JPH0715350Y2 - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

Info

Publication number
JPH0715350Y2
JPH0715350Y2 JP1988152142U JP15214288U JPH0715350Y2 JP H0715350 Y2 JPH0715350 Y2 JP H0715350Y2 JP 1988152142 U JP1988152142 U JP 1988152142U JP 15214288 U JP15214288 U JP 15214288U JP H0715350 Y2 JPH0715350 Y2 JP H0715350Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
signal
circuit
control
inverter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988152142U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0272684U (ja
Inventor
功一 小林
哲雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Denki Co Ltd filed Critical Sanyo Denki Co Ltd
Priority to JP1988152142U priority Critical patent/JPH0715350Y2/ja
Publication of JPH0272684U publication Critical patent/JPH0272684U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0715350Y2 publication Critical patent/JPH0715350Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、インバータ回路を使用して直流電力を交流電
力に変換するインバータ装置に関するもので、詳しく
は、その閉ループ制御系の安定性及び経済性を向上させ
たインバータ装置に関するものである。
(従来の技術) サイリスタやトランジスタ等の半導体スイッチを用いた
インバータ装置は、半導体スイッチの特性向上によって
100KVA以上の大容量領域まで実用に供されている。ま
た、データ通信システムやOA,FAなどの分野で、機器を
商用電源の停電時にも支障なく運転を継続したいという
ニーズが高く、このようなインバータ装置は無停電電源
装置としても使用されている。
第3図は従来の交流電圧の検出手段によるインバータ装
置を示した図である(例えば特開昭63-15672)。このイ
ンバータ装置は、直流電圧Eiを出力する直流電源1を備
え、この直流電源1からの直流出力はインバータ回路2
に与えられて制御パルス信号の制御に従って交流パルス
Emに変換されるようになっている。インバータ回路2
は、ブリッジ回路3を構成するように接続された半導体
スイッチとしてのスイッチング・トランジスタ4A〜4D
と、各スイッチング・トランジスタ4A〜4Dに逆並列接続
されたダイオード5A〜5Dと、ブリッジ回路3の出力端間
に1次側が接続された変圧器6とで構成されている。変
圧器6から出力された交流パルスEmは、ローパス特性を
有するLCフィルタ7で高調波分が除去され波形整形され
た出力電圧がEoの交流出力として負荷8に与えられるよ
うになっている。LCフィルタ7は負荷電流を通すリアク
タ9と、負荷8に並列接続されたコンデンサ10とから構
成されている。LCフィルタ7と負荷8との間に設けられ
たインバータ出力端子11A,11B間には、変圧器12の1次
側が接続され、出力電圧Eoを取り出すようになってい
る。変圧器12の2次側の電圧V1をフィードバック信号で
ある出力電圧検出信号Efとして得るようになっている。
出力電圧検出信号Efは制御回路13に与えられ、交流出力
を安定化させる制御パルス信号を形成してインバータ回
路2の各スイッチング・トランジスタ4A〜4Dに与えられ
るようになっている。
コンデンサ10に直列に変流器21が接続されコンデンサ電
流Icの検出を行う。変流器21の2次巻線には並列にシャ
ント抵抗22が接続され、このシャント抵抗22の両端には
コンデンサ電流Icに対応した電圧が現れる。
出力電圧検出信号Efの制御回路13の誤差増幅回路14に至
る電路に抵抗24が接続され、抵抗24の両端にはコンデン
サ電流検出信号Ecが抵抗23を介して与えられている。即
ち誤差増幅回路14には出力電圧検出信号Efにコンデンサ
電流検出信号Ecが加算され入力されている。
制御回路13は誤差増幅回路14を備え、誤差増幅回路14は
出力電圧検出信号Efとコンデンサ電流検出信号Ecを加算
した信号(Ef+Ec)と基準信号源15からの正弦波交流の
基準信号Erとを入力とし、両信号(Ef+Ec),Erとの差
分を増幅しその出力に基準信号Erを重畳した信号 {Er+(Er−Ef−Ec)・G}=V2 (但しGは増幅度)を出力するようになっている。誤差
増幅回路14の出力信号V2はパルス幅制御回路16に与えら
れる。
パルス幅制御回路16は交流出力Eoの周波数より高周波の
三角波キャリア信号V3を発生するキャリア信号発生回路
17と、誤差増幅回路14の出力信号V2と三角波キャリア信
号V3とのレベル差を比較して方形波交流信号V4を形成す
る比較整形回路18と方形波交流信号V4を入力信号として
制御パルス信号V5〜V8を形成してインバータ回路2の各
スイッチング・トランジスタ4A〜4Dに分配して与える分
配回路19とで構成されている。この場合、インバータ回
路2と、LCフィルタ7と、変圧器12と、制御回路13とで
電圧制御用の閉ループ制御系20が構成されている。
(考案が解決しようとする課題) このようなインバータ装置では、出力電圧Eoより位相が
90度進んでいるコンデンサ電流Icを電圧制御の閉ループ
制御系20にフィードバックして出力電圧Eoの変化を打消
すような作用をする、すなわち進み位相補償を行い閉ル
ープ制御系20の動作の安定化を計っている。
しかしながら、このインバータ装置ではコンデンサ電流
Icを検出する変流器21が必要である。また、フィルタの
コンデンサ10に流れる電流は高調波を含んでいる。この
電流を検出しフィードバックすると、閉ループ制御系20
はこの高調波分によるノイズの影響をうけ不安定動作を
生ずることがある。
本考案の目的は、進み位相補償を行うためのコンデンサ
電流を検出する変流器を必要とせず、一つの出力電圧検
出用の変圧器で電圧検出を行い、進み位相補償を行うこ
とにより経済的で、かつ、ノイズの影響をうけないで安
定動作を行うインバータ装置を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案は受電した直流電力
を制御パルス信号の制御に従って交流パルスに変換する
インバータ回路と、前記交流パルスを入力として波形整
形された交流出力にして出力するLCフィルタと、前記交
流出力を検出した出力検出信号をフィードバック入力と
することにより前記交流出力を制御する前記制御パルス
信号を形成して前記インバータ回路に与える制御回路と
を備え、前記制御回路は制御の基準となる基準信号と前
記出力検出信号を入力信号として両信号の差分に対応す
る信号を出力する誤差増幅回路と、前記誤差増幅回路の
出力を受けて前記制御パルス信号を形成するパルス幅制
御回路とを有して構成されているインバータ装置におい
て、交流出力を入力とし、2つの出力巻線を有する変圧
器の一方の巻線の出力を抵抗を介して出力検出電圧と
し、他方の巻線の出力をコンデンサを介して前記抵抗の
両端に与えることを特徴とするインバータ装置を要旨と
する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。前述
した従来技術を示す第3図と相対応する部分には同一符
号を付して示してある。したがって、回路の説明は省略
する。なお、実施例は一つの例示であって、本考案の精
神を逸脱しない範囲で、種々の変更あるいは改良を行い
得ることは言うまでもない。
第1図は本考案のインバータ装置の構成例、また第2図
は本考案の制御の動作を説明するための波形図である。
本実施例において交流出力である出力電圧Eoを入力とし
2つの出力巻線を有する変圧器12の一方の巻線の出力V1
を抵抗26を介して出力検出電圧とし、他方の巻線の出力
をコンデンサ25を介して前記抵抗26の両端に与えてい
る。この抵抗26の両端には出力電圧Eoより約90度進み位
相の電圧が、進み電圧検出信号Vcとして現れるようにな
っている。
第2図(A)に出力電圧検出用変圧器12の検出電圧V1を
示す。(B)はもう一方の2次巻線に直列に接続される
コンデンサ26を介して接続された抵抗26の両端に得られ
る進み電圧検出信号Vcの波形を示す。前記検出電圧V1と
進み電圧検出信号Vcとの加算された電圧Vf′(Vf′=V1
+Vc)を制御回路13の誤差増幅回路14のフィードバック
信号として入力する。
基準信号源15は基準正弦波発生回路により形成され、正
弦波交流の基準信号Erが出力され、この基準信号Erが誤
差増幅回路14の他方の入力として与えられるようになっ
ている。
誤差増幅回路14は基準信号Erとフィードバック信号Ef
=V1+Vcとを入力信号として、両信号Er,Ef′の差分に
対応する信号、本実施例では両信号Er,Ef′の差分を増
幅してこれに基準信号Erを重畳した信号{Er+(Er
Ef′)・G}=V2(但しGは増幅度)を出力する。この
信号V2を第2図(C)に示す。この信号V2は比較整形回
路18に入力される。一方、キャリア信号発生回路17から
は第2図(C)に示す如き三角波キャリア信号V3が比較
整形回路18に入力される。比較整形回路18では信号V2と
V3との比較が行われ、信号V2とV3とが交差する点で極性
が変わる第2図(D)に示す如き方形波パルス信号V4が
形成される。この方形波パルス信号V4が分配回路19に入
力され、交流出力の出力電圧Eoを安定化させる制御パル
ス信号V5〜V8が形成され、インバータ回路2の各スイッ
チング・トランジスタ4A〜4Dに与えられる。これにより
各スイッチング・トランジスタ4A〜4Dはスイッチング駆
動される。
(考案の効果) 以上説明したように本考案に係るインバータ装置は、受
電した直流電力を制御パルス信号の制御に従って交流パ
ルスに変換するインバータ回路と、前記交流パルスを入
力として波形整形された交流出力にして出力するLCフィ
ルタと、前記交流出力を検出した出力検出信号をフィー
ドバック入力とすることにより前記交流出力を制御する
前記制御パルス信号を形成して前記インバータ回路に与
える制御回路とを備え、前記制御回路は制御の基準とな
る基準信号と前記出力検出信号を入力信号として両信号
の差分に対応する信号を出力する誤差増幅回路と、前記
誤差増幅回路の出力を受けて前記制御パルス信号を形成
するパルス幅制御回路とを有して構成されているインバ
ータ装置において、交流出力を入力とし、2つの出力巻
線を有する変圧器の一方の巻線の出力を抵抗を介して出
力検出電圧とし、他方の巻線の出力をコンデンサを介し
て前記抵抗の両端に与えることにより、交流出力を入力
とし、2つの出力巻線を有する変圧器の一方の巻線の出
力を抵抗を介して、出力検出電圧とし、他方の巻線の出
力をコンデンサを介して前記抵抗の両端に与えている。
この抵抗の両端に進み電圧検出信号を得て、前記出力検
出電圧と加算し、制御回路にフィードバックすることに
より進み位相補償を行い閉ループ制御系の動作の安定化
を計っている。
このためコンデンサ電流を検出する変流器を必要とせ
ず、出力電圧検出用変圧器1つで構成されているので小
形,経済性の向上が計れる。
また高調波を含んだコンデンサ電流ではなく、平滑され
た出力電圧を使って進み電圧検出信号を得ているため、
ノイズの影響をうけることなく、安定な動作を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るインバータ装置の一実施例の回路
図、第2図(A)〜(H)は第1図の各部の動作波形
図、第3図は従来のインバータ装置の回路図である。 1……直流電源 2……インバータ回路 4A〜4D……スイッチング・トランジスタ 7……LCフィルタ 8……負荷 12……変圧器 13……制御回路 14……誤差増幅回路 15……基準信号源 16……パルス幅制御回路 25……コンデンサ 26……抵抗

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】受電した直流電力を制御パルス信号の制御
    に従って交流パルスに変換するインバータ回路と、前記
    交流パルスを入力として波形整形された交流出力にして
    出力するLCフィルタと、前記交流出力を検出した出力検
    出信号をフィードバック入力とすることにより前記交流
    出力を制御する前記制御パルス信号を形成して前記イン
    バータ回路に与える制御回路とを備え、前記制御回路は
    制御の基準となる基準信号と前記出力検出信号を入力信
    号として両信号の差分に対応する信号を出力する誤差増
    幅回路と、前記誤差増幅回路の出力を受けて前記制御パ
    ルス信号を形成するパルス幅制御回路とを有して構成さ
    れているインバータ装置において、交流出力を入力と
    し、2つの出力巻線を有する変圧器の一方の巻線の出力
    を抵抗を介して出力検出電圧とし、他方の巻線の出力を
    コンデンサを介して前記抵抗の両端に与えることを特徴
    とするインバータ装置。
JP1988152142U 1988-11-22 1988-11-22 インバータ装置 Expired - Lifetime JPH0715350Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988152142U JPH0715350Y2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22 インバータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988152142U JPH0715350Y2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22 インバータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0272684U JPH0272684U (ja) 1990-06-04
JPH0715350Y2 true JPH0715350Y2 (ja) 1995-04-10

Family

ID=31426802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988152142U Expired - Lifetime JPH0715350Y2 (ja) 1988-11-22 1988-11-22 インバータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0715350Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0272684U (ja) 1990-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900004349B1 (ko) 인버터출력전압의 직류분 보정장치
US4348719A (en) Static inverter with energy return
US3564394A (en) Chopper-type alternating current regulator employing amplitude sensor and zero crossing detector
JP2607648B2 (ja) 電力変換装置
JPH0715350Y2 (ja) インバータ装置
JP2632586B2 (ja) 蓋付容器
JPH0343938B2 (ja)
JP3211944B2 (ja) インバータ装置
JP3070314B2 (ja) インバータの出力電圧補償回路
JPH02307374A (ja) 電力変換装置
JPH0640704B2 (ja) インバータの並列運転方法
JP2719745B2 (ja) 直流電源装置の並列運転装置
RU2020710C1 (ru) Преобразователь частоты со звеном постоянного тока
JPS62268395A (ja) 交流電動機給電用3相インバ−タの制御電圧を制御する方法及び装置
JPS6315672A (ja) インバ−タ装置
JP2632587B2 (ja) 電源装置
JP3590175B2 (ja) Pwmコンバ−タ
JPH0713400Y2 (ja) 電源装置のアクティブフィルタ
RU2094935C1 (ru) Фильтр-стабилизатор переменного напряжения
JPH03212162A (ja) パルス幅変調制御整流器の制御回路
JPH1093366A (ja) 電力増幅装置
JP2764528B2 (ja) スイッチング素子のドライブ用電源装置
JPH0937552A (ja) Pwmコンバータ
JPH04289734A (ja) インバータ装置
JPH0736473Y2 (ja) インバータの制御装置