JPH07157228A - エレベータの停電時運転装置 - Google Patents

エレベータの停電時運転装置

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JPH07157228A
JPH07157228A JP30184093A JP30184093A JPH07157228A JP H07157228 A JPH07157228 A JP H07157228A JP 30184093 A JP30184093 A JP 30184093A JP 30184093 A JP30184093 A JP 30184093A JP H07157228 A JPH07157228 A JP H07157228A
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Masayuki Yoshida
雅之 吉田
Junichi Yano
純一 谷野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 停電時運転をするために専用に必要な装置を
減らして安価な構成にしたエレベータの停電時運転装置
を提供する。 【構成】 エレベータ制御回路10Aの内、インバータ
6、ブレーキ、ドアなどエレベータの救出運転に必要な
回路の電源を、バッテリ12の電圧とほぼ同一の電圧で
ある単一電源により供給するようにするとともに、停電
を検出したら、この電源ラインにダイオード23を介し
てバッテリ12を接続させる接続回路を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータの停電時
運転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、消費電力低減等の目的のためにエ
レベータ駆動用電動機の制御にインバータが用いられる
ようになってきているが、停電時もこのインバータの直
流側にバッテリを接続して停電時の運転を行うことが提
案されている。
【0003】従来のエレベータの停電時運転装置の構成
について図10を参照しながら説明する。図10は、例
えば特公平1−44631号公報に示された従来のエレ
ベータの停電時運転装置の構成を示す図である。
【0004】図10において、1は例えば3相交流20
0Vや400Vの商用電源、2は商用電源1をエレベー
タ制御装置に供給するためのノーヒューズブレーカ、3
はエレベータの走行時励磁されるコンタクタの常開接
点、4は商用電源1を直流に変換するコンバータ、5は
コンバータ4の出力電圧を平滑化する電解コンデンサ、
6は直流電圧を例えば0〜200V、0〜60Hzの可
変電圧・可変周波数の三相交流電圧に変換するインバー
タ、7はエレベータ駆動用誘導電動機、8及び9は誘導
電動機7からの回生電力を消費するための抵抗及びトラ
ンジスタである。
【0005】また、10はインバータ6のトランジスタ
や回生電力消費用トランジスタ9などを制御するエレベ
ータ制御回路、11は制御回路10への電源を供給する
トランス、12は停電時運転用の例えば48Vのバッテ
リ、13は停電時に励磁されるコンタクタの常開接点、
14はバッテリ12に逆電圧が印加されるのを阻止する
ためのダイオード、15はバッテリ12からの直流電圧
を例えば3相交流200Vや400Vの交流電圧に変換
し、昇圧トランスを含むインバータ、16と17はトラ
ンス11の前段に挿入接続され、夫々停電時に励磁され
るリレーの常開接点と常閉接点である。
【0006】なお、エレベータ制御回路10は、トラン
ス11から複数の交流電源が供給されている。例えば、
交流37Vが供給され、これを整流して直流48Vが生
成される。また、供給された別の交流電源からCPU用
の直流5Vや、アナログ回路用の直流+12V、−12
Vがエレベータ制御回路10の内部で生成される。
【0007】つぎに、前述した従来のエレベータの停電
時運転装置の動作について図10を参照しながら説明す
る。まず、商用電源1が正常なときは、常開接点13と
常開接点16は開放し、常閉接点17が閉成しているの
で、インバータ6はエレベータ制御回路10の出力に応
じた周波数・電圧を発生して誘導電動機7の回転数とト
ルクを制御する。また、誘導電動機7から電力が回生さ
れるとエレベータ制御回路10がこれを検出してトラン
ジスタ9を導通させ抵抗8で回生電力を消費させる。
【0008】一方、商用電源1が停電のときには、非常
用予備電源などからの電力によりコンタクタが励磁され
その常開接点13が閉成してインバータ6の直流側にダ
イオード14を介してバッテリ12の例えば48Vの出
力電圧が印加されると共に、インバータ15の直流側に
もバッテリ12の出力電圧が印加され、その結果インバ
ータ15は例えば3相交流200Vや400Vの交流電
圧を発生する。
【0009】また、リレーが励磁されその常閉接点17
は開放し、常開接点16は閉成するので、トランス11
の一次側にはインバータ15の出力である交流電圧が印
加されてエレベータ制御回路10への電源が供給され
る。従って、エレベータ制御回路10は、商用電源1が
正常なときと同様にインバータ6や回生電力消費用トラ
ンジスタ9を制御して誘導電動機7のトルクや回転数を
制御する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベータの停電時運転装置では、停電時運転のためにイ
ンバータ15が専用に必要であると共に、停電の検出や
停電時に励磁されるコンタクタやリレーなどを制御する
ための回路や電源が必要であるという問題点があった。
【0011】また、エレベータ制御回路10の電源は、
停電後一旦なくなったのち、常開接点16を介して供給
されるような構成であるので、エレベータ制御回路10
はリセットされてしまい、そのために停電情報をエレベ
ータ制御回路10に与える回路も専用に必要であり、停
電後救出運転を開始するまでに時間がかかり乗客の不安
を助長する欠点もあった。
【0012】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、その目的は、停電時運転をする
ために専用に必要な装置を減らして安価な構成により停
電時運転機能を実現することができるとともに、停電後
速やかに救出運転に移行することができるエレベータの
停電時運転装置を得るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るエレベータの停電時運転装置においては、交流電源を
変換して得た直流の単一電源で動作しインバータ回路を
制御するエレベータ制御回路と、商用電源を変換して前
記直流の単一電源を前記エレベータ制御回路に供給する
電源回路と、バッテリを前記インバータ回路及び電源回
路に接続するバッテリ接続回路とを備え、前記エレベー
タ制御回路は停電を検出したときには前記バッテリ接続
回路を通じて前記バッテリの直流電源を前記インバータ
回路及び電源回路に供給するものである。
【0014】この発明の請求項2に係るエレベータの停
電時運転装置においては、交流電源を変換して得た直流
の単一電源で動作しインバータ回路を制御するエレベー
タ制御回路と、商用電源を変換して前記直流の単一電源
を前記エレベータ制御回路に供給する電源回路と、停電
時の救出運転に使用し前記直流の単一電源とほぼ同一の
電圧を出力するバッテリを第1の停電時電源供給接点を
介して前記インバータ回路に接続する第1のバッテリ接
続回路と、前記バッテリを第2の停電時電源供給接点を
介して前記電源回路に接続する第2のバッテリ接続回路
とを備え、前記電源回路は停電が発生してから前記バッ
テリの直流電源が供給されるまでの間、前記エレベータ
制御回路の動作に異常が発生しない交流電源を変換して
得た直流の単一電源を供給し、並びに前記エレベータ制
御回路は停電を検出したときは前記第2の停電時電源供
給接点を閉成し前記第2のバッテリ接続回路を通じて前
記バッテリの直流電源を前記電源回路に供給し、かつ階
間停止を検出したときには前記第1の停電時電源供給接
点を閉成し前記第1のバッテリ接続回路を通じて前記バ
ッテリの直流電源を前記インバータ回路に供給するもの
である。
【0015】この発明の請求項3に係るエレベータの停
電時運転装置においては、第2の停電時電源供給接点が
閉成している場合に、階間停止を検出し、商用電源が停
電から復帰していないことを検出したときは第1の停電
時電源供給接点を閉成し第1のバッテリ接続回路を通じ
てバッテリの直流電源をインバータ回路に供給し、前記
商用電源が停電から復帰していることを検出したときに
は電源供給接点を閉成するエレベータ制御回路を備えた
ものである。
【0016】この発明の請求項4に係るエレベータの停
電時運転装置においては、第2の停電時電源供給接点が
閉成している場合に、階間停止を検出し、コンバータ回
路の出力電圧が所定値まで低下したことを検出したとき
には第1の停電時電源供給接点を閉成し第1のバッテリ
接続回路を通じてバッテリの直流電源をインバータ回路
に供給するエレベータ制御回路を備えたものである。
【0017】この発明の請求項5に係るエレベータの停
電時運転装置においては、コンバータ回路の出力を平滑
化する電解コンデンサと平滑化された直流電圧を可変電
圧及び可変周波数の交流電圧に変換してエレベータ駆動
用誘導電動機を制御するインバータと前記電解コンデン
サに並列接続され前記誘導電動機からの回生電力を消費
する抵抗及びトランジスタとから構成されたインバータ
回路と、第2の停電時電源供給接点を閉成してから所定
時間経過後に、商用電源が復帰していないことを検出し
たときには前記トランジスタを導通して前記抵抗を通じ
て前記電解コンデンサを強制放電するエレベータ制御回
路とを備えたものである。
【0018】この発明の請求項6に係るエレベータの停
電時運転装置においては、第2の停電時電源供給接点を
閉成してから商用電源が復帰していることを検出したと
き、又は前記商用電源が復帰していないときでも所定時
間経過後に前記第2の停電時電源供給接点を開放するエ
レベータ制御回路を備えたものである。
【0019】
【作用】上記のように構成されたこの発明の請求項1に
係るエレベータの停電時運転装置においては、交流電源
を変換して得た直流の単一電源で動作するエレベータ制
御回路によって、インバータ回路が制御され、電源回路
によって、商用電源が変換されて前記直流の単一電源が
前記エレベータ制御回路に供給され、バッテリ接続回路
によって、バッテリが前記インバータ回路及び電源回路
に接続される。また、前記エレベータ制御回路によっ
て、停電が検出されたときには前記バッテリ接続回路を
通じて前記バッテリの直流電源が前記インバータ回路及
び電源回路に供給される。
【0020】この発明の請求項2に係るエレベータの停
電時運転装置においては、交流電源を変換して得た直流
の単一電源で動作するエレベータ制御回路によって、イ
ンバータ回路が制御され、電源回路によって、商用電源
が変換されて前記直流の単一電源が前記エレベータ制御
回路に供給される。また、第1のバッテリ接続回路によ
って、停電時の救出運転に使用し前記直流の単一電源と
ほぼ同一の電圧を出力するバッテリが第1の停電時電源
