JP2536090Y2 - 綱引競技のアンカーマン用のプロテクター - Google Patents

綱引競技のアンカーマン用のプロテクター

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JP2536090Y2 JP1993046666U JP4666693U JP2536090Y2 JP 2536090 Y2 JP2536090 Y2 JP 2536090Y2 JP 1993046666 U JP1993046666 U JP 1993046666U JP 4666693 U JP4666693 U JP 4666693U JP 2536090 Y2 JP2536090 Y2 JP 2536090Y2
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譲二 吉本
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本考案は綱引競技のアンカーマン
が利き手と反対側の肩から背中の斜めを通過し、利き手
側の脇腹に至る綱をホールドする場合に、ホールドした
綱との接触摩擦や過負荷によって生ずるアンカーマンの
身体への種々の傷害を未然に防止し得るアンカーマン用
のプロテクターに関する。
【従来の技術】綱引競技において、その最後尾で綱をホ
ールドする選手のことをアンカーマンと称する。このア
ンカーマンは利き手と反対側の肩から背中を斜めに横切
って利き手側の脇腹に至る部辺で綱の端をホールドし他
の選手と共に綱を引張り、或いは相手側チームから引張
られるときにも耐えられるようにしている。従って、ホ
ールドした綱と接するアンカーマンの身体、特に利き手
と反対側の肩から斜めに通過する背中及び利き手側の脇
腹等に綱が食い込み、係る部位に擦り傷や、時には背骨
等に骨折が生ずることもあった。従来これを防止するた
めに、綱の負荷が加わる部分と対応する部辺にタオルや
その他の布地、或いは皮革材のシートを添えていた。然
しながらこの様なタオルや布地等のシートでは単に綱と
の接触部位に添えるだけのものであるから激しい引き合
いによって背中等から簡単にずれ落ち、また前記タオル
等は何ら工夫されたものでないため容易に破損し接触摩
擦による傷害も防止できない。また前記タオル等では綱
を引張ったり引張られたときの綱による過負荷を緩衝で
きず、従ってアンカーマンの背骨等の骨折を充分に予防
をすることができない等の欠陥があった。
【考案が解決しようとする課題】本考案は綱引競技にお
いてアンカーマンが自己の身体でホールドした綱を引張
ったり引張られたときに用いていた従来のタオルや布地
若しくは皮革材のシートの欠陥を克服して、アンカーマ
ンの身体に及ぼす接触摩擦や過負荷に耐え、人体に与え
る傷害、骨折等を防止するプロテクターを提供すること
を課題とする。
【課題を解決するための手段】本考案は前記の課題を解
決するために、一方の肩部から他方の脇部を通ってたす
き掛けする長尺状のプロテクターであって、該プロテク
ターは、職布若しくは編布でなる表地1と裏地2との間
に適宜間隔を置いて緩衝部材3を挟持し、前記表地1と
裏地2の各端縁辺4と5を結合し、かつ前記各緩衝部材
3と3の各側縁辺6と6を結合した主体aと、該主体a
の下端側の一側辺に一体的に略半円状に膨出させた突出
片12、並びに前記主体aの上下両端縁辺9、9にこれ
ら上下両端縁を互いに接近させ、結合させる結合部品7
を有する少なくとも1組の掛止めバンドbとからなり、
該主体aを各バンドbの結合部品7と7によりアンカー
マンの身体の所定部位に係合できるよう形成したことを
新規な手段として採用したものである。
【作用】本考案は、アンカーマンの身体をホールドして
いる綱との間にプロテクターAを介在させているため、
相手側の選手が綱を引張る力或いはアンカーマンの力と
味方側の選手が綱を引張る力によって生ずる過負荷及び
/又は摩擦力は、プロテクターAの主体a内に介在させ
た複数個のブロック状の緩衝部材3によって緩和でき
る。また該プロテクターAの各バンドb、b等は、プロ
テクターAがアンカーマンの身体の利き手と反対側の肩
より背中の斜めを通過して利き手側の脇腹に至る部辺か
