JPH0715076U - 綱引競技のアンカーマン用のプロテクター - Google Patents
綱引競技のアンカーマン用のプロテクターInfo
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- JPH0715076U JPH0715076U JP4666693U JP4666693U JPH0715076U JP H0715076 U JPH0715076 U JP H0715076U JP 4666693 U JP4666693 U JP 4666693U JP 4666693 U JP4666693 U JP 4666693U JP H0715076 U JPH0715076 U JP H0715076U
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- man
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- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、綱引競技におけるアンカーマンが自
己の身体に巻きつけホールドした綱を引張したり引張さ
れたとき、アンカーマンの身体や衣服に及ぼす接触摩擦
力及び/又は過負荷に耐え、身体に安全でかつ衣服の破
損のないことを目的とする。 【構成】本考案は、表地1と裏地2の間に適宜の間隔を
置かれるブロック状の緩衝部材3、3からなり、前記表
地1と裏地2で該各緩衝部材3を被覆挟持し、これら表
地1の端縁辺4と裏地2の端縁辺5及び前記各緩衝部材
3の側縁辺6を結合して主体aを形成し、一端に結合部
品7を有する少なくとも1組のバンドbを前記主体aの
適宜個所に結合形成する。
己の身体に巻きつけホールドした綱を引張したり引張さ
れたとき、アンカーマンの身体や衣服に及ぼす接触摩擦
力及び/又は過負荷に耐え、身体に安全でかつ衣服の破
損のないことを目的とする。 【構成】本考案は、表地1と裏地2の間に適宜の間隔を
置かれるブロック状の緩衝部材3、3からなり、前記表
地1と裏地2で該各緩衝部材3を被覆挟持し、これら表
地1の端縁辺4と裏地2の端縁辺5及び前記各緩衝部材
3の側縁辺6を結合して主体aを形成し、一端に結合部
品7を有する少なくとも1組のバンドbを前記主体aの
適宜個所に結合形成する。
Description
【0001】
本考案は綱引競技のアンカーマンがその利き手の反対側の肩から背中の斜めを 通過して利き手側の脇腹に至るように綱をホールドして綱引競技する場合に、ホ ールドした綱との接触摩擦や過負荷によって生ずるアンカーマンの身体の傷害や 背骨等の骨折を未然に防止し得るアンカーマン用のプロテクターに関する。
【0002】
従来の綱引競技においてそのアンカーマンと称する選手は利き手反対側の方か ら背中を斜めに横切って利き手側の脇腹に至る部辺で綱引競技用の綱をホールド して他の選手と共に綱を引張り、或いは相手側チームから引張られるときにも耐 えられるようにするものであるから、ホールドした綱と接するアンカーマンの身 体、特に利き手反対側の肩、該肩から斜めに通過する背中及び利き手側の脇腹等 に傷害や背骨等の骨折が生じていたのでこれを防止するために、綱の負荷が加わ る部分と対応する部辺にタオル、その他布地や皮革材のシートを添えていた。然 しながら前記タオルや布地等のシートを利き手反対側の肩から背中を斜めに通過 して利き手の反対の脇腹を添えようとするものであるから、前記タオル、その他 布地や皮革材のシートが背中等からずり落ち易く身体の保護ができないのみなら ず、前記タオル等は容易に破損し易いので接触摩擦による傷害を防止できない。 また前記タオル等では綱を引張ったり引張られたときの綱による過負荷を緩衝で きず、従ってアンカーマンの肩の骨や背骨等の骨折の防止をすることができない 等の欠陥があった。
【0003】
本考案は綱引競技におけるアンカーマンが自己の身体でホールドした綱を引張っ たり引張られたときに用いていた従来のタオルや布地若しくは皮革材のシートの 欠陥を克服して、アンカーマンの身体に及ぼす接触摩擦や過負荷に耐えて、人体 に与える傷害、骨折等を防止することを課題とする。
【0004】
本考案は前記の課題を解決するために織布若しくは編布でなる表地1と裏地2 及び複数個のブロック状の緩衝部材3、3・・・からなり、前記表地1と裏地2 間で適宜間隔を置いて前記各緩衝部材3を挟持し、前記表地1と裏地2の上下の 端縁辺4と5及び前記各緩衝部材3と3の左右の各側縁辺6と6を結合して主体 aを形成し、一端に結合部品7を有する少なくとも1組の掛止めバンドbの他端 辺8と8を前記主体aの左右の端縁辺9と9に結合形成し、各バンドbの結合部 品7と7の結合によりアンカーマンの身体の所定部位に係合できるよう形成した ことを新規な手段とする。
【0005】
アンカーマンの身体にホールドしている綱とアンカーマンの身体の間にプロテク ターAが介在しているので、相手側の選手が綱を引張る力或いはアンカーマンを 含む含む味方側の選手が綱を引張る力によって生ずる過負荷及び/又は摩擦力を プロテクターAの主体a内に複数個のブロック状の緩衝部材3によって緩和する 。また該プロテクターAの各バンドb、b等によってプロテクターAがアンカー マンの身体の利き手反対側の肩より、背中の斜めを通過して利き手側の脇腹に至 る部辺から移動しないように固定できる。更にプロテクターAの主体aの表地1 と裏地2内の緩衝部材3と3の間に硬質芯材11を挟持できる。前記主体aの適 宜個所から下方に垂れ下がった突出片12をベルトの内側に挟むことができるし 、またプロテクターAを裏返し(リバース)使用することができる。
【0006】
本考案に係る主として綱引競技のアンカーマン用のプロテクターを図面に従って その代表的な実施例を示すと以下の通りである。 本考案の綱引競技のアンカーマン用のプロテクターは図1及び図2等で示すよう に、主体aと該主体aの左右の端縁辺9、9に他端辺8、8を結合されかつ一端 に結合部品7、7を有する、少なくとも1組のバンドb、bで構成し、前記主体 aは図3で示すように織布若しくは編布でなる表地1と裏地2及びこれらの間に 被覆挟持されかつ適宜の間隔を置いて配列される複数個のブロック状の緩衝部材 3、3で構成されている。前記主体aは前記各緩衝部材3を前記表地1と裏地2 で被覆挟持した後、前記表地1の端縁辺4と前記裏地2の端縁辺5を縫着し、前 記ブロック状の緩衝部材3の各側縁辺6、6を縫着している。なお、前記表地1 と裏地2が熱可塑性樹脂の繊維で構成されたものであれば前記各縫合部分を高周 波溶着機を用いて溶着することができる。また前記表地1及び/又は裏地2は強 靱な帆布を用いればよい。また前記各緩衝部材3は、図4のaで示すように比較 的厚い一枚ものの軟質で弾性に富む柔軟部材10、例えば軟質のポリエチレンス ポンジ、ポリウレタンフォーム、EVAスポンジ、ゴムスポンジ等を挙げること ができる。また前記各緩衝部材3は図4のbで示すように比較的薄い2枚の柔軟 部材10と10の間に硬質でかつ剛性に富む硬質芯材11を挟着結合したものを 用いることもできる。該硬質芯材11は比較的硬質のポリエチレン、硬質ポリウ レタン、硬質ゴム、ABS樹脂等の如きゴム又は合成樹脂のソリッド体等を挙げ ることができる。また前記主体aはその適宜個所例えばアンカーマンの利き手側 の脇部の近傍の下方の周縁辺から下方に向かい垂れ下がる突出片12を形成し、 該突出片12がアンカーマンのズボンのベルトの内側に位置するようにしている 。同じく前記主体aはその左右の端縁辺9と9に少なくとも1組の相対向するか つ一端に結合部品7と7を取着したバンドbとbを縫合している。前記の1組の バンドbとbの他に前記主体aの左右いずれかの端縁辺9と該主体aの下方の周 縁辺における適宜個所、例えばアンカーマンの利き手側脇部の近傍から突出する 突出片13にそれぞれの一端を縫着しかつそれぞれの他端に結合部品7と7を取 着した1組のバンドb、bを備えている。前記各結合部品7はその着用する各ア ンカーマンの胴回りの大きさに即応するようにその長さを調節しかつ緊締するも のであるから、通常のバンドに用いるバックル、所謂嵌合バックル、複数個の穴 と突起の組み合わせ、スナップ、ボタン、所謂D環を2つ取着したもの、ファス ナーテープ若しくはこれらと同効の他の適宜の結合部品を用いることができる。 本考案のアンカーマン用のプロテクターAの使用方法を説明すると、図5及び6 等で示すように、その主体aの突出片12を下側としてアンカーマンの背中に当 着し、同じく主体aの左右の側端辺の中、前記突出片12を近傍にない側を利き 手と反対側の肩を超えて前方側に幾分垂れ下がるようにし、同じく主体aの他の 端縁辺9をアンカーマンの脇腹を経て前方の腹部の一部に当着するようにした後 、相対向する各バンドbの長さを調節して各結合部品7と7を結合する。更に本 考案のアンカーマン用のプロテクターAは表地1側も裏地2側のどちら側(リバ ース)も表として使用できるので、一体のもので左右いずれの利き手側のアンカ ーマンにも用いることができる。なお図5及び図6ではプロテクターAはアンカ ーマンの衣服の外側に当着しているように表現しているが、綱引競技中は競技用 ユニフォーム等の内側に着用して見えないようにすることが競技の規則で規定さ れているのでユニフォームその他の着衣の内側に使用することが望ましい。
【0007】
本考案のアンカーマン用のプロテクターAは、その主体a内にブロック状の緩 衝部材3、3を適宜間隔を置いて複数個配列して被覆挟持しているアンカーマン の利き手と反対側の肩からその背中を斜めに当着して利き手側の脇腹及び腹部の 前方の一部に亘り密着し易いしかつ各バンドbによって長さを調整して緊締でき るので綱の引張り又は引張られることにより、生ずる過負荷及び/又は接触摩擦 力を緩衝若しくは緩和してアンカーマンの身体の背骨等の骨折や衣服の破損を防 止できる。また各緩衝部材3はブロック状のもので適宜間隔に配列しているので 過負荷等を分散して影響を少なくしている。また各緩衝部材3は柔軟部材10と 10の間に硬質芯材11を挟着しているので各緩衝部材3の強度を補強してその 破損を少なくしてその効果作用を永く維持できるようにできた。またプロテクタ ーAを表地1側及び裏地2側のいずれの側(リバース)の使用もできるので一体 で左右のいずれの利き手側のアンカーマンにも使用できるので経済的である。ま た更に主体aから下方に突出する突出片12を設けており、該突出片12がアン カーマンのズボンのベルト部辺の内側で腰部との間に挟持されるのでプロテクタ ーAの位置の固定が一層強化し、プロテクターAの作用を維持できる。従って綱 引競技のアンカーマン用のプロテクターとして極めて安全で実用的効果の高いも のを提供することができた。
【図1】 本考案の綱引競技のアンカーマン用のプロテ
クターの平面略図である。
クターの平面略図である。
【図2】 同じくアンカーマン用のプロテクターの底面
略図である。
略図である。
【図3】 同じく図1のX−X線に沿う拡大横断面略図
である。
である。
【図4】 a 同じくその主要部の1つである緩衝部材
の拡大横断面略図である。b 同じく他の実施例に係る
緩衝部材の拡大横断面略図である。
の拡大横断面略図である。b 同じく他の実施例に係る
緩衝部材の拡大横断面略図である。
【図5】 アンカーマンが本考案のプロテクターを着用
した状態の正面側を示す略図である。
した状態の正面側を示す略図である。
【図6】 同じく本考案のプロテクターを着用した状態
の背面側を示す略図である。
の背面側を示す略図である。
A プロテクター B アンカーマンの身体 a 主体 b バンド 1 表地 2 裏地 3 緩衝部材 4 端縁辺 5 端縁辺 6 側縁辺 7 結合部品 8 他端辺 9 端縁辺 10 柔軟部材 11 硬質芯材 12 突出片 13 突出片
Claims (3)
- 【請求項1】織布若しくは編布でなる表地1と裏地2及
び複数個のブロック状の緩衝部材3、3・・・からな
り、前記表地1と裏地2間で適宜間隔を置いて前記各緩
衝部材3を挟持し、前記表地1と裏地2の上下の端縁辺
4と5及び前記各緩衝部材3と3の左右の各側縁辺6と
6を結合して主体aを形成し、一端に結合部品7を有す
る少なくとも1組の掛止めバンドbの他端辺8と8を前
記主体aの左右の端縁辺9と9に結合形成し、各バンド
bの結合部品7と7の結合によりアンカーマンの身体の
所定部位に係合できることを特徴とする、綱引競技のア
ンカーマン用のプロテクター。 - 【請求項2】前記各緩衝部材3は柔軟部材10のみ、若
しくは該柔軟部材10と10の間に硬質芯材11を挟着
したものでなることを特徴とする、請求項1に記載の綱
引競技のアンカーマン用のプロテクター。 - 【請求項3】前記主体aはその適宜個所から下方に垂れ
る突出片12を設けたことを特徴とする、請求項1若し
くは2のいずれかに記載の綱引競技のアンカーマン用の
プロテクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993046666U JP2536090Y2 (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 綱引競技のアンカーマン用のプロテクター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993046666U JP2536090Y2 (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 綱引競技のアンカーマン用のプロテクター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0715076U true JPH0715076U (ja) | 1995-03-14 |
JP2536090Y2 JP2536090Y2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=12753681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993046666U Expired - Fee Related JP2536090Y2 (ja) | 1993-08-27 | 1993-08-27 | 綱引競技のアンカーマン用のプロテクター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2536090Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS623705U (ja) * | 1985-06-21 | 1987-01-10 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62160932U (ja) * | 1986-04-02 | 1987-10-13 | ||
JPH0177733U (ja) * | 1987-11-12 | 1989-05-25 | ||
JPH0336378U (ja) * | 1989-08-21 | 1991-04-09 | ||
JPH0470068U (ja) * | 1990-10-26 | 1992-06-22 | ||
JPH05103853A (ja) * | 1991-04-16 | 1993-04-27 | Seiichi Tejima | フエンシング用プロテクター |
-
1993
- 1993-08-27 JP JP1993046666U patent/JP2536090Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62160932U (ja) * | 1986-04-02 | 1987-10-13 | ||
JPH0177733U (ja) * | 1987-11-12 | 1989-05-25 | ||
JPH0336378U (ja) * | 1989-08-21 | 1991-04-09 | ||
JPH0470068U (ja) * | 1990-10-26 | 1992-06-22 | ||
JPH05103853A (ja) * | 1991-04-16 | 1993-04-27 | Seiichi Tejima | フエンシング用プロテクター |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS623705U (ja) * | 1985-06-21 | 1987-01-10 | ||
JPH045286Y2 (ja) * | 1985-06-21 | 1992-02-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2536090Y2 (ja) | 1997-05-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |