JPH0715370B2 - 寸法測定装置 - Google Patents

寸法測定装置

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JPH0715370B2
JPH0715370B2 JP63029585A JP2958588A JPH0715370B2 JP H0715370 B2 JPH0715370 B2 JP H0715370B2 JP 63029585 A JP63029585 A JP 63029585A JP 2958588 A JP2958588 A JP 2958588A JP H0715370 B2 JPH0715370 B2 JP H0715370B2
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明則 宇城
貞男 石井
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ケイオー電子工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、寸法の間接測定のための装置に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題] 従来、大寸法の測定方法として三角測量が知られている
が、この測定では基線測量が必要であり、手間のかかる
寸法実測を省略することができない。また、写真測量の
分野において、写真機の焦点距離と撮影距離との比すな
わち比例尺を一定にしておいて寸法測定対象物を写真撮
影し、この写真上の寸法を比例尺で補正することにより
寸法測定対象物の実寸法を算出することも従来から行な
われているが、寸法算出に非常に手間がかかっていた。
一方、例えば顕微鏡を使用した微小寸法の測定の場合に
寸法測定対象物とともにスケールを写真撮影することも
行なわれているが、スケールと寸法測定対象物との比較
を正確に行うことができず、寸法の精密測定を行うこと
ができなかった。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであって、広
範囲の寸法測定を簡便かつ精密に行うことができる寸法
測定装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前記の目的を達成するために、第1図に示す
次の構成としたものである。
符号6は、寸法測定対象物の画像2と寸法既知物の画像
4とを同一縮尺で表示するとともに水平線と垂直線とか
らなる二組の直線状のカーソルA,Bを各画像2,4に重ねて
表示する画像表示手段である。
符号8は、各組のカーソルA,Bの水平線と垂直線との十
字状の交点HA,HBの水平及び垂直方向の座標値AX,AY
BX,BYを出力して各組のカーソルA,Bの位置を変更する
カーソル座標入力手段である。
符号10は、カーソル座標入力手段8から各カーソル交点
HA,HBの水平及び垂直方向の座標値AX,AY;BX,BYの入
力を受けて、水平方向の両座標値AX,BXの差の平法と、
垂直方向の両座標値AY,BYの差の平方との和の平方根を
座標偏差Wとして出力するカーソル偏差算手段である。
符号12は、画像4が画像表示手段6に表示された寸法既
知物の既知実寸法Lを出力する実寸法入力手段である。
符号14は、寸法既知物の画像4の既知寸法部分の両端に
各カーソル交点HA,HBを重ねた状態の座標偏差Wで既知
実寸法Lを除して得た値を単位寸法lとして出力する単
位寸法算出手段である。
符号16は、この単位寸法lを記憶してこれを出力する記
憶手段である。
符号18は、寸法測定対象物の画像2の測定対象部分の両
端に各カーソル交点HA,HBを重ねた状態の座標偏差Wに
記憶手段16の出力lを乗じて得た値を測定寸法Dとして
出力する測定寸法算出手段である。
本発明に係る寸法測定装置は、以上に説明した画像表示
手段6、カーソル座標入力手段8、カーソル偏差算出手
段10、実寸法入力手段12、単位寸法算出手段14、記憶手
段16及び測定寸法算出手段18からなる。
カーソル座標入力手段8及び実寸法入力手段12としてマ
ウスを用いることができる。
また、各組のカーソルA,Bにおいて、カーソル交点HA,H
Bを他のカーソル部分とは異なる明度で表示することが
できる。
[作用] 本発明に係る寸法測定装置では、まず、カーソル座標入
力手段8の作用によって、画像表示手段6における寸法
既知物の画像4の既知寸法部分の両端に各カーソル交点
HA,HBが重ねられる。すなわち、画像表示手段6が寸法
測定対象物の画像2と寸法既知物の画像4とに重ねて表
示する二組のカーソルA,Bは、水平線と垂直線との交点H
A,HBが、カーソル座標入力手段8から出力されるこれ
らのカーソル交点HA,HBの水平及び垂直方向の座標値
AX,AY;BX,BYで指定される位置に移動する。この際、
カーソル偏差算出手段10もカーソル座標入力手段8から
各カーソル交点HA,HBの水平及び垂直方向の座標値AX
AY;BX,BYの入力を受けて、水平方向の両座標値AX;BX
の差の平方と、垂直方向の両座標値AY,BYの差の平方と
の和の平方根を座標偏差Wとして出力する。
一方、画像4が表示された寸法既知物の既知実寸法Lが
実寸法入力手段12から出力され、この既知実寸法Lが、
前記座標偏差Wとともに単位寸法算出手段14に入力され
る。すると、単位寸法算出手段14は、既知実寸法Lを座
標偏差Wで除して得た値を単位寸法lとして出力し、記
憶手段16がこれを記憶する。
次に、再びカーソル座標入力手段8の作用によって、画
像表示手段6における寸法測定対象物の画像2の測定対
象部分の両端に各カーソル交点HA,HBが重ねられる。カ
ーソル偏差算出手段10は、この位置における各組のカー
ソルA,Bに関し、水平方向の両座標値AX,BXの差の平方
と、垂直方向の両座標値AY,BYの差の平方との和の平方
根を座標偏差Wとして出力する。すると、測定寸法算出
手段18は、カーソル偏差算出手段10から出力される座標
偏差Wに記憶手段16の出力すなわち単位寸法lを乗じて
得た値を測定寸法Dとして出力する。
画像表示手段6は、寸法測定対象物の画像2と寸法既知
物の画像4とを同一縮尺で表示するから、以上の動作に
よって得られる測定寸法Dが寸法測定対象物の測定対象
部分の実寸法に一致する。
カーソル座標入力手段8及び実寸法入力手段12としてマ
ウスを用いる場合には、このマウスを例えば机上で移動
させることによって位置を変更すべき各カーソル交点
HA,HBの水平及び垂直方向の座標値AX,AY;BX,BYを入
力し、マウスのボタン操作によって既知実寸法Lを入力
する。
各組のカーソルA,Bにおいてカーソル交点HA,HBを他の
カーソル部分とは異なる明度で表示することにより、画
像表示手段6においてカーソルA,Bが寸法測定対象物の
画像2や寸法既知物の画像4に重なっても、各画像2,4
に対するカーソル交点HA,HBの位置が見えやすくなる。
[実施例] 第2図は、本発明の実施例に係る寸法測定装置のブロッ
ク図である。
画像表示手段6として機能するCRTディスプレイ20は、
寸法測定対象物の画像2と寸法既知物の画像4とを同一
縮尺でカラー表示するとともに水平線と垂直線とからな
る独立に移動可能な二組のカーソルA,Bを各画像2,4に重
ねて表示する。一方のカーソルAは、カーソル交点HA
白で表示され、他の部分が黒で表示される。他方のカー
ソルBは、カーソルAとの識別のためにカーソル交点HB
が黒で表示され、他の部分が白で表示される。なお、こ
の例において画像4が表示された寸法既知物は、実寸法
が10.0mmのスケールであり、画像2が表示された寸法測
定対象物は三角形であって、この三角形の一辺の寸法を
測定するものとする。ただし、寸法既知物はスケールに
かぎらず、少なくとも1箇所の寸法が既知であればよ
い。また、寸法測定対象物の形状は任意である。
符号22は、CRTディスクプレイ20に表示すべき画像2,4の
入力のための画像入力部である。
符号24はカーソル座標入力手段8及び実寸法入力手段12
として使用されるマウスであって、右ボタン26及び左ボ
タン28を有する。マウス24の詳細構造及びその作用は周
知であるので説明は省略する。
以上のCRTディスプレイ20、画像入力部22及びマウス24
は、入出力インターフェイス30を介してマイクロプロセ
ッサ32に接続される。マイクロプロセッサ32には、さら
にランダムアクセスメモリ(以下、RAMという。)34が
接続される。RAM34は、後に説明するようにして算出さ
れる単位寸法lのほかに、カーソルAの座標値AX,AY
カーソルBの座標値BX,BY等を記憶する。
次に、マイクロプロセッサ32の動作を示す第3図及び第
4図のフローチャートに基づいて、以上の構成の寸法測
定装置の動作を説明する。
ステップ1では、RAM34の記憶内容のうち、カーソルA
の座標値AX,AYやカーソルBの座標値BX,BYを適当な値
に初期化するとともに、単位寸法lを0にし、モードM
を1に設定し、単位記憶Uをm(メートル)に初期化す
る。なお、モードMは、以下に説明するプログラムにお
ける処理内容の切換に使用される。単位記憶Uは、CRT
ディスプレイ20における寸法表示のための単位の記憶で
ある。
ステップ2では、CRTディスプレイ20の画面のカーソル
と文字との表示を初期化する。この際、ステップ1で初
期化されたカーソルAの座標値AX,AYやカーソルBの座
標値BX,BYがCRTディスプレイ20のカーソル制御装置に
与えられ、カーソル交点HA,HBがこれらの指定座標に一
致するように各カーソルA,Bが表示される。文字表示
は、モードが1であること等を内容とする。
ステップ3では、画像入力部22によって寸法測定対象物
と寸法既知物とを一視野内で撮影し、この画像をCRTデ
ィスプレイ20に出力して表示する。
ステップ4では、マウス24の移動の有無を調べ、移動が
ない場合にはステップ5に、移動がある場合にはステッ
プ10に進む。ステップ5では、次の3式によって座標偏
差WX・WY及びWを算出する。ただし、演算予**2は平
方操作を示し、関数SQRTは平方根を示す。
WX=AX−BX ……(1) WY=AY−BY ……(2) W=SQRT(WX**2+WY**2) ……(3) ステップ6では、次の3式によって測定寸法DX,DY及び
Dを算出し、これらの値をCRTディスプレイ20に白色文
字で表示する。
DX=l・WX ……(4) DY=l・WY ……(5) D=l・W ……(6) ステップ7ではマウス24の左ボタン28の押下の有無を調
べ、押下がない場合にはステップ8に進む。ステップ8
では、モードMが1であるか否かを調べ、1である場合
にはステップ9に進む。ステップ9ではマウス24の右ボ
タン26の押下の有無を調べ、押下がない場合にはステッ
プ4にもどる。したがって、マウス24の移動がなく、し
かもその左右のボタン26,28の操作がない場合には、モ
ードMに1を保持しながらステップ4,5,6,7,8及び9の
各処理を繰返す。
マウス24を移動させるとステップ4からステップ10に進
み、モードMが1である場合のマウス24の移動中は、ス
テップ4,10,11,12及び13の処理を繰返すことにより、マ
ウス24の移動をカーソルAの座標値AX,AYの変化として
逐次入力しながら、これらの座標値にしたがってCRTデ
ィスプレイ20のカーソルAを移動させる。このカーソル
移動の際、ステップ10では測定寸法DX,DY及びDの値を
白色表示から赤色表示に変えてこれらの値が不正である
ことを表示する。また、RAM34内の座標値AX,AYの記憶
が逐次更新され、この値がCRTディスプレイ20に逐次表
示される。そして、マウス24の移動が停止すると前記の
ようにステップ4からステップ5に進み、移動後のカー
ソルAの座標値AX,AYをもとにして、座標偏差WX,WY
びW並びに測定寸法DX,DY及びDの値が算出される。
このようにマウス24の移動操作によってカーソルAの移
動を行った後、マウス24の移動を停止させて右ボタン26
を押下すると、この押下がステップ9で検出され、ステ
ップ9からステップ14に進む。ステップ14ではモードM
を2に変更し、モードが2であることをCRTディスプレ
イ20に表示する。
モードMが2に変更されるとステップ8からステップ18
に進み、ステップ18では、モードMが2であるか否かを
調べ、2である場合にはステップ19に進む。ステップ19
ではマウス24の右ボタン26の押下の有無を調べ、押下が
ない場合にはステップ4にもどる。したがって、マウス
24の移動がなく、しかもその左右のボタン26,28の操作
がない場合には、モードMに2を保持しながらステップ
4,5,6,7,8,18及び19の各処理を繰返す。
このときマウス24を移動させるとステップ4からステッ
プ10に進み、モードMが2である場合のマウス24の移動
中は、ステップ4,10,11,15,16及び17の処理を繰返すこ
とにより、マウス24の移動をカーソルBの座標値BX,BY
の変化として逐次入力しながら、これらの座標値にした
がってCRTディスプレイ20のカーソルBを移動させる。
このカーソル移動の際、RAM34内の座標値BX,BYの記憶
は逐次更新され、この値がCRTディスプレイ20に逐次表
示される。
そして、マウス24の移動が停止すると前記と同様にステ
ップ4からステップ5に進み、移動後のカーソルBの座
標値BX,BYをもとにして、座標偏差WX,WY及びW並びに
測定寸法DX,DY及びDの値が算出される。
以上のようにマウス24の移動操作によってカーソルA,B
の移動を行った後に右ボタン26を押下すると、この押下
がステップ19で検出され、ステップ19からステップ20に
進む。ステップ20ではモードMを3に変更し、モードが
3であることをCRTディスプレイ20に表示する。ステッ
プ21では、マウス24の左ボタン28の押下の有無を調べ、
押下のたびに単位記憶Uの値を次に順序にしたがって変
更し、これを表示する。すわわち、単位記憶Uの内容
は、例えばkm,m、cm,mm,μm,nm,インチ,フイート及び
ヤードの9種類の単位の中から選択される。
第5図は、以上の操作によって寸法既知物の画像4の既
知寸法部分の両端に各カーソル交点HA,HBを重ねた状態
のCRTディスプレイ20の画面を示す図であって、単位記
憶Uをmmに変更したものである。
この画面は、左上隅の点Oを原点とし、水平方向すなわ
ちX軸方向に0〜511の座標を有する画素を備え、垂直
方向すなわちY軸方向に0〜478の座標を有する画素を
備える。したがって、右上隅の点P、左下隅の点Q及び
右下隅の点Rの各点の座標は、それぞれ(511,0)、
(0,478)及び(511,478)である。画面上の点Oの近傍
には測定寸法DX,DY及びDの値が表示され、点Qの近傍
には1画素あたりの実寸法を表わす単位寸法lの値が表
示される。同図に示す例では、移動後のカーソル交点
HA,HBの座標がそれぞれ(168,159)及び(411,217)で
あり、これらの座標値が画面上の点Pの近傍に表示され
る。したがって、座標偏差WX,WY及びWの値がそれぞれ
243,58及び250となるが、RAM34に記憶された単位寸法l
が0であるため式(4)〜(6)からわかるように測定
寸法DX,DY及びDの値は0となる。また、DX,DY及びl
の値の単位として単位記憶Uに記憶されたものが使用さ
れ、同図に示す表示が行なわれる。点Rの近傍の数字は
モードMが3であることを示す。
以上のモード3においてマウス24の右ボタン26の押下が
なされると、ステップ23からステップ24に進み、モード
Mを4に変更し、モードが4であることをCRTディスプ
レイ20に表示する。
モード4では、以下のようにして、主に既知実寸法Lの
入力とこのLに基づく単位寸法lの算出及び表示とが行
なわれる。
まず、ステップ25では、以下の処理に使用する制御変数
Zを0に初期化し、これを画面下端の単位表示の右端に
表示する。この際、単位表示の左側の数字は、整数部分
6桁と少数部分5桁とからなる既知実寸法Lの入力値と
して取扱われる。なお、小数点位置は固定されている。
制御変数Zの値は、マウス24の移動によってステップ26
及び27において、0〜9の数字若しくはE,C又はSのア
ルファベットに変更することができる。マウス24の移動
を停止して左ボタン28を押下すると、押下時点の制御変
数Zの内容に応じて次の処理がなされる。
Zが0〜9の数字である場合には、この時点までに表示
されている既知実寸法Lの入力値を1桁ずつ左へシフト
した後、Zを入力値最下位桁にコピーする。直前の入力
桁の訂正を行う場合には、ZをEにして左ボタン28を押
下する。このとき、表示されていた既知実寸法Lの入力
値が1桁ずつ右へシフトし、最上位桁が0となる。した
がって、直前に入力した入力値最下位桁が破棄される。
以上の操作によって、寸法既知物の画像4すなわちスケ
ールの既知実寸法Lを10.000mmの7桁の数字として入力
した状態を第6図に示す。なお、既知実寸法Lの入力値
をゼロクリアする場合にはZをCにして左ボタン28を押
下する。
以上のようにして既知実寸法Lの入力を完了すると、制
御変数ZをSにして左ボタン28を押下する。すると、ス
テップ36に進んで式(7)によって単位寸法lを算出
し、これを表示する。
l=L/W ……(7) ステップ37では前記の式(4)〜(6)による測定寸法
DX,DY及びDの算出をやり直して演算結果を表示する。
第7図はこの時点の画面を示す図であり、この例では既
知実寸法L及び座標偏差Wの値が10.0mm及び250である
から単位寸法lが1画素あたり0.04mmとなり、この値が
RAM34に記憶されるとともに既知実寸法Lにかえて表示
される。このとき、寸法既知物4の水平及び垂直方向の
測定寸法DX,DYがそれぞれ9.72mm及び2.32mmと計算さ
れ、スケール長手方向の測定寸法Dが10.00mmと正確に
計算されて、これらの値が表示される。
マウス24の右ボタン26の押下をステップ38で検出する
と、ステップ39でモードMを1にもどし、モードが1で
あることをCRTディスプレイ20に表示した後、ステップ
4にもどる。
次に、モード1及び2でのマウス24の操作によって各カ
ーソル交点HA,HBを寸法測定対象物の画像2の測定対象
部分の両端に重ねる。この状態を第8図に示す。このと
き、画面の右上隅には、移動後のカーソル交点HA,HB
座標すなわち画像2の測定対象部分の両端の座標が、ス
テップ13及び17においてそれぞれ(85,247)及び(349,
391)と表示され、座標偏差WX,WY及びWの値がステッ
プ5で算出されて、それぞれ184,231及び295.32とな
る。ステップ6における測定寸法算出の際の単位寸法l
の値はRAM34の記憶値が使用され、測定対象部分の水平
及び垂直方向の測定寸法DX,DYの値がそれぞれ10.56mm
及び5.76mmと計算され、同部分の長手方向の測定寸法D
が12.02mmと計算されて、これらの値が表示される。
以上のようにして所望の測定寸法Dが得られた後、モー
ド1又は2においてマウス24の左ボタン28を押下する
と、ステップ7からステップ3にもどり、他の寸法測定
対象物の画像2の入力を行う。ただし、この画像2の縮
尺が先に処理を行った寸法既知物の画像4と同一の縮尺
である場合には、さらに寸法既知物の画像4の入力を行
うことなく既にRAM34に記憶している単位寸法lの値を
利用することができるから、4つのモードのうちモード
1,2の処理だけで測定寸法Dを得ることができる。
なお、寸法測定対象物が円形であってその直径を測定し
たい場合には、第9図に示すようにすればよい。すなわ
ち、例えば各カーソルA,Bの各垂直線で寸法測定対象物
の画像2を挟むように、両垂直線を画像2の外形線に接
する位置まで移動させる。この際、水平線の位置は任意
である。このときに画面に表示される水平方向の測定寸
法DXが所望の直径を与える。
[発明の効果] 以上に説明したように本発明に係る寸法測定装置では、
寸法測定対象物の画像2と寸法既知物の画像4とを同一
縮尺で表示するとともにカーソルA,Bを各画像2,4に重ね
て表示しておき、寸法既知物の画像4の既知寸法部分の
両端にカーソル交点HA,HBを重ね、既知実寸法Lを入力
した後、寸法測定対象物の画像2の測定対象部分の両端
にカーソル交点HA,HBを重ねるだけで所望の測定寸法D
が得られるから、手間のかかる寸法実測を行なわなくと
も広範囲の寸法測定を簡便かつ精密に行うことができ
る。
カーソル座標入力手段8及び実寸法入力手段12としてマ
ウス24を用いれば、マウス24の簡単な操作だけでカーソ
ル交点の座標値AX,AY;BX,BYと既知実寸法Lとの入力
を実行することができる。
カーソルA,Bの色成分及び濃淡が画像2,4に近いほどこれ
らの画像に重なる部分のカーソルが見えにくくなりカー