ら移動しないように固定できる。更にプロテクターAの
主体aの表地1と裏地2内の緩衝部材3と3の間に硬質
芯材11を挟持したことにより綱の強い圧力を分散し緩
衝作用を充分発揮できる。また主体aの下端側の一側辺
に一体的に略半円状に膨出させた突出片12はプロテク
ターの着用時において、ベルト部辺の内側で腰部との間
に挟持されることになるのでプロテクターAが一層強固
に固定される。また該プロテクターは裏返し(リバー
ス)使用し左効き右効き何れでも使用できる。
【実施例】本考案に係る主として綱引競技のアンカーマ
ン用のプロテクターを図面に従ってその代表的な実施例
を示すと以下の通りである。本考案の綱引競技のアンカ
ーマン用のプロテクターは図1及び図2等で示すよう
に、主体aと該主体aの左右の端縁辺9、9に他端辺
8、8を結合し、かつ一端に結合部品7、7を有する少
なくとも1組のバンドb、bで構成し、前記主体aは図
3で示すように織布若しくは編布でなる表地1と裏地2
及びこれらの間に被覆挟持されかつ適宜の間隔を置いて
配列される複数個のブロック状の緩衝部材3、3で構成
されている。前記主体aは前記各緩衝部材3を前記表地
1と裏地2で被覆挟持した後、前記表地1の端縁辺4と
前記裏地2の端縁辺5を縫着し、前記ブロック状の緩衝
部材3の各側縁辺6、6を縫着している。なお、前記表
地1と裏地2が熱可塑性樹脂の繊維で構成されたもので
あれば前記各縫合部分を高周波溶着機を用いて溶着する
ことができる。また前記表地1及び/又は裏地2は強靱
な帆布を用いればよい。また前記各緩衝部材3は、図4
のaで示すように比較的厚い一枚ものの軟質で弾性に富
む柔軟部材10、例えば軟質のポリエチレンスポンジ、
ポリウレタンフォーム、EVAスポンジ、ゴムスポンジ
等が使用される。また前記各緩衝部材3は図4のbで示
すように比較的薄い2枚の柔軟部材10と10の間に硬
質でかつ剛性に富む硬質芯材11を挟着結合したものを
用いることもできる。該硬質芯材11は比較的硬質のポ
リエチレン、硬質ポリウレタン、硬質ゴム、ABS樹脂
等の如きゴム又は合成樹脂のソリッド体等が用いられ
る。また前記主体aはその下端側の一側辺、即ちアンカ
ーマンの利き手側の脇部の下方の周縁辺から下方に向か
い一体的に略半円状に膨出させた突出片12を形成し、
該突出片12がアンカーマンのズボンのベルトの内側に
位置するようにしている。同じく前記主体aはその左右
の端縁辺9と9に少なくとも1組の相対向するかつ一端
に結合部品7と7を取着したバンドbとbを縫合してい
る。前記の1組のバンドbとbの他に前記主体aの左右
いずれかの端縁辺9と該主体aの下方の周縁辺における
適宜個所、例えばアンカーマンの利き手側脇部の近傍か
ら突出する突出片13にそれぞれの一端を縫着しかつそ
れぞれの他端に結合部品7と7を取着した1組のバンド
b、bを備えている。前記各結合部品7は各アンカーマ
ンの胴回りの大きさに即応するようにその長さを調節し
かつ緊締するものであるから、通常のバンドに用いるバ
ックル、所謂嵌合バックル、複数個の穴と突起の組み合
わせ、スナップ、ボタン、所謂D環を2つ取着したも
の、ファスナーテープ若しくはこれらと同効の他の適宜
の結合部品を用いることができる。本考案のアンカーマ
ン用のプロテクターAの使用方法を説明すると、図5及
び6等で示すように、その主体aの突出片12を下側と
してアンカーマンの背中に当着し、同じく主体aの左右
の側端辺の中、前記突出片12を利き手と反対側の肩を
超えて前方側に幾分垂れ下がるようにし、同じく主体a
の他の端縁辺9をアンカーマンの脇腹を経て前方の腹部
の一部に当着するようにした後、相対向する各バンドb
の長さを調節して各結合部品7と7を結合する。尚本考
案のアンカーマン用のプロテクターAは表地1側も裏地
2側のどちら側(リバース)も表として使用できるの
で、一体のもので左右いずれの利き手側のアンカーマン
にも用いることができる。図5及び図6において、プロ
テクターAはアンカーマンの衣服の外側に当着している
ように表現しているが、綱引競技中は競技用ユニフォー
ム等の内側に着用して見えないようにすることが競技の
規則で規定されているのでユニフォームその他の着衣の
