JPH0715254A - 電力合成増幅器 - Google Patents

電力合成増幅器

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JPH0715254A
JPH0715254A JP5154646A JP15464693A JPH0715254A JP H0715254 A JPH0715254 A JP H0715254A JP 5154646 A JP5154646 A JP 5154646A JP 15464693 A JP15464693 A JP 15464693A JP H0715254 A JPH0715254 A JP H0715254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amplifier
amplifiers
combiner
power
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP5154646A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Takeuchi
紀雄 竹内
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一ケース内に複数の増幅器を有し、分配さ
れたマイクロ波信号をそれぞれ増幅した後、これを合成
して出力する電力合成増幅器において、導波管モードに
よる共振を抑圧すると共に、反射特性,合成損失を改善
する。 【構成】 増幅器1aと増幅器1bとをケース3のX軸
方向に互い違いに配置し、位相調整線路4a〜4dを、
増幅器1a,1bとハイブリッド2a,2bとの間に挿
入接続し、位相調整線路4a〜4dの線路長を電力合成
増幅器の使用周波数に応じて特定の長さに選択する。 【効果】 増幅器1a,1bをケース3のX軸方向に互
い違いに配置することにより、装置をケース幅方向に小
型化するとともに、位相調整線路4a〜4dにより増幅
器1a,1bの反射及び透過位相を制御し、電力合成増
幅器の反射特性,合成損失を改善する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電力合成増幅器に関
し、特にマイクロ波帯で使用するものにおいて、装置の
小型化、及び反射特性,合成損失の改善を図ったものに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば、特開平2−303207
号公報に示された従来の電力合成増幅器のブロック図で
ある。図4に示すように、この種の高出力増幅器は、入
力信号を2波に分配する90°ハイブリッド(分配器)
2bを有し、この分配器2bの出力端にそれぞれ増幅器
1a,1bが接続され、これら増幅器1a,1bの出力
端に、2波を合成するための90°ハイブリッド(合成
器)2aを備えている。また30は該電力合成増幅器の
ケース、P1 はその入力端子,P2 は出力端子である。
さらに、5aはハイブリッド2aの終端器、5bはハイ
ブリッド2bの終端器である。
【0003】次に従来の電力合成増幅器の動作の概略に
ついて説明する。増幅器1a,1b、及びハイブリッド
2b,2aがケース3の内部に図のように実装接続され
ており、増幅器1a,1bはケース30のY軸方向に並
列に配置されている。入力端子P1 より入力されたマイ
クロ波信号は、90°ハイブリッド2bで等分配され、
並列に配置された増幅器1a,1bに入力される。これ
ら増幅器1a,1bでは、マイクロ波信号の電力増幅が
行われる。そして増幅された信号は90°ハイブリッド
2aに入り、ここで電力合成され、出力端子P2 に取り
出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力合成増幅器
は以上のように構成されているので、各増幅器における
透過位相を等しくするためにケース30の幅方向(Y軸
方向)に増幅器を並列に複数個配置する必要があり、マ
イクロ波帯での使用においては、ケース30の幅(W)
が大きくなると、導波管モードによる共振が生ずるた
め、利得特性,反射特性が劣化することになるという問
題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、同一ケース内に複数個の増
幅器を配置しても導波管モードによる共振を抑圧するこ
とができ、また反射特性,合成損失を改善することので
きる電力合成増幅器を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電力合成
増幅器は、各増幅器を並列に配置することなく、互いに
ずらしてケースの長手方向に配置するとともに、各増幅
器と分配器及び合成器との間に位相調整線路を設け、該
線路長を各増幅器において同一となるように設定したも
のである。
【0007】また、上記増幅器と分配器との間の位相調
整線路の線路長、または増幅器と合成器との間の位相調
整線路の線路長を各増幅器間において同一となるように
したものである。
【0008】また、上記位相調整用線路の線路長を、使
用周波数に対し、半波長の長さとなるように設定したも
のである。
【0009】
【作用】この発明においては、増幅器をケース長手方向
に配置することにより、ケースの幅を小さくすることが
でき、またこのとき位相調整線路は、複数の増幅器と、
分配器または合成器との間の接続を行うとともに、増幅
器をずらして配置したことにより生ずる位相差を補正す
る。
【0010】また、各増幅器と分配器、または合成器と
の間の線路長が各増幅器間で等しくなるよう設定するこ
とで、反射電力が分配器、または合成器の終端器に吸収
されるようになる。
【0011】また、上記位相調整用線路の線路長を、使
用周波数に対し、半波長の長さとなるように設定するこ
とで、分配された後のマイクロ波信号の反射位相が、使
用される中心周波数で等しくなる。
【0012】
【実施例】実施例1.以下、本発明の第1の実施例によ
る電力合成増幅器を図について説明する。図1におい
て、図4と同一符号は同一または相当部分を示し、3は
ケース、4a〜4dは位相調整線路である。本発明で
は、増幅器1aと増幅器1bとはケース3のX軸方向
に、Y軸方向において重ならないように互い違いに配置
されており、位相調整線路4a〜4dは、増幅器1a,
1bと合成器2a,分配器2bとの間に挿入接続されて
いる。
【0013】次に動作について説明する。入力端子P1
より入力されたマイクロ波信号は、分配器2bで等分配
され、それぞれの出力が位相調整線路4b,4dを通
り、ここで位相調整がなされた後、増幅器1a,1bに
入力される。該増幅器1a,1bではマイクロ波信号の
電力増幅が行われる。そして増幅された信号は、それぞ
れ位相調整線路4c,4aを通り、ここで位相調整がな
された後、合成器2aに入りここで電力合成され、出力
端子P2 に取り出される。
【0014】ここで、位相調整線路4a,4b,4c,
4dの線路長をそれぞれ、L1,L2,L3,L4とすると、電
力合成増幅器において1オクターブ以上の広帯域にわた
り、良好な合成損失特性を得るためには、以下のように
線路長を選択する。 L3+L2=L4+L1 …(1) (1) 式が成立するように各位相調整線路4a〜4cの線
路長L1〜L4を選ぶことにより、分配器2bで分配された
後の合成器2aで合成されるまでの増幅器1a,1bの
透過位相を等しくすることができ、損失の少ない良好な
合成特性を得ることが可能となる。
【0015】さらに、広帯域にわたり、良好な反射特性
を得るためには以下のように線路長を選択する。 L3=L1 …(2) L2=L4 …(3) (3) 式のように位相調整線路4d,4bの線路長を選ぶ
ことにより、入力端子P1 から入力されたマイクロ波信
号は、ハイブリッド2bで分配された後、増幅器1a,
1bでの反射位相が等しくなるため、反射電力はハイブ
リッド2bの終端器5bに吸収され入力端子P1 には現
れないため、良好な反射特性を得ることが可能となる。
同様に(2) 式のように位相調整線路4c,4aの線路長
を選ぶことにより、出力端子P2 において、良好な反射
特性を得ることが可能となる。
【0016】このように本実施例によれば、増幅器1
a,1bをケース3の長手方向に配置するようにしたか
ら、ケース3の幅W′を従来のものよりも小さくするこ
とができ(W>W′)、導波管モードによる共振を抑制
することができ、利得特性,反射特性の劣化を防止でき
る。また、増幅器1aとハイブリッド2b,ハイブリッ
ド2aとの間に位相調整線路4b,4cを設け、また増
幅器1bとハイブリッド2b,ハイブリッド2aとの間
に位相調整線路4d,4aを設けて各増幅器1a,1b
における線路長を等しくするようにしたから、各増幅器
1a,1bでの透過位相を揃えることができ、広帯域に
わたって合成損失を改善することができる。さらには各
増幅器1a,1bのハイブリッド2bまでの線路長、及
び各増幅器1a,1bのハイブリッド2aまでの線路長
をそれぞれにおいて等しくすることにより、入力端子P
1 ,出力端子P2 における反射電力がハイブリッド2
b,ハイブリッド2aの終端器5b,5aに吸収される
ようになり、広帯域にわたって反射特性を改善すること
ができる。
【0017】実施例2.次に本発明の第2の実施例によ
る電力合成増幅器を図について説明する。上記実施例1
では広帯域にわたって、合成損失特性および反射特性を
改善する例を示したが、この実施例では、0.5オクタ
ーブ以下の狭帯域で同様の特性を得るようにしたもので
ある。すなわち図2に示すように、構成は実施例1とほ
ぼ同様であるが、位相調整線路4e,4fを設け、線路
長をそれぞれ、L5,L6とする。この場合には、良好な合
成損失特性および反射特性を得るため以下のように線路
長を選択する。 L5=L6=λg/2 …(4) (ここで、λgは使用する中心周波数における等価波長
である。)(4) 式のように位相調整線路4fの線路長を
選ぶことにより、入力端子P1 から入力されたマイクロ
波信号は、ハイブリッド2bで分配された後、増幅器1
a,1bでの反射位相が、使用される中心周波数(λ
g)において等しくなるため、反射電力はハイブリッド
2bの終端器5bに吸収され入力端子P1 には現れない
ため、良好な反射特性を得ることが可能となる。同様に
位相調整線路4eの線路長を選ぶことにより、出力端子
P2 において、良好な反射特性を得ることが可能とな
る。
【0018】さらに該実施例2では、実施例1の位相調
整線路4c,4dが不要なため電力合成増幅器のケース
3のX軸方向のサイズを実施例1に比べて小型に構成で
きる。
【0019】実施例3.次に本発明の第3の実施例によ
る電力合成増幅器を図について説明する。上記各実施例
では2個の増幅器1a,1bを用いた電力合成増幅器を
示したが、2個以上の増幅器を有する電力合成増幅器に
おいても、同様の効果を得ることができる。すなわち図
3は、4個の増幅器を用いた電力合成増幅器を示し、図
において、位相調整線路4a,4b,4c,4dの線路
長をそれぞれL1,L2,L3,L4とし、位相調整線路41
a,41b,41c,41dの線路長をそれぞれ、L11
,L12 ,L13 ,L14 とし、位相調整線路42a,42
b,42c,42dの線路長をそれぞれ、L21 ,L22 ,
L23 ,L24 とする。1オクターブ以上の広帯域に渡り、
電力合成増幅器においての良好な合成損失特性を得るた
めには、以下のように各線路長を選択する。 L13 +L12 =L14 +L11 …(5) L23 +L22 =L24 +L21 …(6) L3+L2+L13 +L12 =L4+L1+L23 +L22 …(7) さらに、広帯域に渡り、電力合成増幅器においての良好
な反射特性を得るためには以下のように線路長を選択す
る。 L13 =L11 … (8) L12 =L14 … (9) L23 =L21 …(10) L22 =L24 …(11) L3+L11 =L1+L21 …(12) L2+L22 =L4+L12 …(13)
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る電力合成
増幅器によれば、増幅器をケース長手方向に配置するこ
とにより、幅方向に小型の電力合成増幅器を実現し、ま
たこのとき位相調整線路で複数の増幅器とハイブリッド
の間の接続を行うとともに、増幅器をずらして配置した
ことにより生ずる位相差を補正するようにしたので、導
波管モードによる共振を抑圧すると共に、広帯域にわた
って増幅器の透過位相を調整することができ、合成損失
の少ない良好な特性を得ることができる効果がある。
【0021】また、各増幅器と分配器、または合成器と
の間の線路長が各増幅器間で等しくなるよう設定するこ
とで、反射電力が分配器、または合成器の終端器に吸収
されるよになり、広帯域にわたって反射特性を改善する
ことができる効果がある。
【0022】また、上記位相調整用線路の線路長を、使
用周波数に対し、半波長の長さとなるように設定するこ
とで、分配された後のマイクロ波信号は反射位相が使用
する中心周波数で等しくなり、狭帯域において合成損
失,反射損失を改善することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による電力合成増幅器
を示すブロック図および構成図である。
【図2】この発明の第2の実施例による電力合成増幅器
を示すブロック図および構成図である。
【図3】この発明の第3の実施例による電力合成増幅器
を示すブロック図および構成図である。
【図4】従来の電力合成増幅器を示すブロック図および
構成図である。
【符号の説明】
1a,1b 増幅器 2a,2b ハイブリッド 3 ケース 30 ケース 4a〜4d 位相調整線路 5a,5b 終端器 P1 入力端子 P2 出力端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波信号を複数波に分配する第1
    の分配器と、該分配されたマイクロ波信号を受けてこれ
    を増幅する複数の電力増幅器と、該複数の電力増幅器の
    出力を受けてこれを合成する第1の合成器とを同一ケー
    ス内に収容してなる電力合成増幅器において、 上記複数個の増幅器を上記ケースの長手方向に配置し、 上記第1の分配器と第2の合成器との間に、上記各増幅
    器に対応して位相調整線路を設け、上記第1の分配器と
    第1の合成器との間での線路長を等しくしたことを特徴
    とする電力合成増幅器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電力合成増幅器におい
    て、 上記各増幅器と上記第1の分配器、または第1の合成器
    との間に配置された上記位相調整線路の線路長が等しい
    ことを特徴とする電力合成増幅器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電力合成増幅器におい
    て、 上記位相調整線路の線路長を使用周波数に対して半波長
    の長さとなるように設定したことを特徴とする電力合成
    増幅器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電力合成増幅器におい
    て、 上記各増幅器をさらに複数個の単位増幅器に分割してこ
    れらを上記ケースの長手方向に配置し、 上記単位増幅器と上記第1の分配器との間に第2の分配
    器を配置し、 上記単位増幅器と上記第1の合成器との間に、上記複数
    個の単位増幅器の出力を受ける第2の合成器を配置した
    ことを特徴とする電力合成増幅器。
JP5154646A 1993-06-25 1993-06-25 電力合成増幅器 Pending JPH0715254A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007274181A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Toshiba Corp 半導体装置
JP2013187578A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Nec Corp 高周波電力増幅回路
JP2016063291A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 三菱電機株式会社 広帯域増幅器

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