JPH07150540A - ダム等の外壁の汚れ防止構造 - Google Patents
ダム等の外壁の汚れ防止構造Info
- Publication number
- JPH07150540A JPH07150540A JP32619093A JP32619093A JPH07150540A JP H07150540 A JPH07150540 A JP H07150540A JP 32619093 A JP32619093 A JP 32619093A JP 32619093 A JP32619093 A JP 32619093A JP H07150540 A JPH07150540 A JP H07150540A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- joint
- dam
- groove
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダム等の外壁の継ぎ目からの漏水を完全に防
止し、外壁の汚れを完全に防止するダム等の外壁の汚れ
防止構造を提供する 【構成】 本発明は、コンクリート製のダム或いは貯水
槽の外壁１０の継ぎ目１１に沿って外面に開口する溝１
５を設け、その溝１５に、奥から順にそれぞれ、継ぎ目
１１よりの漏水を止めるところの、即吸水性繊維よりな
る吸水材２０、単独発泡体或いは連続の発泡体よりなる
第１緩衝材３０、単独発泡体よりなる第２緩衝材４０を
詰めたうえ、その第２緩衝材４０を外面を金属板５０で
覆ってなるダム等の外壁の汚れ防止構造である。
止し、外壁の汚れを完全に防止するダム等の外壁の汚れ
防止構造を提供する 【構成】 本発明は、コンクリート製のダム或いは貯水
槽の外壁１０の継ぎ目１１に沿って外面に開口する溝１
５を設け、その溝１５に、奥から順にそれぞれ、継ぎ目
１１よりの漏水を止めるところの、即吸水性繊維よりな
る吸水材２０、単独発泡体或いは連続の発泡体よりなる
第１緩衝材３０、単独発泡体よりなる第２緩衝材４０を
詰めたうえ、その第２緩衝材４０を外面を金属板５０で
覆ってなるダム等の外壁の汚れ防止構造である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ダム等の外壁の汚れ防
止構造に関するものである。
止構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図１，図２を参考にして説明する。従
来、コンクリート製のダム或いは大きな貯水槽の多く
は、その外壁１０の継ぎ目１１からの漏水を完全に防止
することが出来ず、長期間経過するうちに、漏水が発生
し、それが原因となって継ぎ目１１の回わりに藻・苔等
が付着し、黒く汚れて、美観が損なわれると言う問題点
ある。なお、外壁１０の継ぎ目１１からの漏水を完全に
防止することが出来ない原因は、継ぎ目１１に溜まった
水９０が冬期凍結し、膨張し、継ぎ目１１の隙間をさら
に拡げることにある。
来、コンクリート製のダム或いは大きな貯水槽の多く
は、その外壁１０の継ぎ目１１からの漏水を完全に防止
することが出来ず、長期間経過するうちに、漏水が発生
し、それが原因となって継ぎ目１１の回わりに藻・苔等
が付着し、黒く汚れて、美観が損なわれると言う問題点
ある。なお、外壁１０の継ぎ目１１からの漏水を完全に
防止することが出来ない原因は、継ぎ目１１に溜まった
水９０が冬期凍結し、膨張し、継ぎ目１１の隙間をさら
に拡げることにある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、上記従来のダム等の外壁１０は、継ぎ目１１から
の漏水を完全に防止することが出来ず、長期間経過する
うちに、漏水が発生し、それが原因となって継ぎ目１１
の回わりに藻・苔等が付着し、黒く汚れて、美観が損な
われることである。
点は、上記従来のダム等の外壁１０は、継ぎ目１１から
の漏水を完全に防止することが出来ず、長期間経過する
うちに、漏水が発生し、それが原因となって継ぎ目１１
の回わりに藻・苔等が付着し、黒く汚れて、美観が損な
われることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】図３，図４を参考にして
説明する。本発明は、コンクリート製のダム或いは貯水
槽の外壁１０の継ぎ目１１に沿って外面に開口する溝１
５を設け、その溝１５に、奥から順にそれぞれ、継ぎ目
１１よりの漏水を止めるところの、即吸水性繊維よりな
る吸水材２０、少なくとも一部に単独発泡体或いは連続
の発泡体よりなる第１緩衝材３０、単独発泡体よりなる
第２緩衝材４０を詰めたうえ、その第２緩衝材４０を外
面を金属板５０で覆ってなるダム等の外壁の汚れ防止構
造である。
説明する。本発明は、コンクリート製のダム或いは貯水
槽の外壁１０の継ぎ目１１に沿って外面に開口する溝１
５を設け、その溝１５に、奥から順にそれぞれ、継ぎ目
１１よりの漏水を止めるところの、即吸水性繊維よりな
る吸水材２０、少なくとも一部に単独発泡体或いは連続
の発泡体よりなる第１緩衝材３０、単独発泡体よりなる
第２緩衝材４０を詰めたうえ、その第２緩衝材４０を外
面を金属板５０で覆ってなるダム等の外壁の汚れ防止構
造である。
【０００５】
【実施例】実施例について説明すると、１０はコンクリ
ート製のダム或いは貯水槽の外壁、１１はその継ぎ目で
ある。
ート製のダム或いは貯水槽の外壁、１１はその継ぎ目で
ある。
【０００６】前記ダム等の外壁１０の継ぎ目１１からの
漏水を防止するダム等の外壁の汚れ防止構造は次のよう
に構成される。
漏水を防止するダム等の外壁の汚れ防止構造は次のよう
に構成される。
【０００７】すなわち、先ず、その継ぎ目１１に沿って
外面に開口する溝１５（断面形状は長方形にするか、或
いはクサビ状にする）を設ける。
外面に開口する溝１５（断面形状は長方形にするか、或
いはクサビ状にする）を設ける。
【０００８】次にその溝１５に、奥から順にそれぞれ、
即吸水性繊維よりなる吸水材２０、単独発泡体或いは連
続の発泡体よりなる第１緩衝材３０、単独発泡体よりな
る第２緩衝材４０を詰めたうえ、最後にその第２緩衝材
４０の外面を金属板５０で覆い、止具５１で固定する。
即吸水性繊維よりなる吸水材２０、単独発泡体或いは連
続の発泡体よりなる第１緩衝材３０、単独発泡体よりな
る第２緩衝材４０を詰めたうえ、最後にその第２緩衝材
４０の外面を金属板５０で覆い、止具５１で固定する。
【０００９】さらに詳細に説明すれば、例えば、第１緩
衝材３０には、水膨張エラストマー或いは水膨張発泡体
よりなる板状上下部分３１，３１の間に単独発泡体或い
は連続発泡体、水膨張ソリッドエラストマー、水膨張発
泡体よりなる中央部分３２を挟んだものを使い、また、
第２緩衝材４０には、単独発泡体或いは水膨張単独発泡
体よりなるもの、さらに、金属板５０としては、美観に
優れたアルミ・ステンレス・塩ビ被覆鋼板等をそれぞれ
使用する。
衝材３０には、水膨張エラストマー或いは水膨張発泡体
よりなる板状上下部分３１，３１の間に単独発泡体或い
は連続発泡体、水膨張ソリッドエラストマー、水膨張発
泡体よりなる中央部分３２を挟んだものを使い、また、
第２緩衝材４０には、単独発泡体或いは水膨張単独発泡
体よりなるもの、さらに、金属板５０としては、美観に
優れたアルミ・ステンレス・塩ビ被覆鋼板等をそれぞれ
使用する。
【００１０】作用について説明すると、継目１１の奥の
隙間１２よりしみ出た水９１を、即吸水性繊維よりなる
吸水材２０、及び水膨張発泡体製板状上下部分３１によ
り吸水し、膨張することで継目１１の空間をなくし、漏
水を防止することができる。
隙間１２よりしみ出た水９１を、即吸水性繊維よりなる
吸水材２０、及び水膨張発泡体製板状上下部分３１によ
り吸水し、膨張することで継目１１の空間をなくし、漏
水を防止することができる。
【００１１】又、吸水した材料が冬期凍結することを考
慮して、溝１５に、奥から順に、即吸水性繊維よりなる
吸水材２０、水膨張発泡体製板状上下部分３１，３１に
単独発泡体よりなる中央部分３２を挟んだ第１緩衝材３
０、及び第２緩衝材４０を詰めたものに水を含ませて、
−３０度に冷却し、水を凍結させ、膨張させたが、それ
によって生じた応力は上記緩衝材３０，４０によって、
十分吸収されるため、継ぎ目１１の隙間が拡がることは
なかった。
慮して、溝１５に、奥から順に、即吸水性繊維よりなる
吸水材２０、水膨張発泡体製板状上下部分３１，３１に
単独発泡体よりなる中央部分３２を挟んだ第１緩衝材３
０、及び第２緩衝材４０を詰めたものに水を含ませて、
−３０度に冷却し、水を凍結させ、膨張させたが、それ
によって生じた応力は上記緩衝材３０，４０によって、
十分吸収されるため、継ぎ目１１の隙間が拡がることは
なかった。
【００１２】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるため、
継ぎ目１１に溜まった水９０が冬期凍結し、膨張するこ
とがあっても、継ぎ目１１の隙間が拡がることはなく、
水漏れ及び外壁１０の汚れを完全に防止することが出来
る。
継ぎ目１１に溜まった水９０が冬期凍結し、膨張するこ
とがあっても、継ぎ目１１の隙間が拡がることはなく、
水漏れ及び外壁１０の汚れを完全に防止することが出来
る。
【図１】ダム等の外壁の従来例を示す斜視図である。
【図２】図１の要部拡大斜視図である。
【図３】本発明を適用したダム等の外壁を示す斜視図で
ある。
ある。
【図４】図３の要部斜視図である。
１０ 外壁 １１ 継ぎ目 １２ 隙間 １５ 溝 ２０ 吸水材 ３０ 第１緩衝材 ３１ 上下部分 ３２ 中央部分 ４０ 第２緩衝材 ５０ 金属板 ５１ 止具 ９０ 水 ９１ 漏水した水
Claims (1)
- 【請求項１】 コンクリート製のダム或いは貯水槽の外
壁（１０）の継ぎ目（１１）に沿って外面に開口する溝
（１５）を設け、その溝（１５）に、奥から順にそれぞ
れ、継ぎ目（１１）よりの漏水を止めるところの、即吸
水性繊維よりなる吸水材（２０）、少なくとも一部に単
独発泡体或いは連続の発泡体よりなる第１緩衝材（３
０）、単独発泡体よりなる第２緩衝材（４０）を詰めた
うえ、その第２緩衝材（４０）の外面を金属板（５０）
で覆ってなるダム等の外壁の汚れ防止構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32619093A JPH07150540A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | ダム等の外壁の汚れ防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32619093A JPH07150540A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | ダム等の外壁の汚れ防止構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07150540A true JPH07150540A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=18185033
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32619093A Pending JPH07150540A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | ダム等の外壁の汚れ防止構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07150540A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103225283A (zh) * | 2013-04-24 | 2013-07-31 | 黄河勘测规划设计有限公司 | 拦河坝基础防渗墙与闸坝建筑物的连接结构 |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP32619093A patent/JPH07150540A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103225283A (zh) * | 2013-04-24 | 2013-07-31 | 黄河勘测规划设计有限公司 | 拦河坝基础防渗墙与闸坝建筑物的连接结构 |
| CN103225283B (zh) * | 2013-04-24 | 2015-08-19 | 黄河勘测规划设计有限公司 | 拦河坝基础防渗墙与闸坝建筑物的连接结构 |
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