JPH07158619A - 面材固定構造 - Google Patents

面材固定構造

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JPH07158619A
JPH07158619A JP30646593A JP30646593A JPH07158619A JP H07158619 A JPH07158619 A JP H07158619A JP 30646593 A JP30646593 A JP 30646593A JP 30646593 A JP30646593 A JP 30646593A JP H07158619 A JPH07158619 A JP H07158619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nail
flat
face material
nails
face
Prior art date
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Pending
Application number
JP30646593A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Nohara
和宏 野原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 釘頭を面材の表面に露出させることなく、面
材を枠材に確実に固定させるに際し、経済性、施工性を
向上すること。 【構成】 枠材11の表面に面材12を固定する面材固
定構造において、頭部21に連なる打ち込み部22が表
面積の大なる偏平状とされてなる偏平釘20を用い、こ
の偏平釘20を枠材11の裏面から面材12に斜め打ち
してなるとともに、普通釘30を枠材11の裏面から打
ち込み、偏平釘20の打ち込み部22に貫通させてなる
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は壁パネル等の面材固定構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、壁パネル等では、金属製枠材の表
面に面材を固定して構成される。ここで、従来の面材固
定構造は、釘を面材の表面から枠材に打ち込み、釘の打
ち込み部を枠材に固結させることにて、面材を枠材に固
定することとしている。
【0003】尚、実公昭53-37177号公報には、頭部をも
つ金具を例えば面材に結合させるとき、鋼球を収納した
金具の脚間にボルトを螺入することにて、鋼球を脚間の
くびれ部に押し進めることにて脚間を拡張し、脚先端の
爪を開いて面材に係入させるものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には、下記、の問題点がある。 釘を面材の表面から打ち込むものであるため、釘頭が
面材の表面に露出し、面材の表面に生ずる釘頭のへこみ
をパテ処理により隠蔽する等が必要となり、施工性が悪
い。
【0005】尚、釘頭を面材の表面に露出させないため
には、釘を枠材の裏面から面材に打ち込む必要がある
が、面材が木片セメント板等の金属等に比して脆弱な材
料からなる場合には、釘の引抜強度を確保できず、固定
の確実を図ることができない。
【0006】実公昭53-37177号公報に記載の金具を用
いて、この金具を枠材の裏面から面材に係入させること
も考えられるが、この場合には、金具の経済性(コス
ト)、施工性が悪く、実用的でない。
【0007】本発明は、釘頭を面材の表面に露出させる
ことなく、面材を枠材に確実に固定させるに際し、経済
性、施工性を向上することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、枠材の表面に面材を固定する面材固定構造におい
て、頭部に連なる打ち込み部が表面積の大なる偏平状と
されてなる偏平釘を用い、この偏平釘を枠材の裏面から
面材に斜め打ちしてなるようにしたものである。
【0009】請求項2に記載の本発明は、枠材の表面に
面材を固定する面材固定構造において、複数の釘を枠材
の裏面から面材に異方向に斜め打ちしてなり、上記複数
の釘のうちの少なくとも1つの釘が頭部に連なる打ち込
み部が表面積の大なる偏平状とされてなる偏平釘である
ようにしたものである。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の本発明において更に、前記偏平釘の偏平状打ち込み
部を、他の釘が面材内で交差状に貫通してなるようにし
たものである。
【0011】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、下記〜
の作用がある。 釘を枠材の裏面から面材に打ち込むものであるから、
釘の頭部を面材の表面に露出させることがない。従っ
て、面材の表面に釘頭のへこみを隠蔽するためのパテ処
理を施す如くの必要がない。
【0012】釘の打ち込み部が表面積の大なる偏平状
であることから、面材との摩擦係合力が大となる。ま
た、釘を斜め打ちすることにより、面材の法線方向に作
用する引抜力に対する、釘の引抜強度を向上できる。従
って、面材を枠材に確実に固定できる。
【0013】釘は単純形状であって経済性(コスト)
は良い。また、釘は釘打機で容易に打ち込みでき、施工
性も良い。
【0014】請求項2に記載の本発明によれば、上記
〜の作用に加え、下記の作用がある。
【0015】複数の釘を枠材の裏面から面材に異方向
に斜め打ちすることにより、面材に作用する引抜力が如
何なる方向であっても、必ずいずれかの釘がこの引抜力
の作用方向と異なる方向から打ち込まれていて、この引
抜力に対する引抜抵抗を維持し、面材固定の信頼性を向
上できる。
【0016】請求項3に記載の本発明によれば、上記
〜の作用の加え、下記の作用がある。
【0017】偏平釘の偏平状打ち込み部を、他の釘が
面材内で交差状に貫通するものとすることにより、面材
中に釘と釘の強固な結合部ができ、面材に作用する引抜
力に対する、釘の引抜強度を向上し、面材固定の信頼性
を向上できる。
【0018】尚、偏平釘の偏平状打ち込み部を打ち抜く
他の釘は、普通釘の他、偏平釘であっても良い。
【0019】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す模式図、図2
は偏平釘を示す模式図、図3は普通釘を示す模式図、図
4は本発明の変形例を示す模式図、図5は本発明の他の
変形例を示す模式図である。
【0020】壁パネル10は、図1に示す如く、形鋼製
枠材11の表面に、木片セメント板等の面材12を固定
して構成され、建物の外壁、内壁として用いられる。
【0021】このとき、枠材11への面材12の固定具
として、本発明では、図2に示す偏平釘20と、図3に
示す普通釘30とを用いている。
【0022】偏平釘20は、頭部21に連なる打ち込み
部22が表面積の大なる偏平状とされている。
【0023】普通釘30は、頭部31に連なる打ち込み
部32が丸棒状とされている。
【0024】偏平釘20の偏平状打ち込み部22の偏平
幅は、普通釘30の丸棒状打ち込み部32の直径より大
である。例えば、偏平釘20において、打ち込み部22
の板厚aは 1.2〜2.3mm 、偏平幅bは 5〜10mmである。
また、普通釘30において、打ち込み部32の直径dは
1.2〜6.0mm である。
【0025】然るに、偏平釘20は枠材11の裏面から
面材12に対し一方向(図1において右斜め下方向)か
ら斜め打ちされる。また、普通釘30は枠材11の裏面
から面材12に対し他方向(図1において左斜め下方
向)から斜め打ちされる。即ち、偏平釘20と普通釘3
0は互いに異方向に打ち込まれ、然も、偏平釘20の偏
平状打ち込み部22を、普通釘30が面材12内で交差
状に貫通するように構成されている。偏平釘20の打ち
込み部22は予め孔なしであり、普通釘30の打ち込み
力で貫通孔が開き、互いに固結されるのである。
【0026】尚、本発明の実施においては、図4に示す
如く、偏平釘20に対し異方向に打ち込まれる釘として
偏平釘20を採用し、然も、面材12内で一方の偏平釘
20の偏平状打ち込み部22を他方の偏平釘20の偏平
状打ち込み部22によって打ち抜くように構成しても良
い。このとき、両偏平釘20、20は、それらの打ち込
み部22、22の偏平面を互いに略直角に交差せしめら
れるように打ち込まれるのが良い。
【0027】また、本発明の実施においては、図5に示
す如く、偏平釘20に対し異方向に打ち込まれる普通釘
10(もしくは偏平釘20)が、面材12内で互いに離
隔されていても良く、必ずしも面材12内で互いに交差
状に貫通することを要しない。
【0028】以下、本実施例の作用について説明する。 釘20、30を枠材11の裏面から面材12に打ち込
むものであるから、釘20、30の頭部21、31を面
材12の表面に露出させることがない。従って、面材1
2の表面に釘頭のへこみを隠蔽するためのパテ処理を施
す如くの必要がない。
【0029】偏平釘20の打ち込み部22が表面積の
大なる偏平状であることから、面材12との摩擦係合力
が大となる。また、偏平釘20を斜め打ちすることによ
り、面材12の法線方向に作用する引抜力に対する、釘
の引抜強度を向上できる。従って、面材12を枠材11
に確実に固定できる。
【0030】釘20、30は単純形状であって経済性
(コスト)は良い。また、釘20、30は釘打機で容易
に打ち込みでき、施工性も良い。
【0031】複数の釘20、30を枠材11の裏面か
ら面材12に異方向に打ち込むことにより、面材12に
作用する引抜力が如何なる方向であっても、必ずいずれ
かの釘20、30がこの引抜力の作用方向と異なる方向
から打ち込まれていて、この引抜力に対する引抜抵抗を
維持し、面材固定の信頼性を向上できる。
【0032】偏平釘20の偏平状打ち込み部22を、
他の釘20、30が面材12内で交差状に打ち抜くもの
とすることにより、面材12中に釘20と釘20、30
の強固な結合部ができ、面材12に作用する引抜力に対
する、釘20、30の引抜強度を向上し、面材固定の信
頼性を向上できる。
【0033】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明の偏
平釘はその偏平状打ち込み部の偏平表面に凹凸状の抜け
止め加工を施されるものであっても良い。
【0034】また本発明の実施において、使用される釘
は全て本発明の偏平釘でも良く、或いは本発明の偏平釘
と他の如何なる釘(例えばスクリュー釘)とを混在して
使用するものであっても良い。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、釘頭を面
材の表面に露出させることなく、面材を枠材に確実に固
定させるに際し、経済性、施工性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す模式図である。
【図2】図2は偏平釘を示す模式図である。
【図3】図3は普通釘を示す模式図である。
【図4】図4は本発明の変形例を示す模式図である。
【図5】図5は本発明の他の変形例を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
11 枠材 12 面材 20 偏平釘 21 頭部 22 打ち込み部 30 普通釘

