JPH0715780B2 - 安定板を有する記録又は再生装置 - Google Patents

安定板を有する記録又は再生装置

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JPH0715780B2
JPH0715780B2 JP5618885A JP5618885A JPH0715780B2 JP H0715780 B2 JPH0715780 B2 JP H0715780B2 JP 5618885 A JP5618885 A JP 5618885A JP 5618885 A JP5618885 A JP 5618885A JP H0715780 B2 JPH0715780 B2 JP H0715780B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、可撓性記録担体を使用する記録又は再生装
置に関し、特にその回転走行により生ずる空気流を利用
してヘッドの摺接状態の安定化をはかる安定板を有する
記録又は再生装置に関する。
(従来の技術) 可撓性記録担体を使用する記録又は再生装置では、ヘッ
ドの摺接状態の安定化をはかるために安定板が設けられ
ている。第4図は、その一例を示すものであり、同図
(A)は安定板と記録担体との関係を示す分解斜視図、
同図(B)は同図(A)のD−D断面図を示している。
図中1は記録担体としての磁気ディスク、2は磁気ディ
スク1のセンタコア、3はセンタコア2に設けられ、デ
ィスク回転駆動軸が嵌合される孔、4は記録又は再生ヘ
ッドとしての磁気ヘッド、5は安定板、6は必要に応じ
設けられる規制板、7はヘッド4をディスク1の半径方
向に移動させるためのヘッドキャリッジである。なお添
付各図において矢印Aは磁気ディスク1の回転方向を示
すものである。上記の構成において、ディスク1の回転
により安定板5とディスク1との隙間及び規制板6とデ
ィスク1との隙間に空気流を生じ、その作用によりヘッ
ド4付近におけるディスク1の挙動を安定化させてい
る。
ところで、上記の装置において、磁気ディスク1に対し
磁気ヘッド4が突出している状態でディスク1が高速
(例えば、静止画記録又は再生装置であれば、フィール
ド周波数に対応した速度)回転した場合、安定板5に設
けられた、ヘッド4との衝突を避けるための一定開口幅
の凹溝部5cを境にして、その上流側ディスク対向面5aで
は正圧が発生してディスク1が押し下げられ、一方、安
定板の下流側ディスク対向面5bでは、負圧が発生してデ
ィスク1が引き上げられる。この場合、安定板5の下流
側対向面5bとディスク1とは非常に接触し易く、接触す
るとディスク1が傷ついたり、ディスク1の回転むらが
起こるという欠点がある。
上記の欠点を除去するため、安定板5の下流側対向面5b
をディスク進行方向に沿ったひとつ又は複数の傾斜面を
もって形成し、これによって正圧を発生させることによ
りディスク1が安定板5の下流側対向面5bに接触しない
ようにしたものが提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、ヘッド4の突き出しによるディスク1の
変形形状は曲面となるため、ヘッド4よりも下流側でひ
とつの傾斜面のみを対向させるだけでは十分な正圧を得
ることは困難である。また複数の傾斜面を設ける場合
も、例えばのこぎり歯状に連設したのでは、連設部に不
所望な負圧が発生してしまう欠点がある。
さらに他の問題として、ヘッド4の部位においてはディ
スク1はヘッド4の突き出しによって、第5図(A)、
(B)に(1a)に示すように上側、すなわち、安定板5
側に凸で、かつ、ディスク1の外周側から中心側へ向け
てすそ広がりとなるように変形する。これは、ディスク
1の中心部に設けられているセンタコア2による影響で
ある。なお第5図(A)中、4′はこのときのヘッド4
の位置(記録エリアのほぼ中央に相当する位置)を示す
ものであるが、ヘッド4のディスク半径方向の位置にか
かわらず同様の傾向となるものである。
この第5図(A),(B)に示すようなディスク1の、
ヘッド4の部位での変形(1a)に対しては、第4図に示
すような一定開口幅dの凹溝部5cを有する安定板5で
