JP2003328379A - マンホール蓋構造 - Google Patents

マンホール蓋構造

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JP2003328379A
JP2003328379A JP2002134318A JP2002134318A JP2003328379A JP 2003328379 A JP2003328379 A JP 2003328379A JP 2002134318 A JP2002134318 A JP 2002134318A JP 2002134318 A JP2002134318 A JP 2002134318A JP 2003328379 A JP2003328379 A JP 2003328379A
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俊哉 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マンホールの内圧を解放できながら、マンホ
ール蓋をあまり持ち上げなくてもマンホール蓋を開ける
ようにする。 【解決手段】 受枠2とマンホール蓋4との間に、内圧
解放機能を有する閉蓋ロック機構を設ける。閉蓋ロック
機構の凹凸係合構造10と錠止構造13とは、マンホー
ル蓋4の径方向に対向する位相位置に配置される。凹凸
係合構造10の接合突起8と接合凹部9とは横向きに凹
凸係合し、接合突起8と接合凹部9との間には浮上隙間
Eが設けられている。錠止構造13のラッチ14の先端
部14aと受け凹部15とは横向きに係合する。マンホ
ール蓋4の上面のキー孔25にキー26を入れて、キー
26でラッチ14を凹所19内へ退入させることで、ラ
ッチ14の先端部14aと受け凹部15との係合が解除
される。ラッチ14の先端部14aと受け凹部15との
間には浮上隙間Eが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閉蓋ロック機構が
設けてあるマンホール蓋構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のマンホール蓋構造としては、例
えば特開平9−296470号公報にみることができ
る。そこでは、マンホール蓋の下面側に、三角状の錠止
金具を軸まわりに揺動自在に吊り下げ、そのマンホール
蓋の下面対向位置にヒンジ金具を配置している。
【0003】そして、錠止金具をこれの自重で、マンホ
ール蓋が嵌め込まれる受枠に設けた係合部に係合させる
ことにより、マンホール蓋が上方移動可能に、しかし抜
け外れは不能に係合案内されて、集中豪雨の際の異常な
揚水圧やマンホール内で発生するガス圧などがマンホー
ル蓋に加わっても、マンホール蓋が上昇変位してマンホ
ール内に充満する流水やガスを放出して、マンホールの
内圧を解放するようにしている。
【0004】かかるマンホール蓋を開ける場合には、マ
ンホール蓋のキー孔にベルクランク形のキーを挿入し
て、錠止金具の頭部を押圧し、錠止金具をこれの自重に
抗して解除方向に揺動させて、受枠の係合部との係合状
態を解除する。この状態で、キーを軸心まわりに90度
回動させて、キーの先端部をキー孔の内部に上方へ抜け
止め状に係合し、このままキーを持ち上げて蓋全体が上
下反転状になるまで揺動させるか、あるいはキーでマン
ホール蓋を持ち上げた姿勢のままヒンジ金具を中心に蓋
全体を水平方向へ180度旋回させることで、マンホー
ル蓋を全開するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】マンホール蓋は、球状
黒鉛鋳鉄(FCD)などで形成されて重量が大きくなっ
ているため、前述のようにマンホール蓋を上下反転状に
なるまで揺動させることは容易ではない。また、前記マ
ンホール蓋を水平方向へ旋回させる場合でも、錠止金具
がマンホール蓋の下面側に吊り下がっているため、錠止
金具が受枠よりも高くなるまでマンホール蓋を持ち上げ
る必要があり、その分だけ作業者に負担が掛かる。
【0006】そこで本発明の目的は、このような実情に
着目してなされたものであって、マンホールの内圧を解
放できながら、マンホール蓋の持ち上げ量が少なくても
マンホール蓋を全開できるようにして作業者の負担を軽
減できるマンホール蓋構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のマンホール蓋構
造は、図1に示すごとく、環状の受枠2と、その受枠2
に対して着脱自在に嵌め込み装着されるマンホール蓋4
とを備えており、マンホール蓋4と受枠2との間に、内
圧解放機能を有する閉蓋ロック機構が設けてある。閉蓋
ロック機構は、マンホール蓋4と受枠2との間に設けら
れた凹凸係合構造10と錠止構造13とで構成されてお
り、凹凸係合構造10と錠止構造13とが、マンホール
蓋4の径方向に対向する位相位置にそれぞれ配置されて
いる。凹凸係合構造10は、マンホール蓋4と受枠2と
の間で横向きに凹凸係合する接合突起8と接合凹部9と
を備えており、接合突起8と接合凹部9との間には、内
圧解放時のマンホール蓋4の浮上を許すための浮上隙間
Eが設けられている。錠止構造13は、マンホール蓋4
と受枠2との間で横向きに係合するラッチ14と受け凹
部15とを備えている。ラッチ14は、受け凹部15に
向けて開口する凹所19の内部に収容されて、ラッチ1
4の先端部14aが受け凹部15に対し係脱移動自在に
なっているとともに、その凹所19の内部に収容された
ばね部材24で受け凹部15側へ付勢されている。マン
ホール蓋4の上面の外周寄り部位に、ラッチ14を係合
解除方向に作動させるキー26を抜き差し可能にするキ
ー孔25が凹所19の内部と連通するよう設けられてい
る。ラッチ14の先端部14aと受け凹部15との間に
は、内圧解放時のマンホール蓋4の浮上を許すための浮
上隙間Eが設けられている。
【0008】ここでは、接合突起8がマンホール蓋4に
設けられて接合凹部9が受枠2に設けられている場合
と、接合突起8が受枠2に設けられて接合凹部9がマン
ホール蓋4に設けられている場合とが含まれる。また、
ここでは、凹所19がマンホール蓋4に設けられて受け
凹部15が受枠2に設けられている場合と、受け凹部1
5がマンホール蓋4に設けられて凹所19が受枠2に設
けられている場合とが含まれる。
【0009】上記のラッチ14は、その先端部14aの
横幅方向の中心Cが、接合突起8の横幅方向の中心Aと
マンホール蓋4の中心Oとを結ぶ直線Bからずれた位置
に配置されており、これに応じた位相位置に受け凹部1
5と接合凹部9とが配置されているものとすることがで
きる。
【0010】
【発明の作用効果】本発明によれば、マンホール蓋4
を、凹凸係合構造10と錠止構造13とで閉蓋ロックで
きるようにし、従来不可欠であったヒンジ金具を省略す
るので、その分だけ閉蓋ロック機構を簡素化し、コスト
を削減できる。接合突起8と接合凹部9との間、および
ラッチ14の先端部14aと受け凹部15との間にそれ
ぞれに浮上隙間Eを設けるので、マンホール内に流水や
ガスが充満し内圧が高まると、マンホール蓋4が浮上し
て流水やガスを逃がし、マンホール蓋4の破壊や脱落に
伴う二次災害の発生を防止できる。
【0011】マンホール蓋4は、錠止構造13を解錠操
作するだけで受枠2から取り外すことができるので、1
人の作業者のみでマンホール蓋4を開閉できるうえ、接
合突起8と接合凹部9との係合を解除してしまえば、マ
ンホール蓋4を受枠2から完全に分離できるので、全解
放時の蓋移動量を最小限化して、蓋開閉時の作業者の負
担を軽減できる。しかも、接合突起8と接合凹部9とが
横向きに凹凸係合するとともに、ラッチ14と受け凹部
15とが横向きに係合するので、それらの厚さが小さく
て済み、その分だけマンホール蓋4を開ける際にマンホ
ール蓋4をあまり持ち上げなくても済んで、これによっ
ても作業者の負担を軽減できる。
【0012】キー26をキー孔25に入れ、ラッチ14
