JPH06304202A - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品

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JPH06304202A
JPH06304202A JP5093227A JP9322793A JPH06304202A JP H06304202 A JPH06304202 A JP H06304202A JP 5093227 A JP5093227 A JP 5093227A JP 9322793 A JP9322793 A JP 9322793A JP H06304202 A JPH06304202 A JP H06304202A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸収速度、特に再吸収速度に優れ、漏れ防止
性及び極薄で使用者の快適性に優れ、また製造が容易な
吸収性物品を提供すること。 【構成】 液体透過性の表面材、液体保持性の吸収体及
び液体不透過性の防漏材を具備する吸収性物品におい
て、上記吸収体は、水溶性バインダーを含浸させた親水
性セルロース繊維を含む集合体を圧縮してなるシート状
物を一部又は全体としていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生理用ナプキン、紙オ
ムツ、失禁者用パッドに代表される吸収性物品に関する
ものであり、更に詳しくは、吸収体の一部又は全部に、
水溶性バインダーを含浸させた親水性セルロース繊維の
圧縮シートを用いることにより、極めて極薄で快適であ
り、且つ体液の吸収特性、特に再吸収速度及び漏れ防止
性を向上させた、極めて使用者が快適に使用できる高吸
収性の吸収性物品に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、体液の吸収性の向上を目的とした吸収性物品や、使
用者が装着時に動きやすく快適に使用できる吸収性物品
等の提案が数多く行われ、数多くの改善がなされたき
た。そして、これらの改善の大部分は、吸収速度の向
上、漏れ防止等の吸収特性や、使用感の向上の為の製品
の薄型化にあった。例えば、吸収体の素材に関しは、物
理的微細空間で液を吸収保持する親水性の吸収紙やパル
プ等に替えて、液を物理化学的な作用、即ち、イオン浸
透圧を利用して高吸収性ポリマーに液体を吸収、保持さ
せることによって吸収容量を向上させると共に吸収後の
液戻りを防止することが提案されている。事実、この提
案により、吸収性が向上し、現在は、パルプと高吸水性
ポリマーとを併用した吸収体が殆どの吸収性物品に用い
られている。
【0003】しかし、これらの吸収性物品であっても依
然として漏れ防止に関して十分なものとは言えない。そ
して、このような事実は、吸収性物品に対する不満の第
一が漏れにあることにより示唆されている。即ち、イオ
ン浸透圧によって液体を吸収、保持させるタイプの高吸
水性ポリマーでは体液の吸収速度に限度があり、更に高
吸水性ポリマーが体液に充分に濡れないと体液を吸収で
きないため、高吸水性ポリマーは、吸水速度の速いパル
プなどと併用して用いざるを得なかった。また、パルプ
は、吸収体として柔軟なフラッフ吸収層を形成した時
に、スポット的に血液を吸収する為に、吸収体全体を効
率良く利用する為に必要とされる拡散性に劣る。更に、
パルプは、その乾燥時にある程度の圧縮及び曲げ回復性
を示すが、湿潤時には極度に強度が低下し、殆どそれら
の回復性を示さないため、湿潤したパルプに応力が加わ
ると、パルプは圧縮変形(以下「ヨレ」という)してそ
の吸収空間が著しく減少し、一旦吸収した体液がヨレに
伴って容易に戻ってしまう。このヨレに伴うパルプ繊維
空間の減少がポリマーへの体液の移動抵抗の増大につな
がり、ポリマーの吸収効率を低下させるばかりか、吸収
体全体としてもヨレた後の再吸収速度が著しく低下する
為、漏れにつながることが多くなっている。
【0004】これらのフラッフパルプの拡散性の乏しさ
を改善する為、パルプを圧縮/高密度化することにより
拡散性を向上させる技術が、これまでに数多く報告され
ているが、パルプの圧縮は、パルプの繊維間距離が密に
なりすぎ、吸収速度及びポリマーへの体液の移動抵抗を
非常に大きくし、その結果としてポリマーの吸収効率を
悪化させる。従来のフラッフパルプ/吸水ポリマー吸収
体では、吸収速度と拡散性を両立した吸収体が得られて
おらず、依然として吸収性、漏れ防止性に関して未だ十
分でない。
【0005】また、パルプのセルロースを適当な架橋剤
で架橋することにより、ウエット時の弾性率の低下を抑
制し、ヨレ/ヘタリを低減させる技術は、これまでにも
数多く報告されている。例えば、特開昭63−2649
71号公報には、嵩高構造(ねじれ構造)を有する架橋
パルプが報告されているが、この様な架橋パルプを用い
る吸収体は、確かにドライのみならず、液を吸収後でも
嵩高構造を維持し、スポット吸収性及び吸収速度の速い
吸収体を得ることが出来る。しかし、パルプ自身が嵩高
