JPH07158386A - 小口径管埋設用掘進機および埋設管の引き戻し方法とその装置 - Google Patents
小口径管埋設用掘進機および埋設管の引き戻し方法とその装置Info
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- JPH07158386A JPH07158386A JP31024193A JP31024193A JPH07158386A JP H07158386 A JPH07158386 A JP H07158386A JP 31024193 A JP31024193 A JP 31024193A JP 31024193 A JP31024193 A JP 31024193A JP H07158386 A JPH07158386 A JP H07158386A
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Abstract
なった場合、元押し装置と排土管を利用して先端掘進機
および埋設管の引き戻しを可能にする。 【構成】 元押し装置の戻り行程で発生する引き力を埋
設管3内に敷設された排土管4を介して先端掘進機に作
用させることにより、先端掘進機と後続する埋設管3を
一緒に発進立坑側へ引き戻す。引き戻し装置は、元押し
装置の戻り行程時にのみ着脱可能な接続部材5が元押し
装置の押し台1−2と排土管4の双方の突起部1−6,
4−1に係合して押し台1−2から排土管4へ引き力を
伝達し、埋設管推進時には接続部材5と排土管4に押し
力がかからない構造になっている。
Description
における先端掘進機および埋設管の引き戻し方法とその
装置に関する。
を、埋設管内に敷設した排土管を通して掘削土砂を搬送
しながら、発進立坑内に設置した元押し装置により推進
して管埋設を行う小口径管推進埋設工法では、施工の途
中から先端掘進機および埋設管を発進立坑側へ引き戻す
方法がなかった。
端掘進機および埋設管の引き戻しができないため、施工
の途中で先端掘進機が故障を起こしたり、障害物に突き
当り、あるいは計画路線から大きくはずれるなど、掘進
を続行できない事態が生じた場合には、地上からの開削
によって先端掘進機および埋設管を回収するほかなく、
多大な工費と時間を費していた。
用して、施工途中から先端掘進機および埋設管を発進立
坑側へ引き戻すことを可能にした簡便な方法と装置を提
供することにある。
に請求項1記載の発明は、先端掘進機と後続する埋設管
とを、埋設管内に敷設した排土管を通して掘削土砂を搬
送しながら、発進立坑内に設置した元押し装置により推
進し、埋設管を順次接続して地中に埋設する小口径管埋
設施工の途中において、先端掘進機および埋設管を発進
立坑側へ引き戻す必要が生じた場合、元押し装置の戻り
行程で発生する引き力を排土管を介して先端掘進機に作
用させ、その引き力によって先端掘進機および埋設管を
一緒に引き戻すことを特徴とする小口径管埋設用掘進機
および埋設管の引き戻し方法である。
るために使用される装置であって、排土管の外周に設け
た突起部と、元押し装置の押し台の排土管接続口外周に
設けた突起部と、元押し装置の戻り行程時にのみ前記両
突起部にわたって係合し、元押し装置の押し台から先端
掘進機に接続された排土管へ引き力を伝達することがで
きる着脱可能な接続部材とからなる小口径管埋設用掘進
機および埋設管の引き戻し装置である。
装置との間に接続した排土管を介して、元押し装置の戻
り行程で発生する引き力を先端掘進機に作用させること
により、先端掘進機および埋設管の引き戻しを行う。そ
のために請求項2記載の発明では、元押し装置の戻り行
程時にのみ排土管と押し台の双方の突起部にわたって接
続部材を係合させ、元押し装置の押し台から排土管へ引
き力を伝達させる。このようにすると、埋設管推進時に
は、接続部材と排土管に元押し装置からの押し力がかか
らない。
る。
し装置の全体図である。同図に示すように、元押し装置
1は、左右対称配置された推進ジャッキ(図には片方の
みを示す)1−1と、各推進ジャッキ1−1のシリンダ
部に結合された押し台1−2と、各推進ジャッキ1−1
のロッド部に結合された反力受1−3と、押し台1−2
が載架された基台1−4からなり、推進ジャッキ1−1
の伸縮によって押し台1−2が基台1−4上を前進,後
退し、その前進行程で先端掘進機および埋設管の推進を
行うほか、本発明では後退、すなわち戻り行程で発生す
る引き力を利用して先端掘進機および埋設管の引き戻し
を行う。
管3、排土管4、押し台1−2の接続状態を示したもの
である。
土管4の継手部詳細図である。埋設管3としてはヒュー
ム管もしくは鋼管が使用され、図7に示すように、それ
ぞれの管端部3−1を鋼製カラー3−2に差し込み、ゴ
ムシール3−3で止水することにより、元押し装置1の
1ストロークごとに順次接続延長される。このように、
埋設管3の継手部は外面に凹凸の出ない差し込み式構造
であるため、元押し装置からの押し力の伝達はできる
が、引き力の伝達はできない。これに対し、排土管4は
埋設管3内に敷設され、施工後は撤去回収されるため、
材質および継手構造に対する制約が少なく、管体には引
張強度の高い鋼管が使用され、また継手部には、図8に
示すように、一方の管の後部外周に設けられた突起部4
−1に係合し、他方の管の前端部に設けられたねじ部4
−2にねじ込まれるユニオンナット4−3とゴムシール
4−4によるねじ結合式の継手構造を採用できる。した
がって、排土管4の継手部には先端掘進機2および埋設
管3の引き戻しに必要な元押し装置1からの引き力を伝
達するのに十分な強度を持たせることができ、また排土
管4自体も引き力に対して強度的に十分耐えることがで
きる。
に使用される先端掘進機2の一例を示したものである。
掘進機本体2−1の前部には多数の掘削刃2−3を有す
るカッタヘッド2−2が装備され、このカッタヘッド2
−2をカッタ駆動モータ2−4により回転させて地山G
を掘削するとともに、カッタヘッド2−2の粘性付与液
注入口2−5から地山Gに注入された粘性付与液(ベン
トナイト溶液等)と掘削土砂とを掘削刃2−3で撹拌混
合して塑性流動性を有する泥土に変換し、その泥土を切
羽側からの圧力により掘進機本体2−1と地山Gの掘削
穴壁面との間に形成された泥土通路2−6に充満させな
がら掘進機本体2−1に搭載された土砂圧送ポンプ2−
7の土砂取入口2−8まで移送し、土砂圧送ポンプ2−
7により掘進機本体2−1に後続する埋設管3内に敷設
された排土管4を通して発進立坑側へ圧送する。同時
に、この先端掘進機2と後続する埋設管3を前述した元
押し装置1からの押し力によって推進し、管埋設を行
う。図9〜図11において、2−9は掘進機本体2−1
に装備された方向修正ジャッキ、2−10は掘進機本体
2−1と埋設管3の接続アダプタである。土砂圧送ポン
プ2−7に接続する排土管4の端部は掘進機本体2−1
の隔壁2−11に取り付けられているので、先端掘進機
2および埋設管3を引き戻す際、元押し装置1から排土
管4に加えられた引き力を掘進機本体2−1に伝達する
ことができる。なお、この先端掘進機2を用いた小口径
管推進埋設工法では、泥土通路2−6に充満した泥土の
一部が埋設管3と地山Gの掘削穴壁面との隙間にも入り
込み、これが滑材となって埋設管3の推進抵抗および引
き戻し抵抗を低減するのに役立つ。
掘進機および埋設管を引き戻した状態を示す要部縦断面
図、図2は本発明の引き戻し装置の埋設管推進時の状態
を示す要部縦断面図である。
けた突起部4−1と、元押し装置1の押し台1−2の排
土管接続口1−5外周に設けた突起部1−6と、次に述
べる接続部材5からなっている。上記接続部材5は、図
3に詳細図示したように、内周側に張り出した前後のリ
ング状端部5−1,5−2を有する円筒体で、排土管4
および押し台1−2に対して着脱可能とするため、軸線
を含む平面で2分割され、その分割面5−3を挟んで設
けたフランジ5−4,5−5をボルト5−6とナット5
−7で締め付けることにより一体に組み立てられる。
埋設管3とともに発進立坑内に搬入された排土管4のゴ
ムシール4−4が装着された後端部を押し台1−2の排
土管接続口1−5に差し込み、押し台1−2の後部に接
続された排土管6に連通させる。この状態で、排土管4
と押し台1−2の双方の突起部4−1,1−6の回りに
接続部材5をかぶせ、前記のように一体に組み立てる。
設管3を引き戻す必要が生じた場合は、元押し装置1の
推進ジャッキ1−1を戻り行程に切り換えて押し台1−
2を後退させることにより、図1に示すように、押し台
1−2が埋設管3の後端部から離れ、接続部材5の前後
のリング状端部5−1,5−2が排土管4と押し台1−
2の双方の突起部4−1,1−6にそれぞれ係合して押
し台1−2から排土管4へ引き力を伝達できる状態とな
り、排土管4を介して先端掘進機2に作用する引き力に
より、先端掘進機2と後続する埋設管3が一緒に発進立
坑側へ引き戻される。1回の引き戻しが終ったならば、
接続部材5を取りはずして1つ前の排土管4と押し台1
−2の間に付け替え、再度引き戻しを行う。これを繰り
返すことにより、先端掘進機2と後続する埋設管3のす
べてを発進立坑まで引き戻し、回収することができる。
続部材5が取り付けられていても、押し台1−2が埋設
管3の後端部に当るまで、接続部材5の前後のリング状
端部5−1,5−2と突起部4−1,1−6との間が離
間し、接続部材5と排土管4に元押し装置からの押し力
がかかることはない。
に敷設した排土管を通して掘削土砂を搬送しながら先端
掘進機と後続する埋設管を発進立坑内の元押し装置によ
り推進して小口径管の埋設施工を行う途中において、掘
進を続行できない事態が生じた場合、元押し装置と排土
管を利用した簡便な方法で先端掘進機および埋設管を発
進立坑側へ引き戻すことができ、多大な工費と時間のか
かる地上からの開削を不要とすることができる。
し装置の戻り行程時にのみ元押し装置の押し台と排土管
の双方の突起部にわたって係合する接続部材を介して、
元押し装置から排土管へ先端掘進機および埋設管の引き
戻しに必要な引き力を伝達させることができ、埋設管推
進時には接続部材と排土管に押し力がかからないので、
推進路線の修正などのために何度も引き戻しを必要とす
る場合、推進と引き戻しを交互に連続して行うことがで
きる。
び埋設管を引き戻した状態を示す要部縦断面図である。
示す要部縦断面図である。
縦断面図、(b)は側面図である。
続状態を示す図である。
る。
台、1−5…排土管接続口、1−6…突起部、2…先端
掘進機、3…埋設管、4…排土管、4−1…突起部、5
…接続部材。
Claims (2)
- 【請求項1】 先端掘進機と後続する埋設管とを、埋設
管内に敷設した排土管を通して掘削土砂を搬送しなが
ら、発進立坑内に設置した元押し装置により推進し、埋
設管を順次接続して地中に埋設する小口径管埋設施工の
途中において、先端掘進機および埋設管を発進立坑側へ
引き戻す必要が生じた場合、元押し装置の戻り行程で発
生する引き力を排土管を介して先端掘進機に作用させ、
その引き力によって先端掘進機および埋設管を一緒に引
き戻すことを特徴とする小口径管埋設用掘進機および埋
設管の引き戻し方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の方法を実施するために使
用される装置であって、排土管の外周に設けた突起部
と、元押し装置の押し台の排土管接続口外周に設けた突
起部と、元押し装置の戻り行程時にのみ前記両突起部に
わたって係合し、元押し装置の押し台から先端掘進機に
接続された排土管へ引き力を伝達することができる着脱
可能な接続部材とからなる小口径管埋設用掘進機および
埋設管の引き戻し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31024193A JP2905677B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 小口径管埋設用掘進機および埋設管の引き戻し方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31024193A JP2905677B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 小口径管埋設用掘進機および埋設管の引き戻し方法とその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07158386A true JPH07158386A (ja) | 1995-06-20 |
JP2905677B2 JP2905677B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=18002881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31024193A Expired - Lifetime JP2905677B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 小口径管埋設用掘進機および埋設管の引き戻し方法とその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2905677B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP31024193A patent/JP2905677B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2905677B2 (ja) | 1999-06-14 |
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