JPH0715607A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0715607A
JPH0715607A JP5144125A JP14412593A JPH0715607A JP H0715607 A JPH0715607 A JP H0715607A JP 5144125 A JP5144125 A JP 5144125A JP 14412593 A JP14412593 A JP 14412593A JP H0715607 A JPH0715607 A JP H0715607A
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博 前田
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N1/409Edge or detail enhancement; Noise or error suppression
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作部での濃度設定に応じて画像内エッジ判
定のパラメータを変更することで、画像が淡くなっても
エッジ判定を可能とする。 【構成】 エッジ判定回路4により画像内のエッジを判
定してから、濃度変換部5で濃度変換を行う。該濃度変
換部5においては、該定値(濃度の切り換え)を決定
し、エッジ判定回路6で再びエッジ判定を行う。エッジ
判定回路6にも濃度定値を指示することで、濃度が淡く
なった場合に、エッジ部の変化度合が小さくなることに
よる判定の困難さを改良する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置に関し、
より詳細には、中間調画像処理で量子化されたデータか
らある一定の特性から非エッジか、エッジかの判定を行
い、また、操作部で濃度設定に応じて画像内エッジ判定
のパラメータを変更することで画像が淡くなってもエッ
ジ判定が可能なようにした画像処理装置に関する。例え
ば、ディジタル普通紙複写機(PPC;Plain Paper Co
pier)や画像印字装置に適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】図41は、従来の中間調画像処理回路の
構成図で、図中、51はエッジの判定回路A、52は濃
度変換部、53はエッジの判定回路A、54は処理回路
Aである。まず、エッジの判定回路51により画像内の
エッジを判定してから濃度変換部52で濃度変換を行
う。該濃度変換部52においては設定値(濃度の切り換
え)を決める。次に、再びエッジの判定回路53でエッ
ジ判定を行い、処理回路54で画像処理を行うが、該処
理回路54において、濃度変換による影響が出る。従
来、濃度変換を行う場合に、濃度変換部52のみ設定値
を変化させていたために、該濃度変換部52の後にエッ
ジ判定回路53がある場合で、濃度を淡くされた場合
に、エッジ部の変化度合が小さくなるために判定が困難
になる。
【0003】また、図42(a)〜(d)は、従来のエ
ッジ判定を説明するための図で、図(a)はエッジ判定
全体構成図、図(b)はエッジ判定部の構成図、図
(c)は付加データ設定部の構成図、図(d)は3×3
マスクを示す図である。この従来技術では、エッジ判定
を実行し、画像のデータを変換して文字を濃く出し、中
間調の部分については、なめらかな濃度変化になるよう
なデータ処理のみであった。図(a)に示すように、入
力データに対しては、中間調画像処理を行う前にエッジ
判定を、図(d)のマスクデータにおいて、注目画素E
について行う。この時、エッジ部と判定された時は、入
力データに更にデータを付加して、エッジ部を例として
2値化される場合に0にならないようにしていた。
【0004】従来の中間調画像処理回路においては、量
子化された値をそのままの状態で印字していた。すなわ
ち、ディジタル情報として入力された画像データを、例
えば、0〜255の階調で1画素が読み込まれる。この
ままの状態では、1画素0〜255のいずれかで表現さ
れるために8bitの情報が必要であり、これを画像全体
で記憶しようとすると膨大なメモリが必要となる。ま
た、このままの状態では、1画素を0〜255の階調で
印字できる装置がないと読み取った画像を印字できな
い。そこで、1画素のデータ量を減らし、印字の際の1
画素の階調を少なくすることで、少ないメモリ量と階調
性がそれほど高くない印字装置でも表現できるようにし
たものである。
【0005】処理手順として、画像入力時における画素
の階調は、0〜255のレベルで読み込まれる。図43
に示すように、まず、読み取られたデータに対して、0
〜255を量子化する。つまり、0〜255を図43の
W,X,Y,Zのポイントで量子化する。この量子化
は、ある固定のしきい値t1,t2,t3を設定するこ
とで、以下のように判定を行って量子化を行う。入力デ
ータをfとする。 255≧f>t1の時 W t1≧f>t2の時 X t2≧f>t3の時 Y t3≧f≧ 0の時 Z 次に、量子化を行っただけでは、小領域における原デー
タとの濃度保存ができていないために画質のなめらかさ
がなくなる。これをなくすために、図44に示すよう
に、量子化の際に発生する原データとの差を誤差分とし
て、これを処理注目画素の周りの画素濃度に影響を与え
るような処理を行うことで小領域での濃度保存を行う。
【0006】図45は、従来の中間調画像処理を説明す
るためのフローチャートである。まず、図44に示して
あるように、注目ラインiの一つ後のラインi+1のラ
イン方向に並んだ注目画素の左下、真下、右下の各画素
