JPH0715442Y2 - 指圧凸起を有する履物 - Google Patents

指圧凸起を有する履物

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JPH0715442Y2
JPH0715442Y2 JP1991029896U JP2989691U JPH0715442Y2 JP H0715442 Y2 JPH0715442 Y2 JP H0715442Y2 JP 1991029896 U JP1991029896 U JP 1991029896U JP 2989691 U JP2989691 U JP 2989691U JP H0715442 Y2 JPH0715442 Y2 JP H0715442Y2
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acupressure
synthetic resin
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辰雄 福岡
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辰雄 福岡
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、底の下面に突出して
指圧凸起を設けた履物の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】底の上面に突出して指圧凸起を設けた履
物は、歩行時に、足の裏を刺激して指圧する。指圧凸起
を足裏の「ツボ」に対応して設けると、指圧凸起でツボ
を指圧できる。歩行しながら足裏を押圧すると、極めて
効果的に指圧できる。それは、歩行運動によって足全体
の血行が良くなった状態で、足の裏を指圧刺激するから
である。
【0003】人体を全体的に観察すると、下半身のほと
んどを足が占める。しかも、足は心臓よりも下方に位置
し、血液を押し上げて心臓に還流する作用が弱い。足の
血液循環を良くすることによって、身体全体の血液循環
を良くすることは、健康増進に極めて大切である。特
に、血液循環の悪い、足の血液循環を良くすることが大
切である。
【0004】足の血液循環は、歩行によって良くなる。
歩行すると、足の血液循環は、普通の3倍も良くなる。
このために、歩行しながら足の裏を押圧すると、極めて
効果的に指圧して、血液循環を良くできる特長がある。
このことを実現するために、底の上面に指圧凸起を設け
た履物が多く市販されている。
【0005】底の上面に設けられた指圧凸起は、歩行時
に足裏のツボを指圧する。しかしながら、足裏の「ツ
ボ」の理想的な指圧は、連続して押圧することでは決し
てない。一時的に押圧し、その後押圧を停止し、再び押
圧する指圧の繰り返しが、理想的な指圧である。この状
態で指圧すると、ツボが押圧されたときにこの部分に停
滞する血液が押し出され、また、押圧を中止することに
よって、この部分に血液を流入させることができる。こ
のため、手で足の裏を指圧する場合は、押圧と、非押圧
とを繰り返して、ツボを刺激している。
【0006】ところが、履物の底の上面に設けた指圧凸
起は、履物を履く限り足のツボに接触して指圧し、押圧
状態を解除することがない。とくに、高い指圧凸起は、
足の裏を連続して押圧し、非押圧状態となることがな
い。それは、履物が、甲皮によって足に固定されている
ことが理由である。歩行時に、底を踏みつけた状態では
強く押圧するが、甲皮と底とに足を挿入しているかぎ
り、指圧凸起は足裏を連続して指圧する状態となる。
【0007】本考案者は、この欠点を解決するために、
底の下面に指圧凸起を突出させ、底を踏みつけたときに
のみ上面に突出する履物を開発した(実開昭52−89
223号公報)。この履物は、底を軟質の合成樹脂で成
形すると共に、下面に突出して指圧凸起を設けたもので
ある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】この構造の履物は、歩
行時に踏みつけると、底に突出する指圧凸起が上面に突
き出される。底を踏みつけない状態にあっては、底は、
弾性的に元の形状に復元して、上面の突紀が低くなる。
このため、底を踏みつける毎に足裏のツボを押圧して指
圧し、踏みつけない状態では指圧状態を解除できる特長
がある。したがって、この構造の履物は、歩行すると、