構造を有し且つ架橋により圧縮抵抗力も高いがゆえに、
圧縮してもパルプが薄型/高密度化できず、吸収性に優
れた極薄の吸収体が充分に得られない。
【0006】特開平4−89053号公報には、極薄で
吸収性に優れた吸収性物品を得る技術が報告されてい
る。吸収透過性及び拡散性の異なる種々の吸収性シート
と高吸収性ポリマーを組み合わせて吸収体を構成するこ
とにより、吸収速度/拡散性/血液の保持性に優れた極
薄の吸収性物品が得られているが、吸収体を構成する吸
収性シートの数は多く、生産性の低下を招きコストアッ
プを引き起こす。従って、本発明の目的は、吸収速度、
特に再吸収速度に優れ、漏れ防止性及び極薄で使用者の
快適性に優れ、また製造が容易な吸収性物品を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意研究
の結果、水溶性バンイダーを含浸させた親水性セルロー
ス繊維からなる繊維集合体を圧縮して極薄のシート状物
を、吸収性物品の吸収体の一部又は全体として用いるこ
とにより上記目的を達成し得ることを知見した。本発明
は、上記知見に基づいてなされたもので、液体透過性の
表面材、液体保持性の吸収体及び液体不透過性の防漏材
を具備する吸収性物品において、上記吸収体は、水溶性
バインダーを含浸させた親水性セルロース繊維を含む集
合体を圧縮してなるシート状物を一部又は全体としてい
ることを特徴とする吸収性物品を提供するものである。
【0008】本発明に係る吸収性物品は、例えば図1及
び図2の実施例の断面図で示すが如く、液体透過性の表
面シート1(表面材)、液体保持性の吸収体2及び液体
不透過性の裏面シート3(防漏材)を具備する点におい
て従来と同様である。しかして、本発明に係る吸収性物
品の吸収体2は、水溶性バインダーを含浸させた親水性
セルロース繊維を含む集合体を圧縮してなるシート状物
2A(以下、吸収シートという。)を一部又は全体とし
ている。
【0009】本発明に係る吸収性物品を更に説明する
と、吸収体2は、一部又は全体として水溶性バインダー
を含浸した親水性セルロース繊維を圧縮した吸収シート
2Aを用いることを必要とし、吸収シート2Aは、バイ
ンダーを含浸しているが故に、吸収シート2Aの圧縮成
型時、極めて圧縮が容易で且つ密度安定性に優れた極薄
の吸収シートとすることができる。尚、図1及び図2に
示す如く、吸収シート2Aは、後述の吸収性ポリマー2
Bと併用、或いはシート2A内に分散させて用いられ
る。
【0010】吸収シート2Aは、体液の排泄時に液を吸
収すると、水溶性バインダーが溶解し、その担体である
親水性セルロース繊維間の結合が解放され、圧縮された
方向に膨張する。従って、吸収性物品の吸収体2が体液
を吸収すればする程、吸収シート2Aは膨張、即ち親水
性セルロース繊維間の距離が増大し、液吸収後の再排泄
時の再吸収速度が極めて優れた吸収性物品を提供する。
また、液吸収時に吸収シート2Aが膨張することは、再
吸収速度が速いばかりか、身体との隙間をなくし、極め
てフィット性が向上し漏れの防止にもつながる。また、
膨張による繊維間距離の増大は、吸収性ポリマー2Bと
複合し吸収体2を構成した時、ポリマーへの移動抵抗を
低下させることにもつながり、極めて吸収性ポリマー2
Bの吸収効率を向上させ、その結果液戻りの少ない漏れ
難い吸収性物品を得る。
【0011】圧縮した吸収シート2Aの厚みは、0.5
〜3mmが好ましく、液吸収時の厚みの膨張倍率も1.5
倍以上が好ましい。この厚み範囲での吸収シート2Aで
は、極薄で且つ高吸収性の吸収性物品を容易に得ること
ができる。厚みが0.5mm未満もしくは膨張倍率1.5
倍未満では、上記膨張効果を十分に発揮できず、また必
要な吸収容量が得られない。逆に厚みが3mmを超えると
極薄の吸収性物品を得ることが難しくなる。圧縮後の吸
収シート2Aの圧縮密度は0.15〜0.5g/m3
好ましく、0.2〜0.3g/m3 がより好ましい。密
度が0.15g/m3 未満では液吸収後の膨張倍率が低
くなり好ましくなく、密度が0.5g/m3 を超えると
吸収体2の剛性が高くなりすぎ、快適な装着感を得るこ
とが難しくなる。
【0012】吸収シート2Aの親水性セルロース繊維に
含浸させる水溶性バインダーは、水及び/もしくは有機
溶剤に溶解し、且つ尿及び経血等体液を吸収することに
より、溶解あるいは膨潤して繊維間の結合強度が低下す
るものが使用できる。例えば、にかわ、ゼラチン、ガゼ
イン、アルブミン、デンプン、ビスコース、メチルセル
ロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルデ
ンプンポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウ
ム、ポリエチレンオキシド等が挙げられる。望ましく
は、常温で造膜性があるもの、例えば、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル等が好ましい。水溶性バインダー量は、0.1〜10
wt%が好ましく、0.1〜5wt%がより好ましい。0.
1wt%未満では、親水性セルロース繊維間の望ましい結
合力が得られず、逆に10wt%をこえると親水性セルロ
ース繊維が過度にベタツキ、製品上好ましくない。水溶
性バインダーを付着/含浸させる方法は、従来公知の方
法で良く、例えば、セルロース繊維を水溶性バインダー
溶液に浸漬した後、適度に脱液することにより水溶性バ
インダーを含浸した親水性セルロース繊維が得られる。
この他、スプレー、グラビア塗工、ロール塗工の方法も
用いられる。
【0013】吸収シート2Aの親水性セルロース繊維
は、繊維断面の面積が5.0×10-6cm2 以上、もしく
は繊維断面の面積は3.0×10-6cm2 以上で、且つ繊
維断面の真円度が0.5以上であるセルロース繊維、又
は架橋セルロース繊維等が好ましく、更には、これらの
特性を併有したものが好ましい。架橋セルロース繊維を
水溶性バインダーで圧縮した吸収シート2Aは、繊維自
身の濡れ弾性率が高い為に、液吸収後、より高い繊維の
膨張力が得られ、また、上記の繊維断面の面積を有する
親水性セルロース繊維も同様に高い膨張力を得ることが
できる。
【0014】このような親水性セルロース繊維は、通
常、針葉樹パルプ、広葉樹パルプ、綿、麻等の天然セル
ロース繊維及びレーヨン、キュプラ等の再生セルロース
繊維に等が挙げられる。また、その架橋セルロース繊維
としては、パルプ、レーヨン等のセルロース繊維を適当
な架橋剤、例えばジメチロールエチレン尿素やジメチロ
ールジヒドロキシエチレン尿素等のN−メチロール化合
物やクエン酸、トリカルバリル酸、ブタンテトラカルボ
ン酸等のポリカルボン酸等でセルロース分子内もしくは
分子間を架橋させたものである。また、繊維断面の面積
が5.0×10-6cm2 以上もしくは断面の面積が3.0
×10-6cm2 以上で、且つ断面の真円度が0.5以上の
親水性セルロース繊維としては、断面面積や断面の形状
を自由に制御できる再生セルロースやパルプ繊維断面を
膨潤/増大させたマーセル化パルプ等を用いることがで
きる。
【0015】このように、高い嵩高構造を有する親水性
セルロース繊維に水溶性バインダーを含浸させることに
より、高密度の圧縮成型が可能となり、圧縮された吸収
シート2Aには、該圧縮するのに有した圧縮エネルギー
が蓄積され、液が排泄された後、水溶性バインダーが溶
解し、蓄積された圧縮エネルギーが解放され、より高い
膨張力が発現し、吸収シート2Aは膨張する。その結
果、排泄後の再吸収速度及び身体へのフィット性に優れ
た吸収性物品を提供する。また、ここで、より高い圧縮
エネルギーを蓄積する為に繊維自身が嵩高構造を有する
ことが望ましく、例えば、ねじれ、クリンプ、分岐、屈
曲構造を有しているか、断面の面積が5.0×10-6cm
2 以上、もしくは断面の面積が3.0×10-6cm2 以上
で、且つ真円度が0.5以上のセルロース繊維を、更に
液吸収後の弾性率を高くするために架橋処理することが
最も望ましい。
【0016】吸収シート2Aと共に用いられる吸収性ポ
リマー2Bは、吸収性物品に用いられている既に公知の
ものを用いても良く、特にその使用に制限はない。この
ような吸収性ポリマー2Bとしては、例えば自重の20
倍以上の液体を吸収して保持し得る高吸収性ポリマー等
があり、特にゲル化する性質を有する粒子状のもの等が
好ましく、このような吸収性ポリマー2Bとしては、デ
ンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、デンプン
−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカ
ルボキシメチルセルロースの架橋物、アクリル酸(塩)
重合体等が好ましい。
【0017】高吸収性ポリマーと上記バインダーを含浸
させた親水性セルロースを併用した吸収体2では、従来
の吸収体においてフラッフパルプが液吸収時にヨレる、
即ち吸収空間の減少が吸収速度の低下につながり、吸収
ポリマーの効果を十分に発揮させる前に漏れてしまって
いたものが、逆に、液吸収時、膨張即ち吸収空間が増大
