JPH07157567A - 着色熱可塑性樹脂成形体の製造方法 - Google Patents

着色熱可塑性樹脂成形体の製造方法

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JPH07157567A
JPH07157567A JP30394493A JP30394493A JPH07157567A JP H07157567 A JPH07157567 A JP H07157567A JP 30394493 A JP30394493 A JP 30394493A JP 30394493 A JP30394493 A JP 30394493A JP H07157567 A JPH07157567 A JP H07157567A
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JP
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copper phthalocyanine
pigment
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thermoplastic resin
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JP30394493A
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Shinichi Sato
真一 佐藤
Hidehiko Sakai
英彦 阪井
Tadashi Hirayama
忠 平山
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 熱可塑性樹脂(A)に、無水フタル酸および
/又はフタルイミド(b1)と、無水トリメリット酸お
よび/又は無水ピロメリット酸(b2)と、尿素および
/又はアンモニア(b3)と、銅および/又はその化合
物(b4)とを有機溶媒中で触媒の存在下反応させた
後、顔料化して顔料混合物を製造するに際し、前記(b
1)成分と(b2)成分のモル比(b1/b2)を9
9.5/0.5〜96.0/6.0の範囲にて反応させ
た後、顔料化した銅フタロシアニン顔料混合物(B)を
配合し、次いで溶融成形することを特徴とする着色熱可
塑性樹脂成形体の製造方法。 【効果】 無置換の銅フタロシアニンを使用した場合に
比較して高温による変退色が著しく少ない成形体が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着色熱可塑性樹脂成形
体の製造方法に関する。さらに詳しくは、高温の溶融成
形によっても変退色が少なく熱安定性に優れる着色熱可
塑性樹脂成形体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】青色に着色された熱可塑性樹脂成形体を
製造する場合、着色剤には一般に銅フタロシアニン顔料
が広く用いられている。銅フタロシアニン顔料は色相が
鮮明で着色力も大きく、優れた青色顔料としてインキ、
塗料、プラスチック等の着色剤として広く使用されてい
る。該銅フタロシアニンは同質多晶であり、例えば色相
赤味で有機溶剤、熱に比較的不安定なα型結晶や色相黄
味で有機溶剤、熱に比較的安定なβ型結晶等が知られ、
着色剤としてはβ型銅フタロシアニン顔料が最も多く使
用されている。熱可塑性樹脂を着色する場合、その成形
加工温度が高いため着色用として使用される顔料には高
温における熱安定性が要求される。たとえば銅フタロシ
アニン顔料の場合、α型結晶では成形加工温度が約16
0℃以上、β型結晶では成形加工温度が約200℃以上
になると銅フタロシアニンの粒子が結晶変換又は結晶成
長をひきおこし、色相変化や着色力低下を生じてしま
う。そこで銅フタロシアニン顔料の熱安定性を向上させ
るため、従来は(1)1〜2個の塩素で置換した銅フタ
ロシアニンを使用する、(2)無置換の銅フタロシアニ
ンとフタルイミドメチル基等で置換した銅フタロシアニ
ン誘導体の混合物を使用する、等が行われている。しか
しながら(1)の1〜2個の塩素で置換した銅フタロシ
アニンの場合、無置換の銅フタロシアニンに比較して分
散が悪く、色相が黄味になり濃度が低下するという欠点
がある。また(2)の無置換の銅フタロシアニンとフタ
ルイミドメチル基等で置換した銅フタロシアニン誘導体
の混合物を製造する場合、無置換の銅フタロシアニンと
銅フタロシアニン誘導体を別々に製造し、次いで任意の
割合で混合するという工程で行なわなければならない。
これでは通常の無置換の銅フタロシアニンの2倍の製造
工程を必要とし、コストが高くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、通常の無
置換の銅フタロシアニン顔料を製造する場合と同様の工
程、同程度の製造コストで、熱可塑性樹脂の着色に適し
た熱安定性にすぐれる銅フタロシアニン顔料を製造する
ことが重要な課題であると認識した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意研究を行った結果、通常の銅フタロ
シアニン製造プロセスを用いて製造された、カルボキシ
ル基および/又はカルボンアミド基を有する銅フタロシ
アニン顔料を特定量含む銅フタロシアニン系顔料混合物
(B)を熱可塑性樹脂(A)に配合し、次いで溶融成形
して得た着色熱可塑性樹脂成形体では著しく優れた熱安
定性が発揮されることを見い出し、本発明を完成するに
いたった。
【0005】即ち本発明は、熱可塑性樹脂(A)に、下
記製造方法によって得られるカルボキシル基および/又
はカルボンアミド基を有する銅フタロシアニン顔料を特
定な量含むフタロシアニン系顔料混合物(B)を配合
し、次いで溶融成形することを特徴とする着色熱可塑性
樹脂成形体の製造方法にかかわる。
【0006】本発明において用いるフタロシアニン系顔
料混合物(B)は、通常の銅フタロシアニン製造プロセ
スを用いて製造することができる。具体的には、無水フ
タル酸および/又はフタルイミド(b1)と無水トリメ
リット酸および/又は無水ピロメリット酸(b2)と、
尿素および/又はアンモニア(b3)と、銅および/又
はその化合物(b4)とを有機溶媒中で触媒の存在下反
応させた後、顔料化する方法である。
【0007】特に、銅フタロシアニン混合物を合成する
際の無水フタル酸および/又はフタルイミド(b1)と
無水トリメリット酸および/又は無水ピロメリット酸
(b2)のモル比(b1/b2)を99.5/0.5〜
94.0/6.0の範囲として製造されたフタロシアニ
ン系顔料混合物(B)は、該顔料混合物を配合し、溶融
成形した着色熱可塑性樹脂成形体の着色濃度や熱安定性
が著しく優れる。したがって前記限定したモル比(b1
/b2)の範囲から導き出された顔料混合物(B)の使
用が本発明においては必須である。
【0008】モル比(b1/b2)において、(b2)
を0.5未満とした場合、着色熱可塑性樹脂成形体の熱
安定性は著しく低下する。また、(b2)が6.0を越
えた場合、顔料化時に顔料混合物(B)が粒子の凝集を
引き起こし、着色熱可塑性樹脂成形体の濃度が著しく低
下する。
【0009】前記した成分の他、尿素および/又はアン
モニア(b3)の使用は、無水フタル酸および/又はフ
タルイミド(b1)の4モル当たりアンモニアに換算し
て4〜26モルの範囲が一般的である。
【0010】銅および/又は銅化合物(b4)として
は、例えば第一銅又は第二銅のハロゲン化物、酸化物、
硫酸塩、酢酸塩等が挙げられる。その使用量は、化学量
論的にみてフタル酸および/又はその誘導体4モル当た
り1モル程度である。
【0011】また、銅フタロシアニン合成の際に使用す
る有機溶媒および触媒は、一般に銅フタロシアニンの合
成に際して使用される公知の種々の有機溶媒、触媒がい
ずれも使用できる。
【0012】有機溶媒としては、アルキルベンゼン、ア
ルキルナフタレン、テトラリン等の芳香族炭化水素、ア
ルキルシクロヘキサン、デカリン、アルキルデカリン等
の脂環式炭化水素、ニトロベンゼン、o−ニトロトルエ
ン等のニトロ化合物、トリクロロベンゼン、ジクロロベ
ンゼン、クロロナフタレン等のハロゲン化炭化水素、ジ
フェニルエーテル等のエーテル類、スルホラン、ジメチ
ルスルホキシド等の硫黄化合物、キノリン等の複素環化
合物を挙げることができ、これら2種以上の混合物であ
ってもよい。
【0013】触媒としては、例えばモリブデン酸アンモ
ニウム、酸化モリブデン等のモリブデン化合物の使用が
好ましい。その使用量は、一般にフタロシアニン環形成
組成物4モル当たり、0.01〜0.04当量程度であ
る。
【0014】前記した合成方法によって得られた銅フタ
ロシアニン混合物は、溶媒を除去した後、熱水又は熱酸
性水溶液等中で撹拌、濾過、熱水洗浄を行い、乾燥する
ことによって粗製銅フタロシアニン混合物となる。
【0015】さらに粗製銅フタロシアニン混合物を、食
塩およびエチレングリコール等の磨砕助剤と共にニーダ
ーで磨砕する等の一般的な方法で顔料化することで本発
明において用いる銅フタロシアニン系顔料混合物を得
る。
【0016】本発明において該顔料混合物の着色対象と
なる熱可塑性樹脂(A)としては、例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、塩化ビニル樹脂、
AS樹脂、ABS樹脂、メタクリル樹脂、フッ素樹脂、
ポリアセタール、ポリエチレンテレフタレート等が挙げ
られる。
【0017】該顔料混合物の熱可塑性樹脂に対する配合
量としては、特に限定するものではなく一般的範囲でよ
い。
【0018】また溶融成形時の条件としては、溶融成形
に供する熱可塑性樹脂の種類、押し出し成形、射出成
形、ブロー成形等の成形手段、これら成形のために用い
られる成形機械の種類等の条件によって適宜な範囲があ
るが、該顔料混合物の性能特に熱安定性が十分発揮され
た着色成形体は、220℃以上の条件で溶融成形した場
合、従来の着色成形体に比較して優れた熱安定性が認め
られる。
【0019】本発明において用いるカルボキシル基およ
び/又はカルボンアミド基を有する銅フタロシアニン顔
料を含むフタロシアニン系顔料混合物は、通常の無置換
の銅フタロシアニンを製造する場合と本質的に同一の反
応装置、反応操作によって製造できる利点を有し、しか
も該フタロシアニン系顔料混合物を熱可塑性樹脂に配合
し、溶融成形して得た着色熱可塑性樹脂成形体では、高
温による色相変化、着色力低下等が著しく少ない効果が
ある。従って本発明の方法によれば、通常の無置換の銅
フタロシアニンを製造する場合と同様の工程、同等のコ
ストで顔料が製造でき、しかも熱安定性に優れた着色熱
可塑性樹脂成形体を製造することができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を更に
具体的に説明する。なお、例中の部および%はすべて重
量基準である。
【0021】比較例1 無水フタル酸1218部、尿素1540部、無水塩化第
一銅200部、モリブデン酸アンモニウム5部、および
溶媒として炭素数5〜8個のアルキルベンゼン4000
部を反応器に仕込み、撹拌しながら加熱し200℃まで
昇温させたのち、2.5時間200℃に保持した。反応
終了後、減圧下で溶媒を留去し、残った反応物を2%塩
酸8000部中に加え、70℃で1時間撹拌したのち吸
引濾過した。ケーキを80℃の温水で充分洗浄したのち
乾燥して粗製銅フタロシアニンを得た。
【0022】粗製銅フタロシアニン700部、ジエチレ
ングリコール490部、粉砕食塩2100部とともに内
容量8リットルのニーダーに仕込み、85℃で7時間磨
砕した。得られたニーダーケーキ100部を1%塩酸1
500部中に加え90℃で30分間撹拌したのち吸引濾
過した。ケーキを80℃の温水で充分洗浄したのち乾燥
して銅フタロシアニン顔料を得た。
【0023】以上のような操作で製造した無置換の銅フ
タロシアニン顔料を以下の実施例で得られた銅フタロシ
アニン混合物の顔料との比較に使用した。
【0024】実施例1 無水フタル酸1200部、無水トリメリット酸16部、
尿素1540部、無水塩化第一銅200部、モリブデン
酸アンモニウム5部、および溶媒として炭素数5〜8個
のアルキルベンゼン4000部を反応器に仕込み、比較
例1と同様の操作で反応、後処理し、粗製銅フタロシア
ニン混合物を得た。さらに得られた粗製銅フタロシアニ
ン混合物を比較例1と同様の操作で顔料化し銅フタロシ
アニン混合物の顔料を得た。
【0025】〈熱可塑性樹脂の着色方法〉ステアリン酸
亜鉛(堺化学工業(株)製SZ2000)4.5部、酸
化チタン(石原産業(株)製R−680)17部、およ
び実施例1の銅フタロシアニン混合物の顔料0.9部を
混合してドライカラーを作り、このドライカラー15
部、M171LDポリエチレン(エースポリマー(株)
製)206部、M221LDポリエチレン(エースポリ
マー(株)製)379部の混合物を押出機(池貝鉄工
(株)製池貝PCM30−25−2V)に140℃で2
回通しカラーコンパウンドを作成した。このカラーコン
パウンドを射出成形機(大沼実業(株)製インラインシ
ングルスクリュ−式射出成形機)を用いて、175℃滞
留時間0分、230℃滞留時間5分、260℃滞留時間
5分で射出成形して3種類の試験片を作成した。さらに
銅フタロシアニン混合物顔料を比較例1の無置換の銅フ
タロシアニン顔料に代え、同様の操作で射出成形し3種
類の試験片を得た。
【0026】作成した試験片は、175℃滞留時間0分
のものを標準として、230℃滞留時間5分、260℃
滞留時間5分のものをそれぞれ分光光度計(ACS製A
CS−1400STC)で測色し、各条件における試験
片の変退色を△Eで比較した。
【0027】また、濃度については比較例1の無置換の
銅フタロシアニン顔料の175℃滞留時間0分のものを
100%として、各条件における試験片と比較した。そ
の結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】次に上記熱可塑性樹脂の着色成形で使用し
たエースポリマー(株)製M171LDポリエチレン2
06部、M221LDポリエチレン379部をポリプロ
ピレン(ダイヤポリマー(株)製BC3)585部に変
え、押出機温度を200℃、射出成形条件を200℃滞
留時間0分、230℃滞留時間5分、260℃滞留時間
5分として、その他上記熱可塑性樹脂の着色方法と同一
操作で射出成形し試験片を作成した。
【0030】作成した試験片は200℃滞留時間0分の
ものを標準として230℃滞留時間5分、260℃滞留
時間5分のものをそれぞれ分光光度計で測色し、同様に
各条件における試験片の変退色を△Eで比較した。ま
た、濃度については比較例1の無置換の銅フタロシアニ
ン顔料の200℃滞留時間0分のものを100%とし
て、各条件における試験片と比較した。その結果を表2
に示す。
【0031】
【表2】
【0032】実施例2 無水フタル酸1182部、無水ピロメリット酸54部、
尿素1540部、無水塩化第一銅200部、モリブデン
酸アンモニウム5部、および溶媒として炭素数5〜8個
のアルキルベンゼン4000部を反応器に仕込み、比較
例1と同様の操作で反応、後処理し、粗製銅フタロシア
ニン混合物を得た。さらに得られた粗製銅フタロシアニ
ン混合物を比較例1と同様の操作で顔料化し銅フタロシ
アニン混合物の顔料を得た。
【0033】〈熱可塑性樹脂の着色成形〉上記で得た銅
フタロシアニン混合物顔料を使用して、実施例1と同様
の操作でLDポリエチレンおよびポリプロピレンの着色
成形を行った。LDポリエチレンの着色成形結果を表
3、ポリプロピレンの着色成形結果を表4に示す。
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】実施例3 無水フタル酸1157部、無水ピロメリット酸43部、
無水トリメリット酸37部、尿素1540部、無水塩化
第一銅200部、モリブデン酸アンモニウム5部、およ
び溶媒として炭素数5〜6個のアルキルベンゼン400
0部を反応器に仕込み、比較例1と同様の操作で反応、
後処理し、粗製銅フタロシアニン混合物を得た。さらに
得られた粗製銅フタロシアニン混合物を比較例1と同様
の操作で顔料化し銅フタロシアニン混合物の顔料を得
た。
【0037】〈熱可塑性樹脂の着色成形〉上記で得た銅
フタロシアニン混合物顔料を使用して、実施例1と同様
の操作でLDポリエチレンおよびポリプロピレンの着色
成形を行った。LDポリエチレンの着色成形結果を表
5、ポリプロピレンの着色成形結果を表6に示す。
【0038】
【表5】
【0039】
【表6】
【0040】比較例2 無水フタル酸1096部、無水ピロメリット酸180
部、尿素1540部、無水塩化第一銅200部、モリブ
デン酸アンモニウム5部、および溶媒として炭素数5〜
6個のアルキルベンゼン4000部を反応器に仕込み、
比較例1と同様の操作で反応、後処理し、粗製銅フタロ
シアニン混合物を得た。さらに得られた粗製銅フタロシ
アニン混合物を比較例1と同様の操作で顔料化し銅フタ
ロシアニン混合物の顔料を得た。
【0041】〈熱可塑性樹脂の着色成形〉上記で得た銅
フタロシアニン混合物顔料を使用して、実施例1と同様
の操作でLDポリエチレンおよびポリプロピレンの着色
成形を行った。LDポリエチレンの着色成形結果を表
7、ポリプロピレンの着色成形結果を表8に示す。
【0042】
【表7】
【0043】
【表8】
【0044】
【本発明の効果】カルボキシル基および/又はカルボン
アミド基を有する銅フタロシアニン顔料を特定量含むフ
タロシアニン系顔料混合物を配合し、溶融成形して得ら
れる本発明の着色熱可塑性樹脂成形体では、まず該顔料
組成物の製造が通常の無置換の銅フタロシアニンを製造
する場合と本質的に同一の反応装置、反応操作によって
可能である利点があり、かつ得られた着色成形体は高温
による色相変化、着色力低下が著しく少ないものであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂(A)に、下記製造方法に
    よって得られる銅フタロシアニン顔料混合物(B)を配
    合し、次いで溶融成形することを特徴とする着色熱可塑
    性樹脂成形体の製造方法。 記 無水フタル酸および/又はフタルイミド(b1)と無水
    トリメリット酸および/又は無水ピロメリット酸(b
    2)と、尿素および/又はアンモニア(b3)と、銅お
    よび/又はその化合物(b4)とを有機溶媒中で触媒の
    存在下反応させた後、顔料化して顔料混合物を製造する
    に際し、前記(b1)成分と(b2)成分のモル比(b
    1/b2)を99.5/0.5〜94.0/6.0の範
    囲にて反応させた後、顔料化し銅てフタロシアニン顔料
    混合物(B)を製造する。
JP30394493A 1993-12-03 1993-12-03 着色熱可塑性樹脂成形体の製造方法 Pending JPH07157567A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11130919A (ja) * 1997-10-27 1999-05-18 Toyo Ink Mfg Co Ltd 耐塩素含有水性着色樹脂組成物及びその利用
JP2000017119A (ja) * 1998-06-30 2000-01-18 Toyo Ink Mfg Co Ltd 耐塩素含有水性着色樹脂組成物及びその利用

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