を係合解除方向に作動させてラッチ14の先端部14a
を受け凹部15から外さないと、マンホール蓋4を開放
できないので、いたずらによる蓋開放をよく防止でき
る。
【0013】ラッチ14の先端部14aの横幅方向の中
心Cが、接合突起8の横幅方向の中心Aとマンホール蓋
4の中心Oとを結ぶ直線Bからずれた位置に配置され
て、これに応じた位相位置に受け凹部15と接合凹部9
とが配置されていると、誤ってマンホール蓋4を水平方
向へ180度反転した状態で受枠2に装着しようとして
も、接合突起8が受け凹部15に嵌合できないととも
に、ラッチ14の先端部14aが接合凹部9に嵌合でき
ないことになり、誤装着を確実に防止できることにな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1実施例) 図1ないし図6
は、本発明に係るマンホール蓋構造の第1実施例を示
す。図1において、1はマンホール口、2はマンホール
口1にアンカーボルト3で据え付けられた状態で路面な
どに埋設される環状の受枠、4は受枠2内に嵌め込まれ
る円板形状のマンホール蓋であり、このマンホール蓋4
は、下面が下凸状に湾曲する普通鋳鉄(FC)製の鋳造
品からなる。そして、マンホール蓋4が、受枠2に対し
着脱自在に嵌め込み装着されている。
【0015】受枠2は、環状の筒壁2aの下端外周縁に
フランジ状のベース2bを張り出した普通鋳鉄(FC)
製の鋳造品からなる。筒壁2aの内面には、マンホール
蓋4が装着される装填部5が設けてある。装填部5は、
下方に向かって漸次小径となる下すぼまりのテーパ面
(内周面)5aと、マンホール蓋4の下面周縁の接合座
7を受け止める段壁5bとからなる。マンホール蓋4の
外周面6は、下方に向かって漸次小径となる下すぼまり
のテーパ状に形成されている。
【0016】そして、マンホール蓋4が装填部5に嵌め
込まれて、マンホール蓋4の接合座7が段壁5bで受け
止められた状態で(図1の状態)、マンホール蓋4の外
周面6と受枠2のテーパ面5aとが、例えば数mm程度の
隙間を介した状態で対向している。この隙間によって、
後述するマンホール蓋4の接合突起8を受枠2の接合凹
部9へ嵌め込む際の操作が容易になる。
【0017】マンホール蓋4は、内圧解放機能を有する
閉蓋ロック機構を介して受枠2に連結される。つまり、
図1において閉蓋ロック機構は、マンホール蓋4の外周
面6と受枠2のテーパ面5aとの間に設けた凹凸係合構
造10と、この凹凸係合構造10とマンホール蓋4の径
方向にほぼ対向する位相位置においてマンホール蓋4の
下面と受枠2との間に設けた錠止構造13とで構成す
る。
【0018】凹凸係合構造10は、マンホール蓋4の外
周面6の下端寄りに横向きに突設した接合突起8と、受
枠2のテーパ面5aに凹み形成した接合凹部9とからな
り、両者8・9の横向きの凹凸係合によって、マンホー
ル蓋4を一定量上昇変位可能に、しかし分離は不能に接
合している。
【0019】接合突起8と接合凹部9の内面上壁9aと
の間には、マンホール蓋4の上昇変位(浮上)を許すた
めの浮上隙間Eを設けてあり、この浮上隙間Eの範囲内
を接合突起8が上方変位できるようにしている。また、
マンホール蓋4が周方向に若干ずれても接合突起8が接
合凹部9に嵌合できるように、図2に示すごとく接合凹
部9の横幅方向(図2では上下方向)の幅寸法L1は、
接合突起8の横幅方向の幅寸法L2よりも、例えば5mm
程度大きくしている。
【0020】錠止構造13は、図1に示すごとくマンホ
ール蓋4側に装着されたラッチ14と、受枠2のテーパ
面5aに凹み形成した受け凹部15とを備えており、ラ
ッチ14と受け凹部15とが横向きに係合する。ラッチ
14は、図3に示すごとくほぼ四角形の平板状に形成さ
れており、その先端面と下面の交わる角に円弧またはフ
ラットな斜面16(図1)を形成しており、一側面にキ
ー受け凹部17を形成している。キー受け凹部17の後
面17aは、後述するキー孔25へ差し入れられたキー