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠材の表面に面材を固定する面材固定構
    造において、 頭部に連なる打ち込み部が表面積の大なる偏平状とされ
    てなる偏平釘を用い、 この偏平釘を枠材の裏面から面材に斜め打ちしてなるこ
    とを特徴とする面材固定構造。
  2. 【請求項2】 枠材の表面に面材を固定する面材固定構
    造において、複数の釘を枠材の裏面から面材に異方向に
    斜め打ちしてなり、上記複数の釘のうちの少なくとも1
    つの釘が頭部に連なる打ち込み部が表面積の大なる偏平
    状とされてなる偏平釘であることを特徴とする面材固定
    構造。
  3. 【請求項3】 前記偏平釘の偏平状打ち込み部を、他の
    釘が面材内で交差状に貫通してなる請求項2記載の面材
    固定構造。
JP30646593A 1993-12-07 1993-12-07 面材固定構造 Pending JPH07158619A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30646593A JPH07158619A (ja) 1993-12-07 1993-12-07 面材固定構造

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JP30646593A JPH07158619A (ja) 1993-12-07 1993-12-07 面材固定構造

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JPH07158619A true JPH07158619A (ja) 1995-06-20

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ID=17957346

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JP30646593A Pending JPH07158619A (ja) 1993-12-07 1993-12-07 面材固定構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5265802B1 (ja) * 2012-10-04 2013-08-14 株式会社双和 取付け具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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