JPH0715155U - スプレーフラクサー - Google Patents

スプレーフラクサー

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JPH0715155U
JPH0715155U JP4710393U JP4710393U JPH0715155U JP H0715155 U JPH0715155 U JP H0715155U JP 4710393 U JP4710393 U JP 4710393U JP 4710393 U JP4710393 U JP 4710393U JP H0715155 U JPH0715155 U JP H0715155U
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drum
flux
mesh
container
cleaning
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三津夫 禅
優浩 渡辺
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Senju Metal Industry Co Ltd
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Senju Metal Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドラム式のスプレーフラクサーにおいて、網
ドラムに付着したフラックスの松脂を完全に除去して、
次の使用時にはフラックスを均一な粒子の霧状にして塗
布ムラのないフラックス塗布を行えるようにする。 【構成】 フラックスが入れられた容器1内の網ドラム
2の近傍に多数の噴出孔16のあるパイプ状の洗浄ノズ
ル4を設置し、該噴出孔から洗浄液を網ドラムに勢いよ
く吹き付けて、網ドラムに付着した松脂を洗浄除去す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プリント基板のはんだ付け時、プリント基板にフラックスを塗布す るスプレーフラクサー、特にドラム式スプレーフラクサーに関する。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板を溶融はんだに接触させてはんだ付けする場合、溶融はんだとの 接触前にプリント基板にはフラックスを塗布しておかなければならない。フラッ クスはプリント基板のはんだ付け部を清浄にするとともに、溶融はんだの表面張 力を下げて、溶融はんだの濡れ性を良好にする作用がある。プリント基板のはん だ付けに使用するフラックスは、松脂を主成分としたものに少量の活性剤や界面 活性剤を添加し、これらをイソプロピルアルコールのような溶剤で溶解して液状 にしたものである。
【0003】 一般に、プリント基板にフラックスを塗布するフラクサーとしては、発泡式と スプレー式がある。
【0004】 発泡式とは、液状のフラックス中に発泡管と称するセラミック製の多孔質の円 筒管を浸漬しておき、発泡管の内部に圧縮空気を送り込んで、発泡管表面から流 出する空気によりフラックスを発泡させる。そして、この発泡したフラックスを 噴出口から噴き上がらせて、上方を通過するプリント基板に塗布するものである 。発泡式に使用するフラックスは、発泡状態が良くなければならず、発泡状態を よくするためには、松脂の含有量を多くしなければならなかった。フラックスの 発泡状態をよくするためには、松脂の含有量は少なくとも15重量%以上が必要 である。
【0005】 ところで、はんだ付け後のプリント基板にフラックス残渣が多量に付着してい ると、フラックス残渣が長期間経過するうちに吸湿して、プリント基板のランド 間の絶縁抵抗を下げたり、ランド間にマイグレーションを発生させて短絡事故を 起こしたり、さらには腐食生成物を発生させてランドを切断したりすることがあ た。そのため、信頼性が要求される電子機器に組み込むもので、フラックス残渣 が多量に付着したプリント基板は、はんだ付け後にフラックス残渣を除去する洗 浄を行わなければならなかった。
【0006】 フラックス残渣の洗浄除去には、松脂や活性剤をよく溶解するフロンやトリク レン等の溶剤が用いられていたが、これらの溶剤は地球を取り巻くオゾン層を破 壊して太陽からの有害な紫外線を多量に地球に到達させ、人類に皮膚癌を発生さ せる原因となることから、その使用が規制されるようになってきた。そのため、 高信頼性が要求されるプリント基板のはんだ付けには、松脂含有量の多いフラッ クスを使用しても洗浄ができないことから、当然発泡式も使用できなかった。
【0007】 スプレー式は、液状のフラックスを霧状にしてプリント基板に塗布するもので あるが、スプレー式に使用するフラックスは松脂含有量の少ない方が均一な塗布 が行える。一般に、スプレー式に使用するフラックスは、松脂が10重量%以下 である。その結果、スプレー式でフラックスを塗布してはんだ付けしたプリント 基板はフラックス残渣の量も少なく、はんだ付け後にフラックス残渣を洗浄除去 しなくても済むという優れた特長があり、高信頼性が要求されるプリント基板の はんだ付けには最適である。
