JPH07155595A - 吸水性複合体およびその製造法 - Google Patents

吸水性複合体およびその製造法

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JPH07155595A
JPH07155595A JP5306522A JP30652293A JPH07155595A JP H07155595 A JPH07155595 A JP H07155595A JP 5306522 A JP5306522 A JP 5306522A JP 30652293 A JP30652293 A JP 30652293A JP H07155595 A JPH07155595 A JP H07155595A
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JP
Japan
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water
fiber
net
shaped core
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JP5306522A
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English (en)
Inventor
Migaku Suzuki
磨 鈴木
Hiroaki Fukui
博章 福井
Toshio Maekawa
俊夫 前川
Kozo Tajiri
耕三 田尻
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NIPPON KYUSHUTAI GIJUTSU KENKY
Japan Absorbent Technology Institute
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
NIPPON KYUSHUTAI GIJUTSU KENKY
Japan Absorbent Technology Institute
New Oji Paper Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 疎水性繊維からなるネット状芯体にセルロー
ス系繊維が交絡した構造の第一層と、疎水性繊維からな
るネット状芯体に、カルボキシルメチル化および架橋処
理されたセルロース系繊維が交絡した構造の第二層と
が、各々の芯体同士の熱融着により相互に結合されて、
厚さ方向に吸水能力勾配をもつ吸水性複合体。 【効果】 第一層に供給された液体は第一層に瞬間的に
受容されるが、ここに保有されることなく速やかに通過
し、第二層に吸い込まれて安定に吸収されるので、第一
層は常に次の排泄を待機している状態になり、オムツお
よび生理用ナプキンを含む多くの用途に有利に利用でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄くて柔軟なシート状
の形態をもちながら、大きい液体吸収性を有する新規な
シート状複合吸収体、およびこのようなシート状複合吸
収体を製造する方法に関する。このシート状複合吸収体
は、衛生用品、とくに生理用品やオムツ等に有利に使用
することができる。
【0002】
【従来の技術】従来からオムツや生理用ナプキン等の吸
収体製品に用いられている素材は、まず上面から表面シ
ート(トップシート)とその下に配置される吸収部材、
そして防漏機能を有するフィルムとから構成されてい
る。
【0003】本発明が関連する吸収部材に関しては、木
材パルプの解織物いわゆるフラッフ状パルプと粉体状の
高吸収性樹脂(SAP)の混合体が一般的に使用されて
きた。しかし最近の省資源、物流効率の改善等の世論の
要請と同時に、着用感の向上を狙って、より超薄型化、
超コンパクト化した製品への市場要請が高くなってきて
いる。
【0004】このような超薄型化された製品のための吸
収体としては、シート状吸収体を多層に使用することが
行われている。これらの吸収体は、液体の拡散と一時貯
留性を目的とする層(トランスファーシートあるいはセ
カンダリーシートと呼称されている)と、SAPおよび
フラッフパルプの構造化シート(主吸収体層)との組合
せからなっている。
【0005】トランスファーシートとしては、たとえば
特開平4−27226号公報に記載されているような、
表面親水性化した不織布ウェブ、あるいはレーヨン、コ
ットン等のセルロース系の不織布、エアーレイドされた
パルプを結合剤で形態安定化したもの等が使用され、そ
の下層にSAP/パルプ混合体をティッシュや不織布で
被覆して主吸収体層が形成される。
【0006】これらの複層構造によって、より薄く、そ
してより着用性に優れた吸収体製品の開発が推進されて
いるのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術にもとづく層構成では、共通の欠点とし
て、多層化シートの層相互間の連結がなされていないこ
と、および主吸収体層の形態安定性が不十分であること
から、吸収体の利用効率がまだまだ不十分であり、また
液体の吸収後に構造がバラバラになり易いという欠点が
ある。
【0008】本発明の目的は、上記のような従来技術の
欠点をなくし、液体の吸収効率がきわめて高く、そして
液体吸収後にも優れた形態安定性を保持することができ
るシート状複合吸収体を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、疎水性
繊維からなるネット状芯体にセルロース系繊維が交絡し
た構造の第一層と、疎水性繊維からなるネット状芯体
に、カルボキシルメチル化および架橋処理されたセルロ
ース繊維が交絡した構造の第二層とを備え、前記第一層
および前記第二層とが、各々の芯体同士の熱融着により
相互に結合されていることを特徴とする厚さ方向に吸水
能力勾配をもつ吸水性複合体が提供される。
【0010】また本発明は、上記のような吸水性複合体
を製造する方法も提供する。この方法は、疎水性繊維か
らなるネット状芯体に、水流交絡によりセルロース系繊
維を複合一体化して第一層を構成する工程と、疎水性繊
維からなるネット状芯体に水流交絡によりセルロース系
繊維を複合一体化し、さらに前記セルロース系繊維をカ
ルボキシルメチル化および架橋処理することにより得ら
れた高吸水性ポリマーシートからなる第二層を構成する
工程と、前記第一層と前記第二層とを、各々の芯体の熱
融着により結合して一体化する工程と、を備えたことを
特徴とする。
【0011】本発明の吸水性複合体は、基本的には下記
の2層から構成され、この2層を安定に結合一体化して
なるものである。
【0012】第一層:疎水性繊維からなるネット状芯体
にセルロース系繊維が交絡した構造を有するもの。
【0013】第二層:疎水性繊維からなるネット状芯体
にカルボキシルメチル化および架橋処理されたセルロー
ス繊維が交絡した構造を有するもの。
【0014】さらに本発明の吸水性複合体は、前記の第
一層の上に配置された、水に対して表面濡れ特性をもつ
が非膨潤性である合成繊維を主成分とする不織布ウェブ
からなる表面層を有することができる。この表面層は、
生理ナプキンやオムツのような通常の衛生製品おいて、
皮膚に接触する最内層を構成するシート(トップシー
ト)として一般に使用されているシート状材料を用いて
構成することができる。このようなシート状材料は、柔
軟で良好な感触を有するが、実質的に非吸収性である。
【0015】つぎに、第一層および第二層が持つべき特
性から説明する。
【0016】第一層は、疎水性繊維からなるネット状芯
体にセルロース系繊維が交絡した構造を有しているため
に、水分に対してきわめて早い拡散性および浸透性を有
するという特徴を持ち、水濡れ状態においても初期の形
状を安定に保持する能力を有するが、水分を一時的に貯
留する能力を有するのみで、水分を安定して吸収する能
力は小さい。これに対して第二層は、カルボキシルメチ
ル化および架橋処理されたセルロース繊維によってもら
らされる、著しく大きい液体吸収能力を有する。
【0017】この第一層および第二層は、各々の芯体同
士の熱融着により相互に結合されて一体化されている。
このため第一層と第二層との間には液体透過性能力の
差、すなわち吸水能力勾配が生じることになる。この吸
水能力勾配は、吸水性複合体が、第一層が人体の皮膚に
近接した状態で使用された場合、排泄された液体は第一
層に瞬間的に受容されるが、ここに保有されることなく
速やかに通過し、第二層に吸い込まれて安定に吸収され
る。第一層は常に次の排泄を待機している状態になる。
また第一層と第二層との間の大きい吸水能力勾配によ
り、第二層から第一層への液体の逆流も確実に防止され
る。
【0018】本発明において、第一層の芯体を構成する
のに最適なネット状材料としては、ポリプロピレン繊維
を主成分とするスパンボンド不織布がある。この不織布
は、湿潤状態でも乾燥状態と同等の物理的強度と形態保
持性を有するので、第二層と結合した状態において、た
とえ第二層が吸水により軟化もしくは保形性の低下を生
じても、吸水性複合体としては初期のシート状を安定し
て維持することができるし、また熱あるいは超音波によ
る融着も容易である。
【0019】また第一層の芯体のための他の好適なネッ
ト状材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエステル等の合成繊維を主成分とする水流交絡不織
布、乾式不織布、およびスパンボンド不織布等が挙げら
れる。
【0020】第一層は、これらのネット状芯体に、セル
ロース系繊維を交絡させることにより構成される。セル
ロース系繊維としては、木材から製造されるパルプ繊
維、草木から製造される非木材パルプ繊維、再生セルロ
ース繊維などが挙げられる。
【0021】木材から製造されるパルプ繊維としては、
例えば針葉樹あるいは広葉樹をクラフト法、サルファイ
ト法、ソーダ法、ポリサルファイド法などで解離した化
学パルプ、レファイナー、グラインダーなどの機械的力
によってパルプ化した機械パルプ繊維、薬品による前処
理の後、機械的力によってパルプ化したセミケミカルパ
ルプ繊維、あるいは故紙パルプ繊維などを例示でき、そ
れぞれ未晒もしくは晒の状態で使用することができる。
【0022】草木類から製造される非木材パルプ繊維と
しては、例えば桧、マニラ麻、亜麻、桑、竹、パガス、
ケナフ、楮、三椏などを木材パルプと同様の方法でパル
プ化した繊維が挙げられる。
【0023】再生セルロース繊維としては、セルロース
をビスコースの形で溶液としたのち、酸の中でセルロー
スを再生・紡糸したビスコースレーヨン、セルロースを
銅アンモニア溶液中に溶解したのち、酸の中で再生・紡
糸した銅アンモニアレーヨン、N−メチルモルフォリン
−N−オキサイドの如き、非水系セルロース溶媒に溶解
したのち、紡糸して得られる再生セルロース繊維などが
挙げられる。
【0024】一方、第二層は、疎水性繊維からなるネッ
ト状芯体に、カルボキシルメチル化および架橋処理され
たセルロース系繊維を交絡させた構造を有する。ネット
状芯体としては、第一層のネット状芯体として用いられ
たものをすべて使用することができる。そしてこのネッ
ト状芯体に、カルボキシルメチル化および架橋処理され
たセルロース系繊維が交絡して第二層を構成する。
【0025】このような構成の第二層は、第一層と比較
して著しく大きい、具体的には少なくとも自重の5倍、
好ましくは10倍以上の液体吸収能力を有し、しかも湿
潤時にも形態保持性を有する。
【0026】セルロース系繊維をカルボキシメチル化す
る方法自体は、すでに広く知られている。基本的には水
酸化アルカリとモノクロル酢酸塩を水あるいはイソプロ
ピルアルコールなどの溶媒中でセルロース系繊維に反応
させることにより行うことが可能である。
【0027】水酸化アルカリとしては、アルカリ金属の
水酸化物が一般に用いられ、コストの面で水酸化ナトリ
ウムが好適である。モノクロロ酢酸塩としてはアルカリ
金属塩またはアンモニウム塩が用いられ、一般的にはモ
ノクロロ酢酸ナトリウム、及びモノクロロ酢酸カリウム
が用いられる。
【0028】架橋結合を導入するための方法にも格別の
限定はないが、予めセルロース系繊維に架橋剤を反応さ
せた後、カルボキシメチル化させても良いし、カルボキ
シメチル化を行う際に架橋剤を同時に作用させても良い
し、カルボキシメチル化を行った後で架橋剤を作用させ
ても良い。架橋剤としては、ホルムアルデヒド、及びグ
リオキザールなどのアルデヒド類;ジメチロールウレ
ア、ジメチロールエチレンウレア、及びジメチロールイ
ミダゾリドンなどのN−メチロール化合物類;蓚酸、マ
レイン酸、こはく酸、及びポリアクリル酸などの多価カ
ルボン酸類;エチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、及
びジエポキシブタンなどの多価エポキシ化合物類;ジビ
ニルスルホン、及びメチレンビスアクリルアミドなどの
ジビニル化合物類、ジクロロアセトン、ジクロロプロパ
ノール、及びジクロロ酢酸などの多価ハロゲン化合物
類;エピクロロヒドリン、エピプロモヒドリンなどのハ
ロヒドリン化合物類;並びに多価アジリジン化合物類な
どが使用できる。
【0029】架橋剤の添加量は、架橋剤の種類あるいは
反応条件により異なるが、対セルロース系繊維当り0.
1〜10重量%であることが好ましい。
【0030】架橋結合とカルボキシメチル基を有するセ
ルロース系繊維の純水吸水量は、主にカルボキシメチル
基の置換度及び架橋密度によって決定される。純水吸水
量はカルボキシメチル基の置換度が高いほど理論的には
高くなるが、実用的には置換度が0.35〜1.6が適
当である。置換度を1.6を越えて高くしても、吸水量
はほぼ飽和してしまい、得られるシートのコストが高く
なるため不利となる。またカルボキシメチル化を行う際
に、セルロース分子の解重合が起こり、逆に吸水量が低
下するという現象が起こることがある。一方、置換度が
0.35未満では、十分な純水吸水量が得られない。
【0031】このようにしてカルボキシルメチル化およ
び架橋処理されたセルロースが、ネット状芯体に交絡し
ている第二層は、上に述べた第一層に一体化されてい
る。この一体化は、熱、高周波振動あるいは高周波誘導
などの手段で、第一層および第二層のネット状芯体を相
互に融着させることで行われる。
【0032】第一層と第二層との一体化は、ネット状芯
体の融着によって行われるので、全面にわたって融着が
行われても、実際の結合は多数の点で行われることにな
り、吸水性複合体全体としての剛性が高くなることはな
く、柔軟性を保つことが可能である。
【0033】また第一層の上に配置される表面層は、水
と接触したときにその表面が濡れる性質をもつが、膨潤
することのない合成繊維を主成分とする不織布状ウェブ
からなる。このような特性を有する材料として、ポリプ
ロピレンのような合成繊維からなる嵩高な不織布が挙げ
られる。この他、一般の吸収体製品において皮膚に接触
する層を構成するトップシートとして使用されているシ
ート状材料のほとんどすべてを使用することが可能であ
る。
【0034】この表面層は、第一層に対して全面にわた
って、もしくは部分的に結合されていることが望ましい
が、この両者間における変位が問題とならないような大
きさもしくは用途に使用される場合には、周縁部のみで
結合された状態でも支障はない。
【0035】さらに第二層に、第一層が接合されている
面とは反対側の面において、第二層よりもさらに吸収能
力にすぐれた粒子状高吸収性樹脂層からなる第三層を形
成させることが可能である。この粒子状高吸収性樹脂と
しては、ポリアクリル酸ソーダの部分架橋化樹脂が一般
的である。この樹脂は、自身の重量を基準として、純水
では200倍以上、生理食塩水でも40倍以上の吸収能
力を有する。このような粒子状高吸収性樹脂は、ゲルブ
ロッキングを起こし易いので、一般には木材フラッフ状
パルプと併用されているが、本発明においては、粒子状
高吸収性樹脂を含む第三層は、水分拡散性に優れた第二
層に接しているので、ゲルブロッキングを生じることは
なく、その優れた吸収能力を十分に発揮することができ
る。このため、第一層、第二層、第三層の各層の間に、
たとえば1:5:10というような大きい吸収能力の勾
配を発現させることができる。
【0036】また第二層と第三層との間の接合は、第二
層に少量の水分を与えて粘着性を発生させ、この粘着性
を利用して第三層と固着させてから乾燥するという手段
もきわめて有用である。
【0037】
【実施例】以下に本発明の一実施例について詳細に説明
する。
【0038】図1は、本発明の一実施例による吸水性複
合体の構造を模式的に示す断面図である。図1におい
て、符号1は第一層、2は第二層をそれぞれ示し、この
両者は、結合部3で相互に一体に結合されている。
【0039】第一層1は、疎水性繊維からなるネット状
芯体11に、セルロース系繊維からなる繊維層12を交
絡させた構造を有している。また第二層2は、疎水性繊
維からなるネット状芯体11’に、カルボキシルメチル
化および架橋処理されたセルロース系繊維からなる高吸
収性層12’を交絡させた構造を有している。符号3
は、この芯体11および21が熱融着により結合されて
いる結合部を示す。
【0040】図1には、結合部3は、第一層1および第
二層2の芯体11および11’の全面にわたって均一に
形成されているが、相互に結合されている芯体11およ
び11’はネット状であるので、融着は比較的粗い密度
で分布する多数のドットにおいて行われ、したがって結
合部3は大きい液体透過性等化成を保有している。
【0041】第一層1および第二層2は、前述のように
その全面にわたって均一に融着するほか、図2〜図4に
示した第2の実施例におけるように、第一層1と第二層
2とを、適当な間隔で配置されて互いに平行に延びる複
数の帯状のき3において相互に結合することもできる。
図3に示すように、各結合部3の幅A、および隣接する
結合部3間の間隔Bは自由に設定できるが、幅Aは1〜
5mm、間隔Bは5〜20mm程度が適当である。
【0042】この結合部3は、図5(A)に示すよう
に、吸水性複合体の全面にわたって延びていてもよく、
あるいは図5(B)に示すように、周辺部を除いて設け
てもよい。また吸水性複合体が生理用ナプキンのような
特定の用途に使用される場合には、図5(C)に示すよ
うに、最も大きい吸収力を有することが望まれる楕円形
の中央部(スイートスポット)4部分以外の部分に結合
部3を設けてもよい。また結合部3は、図5(D)に示
すように、中央部4を囲む1または複数のリング状に配
置することもできる。
【0043】さらに図6に示した第3の実施例では、第
3の層として、第一層1の上に表面層6を配置し、この
表面層6を、図2〜図5に示した例と同様に、帯状の結
合部3において、第一層および第二層を熱融着により結
合した構成がとられている。また結合部3のパターンと
して、図5(A)〜(C)に示したパターンを採用する
ことができる。
【0044】前述のような構成を有する本発明の吸水性
複合体において、第一層および第二層は相互に重ね合わ
され、結合部において熱融着により一体化されているの
で、第一層から第二層に向けて大きくなるような、厚さ
方向に急峻な吸水能力勾配をもつことになる。この吸水
能力勾配は、第一層上に液体が供給されたときに、この
液体を第一層から第二層に速やかに移動させ、ついで第
二層に安定に保持させるように働く。
【0045】また第一層の上に表面層が設けられている
場合には、この表面は水に対して表面濡れ特性をもつが
非膨潤性である合成繊維を主成分とする不織布ウェブか
らなっているために、表面層に液体が供給されると、こ
の液体は表面層を直ちに通過し、したがって表面層は常
に乾燥した状態を維持することができる。
【0046】したがって本発明の吸水性複合体が、たと
えば生理用ナプキンの吸収体として使用された場合、十
分に大きい吸収能力を示すとともに、きわめて良好な肌
触りを与える。また第二層が大量の水分を吸収して膨潤
した状態になっても、これに接合されている第一層は乾
燥時と同等の強度を保持しているので、吸水性複合体全
体としての形状はきわめて安定している。
【0047】以下に、本発明にしたがって構成された吸
水性複合体の特性を確認するために行った実験例を示
す。
【0048】なお、各実施例および比較例における吸水
量、湿潤引張り強さ、及びカルボキシメチル基置換度
は、以下に述べる方法により測定した。
【0049】[純水吸水量]2.5cm×2.5cm平
方の供試試料4枚を、10cm×10cm平方の250
メッシュナイロンワイヤー製の袋に封入し、これをイオ
ン交換樹脂を通して脱イオンした水を蒸留して得た純水
中に10分間浸漬して吸水させ、次いで、これを引き上
げて吊り下げ、10分間水切りを行った後、供試試料の
重量を測定し、供試試料1g当たり吸収した純水の重量
(g)をもって吸水量を表示した。
【0050】[湿潤引張り強さ]JIS P8135の
方法に従い、25mm幅の試験片を用いて縦方向の値を
測定した。
【0051】[カルボキシメチル基置換度]2.5cm
×2.5cm平方の供試試料4枚を60℃の真空乾燥器
中で4時間乾燥した後、重量を測定し、この値から合成
繊維不織布の重量を差し引いた値を、複合シート中のカ
ルボキシメチルセルロース重量とした。重量測定後の試
料をシャーレに移し、メタノール塩酸溶液(70重量%
メタノール水溶液に塩化水素を1モル/リットルの濃度
になるように溶解した混合液)50mlを添加し、1時
間放置した後、メタノールで充分洗浄して塩酸を完全に
除去し、風乾した。次いで、風乾した試料を300ml
容の三角フラスコに入れ、0.1規定の水酸化ナトリウ
ム溶液約20mlと純水100mlを添加して1時間ゆ
っくり撹拌した後、0.1規定塩酸でフェノールフタレ
インを指示薬として滴定し、次式により置換度を計算し
た。
【0052】 Y=0.1A−0.1B (1) 置換度=162Y/(1000W−80Y) (2) ただし式中 A:0.1規定水酸化ナトリウム溶液の量
(ml) B:0.1規定塩酸の量(ml) Y:カルボキシメチル基量(ミリ当量) W:カルボキシメチルセルロース重量(g) (実験例1)下記の工程にしたがって、図1に示した構
成を有する吸水性複合体を作成した。
【0053】[第一層]坪量12g/m2のポリプロピ
レンスパンボンド状不織布(繊度2デニール)に、針葉
樹晒クラフトパルプ(NBKP)を80g/m2の量に
なるように水流交絡させ、複合シートを作製した。この
複合シートを、10分間蒸留水に浸漬したときの純水吸
水量は8.5g/gであった。
【0054】[第二層]坪量12g/m2のポリプロピ
レンスパンボンド状不織布(繊度2デニール)に、針葉
樹クラフトパルプ(NBKP)を80g/m2になるよ
うに水流交絡させて複合シートを調整した。この複合シ
ートを、水酸化ナトリウム10.4重量%、モノクロロ
酢酸カリウム34.6重量%、エピクロルヒドリン1.
0重量%、水54.0重量%からなる混合液で浸漬処理
し、ついでこのシートを60℃で熱処理して、カルボキ
シメチル化と架橋を行わせた。NBKPのカルボキシル
メチル基の置換度は0.45であった。
【0055】ついで70重量%のメタノール水溶液によ
り洗浄したのち乾燥して、吸水性複合不織布を得た。こ
の不織布を蒸留水に10分間浸漬した後の純水吸収量は
35g/gであった。
【0056】上記のようにして得られた第一層および第
二層を重ね合わせ、140℃に加熱された溝付ロール対
の間を通過させて熱圧着させて一体化した。
【0057】得られた吸水性複合体は、図1の模式図に
示すような構造を有するもので、第一層1および第二層
2のネット状芯体11と21を構成するポリプロピレン
が、多数のドットで相互に融着することにより、第一層
1と第二層2とを強固に結合していた。
【0058】この吸水性複合体を蒸留水に10分間浸漬
したときの純水吸収量は28g/gであり、乾燥状態で
の引張強度(MD)は4.5kgf、湿潤強度は3.0
kgfで、乾湿強度比は約67%であった。またこの吸
水状態において、吸水前とほぼ同じ形状を保持してい
た。
【0059】(実験例2)実験例1で用いられた第一層
および第二層を重ね合わせ、表面温度150℃に加熱さ
れた溝付ロールとフラットロールからなるペアロールを
通過させて熱圧着させて、図2に示すような波形のパタ
ーンを有する吸水性複合体を得た。
【0060】得られた吸水性複合体の純水吸水量は30
g/g複合体であった。この複合体の乾燥時の引張強度
(MD)は3.8kgf、純水に10分間浸漬したのち
の湿潤引張強度(MD)は2.8kgfであった。した
がって乾湿強度比は約74%であった。
【0061】(実験例3)実験例1で用いられた第一層
および第二層からなる積層体に、さらに第一層の上に表
面層を配置し、この積層体と表面層とを、加熱された溝
付きロールを用いて帯状に結合して、図6に示した構造
の複合不織布を構成した。
【0062】表面層として、ポリプロピレン繊維ステー
プル(2d×45mm)からなる、坪量20g/m2
嵩高なサーマルスパンボンド不織布が使用された。
【0063】この吸水性複合体は、純水に10分間浸漬
したのちにも、吸水前と同じ形状を保持しているととも
に、表面層の表面は乾燥した状態を呈した。
【0064】上記の実験例1〜3でそれぞれ得られた吸
水性複合体に、第二層側に通常のバックシートを重ね
て、全体の厚さが約1.0mmの生理用ナプキンを作成
した。各ナプキンをテストしたところ、優れた吸水性を
示し、しかも吸水後も表面がきわめてドライな状態を保
ち、生理用ナプキンとして優秀な性能を有していた。
【0065】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の吸水性複
合体は、疎水性繊維からなるネット状芯体にセルロース
系繊維が交絡した構造の第一層と、疎水性繊維からなる
ネット状芯体に、カルボキシルメチル化および架橋処理
されたセルロース系繊維が交絡した構造の、第一層より
も著しく水分保有度の高い、形態安定化された高吸水性
ポリマーシートからなる第二層とが結合一体化された構
成を有している。したがって第一層に供給された液体は
第一層に瞬間的に受容されるが、ここに保有されること
なく速やかに通過し、第二層に吸い込まれて安定に吸収
される。したがって第一層は常に次の排泄を待機してい
る状態になり、オムツおよび生理用ナプキンを含む多く
の用途においてシート吸収体として有利に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による吸水性複合体の一
部を示す斜視図。
【図2】本発明の第2の実施例による吸水性複合体の一
部を示す斜視図。
【図3】図2のP−P’線に沿った部分断面図。
【図4】図2のS−S’線に沿った部分断面図。
【図5】(A),(B),(C),(D)は本発明の吸
水性複合体に設けられる結合部パターン例を示す平面
図。
【図6】本発明の第3の実施例による吸水性複合体の一
部を示す部分縦断面図。
【符号の説明】
1 第一層 2 第二層 3 結合部 11,11’ ネット状芯体 12 セルロース系繊維からなる繊維層 12’ カルボキシルメチル化および架橋処理された
セルロース繊維からなる高吸収性層 4 中央部 6 表面層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61L 15/60 B32B 5/02 Z 7421−4F D04H 1/42 F 7199−3B 1/48 B 7199−3B 1/54 Q 7199−3B A61F 13/18 307 A (72)発明者 前川 俊夫 神奈川県横浜市鶴見区北寺尾3−15 三ツ 池ハイツC−502 (72)発明者 田尻 耕三 東京都中野区松ケ丘2−5−13 新王子製 紙松ケ丘アパート203

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 疎水性繊維からなるネット状芯体にセル
    ロース系繊維が交絡した構造の第一層と、疎水性繊維か
    らなるネット状芯体に、カルボキシルメチル化および架
    橋処理されたセルロース系繊維が交絡した構造の第二層
    とを備え、前記第一層および前記第二層とが、各々の芯
    体同士の熱融着により相互に結合されていることを特徴
    とする厚さ方向に吸水能力勾配をもつ吸水性複合体。
  2. 【請求項2】 前記芯体がポリプロピレンスパンボンド
    不織布である請求項1に記載の吸水性複合体。
  3. 【請求項3】 厚さ方向に吸水能力勾配をもつ吸水性複
    合体を製造する方法であって、疎水性繊維からなるネッ
    ト状芯体に、水流交絡によりセルロース系繊維を複合一
    体化して第一層を構成する工程と、 疎水性繊維からなるネット状芯体に水流交絡によりセル
    ロース系繊維を複合一体化し、さらに前記セルロース系
    繊維をカルボキシルメチル化および架橋処理することに
    より得られた高吸水性ポリマーシートからなる第二層を
    構成する工程と、 前記第一層と前記第二層とを、各々の芯体の熱融着によ
    り結合して一体化する工程と、を備えたことを特徴とす
    る吸収性複合体の製造法。
  4. 【請求項4】 前記芯体がポリプロピレンスパンボンド
    不織布である請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 疎水性繊維からなるネット状芯体にセル
    ロース系繊維が交絡した構造の第一層と、疎水性繊維か
    らなるネット状芯体に、カルボキシルメチル化および架
    橋処理されたセルロース繊維が交絡した構造の第二層
    と、前記第一層の上に配置された、水に対して表面濡れ
    特性をもつが非膨潤性である合成繊維を主成分とする不
    織布ウェブからなる表面層とを備え、前記第一層および
    前記第二層が、各々の芯体同士の熱融着により相互に結
    合されていることを特徴とする厚さ方向に吸水能力勾配
    をもつ吸水性複合体。
  6. 【請求項6】 前記表面層が、前記第一層にその全面に
    わたって結合されている請求項5に記載の吸水性複合
    体。
  7. 【請求項7】 前記表面層が、前記第一層に部分的に結
    合されている請求項5に記載の吸水性複合体。
  8. 【請求項8】 疎水性繊維からなるネット状芯体にセル
    ロース系繊維が交絡した構造の第一層と、疎水性繊維か
    らなるネット状芯体に、カルボキシルメチル化および架
    橋処理されたセルロース繊維が交絡した構造の第二層
    と、前記第二層よりもさらに大きい吸収能力を有する粒
    子状高吸収性樹脂層とをこの順序で出来層した構造を有
    し、前記第一層および前記第二層が、各々の芯体同士の
    熱融着により相互に結合されていることを特徴とする吸
    水性複合体。
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