JPH07155154A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH07155154A
JPH07155154A JP30641493A JP30641493A JPH07155154A JP H07155154 A JPH07155154 A JP H07155154A JP 30641493 A JP30641493 A JP 30641493A JP 30641493 A JP30641493 A JP 30641493A JP H07155154 A JPH07155154 A JP H07155154A
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JP
Japan
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voltage
power supply
voltage power
electrode
refrigerator
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Application number
JP30641493A
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English (en)
Inventor
Hideo Yamamoto
秀夫 山本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、冷蔵庫に高電圧処理機能を付加す
ることにより、生鮮食肉、水産魚介類、野菜等の貯蔵品
質を向上させることを目的としたものである。 【構成】 冷蔵室内に設けた電場処理室20と、高電圧
を発生する高圧電源23と、前記電場処理室20内天面
に設置すると共に前記高圧電源23の高圧極24と接続
した高圧電極21と、前記電場処理室20底面に前記高
圧電極21と対向して設置すると共に前記高圧電源23
のアース極25と接続した平板アース電極22と、電場
処理開始スイッチ29と、前記電場処理開始スイッチ2
9からの信号により前記高圧電源23を所定時間運転す
る制御手段28とから構成した冷蔵庫。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生鮮食肉、水産魚介
類、野菜等の貯蔵品質を向上させるための高電圧処理機
能を有する冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭において冷凍食品を使うこと
が多くなり、また冷蔵庫に急速冷凍機能が付加されたこ
とによりホームフリージングも普及しており、冷凍され
た食品を上手に解凍したいという要求が高い。
【0003】冷凍食品の解凍については、冷蔵室内や冷
蔵庫外に放置する自然解凍、水洗いや水中につける水解
凍、温風をあてる急速解凍、電子レンジによる解凍が行
われているが、解凍品質、解凍時間、使い勝手、コスト
等で一長一短がある。
【0004】新たな解凍の方式として、特開平2−25
7867号公報に示されているように、冷凍食品に高圧
誘導静電法により陰電子を印加して−3〜3度の温度で
解凍する方法が提案されている。
【0005】以下に従来提案されている冷蔵庫の食品の
解凍方法について説明する。図16は、従来提案されて
いる冷蔵庫の断面図で、1は高圧電源、2は冷凍機、3
はステンレス製の導電性内箱、4は断熱材、5は冷凍
品、6は冷蔵庫内に設けたステンレス製の導電性棚、7
は冷蔵室である。高圧電源1の2次側高電圧の1極を絶
縁し、高電圧の他の1極を内箱3に接続し、内箱3全体
に高電圧が誘起され、静電誘導による陰電子を印加でき
るよう構成されている。内箱3と棚6とは留め金でつな
ぎ導通状態である。高圧電源1の2次側高電圧は5kV
〜20kVに設計されている。
【0006】この従来の冷蔵庫について解凍方法を説明
する。冷蔵室7の温度を−3〜3度に設定し、解凍した
い冷凍品5を棚6の上に置き、高圧電源1のスイッチ
(図示せず)をONすると静電誘導により陰電子が冷凍
品5に印加され解凍が行われる。そして、解凍が終われ
ばスイッチをOFFして高圧電源1をOFFする。
【0007】従って、前記冷凍品5は静電誘導による陰
電子を受けて、均一に解凍され、ドリップ量も低減でき
るというものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記のような構成では、陰電子を直接冷凍品5に印加し
ないと効果がでないため、冷凍品5を内箱3或いは導電
性棚6に直接接触させる必要があり、食品の形状や食品
の包装状態、食品の置き方により解凍品質がばらつき、
スーパー等で買う肉、魚等に使っている非導電性のプラ
スチック製のトレイのまま解凍しても効果がない。ま
た、内箱に直接高電圧がかかる構成であり通常は電流値
が小さいので問題ないが、高圧電源のショートや絶縁不
良等の故障が発生した時には内箱3に手をふれると感電
し非常に危険であるという問題点がある。以上のよう
に、従来提案されている解凍方法の冷蔵庫では数々の制
約があり、使い勝手が悪いという課題があった。
【0009】本発明は上記従来の課題を解消するもので
あり、陰電子を直接冷凍品に印加するのではなく、冷凍
する前に食品を所定時間高電場処理、即ち食品を商用周
波数50/60Hzで5〜10kVの高圧電極と0Vの
アース電極間の高電場中に保持し、その後冷凍する新し
い解凍方法である。高電場処理により食品中の水分子と
食品組織の結合が強められて保水性が高められるので、
冷凍した食品を冷凍室から取り出して冷蔵室や常温で解
凍した時、均一に解凍し、ドリップ量を抑制し、食品の
形状や食品の包装状態、食品の置き方により解凍品質が
ばらつくことがなく、冷凍食品を入れる容器の制約を受
けずに使い勝手の良い冷蔵庫を提供することを第1の目
的としている。
【0010】また、高電圧を使用しても安全を確保する
ことを第2の目的としている。また、高電圧処理機能を
冷蔵庫内に有することにより、冷蔵室の食品の細菌発生
を抑制して品質低下を抑制し、野菜室の野菜の蒸散作用
や呼吸作用を抑制して品質低下を抑制して貯蔵品質を向
上させ、冷蔵庫内に蓄えた水のpHを上昇させてアルカ
リイオン水化したり、同じく水中の溶存酸素、溶存塩素
を飛散させて製氷に使うことにより透明な氷を作る等に
多面的に活用することを第3の目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
めに本発明の冷蔵庫は、冷蔵室内に設けた電場処理室
と、高電圧を発生する高圧電源と、前記電場処理室内天
面に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した高
圧電極と、前記電場処理室底面に前記高圧電極と対向し
て設置すると共に前記高圧電源のアース極と接続した平
板アース電極と、電場処理開始スイッチと、前記電場処
理開始スイッチからの信号により前記高圧電源を所定時
間運転する制御手段とから構成している。
【0012】また、第1の目的を達成するために本発明
の冷蔵庫は、高電圧を発生する高圧電源と、冷凍室内天
面に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した高
圧電極と、冷凍室底板裏面に密着して設置すると共に前
記高圧電源のアース極と接続した平板アース電極と、前
記高圧電源を断続運転する制御手段とから構成してい
る。
【0013】また、第1の目的を達成するために本発明
の冷蔵庫は、前記平板アース電極を金属箔により構成て
いる。
【0014】また、第1の目的を達成するために本発明
の冷蔵庫は、高電圧を発生する高圧電源と、冷蔵庫内に
設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した高圧電
極と、前記高圧電極と対向して設置すると共に前記高圧
電源のアース極と接続した平板アース電極と、前記高圧
電源を一定インターバル毎に所定時間運転する制御手段
とから構成している。
【0015】第2の目的を達成するために本発明の冷蔵
庫は、高圧電源の通電中は作動表示ランプを点灯し、冷
蔵室の扉を開けた時には高圧電源への通電を停止する制
御手段とから構成している。
【0016】また、第2の目的を達成するために本発明
の冷蔵庫は、高電圧を発生する高圧電源と、冷蔵庫内に
設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した高圧電
極と、前記高圧電極全体を被う電波透過性樹脂キャップ
と、前記高圧電極と対向して設置すると共に前記高圧電
源のアース極と接続した平板アース電極と、前記高圧電
源を断続運転する制御手段とから構成している。
【0017】また、第2の目的を達成するために本発明
の冷蔵庫は、高電圧を発生する高圧電源と、冷蔵庫内に
設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した高圧電
極と、前記高圧電極と対向して設置すると共に前記高圧
電源のアース極と接続したアース電極と、電波吸収剤を
添加した樹脂で成型されたドアパッキンと、前記高圧電
源を断続運転する制御手段とから構成している。
【0018】第3の目的を達成するために本発明の冷蔵
庫は、高電圧を発生する高圧電源と、冷蔵庫内天面に設
置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した高圧電極
と、冷蔵庫内底面に設置すると共に前記高圧電源のアー
ス極と接続したアース電極と、前記高圧電源を断続運転
する制御手段とから構成している。
【0019】また、第3の目的を達成するために本発明
の冷蔵庫は、高電圧を発生する高圧電源と、冷蔵庫内に
設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した高圧電
極と、前記高圧電源のアース極と冷蔵庫の金属製外箱と
を接続したアース線と、前記高圧電源を断続運転する制
御手段とから構成した冷蔵庫。
【0020】また、第3の目的を達成するために本発明
の冷蔵庫は、高電圧を発生する高圧電源と、冷蔵庫の各
室に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した複
数の高圧電極と、冷蔵庫の各室に前記各高圧電極と対向
して設置すると共に前記高圧電源のアース極と接続した
複数のアース電極と、前記高圧電源の高圧極と前記各高
圧電極間に設けた高圧スイッチと、前記高圧電源を一定
インターバル毎に所定時間運転すると共に何れかの高圧
スイッチのみをONする制御手段とから構成している。
【0021】また、第3の目的を達成するために本発明
の冷蔵庫は、給水タンクと給水ポンプからなる給水装置
と、高電圧を発生する高圧電源と、前記給水タンクの上
面に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した高
圧電極と、前記高圧電極と対向して前記給水タンクの底
面に設置すると共に前記高圧電源のアース極と接続した
アース電極と、前記高圧電源を断続運転する制御手段と
から構成している。
【0022】また、第3の目的を達成するために本発明
の冷蔵庫は、給水タンクと給水ポンプからなる給水装置
と、給水装置から供給された水を貯留して製氷する製氷
皿と、高電圧を発生する高圧電源と、前記給水タンクの
上面に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した
高圧電極と、前記高圧電極と対向して前記給水タンクの
底面に設置すると共に前記高圧電源のアース極と接続し
たアース電極と、前記給水ポンプ駆動直前に所定時間前
記高圧電源を運転する制御手段とから構成している。
【0023】
【作用】この構成によって、冷凍前に食品を短時間高電
場処理した後冷凍貯蔵することにより、食品の形状や食
品の包装状態、食品の置き方等の制約を受けずに、冷凍
中の乾燥を抑制し、ドリップの少ない均一解凍ができ、
スーパーマーケット等で一般的に使われているプラスチ
ック製のトレイをそのまま使うことができて使い勝手が
よい。
【0024】また、冷蔵庫各室の扉を開けたときには高
圧電源に通電しないこと、また高圧電極全体を電波透過
性樹脂キャップで被うこと、またドアパッキンで高電界
を吸収することによって電波を冷蔵庫外に逃がさないこ
とにより、安全性を確保することができる。
【0025】また、高圧電極を冷蔵庫内天面に設置し
て、アース電極を冷蔵庫内底面に設置することにより、
冷蔵庫内全体を高電場処理し、冷凍品の乾燥抑制、ドリ
ップの少ない均一解凍、冷蔵室での腐敗防止、野菜、果
物の長期保鮮が可能となる。
【0026】また、高圧電極を製氷用の給水タンクの上
面に設置して水を高電場処理することにより、水のpH
を上げ、遊離塩素及び遊離酸素を飛散させ、おいしい水
を供給し、臭いのない透明度の高い氷を作ることができ
るものである。
【0027】
【実施例】以下本発明の第1実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0028】まず、図1に示す冷蔵庫について説明す
る。8は冷蔵庫本体で外箱9、内箱10及び前記外箱
9、内箱10間に充填された断熱材11により構成され
ている。12、13は前記冷蔵庫本体8の内部を上下に
区画する区画壁であり、上部に冷凍室14、中部に冷蔵
室15、下部に野菜室16を区画形成している。17は
前記冷凍室14の背面に備えた冷凍サイクルの冷却器で
あり、18は前記冷却器17で冷却した冷気を前記冷凍
室14、冷蔵室15及び野菜室16内に強制通風するた
めのファン、19は冷蔵庫本体8の底面に設置した冷凍
サイクルのコンプレッサーである。
【0029】次に20は前記冷蔵室15内に備えた電場
処理室であり、天面に針状高圧電極21を、底面に銅、
アルミ、ステンレス等の金属製の平板アース電極22を
配設している。23は前記電場処理室20の後部に設置
した高圧電源であり、高圧極24に5〜10kVの高電
圧を出力しアース極25は常にアース電位0Vに保持さ
れている。前記高圧極24を高圧電線26を介して前記
針状高圧電極21に接続し、前記アース極25を高圧電
線27を介して前記平板アース電極22に接続してい
る。
【0030】制御手段28は電場処理開始スイッチ29
からの信号により前記高圧電源23を所定時間運転する
タイマを内蔵している。
【0031】次に、図2に示す電気回路について説明す
る。30は電源コンセントであり、リレー31の常開接
点32を介して高圧電源23が接続され、制御装置(制
御手段)28内の電源トランス33の1次側が接続され
ている。前記高圧電源23の高圧極24は高圧電線26
を介して針状高圧電極21に接続されており、アース極
25は高圧電線27を介して平板アース電極22に接続
されている。前記電源トランス33の2次側には電源回
路34が接続されている。
【0032】前記制御装置28には、入力として電場処
理開始スイッチ29を有している。前記電場処理開始ス
イッチ29の一端は直流電源Vccに接続されており、
他端は抵抗R1を介して接地されると共にマイクロコン
ピュータ35の入力端子aに接続されている。前記マイ
クロコンピュータ35の出力端子bはバッファ36を介
して常開接点32を有するリレー31に接続されてい
る。
【0033】上記のように構成した冷蔵庫について動作
を説明する。まず、購入してきた肉や魚等を電場処理室
20に入れる。そして、電場処理開始スイッチ29をO
Nすると、マイクロコンピュータ35の入力端子aにH
が入力され、マイクロコンピュータ35の出力端子bに
Hを所定時間だけ出力し、バッファ36を介してリレー
31の常開接点32を閉成し所定時間(5〜10分)だ
け高圧電源を運転する。高圧電極21に商用周波数50
/60Hzで5〜10kVの高電圧が印加され、前記高
圧電極21と平板アース電極22間に高電場が形成さ
れ、食品37が所定時間高電場処理される(尚、食品の
電場処理については、「科学朝日」1984年、7月号
などに記載されている)。そして、高電場処理を終えた
食品37を冷凍室14内で冷凍貯蔵する。
【0034】実験結果の1例として、マグロを電圧5k
Vで10分間高電場処理した後7日間冷凍保存後に室温
で解凍した時、ドリップは高電場処理しない時と比較し
て約半減した。
【0035】電場処理された肉や魚等の食品37は、冷
凍貯蔵中の乾燥抑制と、一定時間冷凍貯蔵後に取り出し
て解凍したときのドリップが抑制されて、うま味成分、
栄養成分の流出を防止できる。これは電場処理によって
食品中の水分子と食品組織の結合が強められて保水性が
高められるためと考えられる。
【0036】以上のように本実施例によれば、冷凍前に
食品を短時間高電場処理した後冷凍貯蔵することによ
り、冷凍貯蔵中の食品の乾燥抑制と解凍時のドリップの
流出を抑制することができる。
【0037】また、食品を平板アース電極に直接接触さ
せる必要がなく、高圧電極と平板アース電極間に形成さ
れる高電場雰囲気のどこに置いても良ので、食品の包装
状態や容器の種類の制約を受けず、電気伝導性のないプ
ラスチックトレイも使用でき、使い勝手よく確実に電場
処理の効果が得られる。
【0038】以下本発明の第2実施例について、図面を
参照しながら説明する。尚、冷蔵庫の基本構造電気回路
図は第1実施例と同じであり、図面とその詳細な説明を
省略する。
【0039】図3において、冷凍室14内天面に針状高
圧電極21を設置し、ABS樹脂製の冷凍室底板38裏
面に密着して銅、アルミ、ステンレス等の金属製の平板
アース電極22を配設している。23は冷蔵庫8本体の
天面に設置した高圧電源であり、高圧極24に5〜10
kVの高電圧を出力しアース極25は常にアース電位0
Vに保持されている。前記高圧極24を高圧電線26を
介して前記針状高圧電極21に接続し、前記アース極2
5を高圧電線27を介して前記平板アース電極22に接
続している。
【0040】制御手段28は電場処理開始スイッチ29
からの信号により前記高圧電源23を所定時間運転する
タイマを内蔵している。
【0041】上記のように構成した冷蔵庫について動作
を説明する。まず、購入してきた肉や水産魚介類などを
冷凍室14に入れる。そして、電場処理開始スイッチ2
9をONすると、マイクロコンピュータ35の入力端子
aにHが入力され、マイクロコンピュータ35の出力端
子bにHを所定時間だけ出力し、バッファ36を介して
リレー31の常開接点32を閉成し所定時間だけ高圧電
源を運転する。高圧電極21に商用周波数50/60H
zで5〜10kVの高電圧が印加され、前記高圧電極2
1と冷凍室底板38裏面に密着して配置した平板アース
電極22間即ち冷凍室14全体に高電場が形成され、食
品37が所定時間高電場処理される。
【0042】そして、この電場処理された食品37は、
冷凍貯蔵中の乾燥抑制と、一定時間冷凍貯蔵後に取り出
して解凍したときのドリップが抑制されて、うま味成
分、栄養成分の流出を防止できる。これは電場処理によ
って食品中の水分子と食品組織の結合が強められて保水
性が高められるためと考えられる。
【0043】以上のように本実施例によれば、冷凍前に
食品を短時間高電場処理した後冷凍貯蔵することによ
り、冷凍貯蔵中の食品の乾燥抑制と解凍時のドリップの
流出を抑制することができる。
【0044】また、食品を平板アース電極に直接接触さ
せる必要がなく、高圧電極と平板アース電極間に形成さ
れる高電場雰囲気のどこに置いても良ので、食品の包装
状態や容器の種類の制約を受けず、電気伝導性のないプ
ラスチックトレイも使用でき、使い勝手もよく確実に電
場処理の効果が得られる。
【0045】また、冷凍室内で高電場処理ができるの
で、高電場処理を終えた食品を冷凍室に移す必要がなく
更に使い勝手がよい。
【0046】また、平板アース電極を冷凍室底板裏面に
密着して設置したので、平板アース電極がABS樹脂性
の冷凍室底板で保護される。従って、食品が平板アース
電極に直接置かれることがないので汚れたり錆びたりす
ることがなく、平板アース電極が絶縁されて安全を確保
できるものである。
【0047】以下本発明の第3実施例について説明す
る。尚、冷蔵庫の構成及び電気回路図は第2実施例と同
じであり、図面とその詳細な説明を省略する。
【0048】第2実施例の構成と異なるのは、図3にお
いて冷凍室底板38裏面に密着して配置した銅、アル
ミ、ステンレス等の金属製の平板アース電極22を金属
箔により構成した点である。
【0049】以上のように本実施例によれば、銅、アル
ミ、ステンレス等の高価な金属板を使わなくても、銅、
アルミ等の金属箔を使うことによりコストを安くでき
る。
【0050】また、金属箔は凹凸のある形状にでも容易
に張り付け可能であり、作業性も向上するものである。
【0051】以下本発明の第4実施例について、図面を
参照しながら説明する。尚、冷蔵庫の構成は第2実施例
と同じであり、図面とその詳細な説明を省略する。
【0052】図4に示す電気回路について説明する。3
0は電源コンセントであり、リレー31の常開接点32
を介して高圧電源23が接続され、制御装置(制御手
段)28内の電源トランス33の1次側が接続されてい
る。前記高圧電源23の高圧極24は高圧電線26を介
して針状高圧電極21に接続されており、アース極25
は高圧電線27を介して平板アース電極22に接続され
ている。前記電源トランス33の2次側には電源回路3
4が接続されている。
【0053】マイクロコンピュータ35は内部にタイマ
39を有しており、その出力端子bはバッファ36を介
して常開接点32を有するリレー31に接続されてい
る。上記のように構成した冷蔵庫について動作を説明す
る。
【0054】まず、購入してきた肉や魚等を冷凍室14
に入れる。マイクロコンピュータ35内のタイマ39が
一定インターバル毎に出力端子bにHを所定時間だけ出
力し(1例として1日に1回5〜10分程度)、バッフ
ァ36を介してリレー31の常開接点32を閉成し所定
時間だけ高圧電源を運転する。高圧電極21に数kVの
高電圧が印加され、前記高圧電極21と平板アース電極
22間即ち冷凍室14全体に高電場が形成され、食品3
7が所定時間高電場処理される。
【0055】そして、この電場処理された食品37は、
冷凍貯蔵中の乾燥抑制と、一定時間冷凍貯蔵後に取り出
して解凍したときのドリップが抑制されて、うま味成
分、栄養成分の流出を防止できる。これは電場処理によ
って食品中の水分子と食品組織の結合が強められて保水
性が高められるためと考えられる。
【0056】以上のように本実施例によれば、冷凍前に
食品を短時間高電場処理した後冷凍貯蔵することによ
り、冷凍貯蔵中の食品の乾燥抑制と解凍時のドリップの
流出を抑制することができる。
【0057】また、一定インターバル毎に所定時間、1
例として1日に1回5〜10分程度の通電で上記の効果
が得られるので、高電場処理にかかる時間はごく短時間
であり、ランニングコストが安い。
【0058】また、食品を入れる度毎に電場処理開始ス
イッチを作動する必要もなく手間がかからず使い勝手の
良いものである。
【0059】以下本発明の第5実施例について、図面を
参照しながら説明する。尚、冷蔵庫の構成は第1実施例
と同じであり、図面とその詳細な説明を省略する。
【0060】図5に示す電気回路について説明する。3
0は電源コンセントであり、リレー31の常開接点32
を介して高圧電源23が接続され、制御装置(制御手
段)28内の電源トランス33の1次側が接続されてい
る。前記高圧電源23の高圧極24は高圧電線26を介
して針状高圧電極21に接続されており、アース極25
は高圧電線27を介して平板アース電極22に接続され
ている。前記電源トランス33の2次側には電源回路3
4が接続されている。
【0061】前記制御装置28には、入力として電場処
理開始スイッチ29と冷蔵室ドアスイッチ40を有して
いる。前記電場処理開始スイッチ29の一端は直流電源
Vccに接続されており、他端は抵抗R1を介して接地
されると共にマイクロコンピュータ35の入力端子aに
接続されている。前記冷蔵室ドアスイッチ40の一端は
直流電源Vccに接続されており、他端は抵抗R2を介
して接地されると共にマイクロコンピュータ35の入力
端子cに接続されている。前記マイクロコンピュータ3
5の出力端子bはバッファ36を介して常開接点32を
有するリレー31に接続されており、出力端子dは冷蔵
庫本体1の表面に設けた表示LED41に接続されてい
る。
【0062】上記のように構成した冷蔵庫について動作
を説明する。まず、購入してきた肉や魚等を電場処理室
20に入れる。そして、電場処理開始スイッチ29をO
Nすると、マイクロコンピュータ35の入力端子aにH
が入力され、マイクロコンピュータ35の出力端子bに
Hを所定時間だけ出力し、バッファ36を介してリレー
31の常開接点32を閉成し所定時間(5〜10分)だ
け高圧電源を運転し、同時に高電場処理中を示す表示用
LED41を点灯し、冷蔵室ドアを解放しないように注
意を促す。高圧電極21に数kVの高電圧が印加され、
前記高圧電極21と平板アース電極22間に高電場が形
成され、食品37が所定時間高電場処理される。
【0063】もし、使用者が高圧電源23の作動中に誤
って冷蔵室ドアを開けた時は、冷蔵室ドアスイッチ40
がONし、マイクロコンピュータ35の入力端子cにH
が入力され、マイクロコンピュータ35の出力端子bに
Lを出力し、バッファ36を介してリレー31の常開接
点32を開成し高圧電源23への通電を停止する。
【0064】以上のように本実施例によれば、高圧電源
の通電中は作動表示ランプを点灯して注意を促すことが
できる。
【0065】また、高圧電源の作動中に万一冷蔵室ドア
が開けられたとしても、高圧電源への通電をすぐに停止
するので安全性を確保できるものである。
【0066】以下本発明の第6実施例について、図面を
参照しながら説明する。尚、電気回路図は第1実施例と
同じであり、図面とその詳細な説明を省略する。
【0067】図6において、冷凍室14内天面に針状高
圧電極21を設置し、冷凍室底板38裏面に密着して
銅、アルミ、ステンレス等の金属製の平板アース電極2
2を配設している。前記針状高圧電極21は全体を電波
透過性樹脂キャップ42で被われている。前記電波透過
性樹脂キャップ42は耐水耐湿性も兼ね備えている。2
3は冷蔵庫8本体の天面に設置した高圧電源であり、高
圧極24に5〜10kVの高電圧を出力しアース極25
は常にアース電位0Vに保持されている。前記高圧極2
4を高圧電線26を介して前記針状高圧電極21に接続
し、前記アース極25を高圧電線27を介して前記平板
アース電極22に接続している。
【0068】制御手段28は電場処理開始スイッチ29
からの信号により前記高圧電源23を所定時間運転する
タイマを内蔵している。
【0069】上記のように構成した冷蔵庫について動作
を説明する。まず、購入してきた肉や魚等を冷凍室14
に入れる。そして、電場処理開始スイッチ29をONす
ると、マイクロコンピュータ35の入力端子aにHが入
力され、マイクロコンピュータ35の出力端子bにHを
所定時間だけ出力し、バッファ36を介してリレー31
の常開接点32を閉成し所定時間(5〜10分)だけ高
圧電源を運転する。高圧電極21に5〜10kVの高電
圧が印加され、前記高圧電極21と平板アース電極22
間即ち冷凍室14全体に高電場が形成され、食品37が
所定時間高電場処理される。アース極25は常にアース
電位0Vに保持されている。
【0070】そして、この電場処理された食品37は、
冷凍貯蔵中の乾燥抑制と、一定時間冷凍貯蔵後に取り出
して解凍したときのドリップが抑制されて、うま味成
分、栄養成分の流出を防止できる。これは電場処理によ
って食品中の水分子と食品組織の結合が強められて保水
性が高められるためと考えられる。
【0071】万一使用者が高圧電源23の作動中に冷凍
室14を開けて高圧電極21に触れることがあっても、
高圧電極21は全体を電波透過性樹脂キャップ42で被
われて完全に絶縁されているので感電等を生じることは
ない。
【0072】以上のように本実施例によれば、高圧電極
側だけに高電圧がかかり、アース電極側は常にアース電
位0Vであり高電圧はかからない。高圧電極全体を電波
透過性樹脂キャップで被って完全に絶縁しているので、
使用者が高圧電源の作動中に冷凍室を開けて高圧電極に
触れることがあっても感電等を生じることはなく安全性
を確保できる。
【0073】また、前記キャップは電波透過性を備えて
いるので、高圧電極全体を被っても放電能力が低下し、
高電場が弱くなることはない。
【0074】また、前記キャップを耐水耐湿性を兼ね備
えていることにより電極が錆びて放電能力が低下し、電
界が弱くなることを防止できるものである。
【0075】以下本発明の第7実施例について、図面を
参照しながら説明する。尚、電気回路図は第1実施例と
同じであり、図面とその詳細な説明を省略する。
【0076】図7において、冷凍室14内天面に針状高
圧電極21を設置し、冷凍室底板38裏面に密着して
銅、アルミ、ステンレス等の金属製の平板アース電極2
2を配設している。23は冷蔵庫本体8の天面に設置し
た高圧電源であり、高圧極24とアース極25間に数k
Vの高電圧を出力するものである。前記高圧極24を高
圧電線26を介して前記針状高圧電極21に接続し、前
記アース極25を高圧電線27を介して前記平板アース
電極22に接続している。
【0077】43は冷蔵庫本体18と、冷凍室14、冷
蔵室15、野菜室16の各室ドアとを密閉し、外気や熱
の進入を防止するドアパッキンであり、電波吸収材を添
加した樹脂で成型されている。
【0078】制御手段28は電場処理開始スイッチ29
からの信号により前記高圧電源23を所定時間運転する
タイマを内蔵している。
【0079】上記のように構成した冷蔵庫について動作
を説明する。まず、購入してきた肉や魚等を冷凍室14
に入れる。そして、電場処理開始スイッチ29をONす
ると、マイクロコンピュータ35の入力端子aにHが入
力され、マイクロコンピュータ35の出力端子bにHを
所定時間だけ出力し、バッファ36を介してリレー31
の常開接点32を閉成し所定時間だけ高圧電源を運転す
る。高圧電極21に数kVの高電圧が印加され、前記高
圧電極21と平板アース電極22間即ち冷凍室14全体
に高電場が形成され、食品37が所定時間高電場処理さ
れる。
【0080】そして、この電場処理された食品37は、
冷凍貯蔵中の乾燥抑制と、一定時間冷凍貯蔵後に取り出
して解凍したときのドリップが抑制されて、うま味成
分、栄養成分の流出を防止できる。これは電場処理によ
って食品中の水分子と食品組織の結合が強められて保水
性が高められるためと考えられる。
【0081】高圧電源23が作動して冷凍室14内に高
電界が発生していても、冷蔵庫本体8の外側は鉄板性の
外箱9で被われ、ドアパッキン43も電波吸収材を添加
した樹脂で成型されているので、高電界が冷蔵庫本体8
外部に漏れることはない。
【0082】また、ドアパッキン43を電波吸収材を添
加した樹脂で成型するかわりに、ドアパッキン43内の
マグネット(図示せず)を電波吸収性フェライトに置き
換えても良い。
【0083】以上のように本実施例によれば、ドアパッ
キンを電波吸収材を添加した樹脂で成型したので、高圧
電源が作動して高電界が発生していても高電界が冷蔵庫
本体外部に漏れることがなく、外部の機器を電界ノイズ
で誤動作させたり、人体に悪影響を及ぼすことがなく安
全性を確保できるものである。
【0084】以下本発明の第8実施例について、図面を
参照しながら説明する。尚、電気回路図は第3実施例と
同じであり、図面とその詳細な説明を省略する。
【0085】図8において、冷凍室14内天面に針状高
圧電極21を設置している。前記針状高圧電極21は全
体を電波透過性樹脂キャップ42で被われている。銅、
アルミ、ステンレス等の金属製の平板アース電極22を
冷蔵庫本体8のABS樹脂性の内箱10の底面44の裏
面に密着して配設している。23は冷蔵庫8本体の天面
に設置した高圧電源であり、高圧極24とアース極25
