JPH05103853A - フエンシング用プロテクター - Google Patents

フエンシング用プロテクター

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Publication number
JPH05103853A
JPH05103853A JP10957291A JP10957291A JPH05103853A JP H05103853 A JPH05103853 A JP H05103853A JP 10957291 A JP10957291 A JP 10957291A JP 10957291 A JP10957291 A JP 10957291A JP H05103853 A JPH05103853 A JP H05103853A
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JP
Japan
Prior art keywords
shoulder
pad
protector
chest
fencing
Prior art date
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Pending
Application number
JP10957291A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Tejima
精一 手島
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 フェンシングの練習、競技に際して、激しい
体の動きにも追従でき、相手の剣先による危険性を的確
に防止して、充分な安全性を保証するフェンシング用プ
ロテクターを提供する。 【構成】 適度の剛性と弾力性とをもったほぼ方形の合
成樹脂板の一側寄りに上部から肩ぐり部2を切り込むこ
とにより、この肩ぐり部2を中心として一方側には胸当
て部3、他方側には背当て部4を形成し、前記胸当て部
3の上端には首ぐり部5を設けると共に、前記肩ぐり部
2の上部両側に前肩当て部7と、内側上端に円形もしく
はテーパー状のカット部9をもった後肩当て部8とを夫
々形成して、該前肩当て部7と後肩当て部8との間に
は、肩当て連結片10を有し、前記胸当て部3と背当て部
4の両側縁には複数の固定ベルト14と該ベルトの締め具
15等からなる緊締具を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フェンシングの練習、
競技に際し、競技者が上半身に着用して相手方の剣先を
受けることによって生ずる危険を防止するためのフェン
シング用プロテクターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりフェンシングの練習、競技を行
う場合には、丸首シャツを縦方向に二つ割りにしたよう
な形状で、競技者が右腕を通して胸部右側に着用するキ
ルティング加工された布製のプロテクターが広く知られ
ている。また、このような布製プロテクターの危険性を
配慮して、特に女子の試合用として、塩ビ製の胸当て板
を胸の前面でゼッケンのように紐で固定するようにした
ものも知られている。
【0003】
【発明が解決すべき課題】上記のように、従来ではフェ
ンシング用プロテクターとして、布製のものが使用され
ているが、フェンシングの練習、競技に使用する剣は、
剣先が実物の剣のように鋭利なものでないとしても、細
く尖っていて、しかも剣自体がきわめて弾力性を有する
ので、競技者が相手の剣先を体に受けると、練習の場合
といえどもかなりの危険性を伴う。実際問題として、従
来のフェンシング用プロテクターは柔らかい布製である
ために、競技者が相手の剣先を体に受けた場合には、剣
先がプロテクターを貫通しないまでも、剣身が弾力性を
もって撓むことによって、プロテクターの上から体に対
してかなり強度の突刺し衝撃力を受けることになり、競
技者は常に上半身に酷い内出血を生じ、場合によっては
肋骨や鎖骨にひび、骨折を生ずるという危険性があっ
た。
【0004】また、上記のような危険性を考慮して、特
に女子の試合に使用が義務付けられている塩ビ性の胸当
て板は、塩ビの板をゼッケンのように胸の前面に紐で固
定するだけのものであるために、保護範囲が胸の前面部
のみに限られて小さいということと、塩ビの板を紐で体
に取り付けるので、固定がどうしても不完全となり、そ
の胸当てが激しい体の動きに伴って上下左右に動いてし
