JPH07152897A - 図面表示装置 - Google Patents

図面表示装置

Info

Publication number
JPH07152897A
JPH07152897A JP5298119A JP29811993A JPH07152897A JP H07152897 A JPH07152897 A JP H07152897A JP 5298119 A JP5298119 A JP 5298119A JP 29811993 A JP29811993 A JP 29811993A JP H07152897 A JPH07152897 A JP H07152897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
drawn
scale
created
reduction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5298119A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Tanaka
啓資 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP5298119A priority Critical patent/JPH07152897A/ja
Publication of JPH07152897A publication Critical patent/JPH07152897A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Generation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 図面をあらかじめ定めたルールに基づきベク
トルデータによる図面とイメージデータによる図面とを
自動的に切替えて描画する。 【構成】 CPU1は縮尺が規定値以上であるか否かに
よってイメージデータa1による図面とベクトルデータ
a2による図面とを自動選択してCRT4に描画する。
また、縮小と拡大との一方または両方の指示継続中は図
面を縮小または拡大しつつCRT4に描画するようにす
れば、縮小・拡大の操作性が向上できる。さらに、縮小
と拡大との一方または両方の指示でCRT4にウインド
ウを形成し、CRT4に描画された図面をそのままと
し、上記縮小と拡大との一方または両方の指示継続中は
図面を縮小または拡大しつつウインドウに描画するよう
にすれば、初めに描画された図面と縮小図または拡大図
との比較が容易にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンピュータグラフィ
ック技術を利用し陰極線管装置(以下、CRT装置と称
する)のような出力装置に図面を描画する図面表示装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図27は従来の図面表示装置を示す構成
図、図28は同従来の図面表示装置のフローチャート、
図29は同従来の図面表示装置における拡大再描画のフ
ローチャート、図30は同従来の図面表示装置における
縮小再描画のフローチャートである。この従来の図面表
示装置の類似構造は特開昭64−72263号公報に開
示されている。
【0003】図27において、1は中央処理装置、2は
主メモリ、3は固定ディスク、4は出力装置としてのC
RT装置、5は入力装置としてのキーボード、6は別の
入力装置としてマウスである。上記主メモリ2は中央処
理装置1を動作するためのシステムベースとしてのプロ
グラムを格納し、固定ディスク3には例えば電力事業、
ガス事業、上下水道事業、通信事業などのような各種設
備事業で使用される設備管理用の図面データがあらかじ
め格納され、主メモリ2と固定ディスク3とCRT装置
4とキーボード5およびマウス6が中央処理装置1に個
別に接続され、これら中央処理装置1と主メモリ2と固
定ディスク3とCRT装置4とキーボード5およびマウ
ス6がコンピュータグラフィックの技法で図面を表示す
るコンピュータになっている。
【0004】次に上記従来の図面表示装置の動作を図2
8乃至図30のフローチャートを用いて説明する。図2
8においてコンピュータが起動されて図面表示処理を開
始し、ステップ1001では操作者が例えば或る地域の
設備管理用の図面をCRT装置4に描画しようとしてキ
ーボード5やマウス6を用いて上記描画しようとする或
る地域の図面番号を指定すると、ステップ1002では
中央処理装置1が固定ディスク3に格納された設備管理
用の図面データから上記指定された図面番号に対応する
或る地域の図面データを呼び出し、ステップ1003で
はCRT装置4での画面の図面表示範囲のサイズの初期
設定が行われ、ステップ1004では上記呼び出された
図面データに対応した図面をCRT装置4に描画して図
面表示処理の1サイクルを終わる。
【0005】このように或る地域の図面がCRT装置4
に描画された状態において、その描画された図面の一部
を拡大する場合には、図29において、操作者がキーボ
ード5またはマウス6を操作してプルダウンメニューを
CRT装置4に表示させることによって、拡大描画処理
が始まり、ステップ1101では操作者がキーボード5
またはマウス6で上記プルダウンメニュー中の「拡大」
を選択して指示し、ステップ1102では操作者がCR
T装置4に描画された図面上の拡大しようとする拡大領
域の第1位置にカーソルを移動してマウス6でクリック
し、ステップ1103では操作者が第1位置の対角線上
に位置する第2位置にカーソルを移動してマウス6でク
リックする。つまり、ステップ1102,1103で操
作者がCRT装置4に描画された図面の拡大領域をベク
トルデータを用いる線群からなるポリゴンPで矩形に囲
んで指定すると、ステップ1104では中央処理装置1
がCRT装置4の画面の図面表示範囲のサイズと上記ポ
リゴンPで囲まれた拡大領域のサイズとの比率によって
拡大率を計算し、ステップ1105では中央処理装置1
が上記指定された拡大領域の図面データを上記計算され
た拡大率にもとづく図面としてCRT装置4の画面の図
面表示範囲いっぱいに拡大するように図面表示範囲を制
御して再描画する。
【0006】また、上記或る地域の図面がCRT装置4
に描画された状態において、その描画された図面を縮小
する場合には、図30において、操作者がキーボード5
またはマウス6を操作してプルダウンメニューをCRT
装置4に表示させることによって、縮小描画処理が始ま
り、ステップ1201では操作者がキーボード5または
マウス6で上記プルダウンメニュー中の「縮小」を選択
して指示し、ステップ1202では操作者がCRT装置
4の画面の図面表示範囲いっぱいに描画された図面を縮
小して描画しようとする縮小領域の第1位置にカーソル
を移動してマウス6でクリックし、ステップ1203で
は操作者が第1位置の対角線上に位置する第2位置にカ
ーソルを移動してマウス6でクリックする。つまり、ス
テップ1202,1203で操作者がCRT装置4に縮
小領域をポリゴンPで矩形に囲んで指定すると、ステッ
プ1204では中央処理装置1がCRT装置4の画面の
図面表示範囲のサイズと上記ポリゴンPで囲まれた縮小
領域のサイズとの比率によって縮小率を計算し、ステッ
プ1205では中央処理装置1が上記CRT装置4の画
面の図面表示範囲いっぱいに描画された図面データを上
記計算された縮小率にもとづく図面として上記指定され
た縮小領域に収納するように図面表示範囲を制御して再
描画する。
【0007】ところで、上記従来の図面表示装置の固定
ディスク3には例えば営業所単位というような管轄エリ
アの図面データがメッシュ単位にイメージデータだけで
またはベクトルデータだけで登録されている。このイメ
ージデータは紙などに曲線などの複雑な形を含む形状に
描かれた設備管理用図面をイメージリータで読み取って
固定ディスク3などのメモリに記憶(格納)したもので
ある。また、上記ベクトルデータはコンピュータによる
方法と人間系でのインプットによる方法とで作成された
ものである。このコンピュータによるベクトル化は紙な
どに描かれた設備管理用図面をイメージリーダで読み取
り、このイメージデータをスイッチ的に追跡して直線や
シンボルなどを認識させベクトルデータを作る方法であ
る。人間系でのインプットによるベクトル化は紙などに
描かれた図面を見ながらCRT装置4の画面上に点や図
柄の座標を入力しながらベクトルデータを作る方法であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の図面表
示装置は以上のように固定ディスク3にあらかじめ格納
された設備管理用の図面データがイメージデータまたは
ベクトルデータのいずれか一方で構成されており、どの
ような縮尺であっても設備管理用の図面をイメージデー
タまたはベクトルデータだけでしか表示できなかったた
め、CRT装置4に広い地域をまとめて表示する場合と
狭い地域を詳細に表示する場合とでイメージデータとベ
クトルデータとを使いわけることができなかった。
【0009】また、上記従来の図面表示装置では上述の
ように拡大または縮小したい縮尺まで何回も操作する必
要があった。
【0010】また、拡大または縮小途中の図面を確認す
ることができなかった。
【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、この発明の1つの目的はメモ
リにイメージデータとベクトルデータとからなる設備管
理用の図面データを格納しておき、描画しようとする図
面の縮尺が規定値以上または未満である場合に、その縮
尺による図面をあらかじめ定めたルールに基づきベクト
ルデータまたはイメージデータに自動的に切替えて描画
できる図面表示装置を提供することである。
【0012】この発明の別の目的は描画された図面を縮
小または拡大する際に、縮小または拡大の指示が継続中
は図面の縮小または拡大の動作を続行しつつ描画するこ
とによって、縮小または拡大の操作性が向上できる図面
表示装置を提供することである。
【0013】この発明のさらに別の目的は描画された図
面を縮小または拡大する際に、縮小または拡大の指示に
よって出力装置の画面の一部に縮小図または拡大図を描
画するための専用ウインドウを生じさせ、上記縮小また
は拡大の指示継続中は初めに描画された図面をそのまま
保持しつつ、その図面を縮小または拡大し、その縮小図
または拡大図を専用ウインドウ中に描画することによっ
て、初めに描画された図面と縮小図または拡大図との比
較が容易にできる図面表示装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した第1
の発明における図面表示装置は、図1に示すように、メ
モリAと縮尺設定手段Bと縮尺判定手段CとCRT装置
のような出力装置Dと描画手段Eとを備え、メモリAに
イメージデータで作成された図面データa1とベクトル
データで作成された図面データa2とから構成された設
備管理用の図面データをあらかじめ格納しておき、縮尺
設定手段Bが描画しようとする図面の縮尺を設定する
と、この縮尺が規定値以上であるかを縮尺判定手段Cが
判断し、この縮尺判定手段Cでの縮尺が規定値以上であ
るという判断結果によって描画手段EがメモリAからイ
メージデータで作成された図面データa1を読み出して
図面を出力装置Dに描画する一方、上記縮尺判定手段C
での縮尺が規定値未満であるという判断結果によって描
画手段EがメモリAからベクトルデータで作成された図
面データa2を読み出して図面を出力装置Dに描画する
ように構成されている。
【0015】請求項2に記載した第2の発明における図
面表示装置は、図2に示すように、メモリAと縮尺設定
手段Bと縮尺判定手段CとCRT装置のような出力装置
Dと描画手段Fとを備え、メモリAにイメージデータで
作成された図面データa1とベクトルデータで作成され
た図面データa2とから構成された設備管理用の図面デ
ータをあらかじめ格納しておき、縮尺設定手段Bが描画
しようとする図面の縮尺を設定すると、この縮尺が規定
値以上であるかを縮尺判定手段Cが判断し、この縮尺判
定手段Cでの縮尺が規定値以上であるという判断結果に
よって描画手段FがメモリAからベクトルデータで作成
された図面データa2を読み出して図面を出力装置Dに
描画する一方、上記縮尺判定手段Cでの縮尺が規定値未
満であるという判断結果によって描画手段FがメモリA
からイメージデータで作成された図面データa1を読み
出して図面を出力装置Dに描画するように構成されてい
る。
【0016】請求項3に記載した第3の発明における図
面表示装置は、図3に示すように、メモリGと読み出し
手段Hと描画手段Iと縮尺変更手段Jと描画変更手段K
とCRT装置のような出力装置Dとを備え、メモリGに
設備管理用の図面データa3をあらかじめ格納してお
き、読み出し手段Hが操作者の操作による読み出し指示
を描画手段Iに出力すると、描画出力IがメモリGから
読み出し指示に応じた図面データa3を読み出しこの読
み出された図面データa3に応じた図面を出力装置Dに
描画する一方、縮尺変更手段Jが操作者によって上記出
力装置Dに描画された図面の縮小と拡大との一方または
両方を指示すると、この縮尺変更指示継続中は描画変更
手段Kが図面を縮小または拡大しつつその縮尺図または
拡大図を出力装置Dに描画するように構成されている。
【0017】請求項4に記載した第4の発明における図
面表示装置は、図4に示すように、メモリGと読み出し
手段Hと描画手段Iと縮尺変更手段Jとウインドウ設定
手段Lとウインドウ内描画手段MとCRT装置のような
出力装置Dとを備え、メモリGに設備管理用の図面デー
タa3をあらかじめ格納しておき、読み出し手段Hが操
作者による読み出し指示を描画指示Iに出力すると、描
画手段IがメモリGから読み出し指示に応じた図面デー
タa3を読み出しこの読み出された図面データa3に応
じた図面を出力装置Dに描画する一方、縮尺変更手段J
が操作者によって図面の縮小と拡大との一方または両方
を指示すると、ウインドウ設定手段Lが出力装置の画面
の一部に縮小図または拡大図を描画するための専用ウイ
ンドウWを形成し、上記縮尺変更手段Jによる指示継続
中はウインドウ内描画手段Mが上記出力装置Dに描画さ
れた図面を保持したままその図面を縮小または拡大しそ
の縮尺図または拡大図を上記専用ウインドウWに描画す
るように構成されている。
【0018】
【作用】この第1の発明に係る図面表示装置は、描画し
ようとする図面の縮尺が規定値以上である場合にはメモ
リAからイメージデータで作成された図面データa1を
読み出し、このイメージデータで作成された図面データ
a1に応じた図面を出力装置Dに描画し、これとは逆に
描画しようとする図面の縮尺が規定値未満である場合に
はメモリAからベクトルデータで作成された図面データ
a2を読み出し、このベクトル図面データa2に応じた
図面を出力装置Dに描画する。
【0019】この第2の発明に係る図面表示装置は、描
画しようとする図面の縮尺が規定値以上である場合には
メモリAからベクトルデータで作成された図面データa
2を読み出し、このベクトルデータで作成された図面デ
ータa2に応じた図面を出力装置Dに描画し、これとは
逆に描画しようとする図面の縮尺が規定値未満である場
合にはメモリAからイメージデータで作成された図面デ
ータa1を読み出し、このイメージデータで作成された
図面データa1に応じた図面を出力装置Dに描画する。
【0020】この第3の発明に係る図面表示装置は、描
画を行うための読み出し指示によって、メモリGから図
面データa3を読み出し、この図面データa3に応じた
図面を出力装置Dに描画する。そして、縮小と拡大との
一方または両方の指示継続中は図面を縮小または拡大し
つつ、その縮小図または拡大図を出力装置Dに描画す
る。
【0021】この第4の発明に係る図面表示装置は、描
画を行うための読み出し指示によって、メモリGから図
面データa3を読み出し、この図面データa3に応じた
図面を出力装置Dに描画する。そして、縮小と拡大との
一方または両方の指示によって、出力装置Dに専用ウイ
ンドウWを形成するとともに、上記出力装置Dに描画さ
れた図面をそのままとし、上記縮小と拡大との一方また
は両方の指示継続中は図面を縮小または拡大しつつ、そ
の縮小図または拡大図を専用ウインドウWに描画する。
【0022】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図5乃至図26
を用い前述の従来例と同一部分に同一符号を付して説明
する。
【0023】実施例1.(請求項1に対応) 図5はこの発明の実施例1としての図面表示装置を示す
構成図、図6はこの実施例1のフローチャート、図7は
この実施例1のベクトルデータによる図面データの縮小
時の説明図である。
【0024】図5において、図面表示装置を構成するコ
ンピュータは中央処理装置1を備え、この中央処理装置
1には主メモリ2と固定ディスク3とCRT装置4とキ
ーボード5とマウス6とが個別に接続されている。
【0025】固定ディスク3には図面データがあらかじ
め格納され、この図面データはイメージデータで作成さ
れた図面データa1とベクトルデータで作成された図面
データa2とから構成されている。このイメージデータ
で作成された図面データa1は紙などに描かれた設備管
理用図面をコンピュータの入力装置を構成する図外のイ
メージリータで読み取り、このイメージデータを中央処
理装置1が主メモリ2に記憶されたシステムベースとし
てのプログラムにしたがって固定ディスク3に図面デー
タa1として記憶することによって作成される。上記ベ
クトルデータで作成された図面データa2は操作者が紙
などに描かれた設備管理用図面をもとにキーボード5や
マウス6などでベクトル化したデータとして中央処理装
置1に入力し、この入力されたベクトルデータを中央処
理装置1が上記プログラムにしたがって固定ディスク3
に図面データa2として記憶することによって作成され
る。
【0026】前記中央処理装置1は前記図1に示した縮
尺設定手段Bと縮尺判定手段Cと描画手段Eとを備え、
この中央処理装置1がキーボード5やマウス6からの或
る地域の指示および描画しようとする図面の縮尺1/N
によって固定ディスク3に格納されたイメージデータで
作成された図面データa1から或る地域の図面データa
1またはベクトルデータで作成された図面データa2か
ら或る地域の図面データa2のいずれか一方を選択的に
切り出し、この切り出された図面データに応じた図面を
上記縮尺1/Nにもとづき前記図1に示した出力装置D
を構成するCRT装置4の画面に描画する。また、この
中央処理装置1には上記縮尺1/Nの大小によってイメ
ージデータで作成された図面データa1とベクトルデー
タで作成された図面データa2とを選択する基準値とし
ての規定値があらかじめ設定されている。つまり、操作
者によるキーボード5やマウス6の操作によって、或る
地域の指示が中央処理装置1に入力されると、中央処理
装置1は図面の縮尺1/Nを設定し、その設定した縮尺
1/Nが中央処理装置1にあらかじめ設定された規定値
以上であるか否かを判断し、その縮尺1/Nが規定値以
上の場合には中央処理装置1が固定ディスク3からイメ
ージデータで作成された図面データa1を読み出し、こ
の図面データa1に応じた図面を上記縮尺1/Nにもと
づき出力装置Fに描画し、これとは逆に上記縮尺1/N
が規定値未満である場合には中央処理装置1が固定ディ
スク3からベクトルデータで作成された図面データa2
を読み出し、この図面データa2に応じた図面を上記縮
尺1/NにもとづきCRT装置4に描画する。
【0027】前記マウス6はクリック操作を行うための
クリック釦6aを備えている。
【0028】次に、この実施例1の図面表示装置の動作
を図6に示すフローチャートを用いて説明する。すなわ
ち、コンピュータが起動された状態において、ステップ
101〜103に示すように、操作者がキーボード5ま
たはマウス6の操作にてCRT装置4に表示されたプル
ダウンメニュー中の「図面表示」を選択して指示した
後、操作者が或る地域の設備管理用の図面をCRT装置
4に描画しようとしてキーボード5やマウス6を用いて
上記描画しようとする或る地域を表す図面番号を入力し
て「実行」を指示し、さらに操作者がキーボード5やマ
ウス6の操作にて図面の縮尺1/Nの初期設定を行う。
そして、中央処理装置1が上記縮尺1/Nの分母Nが規
定値以上であるかを判断し(ステップ112)、その判
断結果に応じ、ステップ113〜116に示す描画処理
よって上記操作者の指定による或る地域のイメージデー
タで作成された図面データa1に応じた図面を縮尺1/
NにもとづきCRT装置4の画面の図面表示範囲に描画
するか、ステップ117〜121に示す描画処理によっ
て上記操作者の指定による或る地域のベクトルデータで
作成された図面データa2に応じた図面を縮尺1/Nに
もとづきCRT装置4の画面の図面表示範囲に描画す
る。
【0029】このように或る地域の図面がCRT装置4
に描画された状態において、その描画された図面を縮小
する場合には、ステップ104〜107に示すように、
操作者がキーボード5またはマウス6の操作にてCRT
装置4に表示されたプルダウンメニュー中の「縮小」を
選択して指示し、CRT装置4の画面の図面表示領域い
っぱいに描画された図面を指定された領域内に縮小して
描画させるための縮小領域の第1位置にカーソルを移動
してクリック釦6aの操作にてクリックし、その第1位
置の対角線上に位置する第2位置にカーソルを移動して
クリック釦6aの操作にてクリックすることによって、
上記縮小領域をCRT装置4の画面にベクトルデータを
用いる線群からなるポリゴンで矩形に囲むなどのように
指定した後、中央処理装置1がCRT装置4に描画され
ている図面の番号としての対象図面番号を決定してステ
ップ111に進む。なお、イメージデータの場合は1つ
の図面データが全地域のような比較的広い地域を管理し
ている。しかし、ベクトルデータの場合は1つの図面デ
ータが比較的狭い地域ごとを管理しているので、例えば
図7のa図に斜線を施した部分の図面データa2−1に
よる図面をCRT装置4に初めに描画し、その描画され
た図面の縮小を進めて行き、図面データa2−1に隣接
していて初めに描画されていない領域の図面データa2
−2,a2−3,………,a2−nによる図面をCRT
装置4に出力しようとする場合、初めの表示範囲外の図
面データa2−2,a2−3,………,a2−n中の図
7のb図に多数の点々を施した部分bがCRT装置4の
画面に描画されないことになる。このようなことから、
上記図6のステップ107では対象図面番号を決定し、
縮小が進んで上記表示範囲外の図面データがCRT装置
4に描画されなくなるような場合に、その表示範囲外の
図面データを呼び出して、上記図7のb図に多数の点々
を施した部分bがCRT装置4の画面に描画されないこ
とがないようにしている。
【0030】また、上記のように或る地域の図面がCR
T装置4に描画された状態において、その描画された図
面を拡大する場合には、図6のステップ108〜110
に示すように、操作者がキーボード5またはマウス6の
操作にてCRT装置4に表示されたプルダウンメニュー
中の「拡大」を選択して指示し、或る領域内の図面をC
RT装置4の画面の図面表示領域いっぱいに拡大して描
画させるための拡大領域の第1位置にカーソルを移動
し、このカーソルをマウス6のクリック釦6aの操作に
てクリックし、その第1位置の対角線上に位置する第2
位置にカーソルを移動し、このカーソルをマウス6のク
リック釦6aの操作にてクリックすることによって、上
記拡大領域をCRT装置4の画面にポリゴンで矩形に囲
むなどのように指定した後、中央処理装置1がステップ
111に進む。
【0031】上記ステップ111では中央処理装置1が
CRT装置4の画面の図面表示範囲サイズと上記ポリゴ
ンで囲まれた縮小領域のサイズまたは拡大領域のサイズ
との比率によって縮小率または拡大率なる縮尺1/Nを
計算してステップ112に進む。そして、中央処理装置
1はステップ112で上記縮尺1/Nの分母Nが上記規
定値以上であるかを判断し、その判断結果に応じ、ステ
ップ113〜116に示す処理よって上記操作者の指定
による或る地域のイメージデータで作成された図面デー
タa1に応じた図面をCRT装置4に描画するか、ステ
ップ117〜121に示す処理によって上記操作者の指
定による或る地域のベクトルデータで作成された図面デ
ータa2に応じた図面をCRT装置4に描画する。
【0032】ここで、上記ステップ113〜116に示
すイメージデータを使用する描画処理とステップ117
〜121に示すベクトルデータを使用する描画処理とを
上記ステップ101〜104での図面表示指示とステッ
プ104〜107での図面縮小表示指示とステップ10
8〜110での図面拡大表示指示との関係を踏まえて具
体的に説明する。
【0033】(1−1)上記図面表示指示後において、
上記図面の縮尺1/Nの分母Nが規定値以上である場合
(ステップ112がYES)は、上記操作者によって指
示された図面番号に対応するイメージデータで作成され
た図面データa1が固定ディスク3から主メモリ2に読
み込まれていない状態であるので、ステップ113にお
ける上記操作者によって指示された図面番号に対応する
イメージデータで作成された図面データa1の固定ディ
スク3から主メモリ2への読み込み済みかの判断はNO
となる。そして、図面表示処理がコンピュータを起動し
たまま初めの或る地域の図面を描画した後の別の或る地
域の図面表示処理である場合のように、固定ディスク3
から主メモリ2にベクトルデータで作成された図面デー
タa2が書き込まれていることもあるので、ステップ1
14において、中央処理装置1が主メモリ2への読み込
み済み図面データのクリア(消去)処理を行った後、ス
テップ115,116において、中央処理装置1が上記
操作者によって指示された或る地域のイメージデータで
作成された図面データa1を固定ディスク3から読み出
して主メモリ2に読み込むとともにその図面データa1
を上記縮尺1/Nにもとづく或る地域の図面としてCR
T装置4に描画する。なお、上記図面表示処理がコンピ
ュータを起動したまま初めの或る地域の図面を描画した
後の別の地域の図面表示処理であって、初めの図面表示
処理時における図面の縮尺1/Nの分母Nが規定値以上
である場合にはステップ113での判断はYESとなる
が、このステップ113がYESの場合はステップ11
6に進む。
【0034】(1−2)上記図面表示指示後において、
上記図面の縮尺1/Nの分母Nが規定値未満である場合
(ステップ112がNO)は、上記操作者によって指示
された図面番号に対応するベクトルデータで作成された
図面データa2が固定ディスク3から主メモリ2に読み
込まれていない状態であるので、ステップ117におけ
る上記操作者によって指示された図面番号に対応するベ
クトルデータで作成された図面データa2の固定ディス
ク3から主メモリ2への読み込み済みかの判断はNOと
なる。そして、図面表示処理がコンピュータを起動した
まま初めの或る地域の図面を描画した後の別の或る地域
の図面表示処理である場合のように固定ディスク3から
主メモリ2にイメージデータで作成された図面データa
1が書き込まれていることもあるので、ステップ118
において、中央処理装置1が主メモリ2への読み込み済
み図面データのクリア(消去)処理を行った後、ステッ
プ119,120,121において、中央処理装置1が
上記操作者によって指示された或る地域のベクトルデー
タで作成された図面データa2を固定ディスク3から読
み出して主メモリ2に読み込むとともにその図面データ
a2を上記縮尺1/Nにもとづく或る地域の図面として
CRT装置4に描画する。なお、上記図面表示処理がコ
ンピュータを起動したまま初めの或る地域の図面を描画
した後の別の或る地域の図面表示処理であって、初めの
図面表示処理時における図面の縮尺1/Nの分母Nが規
定値未満である場合にはステップ117での判断はYE
Sとなるが、このステップ117がYESの場合はステ
ップ119に進む。
【0035】(2−1−a)上記図面縮小指示後で、か
つ、上記縮小率なる縮尺1/Nの計算後において、上記
計算された縮尺1/Nの分母Nが規定値以上であって、
上記図面表示処理によってCRT装置4の画面には操作
者の指定による或る地域のイメージデータで作成された
図面データa1にもとづく図面が描画されている場合
(ステップ112,113が共にYES)は、ステップ
116において、中央処理装置1が上記CRT装置4の
画面に描画されたイメージデータで作成された図面デー
タa1を上記計算された縮小率にもとづく図面として上
記CRT装置4に上記縮小領域に納まるように縮小して
再描画する。
【0036】(2−1−b)上記図面縮小指示後で、か
つ、上記縮小率なる縮尺1/Nの計算後において、上記
計算された縮尺1/Nの分母Nが規定値以上であって、
上記図面表示処理によってCRT装置4の画面には操作
者の指定による或る地域のベクトルデータで作成された
図面データa2にもとづく図面が描画されている場合
(ステップ112がYES、ステップ113がNO)
は、ステップ114,115,116において、中央処
理装置1が主メモリ2からベクトルデータで作成された
図面データa2をクリア(消去)してCRT装置4に描
かれた図面も消去した後、上記操作者によって指示され
た或る地域のイメージデータで作成された図面データa
1を固定ディスク3から読み出して主メモリ2に読み込
むとともにそのイメージデータで作成された図面データ
a1を上記計算された縮小率にもとづく図面として上記
CRT装置4に上記縮小領域に納まるように縮小して再
描画する。
【0037】(2−2−a)上記図面縮小指示後で、か
つ、上記縮小率なる縮尺1/Nの計算後において、上記
計算された縮尺1/Nの分母Nが規定値未満であって、
上記図面表示処理によってCRT装置4の画面には操作
者の指定による或る地域のベクトルデータで作成された
図面データa2にもとづく図面が描画されている場合
(ステップ112がNO、ステップ117,119が共
にYES)は、ステップ121において、中央処理装置
1が上記CRT装置4の画面に描画されたベクトルデー
タで作成された図面データa2を上記計算された縮小率
にもとづく図面として上記CRT装置4に上記縮小領域
に納まるように縮小して再描画する。
【0038】(2−2−b)上記図面縮小指示後で、か
つ、上記縮小率なる縮尺1/Nの計算後において、上記
計算された縮尺1/Nの分母Nが規定値未満であって、
上記図面表示処理によってCRT装置4の画面には操作
者の指定による或る地域のイメージデータで作成された
図面データa1にもとづく図面が描画されている場合
(ステップ112,117,119が共にNO)は、ス
テップ118,120,121において、中央処理装置
1が主メモリ2からイメージデータで作成された図面デ
ータa1をクリア(消去)してCRT装置4に描かれた
図面も消去した後、上記操作者によって指示された或る
地域のベクトルデータで作成された図面データa2を固
定ディスク3から読み出して主メモリ2に読み込むとと
もにそのベクトルデータで作成された図面データa2を
上記計算された縮小率にもとづく図面として上記CRT
装置4に上記縮小領域に納まるように縮小して再描画す
る。
【0039】(3−1−a)上記図面拡大指示後で、か
つ、上記拡大率なる縮尺1/Nの計算後において、上記
計算された縮尺1/Nの分母Nが規定値以上であって、
上記図面表示処理によってCRT装置4の画面には操作
者の指定による或る地域のイメージデータで作成された
図面データa1にもとづく図面が描画されている場合
(ステップ112,113が共にYES)は、ステップ
116において、中央処理装置1が上記CRT装置4の
画面に描画されて指定された拡大領域中のイメージデー
タで作成された図面データa1を上記計算された拡大率
にもとづく図面としてCRT装置4に画面の図面表示範
囲いっぱいとなるように拡大して再描画する。
【0040】(3−1−b)上記図面拡大指示後で、か
つ、上記拡大率なる縮尺1/Nの計算後において、上記
計算された縮尺1/Nの分母Nが規定値以上であって、
上記図面表示処理によってCRT装置4の画面には操作
者の指定による或る地域のベクトルデータで作成された
図面データa2にもとづく図面が描画されている場合
(ステップ112がYES、ステップ113がNO)
は、ステップ114,115,116において、中央処
理装置1が主メモリ2からベクトルデータで作成された
図面データa2をクリア(消去)してCRT装置4に描
かれた図面も消去した後、上記操作者によって指示され
た或る地域のイメージデータで作成された図面データa
1を固定ディスク3から読み出して主メモリ2に読み込
むとともにそのイメージデータで作成された図面データ
a1における上記指定された拡大領域中の図面データa
1を上記計算された拡大率にもとづく図面としてCRT
装置4に画面の図面表示範囲いっぱいとなるように拡大
して再描画する。
【0041】(3−2−a)上記図面拡大指示後で、か
つ、上記拡大率なる縮尺1/Nの計算後において、上記
計算された縮尺1/Nの分母Nが規定値未満であって、
上記図面表示処理によってCRT装置4の画面には操作
者の指定による或る地域のベクトルデータで作成された
図面データa2にもとづく図面が描画されている場合
(ステップ112がNO、ステップ117,119が共
にYES)は、ステップ121において、中央処理装置
1が上記CRT装置4の画面に描画されて指定された拡
大領域中のベクトルデータで作成された図面データa2
を上記計算された拡大率にもとづく図面としてCRT装
置4に画面の図面表示範囲いっぱいとなるように拡大し
て再表示する。
【0042】(3−2−b)上記図面拡大指示後で、か
つ、上記拡大率なる縮尺1/Nの計算後において、上記
計算された縮尺1/Nの分母Nが規定値未満であって、
上記図面表示処理によってCRT装置4の画面には操作
者の指定による或る地域のイメージデータで作成された
図面データa1にもとづく図面が描画されている場合
(ステップ112,117,119が共にNO)は、ス
テップ118,120,121において、中央処理装置
1が主メモリ2からイメージベデータで作成された図面
データa1をクリア(消去)してCRT装置4に描かれ
た図面も消去した後、上記操作者によって指示された或
る地域のベクトルデータで作成された図面データa2を
固定ディスク3から読み出して主メモリ2に読み込むと
ともにそのベクトルデータで作成された図面データa2
における上記指定された拡大領域中の図面データa2を
上記計算された拡大率にもとづく図面としてCRT装置
4に画面の図面表示範囲いっぱいとなるように拡大して
再描画する。
【0043】要するにこの実施例1によれば、描画しよ
とする図面の縮尺1/Nが中央処理装置1にあらかじめ
設定した規定値以上である場合にはメモリAとしての固
定ディスク3からイメージデータで作成された図面デー
タa1を読み出し、このイメージデータで作成された図
面データa1に応じた図面を縮尺1/Nにもとづき出力
装置DとしてのCRT装置4に描画し、これとは逆に描
画しよとする図面の縮尺1/Nが規定値未満である場合
には固定ディスク3からベクトルデータで作成された図
面データa1を読み出し、このベクトルデータで作成さ
れた図面データa2に応じた図面を縮尺1/Nにもとづ
きCRT装置4に描画する。つまり、上記縮尺1/Nが
規定値以上のときはイメージデータによる図面を表示
し、上記縮尺1/Nが規定値未満のときはベクトルデー
タによる図面を表示するというように、イメージデータ
による図面とベクトルデータによる図面とをCRT装置
4に選択的に描画することができる。
【0044】実施例2.(請求項2に対応) 図8はこの発明の実施例2としての図面表示装置を示す
構成図、図9はこの実施例2のフローチャートである。
【0045】図8において、図面表示装置を構成するコ
ンピュータの中央処理装置1には主メモリ2と固定ディ
スク3とCRT装置4とキーボード5とクリック釦6a
を有するマウス6とが個別に接続され、主メモリ2には
システムベースとしてのプログラムが記憶され、固定デ
ィスク3にはイメージデータで作成された図面データa
1とベクトルデータで作成された図面データa2とをか
ら構成された設備管理用の図面データがあらかじめ格納
されている。中央処理装置1は前記図2に示した縮尺設
定手段Bと縮尺判定手段Cと描画手段Fとを備え、この
中央処理装置1はキーボード5やマウス6からの或る地
域の指定が入力されると、描画しようとする図面の縮尺
1/Nが中央処理装置1にあらかじめ設定された規定値
以上であるか否かを判断し、この縮尺1/Nが規定値以
上のときは固定ディスク3に格納されたベクトルデータ
で作成された図面データa2から或る地域の図面データ
a2を読み出し、この読み出したベクトルデータで作成
された図面データa2による図面を縮尺1/Nにもとづ
きCRT装置4に描画し、逆に上記縮尺1/Nが規定値
未満のときは固定ディスク3からイメージデータで作成
された図面データa1から或る地域の図面データa1を
読み出し、この読み出したイメージデータで作成された
図面データa1による図面を縮尺1/NにもとづきCR
T装置4の画面に描画する。
【0046】次にこの実施例2の図面表示装置の動作を
図9のフローチャートを用いて説明する。コンピュータ
が起動された状態において、ステップ201〜203に
示すように、操作者がキーボード5またはマウス6の操
作にてCRT装置4に表示されたプルダウンメニュー中
の「図面表示」を指示した後、操作者が或る地域の設備
管理用の図面をCRT装置4に描画しようとしてキーボ
ード5やマウス6を用いて上記描画しようとする或る地
域の図面番号を入力して「実行」を指示し、さらに操作
者がキーボード5やマウス6の操作にて描画しようとす
る図面の縮尺1/Nの初期設定を行う。そして、中央処
理装置1が上記縮尺1/Nの分母Nが規定値以上である
かを判断し(ステップ212)、その判断結果に応じ、
ステップ213〜216に示す描画処理よって上記操作
者の指定による或る地域のベクトルデータで作成された
図面データa2に応じた図面を縮尺1/NにもとづきC
RT装置4の画面の図面表示範囲に描画するか、ステッ
プ217〜221に示す描画処理によって上記操作者の
指定による或る地域のイメージデータで作成された図面
データa1に応じた図面を縮尺1/NにもとづきCRT
装置4の画面の図面表示範囲に描画する。
【0047】このように或る地域の図面がCRT装置4
に描画された状態において、その描画された図面を縮小
する場合には、ステップ204〜207に示すように、
操作者がキーボード5またはマウス6の操作にてCRT
装置4に表示されたプルダウンメニュー中の「縮小」を
選択して指示し、CRT装置4の画面上での縮小領域の
第1位置にカーソルを移動してマウス6のクリック釦6
aの操作にてクリックし、CRT装置4の画面上での縮
小領域の第2位置にカーソルを移動してマウス6のクリ
ック釦6aの操作にてクリックすることによって、CR
T装置4の画面に縮小領域をポリゴンで矩形に囲むなど
のように指定した後、中央処理装置1が描画されている
対象図面番号を決定してステップ111に進む。
【0048】また、上記のように或る地域の図面がCR
T装置4に描画された状態において、その描画された図
面を拡大する場合には、ステップ208〜210に示す
ように、操作者がキーボード5またはマウス6の操作に
てCRT装置4に表示されたプルダウンメニュー中の
「拡大」を選択して指示し、CRT装置4の画面上での
拡大領域の第1位置にカーソルを移動してクリック釦6
aの操作にてクリックし、CRT装置4の画面上での拡
大領域の第2位置にカーソルを移動してクリック釦6a
の操作にてクリックすることによって、CRT装置4の
画面上に拡大領域をポリゴンで矩形に囲むなどのように
指定した後、中央処理装置1がステップ211に進む。
【0049】上記ステップ111では中央処理装置1が
CRT装置4の画面の図面表示範囲のサイズとポリゴン
で囲まれた縮小領域のサイズまたは拡大領域のサイズと
の比率によって縮小率または拡大率なる縮尺1/Nを計
算してステップ212に進む。そして、中央処理装置1
はステップ212で縮尺1/Nの分母Nが規定値以上で
あるかを判断し、その判断結果に応じ、ステップ213
〜216に示すベクトルデータを使用する描画処理とス
テップ217〜221に示す処理によって上記操作者の
指定による或る地域のベクトルデータで作成された図面
データa2に応じた図面をCRT装置4に描画するか、
ステップ217〜222に示す処理によって上記操作者
の指定による或る地域のイメージデータで作された図面
データa1に応じた図面をCRT装置4に描画する。
【0050】ここで、上記ステップ213〜216に示
すベクトルデータを使用する描画処理とステップ217
〜220に示すイメージデータを使用する描画処理とを
上記ステップ201〜203での図面表示指示とステッ
プ204〜207での図面縮小表示指示とステップ20
8〜210での図面拡大表示指示との関係を踏まえて具
体的に説明する。
【0051】(4−1)上記図面表示指示後において、
操作者によって設定された縮尺1/Nの分母Nが規定値
以上である場合(ステップ212がYES)は、操作者
によって指示された図面番号に対応するベクトルデータ
で作成された図面データa2が固定ディスク3から主メ
モリ2に読み込まれていない状態であるので、ステップ
213における図面番号に対応するベクトルデータで作
成された図面データa2の固定ディスク3から主メモリ
2への読み込み済みかの判断はNOとなる。そして、図
面表示処理がコンピュータを起動したまま初めの或る地
域の図面を描画した後の別の或る地域の図面表示処理で
ある場合のように、固定ディスク3から主メモリ2にイ
メージデータで作成された図面データa1が読み込まれ
ていることもあるので、ステップ214において、中央
処理装置1が主メモリ2への読み込み済み図面データの
クリア(消去)処理を行った後、ステップ215,21
6において、中央処理装置1が上記操作者によって指示
された或る地域のベクトルデータで作成された図面デー
タa2を固定ディスク3から読み出して主メモリ2に読
み込むとともにそのベクトルデータで作成された図面デ
ータa2を上記縮尺1/Nにもとづく或る地域の図面と
してCRT装置4に描画する。
【0052】(4−2)上記図面表示指示後において、
操作者によって設定された縮尺1/Nの分母Nが規定値
未満である場合(ステップ212がNO)は、操作者に
よって指示された図面番号に対応するイメージデータで
作成された図面データa1が固定ディスク3から主メモ
リ2に読み込まれていない状態であるので、ステップ2
17における図面番号に対応するベクトルデータで作成
された図面データa1の固定ディスク3から主メモリ2
への読み込み済みかの判断はNOとなる。そして、図面
表示処理がコンピュータを起動したまま初めの或る地域
の図面を描画した後の別の或る地域の図面表示処理であ
る場合のように、固定ディスク3から主メモリ2にベク
トルデータで作成された図面データa2が書き込まれて
いることもあるので、ステップ218において、中央処
理装置1が主メモリ2への読み込み済み図面データのク
リア(消去)処理を行った後、ステップ219,22
0,221において、中央処理装置1が操作者によって
指示された或る地域のイメージデータで作成された図面
データa1を固定ディスク3から読み出して主メモリ2
に読み込むとともにそのイメージデータで作成された図
面データa1を上記縮尺1/Nにもとづく或る地域の図
面としてCRT装置4に描画する。
【0053】(5−1−a)上記図面縮小指示後で、か
つ、上記縮小率なる縮尺1/Nの計算後において、その
計算された縮尺1/Nの分母Nが規定値以上であって、
上記図面表示処理によってCRT装置4の画面には操作
者の指定による或る地域のベクトルデータで作成された
図面データa2にもとづく図面が描画されている場合
(ステップ212,213が共にYES)は、ステップ
216において、中央処理装置1が上記CRT装置4の
画面に描画されたベクトルデータで作成された図面デー
タa2を計算された縮小率にもとづく図面として上記C
RT装置4に上記縮小領域に納まるように縮小して再描
画する。
【0054】(5−1−b)上記図面縮小指示後で、か
つ、上記縮小率なる縮尺1/Nの計算後において、その
計算された縮尺1/Nの分母Nが規定値以上であって、
上記図面表示処理によってCRT装置4の画面には操作
者の指定による或る地域のイメージデータで作成された
図面データa1にもとづく図面が描画されている場合
(ステップ212がYES、ステップ213がNO)
は、ステップ214,215,216において、中央処
理装置1が主メモリ2からイメージデータで作成された
図面データa1をクリア(消去)してCRT装置4に描
かれた図面も消去した後、上記操作者によって指示され
た或る地域のベクトルデータで作成された図面データa
2を固定ディスク3から読み出して主メモリ2に読み込
むとともにそのベクトルデータで作成された図面データ
a2を上記計算された縮小率にもとづく図面として上記
CRT装置4に上記縮小領域に納まるように縮小して再
描画する。
【0055】(5−2−a)上記図面縮小指示後で、か
つ、上記縮小率なる縮尺1/Nの計算後において、上記
計算された縮尺1/Nの分母Nが規定値未満であって、
上記図面表示処理によってCRT装置4の画面には操作
者の指定による或る地域のイメージデータで作成された
図面データa1にもとづく図面が描画されている場合
(ステップ212がNO、ステップ217,219が共
にYES)は、ステップ221において、中央処理装置
1が上記CRT装置4の画面に描画されたイメージデー
タで作成された図面データa1を上記計算された縮小率
にもとづく図面として上記CRT装置4に上記縮小領域
に納まるように縮小して再描画する。
【0056】(5−2−b)上記図面縮小指示後で、か
つ、上記縮小率なる縮尺1/Nの計算後において、上記
計算された縮尺1/Nの分母Nが規定値未満であって、
上記図面表示処理によってCRT装置4の画面には操作
者の指定による或る地域のベクトルデータで作成された
図面データa2にもとづく図面が描画されている場合
(ステップ212,217,219が共にNO)は、ス
テップ218,220,221において、中央処理装置
1が主メモリ2からベクトルデータで作成された図面デ
ータa2をクリア(消去)してCRT装置4に描かれた
図面も消去した後、上記操作者によって指示された或る
地域のイメージデータで作成された図面データa1を固
定ディスク3から読み出して主メモリ2に読み込むとと
もにそのイメージデータで作成された図面データa1を
上記計算された縮小率にもとづく図面として上記CRT
装置4に上記縮小領域に納まるように縮小して再描画す
る。
【0057】(6−1−a)上記図面拡大指示後で、か
つ、上記拡大率なる縮尺1/Nの計算後において、上記
計算された縮尺1/Nの分母Nが規定値以上であって、
上記図面表示処理によってCRT装置4の画面には操作
者の指定による或る地域のベクトルデータで作成された
図面データa2にもとづく図面が描画されている場合
(ステップ212,213が共にYES)は、ステップ
216において、中央処理装置1が上記CRT装置4の
画面に描画されて指定された拡大領域中のベクトルデー
タで作成された図面データa2を上記計算された拡大率
にもとづく図面としてCRT装置4に画面の図面表示範
囲いっぱいとなるように拡大して再描画する。
【0058】(6−1−b)上記図面拡大指示後で、か
つ、上記拡大率なる縮尺1/Nの計算後において、上記
計算された縮尺1/Nの分母Nが規定値以上であって、
上記図面表示処理によってCRT装置4の画面には操作
者の指定による或る地域のイメージデータで作成された
図面データa2にもとづく図面が描画されている場合
(ステップ212がYES、ステップ213がNO)
は、ステップ214,215,216において、中央処
理装置1が主メモリ2からイメージデータで作成された
図面データa1をクリア(消去)してCRT装置4に描
かれた図面も消去した後、上記操作者によって指示され
た或る地域のベクトルデータで作成された図面データa
2を固定ディスク3から読み出して主メモリ2に読み込
むとともにそのベクトルデータで作成された図面データ
a2における上記指定された拡大領域中の図面データa
2を上記計算された拡大率にもとづく図面としてCRT
装置4に画面の図面表示範囲いっぱいとなるように拡大
して再描画する。
【0059】(6−2−a)上記図面拡大指示後で、か
つ、上記拡大率なる縮尺1/Nの計算後において、上記
計算された縮尺1/Nの分母Nが規定値未満であって、
上記図面表示処理によってCRT装置4の画面には操作
者の指定による或る地域のイメージデータで作成された
図面データa1にもとづく図面が描画されている場合
(ステップ212がNO、ステップ217,219が共
にYES)は、ステップ221において、中央処理装置
1が上記CRT装置4の画面に描画されて指定された拡
大領域中のイメージデータで作成された図面データa1
を上記計算された拡大率にもとづく図面としてCRT装
置4に画面の図面表示範囲いっぱいとなるように拡大し
て再描画する。
【0060】(6−2−b)上記図面拡大指示後で、か
つ、上記拡大率なる縮尺1/Nの計算後において、上記
計算された縮尺1/Nの分母Nが規定値未満であって、
上記図面表示処理によってCRT装置4の画面には操作
者の指定による或る地域のベクトルデータで作成された
図面データa2にもとづく図面が描画されている場合
(ステップ212,217,219が共にNO)は、ス
テップ218,220,221において、中央処理装置
1主メモリ2からベクトルデータで作成された図面デー
タa2をクリア(消去)してCRT装置4に描かれた図
面も消去した後、上記操作者によって指示された或る地
域のイメージデータで作成された図面データa2を固定
ディスク3から読み出して主メモリ2に読み込むととも
にそのイメージデータで作成された図面データa1にお
ける上記指定された拡大領域中の図面データa1を上記
計算された拡大率にもとづく図面としてCRT装置4に
画面の図面表示範囲いっぱいとなるように拡大して再描
画する。
【0061】要するにこの実施例2によれば、描画しよ
うとする図面の縮尺1/Nが中央処理装置1にあらかじ
め設定した規定値以上である場合はメモリAとしての固
定ディスク3からベクトルデータで作成された図面デー
タa2を読み出し、このベクトルデータで作成された図
面データa2に応じた図面を縮尺1/Nにもとづき出力
装置Fに描画し、これとは逆に上記縮尺1/Nが規定値
未満である場合は固定ディスク3からイメージデータで
作成された図面データa1を読み出し、このイメージデ
ータで作成された図面データa1に応じた図面を縮尺1
/Nにもとづき出力装置Fに描画する。つまり、上記縮
尺1/Nが規定値以上のときはベクトルデータによる図
面を表示し、上記縮尺1/Nが規定値未満のときはイメ
ージデータによる図面を表示するというように、ベクト
ルデータによる図面とイメージデータによる図面とをC
RT装置4に選択的に描画することができる。
【0062】実施例3.(請求項3に対応) 図10はこの発明の実施例3としての図面表示装置を示
す構成図、図11はこの実施例3のフローチャート、図
12はこの実施例3の拡大図面表示範囲を決定する過程
の説明図である。
【0063】図10において、図面表示装置を構成する
コンピュータの中央処理装置1には主メモリ2と固定デ
ィスク3とCRT装置4とキーボード5とマウス6とが
個別に接続されている。このマウス6はクリック釦6a
と図面の拡大を指示する拡大釦6bとを有し、主メモリ
2にはシステムベースとしてのプログラムが記憶され、
固定ディスク3には設備管理用の図面データa3があら
かじめ格納され、中央処理装置1は前記図3に示した読
み出し手段Hと描画手段Iと縮尺変更手段Jと描画変更
手段Kとを備え、中央処理装置1はキーボード5やマウ
ス6からの或る地域の指定が入力されると、固定ディス
ク3に格納された図面データa3から或る地域の図面デ
ータa3を読み出し、この図面データa3に応じた図面
をCRT装置4に描画する。この状態において、操作者
がマウス6の拡大釦6bをオン操作(押し下げ)し続け
ると、その拡大釦6bがオンされた間中はCRT装置4
に描画された図面を連続的に拡大しつつ描画し、操作者
が拡大釦6bをオフ操作した位置での拡大図が上記描画
された図面に代替してCRT装置4に新たに描画され
る。上記図面データa3はイメージデータとベクトルデ
ータとの一方または両方で作成される。
【0064】次にこの実施例3の図面表示装置の動作を
図11のフローチャートを用いて説明する。コンピュー
タが起動され操作者の指示による或る地域の図面がCR
T装置4に描画された状態において、操作者がキーボー
ド5またはマウス6の操作にてCRT装置4に表示され
たプルダウンメニュー中の「拡大」を指示するとともに
クリック釦6aによるカーソルの移動位置でのクリック
操作によってCRT装置4の画面上に拡大領域をポリゴ
ンで矩形に囲むなどのように指定し、さらに操作者がキ
ーボード5またはマウス6の操作にてカーソルをCRT
装置4の画面上での拡大図を描画しようとする部分の中
心位置に移動して停止した後、操作者が拡大釦6bをオ
ン操作すると、中央処理装置1が図11のステップ30
1〜305に示す拡大描画処理を開始する。
【0065】すなわち、上記拡大釦6bがオン操作され
たならば(ステップ301がYES)、ステップ302
〜305に示すように、上記移動停止したカーソル位置
を検出し、その検出したカーソル位置を例えばCRT装
置4の画面に対するA(Xa,Ya)のようなX−Y座
標の位置データとして主メモリ2に記憶し、拡大釦6b
がオフ操作(リリース)されるまでは拡大率を例えば2
Xd(i−1)および2Yd(i−1)のように計算
し、CRT装置4の画面に対する上記検出したカーソル
位置A(Xa,Ya)を中心とした拡大図面表示範囲の
位置を決定し、この決定した拡図面表示範囲内いっぱい
に上記ポリゴンで囲まれた拡大領域中の図面を拡大して
描画する。この拡大領域の拡大とその拡大領域内への拡
大図の描画とは拡大釦6bがオン操作されている間中繰
り返され、拡大釦6bがオフ操作されることによって終
わる。
【0066】ここで、前記ステップ304での処理を図
12を用いて説明する。ステップ304aにおいて、C
RT装置4の画面に或る地域の図面データ12−1に応
じた図面が描画された状態において、その図面データ1
2−1中に拡大領域12−2がポリゴンで囲まれ、カー
ソル位置A(Xa,Ya)がCRT装置4の画面上での
拡大図を描画しようとする部分の中心位置に移動停止さ
れ、拡大釦6bが押し下げられた直後にカーソル位置A
(Xa,Ya)を中心とした拡大図面表示範囲12−3
が決定される。そして、ステップ304bにおいて、拡
大釦6bのオン操作継続単位時間i=1を設定する。引
き続き、ステップ304cにおいて、オン操作連続単位
時間iでの第1回目の拡大図面表示範囲12−4の横幅
をXr=Xs−2Xd(i−1)なる式から計算すると
ともに、同拡大図面表示範囲12−4の縦幅をYr=Y
s−2Yd(i−1)なる式から計算し、この計算した
拡大図面表示範囲12−4の上記カーソル位置A(X
a,Ya)を中心とするCRT装置4の画面に対する位
置が決定される。この位置決めされた拡大図面表示範囲
12−4内に上記第1回目の拡大図が描画される。この
描画後にはステップ301bに戻りiをカウントアップ
し、拡大図面表示範囲12−4の横幅と縦幅とを再度計
算する。結果として、マウス6の拡大釦6bがリリース
されるまで拡大図面表示範囲12−4がステップ301
cに点線で示す第1回目の拡大図面表示範囲12−4
(i=1)およびステップ301cに実線で示す第2回
目以降の拡大図面表示範囲12ー4(i=2以降)のよ
うに徐々に大きくなり、この拡大図面表示範囲12−4
の拡大に伴いその中に描画される図面も徐々に拡大す
る。
【0067】要するにこの実施例3によれば、操作者の
拡大指示継続中はCRT装置4に描画された図面の拡大
領域部分がカーソル位置A(Xa,Ya)を中心として
連続的に拡大しつつ描画され、その拡大図の確認が容易
となる。
【0068】実施例4.(請求項3に対応) 図13はこの発明の実施例4としての図面表示装置を示
す構成図、図14はこの実施例4のフローチャート、図
15はこの実施例4の縮小図面表示範囲を決定する過程
の説明図である。
【0069】図13において、図面表示装置を構成する
コンピュータの中央処理装置1には主メモリ2と固定デ
ィスク3とCRT装置4とキーボード5とマウス6とが
個別に接続されている。このマウス6はクリック釦6a
と縮小を指示する縮小釦6cとを有し、主メモリ2には
システムベースとしてのプログラムが記憶され、固定デ
ィスク3には設備管理用の図面データa3があらかじめ
格納され、中央処理装置1は前記図3に示した読み出し
手段Hと描画手段Iと縮尺変更手段Jと描画変更手段K
とを備え、中央処理装置1はキーボード5やマウス6か
らの或る地域の指定が入力されると、固定ディスク3に
格納された図面データa3から或る地域の図面データa
3を読み出し、この図面データa3に応じた図面をCR
T装置4に描画する。この状態において、操作者がマウ
ス6の縮小釦6cをオン操作し続けると、その縮小釦6
cがオンされた間中はCRT装置4に描画された図面を
連続的に縮小しつつ描画し、操作者が縮小釦6cをオフ
操作した位置での縮小図が上記描画された図面に代替し
てCRT装置4に新たに描画される。
【0070】次にこの実施例4の図面表示装置の動作を
図14のフローチャートを用いて説明する。コンピュー
タが起動され操作者の指示による或る地域の図面がCR
T装置4に描画された状態において、操作者がキーボー
ド5またはマウス6の操作にてCRT装置4に表示され
たプルダウンメニュー中の「縮小」を指示するとともに
クリック釦6aによるカーソルの移動位置でのクリック
操作によってCRT装置4の画面上に縮小領域をポリゴ
ンで矩形に囲むなどのように指定し、さらに操作者がキ
ーボード5またはマウス6の操作にてカーソルをCRT
装置4の画面上での縮小図を描画しようとする部分の中
心位置に移動して停止した後、操作者が拡大釦6bをオ
ン操作すると、中央処理装置1が図14のステップ40
1〜405に示す縮小描画処理を開始する。
【0071】すなわち、上記縮小釦6cがオン操作され
たならば(ステップ401がYES)、ステップ402
〜405に示すように、上記移動停止したカーソル位置
を検出し、その検出したカーソル位置を例えばCRT装
置4の画面に対するA(Xa,Ya)のようなX−Y座
標の位置データとして主メモリ2に記憶し、縮小釦6c
がオフ操作(リリース)されるまでは縮小率を例えば2
Xd(i−1)および2Yd(i−1)のように計算
し、CRT装置4の画面に対する上記検出したカーソル
位置A(Xa,Ya)を中心とした縮小図面表示範囲の
位置を決定し、この決定した縮小面表示範囲内いっぱい
に上記ポリゴンで囲まれた縮小領域中の図面を縮小して
描画する。この縮小領域の縮小とその縮小領域内への縮
小図の描画とは縮小釦6cがオン操作されている間中繰
り返され、縮小釦6cがオフ操作されることによって終
わる。
【0072】ここで、前記ステップ404での処理を図
15を用いて説明する。ステップ404aにおいて、C
RT装置4の画面に或る地域の図面データ15−1に応
じた図面が描画された状態において、その図面データ1
5−1中に縮小領域15−2がポリゴンで囲まれ、カー
ソル位置A(Xa,Ya)がCRT装置4の画面上での
縮小図を描画しようとする部分の中心位置に移動停止さ
れ、縮小釦6cが押し下げられた直後にカーソル位置A
(Xa,Ya)を中心とした縮小図面表示範囲15−3
が決定される。そして、ステップ404bにおいて、縮
小釦6cのオン操作継続単位時間i=1を設定する。引
き続き、ステップ404cにおいて、オン操作連続単位
時間iでの第1回目の縮小図面表示範囲15−4の横幅
をXr=Xs+2Xd(i−1)なる式から計算すると
ともに、同縮小図面表示範囲15−4の縦幅をYr=Y
s+2Yd(i−1)なる式から計算し、この計算した
縮小図面表示範囲15−4の上記カーソル位置A(X
a,Ya)を中心とするCRT装置4の画面に対する位
置が決定される。この位置決めされた縮小図面表示範囲
15−4内に上記第1回目の縮小図が描画される。この
描画後にはステップ401bに戻りiをカウントアップ
し、縮小図面表示範囲15−4の横幅と縦幅とを再度計
算する。結果として、マウス6の縮小釦6cがリリース
されるまで縮小図面表示範囲15−4がステップ401
cに点線で示す第1回目の縮小図面表示範囲15−4
(i=1)およびステップ401cに実線で示す第2回
目以降の縮小図面表示範囲15ー4(i=2以降)のよ
うに徐々に小さくなり、この縮小図面表示範囲15−4
の縮小に伴いその中に描画される図面も徐々に縮小す
る。
【0073】要するにこの実施例4によれば、操作者の
縮小指示継続中はCRT装置4に描画された図面の縮小
領域部分がカーソル位置A(Xa,Ya)を中心として
連続的に縮小しつつ描画され、その縮小図の確認が容易
となる。
【0074】実施例5.(請求項3に対応) 図16はこの発明の実施例5としての図面表示装置を示
す構成図、図17はこの実施例5のフローチャートであ
る。
【0075】図16において、図面表示装置を構成する
コンピュータの中央処理装置1には主メモリ2と固定デ
ィスク3とCRT装置4とキーボード5とマウス6とが
個別に接続されている。このマウス6はクリック釦6a
と拡大釦6bと縮小釦6cとを有し、主メモリ2にはシ
ステムベースとしてのプログラムが記憶され、固定ディ
スク3には設備管理用の図面データa3があらかじめ格
納され、中央処理装置1には前記図3に示した読み出し
手段Hと描画手段Iと縮尺変更手段Jと描画変更手段K
とを備え、中央処理装置1がキーボード5やマウス6か
らの或る地域の指定が入力されると、固定ディスク3に
格納された図面データa3から或る地域の図面データa
3を読み出し、この図面データa3による図面をCRT
装置4に描画する。この状態において、操作者が拡大釦
6bまたは縮小釦6cをオン操作し続けると、その拡大
釦6bまたは縮小釦6cがオンされた間中は上記CRT
装置4に描画された図面を拡大または縮小し、操作者が
拡大釦6bまたは縮小釦6cをオフ操作した位置での拡
大図または縮小図がCRT装置4に新たに描画される。
【0076】次にこの実施例5の図面表示装置の動作を
図17のフローチャートを用いて説明する。コンピュー
タが起動され操作者の指示による或る地域の図面がCR
T装置4に描画された状態において、操作者がキーボー
ド5またはマウス6の操作にてCRT装置4に表示され
たプルダウンメニュー中の「拡大」を指示するとともに
クリック釦6aによるカーソルの移動位置でのクリック
操作によってCRT装置4の画面上に拡大領域をポリゴ
ンで矩形に囲むなどのように指定し、さらに操作者がキ
ーボード5またはマウス6の操作にてカーソルをCRT
装置4の画面上での拡大図を描画しようとする部分の中
心位置に移動して停止した後、操作者が拡大釦6bをオ
ン操作すると、ステップ501がYESとなり、中央処
理装置1がステップ502〜505(前記図11のステ
ップ302〜305と同一)に示す拡大描画処理を開始
して、拡大釦6bがオン操作されている間中、CRT装
置4の画面上に決定した拡図面表示範囲内いっぱいに上
記ポリゴンで囲まれた拡大領域中の図面を拡大して描画
する。また、操作者がキーボード5またはマウス6の操
作にてCRT装置4に表示されたプルダウンメニュー中
の「縮小」を指示するとともにクリック釦6aによるカ
ーソルの移動位置でのクリック操作によってCRT装置
4の画面上に縮小領域をポリゴンで矩形に囲むなどのよ
うに指定し、さらに操作者がキーボード5またはマウス
6の操作にてカーソルをCRT装置4の画面上での縮小
図を描画しようとする部分の中心位置に移動して停止し
た後、操作者が縮小釦6cをオン操作すると、ステップ
501がNOでステップ506がYESとなり、中央処
理装置1がステップ507〜510(図14のステップ
402〜405と同一)に示す縮小描画処理を開始して
縮小釦6cがオン操作されている間中、CRT装置4の
画面上に決定した縮小面表示範囲内いっぱいに上記ポリ
ゴンで囲まれた縮小領域中の図面を縮小して描画する。
【0077】要するにこの実施例5によれば、操作者の
拡大指示継続中によるカーソル位置A(Xa,Ya)を
中心とする連続的な拡大描画と、操作者の縮小指示継続
中によるカーソル位置A(Xa,Ya)を中心とする連
続的な縮小描画とが選択的に連続して行われるので、そ
の拡大図および縮小図の確認が容易となる。
【0078】実施例6.(請求項4に対応) 図18はこの発明の実施例6としての図面表示装置を示
す構成図、図19はこの実施例6のフローチャート、図
20はこの実施例6の専用ウインドウ形成過程の説明
図、図21はこの実施例6の専用ウインドウ内への図面
の拡大描画過程の説明図である。
【0079】図18において、図面表示装置を構成する
コンピュータの中央処理装置1には主メモリ2と固定デ
ィスク3とCRT装置4とキーボード5とマウス6とが
個別に接続されている。このマウス6はクリック釦6a
と拡大釦6bとを有し、主メモリ2にはシステムベース
としてのプログラムが記憶され、固定ディスク3には設
備管理用の図面データa3があらかじめ格納され、中央
処理装置1には前記図4に示した読み出し手段Hと描画
手段Iと縮尺変更手段Jとウインドウ設定手段Lとウイ
ンドウ内描画手段Mとを備え、中央処理装置1はキーボ
ード5やマウス6からの或る地域の指定が入力される
と、固定ディスク3に格納された図面データa3から或
る地域の図面データa3を読み出し、この図面データa
3による図面をCRT装置4に描画する。この状態にお
いて、操作者がマウス6の拡大釦6bをオン操作する
と、CRT装置3の画面に拡大図または縮小図を表示す
るための専用ウインドウWが形成され、その拡大釦6b
をオン操作し続けると、上記CRT装置4の画面に描画
された図面を保持しつつ、その拡大釦6bがオンされて
いる間中は上記CRT装置4に描画された図面の拡大指
示した部分の図を専用ウインドウW内に拡大して描画
し、操作者が拡大釦6bをオフ操作した位置での拡大図
が専用ウインドウW内に新たに描画される。
【0080】次にこの実施例6の図面表示装置の動作を
図19のフローチャートを用いて説明する。コンピュー
タが起動され操作者の指示による或る地域の図面がCR
T装置4に描画された状態において、操作者が拡大釦6
bをオン操作して「拡大」を指示するとともにクリック
釦6aによるカーソルの移動位置でのクリック操作によ
ってCRT装置4の画面上に拡大領域を指定し、さらに
操作者がキーボード5またはマウス6の操作にてカーソ
ルをCRT装置4の画面上での拡大図を描画しようとす
る部分の中心位置に移動して停止した後、操作者が拡大
釦6bを再びオン操作すると、ステップ601がYES
となり、中央処理装置1がステップ602〜607に示
す専用ウインドウW内への拡大描画処理を開始して、拡
大釦6bがオン操作されている間中、CRT装置4の画
面に描画された図面を残存させたまま専用ウインドウW
内に上記拡大領域中の図面を拡大して描画する。
【0081】すなわち、上記拡大釦6bがオン操作され
たならば(ステップ601がYES)、ステップ602
〜607に示すように、上記移動停止したカーソル位置
が検出され、その検出されたカーソル位置が例えばCR
T装置4の画面に対するA(Xa,Ya)のようなX−
Y座標の位置データとして主メモリ2に記憶され、CR
T装置4に図面が描画されたまま、そのCRT装置4の
画面に専用ウインドウWが形成(オープン)され、その
専用ウインドウW内に上記CRT装置4に描画された図
面のカーソル位置A(Xa,Ya)を中心とした部分が
同一縮尺のまま描画され、拡大釦6bがオフ操作される
まではX方向(横方向)とY方向(縦方向)との拡大率
を例えば2Xd(i−1)および2Yd(i−1)のよ
うに計算し、この計算した拡大率にもとづき拡大図を専
用ウインドウWに描画するための上記カーソル位置A
(Xa,Ya)を中心とする図面データの拡大領域を決
定し、この決定された拡大領域内の図面データに応じた
図面を拡大釦6bのオン操作継続単位時間iに応じ徐々
に拡大しながら専用ウインドウW内に描画する。この専
用ウインドウW内での拡大描画は拡大釦6bがオン操作
されている間中繰り返され、拡大釦6bがオフ操作され
ることによって終わる。
【0082】ここで、前記ステップ603での専用ウイ
ンドウWの形成過程を図20を用いて説明する。ステッ
プ603aにおいて専用ウインドウWがCRT装置4の
画面4aにカーソル位置A(Xa,Ya)を含まないよ
うにしてオープンされ、ステップ603bにおいてCR
T装置4に描画された図面のカーソル位置A(Xa,Y
a)を中心とした部分が専用ウインドウW内に同一縮尺
のまま描画される。
【0083】また、前記ステップ606での処理を図2
1を用いて説明する。ステップ606aにおいて、CR
T装置4の画面に或る地域の図面データ21−1に応じ
た図面が描画された状態において、その図面データ21
−1中に専用ウインドウW内への拡大領域21−2がカ
ーソル位置A(Xa,Ya)を位置を中心として指定さ
れ、このカーソル位置A(Xa,Ya)を中心とした拡
大領域21−2が拡大釦6cが押し下げられた直後に決
定される。なお、ステップ606a中の符号21−3は
拡大釦6bが押し下げらる直前におけるCRT装置4で
の図面表示範囲である。そして、ステップ606bにお
いて、拡大釦6bのオン操作継続単位時間i=1を設定
する。引き続き、ステップ606cにおいて、オン操作
連続単位時間iでの第1回目の拡大領域21−2の横幅
をXr=Xu−2Xd(i−1)なる式から計算すると
ともに、同拡大領域21−2の縦幅をYr=Yu−2Y
d(i−1)なる式から計算し、この計算した拡大領域
21−2の専用ウインドウWに対する位置が決定され
る。この位置決めされた拡大領域21−2が中の図面デ
ータが第1回目の拡大図として描画される。この描画後
にはステップ601bに戻りiをカウントアップし、拡
大領域21−2の横幅と縦幅とを再度計算する。結果と
して、マウス6の拡大釦6bがリリースされるまで拡大
領域21−2中の図面データがステップ401cに点線
で示す第1回目の拡大領域21−2(i=1)およびス
テップ401cに実線で示す第2回目以降の拡大領域2
1−2(i=2以降)のように徐々に小さくなり、この
徐々に拡大する拡大領域21−2中の図面データが専用
ウインドウW内に描画される。
【0084】要するにこの実施例6によれば、操作者の
拡大指示継続中はCRT装置4に描画された図面に加
え、徐々に拡大する拡大図が専用ウインドウW内に描画
され、初めに描画した図面と拡大図との対比が容易とな
る。
【0085】実施例7.(請求項4に対応) 図22はこの発明の実施例7としての図面表示装置を示
す構成図、図23はこの実施例7のフローチャート、図
24はこの実施例7の専用ウインドウ内への図面の縮小
描画過程の説明図である。
【0086】図22において、図面表示装置を構成する
コンピュータの中央処理装置1には主メモリ2と固定デ
ィスク3とCRT装置4とキーボード5とマウス6とが
個別に接続されている。このマウス6はクリック釦6a
と縮小釦6cとを有し、主メモリ2にはシステムベース
としてのプログラムが記憶され、固定ディスク3には設
備管理用の図面データa3があらかじめ格納され、中央
処理装置1は前記図4に示した読み出し手段Hと描画手
段Iと縮尺変更手段Jとウインドウ設定手段Lとウイン
ドウ内描画手段Mとを備え、中央処理装置1はキーボー
ド5やマウス6からの或る地域の指定が入力されると、
固定ディスク3に格納された図面データa3から或る地
域の図面データa3を読み出し、この図面データa3に
よる図面をCRT装置4に描画する。この状態におい
て、操作者がマウス6の縮小釦6cをオン操作すると、
CRT装置3の画面に専用ウインドウWが形成され、そ
の縮小釦6cをオン操作し続けると、上記CRT装置4
の画面に描画された図面を保持しつつ、その縮小釦6c
がオンされている間中は上記CRT装置4に描画された
図面の縮小指示した部分の図を専用ウインドウW内に縮
小して描画し、操作者が縮小釦6cをオフ操作した位置
での縮小図が専用ウインドウW内に新たに描画される。
【0087】次にこの実施例7の図面表示装置の動作を
図23のフローチャートを用いて説明する。コンピュー
タが起動され操作者の指示による或る地域の図面がCR
T装置4に描画された状態において、操作者が縮小釦6
cをオン操作して「縮小」を指示するとともにクリック
釦6aによるカーソルの移動位置でのクリック操作によ
ってCRT装置4の画面上に縮小領域を指定し、さらに
操作者がキーボード5またはマウス6の操作にてカーソ
ルをCRT装置4の画面上での縮小図を描画しようとす
る部分の中心位置に移動して停止した後、操作者が縮小
釦6cを再びオン操作すると、ステップ701がYES
となり、中央処理装置1がステップ702〜707に示
す専用ウインドウW内への縮小描画処理を開始して、縮
小釦6cがオン操作されている間中、CRT装置4の画
面に描画された図面を残存させたまま専用ウインドウW
内に上記縮小領域中の図面を縮小描画する。
【0088】すなわち、上記縮小釦6cがオン操作され
たならば(ステップ701がYES)、ステップ702
〜707に示すように、上記移動停止したカーソル位置
が検出され、その検出されたカーソル位置がCRT装置
4の画面に対する例えばA(Xa,Ya)のようなX−
Y座標の位置データとして主メモリ2に記憶され、CR
T装置4に図面が描画されたまま、その専用ウインドウ
W内にCRT装置4に描画された図面のカーソル位置A
(Xa,Ya)を中心とした部分が同一縮尺のまま描画
され、縮小釦6cがオフ操作されるまではX方向(横方
向)とY方向(縦方向)との縮小率を例えば2Xd(i
−1)および2Yd(i−1)のように計算し、この計
算した縮小率にもとづき縮小図を専用ウインドウWに描
画するための上記たカーソル位置A(Xa,Ya)を中
心とする図面データの縮小領域を決定し、この決定され
た縮小領域内の図面データに応じた図面を縮小釦6cの
オン操作継続単位時間iに応じ徐々に縮小しながら専用
ウインドウW内に描画する。この専用ウインドウW内で
の縮小描画は縮小釦6cがオン操作されている間中繰り
返され、縮小釦6cがオフ操作されることによって終わ
る。
【0089】ここで、前記ステップ706での処理を図
24を用いて説明する。ステップ706aにおいて、C
RT装置4の画面に或る地域の図面データ24−1に応
じた図面が描画された状態において、その図面データ2
4−1中に専用ウインドウW内への縮小領域24−2が
カーソル位置A(Xa,Ya)を位置を中心として指定
され、このカーソル位置A(Xa,Ya)を中心とした
縮小領域24−2が縮小釦6cが押し下げられた直後に
決定される。なお、ステップ706a中の符号24−3
は縮小釦6cが押し下げらる直前におけるCRT装置4
での図面表示範囲である。そして、ステップ706bに
おいて、縮小釦6cのオン操作継続単位時間i=1を設
定する。引き続き、ステップ706cにおいて、オン操
作連続単位時間iでの第1回目の縮小領域24−2の横
幅をXr=Xu+2Xd(i−1)なる式から計算する
とともに、同縮小領域24−2の縦幅をYr=Yu+2
Yd(i−1)なる式から計算し、この計算した縮小領
域24−2の専用ウインドウWに対する位置が決定され
る。この位置決めされた縮小領域24−2が中の図面デ
ータが第1回目の縮小図として描画される。この描画後
にはステップ701bに戻りiをカウントアップし、縮
小領域24−2の横幅と縦幅とを再度計算する。結果と
して、マウス6の縮小釦6cがリリースされるまで縮小
領域24−2中の図面データがステップ401cに点線
で示す第1回目の縮小領域24−2(i=1)およびス
テップ401cに実線で示す第2回目以降の縮小領域2
4−2(i=2以降)のように徐々に小さくなり、この
徐々に縮小する縮小領域24−2中の図面データが専用
ウインドウW内に描画される。
【0090】要するにこの実施例7によれば、操作者の
縮小指示継続中はCRT装置4に描画された図面に加
え、徐々に縮小する縮小図が専用ウインドウW内に描画
され、初めに描画した図面と縮小図との対比が容易とな
る。
【0091】実施例8.(請求項4に対応) 図25はこの発明の実施例8としての図面表示装置を示
す構成図、図26はこの実施例8のフローチャートであ
る。
【0092】図25において、図面表示装置を構成する
コンピュータの中央処理装置1には主メモリ2と固定デ
ィスク3とCRT装置4とキーボード5とマウス6とが
個別に接続されている。このマウス6はクリック釦6a
と拡大釦6bと縮小釦6cとを有し、主メモリ2にはシ
ステムベースとしてのプログラムが記憶され、固定ディ
スク3には設備管理用の図面データa3があらかじめ格
納され、中央処理装置1には前記図4に示した読み出し
手段Hと描画手段Iと縮尺変更手段Jとウインドウ設定
手段Lとウインドウ内描画手段Mとを備え、中央処理装
置1はキーボード5やマウス6からの或る地域の指定が
入力されると、中央処理装置1が固定ディスク3に格納
された図面データa3から或る地域の図面データa3を
読み出し、この図面データa3による図面をCRT装置
4に描画する。この状態において、操作者がマウス6の
拡大釦6bまたは縮小釦6cをオン操作すると、CRT
装置3の画面に専用ウインドウWが形成され、その拡大
釦6bまたは縮小釦6cをオン操作し続けると、上記C
RT装置4の画面に描画された図面を保持しつつ、その
拡大釦6bまたは縮小釦6cがオンされている間中は上
記CRT装置4に描画された図面の拡大または縮小を指
示した部分の図を専用ウインドウW内に拡大または縮小
して描画し、操作者が拡大釦6bまたは縮小釦6cをオ
フ操作した位置での拡大図または縮小図が専用ウインド
ウW内に新たに描画される。
【0093】次にこの実施例8の図面表示装置の動作を
図26のフローチャートを用いて説明する。コンピュー
タが起動され操作者の指示による或る地域の図面がCR
T装置4に描画された状態において、操作者が拡大釦6
bをオン操作して「拡大」を指示するとともにクリック
釦6aによるカーソルの移動位置でのクリック操作によ
ってCRT装置4の画面に拡大領域を指定し、さらに操
作者がキーボード5またはマウス6の操作にてカーソル
をCRT装置4の画面上での拡大図を描画しようする部
分の中心に移動して停止した後、操作者が拡大釦6bを
再びオン操作すると、ステップ801がYESとなり、
中央処理装置1がステップ802〜807に示す専用ウ
インドウW内への拡大描画処理を開始して、拡大釦6b
がオン操作されている間中、CRT装置4の画面に描画
された図面を残存させたまま専用ウインドウW内に上記
拡大領域中の図面を拡大描画する。また、操作者が縮小
釦6cをオン操作して「縮小」を指示するとともにクリ
ック釦6aによるカーソルの移動位置でのクリック操作
によってCRT装置4の画面上に縮小領域を指定し、さ
らに操作者がキーボード5またはマウス6の操作にてカ
ーソルをCRT装置4の画面上での縮小図を描画しよう
とする部分の中心位置に移動して停止した後、操作者が
マウス6の縮小釦6cを再びオン操作すると、ステップ
801がNOで、ステップ809がYESとなり、中央
処理装置1がステップ810〜816に示す専用ウイン
ドウW内への縮小描画処理を開始して、縮小釦6cがオ
ン操作されている間中、CRT装置4の画面に描画され
た図面を残存させたまま専用ウインドウW内に上記縮小
領域中の図面を縮小描画する。
【0094】要するにこの実施例8によれば、初めに描
画した図面を残存させつつ、操作者の拡大指示継続中に
よる専用ウインドウW内での連続的な拡大描画と、操作
者の縮小指示継続中による専用ウインドウW内での連続
的な縮小描画とが選択的に行えるので、初めに描画した
図面と拡大図と縮小図との対比が容易となる。
【0095】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、図面
の縮尺が規定値以上である場合はイメージデータで作成
された図面データに応じた図面を描画するとともに、図
面の縮尺が規定値未満である場合はベクトルデータで作
成された図面データに応じた図面を描画するように構成
したので、上記図面の縮尺の大小によってベクトルデー
タによる図面とイメージデータによる図面とを自動的に
切替えて描画できる効果がある。また、図面の縮尺の大
小によってイメージデータによる図面とベクトルデータ