【0008】 スプレーフラクサーには、ガン式スプレーフラクサーとドラム式スプレーフラ クサーがある。
【0009】 ガン式スプレーフラクサーとは、ノズルからフラックスと圧縮空気を同時に噴 出させてフラックスを霧状にするもので、市販の塗料吹き付け用のスプレーガン を採用できるため安価であるが、ノズルの噴出口が非常に細いことから、松脂の ように粘着性のある材料を使用すると、松脂がノズルの噴出口に付着して目詰ま りを起こしてしまうことがあった。またガン式スプレーフラクサーは、霧状に噴 出されたフラックスが逆円錐形となるため、その中心部では周辺部よりも多量に フラックスが噴出して、プリント基板の中心部に多量に付着するという不均一塗 布となることもあった。
【0010】 一方、ドラム式スプレーフラクサーは、ノズルからはエアーだけを吹き出させ るため、エアーノズルの詰まりはなく、またフラックスの噴出形状も横長となる ため、走行するプリント基板に対しては均一塗布が行えるという優れた特長を有 している。従って、今日では、ドラム式スプレーフラクサーが注目されるように なってきている。
【0011】
【考案が解決使用とする課題】
ところで、ドラム式スプレーフラクサーは、使用中は回転するドラムに付着し たフラックスが乾燥する前に吹き飛ばされ、その後にドラムに少し残ったフラッ クスは、ドラムの回転で直ぐに液状フラックス中に浸漬されるため、ここで溶解 させられると同時に新しいフラックスがドラムに付着するようになるため、松脂 がドラムにこびり付くようなことはない。しかしながら、使用後に容器から液状 フラックスを抜き取ってドラムをそのままにしておくと、ドラムに多量に付着し たフラックスは乾燥し、松脂が固化して目詰まりを起こしてしまう。そのため、 使用後は容器内からフラックスを抜き取ってから容器内にに洗浄液を注入し、そ の中でドラムを回転させ、ドラムに付着したフラックスを洗浄することが行われ ていた。しかしながら、ドラムの網の目に付着した松脂はドラムを回転させたぐ らいでは完全に除去できず、それが徐々に溜って、ついにはドラムの網の目を完 全に塞いでしまうことがあった。本考案は、ドラム式スプレーフラクサー使用後 にドラムに付着した松脂を完全に除去できるドラム式スプレーフラクサーを提供 することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案者らは、こびり付いたものを液体で除去するには、液体の中で濯いだぐ らいでは除去できないが、液体に圧力をかけてこびり付いたものに吹き付けると 、それが容易に除去できることに着目して本考案を完成させた。
【0013】 本考案は、容器内で網ドラムを回転させ、網ドラムに付着した液状フラックス を網ドラム内に設置したエアーノズルから噴出するエアーで吹き飛ばして霧状に することによりプリント基板に塗布するスプレーフラクサーにおいて、容器内の 網ドラム近傍に網ドラムに洗浄液を吹き付けることのできる洗浄ノズルを設置し たことを特徴とするスプレーフラクサーである。
【0014】
【作用】
網ドラムの近傍に洗浄液を網ドラムに吹き付ける洗浄ノズルを設置し、ここか ら圧力のある洗浄液を網ドラムに当てると、網ドラムに付着した松脂を容易に除 去できる。
【0015】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案のドラム式スプレーフラクサー(以下、単にスプ レーフラクサーという)について説明する。図1は本考案スプレーフラクサーの 側面断面図、図2は一部破断した同平面図、図3一部破断した同斜視図である。
【0016】 スプレーフラクサーは、容器1、網ドラム2、エアーノズル3および洗浄ノズ ル4から構成されている。
【0017】 容器1は、上部が開口した細長い箱状であり、底部は断面が半円形となってい る。容器1の上部には吹き出し口5が設置されており、また容器1の一端には液 溜室6が設置されている。該液溜室の側壁上部には、フラックス供給パイプ7が 挿入されている。フラックス供給パイプ7は図示しないフラックス供給装置に接 続されており、液溜室6の隅部に設置された液面センサー8の指示により液溜室 内に適宜フラックスを送るようになっており、スプレーフラクサー使用時には常 にフラックス9が一定量入っている。また、液溜室6の隅部底面にはドレイン1 0が設置されている。
【0018】 網ドラム2は、ステンレスのような材料からできた網を円筒状に形成したもの で、その両端は容器1と液溜室6内で回動自在に軸支されている。液溜室6にあ る網ドラムの端部にはギヤー11が設置されており、該ギヤーは液溜室6の外部 に固定されたモーター12のギヤー13と連結されている。従って、モーター1 2の駆動により、その回転力がギヤー13、11と伝わって網ドラム2を回転さ せるようになっている。
【0019】 網ドラム2内には、エアーノズル3が設置されている。エアーノズル3は、網 ドラム2の径よりも少し細径のパイプであり、上部には軸方向に多数の穴14… が穿設されている。また、エアーノズル3内には、容器外部に通じたエアー供給 管15が設置されており、該エアー供給管は図示しないコンプレッサーに接続さ れている。エアー供給管15から供給された空気は、一旦太いエアーノズル3内 で緩衝され、エアーノズル3の多数の穴14…から均等に吹き出る。