まことになり、体の適正な動きを阻害するという問題点
があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来のフェンシング用プロテクターにおける問題点を解
消し、着用した場合にきわめて軽量で、しかも体にピッ
タリと密着して激しい体の動きにも追従でき、かつ、上
半身の広い範囲をかなりの頻度で突かれてもその衝撃に
耐えることができて、競技者に充分な安全性を保証する
ことのできるフェンシング用プロテクターの提供を目的
とするものである。
【0006】本発明は、そのための具体的手段として、
ポリエチレン樹脂等の適度の剛性と弾力性とをもったほ
ぼ方形の合成樹脂板をもって、表面より見て一側寄りに
上部から肩ぐり部を切り込むことにより、この肩ぐり部
を中心として一方側には胸当て部、他方側には背当て部
を形成し、前記胸当て部の上端には、前記肩ぐり部の上
端から該胸当て部の側縁にかけて首ぐり部を設けて、前
記肩ぐり部の上部両側に前肩当て部と、内側上端に円形
もしくはテーパー状のカット部をもった後肩当て部とを
夫々形成し、該前肩当て部と後肩当て部との間には、一
端が前後いずれか一方の前記肩当て部に回動自在に軸着
されて、他端裏面を他方の肩当て部前面に面ファスナー
等の接続具を介して連結固定するための肩当て連結片を
有し、前記胸当て部と背当て部の両側縁には複数の固定
ベルトと該ベルトの締め具等からなる緊締具を備えてい
ることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明に係るフェンシング用プロテクターは、
肩ぐり部に剣を持つ右腕を通すようにして胸当て部と背
当て部とを競技者の上半身に当てがい、該胸当て部と背
当て部の相対向する両側縁を複数の固定ベルトと該ベル
トの締め具とにより締め合わせると共に、肩ぐり部の上
部両側における前肩当て部と後肩当て部とが、一端を後
肩当て部に回動自在に軸着した肩当て連結片により、面
ファスナー等の接続具を介して一体に連結固定されるよ
うにして着用する。
【0008】このプロテクターを上記のように着用する
と、胸当て部と背当て部とが上半身に対して上下左右方
向に動くことなくしっかりと密着でき、この状態で胸当
て部と背当て部とにより、胸前面と右脇下と背中部分に
かけての上半身右側の広い範囲を軽量で剛性のある合成
樹脂板により保護することができる。特に胸前面と右脇
下と背中部分にかけての上半身右側が、胸当て部と背当
て部とからなる断面半円形の湾曲面を形成する前記合成
樹脂板によって保護されるので、この部分に相手の剣先
が突き当たったときに、剣先を前記湾曲面により胸当て
部の表面か、もしくは背当て部の表面に沿って滑らせる
ことができるので、剣先の衝撃が体に直接加えられるこ
とを防止することができ、競技者の体に対する安全性を
著しく高めることができる。
【0009】
【実施例】次に本発明に係るフェンシング用プロテクタ
ーの好ましい実施例を図面により説明すると、図1に示
すように、このプロテクター本体1は、厚さ約1mmで大
きさがほぼ50×50cm程度の、適度の剛性と弾力性とをも
った方形のポリエチレン樹脂板からなっている。前記ポ
リエチレン樹脂板の表面より見て一側寄りに、上部から
肩ぐり部2を下向きに切り込むことにより、この肩ぐり
部2を中心として一方側には面積の大きい胸当て部3、
他方側には前記胸当て部3より面積の小さい背当て部4
が形成されている。
【0010】前記胸当て部3の上端には、前記肩ぐり部
2の上端から該胸当て部3の側縁にかけて、首の下が嵌
り込むような、下方に湾曲した首ぐり部5が設けられる
と共に、前記背当て部4の下端には、腰の動きを楽に行
えるようするための背ぐり部6が設けられている。
【0011】前記胸当て部3の上端に首ぐり部5が形成
されることにより、前記肩ぐり部2の上部両側には、胸
当て部3の上方の前肩当て部7と、背当て部4の上方の
後肩当て部8とが形成される。また、これらの前肩当て
部7と後肩当て部8のうち、後肩当て部8の内側上端に
は、円形もしくはテーパー状のカット部9が設けられて
いる。
【0012】前記後肩当て部8の表面には、肩ぐり部2
に剣を持つ右腕を通すようにして胸当て部3と背当て部
4とを競技者の上半身に当てがったとき、後肩当て部8
と前肩当て部7とを一体に連結するための、肩当て連結
片10の後端が軸11を介して回動自在に軸着されている。
この肩当て連結片10はプロテクター本体1と同様なポリ
