JPH05114230A - ヘツドの安定板構造 - Google Patents

ヘツドの安定板構造

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Publication number
JPH05114230A
JPH05114230A JP30255491A JP30255491A JPH05114230A JP H05114230 A JPH05114230 A JP H05114230A JP 30255491 A JP30255491 A JP 30255491A JP 30255491 A JP30255491 A JP 30255491A JP H05114230 A JPH05114230 A JP H05114230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
head
stabilizer
upstream
downstream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30255491A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuzo Seo
修三 瀬尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP30255491A priority Critical patent/JPH05114230A/ja
Publication of JPH05114230A publication Critical patent/JPH05114230A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少なくともディスクの内周側の安定板への吸
引を良好にし、確実なヘッドタッチを確保する。 【構成】 ディスク2の回転方向Vに沿ってヘッド1の
上流側と下流側に配設され、ディスク2に対面する各々
の吸引面3a,4aが上流側から下流側に至るに従いデ
ィスク2から遠ざかる傾斜面に形成されたヘッドの安定
板構造において、前記吸引面部分3a,4aに、該吸引
面3a,4aよりもくぼんだ溝部5を、前記上流側から
下流側に至るに従いディスク2の内周側から外周側に至
るように形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子スチルカメラ等に
用いられるフレキシブルな磁気シート状のディスクを、
負圧を発生させることにより、磁気ヘッドに接触させる
ようにしたヘッドの安定板構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子スチルカメラ等に用い
られるフレキシブルなディスクに対して、磁気記録或は
再生を行なうには磁気記録再生装置が用いられている。
この磁気記録再生装置は、ディスクの径方向に移動可能
に設けられた磁気ヘッドと、ヘッドの上流側と下流側に
配設される上流側および下流側の安定板(パッド)とを
備えており、各々の安定板は、ディスクに対面する吸引
面が、上流側から下流側に向うに従ってディスクから遠
ざかる傾斜面に形成されている。そして、前記上流側と
下流側との各々の安定板を、ディスクの回転に伴って、
ディスクと安定板との間に発生する負圧により、ディス
クを安定板の吸引面側に吸引し、磁気ヘッドに対するデ
ィスクの当たりを安定して得られるようにしている。と
ころで、それらの安定板の中には、ディスクに対面する
吸引面が、上流側から下流側に向うに従ってディスクか
ら遠ざかると共に、ディスクの外周側から内周側に向う
に従ってディスクから遠ざかる傾斜面に形成されている
ものがあり(例えば特開平2−126466号)、特
に、ディスクの外周側よりも内周側により大きい負圧を
発生させて、磁気ヘッドに対するディスクの当たりをよ
り安定して得られるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ディスクは
その中心部分がスピンドル側に保持されるので、内周に
向かう程剛性が高く変形量も小さいため、ディスクの外
周側から内周側に向うに従ってディスクから遠ざかるよ
うに形成された上記従来の安定板における傾斜角の大き
さにもおのずと限度があり、十分な負圧量を得ることが
困難であった。また、仮にディスクの内周側で十分な負
圧量を得ることができたとしても、上記従来の安定板の
ように、傾斜面に形成された吸引面の面積が安定板の全
体に亘るような面積の大きいものとなると、ディスクの
内周側の変形量が大きくなり、これによりディスクドラ
イブのスピンドル回転の負荷が大きくなると共に、ディ
スクがバタつくという不具合があった。
【0004】さらに、ディスクの外周側から内周側に向
うに従ってディスクから遠ざかるように形成された上記
従来の安定板では、該安定板の上面から突出するヘッド
の突出量がディスクの外周側と内周側とでは異なるの
で、ディスクとの間隔が大きいディスクの内周側では、
ヘッドの安定板からの突出量が大きくなって、該ヘッド
の端面角部にディスクが摺接し、該角部によってディス
ク面に傷が入るおそれがあるという不具合があった。
【0005】そこで、本発明は、ディスクの内周側に臨
む安定板の面の傾斜角を大きくすることなく、少なくと
もディスクの内周側の安定板への吸引を良好にすること
ができ、ディスクに無理な変形が生じてスピンドル回転
の負荷を大きくしたりディスクをバタつかせることな
く、安定したヘッドタッチが得られる負圧発生タイプの
ヘッドの安定板構造を提供することを目的としている。
また、本発明はさらに、ヘッドがディスクの内周側に位
置しているときにもディスク面に傷が入るおそれのない
ヘッドの安定板構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の安定板構造は、
ディスクの回転方向に沿ってヘッドの上流側と下流側に
配設され、前記ディスクに対面する各々の吸引面が上流
側から下流側に至るに従い前記ディスクから遠ざかる傾
斜面に形成されたヘッドの安定板構造において、前記吸
引面部分に、該吸引面よりもくぼんだ溝部を、前記上流
側から下流側に至るに従いディスクの内周側から外周側
に至るように形成した構成とされている。また本発明の
安定板構造はさらに、前記ヘッドの上流側に配設される
安定板の下流側端面の高さと、前記ヘッドの下流側に配
設される安定板の上流側端面の高さとを、それぞれディ
スクの内周側から外周側にかけて均一の高さに形成した
構成とされている。
【0007】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1および図2は本実施例の安定板構造を示して
おり、図中1は磁気ヘッドを示している。この磁気ヘッ
ド1は、フレキシブルなディスク2の下方に配設され、
図示しないヘッド送り装置によりディスク2の径方向に
移動可能に設けられている。尚、図1中、二点鎖線の矢
印Vがディスク2の回転方向を示している。上記ディス
ク2の下方に設けられた磁気ヘッド1の上流側と下流側
には、上流側安定板3と下流側安定板4が設けられてい
る。
【0008】これらの安定板3,4は図3に示すよう
に、それぞれ吸引面3a,4aとなる上面をディスク面
に対面させて配設され、図示しない固定部に固定されて
いる。また、各安定板3,4は、図1に示すように、デ
ィスク回転方向Vに沿う所定の長さで、且つディスク2
の記録トラック領域Tよりも広い幅で、大きな面積に形
成されている。更に、双方の安定板3,4は、図2に示
すように、各々の吸引面3a,4aが、上流側から下流
側に向うに従ってディスク2から遠ざかる傾斜面に形成
され、双方の安定板3,4の吸引面3a,4aから磁気
ヘッド1が突出するように設けられている。尚、図2中
2は静止時のディスク、2Aは吸引時のディスクを示し
ている。
【0009】また、双方の安定板3,4には各々の吸引
面3a,4aよりも一段くぼんだ溝部5が複数設けられ
ている。これらの溝部5は、磁気ヘッド1の上流側から
下流側に至るに従いディスク2の内周側から外周側に至
る直線状で設けられている。従って、ディスク2の回転
時にはディスク2と安定板3,4の吸引面3a,4aと
の間に負圧が発生し、この負圧によりディスク2が各吸
引面側に吸引されるが、各々の吸引面3a,4aに複数
の溝部5を設けたことにより、ディスク2の回転時に溝
部5の配設方向に沿って、ディスク2の内周側から外周
側に向かう空気の流れが生じ、ディスク2の内周側の面
と安定板3,4との間の負圧が増す。このため、吸引面
3a,4aの傾斜角を大きくしなくてもディスク2の内
周側に生じる負圧を大きくすることができ、よって、磁
気ヘッド1に対するディスク2の内周側の当たりを確実
として、より安定したヘッドタッチを得ることができ
る。そして、上記溝部5によって安定板3,4の吸引面
3a,4a全体の高さが低くなることがないので、吸引
面3a,4aとディスク2との間隔が大きくなってディ
スク2に無理な変形が生じ、スピンドル回転の負荷が大
きくなったりディスクにバタツキが生じたりするといっ
たこともない。
【0010】更に、上記下流側の安定板4における上流
側の端面4bの高さは、図2に示すように、ディスク内
周側から外周側にかけて均一に形成されており、図2に
は表われないが、上記上流側の安定板3における下流側
の端面3bの高さも、ディスク内周側から外周側にかけ
て均一に形成されているので、磁気ヘッド1がディスク
2の径方向に移動しても、前記安定板3,4の端面3
b,4bから突出する磁気ヘッド1の突出量が一定とな
り、よって、磁気ヘッド1の端面角部1a(図2)にデ
ィスク2が摺接してディスク面に傷が入ることを防止す
ることができる。
【0011】尚、本実施例では前記溝部5が直線状に形
成されたものとしたが、図4及び図5に示すように、円
弧状を呈する溝50としてもよく、各安定板3,4に形
成される溝5,50の数は少なくとも1つ以上あればよ
い。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、安
定板の吸引面部分に、該吸引面よりもくぼんだ溝部を、
前記上流側から下流側に至るに従いディスクの内周側か
ら外周側に至るように形成したので、ディスクの内周側
から外周側に向かう空気の流れを発生させて、ディスク
の内周側の吸引面部分に発生する負圧の量を増やすこと
ができる。このため、吸引面の傾斜角を大きくすること
なくディスクの内周側の安定板への吸引を良好にして、
ディスクの磁気ヘッドに対する当たりを確実なものとす
ることができ、より安定したヘッドタッチを得ることが
可能となる。そして、吸引面の傾斜角を大きくする必要
がないため、吸引面とディスクとの間隔が大きくなって
ディスクに無理な変形が生じ、スピンドル回転の負荷が
大きくなったりディスクにバタツキが生じたりすること
を防止することができる。また、前記ヘッドの上流側に
配設される安定板の下流側端面の高さと、前記ヘッドの
下流側に配設される安定板の上流側端面の高さとを、そ
れぞれディスクの内周側から外周側にかけて均一の高さ
に形成したので、ディスクの径方向におけるヘッドに位
置に関わらず該ヘッドの安定板からの突出量が均一とな
り、よって、ヘッドがディスクの内周側に位置している
ときにもヘッドの端面角部がディスク面に摺接して該デ
ィスク面に傷が入ることがないようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係り、ヘッドの安定板構造
を示す平面図である。
【図2】図1のヘッドの安定板構造を示す斜視図であ
る。
【図3】図1のヘッドの安定板構造を示す図1中のイ−
イ矢視断面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係り、ヘッドの安定板構
造を示す平面図である。
【図5】図4のヘッドの安定板構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ヘッド 2 ディスク 3,4 安定板 3a,4a 吸引面 3b,4b 安定板端面 5,50 溝部 V ディスク回転方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクの回転方向に沿ってヘッドの上
    流側と下流側に配設され、前記ディスクに対面する各々
    の吸引面が上流側から下流側に至るに従い前記ディスク
    から遠ざかる傾斜面に形成されたヘッドの安定板構造に
    おいて、 前記吸引面部分に、該吸引面よりもくぼんだ溝部を、前
    記上流側から下流側に至るに従いディスクの内周側から
    外周側に至るように形成したことを特徴とするヘッドの
    安定板構造。
  2. 【請求項2】 前記ヘッドの上流側に配設される安定板
    の下流側端面の高さと、前記ヘッドの下流側に配設され
    る安定板の上流側端面の高さとを、それぞれディスクの
    内周側から外周側にかけて均一の高さに形成したことを
    特徴とする請求項1記載のヘッドの安定板構造。
JP30255491A 1991-10-21 1991-10-21 ヘツドの安定板構造 Pending JPH05114230A (ja)

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JP30255491A JPH05114230A (ja) 1991-10-21 1991-10-21 ヘツドの安定板構造

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JP30255491A JPH05114230A (ja) 1991-10-21 1991-10-21 ヘツドの安定板構造

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Publication Number Publication Date
JPH05114230A true JPH05114230A (ja) 1993-05-07

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ID=17910376

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30255491A Pending JPH05114230A (ja) 1991-10-21 1991-10-21 ヘツドの安定板構造

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JP (1) JPH05114230A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8161605B2 (en) 2004-07-29 2012-04-24 Norma Sweden Ab Hose clamp

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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