する。このため、吸収性ポリマー2Bは、再吸収速度の
低下がなく、繊維間距離も増大し、その体液移動抵抗が
体液を吸収する程低下する。その結果、従来のフラッフ
パルプの吸収体に比べ、吸収性ポリマー2Bの吸収効率
が格段に向上させる吸収体2を得ることができ、吸収速
度及び液保持性に優れた吸収性物品を提供することがで
きる。
【0018】尚、上記表面シート1、裏面シート3、及
びその他の吸収体2の抄造紙2C、2Dに使用される素
材としては、生理用ナプキン、その他の衛生用品に既に
使用されている、それ自体公知なものであっても良く特
に使用に制限はない。好ましい表面シート1の素材とし
ては、排泄物を吸収体2へ透過させる液透過性シートで
肌着に近い感触を有したものが好ましく、このようなう
液透過性シートとしては、例えば、織布、不織布、多孔
性フィルム等がある。また、表面シート1に機能を持た
せて、その周縁にシリコン系油剤、パラフィンワックス
等の疎水性化合物を塗布する方法や、予めアルキルリン
酸エステルのような親水性化合物を全体に塗布し、周縁
を温水で洗浄する方法により、撥水処理を施し、周縁に
おける尿等の滲みによる漏れを防止できるものを用いて
も良い。また、好ましい裏面シート3としては、熱可塑
性樹脂にフィラーを加えた延伸した、蒸気を透過させる
透湿性のある液不透過性シートが好ましく、肌着に近い
感触を有したものが好ましい。このような液不透過性シ
ートとしては、例えば、フィルムと不織布の複合材等が
ある。
【0019】
【作用】本発明の吸収性物品は、水溶性バインダーを含
浸した親水性セルロース繊維を圧縮した吸収体を使用し
ているが故に、表面材を透過した体液が吸収体、即ち親
水性セルロース繊維間に吸収されると、水溶性バインダ
ーが溶解し、圧縮したシート状物に蓄積された圧縮エネ
ルギーが解放され、吸収空間が膨張する。空間の膨張に
伴い、繊維間距離が増大する為、吸収速度が極めて向上
し、しかも吸収性ポリマーへの移動抵抗が減少し、体液
は極めてスムーズに吸収性ポリマーに移行する。また、
再排泄時には、吸収空間が増大している為、身体へのフ
ィット性も極めて高く、且つ再吸収速度も極めて高い、
漏れの少ない極薄の吸収性物品を得ることができる。
【0020】
【実施例】次に、本発明の吸収性物品を下記実施例に基
づいて、具体的に説明する。尚、本発明の吸収性物品の
実施例においては、生理用ナプキンを例に挙げて説明す
るが、本発明は紙オムツ等にも同様に適用することが出
来る。また、本発明の吸収性物品は以下の実施例に限る
ものではない。
【0021】(実施例1)本発明に係る吸収性物品の実
施例を図1に従って詳述する。図1は、本実施例の生理
用ナプキンの断面図である。図1に示す如く、生理用ナ
プキン10は、基本的に液体透過性の表面シート1、液
体保持性の吸収体2及び液体不透過性の裏面シート3を
有する。吸収体2と裏面シート3とは接着剤6Aで固定
され、裏面シート3と裏面シート3を包む表面シート1
とは接着剤6Bで固定される。尚、表面シート1の肌着
当接面には、ズレ止めテープ4、4が剥離紙5と共に設
けられている。吸収体2は、吸収シート2A、高吸収性
ポリマー2B、高吸収性ポリマー2Bを保持する保持紙
2C、及び2Dから成っている。
【0022】具体的に、吸収シート2Aは、水溶性バイ
ンダーを含浸した親水性セルロース繊維集合体を圧縮し
た下記条件の下で製造された吸収シート(A)である。
吸収シート2Aは、長さ195mm、幅70mmで、高吸収
性ポリマー2B(ポリアクリル酸ソーダ、商品名;MX
−2123、花王(株))は、ほぼ均一に0.5g散布
され、ポリマー2Bが脱落しない様に、クラフトパルプ
を坪量18g/m2 で抄紙した長さ195mm、幅70mm
の湿式保持紙2Dと、長さ195mm、幅130mmの湿式
保持紙2Cで包持されている。吸収体2は、ポリエチレ
ンラミネート紙から成る裏面シート3(長さ225mm、
幅95mm)で巻き上げられ、表面シート1は、長さ22
5mm、幅172mmの下記の表面シート(A)が用いられ