【0020】 容器1内には、網ドラム2の近傍に洗浄ノズル4が設置されている。洗浄ノズ ル4は、パイプに多数の噴出孔16…が穿設されたもので、該噴出孔は網ドラム 方向に向いている。洗浄ノズル4は容器1外に通じており、図示しない洗浄液供 給装置に接続されている。洗浄液供給装置とは、イソプロピルアルコールのよう な洗浄液をポンプで圧送するものである。
【0021】 次に上記構造を有する本考案スプレーフラクサーでの使用および洗浄状態につ いて説明する。
【0022】 スプレーフラクサー使用中は、容器1と液溜室6内には常に一定量のフラック スが注入されており、網ドラム2は下部をフラックスに浸漬した状態でモーター 12により回転させられている。そして、図示しないプリント基板がスプレーフ ラクサーの上方に到来したならば、これを図示しないセンサーが検知してエアー 供給管15から空気をエアーノズル3内に流入させる。すると、エアーノズル3 内で緩衝された空気はエアーノズルの多数の穴14…から均等に吹き出る。この 時、網ドラム下部がフラックスに浸漬されて、網ドラムの網の目に膜を張ったよ うに付着したフラックスは、エアーノズルの穴から吹き出る空気により上方に吹 き飛ばされて霧状になる。霧状になったフラックスは上方を通過するプリント基 板の裏面に均一塗布される。
【0023】 スプレーフラクサー使用後は、先ずドレイン10から容器1と液溜室6内のフ ラックスを抜き取り、ドレインを閉める。そして、網ドラム2を回転させておい て、図1に示すように洗浄ノズル4から洗浄液を勢いよく網ドラム2に吹き付け る。すると、網ドラムに付着した松脂は勢いのある洗浄液の吹き付けにより、ほ とんど除去される。洗浄液の吹き付けによる洗浄は一定時間、たとえば2〜3分 間行う。
【0024】 網ドラムに吹き付けられた洗浄液は、容器1と液溜室6に溜まる。ここに溜っ た洗浄液は回転する網ドラムの下部を洗浄するとともに、洗浄ノズルからの洗浄 液で一旦剥がされて網ドラムに残った松脂をここで濯ぎ取る。このようにして一 定時間の洗浄が終了したならば、ドレイン10より洗浄液を抜き取り、再度、洗 浄ノズルから洗浄液を網ドラムに吹き付けて一定時間洗浄を行う。このような洗 浄を2〜3回行えば、網ドラムは完全に奇麗な状態となる。
【0025】
【考案の効果】
以上説明した如く、本考案のスプレーフラクサーは、網ドラムに付着してその 除去が困難であった松脂を完全に洗浄除去できるようにしたため、次の使用時に は網ドラムの網の目に松脂が全く残ってなく、使用時にはフラックスが均一な粒 子の霧状となり、プリント基板に対して塗布ムラや部分的に多量にフラックスが 付着する等の問題が生じないという従来にない優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案スプレーフラクサーの側面断面図
【図2】本考案スプレーフラクサーの平面図
【図3】本考案スプレーフラクサーの一部破断した斜視
【符号の説明】
1 容器 2 網ドラム 3 エアーノズル 4 洗浄ノズル 9 フラックス 16 噴出孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内で網ドラムを回転させ、網ドラム
    に付着した液状フラックスを網ドラム内に設置したエア
    ーノズルから噴出するエアーで吹き飛ばして霧状にする
    ことによりプリント基板に塗布するスプレーフラクサー
    において、容器内の網ドラム近傍に網ドラムに洗浄液を
    吹き付けることのできる洗浄ノズルを設置したことを特
    徴とするスプレーフラクサー。
JP4710393U 1993-08-09 1993-08-09 スプレーフラクサー Expired - Lifetime JP2580459Y2 (ja)

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JP4710393U JP2580459Y2 (ja) 1993-08-09 1993-08-09 スプレーフラクサー

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015030010A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 株式会社タムラ製作所 フラックス塗布方法、フラックス塗布装置及びはんだ付システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015030010A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 株式会社タムラ製作所 フラックス塗布方法、フラックス塗布装置及びはんだ付システム

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JP2580459Y2 (ja) 1998-09-10

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