供給接点を介して前記インバータ回路に接続され、第2
のバッテリ接続回路によって、前記バッテリが第2の停
電時電源供給接点を介して前記電源回路に接続される。
さらに、前記電源回路によって、停電が発生してから前
記バッテリの直流電源が供給されるまでの間、前記エレ
ベータ制御回路の動作に異常が発生しない交流電源を変
換して得た直流の単一電源が供給される。そして、前記
エレベータ制御回路によって、停電が検出されたときは
前記第2の停電時電源供給接点が閉成され前記第2のバ
ッテリ接続回路を通じて前記バッテリの直流電源が前記
電源回路に供給され、かつ階間停止が検出されたときに
は前記第1の停電時電源供給接点が閉成され前記第1の
バッテリ接続回路を通じて前記バッテリの直流電源が前
記インバータ回路に供給される。
【0021】この発明の請求項3に係るエレベータの停
電時運転装置においては、エレベータ制御回路によっ
て、第2の停電時電源供給接点が閉成している場合に、
階間停止が検出され、商用電源が停電から復帰していな
いことが検出されたときは第1の停電時電源供給接点が
閉成され第1のバッテリ接続回路を通じてバッテリの直
流電源がインバータ回路に供給され、前記商用電源が停
電から復帰していることが検出されたときには電源供給
接点が閉成される。
【0022】この発明の請求項4に係るエレベータの停
電時運転装置においては、エレベータ制御回路によっ
て、第2の停電時電源供給接点が閉成している場合に、
階間停止が検出され、コンバータ回路の出力電圧が所定
値まで低下したことが検出されたときには第1の停電時
電源供給接点が閉成され第1のバッテリ接続回路を通じ
てバッテリの直流電源がインバータ回路に供給される。
【0023】この発明の請求項5に係るエレベータの停
電時運転装置においては、エレベータ制御回路によっ
て、第2の停電時電源供給接点が閉成されてから所定時
間経過後に、商用電源が復帰していないことが検出され
たときには、回生抵抗通電用トランジスタが導通され
て、誘導電動機からの回生電力を消費する抵抗を通じ
て、コンバータ回路の出力を平滑化する電解コンデンサ
が強制放電される。
【0024】この発明の請求項6に係るエレベータの停
電時運転装置においては、エレベータ制御回路によっ
て、第2の停電時電源供給接点が閉成されてから商用電
源が復帰していることが検出されたとき、又は前記商用
電源が復帰していないときでも所定時間経過後に前記第
2の停電時電源供給接点が開放される。
【0025】
【実施例】
実施例1.この発明の一実施例の構成について図1と図
2を参照しながら説明する。図1は、この発明の一実施
例の全体の構成を示す図であり、商用電源1〜回生電力
消費用トランジスタ9、トランス11〜ダイオード14
は上述した従来装置のものと同様である。また、図2
は、この発明の一実施例のエレベータ制御回路の一部分
の構成を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一
又は相当部分を示す。
【0026】図1において、10Aはエレベータ制御回
路、20はトランス11の出力である、例えば37Vの
交流を整流して例えば直流48Vを出力するための整流
器、21は整流器20の出力を平滑にするための平滑用
コンデンサ(電解コンデンサ)、22はバッテリ12を
整流器20の出力側に接続するためのリレーの常開接
点、23はバッテリ12に逆電圧が印加されるのを阻止
する逆電圧印加阻止用ダイオードである。
【0027】なお、エレベータ制御回路10Aは、整流
器20からバッテリ12の電圧とほぼ同一の電圧である
単一電源が供給されている。例えば、整流器20から直
流48Vが供給され、内部でCPU用の直流5Vやアナ
ログ回路用の直流+12V、−12Vの電源に変換して
いる。
【0028】図2において、30はエレベータ全体の制
御を司るCPU、31はプログラムを格納したROM、
32はデータを一時保管するRAM、33は信号を伝送
するバスである。また、34は例えば整流器20の出力
電圧が0Vであるか否かにより商用電源1の有無を検出
する商用電源有無検出回路である。さらに、36、38
及び39はインターフェイス(I/F)、13aは常開
接点13のコンタクタのコイル、22aは常開接点22
のリレーコイルである。
【0029】ところで、この発明の請求項1に係るコン
バータ回路は、この実施例1ではノーヒューズブレーカ
2〜コンバータ4から構成され、この発明の請求項1に
係るインバータ回路は、この実施例1では電解コンデン
サ5、インバータ6、抵抗8及びトランジスタ9から構
成され、この発明の請求項1に係るエレベータ制御回路
は、この実施例1ではエレベータ制御回路10Aに相当
し、この発明の請求項1に係る電源回路は、この実施例
1ではトランス11、整流器20及び平滑用コンデンサ
21から構成され、この発明の請求項1に係るバッテリ
は、この実施例1ではバッテリ12に相当し、この発明
の請求項1に係るバッテリ接続回路は、この実施例1で
は常開接点13、ダイオード14、常開接点22及びダ
イオード23から構成されている。
【0030】また、この発明の請求項2に係るコンバー
タ回路は、この実施例1ではノーヒューズブレーカ2〜
コンバータ4から構成され、この発明の請求項2に係る
インバータ回路は、この実施例1では電解コンデンサ
5、インバータ6、抵抗8及びトランジスタ9から構成
され、この発明の請求項2に係るエレベータ制御回路
は、この実施例1ではエレベータ制御回路10Aに相当
し、この発明の請求項2に係る電源回路は、この実施例
1ではトランス11、整流器20及び平滑用コンデンサ
21から構成され、この発明の請求項2に係るバッテリ