ている。このように作製した生理用ナプキンを実施品1
とした。
【0023】〔吸収シート(A)〕親水性セルロース繊
維として、ねじれ構造を有する架橋パルプ(商品名;Hi
ghBulk Additive(以下、HBAと称す)、ウエハウザ
ーペーパー(株))にあらかじめ、カルボキシメチルセ
ルロース(以下、CMCと称す)(商品名;サンローズ
F10MC、山陽国策パルプ(株)性)2wt%水溶液に
浸漬した後、セルロース繊維に対してCMCが3wt%付
着する様に脱液/乾燥させる。水溶性バインダーが3wt
%含浸した架橋パルプを坪量300g/m2 で積繊し、
パルプシート全体を水スプレーにより若干湿潤させ、そ
の後圧縮/乾燥し、厚み1.2mm、即ち圧縮密度0.2
5g/cm3 の吸収シート(A)を得た。
【0024】〔表面シート(A)〕アルキルホスフェー
トとソルビタン脂肪酸エステルの混合界面活性剤が0.
34重量%付着したポリエチレン/ポリプロピレン複合
繊維(チッソ(株)製)を用いた坪量25g/m2 の乾
式熱接着不織布を、図3に示すように、不織布22上
に、低密度ポリエチレン21(三井石油化学(株)製)
を25μラミネートしたもので、壁部23の開孔24の
大きさが0.1〜2mm2 で孔の密度が52個/cm2 であ
る表面シートを得た。これを表面シート(A)とした。
【0025】(実施例2)実施例1で用いた吸収シート
(A)の代わりに、下記吸収シート(B)を用いる以外
は、実施例1及び図1に示す構造と同様にして生理用ナ
プキンを作成した。このように作成した生理用ナプキン
を実施品2とした。 〔吸収シート(B)〕親水性セルロース繊維として、繊
維断面面積が3.8×10-6cm2 で、繊維断面の真円度
が0.80のマーセル化パルプ(商品名;ポロセニア−
J、ITT RAYONIER INC.)シートにあらかじめ、CMC
(商品名;サンローズF10MC)2wt%水溶液に浸漬
した、マーセル化パルプに対して水溶性バインダーが2
wt%付着する様に脱液/乾燥させる。水溶性バインダー
を2wt%含浸したマーセル化パルプを坪量300g/m
2 で積繊し、パルプシート全体を、若干の水スプレー散
布により湿潤させ、その後、圧縮/乾燥し、厚み1.2
mm、即ち圧縮密度0.25g/cm3 の吸収シート(B)
を得た。
【0026】また、繊維断面面積の測定は、繊維の断面
を面積が変化しないように、垂直にスライスし、電子顕
微鏡により断面写真をとる。その繊維断面を画像解析装
置(日本アビオニクス社製Avio EXCEL)により断面面積
を測定する。任意の繊維断面を100点測定し、その平
均値を繊維断面面積とした。次に、繊維断面の真円度
は、同様に断面写真より、画像解析装置で、下記に示す
式(1)を用いて繊維断面の真円度を求めた。任意の繊
維断面を100点測定し、その平均値を繊維断面の真円
度とした。
【数1】
【0027】(実施例3)実施例1で用いた吸収シート
(A)の代わりに、下記吸収シート(C)を用いる以外
は、実施例1及び図1に示す構造と同様にして生理用ナ
プキンを作成した。このように作成した生理用ナプキン
を実施品3とした。 〔吸収シート(C)〕親水性セルロース繊維として、繊
維断面面積が3.5×10-6cm2 で、繊維断面の真円度
が0.55のマーセル化パルプ(商品名;フィルタニア
−J、ITT RAYONIER INC.)シートにあらかじめ、CMC
(商品名;サンローズF10MC)2wt%水溶液に浸漬
したマーセル化パルプに対して水溶性バインダーが2wt
%付着する様に脱液/乾燥させる。水溶性バインダーを
2wt%含浸したマーセル化パルプを坪量300g/m2
で積繊し、パルプシート全体を、若干の水スプレー散布
により湿潤させ、その後、圧縮/乾燥し、厚み1.2m
m、即ち圧縮密度0.25g/cm3 の吸収シート(C)
を得た。
【0028】(実施例4)図2は別の実施例の生理用ナ
プキン20の断面図である。生理用ナプキン20は、図
1に示す生理用ナプキン10と略同様に構成されてお
り、図1に示す生理用ナプキン10における部材と同様
