JPH06117184A - 長距離推進の中押用埋設管 - Google Patents
長距離推進の中押用埋設管Info
- Publication number
- JPH06117184A JPH06117184A JP31257592A JP31257592A JPH06117184A JP H06117184 A JPH06117184 A JP H06117184A JP 31257592 A JP31257592 A JP 31257592A JP 31257592 A JP31257592 A JP 31257592A JP H06117184 A JPH06117184 A JP H06117184A
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- JP
- Japan
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- jack
- pipe
- buried pipe
- pushing
- intermediately
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】長距離推進の推進力を分散させる中押装置にお
いて、推進作業の効率を向上させて安全で確実な推進埋
設ができる中押用埋設管を提供する。 【構成】中押用埋設管1の外周に、埋設管の前端から後
端壁面よりも延長して環状に固着した外殻5と、該埋設
管の壁面の左右対称位置に複数箇所溝型に切り欠きを設
けたジャッキ収納溝15とを配設したことを特徴とする
長距離推進の中押用埋設管である。
いて、推進作業の効率を向上させて安全で確実な推進埋
設ができる中押用埋設管を提供する。 【構成】中押用埋設管1の外周に、埋設管の前端から後
端壁面よりも延長して環状に固着した外殻5と、該埋設
管の壁面の左右対称位置に複数箇所溝型に切り欠きを設
けたジャッキ収納溝15とを配設したことを特徴とする
長距離推進の中押用埋設管である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水道や上水道管、ガ
スや電線管の鞘管等を地中に推進埋設する場合の中押用
埋設管に係わり、詳しくは、長距離推進で複数箇所設置
する場合の中押用埋設管に関する。
スや電線管の鞘管等を地中に推進埋設する場合の中押用
埋設管に係わり、詳しくは、長距離推進で複数箇所設置
する場合の中押用埋設管に関する。
【0002】
【従来技術】従来、推進工法において推進延長が長くな
ると、埋設管を地中に埋設するための推進力は徐々に増
大して埋設管の軸方向耐荷力より大きくなって、元押装
置だけでは推進施工ができなくなってしまう。このた
め、埋設管接続部の所定の位置に中押装置を装備して元
押装置の推進力を分散する方法が採用されてきた。その
機構は、第4図に示すように埋設管接続部の両壁面管に
中押ジャッキを設置して中押ジャッキより前方の埋設管
の推進力をこの中押装置で分担する方法である。中押ジ
ャッキの外周は、管内に土砂や地下水が流入しないよう
に環状の継輪を設けて両埋設管を嵌装させる。環状の継
輪の長さは、中押装置内に設する中押ジャッキのストロ
ーク長により決まるが、大きなストローク長をとるとそ
れに比例して継輪長が大きくなることやそれにともなっ
て発進立坑長も大きくする必要が出てくるため、通常3
00mm〜400mmのストローク長の中押ジャッキが
用いられている。
ると、埋設管を地中に埋設するための推進力は徐々に増
大して埋設管の軸方向耐荷力より大きくなって、元押装
置だけでは推進施工ができなくなってしまう。このた
め、埋設管接続部の所定の位置に中押装置を装備して元
押装置の推進力を分散する方法が採用されてきた。その
機構は、第4図に示すように埋設管接続部の両壁面管に
中押ジャッキを設置して中押ジャッキより前方の埋設管
の推進力をこの中押装置で分担する方法である。中押ジ
ャッキの外周は、管内に土砂や地下水が流入しないよう
に環状の継輪を設けて両埋設管を嵌装させる。環状の継
輪の長さは、中押装置内に設する中押ジャッキのストロ
ーク長により決まるが、大きなストローク長をとるとそ
れに比例して継輪長が大きくなることやそれにともなっ
て発進立坑長も大きくする必要が出てくるため、通常3
00mm〜400mmのストローク長の中押ジャッキが
用いられている。
【0003】中押装置の設置数は、推進距離、土質条