エチレン樹脂の帯状板からなっていて、先端が前肩当て
部7の前面に達するような充分な長さをもっている。
【0013】前記肩当て連結片10の先端裏面には、面フ
ァスナーの片面12が接着固定されていると共に、前記前
肩当て部7の前面における前記肩当て連結片10の先端裏
面が位置する部分には、面ファスナーの他面13が同様に
接着固定されており、前記のように、肩ぐり部2に右腕
を通して胸当て部3と背当て部4とを競技者の上半身に
当てがい、該肩当て連結片10の先端の面ファスナー片面
12を前肩当て部7の前面の前記面ファスナー他面13に圧
着することにより、該肩当て連結片10を介して後肩当て
部8と前肩当て部7とが一体に連結される。
【0014】また、前記肩当て連結片10の先端裏面の面
ファスナー片面12と、前肩当て部7の前面の面ファスナ
ー他面13は、夫々所定の長さ方向にわたって設けられる
ようになっていて、競技者の体の大きさに応じて前肩当
て部7に対する肩当て連結片10の連結固定位置が自由に
調整できるようになっている。なお、上記実施例におい
ては、肩当て連結片10と前肩当て部7とを連結固定する
ための手段として、面ファスナーを用いたが、この連結
固定手段としては必ずしも面ファスナーでなくともよ
く、例えばベルトと締め具等による緊締具のようなもの
であってもよい。
【0015】プロテクター本体1における前記胸当て部
3と背当て部4との両側縁には、該胸当て部3と背当て
部4とを競技者の胴体に固定するための緊締具として、
複数本の固定ベルト14と、この固定ベルト14の締め具15
とが設けられており、前記のように、肩ぐり部2に右腕
を通して胸当て部3と背当て部4とを競技者の上半身に
当てがってから、夫々の固定ベルト14を対応する締め具
15に通して締めつけることにより、胸当て部3と背当て
部4とが競技者の胴体に固定される。
【0016】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のフェンシ
ング用プロテクターは、肩ぐり部2に剣を持つ右腕を通
すようにして、胸当て部3と背当て部4とを競技者の上
半身に当てがい、該胸当て部と背当て部の相対向する両
側縁を複数の固定ベルト14と該ベルト15の締め具とによ
り締め合わせると共に、肩ぐり部2の上部両側における
前肩当て部7と後肩当て部8とを肩当て連結片10によっ
て連結することにより簡単に着用することができる。
【0017】このプロテクターは、適度の剛性と弾力性
とをもった方形のポリエチレン樹脂板からなっているの
で、上記のようにして着用すると、胸当て部3と背当て
部4とが右脇下を中心にして適度の弾力性により断面半
円形に湾曲して、上半身の胸前面と右脇下と背中部分と
にかけての上半身右側の広い範囲を、夫々的確にガード
することができ、従って、相手の剣先が右脇下部分に突
き当たった場合にも、剣先を前記湾曲面により胸当て部
3の表面か、もしくは背当て部4の表面に滑らせること
ができるので、剣先の衝撃が体に直接加えられることを
防止することができ、競技者の体に対する安全性を著し
く高めることができる。
【0018】また、このプロテクターは軽量なポリエチ
レン樹脂板からなっており、かつ胸当て部3と背当て部
4とが、固定ベルト14と該ベルトの締め具15とにより横
方向に締め合わされると共に、胸当て部3の上方の前肩
当て部7と背当て部4の上方の後肩当て部8とが、肩当
て連結片10により縦方向に連結されるので、上半身に対
して上下左右方向に動くことなくしっかりと密着でき、
激しい動きにもなんら支障を与えることがなく、汗によ
る影響も有さない。
【0019】更に、肩当て連結片10が軸着される後肩当
て部8の内側上端に、円形もしくはテーパー状のカット
部9を設けたので、この肩当て連結片10を前肩当て部7
の方向へ回動させた場合に、前記カット部9により、剛
性のある肩当て連結片10を後肩当て部8から前肩当て部
7の方向へ湾曲させた際に生ずる変形な曲がりをなくし
て、肩当て連結片10に首から肩にかけての傾斜面に、ぴ
ったりと適合するような具合よい傾斜角を与えることが
でき、その結果、該肩当て連結片10を肩の傾斜面に隙間
なく密着させて、相手の剣先が肩当て連結片10と前肩当
て部7との間に貫通することを確実に防止できて、プロ
テクターとしての適性を高めることができる。
【0020】また、このプロテクターは、使用するとき
以外は、肩当て連結片10が後肩当て部8に軸着されるだ
けの平面的な構成であるため、多数枚を重ねて大量に搬
送することができるという利点、更には、製造コストも
安く、汗に対しても強いうえに、水洗いも自由にできる
ので管理が簡単であるなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフェンシング用プロテクターの使
用前における展開形状を示す平面図である。
【図2】本発明のプロテクターの使用状態における正面
方向から見た斜視図である。
【図3】本発明のプロテクターの使用状態における背面
方向から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 プロテクター本体 2 肩ぐり部 3 胸当て部 4 背当て部 5 首ぐり部 6 背ぐり部 7 前肩当て部 8 後肩当て部 9 カット部 10 肩当て連結片 11 軸 12 面ファスナー片面 13 面ファスナー他面 14 固定ベルト 15 締め具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレン樹脂などの適度の剛性と弾
    力性とをもったほぼ方形の合成樹脂板をもって、表面よ
    り見て一側寄りに上部から肩ぐり部を切り込むことによ
    り、この肩ぐり部を中心として一方側には胸当て部、他
    方側には背当て部を形成し、前記胸当て部の上端には、
    前記肩ぐり部の上端から該胸当て部の側縁にかけて首ぐ
    り部を設けて、前記肩ぐり部の上部両側に前肩当て部
    と、内側上端に円形もしくはテーパー状のカット部をも
    つた後肩当て部とを夫々形成し、該前肩当て部と後肩当
    て部との間には、一端が前後いずれか一方の前記肩当て
    部に回動自在に軸着されて、他端裏面を他方の肩当て部
    前面に面ファスナー等の接続具を介して連結固定するた
    めの肩当て連結片を有し、前記胸当て部と背当て部の両
    側縁には複数の固定ベルトと該ベルトの締め具等からな
    る緊締具を備えていることを特徴とするフェンシング用
    プロテクター。
  2. 【請求項2】 前肩当て部と後肩当て部との間を連結固
    定するための肩当て連結片の一端が後肩当て部に回動自
    在に軸着され、該肩当て連結片の他端裏面が面ファスナ
    ー等の連結具を介して前肩当て部前面に連結固定される
    請求項1に記載のフェンシング用プロテクター。
JP10957291A 1991-04-16 1991-04-16 フエンシング用プロテクター Pending JPH05103853A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10957291A JPH05103853A (ja) 1991-04-16 1991-04-16 フエンシング用プロテクター

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JP10957291A JPH05103853A (ja) 1991-04-16 1991-04-16 フエンシング用プロテクター

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JPH05103853A true JPH05103853A (ja) 1993-04-27

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ID=14513655

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JP10957291A Pending JPH05103853A (ja) 1991-04-16 1991-04-16 フエンシング用プロテクター

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JP (1) JPH05103853A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0715076U (ja) * 1993-08-27 1995-03-14 株式会社アシックス 綱引競技のアンカーマン用のプロテクター
US6588023B1 (en) * 2002-05-22 2003-07-08 Randol D Wright Rifle recoil pad

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