JP6981445B2 - 乗客コンベア - Google Patents

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Description

本発明は、乗客コンベアに関する。
特許文献1は、停電時において、インバータのインバータ制御部に回生電力を供給する乗客コンベアを開示している。
特開2018−154427号公報
回生電力の発生量は、乗客コンベアの乗客数などにより変化する。乗客が少ないときには、下降運転の場合でもインバータ制御部に供給される回生電力が不足する場合がある。その場合、インバータ制御部が正常に動作せず、停電時における減速制御を適切に行えなくなる。
本発明は、下降運転中の停電発生時に回生電力の発生が少ない状況でも適切に減速制御を行うことができる乗客コンベアを提供する。
本発明の乗客コンベアは、
無端状に連結された踏段と、
踏段を駆動するモータと、
交流電源から交流電力を入力し、モータに駆動用の電力を供給するインバータと、
交流電源から交流電力を入力して蓄電する蓄電装置と、
制御装置と、を備え、
制御装置は、
踏段の下降運転中に交流電源の停電を検知したときは、前記モータで発生する回生電力により前記インバータに前記モータを所定減速率で減速させ、
停電時におけるインバータの負荷が所定低負荷以下であるときは、インバータに蓄電装置から交流電力を入力させる。
本発明の乗客コンベアによれば、踏段の下降運転中に交流電源の停電が検知され、かつ停電時におけるインバータの負荷が所定低負荷以下である場合、インバータに蓄電装置から交流電力が入力される。そのため、下降運転中の停電発生時に回生電力の発生が少ない状況でも適切に減速制御を行うことができる。
実施の形態1におけるエスカレータの概略側面図である。 実施の形態1におけるエスカレータの電気的構成を示した図である。 実施の形態1におけるエスカレータの下降運転時における制御装置による制御を説明したフローチャートである。 実施の形態1におけるエスカレータの下降運転時におけるインバータのコントローラによる制御を説明したフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
1.構成
図1は、実施の形態1におけるエスカレータの概略側面図である。エスカレータ1は、乗客コンベアの一例である。
エスカレータ1は、エスカレータ本体10、モータ20、インバータ30、制御装置40などを有する。
エスカレータ本体10は、建築物の2つの階床F1、F2間に架け渡された状態で設置される。エスカレータ本体10は、無端状に連結された複数の踏段11と、左右一対の無端状のハンドレール12と、モータ20の動力を踏段11及びハンドレール12に伝達する動力伝達機構などを有する。複数の踏段11及びハンドレール12は、インバータ30から供給される電力により駆動されるモータ20の動力により循環駆動される。階床F1、F2には、利用者の乗降に供される乗降口5、6が設けられている。乗降口5、6は、運転方向に応じて乗り口または降り口となる。
インバータ30は、交流電力を入力し、入力した交流電力の周波数を変換してモータ20に供給する。
モータ20は、インバータ30から供給される交流電力の周波数に応じた回転数で動作する。これにより、踏段11の駆動速度が、インバータ30から供給される交流電力の周波数に応じて変更される。モータ20は、例えば誘導電動機により構成される。
制御装置40は、エスカレータ1の運転を制御する。制御装置40は、例えば、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)を利用して構成される。制御装置40は、安全装置の作動などによりエスカレータ1を停止させる必要が生じた場合や、停電が発生した場合、インバータ30に減速信号を出力する。
図2は、実施形態1におけるエスカレータの電気的構成を示す図である。
インバータ30は、コンバータ部31と、コンデンサ32と、インバータ部33と、制動トランジスタ34と、制動抵抗器35と、コントローラ36と、電流計測器37とを備える。
コンバータ部31は、交流電源PS側から三相交流電力を入力し、直流電力に変換(交流→直流変換)してインバータ部33側に出力する。また、コンバータ部31は、モータ20での回生電力の発生時にインバータ部33側から直流電力を入力し、交流電源PSの電圧、周波数、及び位相に一致する三相交流電力に変換(直流→交流変換)して交流電源PS側に出力する。コンバータ部31は、例えば、複数のトランジスタ等で構成される。コンバータ部31は、複数のトランジスタのON/OFFタイミングがコントローラ36により制御されることにより、上記の交流→直流変換や、直流→交流変換を行う。
コンデンサ32は、コンバータ部31から出力される直流電力を平滑する。また、コンデンサ32は、回生電力の発生時にインバータ部33から出力される直流電力を平滑する。コンデンサ32は、直流電力を平滑できるものであれば、電解コンデンサなど、どのようなコンデンサであってもよい。
インバータ部33は、コンバータ部31側から直流電力を入力し、モータ20の運転に適した電圧及び周波数の三相交流電力に変換(直流→交流変換)してモータ20側に出力する。また、インバータ部33は、例えば減速制御時などに、モータ20側から回生電力(三相交流電力)を入力し、直流電力に変換(交流→直流変換)してコンバータ部31側に出力する。インバータ部33は、例えば、複数のトランジスタ等で構成される。インバータ部33は、複数のトランジスタのON/OFFタイミングがコントローラ36により制御されることにより、上記の直流→交流変換や、交流→直流変換を行う。
制動トランジスタ34は、制動抵抗器35への通電を制御する。具体的に、制動トランジスタ34は、停電時における減速制御時にコントローラ36により所定時間T0だけONに制御される。所定時間T0は、減速制御の際に後述する所定減速率を実現するのに要する時間あるいは当該時間よりも若干長い程度の時間である。所定時間T0は、例えば2秒である。
制動抵抗器35は、例えばセメント抵抗器により構成される。制動抵抗器35は、通電された電力を熱に変えて消費する。制動抵抗器35と制動トランジスタ34は、コンバータ部31の出力とインバータ部33の入力とを接続する正負の電源線間に直列に接続されている。
電流計測器37は、インバータ部33から出力される三相交流電力の電流値を計測する。
コントローラ36は、インバータ30における上述した各構成要素の動作を制御することで、インバータ30の動作を制御する。コントローラ36は、例えば、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)を利用して構成されている。プログラマブルロジックコントローラ(PLC)は、制御部や記憶部を備える。記憶部は、プログラムや種々のデータを格納している。プログラムには、本実施形態のコントローラ36の各種機能を実現するためのプログラムが含まれている。制御部は、記憶部からプログラム及びデータを読み出し、読み出したプログラム及びデータに基づく演算処理を行う。これにより、コントローラ36における各種の機能が実現される。
コントローラ36は、電流計測器37で計測された三相交流電力の出力電流値が所定電流値以下であるときに、低負荷信号を出力する。所定電流値は、エスカレータ1への乗込率が10%のときにモータ20に供給される交流電力の電流値である。
エスカレータ1は、さらに、無停電電源装置50(以下「UPS50」という)、制御電源装置60、電源電圧監視装置70、リレーPCHを有する。
UPS50は、インバータ30同様のコンバータ部、コンデンサ及びインバータ部、コントローラに加え、蓄電池を備える。蓄電池は、コンデンサと並列に接続される。コンバータ部は、交流電源PS側から三相交流電力を入力し、直流電力に変換(交流→直流変換)して蓄電池に蓄電する。また、インバータ部は、停電が発生した際に蓄電池から直流電力を取り出して三相交流電力に変換(直流→交流変換)して出力する。コントローラは、上記動作がなされるようにコンバータ部及びインバータ部を制御する。蓄電池の容量は、停電発生に伴ってエスカレータ1の運転を停止させる際の減速制御時間(所定時間T0)よりも若干長い程度の時間(例えば3秒。以下適宜「供給可能時間TP」という)の間、踏段を駆動するための電力をモータ20に供給可能な容量に設定されている。
制御電源装置60は、交流電力を入力し、所定DC電圧の直流電力に変換して、制御装置40に供給する。交流電圧は例えばAC200Vであり、所定DC電圧は例えばDC24Vである。制御電源装置60は、停電発生後も一定時間(例えば2秒程度)は制御装置40に直流電力を出力可能なように、直流電力を蓄電するコンデンサを備えている。
電源電圧監視装置70は、交流電源PSの電圧を監視する。電源電圧監視装置70は、停電などにより交流電源PSの電圧が例えば0Vとなったときに制御装置40に停電信号を出力する。
リレーPCHは、電磁継電器であり、励磁コイルが通電されているときに閉じる第1接点pch1及び第2接点pch2と、励磁コイルが通電されていないときに閉じる第3接点pch3とを有する。リレーPCHの励磁コイルへの通電状態は、制御装置40のスイッチ40aにより切り換えられる。制御装置40のスイッチ40aは、停電時でかつ低負荷時にはOFFに制御され、それ以外の通常時にはONに制御される。
2.動作
以下では、エスカレータ1の下降運転時における動作について説明する。
図3は、エスカレータ1の下降運転時における制御装置40による制御を説明したフローチャートである。図3のフローチャートに示す処理は、エスカレータ管理者などによりエスカレータ操作盤のキースイッチに対してエスカレータ起動操作があったときに開始する。
エスカレータ起動操作があると、コントローラ36は、エスカレータ1を起動させる(S11)。このとき、コントローラ36は、インバータ30に起動信号を出力する。
制御装置40は、交流電源PSの停電が発生したか否かを判断する(S12)。制御装置40は、例えば、電源電圧監視装置70から停電信号を受信すると、停電が発生したと判断する。
停電が発生していない場合(S12でNO)、制御装置40は、運転停止条件が成立したか否かを判断する(S13)。制御装置40は、エスカレータ1の異常を検出する安全装置が作動したときや、エスカレータ停止動作があったときに、運転停止条件が成立したと判断する。
運転停止条件が成立していない場合(S13でNO)、制御装置40は、ステップS12に戻ってその判断を再度実行する。
運転停止条件が成立した場合(S13でYES)、制御装置40は、エスカレータ1の運転を停止させる運転停止処理を実行する(S16)。制御装置40は、例えば、インバータ30に減速信号を出力する。
ステップS12において、停電が発生したと判断された場合(S12でYES)、制御装置40は、乗込率が10%以下か否かを判断する(S14)。具体的に、制御装置40は、インバータ30のコントローラ36から低負荷信号を受信しているときは、乗込率が10%以下であると判断し、低負荷信号を受信していないときは、乗込率が10%以下でないと判断する。
乗込率が10%以下でないときは(S14でNO)、制御装置40は、停電に対応するために、運転停止処理を実行する(S16)。制御装置40は、例えば、インバータ30に減速信号を出力する。
乗込率が10%以下であるときは(S14でYES)、制御装置40は、内蔵しているPCHスイッチ40aをOFFに制御する。これにより、リレーPCHの励磁コイルへの励磁電圧の印加がなくなって、第1接点pch1及び第2接点pch2が開くとともに、第3接点pch3が閉じる。そのため、UPS50から、制御電源装置60及びインバータ30のコンバータ部31に、UPS50の供給可能時間TPの間、交流電力が供給されることとなる。
図4は、エスカレータ1の下降運転時におけるインバータ30のコントローラ36による制御を説明したフローチャートである。図4のフローチャートに示す処理は、エスカレータ管理者などによりエスカレータ操作盤のキースイッチに対してエスカレータ起動操作があって、制御装置40からインバータ30のコントローラ36に起動信号が出力されたときに開始する。
制御装置40から起動信号を受けると、コントローラ36は、インバータ30を動作させるための起動処理を行う(S21)。このとき、コントローラ36は、制動トランジスタ34をOFFに制御する。
起動処理を行うと、コントローラ36は、交流電源PS(商用電源など)の停電が発生したか否かを判断する(S22)。コントローラ36は、インバータ30を動作させる交流電圧がなくなったことを自ら判断してもよいし、エスカレータ1が有する電源電圧監視装置70から停電信号を受信した場合に、停電が発生したと判断してもよい。
停電が発生していない場合(S22でNO)、コントローラ36は、制御装置40から減速信号を受信したか否かを判断する(S23)。停電が発生していない場合に減速信号を制御装置40が送信するのは、例えば安全装置が作動したときである。
減速信号を受信していない場合(S23でNO)、コントローラ36は、例えば下記(1)、(2)の通常制御を実行する。(1)交流電源PSから三相交流電力を入力し、入力した三相交流電力をコンバータ部31及びインバータ部33などにより定常運転に適した電圧及び周波数の三相交流電力に変換してモータ20に出力する。(2)エスカレータが下降運転中で乗客が多いことなどにより、モータ20で回生電力が発生するときには、モータ20で発生する回生電力を入力し、入力した回生電力をインバータ部33及びコンバータ部31などにより交流電源PSの電圧、周波数、及び位相に一致する三相交流電力に変換して交流電源PSに出力する。なお、(1)、(2)の通常制御において、コントローラ36は、制動トランジスタ34をOFFに制御する。
減速信号を受信した場合(S23でYES)、コントローラ36は、下記(3)の非停電時減速制御を所定時間T0だけ実行して(S25)、エスカレータ1を停止させ、本フローチャートの処理を終了する。(3)モータ20を所定減速率で減速させる制御を行うとともに、減速によりモータ20で発生する回生電力を入力し、入力した回生電力をインバータ部33及びコンバータ部31などにより交流電源PSの電圧、周波数、及び位相に一致する三相交流電力に変換して交流電源PSに出力する。なお、所定減速率は、エスカレータ1の停止の際に、エスカレータ1に乗車中の利用者に加わる衝撃が所定程度以下となる減速率である。なお、(3)の非停電時減速制御において、コントローラ36は、制動トランジスタ34をOFFに制御する。
ステップS22において、停電が発生したと判断した場合(S22でYES)、コントローラ36は、下記(4)の停電時減速制御を所定時間T0だけ実行して(S26)、エスカレータ1を停止させる。(4)インバータ30はモータ20を所定減速率で減速させる制御を行うとともに、減速によりモータ20で発生する回生電力を入力し、入力した回生電力をインバータ部33などにより直流電力に変換し、制動トランジスタ34を介して制動抵抗器35に通電して消費させる。なお、所定時間T0は、前述した例えば2秒である。停電時減速制御において、コントローラ36は、制動トランジスタ34を所定時間T0だけONに制御する。
ステップS26の実行後、コントローラ36は、制動トランジスタ34をOFFに制御する(S27)。
3.本実施形態の作用
実施の形態のエスカレータ1の作用について説明する。
本実施の形態のエスカレータ1では、下降運転中、エスカレータ1が置かれている状況に応じて、前述した(1)〜(2)の通常制御、(3)の非停電時減速制御、あるいは(4)の停電時減速制御が行われる。
例えば、エスカレータ1が下降運転中で乗客が多いことなどにより、モータ20で回生電力が発生するときには、(2)の通常制御が行われる。これにより、モータ20で発生する回生電力を、インバータ30により交流電源PSの電圧、周波数、及び位相に一致する三相交流電力に変換して交流電源PSに出力することができる。また、安全装置が作動したときなどには、(3)の非停電時減速制御が行われる。これにより、モータ20を所定減速率で減速させる減速制御を行うことができる。また、減速によりモータ20で発生する回生電力を、インバータ30により、交流電源PSの電圧、周波数、及び位相に一致する三相交流電力に変換して交流電源PSに出力することができる。
また、下降運転中に停電が発生したときには、(4)の停電時減速制御が行われる。このとき、コントローラ36により、制動トランジスタ34が所定時間T0だけONに制御される。これにより、モータ20を所定減速率で減速させる制御を行って、減速によりモータ20で発生する回生電力をインバータ部33により直流電力に変換し、制動トランジスタ34を介して制動抵抗器35に通電して消費させることができる。ここで、従来においては、乗込率が10%以下であるときには、停電時減速制御を行う際、モータ20で発生する回生電力が不足して、減速中あるいは減速開始前にインバータ内部の直流段(コンデンサ)の電圧が、インバータのコントローラが正常動作できる制御可能閾値電圧以下にまで低下し、減速制御を完了できない場合があった。しかし、本実施の形態では、インバータ30の入力側にUPS50が接続されている。また、下降運転中に停電が発生し、そのときの乗込率が10%以下のときには、制御装置40内のPCHスイッチ40aがOFFに制御される。これにより、リレーPCHの励磁コイルへの励磁電圧の印加がなくなって、第1接点pch1及び第2接点pch2が開くとともに、第3接点pch3が閉じる。したがって、UPS50から、制御電源装置60及びインバータ30に、UPS50の供給可能時間TPの間、交流電力が供給される。そのため、インバータ30内部の直流段のコンデンサ32が充電され、直流段(コンデンサ32)の電圧が制御可能閾値電圧以下に低下することが抑制される。したがって、減速制御を適切に完了することができる。
(実施の形態についてのまとめ)
(1)実施の形態1のエスカレータ1(乗客コンベアの一例)は、
無端状に連結された踏段11と、
踏段11を駆動するモータ20と、
交流電源から交流電力を入力し、モータ20に駆動用の電力を供給するインバータ30と、
交流電源から交流電力を入力して蓄電するUPS50(蓄電装置の一例)と、
制御装置40と、を備え、
制御装置40は、
踏段11の下降運転中に交流電源PSの停電を検知したときは、モータ20で発生する回生電力によりインバータ30にモータ20を所定減速率で減速させ、
停電時におけるインバータ30の負荷が所定低負荷以下であるときは、インバータ30にUPS50から交流電力を入力させる。
実施の形態1のエスカレータ1によれば、踏段11の下降運転中に交流電源PSの停電が発生し、かつ停電時におけるインバータ30の負荷が所定低負荷以下である場合、インバータ30にUPS50から交流電力が入力される。そのため、下降運転中の停電発生時に回生電力の発生が少ない状況でも適切に減速制御を行うことができる。
(2)実施の形態1のエスカレータ1において、
所定低負荷は、当該エスカレータ1の乗込率が10%のときに対応する負荷である。
これによれば、エスカレータ1の乗込率が10%以下のときに、インバータ30にUPS50から交流電力を入力させることができる。
(3)実施の形態1のエスカレータ1において、
蓄電装置は、交流電源から交流電力を入力して直流電圧に変換して蓄電池に蓄電し、停電時に蓄電池から直流電力を取り出して交流電力に変換して出力するUPS50(無停電電源装置)である。
これによれば、蓄電装置を、一般的な無停電電源装置を利用して構成できる。
(その他の実施の形態)
(A)
前記実施の形態のエスカレータ1は、本発明の乗客コンベアの一例である。本発明において、乗客コンベアは、一の階床において水平あるいは斜めに配置されたいわゆる動く歩道等の乗客コンベアであってもよい。
(B)
実施の形態1では、蓄電装置としてUPS50を例示した。しかし、本発明において、蓄電装置は、例えばコンデンサであってもよい。これによれば、簡単な構成で蓄電装置を構成できる。
(C)
実施の形態1では、インバータ30の入力側に蓄電装置としてUPS50を設けた。しかし、さらに、インバータ30のコンデンサ32と並列に例えば外付けでコンデンサを接続してもよい。これによっても、コンデンサ32だけのときよりも、停電時における中間直流段の電圧の低下を緩やかにさせることができる。
1 エスカレータ
5 乗降口
6 乗降口
10 エスカレータ本体
11 踏段
12 ハンドレール
20 モータ
30 インバータ
31 コンバータ部
32 コンデンサ
33 インバータ部
34 制動トランジスタ
35 制動抵抗器
36 コントローラ
40 制御装置
50 UPS
60 制御電源装置
70 電源電圧監視装置
PCH リレー
pch1 第1接点
pch2 第2接点
pch3 第3接点
F1 階床
F2 階床

Claims (3)

  1. 無端状に連結された踏段を備えた乗客コンベアであって
    前記踏段を駆動するモータと、
    交流電源から交流電力を入力し、前記モータに駆動用の電力を供給するインバータと、
    交流電源から交流電力を入力して蓄電する蓄電装置と、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記踏段の下降運転中に前記交流電源の停電を検知したときは、前記モータで発生する回生電力により前記インバータに前記モータを所定減速率で減速させ、
    停電時における前記インバータの負荷が所定低負荷以下であるときは、前記インバータに前記蓄電装置から交流電力を入力させ
    前記所定低負荷は、当該乗客コンベアの乗込率が10%のときに対応する負荷である、
    乗客コンベア。
  2. 前記蓄電装置は、交流電源から交流電力を入力して直流電圧に変換して蓄電池に蓄電し、停電時に蓄電池から直流電力を取り出して交流電力に変換して出力する無停電電源装置である、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 前記蓄電装置は、コンデンサである、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
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