件、施工条件、埋設管径等によって異なるため、施工前
に各条件を検討して予想推進力の算定が行われる。そし
て推進力が埋設管の軸方向耐荷力を上回る場合は、適
宜、推進力に見合った中押装置を設置して推進力の分散
をはかる。
件、施工条件、埋設管径等によって異なるため、施工前
に各条件を検討して予想推進力の算定が行われる。そし
て推進力が埋設管の軸方向耐荷力を上回る場合は、適
宜、推進力に見合った中押装置を設置して推進力の分散
をはかる。
【0004】中押装置を装備した場合の推進施工方法
は、埋設管の軸方向耐荷力以内までは発進立坑内に装備
した元押装置により推進埋設が行われ、埋設管の軸方向
耐荷力に推進力が近ずいてくると、まず、中押装置に装
備した中押ジャッキを伸長して中押装置より前方の埋設
管を推進埋設する。中押ジャッキの伸長が完了すると、
中押ジャッキのシリンダーを戻り側に切り替えるととも
に元押装置の元押ジャッキが中押ジャッキのストローク
分だけ伸長され、中押ジャッキより後方の埋設管が推進
埋設される。このように中押ジャッキのストローク分づ
つの推進が繰り返されて埋設管は推進施工される。
は、埋設管の軸方向耐荷力以内までは発進立坑内に装備
した元押装置により推進埋設が行われ、埋設管の軸方向
耐荷力に推進力が近ずいてくると、まず、中押装置に装
備した中押ジャッキを伸長して中押装置より前方の埋設
管を推進埋設する。中押ジャッキの伸長が完了すると、
中押ジャッキのシリンダーを戻り側に切り替えるととも
に元押装置の元押ジャッキが中押ジャッキのストローク
分だけ伸長され、中押ジャッキより後方の埋設管が推進
埋設される。このように中押ジャッキのストローク分づ
つの推進が繰り返されて埋設管は推進施工される。
【0005】推進装置の撤去は、埋設管の推進施工が完
了すると、先端の第1中押装置より中押ジャッキの撤去
が行われる。撤去方法としては、中押ジャッキが前後の
埋設管に挟まれた状態となっているため、ジャッキを少
し伸長してから縮め、ジャッキの挟まれ伏態を無くして
から取外しを行う。ジャッキの取外しが完了すると、第
2番目の中押ジャッキを伸長して第1中押装置部の埋設
管端面を接合させる。このように順次前方から中押ジャ
ッキの撤去及び埋設管の接合が行われる。
了すると、先端の第1中押装置より中押ジャッキの撤去
が行われる。撤去方法としては、中押ジャッキが前後の
埋設管に挟まれた状態となっているため、ジャッキを少
し伸長してから縮め、ジャッキの挟まれ伏態を無くして
から取外しを行う。ジャッキの取外しが完了すると、第
2番目の中押ジャッキを伸長して第1中押装置部の埋設
管端面を接合させる。このように順次前方から中押ジャ
ッキの撤去及び埋設管の接合が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術によ
り長距離の推進埋設も施工が可能となったが、下記によ
る問題点がある。つまり推進延長が更に長くなるにつれ
て中押装置の設置箇所数が数箇所から十数箇所と非常に
多くなると、前記したような中押ジャッキでは短いスト
ロークのために1管推進するために、前方の中押装置よ
り順次数回にわたってジャッキを伸長しなければならな
く推進作業が非常に繁雑となることや推進施工にかける
時間の減少を招来している。
り長距離の推進埋設も施工が可能となったが、下記によ
る問題点がある。つまり推進延長が更に長くなるにつれ
て中押装置の設置箇所数が数箇所から十数箇所と非常に
多くなると、前記したような中押ジャッキでは短いスト
ロークのために1管推進するために、前方の中押装置よ
り順次数回にわたってジャッキを伸長しなければならな
く推進作業が非常に繁雑となることや推進施工にかける
時間の減少を招来している。
【0007】また、上記した短いストロークの中押ジャ
ッキでは推進延長が長くなるにつれて伸縮の繰り返しが
非常に多い回数となり、後続する埋設管と継輪の間に装
備した止水ゴムが磨耗したり破損したりして止水性がな
くなり、管内に地下水や土砂の流入を起こしているのが
現状である。
ッキでは推進延長が長くなるにつれて伸縮の繰り返しが
非常に多い回数となり、後続する埋設管と継輪の間に装
備した止水ゴムが磨耗したり破損したりして止水性がな
くなり、管内に地下水や土砂の流入を起こしているのが
現状である。
【0008】従来技術における中押装置の継輪長は、中
押ジャッキが前後の埋設管端面間に挿入されているため
に、ジャッキ長分とジャッキのストロ−ク分に余裕を見
た非常に長いものとなる。ジャッキストロークを大きく
すればさらに長いものとなるが、その構造は先方の埋設
管端面からの片持ち構造となるため、第5図に示すよう
に変形が発生しやすく、埋設管の接合時等に破損を招来
する。
押ジャッキが前後の埋設管端面間に挿入されているため
に、ジャッキ長分とジャッキのストロ−ク分に余裕を見
た非常に長いものとなる。ジャッキストロークを大きく
すればさらに長いものとなるが、その構造は先方の埋設
管端面からの片持ち構造となるため、第5図に示すよう
に変形が発生しやすく、埋設管の接合時等に破損を招来
する。
【0009】さらに、推進完了後の中押ジャッキの取外
し作業もジャッキが埋設管壁面管に挟まれているため、
その都度、ジャッキを伸長、縮小して取外さなければな
らなく、長距離推進時おいてはジャッキの操作や取外し
作業に多くの時間を費やしている。
し作業もジャッキが埋設管壁面管に挟まれているため、
その都度、ジャッキを伸長、縮小して取外さなければな
らなく、長距離推進時おいてはジャッキの操作や取外し
作業に多くの時間を費やしている。
【0010】本発明は、このような従来方法の問題に鑑
み、長距離推進でも安全確実に効率良く長距離推進がで
きる中押用埋設管を提供するものである。
み、長距離推進でも安全確実に効率良く長距離推進がで
きる中押用埋設管を提供するものである。
【0011】
【発明の構成】すなわち本発明は、中押用埋設管の外周
に、埋設管の前端から後端壁面よりも延長して環状に固
着した外殻と、埋設管壁面の左右対称位置に複数箇所溝
型に切り欠きを設けたジャッキ収納溝とを配設したこと
を特徴とする中押用埋設管である。
に、埋設管の前端から後端壁面よりも延長して環状に固
着した外殻と、埋設管壁面の左右対称位置に複数箇所溝
型に切り欠きを設けたジャッキ収納溝とを配設したこと
を特徴とする中押用埋設管である。
【0012】中押用埋設管の製作方法としては、外殻製
作時に外殻を型枠代わりに利用して内側にコンクリート
を打設して中押用埋設管を製作する方法が用いられる。
中押用埋設管の後端壁面には中押ジャッキの推進力が均
等に分布されるように分布板がコンクリートに固着され
ている。また、外殻と前後端壁面を比較的強度のある鋼
材等で中押用埋設管を製作して施工し、推進完了後、外
殻内面にコンクリートを打設するユニットタイプとする
ことも可能である。
作時に外殻を型枠代わりに利用して内側にコンクリート
を打設して中押用埋設管を製作する方法が用いられる。
中押用埋設管の後端壁面には中押ジャッキの推進力が均
等に分布されるように分布板がコンクリートに固着され
ている。また、外殻と前後端壁面を比較的強度のある鋼
材等で中押用埋設管を製作して施工し、推進完了後、外
殻内面にコンクリートを打設するユニットタイプとする
ことも可能である。
【0013】壁面の左右対称位置に設けるジャッキ収納
溝の形状としては、断面角型や半円筒型溝とすることが
でき、溝の深さとしては中押ジャッキ長に少し余裕をみ
た深さとし、ジャッキ縮小時は埋設管壁面が接合した状
態となっている。ジャッキ収納溝の設置方法としては、
中押用埋設管の後端壁面だけに設置する方法と、中押埋
設管の後端壁面と後続する埋設管の前端壁面の両面に設
置して収納溝の深さを小さくして埋設管の切り欠きを少
なくする方法もある。
溝の形状としては、断面角型や半円筒型溝とすることが
でき、溝の深さとしては中押ジャッキ長に少し余裕をみ
た深さとし、ジャッキ縮小時は埋設管壁面が接合した状
態となっている。ジャッキ収納溝の設置方法としては、
中押用埋設管の後端壁面だけに設置する方法と、中押埋
設管の後端壁面と後続する埋設管の前端壁面の両面に設
置して収納溝の深さを小さくして埋設管の切り欠きを少
なくする方法もある。
【0014】外殻を後端壁面より延長する長さとして
は、中押ジャッキのストローク分に少し余裕をもった長
さだけ延長して製作される。
は、中押ジャッキのストローク分に少し余裕をもった長
さだけ延長して製作される。
【0015】
【作用】上記した本発明によれば、ジャッキストローク
の長い中押ジャッキを使用しても片持ちとなる外殻部分
はジャッキストローク分だけであり、土圧等によって外
殻が変形したり破損することはない。ジャッストローク
の長い中押ジャッキが使用できるため、頻繁なジャッキ
の伸縮作業が少なくなり、推進作業に多くの時間が取れ
る。
の長い中押ジャッキを使用しても片持ちとなる外殻部分
はジャッキストローク分だけであり、土圧等によって外
殻が変形したり破損することはない。ジャッストローク
の長い中押ジャッキが使用できるため、頻繁なジャッキ
の伸縮作業が少なくなり、推進作業に多くの時間が取れ
る。
【0016】また、推進完了後の中押ジャッキの撤去作
業も中押ジャッキがフリーの状態となっているので一々
ジャッキを伸縮する必要がなく、容易に撤去作業ができ
る。
業も中押ジャッキがフリーの状態となっているので一々
ジャッキを伸縮する必要がなく、容易に撤去作業ができ
る。
【0017】ジャッキ収納溝を埋設管の両端面に設ける
方法を用いれば、溝の深さが小さくできるため埋設管端
部の切り欠きによる片持ち長さも小さくでき有効であ
る。さらに後続する埋設管も工場製作とすれば、中押用
埋設管の外殻と後続する埋設管の外殻が精密に製作で
き、止水効果も向上する。
方法を用いれば、溝の深さが小さくできるため埋設管端
部の切り欠きによる片持ち長さも小さくでき有効であ
る。さらに後続する埋設管も工場製作とすれば、中押用
埋設管の外殻と後続する埋設管の外殻が精密に製作で
き、止水効果も向上する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の詳細について図面に基づいて
具体的に説明する。第1図は、本発明の一実施例を詳細
に示す縦断面説明図である。中押用埋設管1の外周には
埋設管の前端から後端壁面よりも延長して環状に固着し
た外殻5が設けられている。中押用埋設管1の後端壁面
には中押ジャッキ6を装備するジャッキ収納溝15が設
けられる。ジャッキ収納溝15の形状としてはコ型に切
り欠きを設け、周囲を推進力を均等に伝達する分布板8
や側板9で補強するように中押用埋設管1壁面と外殻5
に固着されている。中押用埋設管1の製作は、外殻5及
び分布板8等を型枠代わりに利用して工場製作すれば、
コンクリートとより一体化した強固な中押用埋設管1が
できる。
具体的に説明する。第1図は、本発明の一実施例を詳細
に示す縦断面説明図である。中押用埋設管1の外周には
埋設管の前端から後端壁面よりも延長して環状に固着し
た外殻5が設けられている。中押用埋設管1の後端壁面
には中押ジャッキ6を装備するジャッキ収納溝15が設
けられる。ジャッキ収納溝15の形状としてはコ型に切
り欠きを設け、周囲を推進力を均等に伝達する分布板8
や側板9で補強するように中押用埋設管1壁面と外殻5
に固着されている。中押用埋設管1の製作は、外殻5及
び分布板8等を型枠代わりに利用して工場製作すれば、
コンクリートとより一体化した強固な中押用埋設管1が
できる。
【0019】第2図は、本発明の中押用埋設管1の後端
壁面の横断面を示す説明図である。中押用埋設管1の後
端壁面に配設される断面角型のジャッキ収納溝15の位
置は、左右対称となる上下に4ヵ所設置される。本実施
例ではジャッキ収納溝15の形状を角型としたが、ジャ
ッキ外径に合うような半円筒型溝とすることも可能であ
る。また、本実施例では中押ジャッキ6の設置本数を4
ヵ所の4本としたが、埋設管2径や埋設管2の強度等に
よって変化させることができる。
壁面の横断面を示す説明図である。中押用埋設管1の後
端壁面に配設される断面角型のジャッキ収納溝15の位
置は、左右対称となる上下に4ヵ所設置される。本実施
例ではジャッキ収納溝15の形状を角型としたが、ジャ
ッキ外径に合うような半円筒型溝とすることも可能であ
る。また、本実施例では中押ジャッキ6の設置本数を4
ヵ所の4本としたが、埋設管2径や埋設管2の強度等に
よって変化させることができる。
【0020】第3図は、ジャッキ収納溝15を中押用埋
設管1と後続する後続管3の両壁面に設置した場合の縦
断面説明図である。中押用埋設管1と後続する後続管3
の壁面に設けられたジャッキ収納溝15は、中押ジャッ
キ6長に少し余裕をみた長さで、通常の推進時における
推進力伝達は、埋設管端面が接合して伝達する構造とな
っている。このとき、中押ジャッキ6は、ジャッキ収納
溝15内でフリーの状態となっている。後続する後続管
3の前面外周を、工場製作等により外殻11を精密に製
作してやれば中押用埋設管1の外殻5との嵌合が水密的
に製作でき、止水性の向上したものとなる。
設管1と後続する後続管3の両壁面に設置した場合の縦
断面説明図である。中押用埋設管1と後続する後続管3
の壁面に設けられたジャッキ収納溝15は、中押ジャッ
キ6長に少し余裕をみた長さで、通常の推進時における
推進力伝達は、埋設管端面が接合して伝達する構造とな
っている。このとき、中押ジャッキ6は、ジャッキ収納
溝15内でフリーの状態となっている。後続する後続管
3の前面外周を、工場製作等により外殻11を精密に製
作してやれば中押用埋設管1の外殻5との嵌合が水密的
に製作でき、止水性の向上したものとなる。
【0021】ここで本実施例を用いた施工方法について
説明する。当初、推進施工は元押装置により埋設管2を
順次推進埋設していき、埋設管2の許容軸方向耐荷力よ
りやや少ない推進力がかかる埋設管2位置で、中押用埋
設管1が接続、設置される。その後も中押用埋設管1よ
り後方の埋設管2の推進力が許容軸方向耐荷力に近ずく
と、順次中押用埋設管1が接続、設置される。中押推進
施工の作業手順としては、ます最初に先端先導体側の第
1中押ジャッキを稼働して伸長し、第1中押装置より前
の先導体および埋設管2を推進埋設する。第1ジャッキ
の伸長が完了すると、第2中押ジャッキが伸長され、第
1中押装置より後方から第2中押装置前方までの埋設管
2が推進埋設される。このように順次後方へと中押装置
を稼働させていき、最後に元押装置を稼働させて最終中
押装置より後方から元押装置までの埋設管2を推進埋設
する。この作業を繰り返すことによって埋設管2は推進
埋設されていく。
説明する。当初、推進施工は元押装置により埋設管2を
順次推進埋設していき、埋設管2の許容軸方向耐荷力よ
りやや少ない推進力がかかる埋設管2位置で、中押用埋
設管1が接続、設置される。その後も中押用埋設管1よ
り後方の埋設管2の推進力が許容軸方向耐荷力に近ずく
と、順次中押用埋設管1が接続、設置される。中押推進
施工の作業手順としては、ます最初に先端先導体側の第
1中押ジャッキを稼働して伸長し、第1中押装置より前
の先導体および埋設管2を推進埋設する。第1ジャッキ
の伸長が完了すると、第2中押ジャッキが伸長され、第
1中押装置より後方から第2中押装置前方までの埋設管
2が推進埋設される。このように順次後方へと中押装置
を稼働させていき、最後に元押装置を稼働させて最終中
押装置より後方から元押装置までの埋設管2を推進埋設
する。この作業を繰り返すことによって埋設管2は推進
埋設されていく。
【0022】中押装置に装備する中押ジャッキ6は、中
押用埋設管1端面に設けるジャッキ収納溝15の切り欠
きを大きくすることにより、中押ジャッキ6ストローク
の長いジャッキを使用でき、繰り返し行われる繁雑な推
進作業が軽減できる。
押用埋設管1端面に設けるジャッキ収納溝15の切り欠
きを大きくすることにより、中押ジャッキ6ストローク
の長いジャッキを使用でき、繰り返し行われる繁雑な推
進作業が軽減できる。
【0023】また、本実施例においては中押用埋設管1
をコンクリートと一体化した中押用埋設管1について説
明したが、外殻や前後端壁面を比較的強度のある鋼材等
で製作した中押用埋設管1で施工して、推進完了後に外
殻内面にコンクリート等を打設するユニットタイプ(図
示省略)を使用することも可能である。
をコンクリートと一体化した中押用埋設管1について説
明したが、外殻や前後端壁面を比較的強度のある鋼材等
で製作した中押用埋設管1で施工して、推進完了後に外
殻内面にコンクリート等を打設するユニットタイプ(図
示省略)を使用することも可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明の中押用埋設管によりストローク
の長い中押ジャッキを使用することが可能となり、従
来、長距離推進で頻繁に繰り返されていた中押ジャッキ
の伸縮作業が著しく軽減され、推進作業の簡易化や伸縮
の繰り返しによる止水ゴム等の磨耗が少なくなった。ま
た、ストロ−クの長いジャッキを使用しても埋設管後端
壁面から片持ちとなる外殻の長さはジャッキストローク
長分だけであり、変形等による悪影響は発生しない。さ
らに推進完了後の中押ジャッキの取外し作業も中押ジャ
ッキが稼働していないときはフリーの状態となってお
り、ジャッキを一々伸長する手間がなく、容易に撤去で
きる。
の長い中押ジャッキを使用することが可能となり、従
来、長距離推進で頻繁に繰り返されていた中押ジャッキ
の伸縮作業が著しく軽減され、推進作業の簡易化や伸縮
の繰り返しによる止水ゴム等の磨耗が少なくなった。ま
た、ストロ−クの長いジャッキを使用しても埋設管後端
壁面から片持ちとなる外殻の長さはジャッキストローク
長分だけであり、変形等による悪影響は発生しない。さ
らに推進完了後の中押ジャッキの取外し作業も中押ジャ
ッキが稼働していないときはフリーの状態となってお
り、ジャッキを一々伸長する手間がなく、容易に撤去で
きる。
【0025】
【第1図】本発明の中押用埋設管の接続状況を説明する
縦断面図である。
縦断面図である。
【第2図】本発明の中押用埋設管の後端壁面を説明する
横断面図である。
横断面図である。
【第3図】本発明の他の実施例を説明する縦断面図であ
る。
る。
【第4図】従来技術における中押装置を説明する縦断面
図である。
図である。
【第5図】従来技術における中押装置の問題点を説明す
る縦断面図である。
る縦断面図である。
1 中押用埋設管 2 埋設管 3 後続管 4 アンカー筋 5 外殻 6 中押ジャッキ 7 当輪 8 分布板 9 側板 10 固定板 11 外殻 12 従来技術の中押管 13 止水ゴム 14 従来技術の中押装置継輪 15 ジャッキ収納溝 L 中押装置継輪の片持長
Claims (1)
- 【請求項1】長距離推進工法における元押推進力を分散
させるために用いられる中押装置の中押用埋設管におい
て、中押用埋設管の外周に、埋設管の前端から後端壁面
よりも延長して環状に固着した外殻と、埋設管壁面の左
右対称位置に複数箇所溝型に切り欠きを設けたジャッキ
収納溝とを配設したことを特徴とする長距離推進の中押
用埋設管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31257592A JPH06117184A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 長距離推進の中押用埋設管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31257592A JPH06117184A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 長距離推進の中押用埋設管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06117184A true JPH06117184A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=18030863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31257592A Pending JPH06117184A (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 長距離推進の中押用埋設管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06117184A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012122216A (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-28 | Fujimura Fume Kan Kk | 中押装置 |
JP2013108318A (ja) * | 2011-11-24 | 2013-06-06 | Kidoh Construction Co Ltd | 中押装置 |
CN104565612A (zh) * | 2014-12-30 | 2015-04-29 | 九峰海洋生态建设集团有限公司 | 一种用于玻璃钢夹砂顶管与中继间的连接套管 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6124621U (ja) * | 1984-07-18 | 1986-02-14 | 株式会社 金門製作所 | ガスメ−タ |
JPS6237200A (ja) * | 1985-08-12 | 1987-02-18 | 宮永 禎三 | 長円形製図用器具の製図脚部伸縮機構 |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP31257592A patent/JPH06117184A/ja active Pending
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