な部材については図2において同一符合を付してその詳
しい説明を省略するが、図1の生理用ナプキンと異なる
ところは、吸収体2の吸収シート2A内に高吸収性ポリ
マー2Bが分散されていることである。図2に示す如
く、吸収シート2Aは、内部に実施例1と同様な高吸収
性ポリマー2Bが分散され、その長さ195mm、幅70
mmで、基本的に下記の吸収シート(D)である。それ以
外は、実施例1と同様にして生理用ナプキンを作成し
た。このように作成した生理用ナプキンを実施品4とし
た。 〔吸収シート(D)〕親水性セルロース繊維として、吸
収シート(A)に用いる水溶性バインダーが3wt%含浸
した架橋パルプ坪量250g/m2 の間に、図2に示す
様に架橋パルプの間に吸収性ポリマー(ポリアクリル酸
ナトリウム、商品名;MX−2123、花王(株))を
坪量50g/m2 の割合で混合し、その後、シート全体
を水スプレー散布により湿潤させ、その後圧縮/乾燥
し、厚み1.5mm、即ち圧縮密度0.2g/cm3 の吸収
シート(D)を得た。尚、吸収シート(A)〜(D)に
おいては、1週間放置し、再び厚みを測定したが、厚み
の変化はなかった。
【0029】(実施例5)実施例1で用いた表面シート
(A)の代わりに、下記表面シート(B)を用いる以外
は、実施例1及び図1に示す構造と同様にして生理用ナ
プキンを作成した。このように作成した生理用ナプキン
を実施品5とした。 〔表面シート(B)〕市販の生理用ナプキン(商品名;
ロリエ、花王(株))の表面シート(不織布)を表面シ
ート(B)とした。
【0030】(比較例1)実施例1で用いた吸収シート
(A)の代わりに、下記の吸収シート(E)を用いる以
外は、実施例1及び図1に示す構造と同様にして生理用
ナプキンを作成した。このように作成した生理用ナプキ
ンを比較品1とした。 〔吸収シート(E)〕親水性セルロース繊維として、ね
じれ構造を有する架橋パルプを坪量150g/m2 で積
繊し、その後圧縮し、厚み1.5mm、即ち圧縮密度0.
1g/cm3 の吸収シート(E)を得た。尚、この吸収シ
ートは、1週間経過後厚みを測定したが、厚みの変化は
なかった。
【0031】(比較例2)実施例1で用いた吸収シート
(A)の代わりに、下記の吸収シート(F)を用いる以
外は、実施例1及び図1に示す構造と同様にして生理用
ナプキンを作成した。このように作成した生理用ナプキ
ンを比較品2とした。 〔吸収シート(F)〕親水性セルロース繊維として、針
葉樹クラフトパルプNBKP(商品名;NB−420、
ウエハウザーペーパー(株))を坪量300g/m2
積繊し、その後圧縮し、厚み1.2mm、即ち圧縮密度
0.25g/cm3 の吸収シート(F)を得た。この吸収
シートは、1週間経過後の厚みを測定すると、厚みが
1.8mmまで回復した。
【0032】(比較例3)実施例1で用いた吸収シート
(A)の代わりに、下記の吸収シート(G)を用いる以
外は、実施例1及び図1に示す構造と同様にして生理用
ナプキンを作成した。このように作成した生理用ナプキ
ンを比較品3とした。 〔吸収シート(G)〕親水性セルロース繊維として、針
葉樹クラフトパルプNBKP(商品名;NB−420、
ウエハウザーペーパー(株))を坪量300g/m2
積繊し、厚み5mm、即ち圧縮密度0.06g/cm3 の吸
収シート(G)を得た。この吸収シートは、1週間経過
後の厚みを測定したが、厚みの変化がなかった。
【0033】(比較例4)実施例1で用いた吸収シート
(A)の代わりに、上述の吸収シート(F)を用い、ま
た表面シート(A)の代わりに表面シート(B)を用い
る以外は、実施例1及び図1に示す構造と同様にして生
理用ナプキンを作成した。このように作成した生理用ナ
プキンを比較品4とした。
【0034】尚、吸収シート(A)〜(G)の、厚み、
圧縮密度、厚みの回復率、液吸収後の厚みの膨張倍率を
下記測定方法により求め、表1に示した。 厚み、圧縮密度の測定 吸収シートを50×50mmにカットして、測定片を作成
し、この測定片について荷重面積10cm2 (半径17.
8mmの円板)で2.5g/cm2 の荷重をかけ、厚み計に
て吸収性シートの厚みを求めた。合計10点の平均を求
め、吸収シートの厚みとした。また、得られた厚みと坪
量から圧縮密度を計算し求めた。 厚みの回復率の測定 厚みを測定し吸収シート10点をそのまま1週間放置
し、再び、荷重面積10cm2 の円板で、2.5g/cm2
の荷重をかけ、1週間放置後の厚みを求めた。合計10
点の平均を求め、1週間放置後の厚みとし、以下の式に
より、厚みの回復率を測定した。尚、小数点以下は、四
捨五入した。
【0035】
【数2】
【0036】液吸収後の厚みの膨張倍率 吸収シートを50×50mmにカットし、測定片を作成
し、その測定片について初期厚みを測定する。生理食塩
水中に1分間浸漬し、その後測定片を取り出し、液吸収
後の測定片について、荷重面積10cm2 (半径17.8
mmの円板)で2.5g/cm2 の荷重をかけ、再び厚み計
にて、液吸収後の吸収シートの厚みを求め、下記の式に
従い、液吸収後の厚みの膨張倍率を求めた。合計10点
の平均を求め、液吸収後の膨張倍率とした。
【0037】
【数3】
【0038】
【表1】
【0039】表1の結果から、吸収シート(A)〜
(D)について、厚みが1.2〜1.5mmと薄く、密度
が0.2〜0.25g/cm3 と圧縮して高密度化してい
るにもかかわらず、1週間経過後の厚みの変化はない。
従って、初期設定の構造が安定に保たれている。また、
液を吸収するとバインダーが溶解し、吸収シートに蓄積
されている圧縮エネルギーが解放される。これは、厚み
が1.6〜2.3倍に吸収膨潤していることよりわか
る。吸収シート(E)及び(G)は、吸収シートの密度
も0.06〜0.10g/cm3 と比較的低密度の為、初
期の厚みが保たれているが、液を吸収した時に、パルプ
繊維自身がヘタッてしまい、厚みが減少してしまう。吸
収シート(F)は、厚み1.2mm、密度0.25g/cm
3 と圧縮して高密度化しているが、構造を安定に保つこ
とが出来ず、厚みの回復率が大きい。
【0040】〔実施品及び比較品〕次に、本実施例1〜
5における本実施品1〜5及び比較例1〜4における比
較品1〜4のそれぞれの生理用ナプキンを下記に示す方
法によって、製品厚み(mm)、吸収時間、漏れ試験を各
生理用ナプキンについて行い、それぞれ結果を下記する
表2に示した。
【0041】(1)製品厚み 生理用ナプキンを、荷重面積10cm2 (半径17.8mm
の円板)で2.5g/cm2 の荷重をかけ、厚み計にて、
生理用ナプキンの厚みを求めた。合計10点の平均を求
め、生理用ナプキンの製品厚みとした。 (2)吸収時間の測定 図4に示す如く、実施例及び比較例で得られる生理用ナ
プキン40を水平に置き、直径10mmの注入口41のつ
いてアクリル板42を載せる。試験用の生理用ナプキン
40に5g/cm2 の荷重がかかるように、更に重り43
を載せる。注入口から脱繊維馬血(日本バイオテスト研
究所(株)製)3gを注入し、液が完全に吸収されるま
での吸収時間(秒)を求める。液が完全に吸収されてか
ら、10分間放置し、再び脱繊維馬血3gを注入し、同
様に吸収時間を求める。更に10分放置後、脱繊維馬血
3gを注入し、吸収時間を求めた。合計10点の平均を
求め、それぞれ3g、6g、9g吸収時の吸収時間とし
て求めた。
【0042】(3)漏れ試験 実施例及び比較例で得られた試験用の生理用ナプキン4
0を、図5に示す如く、可動式女性腰部モデル50に装
着させ、ショーツをはかせた後、100歩/分(50m
/分)の歩行速度で10分間歩行させた。その後、チュ
ーブ51によって、脱繊維馬血を歩行させながら3g注
入し、その後、同じ速度で10分間歩行させ、更に、そ
の後、脱繊維馬血を3g注入した後、10分間歩行さ
せ、更に、脱繊維馬血3g注入し、10分間歩行を繰り
返し、それぞれの時点でサンプルを数10枚のうち漏れ
が発生した枚数を数えた。
【0043】
【表2】
【0044】表2の結果より、実施品1〜5は、製品厚
みが2.2〜2.5mmと極薄であるにもかかわらず、吸
収時間、特に再吸収時間(6g目)が5〜9秒及び再々
吸収時間(9g目)が6〜11秒と速く良好であり、漏
れ発生数も0〜3回と少なく、本発明品は極薄で且つ吸
収性能の優れていることがわかる。一方、比較品1、
2、4によれば、製品厚みは2.2〜2.5mmと極薄で
はあるが、再吸収時間が18〜38秒及び再々吸収時間
31〜62秒と遅く、9g吸収時間の漏れ発生数も8〜
10回と吸収性能が劣っているのが明らかである。比較
品3については、吸収時間、漏れ性能は優れているが、
製品厚みが6mmと厚く、極薄で装着感の高い生理用ナプ
キンではない。
【0045】従って、実施品は、水溶性バインダーを含
浸した親水性セルロース繊維を圧縮した吸収シートから
構成されているがゆえに、身体から排泄された体液が吸
収シートに吸収されると、水溶性バインダーが溶解し、
吸収シートに蓄積されていた圧縮エネルギーが解放さ
れ、吸収空間を膨張する。その結果、フィット性が向上
するばかりか、液を吸収した後でも、吸収速度がほとん
ど低下しない。漏れ難い吸収性物品を得ることが出来
る。本発明は上述した実施例に限定されず、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、水
溶性バインダーを含浸した親水性セルロース繊維を圧縮
した吸収シートを、吸収性物品全体に使用するのみなら
ず、排泄ポイントのまわりに部分的に使用しても良い。
【0046】
【発明の効果】本発明の吸収性物品は、吸収速度、特に
再吸収速度に優れ、漏れ防止性及び極薄で使用者の快適
性に優れ、また製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の生理用ナプキンの断面図である。
【図2】別の実施例の生理用ナプキンの断面図である。
【図3】生理用ナプキンに用いる表面シート(A)の一
部切欠斜視図である。
【図4】生理用ナプキンの液吸収時間の測定に用いる測
定器具の断面図である。
【図5】女性腰部モデルに生理用ナプキンを装着させた
状態を示す斜視図である。
【符合の説明】
1 表面シート 2 吸収体 2A 吸収シート 2B 高吸収性ポリマー 2C、2D3 保持紙 3 裏面シート 10、20 生理用ナプキン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体透過性の表面材、液体保持性の吸収
    体及び液体不透過性の防漏材を具備する吸収性物品にお
    いて、上記吸収体は、水溶性バインダーを含浸させた親
    水性セルロース繊維を含む集合体を圧縮してなるシート
    状物を一部又は全体としていることを特徴とする吸収性
    物品。
  2. 【請求項2】 上記集合体の圧縮密度が0.15〜0.
    5g/m3 であることを特徴とする請求項1記載の吸収
    性物品。
  3. 【請求項3】 上記シート状物の厚みは、0.5〜3mm
    であり、液吸収時の厚みの膨張倍率が1.5倍以上であ
    る請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 【請求項4】 上記親水性セルロース繊維の繊維断面の
    面積が5.0×10-6cm 2 以上である請求項1記載の吸
    収性物品。
  5. 【請求項5】 上記親水性セルロース繊維の繊維断面の
    面積が3.0×10-6cm 2 以上で、且つ繊維断面の真円
    度が0.5以上である請求項1記載の吸収性物品。
  6. 【請求項6】 上記親水性セルロース繊維が架橋セルロ
    ース繊維である請求項1、4、又は5記載の吸収性物
    品。
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