間に数kVの高電圧を出力するものである。前記高圧極
24を高圧電線26を介して前記針状高圧電極21に接
続し、前記アース極25を高圧電線27を介して前記平
板アース電極22に接続している。
【0086】上記のように構成した冷蔵庫について動作
を説明する。使用者が購入してきた食品の内長期冷凍保
存の必要な肉や魚等は冷凍室14に、2〜3日中に食べ
る肉や魚介類、惣菜などは冷蔵室15へ、野菜、果物は
野菜室16に入れる。
【0087】マイクロコンピュータ35内のタイマ39
が一定インターバル毎に出力端子bにHを所定時間だけ
出力し(1例として1日に1回5分程度)、バッファ3
6を介してリレー31の常開接点32を閉成し所定時間
だけ高圧電源を運転する。高圧電極21に数kVの高電
圧が印加され、前記高圧電極21と平板アース電極22
間即ち冷凍室14、冷蔵室15、野菜室16の冷蔵庫全
体に高電場が形成され、食品37が所定時間高電場処理
される。
【0088】冷凍室14で電場処理された食品37は、
冷凍貯蔵中の乾燥抑制と、一定時間冷凍貯蔵後に取り出
して解凍したときのドリップが抑制されて、うま味成
分、栄養成分の流出を防止できる。これは電場処理によ
って食品中の水分子と食品組織の結合が強められて保水
性が高められるためと考えられる。
【0089】冷蔵室15で電場処理された食品67は、
カビ、細菌の発生が抑制され、品質の低下を抑制でき
る。
【0090】野菜室16で電場処理した野菜果物66
は、蒸散作用や呼吸作用が抑制されて、長期間鮮度を維
持できる。実験結果の1例として、ほうれん草、レタス
を電圧5kVで5分間高電圧処理した時、炭酸ガス発生
量が抑制され従来よりも4〜6日長持ちした。
【0091】以上のように本実施例によれば、冷凍室で
電場処理した食品は、冷凍貯蔵中の乾燥抑制と、一定時
間冷凍貯蔵後に取り出して解凍したときのドリップが抑
制されて、うま味成分、栄養成分の流出を防止できる。
【0092】また、冷蔵室で電場処理した食品は、細菌
の発生が抑制され、品質の低下を抑制できる。
【0093】また、野菜室で電場処理した野菜果物は、
蒸散作用や呼吸作用が抑制されて、長期間鮮度を維持で
きるものである。
【0094】以下本発明の第9実施例について、図面を
参照しながら説明する。尚、電気回路図は第3実施例と
同じであり、図面とその詳細な説明を省略する。
【0095】図9において、冷凍室14内天面に針状高
圧電極21を設置している。前記針状高圧電極21は全
体を電波透過性樹脂キャップ42で被われている。23
は冷蔵庫8本体の天面に設置した高圧電源であり、高圧
極24とアース極25間に数kV高電圧を出力するもの
である。前記高圧極24を高圧電線26を介して前記針
状高圧電極21に接続し、前記アース極25を高圧電線
27を介して冷蔵庫本体8の金属製外箱9に接続してい
る。
【0096】上記のように構成した冷蔵庫について動作
を説明する。使用者が購入してきた食品の内長期冷凍保
存の必要な肉や魚介類などは冷凍室14に、4〜5日中
に食べる肉や魚介類、惣菜などは冷蔵室15へ、野菜、
果物は野菜室16に入れる。
【0097】マイクロコンピュータ35内のタイマ39
が一定インターバル毎に出力端子bにHを所定時間だけ
出力し(1例として1日に1回5分程度)、バッファ3
6を介してリレー31の常開接点32を閉成し所定時間
だけ高圧電源を運転する。高圧電極21に数kVの高電
圧が印加され、前記高圧電極21と冷蔵庫本体8の金属
製外箱9間即ち冷凍室14、冷蔵室15、野菜室16の
冷蔵庫全体に高電場が形成され、食品37が所定時間高
電場処理される。
【0098】冷凍室14で電場処理された食品37は、
冷凍貯蔵中の乾燥抑制と、一定時間冷凍貯蔵後に取り出
して解凍したときのドリップが抑制されて、うま味成
分、栄養成分の流出を防止できる。これは電場処理によ
って食品中の水分子と食品組織の結合が強められて保水
性が高められるためと考えられる。
【0099】冷蔵室15で電場処理された食品67は、
カビ、細菌の発生が抑制され、品質の低下を抑制でき
る。
【0100】野菜室16で電場処理した野菜果物68
は、蒸散作用や呼吸作用が抑制されて、長期間鮮度を維
持できる。ほうれん草、レタスでは炭酸ガス発生量が抑
制され、従来よりも4〜6日長持ちした。
【0101】以上のように本実施例によれば、冷凍室で
電場処理した食品は、冷凍貯蔵中の乾燥抑制と、一定時
間冷凍貯蔵後に取り出して解凍したときのドリップが抑
制されて、うま味成分、栄養成分の流出を防止できる。
【0102】また、冷蔵室で電場処理した食品は、細菌
の発生が抑制され、品質の低下を抑制できる。
【0103】また、野菜室で電場処理した野菜果物は、
蒸散作用や呼吸作用が抑制されて、長期間鮮度を維持で
きる。
【0104】また、冷蔵庫本体の外箱をアースとして兼
用したので、専用アース板及びアース配線が不要とな
り、低コスト化できるものである。
【0105】以下本発明の第10実施例について、図面
を参照しながら説明する。図10において、冷凍室14
内天面、冷蔵室15内天面、野菜室16内天面に各々針
状高圧電極45、46、47を設置している。前記針状
高圧電極45、46、47は全体を電波透過性樹脂キャ
ップ42で被われている。そして、銅、アルミ、ステン
レス等の金属製の平板アース電極48、49、50を冷
凍室14底面、冷蔵室15底面、野菜室16底面の裏面
に各々密着して配設している。23は冷蔵庫8本体の天
面に設置した高圧電源であり、高圧極24とアース極2
5間に数kV高電圧を出力するものである。前記針状電
極45、46、47は高圧スイッチ51,52,53を
介して前記高圧極24に接続し、前記平板アース電極4
8、49、50は前記アース極25に接続している。
【0106】次に、図11に示す電気回路について説明
する。30は電源コンセントであり、リレー31の常開
接点32を介して高圧電源23が接続され、制御装置
(制御手段)28内の電源トランス33の1次側が接続
されている。前記高圧電源23の高圧極24は高圧スイ
ッチ51を介して針状高圧電極45に、高圧スイッチ5
2を介して針状高圧電極46に、高圧スイッチ53を介
して針状高圧電極46に接続されている。前記高圧電源
23のアース極25は平板アース電極48、49、50
に接続されている。前記電源トランス33の2次側には
電源回路34が接続されている。
【0107】マイクロコンピュータ35は内部にタイマ
39を有しており、その出力端子aはバッファ36を介
して常開接点32を有するリレー31に接続されてい
る。出力端子bはバッファ54を介して高圧スイッチ5
1を有するリレー55に接続されている。出力端子cは
バッファ56を介して高圧スイッチ52を有するリレー
57に接続されている。出力端子dはバッファ58を介
して高圧スイッチ53を有するリレー59に接続されて
いる。
【0108】上記のように構成した冷蔵庫について動作
を説明する。使用者が購入してきた食品の内長期冷凍保
存の必要な肉や魚介類などは冷凍室14に、4〜5日中
に食べる肉や魚介類、惣菜などは冷蔵室15へ、野菜、
果物は野菜室16に入れる。
【0109】マイクロコンピュータ35内のタイマ39
が一定インターバル毎に出力端子bにHを所定時間だけ
出力し(1例として1日に1回5分程度)、バッファ3
6を介してリレー31の常開接点32を閉成し所定時間
だけ高圧電源を運転すると同時に、バッファ54を介し
てリレー55の高圧スイッチ51を閉成する。高圧極2
4に数kVの高電圧が印加され、前記高圧電極45と平
板アース電極48間即ち冷凍室14内に高電場が形成さ
れ、冷凍室14内の食品37が所定時間高電場処理され
る。
【0110】タイマ39の次のインターバルで出力端子
cにHを所定時間だけ出力し(1例として1日に1回5
分程度)、バッファ36を介してリレー31の常開接点
32を閉成し所定時間だけ高圧電源を運転すると同時
に、バッファ56を介してリレー57の高圧スイッチ5
2を閉成する。高圧極24に数kVの高電圧が印加さ
れ、前記高圧電極46と平板アース電極49間即ち冷蔵
