範囲内であ
り、この範囲を過ぎて中心付近の測定管1の肉厚は、流
体圧力からの応力を担う厚さを備えればよい。 【0037】従って、測定管1の軽量化を図り、かつ所
要強度を有する構造にするには、測定管1の端面付近を
厚肉に形成し、中心付近を薄肉に形成することにより実
現するものである。 【0038】図1に示す電磁流量計検出器の構造を説明
すると、測定管1は、被測定流体の圧力、温度変化によ
る配管の伸縮に基づく引張又は圧縮の力を担う強度母体
とし、かつそれに耐える所要の内径、肉厚、長さを有す
る剛構造部材とし、被磁性金属、例えばステンレスのパ
イプにより形成されている。 【0039】この測定管1の内面には、配管接続用フラ
ンジ21の外側面をも含めてテフロン、ゴム等の絶縁ラ
イニング7が全面に渡って被覆形成されている。このラ
イニング7の施された測定管1の長手方向中央の直径軸
線上には、対向する接続端を有する一対の電極8が挿通
され、かつこの電極8の軸線及び測定管1の管軸を含む
平面に対称に磁界を加えるための一対の励磁コイル9が
測定管1の外周部にそれぞれ固定されている。 【0040】なお、電極8により導電性を有する被測定
流体中で生じる起電力が取り出され、測定管1内に流れ
る被測定流体の流量が測定されるようになっている。こ
の測定管1の両端部には、一対の二重構造フランジ部2
0が機械加工により作製されて外嵌溶接されている。 【0041】この二重構造フランジ部20は、被測定流
体の圧力に基づく所要規格の配管接続用フランジ21と
励磁コイル9を収納するための薄板リング状のコイル室
側板22とを測定管補強鍔23を介して一体的に形成し
たものである。なお、測定管補強鍔23は、測定管1の
剛性を高めるためのものとなっている。 【0042】この二重構造フランジ部20の材質は、非
磁性金属でも磁性金属でもよい。上記測定管補強鍔23
の厚さは、電磁流量計検出器の呼口径をDと表したとき
に0.01D〜0.6Dに形成されている。 【0043】この測定管補強鍔23の厚さ0.01D〜
0.6Dは、有限要素法(FEM:有限要素法解析ソフ
トI−DEAS;Structural Dynamics Research Corpo
ration)による強度解析に基づいて得られている。 【0044】すなわち、電磁流量計において配管接続時
や流体圧力により機械的な応力が加わる部分である測定
管1及びコイル室側板22と配管接続用フランジ21
を、測定管補強鍔23で一体的に形成した二重構造フラ
ンジ部20等をモデル化し、有限要素法による強度計算
により解析を行い、その計算結果に基づいて測定管補強
鍔23の厚さを0.01D〜0.6Dに形成している。 【0045】ここで、有限要素法による強度解析計算モ
デルは、配管接続用フランジ21をSS400、測定管
1をSUS304により形成し、設計圧力はJIS 10
kとし、測定管1や配管接続用フランジ21等に作用す
る外力条件、測定管1の内面に作用する流体圧力による
力P、管軸方向への配管ボルトの締め付け力Fなどを演
算することにより強度解析計算を行っている。なお、S
S400とSUS304の許容最大応力は101MPa
(10.3kgf/cm2 )である。 【0046】このような構造の電磁流量計検出器であれ
ば、配管接続用フランジ21の根元に集中する応力を分
散させるために適当な測定管補強鍔23の厚さの選定を
行って必要かつ充分な強度を持つものとなる。 【0047】又、市販の鋼材から形成し各部材の厚さを
できるだけ薄くすることで、軽量化及び低コスト化が実
現できる。すなわち、図7に示す従来の電磁流量計検出
器との比較を説明すると、従来構造では測定管1に対し
て直接配管接続用フランジ4を溶接固定しているので、
これを呼口径50Aについて有限要素法により強度解析
を行うと、図4に示すように配管接続用フランジ4の根
元に最大で101MPa(10.3kgf/cm2 )(材料
の最大応力値σmax )に達する応力が局部的に集中して
発生し、破壊を生じる可能性のあることが確認された。 【0048】さらに、有限要素法による強度計算に基づ
き種々の検討を行った結果、配管接続用フランジ21の
根元のR面寸法をR5以上とし、又測定管補強鍔23を
電磁流量計検出器の各呼口径Dに対して図5に示すよう
な厚さ係数の範囲(斜線領域)で形成することにより、
発生最大応力を材料の最大応力値σmax 以下にすること
ができる。 【0049】これにより、測定管補強鍔23及び配管接
続用フランジ4の全体に亘って応力が分散されることが
確認された。このように上記第1の実施例においては、
測定管1の両端部に、配管接続用フランジ21及びコイ
ル室側板22を測定管補強鍔23を介して一体的に形成
した二重構造フランジ部20をそれぞれ設け、この測定
管補強鍔23の厚さを、電磁流量計検出器の呼口径をD
と表したときに0.01D〜0.6Dに形成したので、
配管接続用フランジ21とコイル室側板22との間の溶
接箇所を削減して気密漏れを無くすとともに作業コスト