は、この実施例1ではバッテリ12に相当し、この発明
の請求項2に係る第1の停電時電源供給接点は、この実
施例1では常開接点13に相当し、この発明の請求項2
に係る第1のバッテリ接続回路は、この実施例1では常
開接点13及びダイオード14から構成され、この発明
の請求項2に係る第2の停電時電源供給接点は、この実
施例1では常開接点22に相当し、この発明の請求項2
に係る第2のバッテリ接続回路は、この実施例1では常
開接点22及びダイオード23から構成されている。
【0031】つぎに、前述した一実施例の動作について
図3を参照しながら説明する。図3は、この発明の一実
施例の動作を示すフローチャートである。
【0032】ステップ50において、商用電源有無検出
回路34が停電を検出したときは、ステップ51におい
てCPU30はリレーコイル22aを励磁することによ
り、その常開接点22を閉成してバッテリ12をダイオ
ード23を介して整流器20の出力側に接続する。
【0033】ステップ52において、ドアが開かないゾ
ーンの位置スイッチからの信号によりエレベータが階間
停止していると判断すれば、ステップ53において、停
電時救出運転の指令をインバータ6に対して出した後、
コンタクタのコイル13aを励磁することにより、その
常開接点13を閉成してバッテリ12をダイオード14
を介してコンバータ4の出力側に接続する。そして、ス
テップ54において停電時救出運転によりエレベータを
最寄りの階に運転し、戸開させて乗客を救出する。
【0034】なお、図1において、停電が発生すると整
流器20の出力電圧は、整流器20の出力側に接続され
ている平滑用コンデンサ21の静電容量(C1)と、エ
レベータ制御回路10Aの負荷抵抗(消費電流)(R
1)で決まる関係(時定数T1=C1・R1)で低下す
る。従って、平滑用コンデンサ21の静電容量は、停電
が発生してから、リレーコイル22aが励磁され、その
常開接点22が閉成してバッテリ12がダイオード23
を介して整流器20の出力側に接続されるまでの間に、
整流器20の出力電圧がエレベータ制御回路10Aの動
作に異常が発生しない値まで落ちないような値に選定す
る。
【0035】この実施例1は、前述したような構成であ
るため、従来、停電時運転を実現するためには、エレベ
ータ制御回路の電源を作るためのインバータが専用に必
要であると共に、停電時に励磁されるコンタクタやリレ
ーなどを制御するための回路や電源が必要であったが、
これらを不要にすることができる。
【0036】また、エレベータ制御回路10Aの電源
は、従来のように停電後一旦なくなったのち再度供給さ
れるような構成ではないので、エレベータ制御回路10
Aがリセットされることもなく、そのため停電している
ことをエレベータ制御回路10Aに与える回路も専用に
設ける必要がなく、停電後救出運転を開始するまでの時
間が短縮可能であり乗客の不安感を和らげることができ
る。
【0037】すなわち、この実施例1は、前述したよう
に、交流である商用電源1をエレベータに供給するノー
ヒューズブレーカ2と、商用電源1を直流に変換するコ
ンバータ4と、コンバータ4とノーヒューズブレーカ2
の間に挿入されるコンタクタの常開接点3と、コンバー
タ4の出力側である直流母線間に接続される電解コンデ
ンサ5と、同じく直流母線に接続され直流を交流に再変
換するインバータ6と、インバータ6から出力された可
変電圧・可変周波数の交流電圧により駆動されるエレベ
ータ駆動用誘導電動機7と、この誘導電動機7からの回
生電力を消費するための回生用抵抗8とその通電用トラ
ンジスタ9と、エレベータ全体の制御を司るエレベータ
制御回路10Aと、停電時の救出運転に使用するバッテ
リ12と、このバッテリ12をコンバータ4の直流母線
に接続するためのコンタクタの常開接点13とを備えた
エレベータの停電時運転装置において、エレベータ制御
回路10Aの内、インバータ6、ブレーキ、ドアなど少
なくてもエレベータの救出運転に必要な回路の電源を、
バッテリ12の電圧とほぼ同一の電圧である単一電源に
より供給する電源回路(トランス11、整流器20及び
平滑用コンデンサ21)と、商用電源1の有無を検出す
る商用電源有無検出回路34と、この商用電源有無検出
回路34により停電を検出したときには、バッテリ12
を上記電源回路に接続する接続回路(逆電圧印加阻止用
ダイオード23、その常開接点22)とをさらに備えた
ものである。
【0038】実施例2.この発明の他の実施例の構成に
ついて説明する。この発明の他の実施例の構成は、前述
した実施例1の構成と同様である。
【0039】つぎに、この他の実施例の動作を図4を参
照しながら説明する。図4は、この発明の他の実施例の
動作を示すフローチャートである。
【0040】ステップ60において、商用電源有無検出
回路34による停電の検出によりリレーコイル22aが
励磁されているかどうかを判断し、ステップ61におい
て、ドアが開かないゾーンの位置スイッチからの信号に
よりエレベータが階間停止しているかどうかを判断す
る。
【0041】そして、ステップ62において、商用電源
有無検出回路34により商用電源1がその時点で回復し
ていないことを検出していたら、ステップ63とステッ
プ64において、停電時救出運転の指令をインバータ6
に対して出した後、コンタクタのコイル13aを励磁し
て停電時救出運転を実施する。
【0042】一方、ステップ62において商用電源有無
検出回路34により商用電源1がその時点で回復してい
ることを検出していたら、ステップ65において、リレ
ーコイル22aを消磁し、かつ停電時救出運転の指令を