による図面とを自動的に切替えて描画できることから、
目的にかなった図面の内容を的確に把握でき、縮尺が大
きいことから広い地域の図面を描画する場合はイメージ
データを使用するので、データ量が少なくなり、高速な
描画が可能となる利点がある。
【0096】第2の発明によれば、図面の縮尺が規定値
以上である場合はベクトルデータで作成された図面デー
タに応じた図面を描画するとともに、図面の縮尺が規定
値未満である場合はイメージデータで作成された図面デ
ータに応じた図面を描画するように構成したので、上記
図面の縮尺の大小によってイメージデータによる図面と
ベクトルデータによる図面とを自動的に切替えて描画で
きるという効果がある。また、図面の縮尺の大小によっ
てイメージデータによる図面とベクトルデータによる図
面とを自動的に切替えて描画できることから、目的にか
なった図面の内容を的確に把握でき、縮尺が小さいこと
から狭い広域の図面を描画する場合はイメージデータを
使用するので、データ量が少なくなり、高速な描画が可
能となる利点がある。
【0097】第3の発明によれば、図面の縮小と拡大と
の一方または両方の指示継続中は図面を連続的に縮小ま
たは拡大しつつその縮小図または拡大図を描画するよう
に構成したので、縮小または拡大の操作性が向上できる
という効果がある。
【0098】第4の発明によれば、出力装置に描画され
た図面の縮小と拡大との一方または両方の指示によって
専用ウインドウを上記出力装置に形成するとともに、上
記出力装置に描画された図面をそのままとし、上記縮小
と拡大との一方または両方の指示継続中は図面を連続的
に縮小または拡大しつつ、その縮小図または拡大図を上
記専用ウインドウに描画するように構成したので、初め
に描画された図面と縮小図または拡大図との比較が容易
にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明を示す構成図である。
【図2】第2の発明を示す構成図である。
【図3】第3の発明を示す構成図である。
【図4】第4の発明を示す構成図である。
【図5】この発明の実施例1の図面表示装置を示す構成
図である。
【図6】実施例1のフローチャートである。
【図7】実施例1のベクトルデータによる図面データの
縮小時の説明図である。
【図8】この発明の実施例2の図面表示装置を示す構成
図である。
【図9】実施例2のフローチャートである。
【図10】この発明の実施例3の図面表示装置を示す構
成図である。
【図11】実施例3のフローチャートである。
【図12】実施例3の拡大図描画過程の説明図である。
【図13】この発明の実施例4の図面表示装置を示す構
成図である。
【図14】実施例4のフローチャートである。
【図15】実施例4の縮小図描画過程の説明図である。
【図16】この発明の実施例5の図面表示装置を示す構
成図である。
【図17】実施例5のフローチャートである。
【図18】この発明の実施例6の図面表示装置を示す構
成図である。
【図19】実施例6のフローチャートである。
【図20】実施例6の専用ウインドウ形成過程の説明図
である。
【図21】実施例6の拡大図描画過程の説明図である。
【図22】この発明の実施例7の図面表示装置を示す構
成図である。
【図23】実施例7のフローチャートである。
【図24】実施例7の縮小図描画過程の説明図である。
【図25】この発明の実施例8の図面表示装置を示す構
成図である。
【図26】実施例8のフローチャートである。
【図27】従来の図面表示装置を示す構成図である。
【図28】従来例のフローチャートである。
【図29】従来例の拡大図描画過程の説明図である。
【図30】従来例の縮小図描画過程の説明図である。
【符号の説明】
A メモリ B 縮尺設定手段 C 縮尺判定手段 D 出力装置 E 描画手段 F 描画手段 G メモリ H 読み出し手段 I 描画手段 J 縮尺変更手段 K 描画変更手段 L ウインドウ設定手段 M ウインドウ内描画手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/36 510 B 9471−5G 530 A 9471−5G 9365−5L G06F 15/72 350

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージデータで作成された図面データ
    とベクトルデータで作成された図面データとから構成さ
    れた設備管理用の図面データをあらかじめ格納したメモ
    リと、 描画する図面の縮尺を設定する縮尺設定手段と、 この縮尺設定手段で設定された縮尺が規定値以上である
    かを判断する縮尺判定手段と、 この縮尺判定手段による縮尺が規定値以上であるという
    判断結果の場合は前記メモリからイメージデータで作成
    された図面データを読み出して図面を出力装置に描画し
    上記縮尺が規定値未満であるという判断結果の場合は前
    記メモリからベクトルデータで作成された図面データを
    読み出して図面を出力装置に描画する描画手段と、を備
    えたことを特徴とする図面表示装置。
  2. 【請求項2】 イメージデータで作成された図面データ
    とベクトルデータで作成された図面データとから構成さ
    れた設備管理用の図面データをあらかじめ格納したメモ
    リと、 描画する図面の縮尺を設定する縮尺設定手段と、 この縮尺設定手段で設定された縮尺が規定値以上である
    かを判断する縮尺判定手段と、 この縮尺判定手段による縮尺が規定値以上であるという
    判断結果の場合は前記メモリからベクトルデータで作成
    された図面データを読み出して図面を出力装置に描画し
    上記縮尺が規定値未満であるという判断結果の場合は前
    記メモリからイメージデータで作成された図面データを
    読み出して図面を出力装置に描画する描画手段と、を備
    えたことを特徴とする図面表示装置。
  3. 【請求項3】 設備管理用の図面データをあらかじめ格
    納したメモリと、 このメモリから図面データを読み出すための指示を行う
    読み出し手段と、 この読み出し手段による読み出し指示によって前記メモ
    リから図面データを読み出しこの読み出された図面デー
    タに応じた図面を出力装置に描画する描画手段と、 この描画手段によって描画された図面の縮小と拡大の一
    方または両方を指示する指示手段と、 この指示手段による指示継続中は前記出力装置に図面を
    縮小または拡大しつつ描画する描画変更手段と、を備え
    たことを特徴とする図面表示装置。
  4. 【請求項4】 設備管理用の図面データをあらかじめ格
    納したメモリと、 このメモリから図面データを読み出すための指示を行う
    読み出し手段と、 この読み出し手段による読み出し指示によって前記メモ
    リから図面データを読み出しこの読み出された図面デー
    タに応じた図面を出力装置に描画する描画手段と、 この描画手段によって描画された図面の縮小と拡大との
    一方または両方を指示する指示手段と、 この指示手段での指示によって上記出力装置の画面の一
    部に縮小図または拡大図を描画するための専用ウインド
    ウを形成するウインドウ形成手段と、 前記指示手段による指示継続中は前記出力装置に描画さ
    れた図面を保持したままその図面を縮小または拡大しつ
    つ前記専用ウインドウ中に描画するウインドウ内描画手
    段と、を備えたことを特徴とする図面表示装置。
JP5298119A 1993-11-29 1993-11-29 図面表示装置 Pending JPH07152897A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5298119A JPH07152897A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 図面表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5298119A JPH07152897A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 図面表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07152897A true JPH07152897A (ja) 1995-06-16

Family

ID=17855423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5298119A Pending JPH07152897A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 図面表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07152897A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014174477A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Seiko I Infotech Inc 携帯情報処理装置、表示処理方法、表示処理プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014174477A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Seiko I Infotech Inc 携帯情報処理装置、表示処理方法、表示処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0668758B2 (ja) カーソル制御方法及び3次元図形表示装置
JP3705826B2 (ja) 仮想3次元ウインドウ表示制御方法
JP3082093B2 (ja) 二次元選択を用いてコンピユータ表示を制御する方法および装置
JPH03266086A (ja) 図形の表示方法
JPH05108786A (ja) 図形の変形方法及び装置
CN111984151B (zh) 一种提高处理效率的白板画布大小、位置漫游控制方法
JP3244143B2 (ja) 表示装置
JPH07152897A (ja) 図面表示装置
JP2625600B2 (ja) 図形移動変形方法及び装置
JPH07105395A (ja) 情報処理装置
JPH08106542A (ja) 図形の拡大表示方法
JP2786098B2 (ja) 図形拡大編集方法
JPH06295322A (ja) 線分表示装置および方法
JP3634426B2 (ja) 図面イメージの待避・復元方式
JPS61196289A (ja) 文書処理装置
JPH0554114A (ja) 画像表示装置
JP4278428B2 (ja) 表示装置
JPH0816803A (ja) 図形処理装置及び方法
JP2001272963A (ja) 画像表示装置および座標入力装置
JP2555082B2 (ja) 文字表示変更装置
JPS62279475A (ja) 図形処理装置
JPH01266619A (ja) ディスプレイ装置におけるコマンドメニュー表示方法
JP4525017B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法、並びにプログラム
JPH02183293A (ja) 表示装置のスクロール制御方式
JPH0561959A (ja) 図形処理装置