内側に使用することが望ましい。
【考案の効果】本考案のアンカーマン用のプロテクター
Aは、その主体a内にブロック状の緩衝部材3、3を適
宜間隔を置いて複数個配列して被覆挟持し、アンカーマ
ンの利き手と反対側の肩から背中を斜めに当着して利き
手側の脇腹及び腹部の前方の一部に亘り密着し易く、か
つ各バンドbによって長さを調整して緊締できるので綱
の引張り又は引張られることにより生ずる過負荷及び/
又は接触摩擦力を緩衝若しくは緩和してアンカーマンの
身体の背骨等の骨折や衣服の破損を防止できる。また各
緩衝部材3はブロック状のもので適宜間隔に配列してい
るので過負荷等を分散することができる。また各緩衝部
材3は柔軟部材10と10の間に硬質芯材11を挟着し
ているので各緩衝部材3の強度を補強してその破損を少
なくしてその効果作用を永く維持できるようにできた。
またプロテクターAを表地1側及び裏地2側のいずれの
側(リバース)の使用もできるので一体で左右のいずれ
の利き手側のアンカーマンにも使用できるので経済的で
ある。また更に主体aから下方に突出する突出片12を
設けており、該突出片12がアンカーマンのズボンのベ
ルト部辺の内側で腰部との間に挟持されることになるの
でプロテクターAの位置の固定が一層強化し、プロテク
ターAの作用を維持できる。従って本考案は綱引競技の
アンカーマン用のプロテクターとして極めて安全で実用
的効果の高いものを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の綱引競技のアンカーマン用のプロテ
クターの平面略図である。
【図2】 同じくアンカーマン用のプロテクターの底面
略図である。
【図3】 同じく図1のX−X線に沿う拡大横断面略図
である。
【図4】 a 同じくその主要部の1つである緩衝部材
の拡大横断面略図である。b 同じく他の実施例に係る
緩衝部材の拡大横断面略図である。
【図5】 アンカーマンが本考案のプロテクターを着用
した状態の正面側を示す略図である。
【図6】 同じく本考案のプロテクターを着用した状態
の背面側を示す略図である。
【符号の説明】
A プロテクター B アンカーマンの身体 a 主体 b バンド 1 表地 2 裏地 3 緩衝部材 4 端縁辺 5 端縁辺 6 側縁辺 7 結合部品 8 他端辺 9 端縁辺 10 柔軟部材 11 硬質芯材 12 突出片 13 突出片

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の肩部から他方の脇部を通ってたす
    き掛けする長尺状のプロテクターであって、該プロテク
    ターは、職布若しくは編布でなる表地1と裏地2との間
    に適宜間隔を置いて緩衝部材3を挟持し、前記表地1と
    裏地2の各端縁辺4と5を結合し、かつ前記各緩衝部材
    3と3の各側縁辺6と6を結合した主体aと、該主体a
    の下端側の一側辺に一体的に略半円状に膨出させた突出
    片12、並びに前記主体aの上下両端縁辺9、9にこれ
    ら上下両端縁を互いに接近させ、結合させる結合部品7
    を有する少なくとも1組の掛止めバンドbとからなり、
    該主体aを各バンドbの結合部品7と7によりアンカー
    マンの身体の所定部位に係合したことを特徴とする、綱
    引競技のアンカーマン用のプロテクター。
  2. 【請求項2】 前記各緩衝部材3はその中間層に硬質芯
    材11を挟着したことを特徴とする、請求項1に記載の
    綱引競技のアンカーマン用のプロテクター。
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JPH0336378U (ja) * 1989-08-21 1991-04-09
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JPH05103853A (ja) * 1991-04-16 1993-04-27 Seiichi Tejima フエンシング用プロテクター

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