を下げ、かつ溶接作業スペースが不要となることにより
全長を短縮できる。 【0050】又、機械的な応力が作用する部分である測
定管1の端面部を二重構造フランジ部20により補強し
てあるので、測定管1の肉厚を薄くして軽量化できる。
この軽量化や配管接続用フランジ21の根元に集中する
応力を分散・緩和するための寸法最適化の目的で測定管
1と二重構造フランジ部20をモデル化し、有限要素法
を用いた強度計算により解析を実施し、測定管補強鍔2
3の肉厚を0.01D〜0.6Dに形成することによ
り、測定管1の肉厚を薄くでき、同時に配管応力に対し
て必要かつ充分な強度を持たせることができ、小形・軽
量化、さらには低コスト化が実現できる。 (2) 次に本発明の第2の実施例について説明する。な
お、図7と同一部分には同一符号を付してその詳しい説
明は省略する。 【0051】図6は電磁流量計検出器の配管接続用フラ
ンジの部位を示す構成図である。測定管30の両端部に
は、配管接続用フランジ31及びコイル室側板32を測
定管補強鍔33を介して一体化した二重構造フランジ部
34がそれぞれ一体的に形成されている。 【0052】この測定管補強鍔33の厚さは、上記同様
に電磁流量計検出器の呼口径をDと表したときに0.0
1D〜0.6Dに形成されている。又、この二重構造フ
ランジ部34は、内面側すなわち測定管30の内面側と
もなる内面側を非磁性材料例えばSUSとし、外周側を
炭素鋼SSとする傾斜機能材料により形成されている。 【0053】すなわち、測定管30の内面が非磁性材
料、二重構造フランジ部34が炭素鋼となっている。こ
のような構成であれば、配管接続用フランジ21とコイ
ル室側板22との間の溶接箇所を削減して気密漏れを無
くすとともに作業コストを下げ、かつ溶接作業スペース
が不要となることにより全長を短縮できる。 【0054】特に溶接作業の箇所を省略でき、気密性の
向上が図れるとともにコストダウンが実現できる。又、
機械的な応力が作用する部分である測定管30の端面部
を二重構造フランジ部34により補強してあるので、測
定管30の肉厚を薄くして軽量化することができる。 【0055】さらに有限要素法を用いた強度計算により
解析を実施し、測定管補強鍔33の肉厚を0.01D〜
0.6Dに形成することにより、測定管30の肉厚を薄
くでき、同時に配管応力に対して必要かつ充分な強度を
持たせることができ、小形・軽量化、さらには低コスト
化が実現できる。 【0056】なお、本発明は、上記第1及び第2の実施
例に限定されるものでなく次の通り変形してよい。例え
ば、上記第2の実施例において二重構造フランジ部34
は、内面側を非磁性材料とし、外周側を炭素鋼とする傾
斜機能材料により形成しているが、これに限らずSS4
00又はSUS304により形成してもよい。このよう
な構造としても、溶接作業の箇所を省略でき、気密性の
向上が図れるとともにコストダウンが実現できる。 【0057】 【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、過
度な応力集中による破壊といった事態を防止できるとと
もに溶接箇所を削減できて気密性の向上を図り、かつ低
コスト化を達成できる電磁流量計検出器を提供できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係わる電磁流量計検出器の第1の実施
例を示す構造図。 【図2】測定管の端面に曲げモーメントが加わった状態
を示す模式図。 【図3】測定管の端面に曲げモーメントが作用したとき
の管軸方向の曲げモーメントの大きさを示す特性図。 【図4】呼口径50Aにおける測定管補強鍔の厚さに対
する発生応力を示す特性図。 【図5】各呼口径における測定管補強鍔の厚さと呼口径
との関係を示す特性図。 【図6】本発明に係わる電磁流量計検出器の第2の実施
例を示す構造図。 【図7】従来の電磁流量計検出器の構造図。 【図8】電磁流量計検出器の配管接続用フランジ部位の
構造図。 【図9】電磁流量計検出器の他の配管接続用フランジ部
位の構造図。 【符号の説明】 1,30…測定管、7…ライニング、8…電極、9…励
磁コイル、10…コイル室外周板、20,34…二重構
造フランジ部、21,31…配管接続用フランジ、2
2,32…コイル室側板、23,33…測定管補強鍔。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】非磁性金属製の測定管の外周部に励磁コイ
    ルを設置した電磁流量計検出器において、前記測定管の
    両端部に対して、配管接続用フランジ及び前記励磁コイ
    ルを収納するためのコイル室側板を測定管補強鍔を介し
    て一体化し、内面側が非磁性材料で外周側が炭素鋼とす
    る傾斜機能材料から成る二重構造フランジ部をそれぞれ
    前記測定管と一体的に形成したことを特徴とする電磁流
    量計検出器。
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