ソル交点HA,HBの位置調整が困難になるけれども、カー
ソル交点HA,HBを他のカーソル部分とは異なる明度で表
示すれば、その位置が見えやすくなり、カーソルの位置
調整を正確に行うことができ、ひいては測定寸法Dの算
出の正確化をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の構成を示すブロック図、 第2図は、本発明の実施例に係る寸法測定装置のブロッ
ク図、 第3図は、前図のマイクロプロセッサの動作を示すプロ
グラムの一部示すフローチャート、 第4図は、前図のプログラムの他の部分を示すフローチ
ャート、 第5図は、第2図のCRTディスクプレイの画面であっ
て、寸法測定対象物の画像と同時に表示された寸法既知
物の画像の既知寸法部分の両端に各カーソル交点を重ね
た状態を示す図、 第6図は、既知実寸法Lの入力が完了した状態の前図と
同様の図、 第7図は、単位寸法lの表示が完了した状態の第5図と
同様の図、 第8図は、寸法測定対象物の画像の測定対象部分の両端
に各カーソル交点を重ねた状態の第5図と同様の図、 第9図は、他の形の寸法測定対象物の画像を表示した第
2図のCRTディスプレイの画面を示す図である。 符号の説明 2……寸法測定対象物の画像、4……寸法既知物の画
像、6……画像表示手段、8……カーソル座標入力手
段、10……カーソル偏差算出手段、12……実寸法入力手
段、14……単位寸法算出手段、16……記憶手段、18……
測定寸法算出手段、20……CRTディスプレイ、24……マ
ウス、A,B……カーソル、AX,AY……カーソルAのカー
ソル交点HAの座標値、BX,BY……カーソルBのカーソル
交点HBの座標値、D……測定寸法、HA,HB……カーソル
交点、L……既知実寸法、l……単位寸法、W……座標
偏差。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)寸法測定対象物の画像(2)と寸法既
    知物の画像(4)とを同一縮尺で表示するとともに水平
    線と垂直線とからなる二組の直線状のカーソル(A,B)
    を前記各画像(2,4)に重ねて表示する画像表示手段
    (6)と、 b)各組のカーソル(A,B)の水平線と垂直線との十字
    状の交点(HA,HB)の水平及び垂直方向の座標値(AX
    AY;BX,BY)を出力して各組のカーソル(A,B)の位置
    を変更するカーソル座標入力手段(8)と、 c)このカーソル座標入力手段(8)から各カーソル交
    点(HA,HB)の水平及び垂直方向の座標値(AX,AY
    BX,BY)の入力を受けて、水平方向の両座標値(AX
    BX)の差の平方と、垂直方向の両座標値(AY,BY)の差
    の平方との和の平方根を座標偏差(W)として出力する
    カーソル偏差算出手段(10)と、 d)前記寸法既知物の既知実寸法(L)を出力する実寸
    法入力手段(12)と、 e)前記寸法既知物の画像(4)の既知寸法部分の両端
    に各カーソル交点(HA,HB)を重ねた状態の前記座標偏
    差(W)で前記既知実寸法(L)を除して得た値を単位
    寸法(l)として出力する単位寸法算出手段(14)と、 f)この単位寸法(l)を記憶してこれを出力する記憶
    手段(16)と、 g)前記寸法測定対象物の画像(2)の測定対象部分の
    両端に各カーソル交点(HA,HB)を重ねた状態の前記座
    標偏差(W)に前記記憶手段(16)の出力(l)を乗じ
    て得た値を測定寸法(D)として出力する測定寸法算出
    手段(18)とからなる寸法測定装置。
  2. 【請求項2】カーソル座標入力手段(8)及び実寸法入
    力手段(12)としてマウス(24)が用いられる請求項1
    記載の寸法測定装置。
  3. 【請求項3】各組のカーソル(A,B)において、カーソ
    ル交点(HA,HB)が他のカーソル部分とは異なる明度で
    表示される請求項1又は2記載の寸法測定装置。
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