インバータ6に対して出した後、常開接点3を閉成して
商用電源1を使用した通常の救出運転を実施する。
【0043】この実施例2は、このようにすることによ
り、商用電源1が回復しているのにバッテリ12を使用
した救出運転によりバッテリ12の不必要な放電をさせ
てしまうことを防ぐことができる。また、バッテリ12
の容量の制限により、バッテリ12を使用した救出運転
の速度は、商用電源1を使用した救出運転の速度に比べ
低く設定されているため、商用電源1を使用した救出運
転をすれば救出時間の短縮が可能になる。
【0044】すなわち、この実施例2は、前述したよう
に、上記接続回路が動作し、かつエレベータが階間停止
している状態において、商用電源有無検出回路34によ
り商用電源1が復帰していないことを検出したら、コイ
ル13aを励磁しその常開接点13を閉成して停電時救
出運転を行い、商用電源1が復帰していることを検出し
たら、常開接点3を閉成して、商用電源1を使用した通
常の救出運転を行うものである。
【0045】実施例3.この発明の他の実施例の構成に
ついて図5と図6を参照しながら説明する。図5は、こ
の発明の他の実施例の構成を示す図であり、エレベータ
制御回路10B以外は前述した実施例1のものと同様で
ある。また、図6は、この発明の他の実施例のエレベー
タ制御回路10Bの一部分の構成を示す図であり、CP
U30〜商用電源有無検出回路34、インターフェイス
(I/F)36、38、39、コンタクタのコイル13
a、リレーコイル22aは前述した実施例1のものと同
様である。
【0046】図6において、35はコンバータ4の出力
側である直流母線間の電圧低下を検出する直流母線電圧
検出回路、37はインターフェイス(I/F)である。
【0047】つぎに、前述した他の実施例の動作を図7
を参照しながら説明する。図7は、この発明の他の実施
例の動作を示すフローチャートである。
【0048】ステップ70において、商用電源有無検出
回路34による停電の検出によりリレーコイル22aが
励磁されているかどうかを判断し、ステップ71におい
て、ドアが開かないゾーンの位置スイッチからの信号に
よりエレベータが階間停止しているかどうかを判断す
る。
【0049】そして、ステップ72において、エレベー
タの停電時救出運転の指令をインバータ6に対して出し
ていないと判断しても、ステップ73において直流母線
電圧検出回路35によりコンバータ4の出力側の直流母
線間の電圧が、例えば48Vの所定値以下であることを
判断したら、ステップ74においてコンタクタのコイル
13aを励磁し、その常開接点13を閉成してバッテリ
12をコンバータ4の出力側である直流母線に接続し、
エレベータの停電時救出運転を実施する。
【0050】この実施例3は、このようにすることによ
り、停電によって階間停止後何等かの理由によりエレベ
ータの停電時救出運転の指令を出すまでの時間が長くな
ったときでも、直流母線の電圧が所定値(例えば、48
V)以下になったらコンタクタの常開接点13を予め投
入するようにしたので電解コンデンサ5への突入電流を
防止することができ、突入電流防止用のリアクタなどを
設置する必要がなくなる。なお、上記所定値を、バッテ
リ12の電圧以上に設定すれば電解コンデンサ5への突
入電流は流れない。
【0051】すなわち、この実施例3は、前述したよう
に、直流母線電圧検出回路35を設け、停電により階間
停止した状態において、直流母線の電圧が所定値まで低
下した場合には、エレベータの停電時救出運転の指令が
なくても、コンタクタのコイル13aを励磁しその常開
接点13を閉成してバッテリ12をコンバータ4の出力
側である直流母線に接続するものである。
【0052】実施例4.この発明の他の実施例の構成に
ついて説明する。この発明の他の実施例の構成は、前述
した実施例1の構成と同様である。
【0053】つぎに、この他の実施例の動作を図8を参
照しながら説明する。図8は、この発明の他の実施例の
動作を示すフローチャートである。
【0054】前述した実施例1の動作が終了した後、つ
まり条件が揃い停電時救出運転を実施した後以下の動作
を行う。
【0055】ステップ80において、リレーコイル22
aが励磁されてから所定時間(例えば、救出運転の1〜
2分程度)経過したことが判断され、そして、ステップ
81において商用電源有無検出回路34により停電して
いることを判断したら、ステップ82においてトランジ
スタ9を所定時間導通することにより、電解コンデンサ
(C2)5に残っている電荷を回生用抵抗(R2)8に
よって放電させる。トランジスタ9の導通時間T2は、
電解コンデンサ5の電圧が十分低くなるような時間とす
る。すなわち、T2=C2・R2で表される時間であ
る。
【0056】この実施例4は、このようにすることによ
り、電解コンデンサ5の電圧を完全に放電することがで
きるため、保守時に保守作業員が感電するなどの危険を
減少させることができる。
【0057】すなわち、この実施例4は、前述したよう
に、上記接続回路を動作させてから所定時間経過後に、
商用電源有無検出回路34により商用電源1が復帰して
いないことを検出したら、回生用抵抗8の通電用トラン
ジスタ9を強制的に動作させて、電解コンデンサ5を強
制放電させるものである。
【0058】実施例5.この発明の他の実施例の構成に
ついて説明する。この発明の他の実施例の構成は、前述
した実施例1の構成と同様である。
【0059】つぎに、この他の実施例の動作について図
9を参照しながら説明する。図9は、この発明の他の実
施例の動作を示すフローチャートである。
【0060】前述した実施例1の動作が終了した後、つ
まり条件が揃い停電時救出運転を実施した後以下の動作
を行う。
【0061】ステップ90において、リレーコイル22
aが励磁されていると判断し、ステップ91において、
商用電源有無検出回路34により商用電源1が復帰して
いることを検出したら、ステップ93においてリレーコ
イル22aを遮断する。
【0062】ステップ91において、商用電源有無検出
回路34により商用電源1が復帰していないことを検出
しても、ステップ92において、リレーコイル22aが
励磁されてから所定時間(例えば、救出運転の1〜2分
程度)経過したと判断したら、ステップ92においてリ
レーコイル22aを遮断する。
【0063】この実施例5は、このようにすることによ
り、停電が継続した場合にバッテリ12を不必要に放電
させることがなくなる。
【0064】すなわち、この実施例5は、前述したよう
に、上記接続回路を動作させたのち、商用電源有無検出
回路34により商用電源1が復帰していることを検出し
た場合、または、商用電源1が復帰していない場合でも
所定時間経過後に、強制的に上記バッテリ接続回路を遮
蔽しバッテリ12を切り放すものである。
【0065】
【発明の効果】この発明の請求項1に係るエレベータの
停電時運転装置は、以上説明したように構成されている
ので、すなわち、エレベータ制御回路は停電を検出した
ときにはバッテリ接続回路を通じてバッテリの直流電源
をインバータ回路及び電源回路に供給するので、従来必
要であった停電時運転のためにインバータや、停電時に
励磁されるコンタクタやリレーなどを制御するための回
路や電源を不要にすることができるという効果を奏す
る。また、エレベータ制御回路がリセットされることが
ないために、停電していることを上記エレベータ制御回
路に与える回路も専用に設ける必要がなく、停電後救出
運転を開始するまでの時間を短縮することが可能であり
乗客の不安感を和らげることができるという効果を奏す
る。
【0066】この発明の請求項2に係るエレベータの停
電時運転装置は、以上説明したように構成されているの
で、すなわち、電源回路は停電が発生してからバッテリ
の直流電源が供給されるまでの間、エレベータ制御回路
の動作に異常が発生しない交流電源を変換して得た直流
の単一電源を供給し、並びに前記エレベータ制御回路は
停電を検出したときは第2の停電時電源供給接点を閉成
し第2のバッテリ接続回路を通じて前記バッテリの直流
電源を前記電源回路に供給し、かつ階間停止を検出した
ときには第1の停電時電源供給接点を閉成し第1のバッ
テリ接続回路を通じて前記バッテリの直流電源を前記イ
ンバータ回路に供給するので、従来必要であった停電時
運転のためにインバータや、停電時に励磁されるコンタ
クタやリレーなどを制御するための回路や電源を不要に
することができるという効果を奏する。また、エレベー
タ制御回路がリセットされることがないために、停電し
ていることを上記エレベータ制御回路に与える回路も専
用に設ける必要がなく、停電後救出運転を開始するまで
の時間を短縮することが可能であり乗客の不安感を和ら
げることができるという効果を奏する。
【0067】この発明の請求項3に係るエレベータの停
電時運転装置は、以上説明したように構成されているの
で、すなわち、電源回路は停電が発生してからバッテリ
の直流電源が供給されるまでの間、エレベータ制御回路
の動作に異常が発生しない交流電源から変換して得た直
流の単一電源を供給し、並びに前記エレベータ制御回路
は第2の停電時電源供給接点が閉成している場合に、階
間停止を検出し、商用電源が停電から復帰していないこ
とを検出したときは第1の停電時電源供給接点を閉成し
第1のバッテリ接続回路を通じて前記バッテリの直流電
源をインバータ回路に供給し、前記商用電源が停電から
復帰していることを検出したときには電源供給接点を閉
成するので、前述した効果以外に、商用電源が回復して
いるのにバッテリを使用した救出運転をしてしまうこと
によりバッテリの不必要な放電をさせてしまうことを防
ぐことができるという効果を奏する。また、バッテリの
容量からバッテリを使用した救出運転の速度は、商用電
源を使用した救出運転の速度に比べ低く設定されている
ため、商用電源を使用した救出運転をすれば救出時間を
短縮することができるという効果を奏する。
【0068】この発明の請求項4に係るエレベータの停
電時運転装置は、以上説明したように構成されているの
で、すなわち、電源回路は停電が発生してからバッテリ
の直流電源が供給されるまでの間、エレベータ制御回路
の動作に異常が発生しない交流電源から変換して得た直
流の単一電源を供給し、並びに前記エレベータ制御回路
は第2の停電時電源供給接点が閉成している場合に、階
間停止を検出し、コンバータ回路の出力電圧が所定値ま
で低下したことを検出したときには第1の停電時電源供
給接点を閉成し第1のバッテリ接続回路を通じて前記バ
ッテリの直流電源をインバータ回路に供給するので、前
述した効果以外に、停電により階間停止後何等かの理由
によりエレベータの停電時運転走行指令がインバータに
入るまでの時間が長くなったときでも、直流母線の電圧
が所定値以下になったらコンタクタを予め投入するた
め、電解コンデンサへの投入電流を防止することがで
き、突入電流防止用のリアクタなどを設置する必要がな
くなるという効果を奏する。
【0069】この発明の請求項5に係るエレベータの停
電時運転装置は、以上説明したように構成されているの
で、すなわち、電源回路は停電が発生してからバッテリ
の直流電源が供給されるまでの間、エレベータ制御回路
の動作に異常が発生しない交流電源から変換して得た直
流の単一電源を供給し、並びに前記エレベータ制御回路
