JPH0696189B2 - 鋼板と銅パイプの接合方法 - Google Patents
鋼板と銅パイプの接合方法Info
- Publication number
- JPH0696189B2 JPH0696189B2 JP21939786A JP21939786A JPH0696189B2 JP H0696189 B2 JPH0696189 B2 JP H0696189B2 JP 21939786 A JP21939786 A JP 21939786A JP 21939786 A JP21939786 A JP 21939786A JP H0696189 B2 JPH0696189 B2 JP H0696189B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copper pipe
- steel plate
- brazing
- joining
- steel plates
- Prior art date
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- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鋼板と銅パイプの接合方法に係り、特に高い封
止性能を得るに好適な鋼板と銅パイプの接合方法に関す
る。
止性能を得るに好適な鋼板と銅パイプの接合方法に関す
る。
従来の接合法は、第3図(1)に示す様に鋼板1に設け
た穴1aに、銅パイプ2をある程度の隙間3を以って嵌合
し、銅パイプ2内径側に挿入する芯出し機構部4を中心
に回転させ、適宜位置に設置した非消耗式電極5より不
活性ガス中で、アーク6を発生させ加熱し、次に送給す
るフィラーワイヤ7を溶融し、第3図(2)に示す様
に、鋼板1と銅パイプ2を接合する方法を採用してい
た。
た穴1aに、銅パイプ2をある程度の隙間3を以って嵌合
し、銅パイプ2内径側に挿入する芯出し機構部4を中心
に回転させ、適宜位置に設置した非消耗式電極5より不
活性ガス中で、アーク6を発生させ加熱し、次に送給す
るフィラーワイヤ7を溶融し、第3図(2)に示す様
に、鋼板1と銅パイプ2を接合する方法を採用してい
た。
上記の従来技術は第3図(1)に示す隙間3の大小によ
り、同一ろう付け諸元では、そのろう付け性が大幅に変
動し、強度及び穴明き等が発生し封止性能にばらつきが
生ずる。特に量産性に上記ろう付けを採用する場合は、
鋼板1の穴明け精度、銅パイプ2の外径精度のばらつき
が直接ろう付け性能に影響を与える。また、鋼板1及び
銅パイプ2共、夫々内径、外径寸法を高精度に製作して
も、第3図(1)破線に示す様に、芯出し機構部4の回
転中心に対し鋼板1の穴1a中心が偏心した場合は、ろう
付け部8全周間でばらつきが発生し、安定した接合部が
得られない等の問題があった。
り、同一ろう付け諸元では、そのろう付け性が大幅に変
動し、強度及び穴明き等が発生し封止性能にばらつきが
生ずる。特に量産性に上記ろう付けを採用する場合は、
鋼板1の穴明け精度、銅パイプ2の外径精度のばらつき
が直接ろう付け性能に影響を与える。また、鋼板1及び
銅パイプ2共、夫々内径、外径寸法を高精度に製作して
も、第3図(1)破線に示す様に、芯出し機構部4の回
転中心に対し鋼板1の穴1a中心が偏心した場合は、ろう
付け部8全周間でばらつきが発生し、安定した接合部が
得られない等の問題があった。
本発明の目的は、強度及び封止性能にばらつきのない安
定した鋼板と銅パイプの接合方法を得ることにある。
定した鋼板と銅パイプの接合方法を得ることにある。
上記目的は、鋼板に設けた穴に銅パイプを固定的に仮接
合する工程と、上記鋼板と銅パイプ外周面で形成する角
部全周を不活性ガス雰囲気中で非消耗式電極によるアー
クで加熱する工程と、フィラーワイヤを送給し乍ら隅肉
状にろう付けする工程とからなることにより達成され
る。
合する工程と、上記鋼板と銅パイプ外周面で形成する角
部全周を不活性ガス雰囲気中で非消耗式電極によるアー
クで加熱する工程と、フィラーワイヤを送給し乍ら隅肉
状にろう付けする工程とからなることにより達成され
る。
ろう付け接合不良は、鋼板1の穴1aと銅パイプ2の隙間
の大小、或いは隙間の偏よりに起因するものであり、本
発明は鋼板1の穴1aと銅パイプ2を圧入或いは加締にて
仮接合し、両者間の隙間を皆無とすることにより、安定
したろう付接合部が得られる。
の大小、或いは隙間の偏よりに起因するものであり、本
発明は鋼板1の穴1aと銅パイプ2を圧入或いは加締にて
仮接合し、両者間の隙間を皆無とすることにより、安定
したろう付接合部が得られる。
以下、本発明の一実施例を第1図、第2図により説明す
る。第1図(1)は鋼板1の穴1aに、銅パイプ2を適宜
圧入代により圧入し仮接合した場合、第1図(2)は鋼
板1の穴1aに銅パイプ2を遊合した後、鋼板1の穴1a周
囲を銅パイプ2側に加締め仮接合した場合の夫々のろう
付け状態を示すもので、それらは何れも芯出し機構部4
に銅パイプ2内径が挿入され、該芯出し機構部4を中心
に回転し乍ら、適宜位置に設置した非消耗式電極5によ
り、不活性ガス中でアーク6を発生させ加熱し次にフィ
ラーワイヤを送給し、これを溶融し第2図(1)及び
(2)に示す様に、鋼板1端面と銅パイプ2外径で形成
するコーナ部を、謂わゆる隅肉状ろう付けする接合方法
である。
る。第1図(1)は鋼板1の穴1aに、銅パイプ2を適宜
圧入代により圧入し仮接合した場合、第1図(2)は鋼
板1の穴1aに銅パイプ2を遊合した後、鋼板1の穴1a周
囲を銅パイプ2側に加締め仮接合した場合の夫々のろう
付け状態を示すもので、それらは何れも芯出し機構部4
に銅パイプ2内径が挿入され、該芯出し機構部4を中心
に回転し乍ら、適宜位置に設置した非消耗式電極5によ
