JPH0715881Y2 - 地下構造物用錠装置 - Google Patents

地下構造物用錠装置

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JPH0715881Y2
JPH0715881Y2 JP1989117896U JP11789689U JPH0715881Y2 JP H0715881 Y2 JPH0715881 Y2 JP H0715881Y2 JP 1989117896 U JP1989117896 U JP 1989117896U JP 11789689 U JP11789689 U JP 11789689U JP H0715881 Y2 JPH0715881 Y2 JP H0715881Y2
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stepped
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JP1989117896U
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JPH0358343U (ja
Inventor
博高 長島
Original Assignee
長島鋳物株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は地下構造物用の錠装置に関するものである。
(従来の技術) 地下構造物の蓋体を施錠する装置を設けたものには、実
公昭60-20675号をはじめ、各種の機構、構造を備えたも
のがある。これらの装置は、蓋側に鉤部材を設け、これ
を枠側の段部等に係合させる施錠構造を有する点で共通
している。
(技術的課題) こうした施錠構造を有していても水で押上げられるなど
異常な外力を受けるときは、錠が外れ、蓋体が浮き上が
ってしまうことがある。水の勢いにより蓋体が動いて鉤
部材が外れるのである。
本考案はこのような問題に着目してなされたものでその
目的は、閉蓋、施錠された状態にある蓋体に外力が働い
ても、蓋体は施錠部位を中心とした狭い一定の範囲に置
かれてそれ以上動くことがなく、それによって確実に施
錠状態が維持されるようにした地下構造物用錠装置を提
供することにある。
(技術的手段) 前記目的は、枠体1の開口内に設けられた段部3の下側
に係合し施錠するため、枠体1の開口を塞ぐ蓋体2の縁
部下面に鉤部材4をその上端部で軸支し、前記段部3の
下側に係合可能な係合部7を鉤部材4の下端に設け、解
錠の際に段部3の下方かつ開口の内方へ後退して前記係
合から外れる係合部7の先端上部に中央部が上方へ突出
した突部9を形成し、施錠状態に於て、蓋体2に回動力
が働いたときに係合部7の側面に当ってその動きを停止
12る左右の側段部5、6を段部3の下側に設け、前記突
部9と係合可能であり、その係合により係合部7を施錠
位置に誘導するため突部9の形状に対応した形状を有す
る凹部10を段部3の下側から側段部5、6へ到る部分に
設けたことによって達成される。
(実施例) 以下図面に基づいて説明する。例示の地下構造物は円形
開口1aを有する枠体1とこれを塞ぐ円形の蓋体2とから
成るマンホールであり、枠体1の開口1aの内側に突出し
て設けられた段部3に係合可能な鉤部材4が、蓋体周縁
部の下面に取付けられている。
鉤部材4は、蓋裏から段部3の下側に達する長さを有
し、下方の先端部に外方へ向って突出した係合部7を備
え、上部に内下方へ向ってのびた連絡片11を備えており
(第3図、第4図参照)、上端部左右に突設された支軸
12によって、蓋体側に形成された軸受部13に揺動可能に
軸支されている。なお連絡片11は、この鉤部材4に隣接
して軸支された解錠部材14の連動ピン15と係合してい
る。16は解錠部材14の先端の操作部で、蓋体2に形成さ
れた小開口17を閉じる。18は部材14内方に設けられた重
り、19は支軸を示す。
段部3は、蓋体2を受止めるため枠体内周に形成されて
いる内突縁を利用し、施錠状態に於て鉤部材先端の係合
部7の真上に位置するように設けられており、その左右
両側下位に設けられた側段部5、6とともに、係合部7
を上から囲む凹状の枠部8を形成している(第6図、第
8図参照)。
枠部8は、第3図、第4図に示された係合部上面の突部
9の形状に対応させて形成される。第3図の突部9は中
央の狭い平面9aとそれから左右下方へ直線的かつ対称に
傾斜した斜面9b、9cとからなる台形状であり、これと組
合わされる第6図の枠部8は、突部9に対応した台形状
の山形凹部10aとなっている。また第4図の突部9は中
央から左右へなだらかに傾斜した斜面9d、9eを有する対
称なドーム状であり、これに組合される第7図の枠部8
は、その突部9と対応したドーム状の山形凹部10bであ
る。これらの例のように枠部8及び鉤部材4の係合部7
を突状とすることにより、蓋体2を押上げる外力が働い
たときに突部9と山形凹部10a、10bが係合し、鉤部材4
を段部3の中央に位置決めする作用が働くので、左右に
ふれなくなる。
第9図、第10図は側段部5、6の下部を結ぶ下段部21を
設け、凹状の枠部8を閉じた枠形にしたもので、第6
図、第7図のものの変形例であり、他の構成は第6図、
第7図の例と同じである。各図中22は枠体開口1aに形成
した凹形の切除部を示す。
(作用) 本考案はこのように構成されているので、蓋体2が閉じ
られかつ施錠された状態では、蓋体2を回動させる外力
が働いても、鉤部材4の先端係合部7が左右の側段部
5、6に当るかするだけなので、それ以上激しく働くこ
とはなく、鉤部材4の係合を外す作用も殆んど働かなく
なる。さらに蓋体28押し上げる外力が働くと係合部7の
上面に設けてある突部9が、段部3にこれに対応して設
けた山形凹部10a、10bに係合することにより突部9と凹
部10の中心を一致させ、蓋体2の動きを減少させるよう
に作用するので蓋体2と枠体1の位置関係は常にほぼ一
定に保たれる。
(効果) 従って本考案によれば、閉蓋されかつ施錠された状態に
ある蓋体2に外力が働いても、鉤部材4はその突部9が
凹部10と係合して外れない状態に誘導され、蓋体2は施
錠部位を中心とした狭い一定の範囲におかれ、それ以上
動くことがないから、外力の影響を受ける割合が著しく
少なくなり、施錠の信頼性が格段に高められるという効
果を奏する。なお本案錠装置に対向するように、蓋体の
他側の縁部下面に蓋蝶番装置を設けるとより顕著な効果
が期待できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案装置の実施例を示すもので、第1図は平面
図、第2図は断面図、第3図、第4図は鉤部材2種の斜
視図、第5図は下方に開いた枠部を示す断面図、第6
図、第7図はその段部の2種の例を示す正面図、第8図
は閉じた枠部を示す断面図、第9図、第10図はその段部
の2種の例を示す正面図である。 1……枠体、2……蓋体、3……段部、4……鉤部材、
5、6……側段部、7……係合部、8……枠部、9……
突部、10……山形凹部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠体1の開口内に設けられた段部3の下側
    に係合し施錠するため、枠体1の開口を塞ぐ蓋体2の縁
    部下面に鉤部材4をその上端部で軸支し、前記段部3の
    下側に係合可能な係合部7を鉤部材4の下端に設け、解
    錠の際に段部3の下方かつ開口の内方へ後退して前記係
    合から外れる係合部7の先端上部に中央部が上方へ突出
    した突部9を形成し、施錠状態に於て、蓋体2に回動力
    が働いたときに係合部7の側面に当ってその動きを停止
    させる左右の側段部5、6を段部3の下側に設け、前記
    突部9と係合可能であり、その係合により係合部7を施
    錠位置に誘導するため突部9の形状に対応した形状を有
    する凹部10を段部3の下側から側段部5、6へ到る部分
    に設けたことを特徴とする地下構造物用錠装置。
  2. 【請求項2】段部3の左右と、両側段部5、6の上部と
    は連続していて、鉤部材4の先端の係合部7を上から囲
    む凹状の枠部8を形成している請求項第1項記載の地下
    構造物用錠装置。
  3. 【請求項3】鉤部材4の先端の係合部7は、上面に上方
    へ突出した突部9を有し、段部3は前記突部9を受け入
    れ略中央部に安定させる山形凹部10を有する請求項第2
    項記載の地下構造物用錠装置。
JP1989117896U 1989-10-05 1989-10-05 地下構造物用錠装置 Expired - Lifetime JPH0715881Y2 (ja)

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JPS60178053U (ja) * 1984-04-27 1985-11-26 株式会社 神戸鋳鉄所 マンホ−ル蓋の係合装置
JPH02120540U (ja) * 1989-03-10 1990-09-28

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