足裏のツボを、押圧、非押圧状態として効果的に指圧で
きる特長がある。
【0009】しかしながら、この構造の底は、全てのユ
ーザーの足裏を効果的に指圧することが難しい欠点があ
る。それは、指圧効果を高めるために、底に突出させる
指圧凸起を高くすると、底を踏みつけたときに、足裏の
ツボを押圧する押圧力が強すぎて快適に指圧できず、反
対に、底に突出させる指圧凸起を低くすると、凹凸の大
きいユーザーの足裏を効果的に指圧できなくなることが
理由である。
【0010】足の裏の立体的な凹凸は、個人差が甚だし
い。したがって、同じ高さの指圧凸起が、あるユーザー
にはほとんど指圧効果がなく、別のユーザーには利きす
ぎて足の裏が痛くて履けないことがある。このため、従
来の履物では、底に設けた指圧凸起が、全てのユーザー
のツボを、快適に、しかも効果的に指圧することが難し
い。
【0011】この考案は、この欠点を解決することを目
的に開発されたもので、この考案の重要な目的は、歩行
することによって、凹凸の程度が異なるユーザーの足裏
を、快適に、しかも効果的に指圧できる履物を提供する
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この考案の履物は、前述
の目的を達成するために、下記の構成を備えている。履
物は、底1を軟質の合成樹脂で成形しており、接地底1
から下面に突出して指圧凸起4が設けられている。 さらに、この考案の履物は、下記の構成を有することを
特徴としている。(a) 指圧凸起4が設けられた底1
の上面と、指圧凸起4の下面とに非発胞膜1Aが設けら
れている。 (b) 指圧凸起4の下面と、指圧凸起4が設けられた
底1の上面に設けられた非発泡膜1Aの間に、弾性圧縮
性を有する発泡合成樹脂層1Bが設けられている。 (c) 非発泡膜1Aと発泡合成樹脂層1Bとは一体成
形されている。 (d) 発泡合成樹脂層1Bは、独立気泡の合成樹脂発
泡層である。 (e) 指圧凸起4の下面と、指圧凸起4が設けられた
底1の上面とは、発泡合成樹脂層1Bを介して連通され
ている。
【0013】
【作用】この考案の履物は、歩行時に、底1を地面に押
圧すると、接地底1の下面に突出して設けられた指圧凸
起4が、底1の上面を突き上げて、足裏のツボを指圧す
る。指圧凸起4が底1の上面にある足裏のツボを刺激す
るのは下記の状態で底1が変形する。 指圧凸起4の下面に設けられて非発泡膜1Aが地面
に押し上げられる。 指圧凸起4の下面に設けられた非発泡膜1Aは、発
泡合成樹脂層1Bを介して、底1上面に非発胞臆1Aの
下面を押圧する。 発泡合成樹脂層1Bによって、下から押し上げられ
た底1上面の非発泡膜1Aは、底1の全厚に比較して薄
いので変形し易く、部分的に突出して、足裏を効果的に
押圧して刺激する。
【0014】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。但し、以下に示す実施例は、この考案の技術思
想を具体化する為の履物を例示すものであって、この考
案の履物は、構成部品の材質、形状、構造、配置を下記
の構造に特定するものでない。この考案の履物は、実用
新案登録請求の範囲に記載の範囲に於て、種々の変更が
加えられる。
【0015】更に、この明細書は、実用新案登録請求の
範囲が理解し易いように、実施例に示される部材に対応
する番号を、「実用新案登録請求の範囲の欄」、「従来
の課題を解決する為の手段の欄」および「作用の欄」に
示される部材に付記している。ただ、実用新案登録請求
の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するもの
では決してない。
【0016】第1図に示す履物は、底1全体を軟質の合
成樹脂で発泡成形しており、接地底1から下面に突出し
て指圧凸起4を設けている。
【0017】指圧凸起4が設けられている底1の上面
と、指圧凸起4の下面とには、第2図の拡大断面図に示
すように、非発泡膜1Aを設けている。上下の非発泡膜
1Aの間には、弾性圧縮性を有する発泡合成樹脂層1B
を設けている。
【0018】さらに、非発泡膜1Aと発泡合成樹脂層1
Bとは軟質の合成樹脂でもって一体成形され、指圧凸起
4の下面と、指圧凸起4が設けられた底1の上面とは、
発泡合成樹脂層1Bを介して連通されている。発泡合成
樹脂層1Bは、好ましい弾性圧縮性を有するように、独
立気泡の合成樹脂発泡層である。
【0019】底1は、上面が足の裏に良くフィットする
ように、足裏に沿う立体曲面状に成形されている。底1
は、発泡成形する時に、補強用の芯材2をインサートし
ている。芯材2は底1を成形する合成樹脂に比較して硬
質な材料、例えば、硬質合成樹脂で成形されている。
【0020】芯材2は、第1図に示すように、かかと部
から足の中央部分まで延長され、かつ、全体を底1に埋
設する形状に成形されている。芯材2は、底1の上面約
3〜5mm、下面約4〜10mmを軟質ないし半硬質の
合成樹脂で成形できるように、底1よりも多少小さく成
形されている。したがって、芯材2は、かかと部が厚く
足の中央部分に向かって次第に薄く成形されている。
【0021】芯材2は、指圧凸起4が設けられた部分
に、上下面に貫通して、貫通孔3を開口している。貫通
孔3は、ここに流入される合成樹脂が、中空状の芯材2
内に流入しないように、芯材2内から遮断して開口され
ている。貫通孔3は、接地底1の指圧凸起4を押圧する
と、底1の上面が突出されるように、1.5cm〜5
cmの大きさに開口される。
【0022】この構造の履物は、貫通孔3に合成樹脂が
流入され、貫通孔3の合成樹脂でもって、芯材2の上下
面の合成樹脂を連結して芯材2を強固に底1にインサー
トできる。さらに、第1図の鎖線で示すように、指圧凸
起4が設けられた底の上面に、永久磁石等の指圧芯5を
設けることもできる。底1の上面に設けられた指圧芯5
は、発泡合成樹脂層1Bを介して指圧凸起4で押圧され
て、足の裏を効果的に指圧できる特長がある。
【0023】
【考案の効果】この考案の履物は、底に上面に設けられ
た非発泡膜が、独立気泡の合成樹脂発泡体である弾性圧
縮性を有する発泡合成樹脂層を介して足裏を押圧して指
圧する。言い替えると、上面に非発泡膜は、スプリング
に類する部材を介して足裏を押圧、刺激する。このた
め、凹凸の激しい足裏の凹部を刺激するときは、底の上
面が高く突出して足裏を効果的に押圧し、凹凸の少ない
足裏を押圧するときには、弾性圧縮性の発泡合成樹脂層
が圧縮されて、底の上面の突出量が少なくなり、足裏を
強く押圧することなく、快適に指圧できる特長がある。
【0024】すなわち、この考案の履物は、発泡合成樹
脂層の圧縮量が、底上面の突出量を調整し、凹凸の程度
が異なるあらゆる立体曲面の足裏を、効果的に、しかも
快適に指圧できる特長を実現する。また、この考案の履
物は、接地底の下面に設けられた指圧凸起で、底の上面
を突出させて指圧するので、歩行することによって、押
圧、非押圧を繰り返して効果的に指圧できる特長も実現
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の一実施例を示す指圧凸起を有する
履物の断面図
【図2】 底の表面部分を示す拡大断面図
【符号の説明】
1…底 1A…非発胞膜 1B…発泡合成樹脂層 2…芯材 3…貫通孔 4…指圧凸起 5…指圧芯

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底が軟質の合成樹脂で成形されると共
    に、接地底の下面に突出して指圧凸起(4)が設けられ
    ている履物において、指圧凸起(4)の設けられた底
    (1)は上面と、指圧凸起(4)の下面とに非発泡膜
    (1A)が設けられており、この指圧凸起(4)の下面
    と、指圧凸起(4)を有する底(1)の上面に設けられ
    ている非発泡膜(1A)の間には、弾性圧縮性を有する
    発泡合成樹脂層(1B)が成形されており、さらに、こ
    の非発泡膜(1A)と発泡合成樹脂層(1B)とは合成
    樹脂でもって一体成形されており、発泡合成樹脂層(1
    B)は、独立気泡の合成樹脂発泡層で、指圧凸起(4)
    の下面と、指圧凸起(4)が設けられた底(1)の上面
    とは、発泡合成樹脂層(1B)を介して連通されてなる
    ことを特徴とする指圧凸起を有する履物。
JP1991029896U 1991-04-02 1991-04-02 指圧凸起を有する履物 Expired - Fee Related JPH0715442Y2 (ja)

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JPS5289223U (ja) * 1975-12-25 1977-07-04

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