は、ヘッド4のいかなる位置においてもヘッド4とディ
スク1との摺接状態(ディスク1の高速回転により両者
が微小な間隙を隔てて対向する状態を含む。以下同じ)
を安定かつ良好に保って記録又は再生性能を良好に保証
するという作用は十分ではなくなってしまう。このよう
な不都合は、センタコアが設けられた可撓性磁気ディス
クに限られるものではなく、例えば、この種のセンタコ
アを具備しない可撓性磁気ディスクであっても、その中
心部をディスク回転スピンドルに対してクランプした状
態で回転させるクランパを具備する装置(例えば、フロ
ッピーディスク駆動装置等)においても同様に生ずる問
題である。
この発明は、安定板を有する記録又は再生装置における
前述の問題点を解決し、可撓性記録担体の回転状態にお
いて安定板と可撓性記録担体との間に負圧を生ずること
を防止し、記録担体がその回転状態において安定板に接
触することによる回転むらの発生を抑えると同時に、ヘ
ッドの各移動位置においてヘッドと記録担体との摺接状
態を良好かつ安定に保つことができる手段を提供するこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この発明は、上記の目的を達成するため、可撓性記録担
体の回転時にその挙動を安定させるための安定板を有す
る記録又は再生装置であって、前記安定板が、そのほぼ
中央部に設けられた記録又は再生ヘッドとの衝突を避け
るための凹部であって、前記記録担体の外周側の開口幅
に比べて前記記録担体の回転中心側の開口幅が大であ
り、かつ、前記記録担体の回転状態においてその部分を
ほぼ大気圧に保持するに足る形状を有するものと、前記
記録担体の回転状態において少なくとも前記中央部の凹
部の下流に設けられた、少なくともひとつの凹部であっ
て、前記記録担体の回転状態においてその部分をほぼ大
気圧に保持するに足る形状を有するものと、前記凹部に
より分断された凸部であって、前記記録担体の回転状態
において前記記録担体との間に正圧を発生するに足る形
状を有するものと具えるものである。
上記において、前記の凹部は、安定板のほぼ中央部に設
けられたヘッドとの衝突を避けるための凹部のほか、そ
の下流側にも少なくともひとつ設けることを要するが、
その上流側には必要に応じて設ければ足りる。また前記
の凸部は、前記の中央部の凹部及び下流側の凹部により
分断される位置に設けることを要し、そのうち少なくと
もひとつの凸部は、回転する記録担体と対向する面を傾
斜させることを可とする。なお上流側については、必要
に応じ、凹部により分断された凸部を設けることを可と
し、あるいは、さらに、これらの凸部の全部又は一部
は、回転する記録担体と対向する面を傾斜させることを
可とする。
(作 用) 上記の構成により、安定板のほぼ中央部に設けられたヘ
ッドとの衝突を避けるための凹部は、例えば第5図
(A),(B)で説明したヘッドの突き出しによる記録
担体回転時のその変形形状に応じたものであるため、こ
れによりヘッドの各移動位置でのヘッドと記録担体との
摺接状態の改善がはかられるようになり、また、これと
ともに、記録担体の回転状態において、安定板のほぼ中
央部に設けられた前記の凹部及びその下流側に設けられ
た凹部はほぼ大気圧に保たれ、また前記の凸部と記録担
体との対向面には正圧が発生し、かつこれらの凹部、凸
部ともに記録担体の回転状態において負圧が発生するこ
とが避けられる。
したがって、記録担体は、その回転中に、記録又は再生
ヘッドとの摺接位置を境にして上流側及び下流側ともに
安定板と反対側に押し下げられ、またほぼ対称な形状に
保たれる。すなわち、ヘッドの突き出しによるディスク
の変形形状は曲面となるため、ヘッドより下流側で所要
の正圧を発生させようとする場合、この変形に則して、
変形の各部位に対応した正圧発生面を設定しなければな
らないわけであるが、この場合に各正圧発生面を連設す
ると、連設部において負圧を生じしまうところ、この発
明では、連設部に相当する部分を、同部分がほぼ大気圧
(雰囲気圧)となる凹部とすることによって上記の不都
合を解決するものである。
(実施例) 以下第1図〜第3図等を参照して、この発明の安定板を
有する記録又は再生装置の実施例を説明する。下記の説
明は可撓性磁気ディスクを使用する記録又は再生装置に
適用した例について、この発明の記録又は再生装置の一
実施例の構成及びその作用並びにその他の実施例の順序
で行う。
(この発明の記録又は再生装置の一実施例の構成)(第
1図) 第1図はこの発明の記録又は再生装置の一実施例を示
し、図中10は安定板であってその詳細な構成について
は、後述する。1、4、6及び7は、それぞれ第4図に
ついて説明したものと同様な可撓性磁気ディスク、磁気
ヘッド、規制板及びヘッドキャリッジである。なお第1
図には示されていないが、磁気ディスク1には、第4図
のものと同様にセンタコア及び同コアに穿たれた回転軸
嵌合孔が設けられているものとする。
11は、安定板10のほぼ中央部に設けられたヘッド4との
衝突を避けるための凹部であって、その形状は、磁気デ
ィスク1の回転状態において同凹部がほぼ大気圧に保た
れるのに十分な深さ及び幅を有するように形成される。
ここで、第5図(A),(B)に示したように、ヘッド
4の突き出しによりディスク1に与えられる変形のディ
スク円周方向の広がりは、センタコア2の影響を受けて
ディスク1の回転中心側では広く、中心から半径方向に
遠ざかるにつれて狭くなるものである。したがって、第
1図(B)に示すように、安定板10は、そのディスク対
向面に形成されたヘッド4との衝突を避けるための凹部
11の形状を、上記のディスク1の変形(1a)に応じて、
そのディスク中心側の開口幅d1がディスク外周側の開口
幅d2よりも広くなるようにしてある。
13,15は、凹部11の下流側に順次設けられた凹部であ
り、これらは一定の開口幅を有するものであるが、凹部
11と同様にディスク1の回転状態において、これらがほ
ぼ大気圧に保たれるような形状をしている。12,14,16
は、これらの凹部により分断された凸部であり、それぞ
れの高さは、第1図(A)において安定板10の下流側に
向かって低くなっている。すなわち磁気ディスク1に対
向する面(同図(B)において各上面)に傾斜が付され
ている。これらの凸部のディスク1との対向面の傾斜角
の関係については、ディスク1の回転基準面、すなわち
不図示のディスク回転モータの回転軸に直交する面に対
してなす角が、凸部12が最も大きく、凸部14がこれに次
ぎ、凸部16が最も小さく設定されている。換言すれば、
安定板10の下流側端部に至るほど上記各凸部の傾斜面が
上記回転基準面に対してなす角が小さくなるように設定
されている。これは、第1図(A)に示すように、ディ
スク1は、その回転状態において、ヘッド4との摺接部
に近いほど大きく傾斜するように変形するので、上記各
凸部の傾斜面とディスク1との隙間は、両者間に所要の
正圧を発生させるために、各傾斜面のエッジ部12e,14e,
16eにおいてそれぞれ隙間が最小であり、かつ各傾斜面
の全面にわたって隙間を所要の大きさに保ち、それぞれ
の隙間の形状を実質的にくさび状にするためである。ま
た、各エッジ部12e,14e,16eは同一平面上にあることを
可とし、さらに後述の上流側の凸部18のディスク1と対
向する面をこれと同一平面にあることを可とするが、エ
ッジ部12e〜16eのうち下流に位置するものほどその高さ
が低くなるように、すなわちディスク1側に突出するよ
うに形成してもよい。
18は安定板10の上流側の凸部であって、この例ではその
ディスク1との対向面は傾斜しておらず、前記の回転基
準面に平行である。なおヘッド4とディスク1との摺接
位置は上流側の凸部18のエッジ18eと下流側の凸部12の
エッジ12eとのほぼ中央に設定することを可とし、中央
部の凹部11の中心とは一致しない。これは、下流側の凸
部12の傾斜面をこれとディスク1との間で所要の正圧を
発生するのに必要な形状及び長さにするためである。な
お第1図(B)において矢印Cはディスク1のセンタコ
ア2の方向を示すものである。
(この発明の記録又は再生装置の一実施例の作用) 次に、磁気ディスク1の回転状態における上記の構成の
安定板10と磁気ディスク1との間の空気流圧力及び第1
図の装置の作用については説明する。ディスク1の回転
中、ヘッド4はディスク1に摺接しており、安定板上流
側の凸部18ではディスク1との隙間が下流側に向かって
