JPH071524B2 - 複数隣接磁気ヘツド - Google Patents

複数隣接磁気ヘツド

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JPH071524B2
JPH071524B2 JP62026553A JP2655387A JPH071524B2 JP H071524 B2 JPH071524 B2 JP H071524B2 JP 62026553 A JP62026553 A JP 62026553A JP 2655387 A JP2655387 A JP 2655387A JP H071524 B2 JPH071524 B2 JP H071524B2
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magnetic
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比呂志 山木
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は磁気ヘッドチップが隣接して配置されてなる
複数隣接磁気ヘッドに関し、隣接した磁気ヘッドチップ
が相互に干渉するのを防止する磁気ヘッドチップの構造
に係るものである。
[従来の技術] 第7図は従来の複数隣接磁気ヘッドの隣接した二個の磁
気ヘッドチップを拡大して示す概略側面図であり、第8
図は第7図のものの斜視図である。これら図において、
(1)は第1の磁気ヘッドチップ、(2)は第2の磁気
ヘッドチップ、(4),(4′)はC型磁気コア半体、
(5),(5′)はI型磁気コア半体、(6),
(6′)は巻線窓、(7)、(7′)はC型磁気コア半
体の巻線、(8),(8′)はI型磁気コア半体の巻
線、(9),(9′)は各磁気ヘッドチップの両側面に
おいて相対する磁気コア半体に渡って拡がった非磁性材
である。(10),(10′)は両磁気コア半体の作動ギャ
ップでここには薄膜非磁性材が詰められている。
I型磁気コア半体(5)とC型磁気コア半体(4)とは
作動ギャップ(10)を構成するように接合されている。
作動ギャップ(10)をまたいで両磁気コア半体に摺動接
触する供給記録媒体に対して信号を記録または再生する
ために磁気コアに巻き付けられた巻線(7),(8)は
外来電磁波の影響を相殺するようにI型磁気コア半体と
C型磁気コア半体とに分かれて巻かれている。すなわ
ち、外来電磁波が巻線を通ることにより巻線に発生する
起電力でノイズ信号を発生させるのを防止するために、
C型磁気コア半体(4)の巻線(7)による起電力とI
型磁気コア半体(5)の巻線(8)になる起電力とが逆
極性で等しいレベルになるように巻線(7)と巻線
(8)の巻線比が分けられている。
磁気ヘッドチップ(2)についても同様である。かかる
磁気ヘッドチップ(1)および(2)が第9図および第
10図に示す如くヘッドベース(3)に隣接して取り付け
られている。かかる構成体を複数隣接磁気ヘッドと称
す。なおかかる複数隣接磁気ヘッドは、ビデオテープレ
コーダ等において使用され、隣接した二つの磁気ヘッド
チップ(1),(2)はその作動ギャップ(10),(1
0′)のアジマス角が異なるようにヘッドベース(3)
に配列され、かつ作動ギャップ(10),(10′)の間隔
が所定長になるように位置決めされている。
さて、再び第7図を参照してC型磁気コア半体とI型磁
気コア半体との材質が同一であり、外来電磁波が空間的
に均一にかつ平行に伝わって来るとして起電力はほぼ巻
数と磁気コアの断面積に比例するので、C型磁気コア半
体(4)とI型磁気コア半体(5)の断面積の比の逆比
にそれぞれの磁気コア半体の巻線の巻数比をとれば外来
電磁波の影響を相殺しうることが理解されよう。
ところで、隣接する二つの作動ギャップの間隔は非常に
短いものであるのでI型磁気コア半体を小さくし、ヘッ
ドベース(3)に取り付けやすくするためにC型磁気コ
ア半体を大きくし(磁気抵抗を小さくするということも
含む)、その結果第7図に示す如き典型的な構造となり
巻線部の面積比は1:5〜6である。
これに伴って、巻線(8)は巻線(7)より5〜6倍多
く巻かなくてはならなかったのである。
以上は第1のヘッドチップ(1)について述べたが第2
のヘッドチップ(2)についても同様である。
[発明が解決しようとする問題点] 従来の複数隣接磁気ヘッドは以上のように構成されてい
るので、外来電磁波による妨害を防ぐためにI型磁気コ
ア半体に多く巻線を施す必要があり、隣接する磁気ヘッ
ドチップ同志の巻線が接触、交差あるいは接近して記録
あるいは再生の磁束がヘッドチップ同志で互いに干渉し
あうという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、外来電磁波の影響を防ぎながらも、隣接する
ヘッドチップ同志の巻線が接触または交差せずに互いに
干渉し合わない良好な性能をもつ複数隣接磁気ヘッドを
得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る複数隣接磁気ヘッドはC型磁気コア半体
の巻線部の透磁率的等価面積がI型磁気コア半体の透磁
率的等価面積の1乃至3倍であるようにしたものであ
る。
[作用] この発明におけるC型磁気コア半体は、その巻線部の透
磁率的等価断面積がI型磁気コア半体の透磁率的等価断
面積に近いために、C型磁気コア半体とI型磁気コア半
体の巻数差が小さく、I型磁気コア半体に多く巻く必要
がなく、隣接するヘッドチップのI型磁気コア半体の巻
線と接触したり、交差したり、あるいは接近したりして
記録あるいは再生の磁束がヘッドチップ同志で互いに干
渉し合うということがない。
[実施例] 以下この発明の一実施例を図について説明する。第1図
はこの発明の一実施例による複数隣接磁気ヘッドのヘッ
ドチップを示す側面図であり、第2図はその斜視図であ
る。これら図において(11)は第1のヘッドチップ、
(12)は第2のヘッドチップ、(14)は第1のヘッドチ
ップ(11)のC型磁気コア半体、(15)は第1のヘッド
チップのI型磁気コア半体、(16)は第1のヘッドチッ
プの巻線窓、(17)はC型磁気コア半体(14)の巻線、
(18)はI型磁気コア半体(15)の巻線、(19)は第1
のヘッドチップの両側面において相対する磁気コア半体
に渡って拡がった非磁性材である。(20)は両磁気コア
半体の作動ギャップで、ここには薄膜非磁性材がある。
第2のヘッドチップ(12)についても同様であり、対応
する符号にダッシュが付されている。
これらの図から判るとおり、C型磁気コア半体(14),
(14′)はその巻線部の断面積が残余の部分の断面積よ
り小さくなされていて、巻線部の断面積はI型磁気コア
半体(15),(15′)の断面積とほぼ等しくなってい
る。従って、C型磁気コア半体(14),(14′)の巻線
部の断面積は従来例と比べて小さくなり、C型磁気コア
半体(14),(14′)とI型磁気コア半体(15),(1
5′)の巻線比をほぼ等しくでき、インダクタンス一定
条件下でI型磁気コア半体の巻数を減少させることがで
きる。これによって、第1のヘッドチップ(11)の巻線
(18)と第2のヘッドチップ(12)の巻線(18′)との
間隔は広くなり、記録及び再生時の磁束の干渉を減少さ
せることができる。
第3図および第4図は本発明の他の実施例によるヘッド
チップの側面図および斜視図を示し、これら図において
(21)は第1のヘッドチップ(22)は第2のヘッドチッ
プ、(24)は第1のヘッドチップ(21)のC型磁気コア
半体、(25)は第1のヘッドチップのI型磁気コア半
体、(26)は第1のヘッドチップの巻線窓、(27)はC
型磁気コア半体(24)の巻線、(28)はI型磁気コア半
体(25)の巻線、(29)は第1のヘッドチップの両側面
において相対する磁気コア半体に渡って拡がった非磁性
材である。(40)は両磁気コア半体の作動ギャップで、
ここには薄膜非磁性材がある。(30)はC型磁気コア半
体(24)に作動ギャップ(40)と平行にテープ摺動面側
から入れられた切込み溝である。
C型磁気コア半体(21)の巻線(27)は巻線窓(26)と
切込み溝(30)との間に巻かれている。従ってC型磁気
コア半体(24)の巻線部の断面積はI型磁気コア半体
(25)の巻線部の横断面積とほぼ等しくできる。
第2のヘッドチップ(22)についても同様であり、対応
する符号にダッシュが付されている。
さて、上記の第1の実施例(第1図および第2図)なら
びに第2の実施例(第3図および第4図)とにおいて
は、C型磁気コア半体の巻線部とI型磁気コア半体の巻
線部の断面積がほぼ等しい場合を示したが、これに限ら
ずC型磁気コア半体の巻線部とI型磁気コア半体の巻線
部の断面積の比が1:1〜3:1の間であれば同様の効果が得
られる。
その理由を第5図および第6図を参照して説明する。
第5図に示すように、I型磁気コアの巻線部の断面積を
S1,巻線の巻数をN1とし、C型磁気コア半体についても
同様にS2,N2とすると、外来電磁波相殺条件より N1S1=N2S2=A ……(イ) インダクタンス一定条件より N1 2S1+N2 2S2=C ……(ロ) である(なお、A,Cは定数である)。
さて、式(イ)および式(ロ)から となる。ここで従来タイプの構造をS1=1,S2=5,N1=1
5,N2=3とすると、C=270となる。S1=1を一定とし
てS2,N2,N1を変化させ、S2とN1,N2の関係を調べると
式(ハ)より N1 2(1/S2+1)=270 ……(ニ) N2 2S2(1+S2)=270 ……(ホ) が得られる。これらをグラフに表すと第6図となる。第
6図より断面積比が3:1以下(すなわちグラフにおいてS
2が3以下)でN1の巻数が急激に減少し所望の効果が達
成されるということが判る。
なお、以上の説明ではC型磁気コア半体およびI型磁気
コア半体はいずれも同一の磁性材料でかつ単一の構造で
できているものとしている。
各磁気コア半体が積層体からなっていて、かつその積層
体の材質が異なっている場合では、断面積は透磁率的に
等価に換算されて比較されるべきである。つまり各断面
積に透磁率を乗じて比較する。これを本発明では「透磁
率的等価断面積」と称する。
例えば第7図を参照して、I型磁気コア半体の磁性体を
材料を、その透磁率がC型コア磁気半体の磁性体の材料
の透磁率の5〜6倍であるものを選択すれば、巻線
(7),(8)の巻数はほぼ等しくできる。
なお、上記の第1の実施例(第1図および第2図)並び
に第2の実施例(第3図および第4図)においては、第
1のヘッドチップおよび第2のヘッドチップ両方におい
て巻回数の減少が適用されているが、いずれか一方のヘ
ッドチップにおいてのみ巻回数の減少が適用されてもよ
い(なお、この場合には効果は半減する)。
また、場合によって第1図乃至第4図に示す複数隣接磁
気ヘッドを2段重ねにし、互いにI型磁気コア半体が隣
接するようになしたものも考えられる。このような複数
隣接磁気ヘッドにおいても本発明は適用できることは言
うまでもない。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、少なくとも一つの磁
気ヘッドチップはそのC型磁気コア半体の巻線部の透磁
率的等価断面積とI型磁気コア半体の巻線部の透磁率的
等価断面積との比が3:1乃至1:1になるように構成したの
で、I型磁気コアに巻かれる巻線の数を減らすことが可
能で、隣接しあうI型磁気コアの巻線同志が接触、交
差、接近することがなく、記録再生時の磁束の干渉が大
幅に減少できる効果がある。また二つのヘッドチップの
作動ギャップの間隔をよ狭めることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による複数隣接磁気ヘッド
のヘッドチップを示す側面図、第2図はその斜視図、第
3図は他の実施例を示す複数隣接磁気ヘッドのヘッドチ
ップを示す側面図、第4図はその斜視図、第5図は外来
電磁波相殺条件を説明するための図、第6図はインダク
タンス条件一定を考慮に入れた相殺条件をグラフに表わ
した図、第7図は従来の複数隣接磁気ヘッドのヘッドチ
ップを示す側面図、第8図はその斜視図、第9図は従来
の複数隣接磁気ヘッドを示す側面図、第10図はその斜視
図である。 図において、(1),(11),(21)は第1のヘッドチ
ップ、(2),(12),(22)は第2のヘッドチップ、
(3)はヘッドベース、(4),(4′),(14),
(14′),(24),(24′)はC型磁気コア半体、
(5),(5′),(15),,(15′),(25),(2
5′)はI型磁気コア半体、(6),(6′),(1
6),(16′),(26),(26′)は巻線窓、(7)、
(7′)(17),(17′)はC型コアの巻線、(8),
(8′),(18),(18′)はI型コアの巻線である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作動ギャップを構成するように接合された
    I型磁気コア半体およびC型磁気コア半体と、前記作動
    ギャップをまたいで両磁気コア半体に摺動接触する磁気
    記録媒体に対して信号を記録または再生するために前記
    磁気コアに巻き付けられた巻線とを具備し、前記巻線は
    外来電磁波の影響を相殺するようにI型磁気コア半体と
    C型磁気コア半体とに分かれて巻かれてなる磁気ヘッド
    チップであって、この磁気ヘッドチップが少なくとも二
    つそのI型磁気コア半体部で隣接するように並べて配置
    されてなる複数隣接磁気ヘッドにおいて、 少なくとも一つの磁気ヘッドチップはそのC型磁気コア
    半体の巻線部の透磁率的等価断面積とI型磁気コア半体
    の巻線部の透磁率的等価断面積との比が3:1乃至1:1にな
    るように構成したことを特徴とする複数隣接磁気ヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】C型磁気コア半体を構成する材料とI型磁
    気コア半体を構成する材料が同一であり、各巻線部の断
    面積の比を3:1乃至1:1となしてI型磁気コア半体に巻く
    巻線の数を減少せしめるようになした特許請求の範囲第
    1項記載の複数隣接磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】I型磁気コア半体を構成する材料をその透
    磁率がC型磁気コア半体を構成する材料の透磁率より高
    いものを選択し、I型磁気コア半体に巻く巻線の数を減
    少せしめるようになした特許請求の範囲第1項記載の複
    数隣接磁気ヘッド。
JP62026553A 1987-02-06 1987-02-06 複数隣接磁気ヘツド Expired - Lifetime JPH071524B2 (ja)

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JPS5958615A (ja) * 1982-09-27 1984-04-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気ヘツド
JPS6070511A (ja) * 1983-09-28 1985-04-22 Hitachi Ltd ダブルアジマス磁気ヘッド

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