は第2の停電時電源供給接点を閉成してから所定時間経
過後に、商用電源が復帰していないことを検出したとき
にはトランジスタを導通して抵抗を通じて電解コンデン
サを強制放電するので、前述した効果以外に、電解コン
デンサの電圧を完全に放電することができるため、保守
時に保守作業員が感電するなどの危険を減少させること
ができるという効果を奏する。
【0070】この発明の請求項6に係るエレベータの停
電時運転装置は、以上説明したように構成されているの
で、すなわち、電源回路は停電が発生してからバッテリ
の直流電源が供給されるまでの間、エレベータ制御回路
の動作に異常が発生しない交流電源から変換して得た直
流の単一電源を供給し、並びに前記エレベータ制御回路
は第2の停電時電源供給接点を閉成してから商用電源が
復帰していることを検出したとき、又は前記商用電源が
復帰していないときでも所定時間経過後に前記第2の停
電時電源供給接点を開放するので、前述した効果以外
に、停電が継続した場合にもバッテリを不必要に放電さ
せることがなくなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の全体の構成を示す図であ
る。
【図2】この発明の実施例1のエレベータ制御回路の一
部分の構成を示す図である。
【図3】この発明の実施例1の動作を示すフローチャー
トである。
【図4】この発明の実施例2の動作を示すフローチャー
トである。
【図5】この発明の実施例3の全体の構成を示す図であ
る。
【図6】この発明の実施例3のエレベータ制御回路の一
部分の構成を示す図である。
【図7】この発明の実施例3の動作を示すフローチャー
トである。
【図8】この発明の実施例4の動作を示すフローチャー
トである。
【図9】この発明の実施例5の動作を示すフローチャー
トである。
【図10】従来のエレベータの停電時運転装置の全体の
構成を示す図である。
【符号の説明】
1 商用電源 3 常開接点 4 コンバータ 6 インバータ 10A、10B エレベータ制御回路 11 トランス 12 バッテリ 13 常開接点 20 整流器 21 平滑用コンデンサ 34 商用電源有無検出回路 35 直流母線電圧検出回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源を直流に変換するコンバータ回
    路、このコンバータ回路の出力を可変電圧及び可変周波
    数の交流電圧に変換してエレベータ駆動用誘導電動機を
    制御するインバータ回路、交流電源を変換して得た直流
    の単一電源で動作し前記インバータ回路を制御するエレ
    ベータ制御回路、前記商用電源を変換して前記直流の単
    一電源を前記エレベータ制御回路に供給する電源回路、
    停電時の救出運転に使用するバッテリ、並びにこのバッ
    テリを前記インバータ回路及び電源回路に接続するバッ
    テリ接続回路を備え、前記エレベータ制御回路は停電を
    検出したときには前記バッテリ接続回路を通じて前記バ
    ッテリの直流電源を前記インバータ回路及び電源回路に
    供給することを特徴とするエレベータの停電時運転装
    置。
  2. 【請求項2】 商用電源を直流に変換するコンバータ回
    路、このコンバータ回路の出力を可変電圧及び可変周波
    数の交流電圧に変換してエレベータ駆動用誘導電動機を
    制御するインバータ回路、交流電源を変換して得た直流
    の単一電源で動作し前記インバータ回路を制御するエレ
    ベータ制御回路、前記商用電源を変換して前記直流の単
    一電源を前記エレベータ制御回路に供給する電源回路、
    停電時の救出運転に使用し前記直流の単一電源とほぼ同
    一の電圧を出力するバッテリ、このバッテリを第1の停
    電時電源供給接点を介して前記インバータ回路に接続す
    る第1のバッテリ接続回路、並びに前記バッテリを第2
    の停電時電源供給接点を介して前記電源回路に接続する
    第2のバッテリ接続回路を備え、前記電源回路は停電が
    発生してから前記バッテリの直流電源が供給されるまで
    の間、前記エレベータ制御回路の動作に異常が発生しな
    い交流電源を変換して得た直流の単一電源を供給し、並
    びに前記エレベータ制御回路は停電を検出したときは前
    記第2の停電時電源供給接点を閉成し前記第2のバッテ
    リ接続回路を通じて前記バッテリの直流電源を前記電源
    回路に供給し、かつ階間停止を検出したときには前記第
    1の停電時電源供給接点を閉成し前記第1のバッテリ接
    続回路を通じて前記バッテリの直流電源を前記インバー
    タ回路に供給することを特徴とするエレベータの停電時
    運転装置。
  3. 【請求項3】 商用電源を電源供給接点を介して直流に
    変換するコンバータ回路、このコンバータ回路の出力を
    可変電圧及び可変周波数の交流電圧に変換してエレベー
    タ駆動用誘導電動機を制御するインバータ回路、交流電
    源を変換して得た直流の単一電源で動作し前記インバー
    タ回路を制御するエレベータ制御回路、前記商用電源を
    変換して前記直流の単一電源を前記エレベータ制御回路
    に供給する電源回路、停電時の救出運転に使用し前記直
    流の単一電源とほぼ同一の電圧を出力するバッテリ、こ
    のバッテリを第1の停電時電源供給接点を介して前記イ
    ンバータ回路に接続する第1のバッテリ接続回路、並び
    に前記バッテリを第2の停電時電源供給接点を介して前