徐々に狭くなり、エッジ部18eで最小になる。このくさ
び状の隙間を流れる空気流は正圧を発生し、ディスク1
は規制板6の方向へ押し下げられる。ヘッド4との衝突
を避けるための凹部11では、ディスク1との隙間が十分
に大きいためほぼ大気圧に保たれ、ディスク1は空気流
による外力をほとんど受けない。さらに凹部11の形状
(深さ及び幅)により同凹部により負圧が発生するのを
避けることができる。
安定板10の下流側の凸部12では、そのディスク1と対向
する傾斜面の形状によりエッジ部12eで両者間の隙間が
最小であって上流側の凸部18と同様にくさび状の隙間が
形成され、ここを流れる空気流は正圧を発生する。次の
凹部13では、凹部11と同様にしてほぼ大気圧に保たれ、
負圧と発生が避けられる。さらに下流側の凸部14,16及
び凹部15においては上記と同様な圧力状態になる。した
がって、凸部12,14,16で順次発生する正圧によりディス
ク1は規制板6の方向へ押し下げられる。
上記の理由により、安定板10の上流側及び下流側ともに
負圧の発生が避けられ、磁気ディスク1は規制板6の方
向へ押し下げられ、その回転状態における形状は磁気ヘ
ッド4との摺接部を境にして上流側と下流側とでほぼ対
称な形状になり、磁気ディスク1が安定板10に接触する
ことが防止される。
また、上記に加えて、ヘッド4との衝突を避けるための
凹部11の形状が、第5図(A),(B)に示したヘッド
4の突き出しによるディスク1の変形形状(1a)にほぼ
則したものであるため、安定板10とディスク1との間の
空気流がすべての領域でほぼ均一となって、ヘッド4の
各移動位置におけるヘッド4とディスク1との摺接状態
が非常に良好なものとなる。
ちなみに、上記の場合、凸部12,14及び16が、凹溝部11
の稜線11eに平行に設けられているため、ディスク1に
対する位置は丁度第5図(A)中に破線で示すような位
置関係となり、一方、ディスク1の回転により発生する
空気流は、遠心力によってディスク1の稜線方向から外
方へ向う(矢印E)成分が大となるため、この空気流の
方向Eに対し凸部12,14及び16は直交に近い関係になる
ので、これらの凸部12,14及び16の各傾斜面により十分
な正圧が効率よく得られるようになる。
(この発明の記録又は再生装置のその他の実施例)(第
2図、第3図) この発明の記録又は再生装置の第2図に示す実施例にお
いては、安定板10のほぼ中央部の凹部11の上流側にも凹
部21,23及び凸部20,22,24が設けられている。凹部21,23
の形状及び機能は、第1図について説明した下流側の凹
部13等と同様であり、また凸部20,22は、不図示の磁気
ディスクと対向する面が下流側に向かって傾斜してお
り、下流側の凸部12等と同様に磁気ディスクの回転状態
において実質的にくさび状の隙間が磁気ディスクとの間
に形成され、両者間に生ずる正圧を所要の大きさに保つ
ようにしている。
第3図に示すさらに他の実施例では、下流側にひとつの
凹部13によって分断された2つの凸部12,14が設けら
れ、これらの凸部のうち凸部12の磁気ディスクとの対向
面にのみ傾斜が付されている。このように下流側の一部
の凸部に傾斜を付するだけでいずれの凸部においても十
分な正圧を発生することができる場合には、上流側のも
のも含めて他の凸部には傾斜を付する必要はない。ま
た、このような凸部の数は必要に応じ2つでもよく、あ
るいは4つ以上でもよい。
なお第2図及び第3図の実施例を通じて、安定板10の中
央部のヘッドとの衝突を避けるための凹部11は、第1図
に示した安定板のそれと同様に、ディスク1に対してほ
ぼ「ハ」の字状に開口しているものである。
上記の各実施例において、凹部11の形状の選定について
は、例えば、第5図(A)に示すように、ヘッド4をデ
ィスク1に対し、4′で示す記録エリアの中央付近に位
置させた場合のディスク1の変形形状をもとにしてもよ
く、あるいは、ヘッド4の各移動位置におけるディスク
1の変形の平均的形状をもとにしてもよい。なお溝の深
さについは、凹部11が大気圧(雰囲気圧)となる範囲で
任意に選定できる。さらに、凹部11の断面形状は矩形状
とし、また溝稜線は直線としたが、これは凹部11を加工
する場合に機械加工が最も容易であるからであり、溝稜
線については直線に限られるものではなく、双曲線、放
物線等の曲線もしくは折線又はそれらの組合わせ等種々
のものが実施可能である。
上記の実施例の説明では、可撓性ディスク1として、ビ
デオ・フロッピーディスクとして知られている直径45mm
程度で、中心に15mm程度のプラスチック製のセンタコア
2を有する可撓性磁気ディスクを前提としたが、この発
明の適用は、このような磁気ディスクを使用する装置に
限定されるものではない。
(発明の効果) 前述のように、この発明によれば、安定板のほぼ中央部
に設けられたヘッドとの衝突を避けるための凹部の記録
担体側開口形状が、ヘッドの突き出しによる記録担体の
回転時におけるその変形形状に則したものであることに
よりヘッドの各移動位置におけるヘッドと記録担体との
摺接状態がより安定、良好なものとなる。
また、これとともに、可撓性記録担体の回転状態におい
て、安定板のほぼ中央部に設けられた凹部及びその下流
側に設けられた凹部はほぼ大気圧に保たれ、またこれら
の凹部により分断された凸部と記録担体との対向面には
正圧が発生し、かつこれらの凹部、凸部ともに記録担体
の回転状態において負圧が発生することが避けられる。
したがって、記録担体は、その回転中に、記録又は再生
ヘッドとの摺接位置を境にして上流側及び下流側ともに
安定板と反対側に押し下げられ、かつほぼ対称な形状に
保たれるので、一層安定なヘッドの摺接状態を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)はこの発明の記録又は再生装置の一実施例
における安定板と記録担体との関係を示す、第4図
(B)のD−D断面図に対比される断面図、第1図
(B)は同図(A)中の安定板を上下逆にして示す斜視
図、第2図及び第3図は、それぞれこの発明の記録又は
再生装置の他の実施例における安定板の断面形状を示す
図、第4図(A)は従来の記録又は再生装置における安
定板と記録担体との関係を示す分解斜視図、同図(B)
は同図(A)中のD−D断面図、第5図(A)及び
(B)は、それぞれヘッドの突き出しによる記録担体と
してのディスクの変形状態を示す平面図及び斜視図であ
る。 符号の説明 1:可撓性記録担体としての磁気ディスク、4:記録又は再
生ヘッドとしての磁気ヘッド、10:安定板、11,13,15,2
1,23:安定板の凹部、12,14,16,18,20,22,24:安定板の凸
部、11e:凹部11の下流側溝稜線、12e,14e,16e,18e:凸部
のエッジ部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性記録担体の半径方向に移動可能な記
    録又は再生ヘッドと、前記可撓性記録担体の回転時にそ
    の挙動を安定させるための安定板とを有する記録又は再
    生装置であって、 前記安定板は、 そのほぼ中央部に、前記ヘッドの移動の際の衝突を避け
    るための第1の凹部が設けられ、この第1の凹部は、前
    記記録担体の外周側の開口幅に比べて前記記録担体の回
    転中心側の開口幅が大であり、かつ、前記記録担体の回
    転状態において前記第1の凹部をほぼ大気圧に保持する
    ように形成され、 前記記録担体の回転状態において、少なくとも前記第1
    の凹部の下流側に少なくともひとつの第2の凹部が設け
    られ、この第2の凹部は、前記記録担体の回転状態にお
    いて前記第2の凹部をほぼ大気圧に保持するように形成
    され、 前記第1及び第2の凹部により分断された凸部が形成さ
    れ、この凸部は、前記記録担体の回転状態において前記
    記録担体を前記ヘッドに押圧する方向に圧力を発生する
    ように形成されていることを特徴とする安定板を有する
    記録又は再生装置。
  2. 【請求項2】前記凸部のうち少なくともひとつは、可撓
    性記録担体に対向する面に傾斜を有することを特徴とす
    る特許請求の範囲(1)記載の安定板を有する記録又は
    再生装置。
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