26がラッチ14の上面に干渉しないよう傾斜面に形成
されている(図1参照)。
【0021】マンホール蓋4の外周面6の一部には、ラ
ッチ14を収容するための凹所19が受枠2の受け凹部
15と向き合って開口するように設けられている。ま
た、マンホール蓋4が周方向に若干ずれてもラッチ14
の先端部14aが受け凹部15に嵌合できるように、受
け凹部15の横幅方向(図3では上下方向)の幅寸法L
3は、ラッチ14の先端部14aの幅寸法L4よりも、
例えば5mm程度大きくしている。
【0022】凹所19の底側は、図1に示すごとくマン
ホール蓋4の内面から下方へ膨出状に一体形成される底
壁20で塞がれており、凹所19の内部とマンホール口
1の内部とがその底壁20で遮断される。底壁20の外
周面21は、マンホール蓋4の外周面6と面一なテーパ
状に形成されている。
【0023】ラッチ14の下面には、図3に示すごとく
マンホール蓋4の径方向(図3では左右方向)に細長い
溝22を設けてある。この溝22に、底壁20から突設
したストッパーピン23の先端を嵌合することで、ラッ
チ14の先端部14aが凹所19から突出して受枠2の
受け凹部15に嵌合する位置(図3の位置)と凹所19
内へ退入する位置(図4の位置)とにわたって直線往復
移動自在になるように、ラッチ14が凹所19内に組み
込まれる。そして、ラッチ14の後端(図3では右端)
と凹所19の内奥壁との間にばね部材24を介在させて
おり、このばね作用でラッチ14を常に突出方向に押圧
付勢している。
【0024】マンホール蓋4の上昇変位(浮上)を許す
ために、図1に示すごとくラッチ14の先端部14aの
上方に、前記凹凸係合構造10と同様に浮上隙間Eを確
保しており、この浮上隙間Eの範囲内をラッチ14の先
端部14aが上方変位できるようにしている。
【0025】図5に示すごとく、錠止構造13のラッチ
14の先端部14aの横幅方向(図5では上下方向)の
中心Cが、凹凸係合構造10の接合突起8の横幅方向の
中心Aとマンホール蓋4の中心Oとを結ぶ直線Bからず
れた位置に配置されており、これに応じた位相位置に受
け凹部15と接合凹部9とが配置されている。さらに、
接合突起8の横幅方向の幅寸法L2が受け凹部15の横
幅方向の幅寸法L3よりも大きくなっている。
【0026】これにより、誤ってマンホール蓋4を水平
方向へ180度反転した状態で受枠2に装着しようとし
ても、接合突起8が受け凹部15に嵌合できないととも
に、ラッチ14の先端部14aが接合凹部9に嵌合でき
ないことになり、誤装着が確実に阻止される。
【0027】マンホール蓋4の上面の外周寄り部位に
は、図3に示すごとくほぼI字状に形成されたキー孔2
5がラッチ14のキー受け凹部17の上方に対応するよ
うに開口されており、このキー孔25の上側からキー2
6を差し入れ可能になっている。つまり図6に示すごと
く、キー26の棒27の下端には、その棒27を挟んで
直線状に配置された一対のキー片28・28が直角に備
えられていて、キー片28・28を棒27と共にキー孔
25に差し入れ可能になっている。
【0028】以上のように構成したマンホール蓋構造に
よれば、マンホール内に充満する流水の圧力などがマン
ホール蓋4に作用するとき、先の浮上隙間Eの分だけ接
合突起8が上方移動して、受枠2の接合凹部9の内面上
壁9a(図1)で受け止められる。また、ラッチ14の
先端が前記浮上隙間Eの分だけ上方移動して、受枠2の
受け凹部15の内面上壁15a(図1)で受け止められ
る。
【0029】この浮上動作によってマンホール蓋4の外
周面6と受枠2のテーパ面5aとの間に大きな隙間が生
じて、マンホール内の流水などが隙間を介して流出され
る。従って、マンホール内の圧力が異常に高くなってマ
ンホール蓋4が吹き飛ばされたり、受枠2から脱落した
りするのを阻止できる。なお、前記内圧が減じると、マ
ンホール蓋4は自重で閉蓋位置へ復帰下降する。
【0030】マンホール蓋4を開放するときには、キー
26のキー片28・28をキー孔25から凹所19内に
差し入れて、図4に示すごとく棒27の軸心まわりに9
0度回動させる。このキー26の回動操作により、キー
片28・28の一方が、ラッチ14のキー受け凹部17
に係入された状態でラッチ14をばね部材24の力に抗
して退入させることができ、この退入に伴いラッチ14
の先端部14aと受け凹部15との係合が解除される
(図4の状態)。
【0031】また、前記棒27の軸心まわりに90度回
動させた状態では、キー片28・28が凹所19の上面
に突き当たることで上方へは抜け止め状になっており、
このままキー26を持ち上げることでマンホール蓋4が
持ち上がる。そして、キー26を引っ張るなどしてマン
ホール蓋4の裏側の縁を装填部4の開口周縁壁上に斜め
に引きずり上げることで、接合突起8が接合凹部9から
抜き出される。なお、この傾斜状態において接合突起8
が接合凹部9の底壁に接当干渉するのを防ぐために、接
合突起8の下面は僅かに傾斜している(図1参照)。
【0032】以後は、キー26を引っ張るなどして、例
えば、マンホール蓋4の全体を水平方向へ180度旋回
させて、マンホール蓋4を受枠2の外へ移動させる。こ
れによりマンホール口1が完全に開放される。
【0033】マンホール蓋4を受枠2内に嵌め込み装着
するときには、マンホール蓋4の裏側の縁を装填部5の
開口周縁壁上に載せてマンホール蓋4をずれ動かし、マ
ンホール蓋4を傾斜させた姿勢で接合突起8を接合凹部
9に嵌合させる。
【0034】この接合突起8と接合凹部9との嵌合に伴
ってマンホール蓋4が受枠2内に入り込み、ラッチ14
の先端部14aの斜面16が受枠2の内周上端に当た
る。すると、嵌め込み力の分力でラッチ14がばね部材
24の力に抗して凹所19内に引っ込む。そして、マン
ホール蓋4の接合座7が受枠2の段壁5bで受け止めら
れるよう完全に閉じると、受枠2の受け凹部15と凹所
19とが合致し、ラッチ14は、ばね部材24の復元力
で突出移動して受け凹部15内に係合する施錠状態が得
られる。
【0035】なお、キー孔25は、常態時にはゴムなど
の弾性を有するキャップを着脱自在に嵌合することで塞
いで、キー孔25から凹所19内への雨水や砂などの侵
入を防止するようにしてもよい。この場合、キャップ
は、キー26を使用してマンホール蓋4を開けるときに
のみキー孔25から抜き出されることになる。
【0036】(第2実施例) 図7は本発明の第2実施
例を示す。この第2実施例では、錠止構造13のラッチ
14は受枠2側に設けてあり、マンホール蓋4側に設け
た凹所19にラッチ14を係合させるようにしている。
つまり、マンホール蓋4の外周一部に、上記第1実施例
の凹所19と同様な底壁20およびキー孔25を有する
凹所19を凹み形成する。そして、受枠2のテーパ面5
aの一部にラッチ収容凹部30を凹み形成し、このラッ
チ収容凹部30にラッチ14をこれの先端の斜面16が
上向きになるよう組み込む。
【0037】ラッチ14の上面には、上記第1実施例と
同様な受枠2の径方向に細長い溝22を設けてあり、こ
の溝22に受枠2の上端から差し込まれたストッパーピ
ン23の下側先端を嵌合することで、ラッチ14の先端
部14aがラッチ収容凹部30から突出して凹所19に
嵌合する位置(図7の位置)とラッチ収容凹部30内へ
退入する位置とにわたって、ラッチ14がラッチ収容凹
部30内に直線往復移動するようにしてある。
【0038】そして、ラッチ14の後端(図7では左
端)とラッチ収容凹部30の内奥壁との間に、ばね部材
24を介在させて、このばね作用でラッチ14を常に突
出方向に押圧付勢している。ラッチ14の先端部14a
と凹所19の内面下壁との間には、マンホール蓋4の上
昇変位(浮上)を許すために、上記第1実施例と同様に
浮上隙間Eが設けられている。他は第1実施例と実質的
に同様である。
【0039】マンホール蓋4を受枠2内に装着するとき
には、ラッチ14の先端の斜面16にマンホール蓋4の
底壁20の外周面21が当たって、嵌め込み力の分力で
ラッチ14がばね部材24の力に抗してラッチ収容凹部