    記電源回路に接続する第2のバッテリ接続回路を備え、
    前記電源回路は停電が発生してから前記バッテリの直流
    電源が供給されるまでの間、前記エレベータ制御回路の
    動作に異常が発生しない交流電源を変換して得た直流の
    単一電源を供給し、並びに前記エレベータ制御回路は前
    記第2の停電時電源供給接点が閉成している場合に、階
    間停止を検出し、前記商用電源が停電から復帰していな
    いことを検出したときは前記第1の停電時電源供給接点
    を閉成し前記第1のバッテリ接続回路を通じて前記バッ
    テリの直流電源を前記インバータ回路に供給し、前記商
    用電源が停電から復帰していることを検出したときには
    前記電源供給接点を閉成することを特徴とするエレベー
    タの停電時運転装置。
  4. 【請求項4】 商用電源を直流に変換するコンバータ回
    路、このコンバータ回路の出力を可変電圧及び可変周波
    数の交流電圧に変換してエレベータ駆動用誘導電動機を
    制御するインバータ回路、交流電源を変換して得た直流
    の単一電源で動作し前記インバータ回路を制御するエレ
    ベータ制御回路、前記商用電源を変換して前記直流の単
    一電源を前記エレベータ制御回路に供給する電源回路、
    停電時の救出運転に使用し前記直流の単一電源とほぼ同
    一の電圧を出力するバッテリ、このバッテリを第1の停
    電時電源供給接点を介して前記インバータ回路に接続す
    る第1のバッテリ接続回路、並びに前記バッテリを第2
    の停電時電源供給接点を介して前記電源回路に接続する
    第2のバッテリ接続回路を備え、前記電源回路は停電が
    発生してから前記バッテリの直流電源が供給されるまで
    の間、前記エレベータ制御回路の動作に異常が発生しな
    い交流電源を変換して得た直流の単一電源を供給し、並
    びに前記エレベータ制御回路は前記第2の停電時電源供
    給接点が閉成している場合に、階間停止を検出し、前記
    コンバータ回路の出力電圧が所定値まで低下したことを
    検出したときには前記第1の停電時電源供給接点を閉成
    し前記第1のバッテリ接続回路を通じて前記バッテリの
    直流電源を前記インバータ回路に供給することを特徴と
    するエレベータの停電時運転装置。
  5. 【請求項5】 商用電源を直流に変換するコンバータ回
    路、このコンバータ回路の出力を平滑化する電解コンデ
    ンサと平滑化された直流電圧を可変電圧及び可変周波数
    の交流電圧に変換してエレベータ駆動用誘導電動機を制
    御するインバータと前記電解コンデンサに並列接続され
    前記誘導電動機からの回生電力を消費する抵抗及びトラ
    ンジスタとから構成されたインバータ回路、交流電源を
    変換して得た直流の単一電源で動作し前記インバータ回
    路を制御するエレベータ制御回路、前記商用電源を変換
    して前記直流の単一電源を前記エレベータ制御回路に供
    給する電源回路、停電時の救出運転に使用し前記直流の
    単一電源とほぼ同一の電圧を出力するバッテリ、このバ
    ッテリを第1の停電時電源供給接点を介して前記インバ
    ータ回路に接続する第1のバッテリ接続回路、並びに前
    記バッテリを第2の停電時電源供給接点を介して前記電
    源回路に接続する第2のバッテリ接続回路を備え、前記
    電源回路は停電が発生してから前記バッテリの直流電源
    が供給されるまでの間、前記エレベータ制御回路の動作
    に異常が発生しない交流電源を変換して得た直流の単一
    電源を供給し、並びに前記エレベータ制御回路は前記第
    2の停電時電源供給接点を閉成してから所定時間経過後
    に、前記商用電源が復帰していないことを検出したとき
    には前記トランジスタを導通して前記抵抗を通じて前記
    電解コンデンサを強制放電することを特徴とするエレベ
    ータの停電時運転装置。
  6. 【請求項6】 商用電源を直流に変換するコンバータ回
    路、このコンバータ回路の出力を可変電圧及び可変周波
    数の交流電圧に変換してエレベータ駆動用誘導電動機を
    制御するインバータ回路、交流電源を変換して得た直流
    の単一電源で動作し前記インバータ回路を制御するエレ
    ベータ制御回路、前記商用電源を変換して前記直流の単
    一電源を前記エレベータ制御回路に供給する電源回路、
    停電時の救出運転に使用し前記直流の単一電源とほぼ同
    一の電圧を出力するバッテリ、このバッテリを第1の停
    電時電源供給接点を介して前記インバータ回路に接続す
    る第1のバッテリ接続回路、並びに前記バッテリを第2
    の停電時電源供給接点を介して前記電源回路に接続する
    第2のバッテリ接続回路を備え、前記電源回路は停電が
    発生してから前記バッテリの直流電源が供給されるまで
    の間、前記エレベータ制御回路の動作に異常が発生しな
    い交流電源を変換して得た直流の単一電源を供給し、並
    びに前記エレベータ制御回路は前記第2の停電時電源供
    給接点を閉成してから前記商用電源が復帰していること
    を検出したとき、又は前記商用電源が復帰していないと
    きでも所定時間経過後に前記第2の停電時電源供給接点
    を開放することを特徴とするエレベータの停電時運転装
    置。
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