JPH07153021A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドの製造方法

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JPH07153021A
JPH07153021A JP6250062A JP25006294A JPH07153021A JP H07153021 A JPH07153021 A JP H07153021A JP 6250062 A JP6250062 A JP 6250062A JP 25006294 A JP25006294 A JP 25006294A JP H07153021 A JPH07153021 A JP H07153021A
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Japan
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core
gap
center core
bobbin
magnetic head
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Yoshinori Watanabe
良典 渡辺
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ギャップ長を正確に設定し得る磁気ヘッドの製
造方法を提供することを目的とする。 【構成】予め両側の前記サイドコア20のギャップ形成
部24を連結部20aにより互いに連結して前記サイド
コア20をリング状に形成するとともに、コイル2を巻
回したボビン1の透孔5に前記センタコア4を挿入し、
前記センタコア4の先端部の側面の一方にギャップ板1
1を密着し、前記ボビン1を前記センタコア4の先端部
が前記サイドコア20のギャップ形成部24に挿入され
るように前記サイドコア20に挿入し、前記センタコア
4の先端部の側面の他方に非磁性材を注入し、固化させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は消去ヘッドに関し、特に
複数のギャップを形成するコア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の消去ヘッドを図2を用いて説明す
る。
【0003】図において、1はボビンで、このボビン1
はコイル2を巻回する胴部3と、センタコア4を挿入す
る透孔5と、端子6とから形成されている。胴部3の端
部には鍔部7が形成されており、この鍔部7を後述する
サイドコア8の内壁の側面に強嵌合することで、センタ
コア4をサイドコア8の所定の位置に位置決めができる
ように形成されている。センタコア4はフェライト等の
磁性材により略I字状に形成されている。またサイドコ
ア8はセンタコア4と同様にフェライト等の磁性材によ
りU字状に形成され、上部に間隙9が、下部に凹部10
が設けられている。このように形成された構成部品の組
立は、まず、図2(a)に示すように、ボビン1の透孔
5にセンタコア4を挿入する。次に、センタコア4の端
部の側面の一方に非磁性材からなるギャップ板11を密
着させて、センタコア4をサイドコア8の間隙9と凹部
10とに合せながら鍔部7をサイドコア8に強嵌合させ
て挿入して組立体14を形成する。この強嵌合により、
ギャップ板11はサイドコア8の側壁に押圧されて一方
のギャップ12が決まり、他方のギャップ13も必然的
に形成される。他方のギャップ13には、組立体14を
固着するために樹脂を注入するが、この樹脂が同時に注
入される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、複数のギャップ12、13長の形
成はボビン1の鍔部7をサイドコア8の内壁の側面に強
嵌合することで行っており、鍔部7が挿入されると間隙
9は必然的に所定寸法以上に広がり、ギャップ12、1
3長を広くし消去効率の低下を招くなどの課題があっ
た。本発明はギャップ長を正確に設定し得る磁気ヘッド
の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では上記のような
課題を解決するために、センタコアの両側にサイドコア
を取付けて、前記センタコアと前記サイドコアとの間隙
でギャップを形成する消去ヘッドの製造方法において、
予め両側の前記サイドコアのギャップ形成部を連結部に
より互いに連結して前記サイドコアをリング状に形成す
るとともに、コイルを巻回したボビンの透孔に前記セン
タコアを挿入し、前記センタコアの先端部の側面の一方
にギャップ板を密着し、前記ボビンを前記センタコアの
先端部が前記サイドコアのギャップ形成部に挿入される
ように前記サイドコアに挿入し、前記センタコアの先端
部の側面の他方に非磁性材を注入し、固化させる。
【0006】さらに、この磁気ヘッドの製造方法におい
て、前記ボビンの鍔部を前記サイドコアの内壁の両側面
に強嵌合させて挿入する。
【0007】またさらに、この磁気ヘッドの製造方法に
おいて、前記サイドコアのギャップ形成面と対向する位
置に凹部を設け、前記センタコアの後端部を前記凹部に
挿入する。
【0008】
【作用】本発明によれば、予め両側のサイドコアのギャ
ップ形成部を連結部により互いに連結してサイドコアを
リング状に形成するとともに、コイルを巻回したボビン
の透孔にセンタコアを挿入し、センタコアの先端部の側
面の一方にギャップ板を密着し、前記ボビンをセンタコ
アの先端部がサイドコアのギャップ形成部に挿入される
ようにサイドコアに挿入し、センタコアの先端部の側面
の他方に非磁性材を注入し、固化させる。これにより、
ギャップ形成部の幅、センタコアの幅及びギャップ板の
厚さがそれぞれ正確に加工されていれば、センタコアを
一方に押圧位置決めし、他方のギャップとなるべき部分
に非磁性材を充填することにより、一方及び他方のギャ
ップ長を正確に設定することができる。
【0009】さらに、この磁気ヘッドの製造方法におい
て、ボビンの鍔部を前記サイドコアの内壁の両側面に強
嵌合させて挿入する。これにより、強嵌合時にセンタコ
アをギャップ形成部の一方に押圧位置決めすることがで
きる。
【0010】またさらに、この磁気ヘッドの製造方法に
おいて、サイドコアのギャップ形成面と対向する位置に
凹部を設け、前記センタコアの後端部を前記凹部に挿入
する。これにより、サイドコアとセンタコアとの固定が
極めて安定する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照してこの実施例を説明す
る。
【0012】図1は、この発明の一実施例の消去ヘッド
を示すもので、従来技術と同一部品には同一符号を付与
し詳細な説明を省略する。
【0013】図において20はサイドコアでこのサイド
コア20はフェライト等の磁性材により矩形状に形成さ
れ略長方形の穴21が形成されている。サイドコア20
のテープ摺接面側にある上辺部にはギャップ22、23
を形成するためのギャップ形成部24が設けられ、テー
プ摺接面側と反対側の下辺部にはセンタコア4の後端部
を挿入する凹部25が設けられている。前記ギャップ形
成部24の幅は、センタコア4の先端部にギャップ板1
1を密着して挿入し一方のギャップ22を形成すると共
に、他方のギャップ23長が得られる幅に形成されてい
る。また、ギャップ形成部24は予め連結部20aによ
りにより連結されている。これにより、サイドコア20
にセンタコア4を位置決めする際に、後述するごとくボ
ビン1の鍔部7を強嵌合でサイドコア20に挿入する
時、あるいは樹脂の膨張収縮によりサイドコア20が広
げられてギャップ長が広くなることは無く、安定したギ
ャップ長が得られ消去効率が向上する。またギャップ形
成部24が連結されているため、ギャップ形成部が組立
中に欠けることが無い等の効果を奏する。
【0014】次に、消去ヘッドの組立工程について説明
する。
【0015】まず、図1(a)に示すように、コイル2
を巻回し端子6を取付けたボビン1の透孔5にセンタコ
ア4を挿入し取付ける。そして、図1(b)に示すよう
にセンタコア4の先端部の側面の一方にギャップ板11
を密着して、図1(c)に示すようにボビン1をサイド
コア20に挿入し取付ける。このボビン1のサイドコア
20への挿入取付は、センタコア4の先端部をギャップ
形成部24に、後端部を凹部25に挿入しながらボビン
1の鍔部7をサイドコア20の内壁の両側面に強嵌合さ
せて取付けて組立体26を形成する。この時にギャップ
板11により一方のギャップ22が決まり、他方のギャ
ップ23も必然的に形成される。このギャップ23への
樹脂の注入は組立体26を固着するための樹脂を注入す
る際に同時に行われる。
【0016】このようにして形成された組立体26を図
1(c)に示すようにテープ摺接面を非対称に円弧研磨
を行い消去ヘッドが形成される。
【0017】尚、円弧研磨を非対称とするのは、消去ヘ
ッドは記録・再生ヘッドに密着して取付けることから消
去ヘッドと記録・再生ヘッドとを合せて対称の円弧にす
るためである。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、予め両側のサイドコア
のギャップ形成部を連結部により互いに連結してサイド
コアをリング状に形成するとともに、コイルを巻回した
ボビンの透孔にセンタコアを挿入し、センタコアの先端
部の側面の一方にギャップ板を密着し、ボビンをセンタ
コアの先端部がサイドコアのギャップ形成部に挿入され
るようにサイドコアに挿入し、センタコアの先端部の側
面の他方に非磁性材を注入し、固化させる。これによ
り、ギャップ形成部の幅、センタコアの幅及びギャップ
板の厚さがそれぞれ正確に加工されていれば、センタコ
アを一方に押圧位置決めし、他方のギャップとなるべき
部分に非磁性材を充填することにより、一方及び他方の
ギャップ長を正確に設定することができる。
【0019】さらに、この磁気ヘッドの製造方法におい
て、ボビンの鍔部をサイドコアの内壁の両側面に強嵌合
させて挿入する。これにより、強嵌合時にセンタコアを
ギャップ形成部の一方に押圧位置決めすることができ
る。
【0020】またさらに、この磁気ヘッドの製造方法に
おいて、サイドコアのギャップ形成面と対向する位置に
凹部を設け、センタコアの後端部を凹部に挿入する。こ
れにより、サイドコアとセンタコアとの固定が極めて安
定する。従って、センタコアが傾いてしまうことを極力
防止することができる。よって、凹部におけるセンタコ
アとサイドコアとの接合部に著しく隙間を生じることが
なく、磁気的特性が低下することがなく、歩留りが向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す消去ヘッドの組立工程
を示す分解斜視図
【図2】従来の消去ヘッドの組立工程を示す分解斜視図
【符号の説明】
1 ボビン 2 コイル 4 センタコア 5 透孔 7 鍔部 11 ギャップ板 20 サイドコア 20a 連結部 21 穴 22 ギャップ 23 ギャップ 24 ギャップ形成部 25 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタコアの両側にサイドコアを取付け
    て、前記センタコアと前記サイドコアとの間隙でギャッ
    プを形成する消去ヘッドの製造方法において、予め両側
    の前記サイドコアのギャップ形成部を連結部により互い
    に連結して前記サイドコアをリング状に形成するととも
    に、コイルを巻回したボビンの透孔に前記センタコアを
    挿入し、前記センタコアの先端部の側面の一方にギャッ
    プ板を密着し、前記ボビンを前記センタコアの先端部が
    前記サイドコアのギャップ形成部に挿入されるように前
    記サイドコアに挿入し、前記センタコアの先端部の側面
    の他方に非磁性材を注入し、固化させることを特徴とす
    る磁気ヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気ヘッドの製造方法に
    おいて、前記ボビンの鍔部を前記サイドコアの内壁の両
    側面に強嵌合させて挿入することを特徴とする磁気ヘッ
    ドの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の磁気ヘッドの製
    造方法において、前記サイドコアのギャップ形成面と対
    向する位置に凹部を設け、前記センタコアの後端部を前
    記凹部に挿入することを特徴とする磁気ヘッドの製造方
    法。
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