30内に引っ込む。更にマンホール蓋4の接合座7が受
枠2の段壁5bで受け止められるよう完全に閉じると、
ラッチ14が、ばね部材24の復元力で突出移動してマ
ンホール蓋4の凹所19内に係合する施錠状態が得られ
る。解錠に際しては、キー26をキー孔25から凹所1
9内に入れてラッチ14をラッチ収容凹部30内に押し
込めばよい。
【0040】前記各実施例において、受枠2のテーパ面
5aの上端寄りに接合突起8を配置するとともに、マン
ホール蓋4の外周面6に接合凹部9を凹み形成して、接
合突起8と接合凹部9の内面下壁との間に浮上隙間Eを
設けるようにしてもよい。この場合、接合凹部9は蓋上
面において開口してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマンホール蓋構造の第1実施例を
示す全体の縦断面図である。
【図2】凹凸係合構造の要部を示す平面図である。
【図3】錠止構造の要部を示す平面図である。
【図4】錠止構造の横断面図である。
【図5】マンホール蓋と受枠との平面図である。
【図6】キーの斜視図である。
【図7】第2実施例の錠止構造の要部を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
2 受枠 4 マンホール蓋 8 接合突起 9 接合凹部 10 凹凸係合構造 13 錠止構造 14 ラッチ 14a ラッチの先端部 15 受け凹部 19 凹所 24 ばね部材 25 キー孔 26 キー A 接合突起の横幅方向の中心 B 接合突起の横幅方向の中心とマンホール蓋の中心と
を結ぶ直線 C ラッチの先端部の横幅方向の中心 E 浮上隙間 O マンホール蓋の中心

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の受枠2と、その受枠2に対して着
    脱自在に嵌め込み装着されるマンホール蓋4とを備えて
    おり、 マンホール蓋4と受枠2との間に、内圧解放機能を有す
    る閉蓋ロック機構が設けてあるマンホール蓋構造であっ
    て、 閉蓋ロック機構は、マンホール蓋4と受枠2との間に設
    けられた凹凸係合構造10と錠止構造13とで構成され
    ており、 凹凸係合構造10と錠止構造13とが、マンホール蓋4
    の径方向に対向する位相位置にそれぞれ配置されてお
    り、 凹凸係合構造10は、マンホール蓋4と受枠2との間で
    横向きに凹凸係合する接合突起8と接合凹部9とを備え
    ており、 接合突起8と接合凹部9との間に、内圧解放時のマンホ
    ール蓋4の浮上を許すための浮上隙間Eが設けられてお
    り、 錠止構造13は、マンホール蓋4と受枠2との間で横向
    きに係合するラッチ14と受け凹部15とを備えてお
    り、 ラッチ14は、受け凹部15に向けて開口する凹所19
    の内部に収容されて、ラッチ14の先端部14aが受け
    凹部15に対し係脱移動自在になっているとともに、そ
    の凹所19の内部に収容されたばね部材24で受け凹部
    15側へ付勢されており、 マンホール蓋4の上面の外周寄り部位に、ラッチ14を
    係合解除方向に作動させるキー26を抜き差し可能にす
    るキー孔25が凹所19の内部と連通するよう設けられ
    ており、 ラッチ14の先端部14aと受け凹部15との間に、内
    圧解放時のマンホール蓋4の浮上を許すための浮上隙間
    Eが設けられていることを特徴とするマンホール蓋構
    造。
  2. 【請求項2】 ラッチ14の先端部14aの横幅方向の
    中心Cが、接合突起8の横幅方向の中心Aとマンホール
    蓋4の中心Oとを結ぶ直線Bからずれた位置に配置さ
    れ、これに応じた位相位置に受け凹部15と接合凹部9
    とが配置されている請求項1記載のマンホール蓋構造。
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