室15内に高電場が形成され、冷蔵室15内の食品67
が所定時間高電場処理される。
【0111】タイマ39の次のインターバルで出力端子
dにHを所定時間だけ出力し(1例として1日に1回5
分程度)、バッファ36を介してリレー31の常開接点
32を閉成し所定時間だけ高圧電源を運転すると同時
に、バッファ58を介してリレー59の高圧スイッチ5
3を閉成する。高圧極24に数kVの高電圧が印加さ
れ、前記高圧電極47と平板アース電極50間即ち野菜
室16内に高電場が形成され、野菜室16内の食品68
が所定時間高電場処理される。
【0112】冷凍室14で電場処理された食品37は、
冷凍貯蔵中の乾燥抑制と、一定時間冷凍貯蔵後に取り出
して解凍したときのドリップが抑制されて、うま味成
分、栄養成分の流出を防止できる。これは電場処理によ
って食品中の水分子と食品組織の結合が強められて保水
性が高められるためと考えられる。
【0113】冷蔵室15で電場処理された食品67は、
カビ、細菌の発生が抑制され、品質の低下を抑制でき
る。
【0114】野菜室16で電場処理した野菜果物68
は、蒸散作用や呼吸作用が抑制されて、長期間鮮度を維
持できる。
【0115】以上のように本実施例によれば、冷凍室で
電場処理した食品は、冷凍貯蔵中の乾燥抑制と、一定時
間冷凍貯蔵後に取り出して解凍したときのドリップが抑
制されて、うま味成分、栄養成分の流出を防止できる。
【0116】また、冷蔵室で電場処理した食品は、細菌
の発生が抑制され、品質の低下を抑制できる。
【0117】また、野菜室で電場処理した野菜果物は、
蒸散作用や呼吸作用が抑制されて、長期間鮮度を維持で
きるものである。
【0118】また、1個の高圧電源の出力を切り替え
て、冷凍室、冷蔵室、野菜室を順次高電場処理すること
により、高電場の機能を多元活用できると共にコストが
安くなるものである。
【0119】以下本発明の第11実施例について、図面
を参照しながら説明する。図12において、60は冷蔵
室15内に着脱自在に備えられた給水タンクである。6
1は前記給水タンク60の水を揚水するための給水ポン
プであり、62は前記給水ポンプ61に連結してその給
水口70を冷蔵室ドア63の庫外側に設けた給水管であ
る。
【0120】前記給水タンク60の天面に高圧電極21
を設置し、給水タンク60の裏面に密着して銅、アル
ミ、ステンレス等の金属製の平板アース電極22を配設
している。23は冷蔵庫8本体の天面に設置した高圧電
源であり、高圧極24とアース極25間に数kVの高電
圧を出力するものである。前記高圧極24を高圧電線2
6を介して前記針状高圧電極21に接続し、前記アース
極25を高圧電線27を介して前記平板アース電極22
に接続している。
【0121】次に、図13に示す電気回路について説明
する。30は電源コンセントであり、リレー31の常開
接点32を介して高圧電源23が接続され、リレー64
の常開接点65を介して給水ポンプ61が接続され、制
御装置(制御手段)28内の電源トランス33の1次側
が接続されている。前記高圧電源23の高圧極24は高
圧電線26を介して針状高圧電極21に接続されてお
り、アース極25は高圧電線27を介して平板アース電
極22に接続されている。前記電源トランス33の2次
側には電源回路34が接続されている。
【0122】前記制御装置28には、入力として給水ス
イッチ66を有している。前記給水スイッチ66の一端
は直流電源Vccに接続されており、他端は抵抗R1を
介して接地されると共にマイクロコンピュータ35の入
力端子aに接続されている。マイクロコンピュータ35
は内部にタイマ39を有しており、その出力端子bはバ
ッファ36を介して常開接点32を有するリレー31に
接続されており、出力端子cはバッファ69を介して常
開接点65を有するリレー64に接続されている。
【0123】上記のように構成した冷蔵庫について動作
を説明する。給水タンク60に水を入れる。マイクロコ
ンピュータ35内のタイマ39が一定インターバル毎に
出力端子bにHを所定時間だけ出力し(1例として1日
に1回5分程度)、バッファ36を介してリレー31の
常開接点32を閉成し所定時間だけ高圧電源を運転す
る。高圧電極21に数kVの高電圧が印加され、前記高
圧電極21と平板アース電極22間即ち給水タンク60
全体に高電場が形成され、水が所定時間高電場処理され
る。
【0124】この電場処理された水は、クラスタが小型
化して活性化すると共にpHが上昇して健康に適してい
るといわれるアルカリイオン水に近くなる。また溶存酸
素、溶存塩素を飛散して改質され、おいしい水になる。
【0125】使用者が給水スイッチ66をONすると、
マイクロコンピュータ35の入力端子aにHが入力さ
れ、マイクロコンピュータ35の出力端子cにHを所定
時間だけ出力し、バッファ66を介してリレー63の常
開接点64を閉成し所定時間だけ給水ポンプ60をON
し、給水管62を通して冷蔵室63のドアに設けた給水
口70からコップ71等に高電場処理された水を自動給
水できる。
【0126】この電場処理した水は溶存酸素、溶存塩素
が少なくなっているので、ポンプで製氷皿に注水して製
氷すれば氷の透明度を上げることもできる。
【0127】以上のように本実施例によれば、給水タン
クに蓄えた水を高電場処理することにより、水のpHを
上昇させて健康に良いアルカリイオン水に変えることが
できる。
【0128】また、アルカリイオン水を一番おいしく感
じる冷蔵温度で保存でき、自動給水としたことにより手
軽にアルカリイオン水を飲むことができるものである。
【0129】以下本発明の第12実施例について、図面
を参照しながら説明する。図14において、60は冷蔵
室15内に着脱自在に備えられた給水タンクである。6
1は前記給水タンク60の水を揚水するための給水ポン
プであり、63は前記給水ポンプ61に連結してその出
口を冷凍室14に設けた自動製氷機67の製氷皿68の
上部に開口した給水管63である。
【0130】前記給水タンク60の天面に高圧電極21
を設置し、給水タンク60の裏面に密着して銅、アル
ミ、ステンレス等の金属製の平板アース電極22を配設
している。23は冷蔵庫8本体の天面に設置した高圧電
源であり、高圧極24とアース極25間に数kV高電圧
を出力するものである。前記高圧極24を高圧電線26
を介して前記針状高圧電極21に接続し、前記アース極
25を高圧電線27を介して前記平板アース電極22に
接続している。
【0131】次に、図15に示す電気回路について説明
する。30は電源コンセントであり、リレー31の常開
接点32を介して高圧電源23が接続され、リレー64
の常開接点65を介して給水ポンプ61が接続され、制
御装置(制御手段)28内の電源トランス33の1次側
が接続されている。前記高圧電源23の高圧極24は高
圧電線26を介して針状高圧電極21に接続されてお
り、アース極25は高圧電線27を介して平板アース電
極22に接続されている。前記電源トランス33の2次
側には電源回路34が接続されている。
【0132】マイクロコンピュータ35は一連の自動製
氷制御プログラムがメモリされており、その出力端子b
はバッファ36を介して常開接点32を有するリレー3
1に接続されており、出力端子cはバッファ69を介し
て常開接点65を有するリレー64に接続されている。
【0133】上記のように構成した冷蔵庫について動作
を説明する。使用者によって水を満たされた給水タンク
60が冷蔵室15内の所定の位置にセットされる。マイ
クロコンピュータ35内にメモリされた一連の自動製氷
制御において、製氷皿68に氷ができると駆動装置70
内の離氷用のモータ(図示せず)を回転して製氷皿68
を回転し、製氷皿68を歪み変形させて氷を離氷する。
離氷した氷は貯氷箱71内に落下して貯氷される。
【0134】次の製氷のために、給水タンク60から製
氷皿68に給水が行われるが、その前にマイクロコンピ
ュータ35が出力端子bにHを所定時間だけ出力し(5
分程度)、バッファ36を介してリレー31の常開接点
32を閉成し所定時間だけ高圧電源23を運転する。高
圧電極21に数kVの高電圧が印加され、前記高圧電極
21と平板アース電極22間即ち給水タンク60全体に
高電場が形成され、水が所定時間高電場処理される。こ
の電場処理した水は溶存酸素、溶存塩素が飛散している
ので、給水ポンプ61で製氷皿67に注水して製氷すれ
ば氷の透明度を上げることができる。
【0135】高電場処理が終わると、マイクロコンピュ
ータ35の出力端子cにHを所定時間だけ出力し、バッ
ファ66を介してリレー63の常開接点64を閉成し所
定時間だけ給水ポンプ60をONし、給水管63を通し
て製氷皿68に高電場処理された水を自動給水し、製氷
が始まる。
【0136】以上のように本実施例によれば、給水タン
クに蓄えた水を高電場処理し、溶存酸素、溶存塩素を飛
散させて気体成分をなくすることにより、氷の透明度を
上げることができる。
【0137】また、給水ポンプの駆動直前に高電場処理
することにより、溶存酸素、溶存塩素が飛散してすぐに
製氷皿に給水されて凍り始めるので、水中に再び酸素等
の気体成分が溶け込む時間的余裕を与えることがないの
で、氷の透明度を上げる効果が大である。
【0138】
【発明の効果】以上のように本発明は、冷蔵室内に設け
た電場処理室と、高電圧を発生する高圧電源と、前記電
場処理室内天面に設置すると共に前記高圧電源の高圧極
と接続した高圧電極と、前記電場処理室底面に前記高圧
電極と対向して設置すると共に前記高圧電源のアース極
と接続した平板アース電極と、電場処理開始スイッチ
と、前記電場処理開始スイッチからの信号により前記高
圧電源を所定時間運転する制御手段とを設けることによ
り、冷凍貯蔵中の食品の乾燥抑制と解凍時のドリップの
流出を抑制することができ、食品を平板アース電極に直
接接触させる必要がなく、高圧電極と平板アース電極間
に形成される高電場雰囲気のどこに置いても良ので、食
品の包装状態や容器の種類の制約を受けず、使い勝手よ
く確実に電場処理の効果が得られ、その実用効果は大な
るものがある。
【0139】また、高電圧を発生する高圧電源と、冷凍
室内天面に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続
した高圧電極と、冷凍室底板裏面に密着して設置すると
共に前記高圧電源のアース極と接続した平板アース電極
と、前記高圧電源を断続運転する制御手段とを設けるこ
とにより、冷凍室内で高電場処理ができるので、高電場
処理を終えた食品を冷凍室に移す必要がなく更に使い勝
手がよく、平板アース電極を冷凍室底板裏面に密着して
設置したので、平板アース電極がABS樹脂性の冷凍室
底板で保護され、食品が平板アース電極に直接置かれる
ことがないので汚れたり錆びたりすることがなく、平板
アース電極が絶縁されて安全を確保できるものであり、
その実用効果は大なるものがある。
【0140】また、前記平板アース電極を金属箔により
構成することにより、コストを安くでき、作業性も向上
するものである。
【0141】また、高電圧を発生する高圧電源と、冷蔵
庫内に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した
高圧電極と、前記高圧電極と対向して設置すると共に前
記高圧電源のアース極と接続した平板アース電極と、前
記高圧電源を一定インターバル毎に所定時間運転する制
御手段とを設けることにより、高電場処理にかかる時間
はごく短時間であり、ランニングコストが安く、食品を
入れる度毎に電場処理開始スイッチを作動する必要もな
く手間がかからず更に使い勝手の良いものであり、その
実用効果は大なるものがある。
【0142】また、高圧電源の通電中は作動表示ランプ
を点灯し、冷蔵室の扉を開けた時には高圧電源への通電
を停止する制御手段とを設けることにより、高圧電源の
通電中は注意を促すことができ、高圧電源の作動中に万
一冷蔵室ドアが開けられたとしても、高圧電源への通電
をすぐに停止するので安全性を確保できるものである。
【0143】また、高電圧を発生する高圧電源と、冷蔵
庫内に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した
高圧電極と、前記高圧電極全体を被う電波透過性樹脂キ
ャップと、前記高圧電極と対向して設置すると共に前記
高圧電源のアース極と接続した平板アース電極と、前記
高圧電源を断続運転する制御手段とを設けることによ
り、使用者が高圧電源の作動中に冷凍室を開けて高圧電
極に触れることがあっても感電等を生じることはなく安
全性を確保できるものであり、その実用効果は大なるも
のがある。
【0144】また、高電圧を発生する高圧電源と、冷蔵
庫内に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した
高圧電極と、前記高圧電極と対向して設置すると共に前
記高圧電源のアース極と接続したアース電極と、電波吸
収剤を添加した樹脂で成型されたドアパッキンと、前記
高圧電源を断続運転する制御手段とを設けることによ
り、高圧電源が作動して高電界が発生していても高電界
が冷蔵庫本体外部に漏れることがなく、外部の機器を電
界ノイズで誤動作させたり、人体に悪影響を及ぼすこと
がなく安全性を確保できるものであり、その実用効果は
大なるものがある。
【0145】また、高電圧を発生する高圧電源と、冷蔵
庫内天面に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続
した高圧電極と、冷蔵庫内底面に設置すると共に前記高
圧電源のアース極と接続したアース電極と、前記高圧電
源を断続運転する制御手段とを設けることにより、冷凍
室で電場処理した食品は、冷凍貯蔵中の乾燥抑制と、一
定時間冷凍貯蔵後に取り出して解凍したときのドリップ
が抑制されて、うま味成分、栄養成分の流出を防止で
き、冷蔵室で電場処理した食品は、細菌の発生が抑制さ
れ、品質の低下を抑制でき、野菜室で電場処理した野菜
果物は、蒸散作用や呼吸作用が抑制されて、長期間鮮度
を維持できるものであり、高電場の効用をフル活用で
き、その実用効果は大なるものがある。
【0146】また、高電圧を発生する高圧電源と、冷蔵
庫内に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した
高圧電極と、前記高圧電源のアース極と冷蔵庫の金属製
外箱とを接続したアース線と、前記高圧電源を断続運転
する制御手段とを設けることにより、冷蔵庫本体の外箱
をアースとして兼用したので、専用アース板及びアース
配線が不要となり、低コスト化できるものであり、その
実用効果は大なるものがある。
【0147】また、高電圧を発生する高圧電源と、冷蔵
庫の各室に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続
した複数の高圧電極と、冷蔵庫の各室に前記各高圧電極
と対向して設置すると共に前記高圧電源のアース極と接
続した複数のアース電極と、前記高圧電源の高圧極と前
記各高圧電極間に設けた高圧スイッチと、前記高圧電源
を一定インターバル毎に所定時間運転すると共に何れか
の高圧スイッチのみをONする制御手段とを設けること
により、1個の高圧電源の出力を切り替えて、冷凍室、
冷蔵室、野菜室を順次高電場処理することにより、高電
場の機能を多元活用できると共にコストが安くなるもの
でり、その実用効果は大なるものがある。
【0148】また、給水タンクと給水ポンプからなる給
水装置と、高電圧を発生する高圧電源と、前記給水タン
クの上面に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続
した高圧電極と、前記高圧電極と対向して前記給水タン
クの底面に設置すると共に前記高圧電源のアース極と接
続したアース電極と、前記高圧電源を断続運転する制御
手段とを設けることにより、給水タンクに蓄えた水のp
Hを上昇させて健康に良いアルカリイオン水に変えるこ
とができ、アルカリイオン水を一番おいしく感じる冷蔵
温度で保存でき、手軽にアルカリイオン水を飲むことが
できるものであり、その実用効果は大なるものがある。
【0149】また、給水タンクと給水ポンプからなる給
水装置と、給水装置から供給された水を貯留して製氷す
る製氷皿と、高電圧を発生する高圧電源と、前記給水タ
ンクの上面に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接
続した高圧電極と、前記高圧電極と対向して前記給水タ
ンクの底面に設置すると共に前記高圧電源のアース極と
接続したアース電極と、前記給水ポンプ駆動直前に所定
時間前記高圧電源を運転する制御手段とを設けることに
より、溶存酸素、溶存塩素を飛散させて気体成分をなく
することにより、氷の透明度を上げることができ、給水
ポンプの駆動直前に高電場処理することにより、溶存酸
素、溶存塩素が飛散してすぐに製氷皿に給水されて凍り
始めるので、水中に再び酸素等の気体成分が溶け込む時
間的余裕を与えることがないので、氷の透明度を上げる
効果が大であり、その実用効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の冷蔵庫の断面図
【図2】同装置の電気回路図
【図3】本発明の第2実施例の冷蔵庫の断面図
【図4】本発明の第4実施例の冷蔵庫の電気回路図
【図5】本発明の第5実施例の冷蔵庫の電気回路図
【図6】本発明の第6実施例の冷蔵庫の断面図
【図7】本発明の第7施例の冷蔵庫の断面図
【図8】本発明の第8実施例の冷蔵庫の断面図
【図9】本発明の第9実施例の冷蔵庫の断面図
【図10】本発明の第10実施例の冷蔵庫の断面図
【図11】同装置の電気回路図
【図12】本発明の第11実施例の冷蔵庫の断面図
【図13】同装置の電気回路図
【図14】本発明の第12実施例の冷蔵庫の断面図
【図15】同装置の電気回路図
【図16】従来例の冷蔵庫の断面図
【符号の説明】
15 冷蔵室 20 電場処理室 21 高圧電極 22 平板アース電極 23 高圧電源 24 高圧極 25 アース極 28 制御手段 29 電場処理開始スイッチ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵室内に設けた電場処理室と、高電圧
    を発生する高圧電源と、前記電場処理室内天面に設置す
    ると共に前記高圧電源の高圧極と接続した高圧電極と、
    前記電場処理室底面に前記高圧電極と対向して設置する
    と共に前記高圧電源のアース極と接続した平板アース電
    極と、電場処理開始スイッチと、前記電場処理開始スイ
    ッチからの信号により前記高圧電源を所定時間運転する
    制御手段とから構成した冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 高電圧を発生する高圧電源と、冷凍室内
    天面に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した
    高圧電極と、冷凍室底板裏面に密着して設置すると共に
    前記高圧電源のアース極と接続した平板アース電極と、
    前記高圧電源を断続運転する制御手段とから構成した冷
    蔵庫。
  3. 【請求項3】 平板アース電極を金属箔により構成した
    請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 高電圧を発生する高圧電源と、冷蔵庫内
    に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した高圧
    電極と、前記高圧電極と対向して設置すると共に前記高
    圧電源のアース極と接続した平板アース電極と、前記高
    圧電源を一定インターバル毎に所定時間運転する制御手
    段とから構成した冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 高圧電源の通電中は作動表示ランプを点
    灯し、冷蔵室の扉を開けた時には高圧電源への通電を停
    止する制御手段とから構成した請求項1記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 高電圧を発生する高圧電源と、冷蔵庫内
    に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した高圧
    電極と、前記高圧電極全体を被う電波透過性樹脂キャッ
    プと、前記高圧電極と対向して設置すると共に前記高圧
    電源のアース極と接続した平板アース電極と、前記高圧
    電源を断続運転する制御手段とから構成した冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 高電圧を発生する高圧電源と、冷蔵庫内
    に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した高圧
    電極と、前記高圧電極と対向して設置すると共に前記高
    圧電源のアース極と接続したアース電極と、電波吸収剤
    を添加した樹脂で成型されたドアパッキンと、前記高圧
    電源を断続運転する制御手段とから構成した冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 高電圧を発生する高圧電源と、冷蔵庫内
    天面に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した
    高圧電極と、冷蔵庫内底面に設置すると共に前記高圧電
    源のアース極と接続したアース電極と、前記高圧電源を
    断続運転する制御手段とから構成した冷蔵庫。
  9. 【請求項9】 高電圧を発生する高圧電源と、冷蔵庫内
    に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続した高圧
    電極と、前記高圧電源のアース極と冷蔵庫の金属製外箱
    とを接続したアース線と、前記高圧電源を断続運転する
    制御手段とから構成した冷蔵庫。
  10. 【請求項10】 高電圧を発生する高圧電源と、冷蔵庫
    の各室に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続し
    た複数の高圧電極と、冷蔵庫の各室に前記各高圧電極と
    対向して設置すると共に前記高圧電源のアース極と接続
    した複数のアース電極と、前記高圧電源の高圧極と前記
    各高圧電極間に設けた高圧スイッチと、前記高圧電源を
    一定インターバル毎に所定時間運転すると共に何れかの
    高圧スイッチのみをONする制御手段とから構成した冷
    蔵庫。
  11. 【請求項11】 給水タンクと給水ポンプからなる給水
    装置と、高電圧を発生する高圧電源と、前記給水タンク
    の上面に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続し
    た高圧電極と、前記高圧電極と対向して前記給水タンク
    の底面に設置すると共に前記高圧電源のアース極と接続
    したアース電極と、前記高圧電源を断続運転する制御手
    段とから構成した冷蔵庫。
  12. 【請求項12】 給水タンクと給水ポンプからなる給水
    装置と、給水装置から供給された水を貯留して製氷する
    製氷皿と、高電圧を発生する高圧電源と、前記給水タン
    クの上面に設置すると共に前記高圧電源の高圧極と接続
    した高圧電極と、前記高圧電極と対向して前記給水タン
    クの底面に設置すると共に前記高圧電源のアース極と接
    続したアース電極と、前記給水ポンプ駆動直前に所定時
    間前記高圧電源を運転する制御手段とから構成した冷蔵
    庫。
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