及び注目ラインi上の右側の画素の各々に、誤差εをあ
る配分比率で配分する(step1)。次に、画像データを
すべて処理したかどうかを判断し(step2)、すべて処
理してなければ、i=i+1として(step3)、前記st
ep1に戻って処理を繰り返す。前記step2において、す
べて処理してあれば、次のstep4へ進む。step4におい
て、次の,の処理を行う。 量子化された値が特定パターンにあたるかどうかを判
断し、特定パターンにあてはまる時はエッジ判定を行
い、特定パターンにあてはまらない時は非エッジ判定を
行う。 平均濃度がパラメータ(固定値)以上かどうかを判断
し、固定値以上であればエッジ判定を行い、固定値以下
であれば非エッジ判定を行う。 次に、画像データをすべて処理したかどうかを判断し
(step5)、すべて処理してあれば終了し、すべて処理
してなければ、i=i+1として(step6)、前記step
4に戻る。
【0007】すなわち、従来では画像読取装置により入
力されたデータを中間調記録回路を使用して入力データ
の量子化を行い、その量子化されたデータから非エッジ
かエッジかの判定を行っていた。また、従来では、画像
内のエッジを判定する場合のパラメータは常に固定値が
実験的に求められ設定されていた。また、もう一つの方
法は、あらかじめエッジと思われる特定パターンを実験
的に求め、データが2つの特定パターンにあてはまるか
といったパターンマッチングを行っていた。
【0008】また、エッジか非エッジかの判定処理は、
例えば、図46(a),(b)に示すように、画像濃度
の状態から4つの領域A,B,C,Dの平均濃度の差を
パラメータとして、エッジ部かどうかの判定を行ってい
た。なお、図46(b)において、左図を濃度変換した
ものが右図である。また、図47において、例えば、図
48に示すように、あらかじめエッジと判定されるパタ
ーンをROM(Read Only Memory)やRAM(Random A
ccess Memory)に記憶しておき、量子化されたデータが
このパターンに合えばエッジとし、合わなければ非エッ
ジとして判定を行っていた。すなわち、図49に入力さ
れたデータに対して、2画素単位で図47に示す主走査
方向へ処理を進める。ここでは、量子化値の数を4値と
する。この2画素のデータに対して、まず、ラッチ(la
tch)回路55,56を介し、エッジ判定部57により
エッジであるかどうかの判定を行う。この判定の結果に
基づいて、画素間演算を行う対象画像を切り換える。
【0009】本発明に係る従来技術を記載した公知文献
としては、例えば、特開平1−115271号公報及び
特開平1−115272号公報に「画像処理装置」が提
案されている。この公報のものは、画像のエッジか非エ
ッジかを検出するエッジ手段としてCCD(Charge Cou
pled Device:電荷結合素子)等から入力したデータを
A/D変換し、シェーディング補正処理を行った後で、
3画素×3画素の領域から最大値(MAX)、最小値
(MIN)を検出し、次に、先ほどのMAX−MINの
減算を行う。この時の減算値としきい値とを比較し、し
きい値より大きい時はエッジ部と判定し、しきい値より
小さい時は非エッジ部と判定を行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
中間調画像処理回路においては、量子化値4判定材料と
なる画素が6と、このことから46=4906パターン
の中からエッジと思われる特定パターンを見つけださな
ければならず、量子化値と判定材料となる画素が多けれ
ば多いほどパターンも増し、それにともないエッジと思
われる特定パターンを見つけ出すといった作業が複雑化
していく。また、図48の特定パターンは9個のみであ
るが、エッジ判定精度を上げようとすると4906パタ
ーンから、再度、実験的にエッジと思われる特定パター
ンを抽出し、数十、数百通りのパターン入力しなければ
ならず煩雑である。また、ROM,RAMで記憶したパ
ターンしかエッジと判定されず、エッジパターン判定条
件にもれがあれば誤判定することもあった。
【0011】また、図41のように、濃度変換等の画質
の改善を行う処理については、画像内のエッジを判定し
てから行う方が良い効果を与えるが、淡い文字などのよ
うにもともと入力画像が濃度的に低い値を示す場合につ
いては、従来の固定パラメータではエッジと見なすこと
が困難になってくる。この濃度差との画素のパターンを
可変とすることで入力画像が淡い場合については、淡い
画像用のパラメータを設定し、また、濃い場合には、固
定値では余分な画素までエッジとして判定されないよう
にパラメータを設定できるようにした方が望ましい。例
えば、図46(b)のように、濃度差が3以上について
は、エッジと判定すると仮定した場合、濃度変換で差が
2になった場合に非エッジと判定されてしまうことにな
る。
【0012】また、前記公報に記載されている従来技術
においては、x×z画素領域からエッジ検出していたた
め、大まかなエッジ検出しかできず、中間調のエッジ部
といったところで誤判定することもあった。また、しき
い値が固定であったため、画像を処理し、濃度的にうす
くした場合などエッジ検出が難しくなり、誤判定するこ
ともあった。そこで、x×z画素領域からエッジ検出す
るのではなく、注目画素に対して両側m画素分を見るこ
とで、この時の濃度の傾きを算出し、この傾き具合から
エッジか非エッジかの判定を行うことを可能とし、この
ことから、画像の細部分までもエッジ検出することがで
き、エッジ検出精度向上につながる。また、しきい値を
可変にすることにより、画像を処理し濃度的にうすくし
た場合にでもエッジ検出が正確に行える。
【0013】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、中間調画像処理で量子化されたデータに基づ
き、ある一定の特性から非エッジかエッジかの判定を行
い、操作部での濃度設定に応じて、画像内エッジ判定の
パラメータを変更することで、画像が淡くなってもエッ
ジ判定が可能であるような画像処理装置を提供すること
を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、(1)画像濃度を画像毎に検出する画像
濃度検出手段と、隣接した画素濃度の差信号を発生させ
る演算手段と、該演算手段から差信号によって画像濃度
の傾斜を判別する濃度傾斜判別手段と、該濃度傾斜判別
手段からのデータに基づいて画像エッジを判別するエッ
ジ判別手段とから成ること、或いは、(2)画像濃度を
画素毎に検出する画像濃度検出手段と、隣接した画素濃
度の差信号を発生させる演算手段と、該演算手段からの
差信号によって画像濃度の傾斜を判別する濃度傾斜判別
手段と、該濃度傾斜判別手段からのデータに基づいて画
像エッジの判別濃度を設定する判別レベル設定手段と、
該判別レベル設定手段からの判別レベルデータに基づい
て画像のエッジを判別するエッジ判別手段とから成るこ
と、或いは、(3)画像濃度を画素毎に検出する画像濃
度検出手段と、隣接した画素濃度の差信号を発生させる
演算手段と、該演算手段からの差信号によって画像濃度
の傾斜量と傾斜方向を判別する濃度傾斜判別手段と、該
濃度傾斜判別手段からの濃度傾斜量と傾斜方向の信号に
基づいて画像の領域判別を行う領域判別手段とから成る
こと、或いは、(4)画像濃度を画像毎に検出する画像
濃度検出手段と、隣接した画素濃度の差信号を発生させ
る演算手段と、該演算手段からの差信号によって画像濃
度の傾斜量と傾斜方向を判別する濃度傾斜判別手段と、
該濃度傾斜判別手段からの濃度傾斜量と傾斜方向の信号
に基づいて画像出力装置の画素出力位置を設定する出力
制御手段とから成ること、或いは、(5)画像濃度を画
素毎に検出する画像濃度検出手段と、隣接した画素濃度
の差信号を発生させる演算手段と、演算手段からの差信
号によって画像濃度の傾斜を判別する濃度傾斜判別手段
と、該濃度傾斜判別手段からのデータに基づいて画像の
画質を判別する画質判別手段と、前記濃度傾斜判別手段
からの信号と該画質判別手段からの判別信号に基づいて
エッジ判別するエッジ判別手段とから成ることを特徴と
したものである。
【0015】
【作用】画像の濃度を画素毎に検出し、隣接した画素濃
度の差信号を発生させる差信号によって画像濃度の傾斜
を判別し、そのデータに基づいて、画像のエッジを判別
することにより、エッジ判定条件となる特定パターンの
抽出や作成という煩雑な処理が省け、エッジ判定条件も
れから生ずる誤判定も低減され、画像内のエッジか非エ
ッジかについて細部まで正確にエッジ判定が可能とな
る。また、画像濃度の傾斜を判別するデータに基づい
て、画像エッジの判別濃度を設定する判別レベルを設定
し、該判別レベルに基づいて画像のエッジを判別する。
また、画像濃度の傾斜量と傾斜方向を判別して画像の領
域判別を行う。また、濃度傾斜量と傾斜方向の信号に基
づいて、画像出力装置の画素出力位置を設定する。ま
た、画像濃度の傾斜を判別するデータに基づいて、画像
の画質を判別してエッジ判別を行う。
【0016】
【実施例】実施例について、図面を参照して以下に説明
する。まず、図1は、本発明による画像処理装置におけ
る印字データ変換方式の位置づけを説明するためのフロ
ーチャートで、本方式では、従来の中間調画像処理(st
ep1)に本方式のエッジ判定処理(step2)を付加した
フローチャートとなっている。従来の中間調画像処理に
よって量子化されたデータを0〜255の入力データに
対してW,X,Y,Zとする。この量子化値に対して、
以下の手順でエッジの判定処理を行う。まず、主走査方
向に対し、等間隔で次の演算を行う。まず、図2におい
て、H,Iを注目画素とした場合に、この2画素が画像
中のエッジにあたるかどうかを判定する。判定は、注目
画素H,Iを含め、図2のL,M,H,I,J,Kがあ
る一定の濃度差(濃度カーブ)であった時にエッジと判
定し、それ以外の場合は非エッジと判定する。
【0017】図3は、本発明による画像処理装置の一実
施例を示すブロック図で、図中、1,2はラッチ(latc
h)回路、3はエッジ判定部である。入力されたデータ
に対して、従来の中間調画像処理で量子化されたデータ
(図1のstep1)を、2画素単位で図2に示す主走査方
向へ処理を進める。ここでは、量子化値の数を4値とす
る。この2画素のデータに対して、まず、ラッチ回路
1,2を介してエッジ判定部3によりエッジであるかど
うかの判定を行う。この判定の結果に基づいて画素間演
算を行う対象画像を切り換える。すなわち、エッジの判
定を2画素単位で実行するために、例として、4画素で
転送されてきたデータをラッチで2画素分時間をずら
し、2画素づつエッジ判定部3へ転送する。そして、一
つ前にエッジ判定部3から出た出力の2画素分を再度エ
ッジ判定部3へ入力し、6画素分として判定を行う。
【0018】図4及び図5は、本発明におけるエッジ判
定処理のブロック図で、図中、4はエッジの判定回路
A、5は濃度変換部、6はエッジの判定回路B、7は処
理回路Aである。図4は、本発明の第1の方式で、図5
は本発明の第2の方式である。図4において、まず、エ
ッジの判定回路4により画像内のエッジを判定してか
ら、濃度変換部5で濃度変換を行う。該濃度変換部5に
おいては、設定値(濃度の切り換え)を決定し、エッジ
の判定回路6で、再びエッジ判定を行い、該エッジの判
定回路6でも濃度設定値を指示することができる。処理
回路7で、画像処理を行う。図5においては、図4にお
けるエッジの判定回路4を除いた処理である。すなわ
ち、図41に示した従来方式においては、エッジ判定が
困難となる場合があるので、エッジ判定回路6にも濃度
設定値を指示することで従来の問題点を改善した方式
が、図4及び図5に示す本発明における方式である。
【0019】図6は、本発明におけるエッジ判定処理の
フローチャート(請求項1)である。以下、各ステップ
に従って順に説明する。step1 :まず、L,Mの最大値と最小値の差をaとし、
M,Hの最大値と最小値の差をbとし、H,Iの最大値
と最小値の差をcとし、I,Jの最大値と最小値の差を
dとし、J,Kの最大値と最小値の差をeとする。step2 :次に、前記最大値と最小値の差a,b,c,d
の濃度差が2以上かどうかを判定する。2以上であれ
ば、エッジ判定とする。これは後述する図8及び図9に
おける入力データNo.の場合に相当する。
【0020】step3:前記step2において、濃度差が2
以上でなければ、次に、a,b,c,dの濃度差が1
で、かつ3回以上連続しており、また、濃度カーブが、
以下〜のいずれの関係になっているかどうかを判断
する。 L<M<H<I,M<H<I<J,H<I<J<
K,L>M>H>I,M>H>I>J,H>I>
J>K なお、最小値は必ず白(0)とする。いずれかの関係に
なっている時は、エッジと判定する。これは、図8及び
図9における入力データNo.,,の場合に相当す
る。
【0021】step4:前記step3において、いずれの関
係にもなっていない場合は、次に、a,c,eの濃度差
が0(ゼロ)で、b,dの濃度差がどちらか1であるか
どうかを判断する。「Yes」であれば、エッジと判定
する。これは、図8及び図9における入力データNo.
の場合に相当する。step5 :前記step4において、「No」であれば、次に
a,b,c,dの濃度差が0(ゼロ)(白)で、かつ、
その次の濃度差が2かどうかを判断する。「Yes」で
あれば、エッジと判定する。これは、図8及び図9にお
ける入力データNo.,の場合に相当する。「No」
であれば、非エッジと判定する。
【0022】すなわち、まず、L,M,H,I,J,K
の画素を1画素づつ2画素間で濃度差を求める。ここ
で、急激な落差(実施例の場合、4値なので2以上)が
あった場合、エッジと判定する。次に、先に求めた各濃
度差が1以上と一定しており(例の場合1とする)、濃
度0(白)1,2,…,と昇順、又は降順したリニアな
濃度カーブとなっている時エッジと判定する。この場合
最小値が白にあたる濃度0になっていることとする。図
6に示すフローチャートの例では、4画素分降順昇順と
なっているが、3画素分でもよいものとする(量子化
値、判定材料となる画素数などで異なる)。
【0023】また、次に濃度差a,c,eの差が0で、
かつb,dの濃度がいずれかが1の時はエッジと判定す
る。この時の場合でも、濃度0(白)が最小値になって
いる場合とする。最後に求めた濃度差a,b,c,dの
いずれが0で、この演算画素が白である濃度0でこの前
後の濃度差が1であった時は、エッジとみなし、それ以
外の場合は、非エッジと判定する。この方式をもとに、
エッジか非エッジかの判定関係を示したものが図7であ
る。なお、横軸は、判定対象とする画素位置を示す。縦
軸は、中間調部で量子化された量子化値を示す。濃度0
(白)を起点に45度傾め線以上の濃度カーブがエッジ
となり、それ以外の落差カーブの時は非エッジと判定し
ている。
【0024】次に、図8及び図9は入力画像データ例を
用い、従来の方式と本方式でエッジ判定処理を行って比
較したもので、グラフは入力画像データを本処理内容に
グラフ化したものである。入力データNo.,,,
など従来では非エッジ判定されていたものが、本方式で
は、エッジと判定され、エッジ判定精度が向上してい
る。このように、エッジ判定条件のもれから生じる誤判
定やエッジ判定精度のレベルアップに生じる煩雑な処理
がなくなり、正確にエッジ判定が行える。具体例は、主
走査方向のみとなっているが副走査方向に用いてもよい
ものとする。また、量子化値は4値となっているが、4
値以外の多値にも用いてもよいものとする。
【0025】次に、本発明による画像処理装置の他の実
施例(実施例2)について説明する。画像データに対し
て、エッジ判定を行う場合に、図10に示すように、注
目画素に対して、左、右2画素分を考慮し、さらに上、
下2画素分を考慮する。この画素の状態から次に示す手
順によって処理を行うことで、エッジの傾き度合を求め
る。図11〜14は、エッジの傾き度合を求めるための
フローチャートである。以下、各ステップに従って順に
説明する。step1 :まず、注目画素をCとし、傾きを求めるための
基準値をSとする。step2 :注目画素CがC>=Sかどうかを判断し、C>
=Sならば判定の対象としてstep3へ行く。C>=Sで
なければ、Cは非エッジと判定して処理を終了し、次の
画素へ行く。step3 :次に、注目画素Cが、C>=SかつC<2Sか
どうかを判断し、「Yes」ならば、次のstep4−1〜
step4−3を実行する。なお、注目画素Cに対して、
A,B,D,Eは図47に示してある。
【0026】step4−1:B<Sで、かつD>=C、か
つD>=Eならば、基準点OをB点、MAX点をD点と
して、O=B,T=Dとなり、step6へ行く。step4−2 :B<Sで、かつD>=C、かつD<Eなら
ば、基準点OをB点、MAX点をD点として、O=B,
T=Dとなり、step6へ行く。step4−3 :B>=S、かつA<S、かつC>=Bなら
ば、OをA点、MAX点をC点として、O=B,T=C
となり、step6へ行く。step5−1 :前記step3において、注目画素CがC>=
2Sならば、B<Sかどうかを判断し、B<Sならば、
O=B、T=Cとなり、step6へ行く。step5−2 :B>=S、かつA<S、かつC>=Bなら
ば、O=A,T=Cとなり、step6へ行く。step6 :(T−O)/2S=Fの計算を行う。step7 :F>=THかどうかを判断し、「No」なら
ば、非エッジとする。step8 :前記step7において、「Yes」ならば、Fを
C点での傾きとし、注目画素Cをエッジと判定する。 以上の処理を注目画素に対して、左右対照、上下対照で
行う。ここで、この4つの判定から一つでもエッジの条
件にあてはまれば、エッジとする。
【0027】次に、エッジの条件について説明する。図
15及び図16は、所望の濃度設定を行うための操作部
の構成図で、図15は全体図、図16はパネル図であ
る。図中、10は操作部、10aはパネル、10bはプ
リントスイッチ、10cは画面選択スイッチ、11は倍
率操作部、12は用紙サイズ操作部、13はコピー濃度
操作部、14はコピー枚数操作部、15はソータ操作
部、16はプラス機能操作部である。
【0028】所望の濃度設定が、図16に示す操作部か
ら設定され、濃度変換の実行できる部分において(図4
及び図5の濃度変換部)、画像が濃度変化させられてい
る時に、その設定が5段階とした場合に、図17に示す
ような条件を設ける。つまり、濃度設定1の時は処理手
順step4のFが1/2として、濃度設定2の時は2/
3、濃度設定3の時は2/2、濃度設定4の時は3/
2、濃度設定5の時は2/1といった条件にしたがっ
て、エッジの判定基準を変化させるものとする。すなわ
ち、この濃度の設定値に対するTHの値は濃度の傾きを
表し、真中の設定値3の時を角度で45°とし、2/2
となる。その前後については、実施例では、各画素の濃
度のとりうる値が0〜3なので、45°より小さい角度
は2/3となり、次に小さいのが1/2となる。これを
45°より大きい方についても同様、これにより、設定
値に対するパラメータTHを決定する。
【0029】濃度設定を3とした場合、画像データは、
1画素4値の濃度として表現されているとする。この時
の注目画素に対して、判定に用いる画素を図21に示
す。まず、図16に示す操作部において、設定されてい
る画像の濃度に対して、図17に基づき、エッジの判定
条件を決定する。判定条件は、図17よりF>=2/2
の時、エッジとみなす。これをもとに、図11〜図14
に示すフローチャートにしたがって処理を実行する。こ
の時に用いられる判定パターンを図18に示す(左基準
のみ)。原データを図21として、左基準と右基準の判
定を行った結果を図22に示す。次に、濃度設定を1に
された原データを図23(a)として、左基準と右基準
の判定を行った結果を図23(b)に示す。この時、従
来のように常に判定条件が同じで、濃度設定が3の時の
判定条件を使った場合について図24(a),(b)に
示す。この図23と図24の判定結果を比較すれば、本
発明の効果が理解される。
【0030】次に、図22に示した判定パターンにおい
て、「22」、「11」のように同数字が並ぶ理由につ
いて説明する。図21における原データの一部(A部)
を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】前述した図11〜図14のフローチャート
に基づいて処理を行うと、表2のようになる。
【0033】
【表2】
【0034】この判定結果を図20の判定パターン表に
あてはめると、表3のようになる。
【0035】
【表3】
【0036】また、同じように、次のラインを図11〜
図14のフローチャートに基づいて処理を行うと表4の
ようになる。
【0037】
【表4】
【0038】この判定結果を図20の判定パターン表に
あてはめると表5のようになる。
【0039】
【表5】
【0040】このことから(判定flag)「22」、
又は(判定パターンNo.)「bb」となる。「11」
も同様の理由である。
【0041】次に、本発明による画像処理装置の更に他
の実施例(実施例3)について説明する。以上の方法を
使用し、左右対照、上下対照の判定に応じた結果から領
域分割を行う例を示す。画像のエッジの判定を図11〜
図14に示すフローで左基準、右基準、上基準、下基準
について判定を行い、図20に示す判定フラグのパター
ンを作成する。なお、図19は、注目画素に対し、各々
左基準、右基準、上基準、下基準で領域判定をする場合
の画素の読み込み方向を説明するための図である。
【0042】図28は、領域分割を行うためのフローチ
ャートである。以下、各ステップに従って順に説明す
る。step1 :主走査方向に対してエッジ判定を行い、図20
の判定パターンから1ライン分の判定結果をバッファへ
ストックする。step2 :判定のパターンからaとbの間をすべて文字領
域とする。bとaの間に0が入っても文字領域とする。step3〜6 :更に例外処理として、前記step2以外に、
判定のパターンが0のみの時は、すべて中間調領域とす
る。 bのみのときは、すべて中間調 fのみのときは、すべて中間調 c,d,eのみのときは、文字領域とする。 以上をもとに処理した結果を図25〜図27に示す。
【0043】図29は、前述した第3の実施例の画像処
理を行うためのブロック図で、図中、21はエッジ判定
部、22,23は遅延のためのレジスタ(2ライン
分)、24は判定表の作成部、25は領域の分割部(判
定のbとaの位置関係)、26は処理部である。エッジ
判定部21において、本方式による判定を行い、判定表
の作成部24で、判定パターンの表を作成する。入力デ
ータは遅延のためのレジスタ22,23へ記憶すること
で、領域の分割部25による領域の分割処理が終了した
のちに所望の処理を処理部26で実行する。
【0044】図30は、濃度設定値に対するエッジ判定
(請求項2)のフローチャートである。以下、各ステッ
プに従って順に説明する。まず、操作部から濃度設定を
行い(step1)、次に、設定値1かどうかを判断し(st
ep2)、設定値1であれば、TH=1/2とする(step
3)。前記step2において、設定値1でなければ、次
に、設定値2かどうかを判断し(step4)、設定値2で
あれば、TH=2/3とする(step5)。前記step4に
おいて、設定値2でなければ、次に、設定値3であるか
どうかを判断し(step6)、設定値3であれば、TH=
2/2とする(step7)。前記step6において、設定値
3でなければ、次に設定値4であるかどうかを判断し
(step8)、設定値4であれば、TH=3/2とする
(step9)。前記step8において、設定値4でなけれ
ば、次に設定値5であるかどうかを判断し(step1
0)、設定値5であれば、TH=2/1とし(step1
1)、FとTHの比較処理(エッジ判定)を行う(step
12)。
【0045】以下、請求項4に記載の発明について説明
する。従来技術では、画像データの濃度変化による強調
のみであるのに対して、本発明では、印字装置に合った
データの変換を実行することで、画像の量子化時に発生
するエッジ部での凸凹を低減する。特に、量子化等の階
調が0,1で構成されるエッジ部では、図に示すよう
に、0の部分では、印字されないために、1の部分がと
び出して見える。本発明を実施することにより、入力デ
ータを量子化される時に、データの変換をエッジ部で変
化することに付加して、印字装置の印字方法を変化させ
るように、データ変換を考慮しておくことで、量子化等
のみによるものよりも、更に、エッジ部をきれいに出
す。
【0046】具体例:画像読み取り装置より入力され
たデータをディジタル情報として256階調/1画素で
読み取る。このデータを量子化することでn値のデータ
として表現する。n値へのデータ変換は、誤差拡散法を
使用する。この量子化されたデータに対して、エッジか
非エッジ部かを判定する。この判定は、次のようにして
判定を行う。まず、濃度の傾きをTHとして、これがエ
ッジ判定の条件とする。注目画素をCとして、エッジの
判定を行う基準をS=1とする。つまり、データが0で
あれば、画像を表現するデータがないものとする。この
ことで、画像を表現する最小の値をSとする。
【0047】次に、エッジを判定するために、観測する
画像データを、図33に示すように、A,B,C,D,
Eの位置として、注目画素をCとする。まず、注目画素
がC>=Sならば、判定の対象とする。C>=Sでなけ
れば、、Cは非エッジと判定し、次の画素へ注目画素を
移動する。次に、注目画素CがC>=S、かつC<2×
Sならば、次の(1)〜(3)の処理を行う。 (1)B<Sで、かつD>=C、かつD>=Eならば、
OをB点の値、TをD点の値とする。 (2)B<Sで、かつD>=C、かつD<Eならば、O
をB点の値、TをD点の値とする。 (3)B>=S、かつA<Sのとき、D>=Bならば、
OをA点の値、TをC点の値とする。
【0048】次に、注目画素CがC>2×Sのとき、次
の(1),(2)の処理を行う。 (1)B<Sならば、OをB点の値、TをC点の値とす
る。 (2)B>=S、かつA<Sで、C>=Bならば、Oを
A点の値、TをC点の値とする。 以上より、(T−O)/(2×S)=Fを計算し、Fの
値を、注目画素での傾きとする。このFが、THより以
上であれば、エッジ部と判定する。この時に、観測デー
タの位置のとり方A,B,C,D,Eを図33のように
左右の2方向について、行った結果をフラグの表とし
て、図38に示すように、決定されたとすると、この表
にしたがって、注目画素の状態を判断する。この時、左
エッジの場合は、データを2として、右エッジの場合
は、2とする。これにより、画像のエッジ部のデータが
1の時に2に変換されることで、エッジの強調がおこな
える。
【0049】具体例:具体例のエッジ判定に基づい
て、データの変換を、左エッジの場合は1、右エッジの
場合2として、もともと2であったデータは3とする。
これに対して、n値に量子化され、入力データでn=4
の時、とりえる値が0,1,2,3であるので、この
1,2の値は、エッジ処理のデータとして取り扱う。次
に、このデータ変換で、構成値をもとに1画素を表現す
る。印字装置の制御信号をもとに、レーザのON/OF
F信号の時間巾点灯位置を変化させる(印字装置へのデ
ータによって決定される)。この時間巾点灯位置は、1
画素を6分割し、分割したそれぞれに対して、ONかO
FFから指定するように、入力データを変換する回路に
よって決定し、この情報をもとに、レーザを点灯させ
る。これにより、エッジ部の処理をなめらかにする。
【0050】図31は、請求項4記載の発明の全体のブ
ロック図を示す。また、図32はエッジ判定部で、ラッ
チを使用することでタイミングを1画素づつずらす。図
34(a),(b)は、レーザのON位置を示し、本発
明では、図(b)を使用する。図35は、レーザのON
位置を設定するための構成図である。
【0051】図40(a)は、濃度を自動測定し、しき
い値を設定した場合のフローチャートである。以下、各
ステップに従って順に説明する。なお、図40(b)
は、しきい値の表を示している。まず、操作部からの濃
度設定入力があるかどうかを判断し(step1)、入力が
あれば、図30に示すフローチャートへ移る。入力がな
ければ、次にコピースタートを行い(step2)、コピー
スタートができなければ、前記step1へ戻る。コピース
タートを行うと、次に、画像をプレスキャン動作で読み
取り(step3)、画像の濃度状態を測定する(step
4)。次に、写真原稿か文字原稿かを判断し(step
5)、文字原稿であれば、TH=2/3とし(step
6)、写真原稿であれば、TH=2/2とする(step
7)。次に、エッジ判定処理を行う(step8)。従来に
あったエッジ判定条件となる特定パターンの抽出や作成
といった煩雑な処理が省くことができ、その上、エッジ
判定条件もれからおきる誤判定といったことも低減する
ことが可能となり、エッジ判定の精度向上にもつなが
り、画像内のエッジか非エッジかについて細部まで正確
にエッジ判定が可能となる。
【0052】従来技術の問題点からの固定値によるパラ
メータの設定に注目して、濃度変換等で所望する濃度に
した場合、その濃度に合ったエッジ判定のパラメータを
設定できるようにしておくことで、濃度変換された画像
についても効果的なエッジ判定を行うことを目的とす
る。この処理によって淡く濃度変換された画像を何らか
の形で再度処理する場合に、淡い画像用のパラメータを
設定する。この逆についても同様である。また、最終画
像の画質を改善する上で補正機能のための判定としても
利用できる。更に、エッジの判定の結果に右エッジか左
エッジかの区別をつけることで領域分割が行えるように
判定条件を設定しておくことができる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、以下のような効果がある。 (1)請求項1に対応する効果:画像読み取り装置によ
り、入力されたデータを中間調記録回路を使用し、デー
タの量子化を行い、その量子化されたデータから非エッ
ジかエッジかの判定を行う。この判定を行うのに注目画
素に対して両側のm画素分を見る。この時の量子化デー
タから濃度の傾き具合を算出し、ある一定の傾き(濃度
の傾きは固定値)以上にあたるかあたらないかで、非エ
ッジかエッジかの判定が行える。このことにより、もれ
なく正確に画像内のエッジか非エッジかを識別すること
ができる。 (2)請求項2,3に対応する効果:画像処理を行う際
に、画像内のエッジを見つけ、エッジ部と非エッジ部の
処理を変える場合に、何かのエッジを判定する方式を使
用しなくてはならない。そこで、画像の注目画素に対し
て両側のn画素分を見ることで、濃度の傾き具合を算出
し、あるしきい値以上であれば、注目画素をエッジとす
る方法を画像を処理して濃くした場合や逆に淡くした場
合の画像でもエッジの判定が行えるように、濃くした場
合や淡くした場合のしきい値を変化させる。更に、エッ
ジの判定の結果に右エッジか左エッジかの区別をつける
ことで領域分割を行えるように判定条件をもうけた処理
を行うことができる。 (3)請求項4に対応する効果:文字原稿では、文字を
強調する方法として、濃度変化で、ほぼ2値化に近い状
態にすることで文字を濃く出す方が見やすい画像とな
る。このことから、画像を表現する際に、n値で画像が
構成されている場合、0を白、nを黒として場合、画像
の中からエッジか非エッジかを判定し、エッジ部に対し
て、右エッジか左エッジかを判定し、データを変換する
方式と、このデータの変換によって、印字時のレーザの
印字方式を右エッジと左エッジで変化させることでエッ
ジ部の凸凹を押えることができる。 (4)請求項5に対応する効果:濃度の傾斜量に応じた
しきい値を、読取データの画質判別手段(写真か文字か
濃淡かなどの半定)の判別結果に応じて、自動可変制御
を行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像処理装置における印字データ
変換方式の位置づけを説明するためのフローチャートで
ある。
【図2】本発明における注目画素周辺の判定領域を示す
図である。
【図3】本発明による画像処理装置の一実施例を説明す
るための構成図である。
【図4】本発明における濃度設定値を濃度変換部とエッ
ジ判定部で行うブロック図(その1)である。
【図5】本発明における濃度設定値を濃度変換部とエッ
ジ判定部で行うブロック図(その2)である。
【図6】本発明における請求項1に対応する濃度傾斜に
応じたエッジ判定方法を説明するためのフローチャート
である。
【図7】図6における判定方法によるエッジ判定の関係
図である。
【図8】本発明による判定結果と従来方式による判定結
果との対比説明図(その1)である。
【図9】本発明による判定結果と従来方式による判定結
果との対比説明図(その2)である。
【図10】本発明による画像処理装置の他の実施例(第
2実施例)を説明するためのエッジ判定領域を示す図で
ある。
【図11】本発明における濃度に応じた判定パラメータ
の設定を説明するためのフローチャート(その1)であ
る。
【図12】本発明における濃度に応じた判定パラメータ
の設定を説明するためのフローチャート(その2)であ
る。
【図13】本発明における濃度に応じた判定パラメータ
の設定を説明するためのフローチャート(その3)であ
る。
【図14】本発明における濃度に応じた判定パラメータ
の設定を説明するためのフローチャート(その4)であ
る。
【図15】本発明における濃度設定を行う操作部の全体
構成図である。
【図16】本発明における濃度設定を行う操作部のパネ
ル図である。
【図17】本発明における濃度設定値と設定パラメータ
(TH)の関係表を示す図である。
【図18】本発明におけるエッジの判定表を示す図であ
る。
【図19】本発明における注目画素に対し、各々左基
準、右基準、上基準、下基準で領域判定する場合の画素
の読み込み方向を説明する図である。
【図20】本発明における請求項3に対応する左右エッ
ジの区別を行ったエッジ判定方法の説明図である。
【図21】図18におけるエッジ判定を適用する原デー
タを示す図である。
【図22】図21の原データに図18の判定表を用いて
濃度設定を3とした時の左基準と右基準によるエッジ判
定を行った判定パターンを示す図である。
【図23】本発明によるエッジ判定方法を濃度設定を1
としてエッジ判定を行った判定パターンを示す図であ
る。
【図24】本発明によるエッジ判定方法との比較のため
の濃度設定を1とした場合の従来方法によるエッジ判定
結果を示す図である。
【図25】本発明による画像処理装置の更に他の実施例
(第3実施例)を説明するための原データを示す図であ
る。
【図26】本発明における左エッジ、右エッジの判定結
果によって領域判定を行う説明図(その1)である。
【図27】本発明における左エッジ、右エッジの判定結
果によって領域判定を行う説明図(その2)である。
【図28】本発明における領域分割を行うためのフロー
チャートである。
【図29】本発明による画像処理装置の更に他の実施例
(第3実施例)のブロック図である。
【図30】本発明における濃度設定値に対するエッジ判
定(請求項2)のフローチャートである。
【図31】本発明における請求項4を説明するための構
成図である。
【図32】図31におけるエッジ判定部の構成図であ
る。
【図33】本発明におけるエッジ判定のための画像デー
タを示す図である。
【図34】本発明におけるレーザー点灯位置の設定を説
明するための図である。
【図35】本発明におけるレーザーON位置を設定する
ための構成図である。
【図36】本発明におけるレーザーON位置設定回路を
示す図である。
【図37】本発明における左基準の場合の判定パターン
を示す図である。
【図38】本発明における判定結果をフラグの表として
示す図である。
【図39】本発明によるエッジ判定方法を説明するため
の図である。
【図40】本発明による濃度を自動測定し、しきい値を
設定した場合のフローチャート(請求項5)である。
【図41】従来のエッジ判定方法を説明するための図で
ある。
【図42】従来のエッジ判定を説明するための構成図で
ある。
【図43】従来の量子化処理手順を説明するための図で
ある。
【図44】従来の濃度保存を説明するための図である。
【図45】従来のエッジ判定を説明するためのフローチ
ャートである。
【図46】従来の濃度変換を説明するための図である。
【図47】従来の注目画素周辺の判定領域を示す図であ
る。
【図48】従来のエッジ判定パターンを示す図である。
【図49】従来のエッジ判定の構成図である。
【符号の説明】
1,2…ラッチ(latch)回路、3…エッジ判定部、4
…エッジの判定回路A、5…濃度変換部、6…エッジの
判定回路B、7…処理回路A。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像濃度を画像毎に検出する画像濃度検
    出手段と、隣接した画素濃度の差信号を発生させる演算
    手段と、該演算手段から差信号によって画像濃度の傾斜
    を判別する濃度傾斜判別手段と、該濃度傾斜判別手段か
    らのデータに基づいて画像エッジを判別するエッジ判別
    手段とから成ることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 画像濃度を画素毎に検出する画像濃度検
    出手段と、隣接した画素濃度の差信号を発生させる演算
    手段と、該演算手段からの差信号によって画像濃度の傾
    斜を判別する濃度傾斜判別手段と、該濃度傾斜判別手段
    からのデータに基づいて画像エッジの判別濃度を設定す
    る判別レベル設定手段と、該判別レベル設定手段からの
    判別レベルデータに基づいて画像のエッジを判別するエ
    ッジ判別手段とから成ることを特徴する画像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像濃度を画素毎に検出する画像濃度検
    出手段と、隣接した画素濃度の差信号を発生させる演算
    手段と、該演算手段からの差信号によって画像濃度の傾
    斜量と傾斜方向を判別する濃度傾斜判別手段と、該濃度
    傾斜判別手段からの濃度傾斜量と傾斜方向の信号に基づ
    いて画像の領域判別を行う領域判別手段とから成ること
    を特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 画像濃度を画像毎に検出する画像濃度検
    出手段と、隣接した画素濃度の差信号を発生させる演算
    手段と、該演算手段からの差信号によって画像濃度の傾
    斜量と傾斜方向を判別する濃度傾斜判別手段と、該濃度
    傾斜判別手段からの濃度傾斜量と傾斜方向の信号に基づ
    いて画像出力装置の画素出力位置を設定する出力制御手
    段とから成ることを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 画像濃度を画素毎に検出する画像濃度検
    出手段と、隣接した画素濃度の差信号を発生させる演算
    手段と、該演算手段からの差信号によって画像濃度の傾
    斜を判別する濃度傾斜判別手段と、該濃度傾斜判別手段
    からのデータに基づいて画像の画質を判別する画質判別
    手段と、前記濃度傾斜判別手段からの信号と該画質判別
    手段からの判別信号に基づいてエッジ判別するエッジ判
    別手段とから成ることを特徴とする画像処理装置。
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