り、不活性ガス中でアーク6を発生させ加熱し次にフィ
ラーワイヤを送給し、これを溶融し第2図(1)及び
(2)に示す様に、鋼板1端面と銅パイプ2外径で形成
するコーナ部を、謂わゆる隅肉状ろう付けする接合方法
である。
以上、本実施例によれば、従来ろう付け法で接合精度の
ばらつきの、大きい要因となっていた第3図(1)に示
す隙間3を仮接合状態で、完全に無くしたことにより、
従来方法で接合部8穴明き等の欠陥の主原因となってい
たトーチ5と鋼板1の穴1a内径端面との距離の変動を無
視することができ、銅パイプ2内径からの芯出し精度も
良好に確保できる結果、安定したろう付け接合部が入手
できる。
ばらつきの、大きい要因となっていた第3図(1)に示
す隙間3を仮接合状態で、完全に無くしたことにより、
従来方法で接合部8穴明き等の欠陥の主原因となってい
たトーチ5と鋼板1の穴1a内径端面との距離の変動を無
視することができ、銅パイプ2内径からの芯出し精度も
良好に確保できる結果、安定したろう付け接合部が入手
できる。
本発明によれば簡便な芯出し構造を採用した上で、特に
鋼板1の一面側の隅肉ろう付けを採用することで、ろう
付け部の形状を簡便に観察することでその強度が保証で
き、更に洩れについても同様に外観的な点検で保証が可
能となる。これらは、大量生産の場合大いに接合部の管
理効果が発揮できる。
鋼板1の一面側の隅肉ろう付けを採用することで、ろう
付け部の形状を簡便に観察することでその強度が保証で
き、更に洩れについても同様に外観的な点検で保証が可
能となる。これらは、大量生産の場合大いに接合部の管
理効果が発揮できる。
第1図は本発明の一実施例で、(1)は圧入、(2)は
加締めにより仮接合した場合のろう付けの状況を示す側
断面図、第2図(1)及び(2)は第1図(1)及び
(2)夫々のろう付け接合部の状態を示す側断面図、第
3図は従来公知接合方法の一実施例を示すもので、
(1)はろう付け状態図、(2)はろう付接合部の状態
を示す側断面図である。 1……鋼板、1a……穴、1b……加締部、2……銅パイ
プ、4……芯出し機構部、5……トーチ、6……アー
ク、7……フィラーワイヤ、8……ろう付け接合部。
加締めにより仮接合した場合のろう付けの状況を示す側
断面図、第2図(1)及び(2)は第1図(1)及び
(2)夫々のろう付け接合部の状態を示す側断面図、第
3図は従来公知接合方法の一実施例を示すもので、
(1)はろう付け状態図、(2)はろう付接合部の状態
を示す側断面図である。 1……鋼板、1a……穴、1b……加締部、2……銅パイ
プ、4……芯出し機構部、5……トーチ、6……アー
ク、7……フィラーワイヤ、8……ろう付け接合部。
Claims (1)
- 【請求項1】鋼板に設けた穴に銅パイプを固定的に仮接
合する工程と、上記鋼板と銅パイプ外周面で形成する角
部全周を不活性ガス雰囲気中で非消耗式電極によるアー
クで加熱する工程と、フィラーワイヤを送給し乍ら隅肉
状にろう付けする工程とからなることを特徴とする鋼板
と銅パイプの接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21939786A JPH0696189B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 鋼板と銅パイプの接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21939786A JPH0696189B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 鋼板と銅パイプの接合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6376754A JPS6376754A (ja) | 1988-04-07 |
JPH0696189B2 true JPH0696189B2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=16734772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21939786A Expired - Fee Related JPH0696189B2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | 鋼板と銅パイプの接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0696189B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1061240A3 (de) * | 1999-06-17 | 2002-12-11 | Scambia Industrial Developments Aktiengesellschaft | Verfahren zum Verbinden von Verbindungsabschnitten einer Abgasanlage sowie Abgasanlage |
JP4782851B2 (ja) * | 2009-02-25 | 2011-09-28 | 島田理化工業株式会社 | ろう付け方法およびろう付け装置 |
-
1986
- 1986-09-19 JP JP21939786A patent/JPH0696189B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6376754A (ja) | 1988-04-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |