JP3311965B2 - トンネルのエクスパンションジョイントの漏止水処理工法 - Google Patents

トンネルのエクスパンションジョイントの漏止水処理工法

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JP3311965B2 JP18603397A JP18603397A JP3311965B2 JP 3311965 B2 JP3311965 B2 JP 3311965B2 JP 18603397 A JP18603397 A JP 18603397A JP 18603397 A JP18603397 A JP 18603397A JP 3311965 B2 JP3311965 B2 JP 3311965B2
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株式会社三光
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、自動車道路等のトン
ネル内に於ける内空面内のエクスパンションジョイント
からの漏止水の防止を図る処理施工方法の技術分野に属
する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、産業の驚異的な発達は豊か
な市民生活を保証するようになってはいるが、各種産業
にあっては、山間部が多く、しかも、内陸部が複雑で入
り組んだ長い海岸線に接近している特殊な地勢条件の我
が国では農耕牧畜は勿論、一般住宅は言うに及ばず、産
業施設の局部的な集中を図る平野部は限られており、し
たがって、全国各地に産業土地が分散的に拡大しつつあ
る勢いにあり、そのため、鉄道や道路の交通網は全国津
々浦々にネットワーク的に敷設され、事物や人物の輸送
のみならず、情報通信網の機能すら果している。
【0003】そのため、かかる鉄道や道路網の敷設は勿
論、既設道路の保守,点検,整備等による機能維持は極
めて重要である。
【0004】しかしながら、上述の如く山間林野部が複
雑で多い我が国の地勢条件にあっては、当該鉄道や道路
も大小さまざまなトンネルを介して連通結合し合ってい
るのが実状であり、したがって、我が国におけるトンネ
ルの道路施工工事の技術は世界的に高水準にある。
【0005】而して、トンネルの新規構築は勿論のこ
と、既設のトンネルにとっても漏止水の問題はその機能
にかかわるものとして極めて重要であり、旧くから、漏
止水対策手段が研究され、さまざまな施工方法等の手段
が採られている。
【0006】而して、旧来工法としては図4(ハ)に示
す様に、トンネルの内空面1内に巻き立てたコンクリー
ト躯体2のエクスパンションジョイントの内部に導水溝
3を形成し、該導水溝3内に漏止水樋用のセメントを所
定量充填打設し、該内空面1内へに漏止水を防止するエ
クスパンションジョイントの処理施工方法が適宜に採ら
れていたり、当該図4(ニ)に示す様に、該内空面内に
巻き立てられたコンクリート躯体2内に所定形状の導水
溝を形成し、漏止水樋板としてのゴム板4´を該ゴム板
の導水溝の両内壁面に対する弾性的反撥力を介して該導
水溝に対して挾持させたり、又、当該図4の(ホ)に示
す様に、貫抜きタイプのゴム板の漏止水樋板4´´を同
じくゴム板4´´の反撥力を介して導水溝3´´の両側
間に挾持させて漏止水防止を図るようなエクスパンショ
ンジョイント処理施工法が採られていた。
【0007】しかしながら、これらの処理施工法はいず
れも導水溝3,3´ ,3´´に対する漏止水用樋板
4,4´ ,4´´の介装充填、乃至、反撥力を介して
挾持する等のタイプの施工を採るために、内空面1内を
経時的に通過する車輌の振動や経年的な地震等の地殻変
動等により、これらの漏止水用樋板4,4´ ,4´´
が剥離したり、ずれを生じて導水溝3,3´ ,3´´
落下したりするために、漏止水防止機能が保持出来なく
なるという欠点があった。
【0008】これに対処するに、強制的に漏止水用樋板
4,4´ ,4´´の上記落下防止を図るべく、この出
願の発明の図5(ヘ),(ト)に示す様なコンクリート
躯体2に設けた導水溝3,3´ に漏止水用樋板41,
41´ をアンカー5,5を介して固定し、通過車輌の
振動等による当該漏止水用樋板41,41´ の内空面
1内への落下を防止するような技術が開発され採用され
るようになってきた。
【0009】又、図6の(チ),(リ)に示す様に、内
空面1側に漏止水用樋板42,42´ を設けてアンカ
ー5,5によりその端部をコンクリート躯体2に固定す
るようなエクスパンションジョイント処理工法も採られ
てはいた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかながら、図5
(ヘ)に示す様な処理施工法においては、a部分のコン
クリート9の斫りがその形成に際し、凹凸部が多くな
り、漏止水用樋板41のコンクリ−ト躯体2に対する密
着性が悪くなるために、漏水の発生が避けられない原因
ともなる欠点があった。
【0011】又、当該a部分のコンクリート斫りの精度
が非常に難しく、そのため施工性が悪くなり、コスト高
につながるという不利点もあった。
【0012】又、ゴム板製の漏止水用樋板41が当該図
5に示す様な施工態様にあっては、平板状態であるため
に温度変化等による伸縮性の影響が直接作用し、当該ゴ
ム板製の漏止水用樋板41の経時的な機能劣化が早くな
るというデメリットがあった。
【0013】又、当該図5の(ト)に示す様な態様の処
理施工法にあっては、ゴム板製等の漏止水用樋板41´
が経時的に伸縮性を有する褶曲状を成す様にされてい
るメリットはあるが、そのため、当該図5(ト)示す様
に、ゴム板41´ の重量が大きくなり、したがって、
施工性が悪く、内空面1に対し導水溝3を大きく採るよ
うな態様では、a部のアンダ−カット量を大きく採らね
ばならず、それだけ、施工が煩瑣となり、工期を長く要
し、結果的にコスト高になる不都合さもあり、アンカー
5の設置部位とジョイント部が近接するために、コンク
リート躯体2にクラックが生じ易いという不都合さがあ
り、該アンカー5の植立角が導水溝3、及び、漏止水用
樋板41´ の端部に対し直角である必要があるため
に、施工管理がし難く、施工性が悪く、アンカー5のセ
ットのためにコンクリート躯体2除去のための余計な施
工をせねばならないという能率低下に結びつく不具合が
あり、幅や深さに対する施工管理が煩瑣となるデメリッ
トがあった。
【0014】又、図6の(チ),(リ)に示す様に内空
面1にアンカー5が突出するような処理施工法にあって
は、トンネルの内空面1が小さくなるという欠点があ
り、トンネル作業が大型の工事車輌を用いる場合には当
該通過車輌アンカ−5に対するの車体接触や工事に伴っ
て吹き込む風の動圧のために該アンカー5部分が経時的
に破壊され、漏止水用樋板42,42´ の所定機能が
失われるというマイナス点があった。
【0015】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づく上記鉄道,自動車道路等の道路網におけるトンネ
ルの内空面に臨ませてコンクリート躯体に設けた漏止水
用樋板の処理施工に伴う諸問題点を解決すべき技術的課
題とし、アンカーによるコンクリ−ト躯体に対するゴム
板等の漏止水用樋板の緊締固結による経時的落下防止を
図り、該ゴム板等の漏止水用樋板の経時的伸縮性を充分
に許容し、経時的劣化をも防止し、長期使用に耐え、内
空面の形状の設計変更にも充分に対応出来、施工性能が
良く、最大限の内空面利用効率が出来、仕上り精度が良
く、設計通りの処理施工が出来るようにして建設産業に
おけるトンネル施工技術利用分野に益する優れたトンネ
ルのエクスパンションジョイントの漏止水処理工法を提
供せんとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段・作用】上述目的に沿い先
述特許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成
は、前述課題を解決するために、鉄道や自動車道路のト
ンネルに設けたエクスパンションジョイントの内側の内
空面に対して設けた導水溝内に漏止水用樋板を設ける処
理工法において、該導水溝部の内面に対しエアハンマー
や電動ハンマーにより予め目地を作製するか、或いは、
面木を当てダイヤモンドカット等を介し所定の屈曲状の
W型の漏止水用樋板の接着面を形成するに、新設トンネ
ルの場合は、予めコンクリート打設時のセントルに所定
の漏止水用樋板工事の接着面を作成するようにし、当該
接着面にプライマー、及び、パテ材等の樹脂ライニング
を施し、ゴム板等の漏止水用樋板を当接接着セットし、
更に、座金をセットし、該漏止水用樋板の裏側の端部に
て導水溝の端部に対しアンカーをセットしてボルトによ
り、又、所定材質のアングルを漏止水用樋板の裏側の端
部にセットし、最後にコンクリート躯体に対しアンカー
を設置して短いピッチのW型等の屈曲面を有する漏止水
用樋板の端部を導水溝の端部のコンクリート躯体にボル
トを介して締結し、その際、アングルの相対向する端部
はコンクリート躯体の伸縮や目地ずれを予測して余裕を
持たせ、相互の挙動を拘束しないように対向する間隙を
設けるか、オーバーラップして相互の挙動を拘束しない
するようにし、止水を目的とする場合には導水溝と漏止
水用樋板との間にポリウレタン等の発泡性弾性材を充填
しておき、内空面がトンネルの形状に対して拘束されな
いことにより、アンカー等は通過車輌による車体接触や
風圧等の影響が少なく、小断面のトンネルにあっても、
最大限のトンネル内空面を利用出来、仕上りには適宜の
化粧板でカバーすることにより外観や構造上の機能保護
を図り、漏止水用樋板はW型等の短い波型に形成される
ために、伸縮性が良く、経時的劣化も少なく、長期間の
耐用性を有し、確実に漏止水対策機能が保持出来るよう
にした技術的手段を講じたものである。
【0017】尚、これらに使用されるW型等の波型の漏
止水用樋板はネオプレーンゴム(CR)を金型抽出成形
により作製出来るものであったが、これに限るものでは
なく、トンネル形状,トンネル火災等の防火の観点によ
りその材質は適宜選択し得るものである。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、この出願の発明の実施しよ
うとする形態を実施例の態様として図1〜図3に従っ
て、説明すれば以下の通りである。
【0019】尚、図4以下と同一態様部分は同一符号を
用いて説明するものとする。
【0020】図示態様は高速道路の山岳部のトンネルに
於けるエクスパンションジョイント部に対する処理施工
の態様であり、コンクリート躯体2のエクスパンション
ジョイント部の所定部位にまず、内空面1側より45°
角に所定深さの褶曲状のダイヤモンドカットの斜面カッ
ト9を図示しない電動ハンマー、或いは、エアハンマー
により褶曲方向に連続して行う。
【0021】この場合、新規施工にあっては、セントル
等の型枠のジョイント部に予め目地を作成するか、又
は、面木を当ておき、後施工に於ける接着性を向上する
ようにすると良い。
【0022】そして、当該斜面カット部9に対し、予め
設計に従う所定深さ幅の導水溝3をコンクリート躯体2
に対し内部斫りで形成する。
【0023】そして、ダイヤモンドカットの斜面カット
部9に図示しないプライマー、及び、パテ材等の樹脂ラ
イニング9を塗布し、該両ダイヤモンドカット部9に端
部を当て、W型の波型の褶曲状に予め形成したゴム板の
漏止水用樋板10を当接させて接着固定し導水溝3をア
ンダーハング状に遮蔽して下側よりカバーする。
【0024】次いで、該漏止水用樋板10の内面側のダ
イヤモンドカット部分9にカバー状にアングル6をセッ
トし、所定の接着剤により該樋板10を導水溝3のアン
ダ−カット部9に接着する。
【0025】そして、アングル6,6の双方の相対向す
る端部、そして、当然のことながら、アングル押え8の
端部についても同様であるが、コンクリート躯体2の経
時的伸縮、及び、漏止水用樋板10の経時的伸縮による
相互の干渉による挙動を拘束しないように図3(イ)に
示す様に、相互に遊び幅の間隙部7を所定サイズ残す
か、或いは、当該図3(ロ)に示す様に、オーバーラッ
プ7´ させて相互摺動が可能であるようにセットす
る。そして、最後にアンカー5,5をボルト締めにより
締結する。
【0026】この際、当該漏止水用樋板10のコンクリ
−ト躯体2に対してセットするダイヤモンドカット部9
はコンクリート躯体2に対する図示しない電動ハンマ
ー、或いは、エアハンマーによるダイヤモンドカット9
であるために、同じく図示しないプライマー、及び、パ
テ材を介しての接着セットは充分に相互に良好ななじみ
性をもって密着タイプに接着され、確実な対漏止水機能
をもたせることが可能となる。
【0027】尚、図2に示す実施例としての実施形態は
漏止水用樋板10のコンクリ−ト躯体のアンダ−カット
の部分に対するセットに先立ち、導水溝3内にコンクリ
−ト躯体2と漏止水樋板10の内にポリウレタン等の止
水材の発泡性弾性材11を圧密状にコンクリ−ト躯体の
アンダ−カットの部分に対する充填して止水性を高めて
おくようにする止水防止の主眼とする目的の施工には好
適であり、又、該漏止水用樋板10の先端部は内空面1
から外部へ突出しないように予めサイズ的に設計してお
く。
【0028】勿論、アンカー5についてもダイヤモンド
カット部9に於て該ダイヤモンドカット部9に垂直にセ
ットされるために、その基端部は該ダイヤモンドカット
部9から内空面1内へ突出する虞はなく、したがって、
施工初期に通過する車輌の車体の接触によるアンカー、
及び、アングル押え8のためのアンカーボーリングを行
う。
【0029】又、仕上り施工においては樹脂ライニング
はFRP板やステンレス板でカバーすることにより、外
観を良好にし、施工機能を保護することが出来る。
【0030】尚、この出願の発明の実施態様は上述各実
施例に限るものでないことは勿論であり、例えば、漏止
水用樋板については短いピッチ幅のW型ばかりでなく、
ジグザグ状の波型にする等種々の態様が採用可能であ
る。
【0031】又、適用対象のトンネルは自動車用の道路
のトンネルばかりでなく、鉄道用や通信用のトンネルに
対しても適用可能である。
【0032】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
に自動車道路等のトンネルに於て内空面に臨むコンクリ
ート躯体に形成した導水溝に対する漏止水用樋板がアン
カーによる設置が可能であるために、対漏止水が確実に
経年的に機能を維持し、該漏止水用樋板の内空等への落
下等の危険性が極めて少ないという優れた効果が奏され
る。
【0033】そして、該導水溝内にコンクリ−ト躯体と
漏止水樋板との間に発泡弾性材が充填してあるようにす
ることにより、更に止水効果があり、又該漏止水部の膨
縮に追従出来るという効果がある。
【0034】又、ゴム板等の漏止水用樋板が短いピッチ
幅のW型の波型にして導水溝の端部に対するダイヤモン
ドカットのカット斜面に密着出来るように成形加工する
ことによりゴム板等の漏止水用樋板自体の伸縮性が非常
に少なくなり、コンクリート躯体の挙動にもなじみ易
く、経時的な劣化が少なく、長期使用に耐えるというこ
とが出来る利点がある。
【0035】又、伸縮挙動性が良く、アングルによる補
強により最小限の使用量で良く、全体的に軽量であるた
めに、加工性も良く、コストダウンが出来るという利点
もある。
【0036】又、漏止水樋板が短いピッチ幅のW型等の
波型に形成されているために、その端部に於ける導水溝
に対するダイヤモンドカット部等の密着性が良いことか
ら、アンカーが内空面外に突出せず、通過車輌の車体や
風圧による破壊の影響がなく、したがって、漏止水機能
が継続出来るという利点がある。
【0037】又、導水溝の深さが小さいために、施工が
早く、施工期間が短くてすみ、この点からも低コスト化
が図れるメリットがあり、施工の安全性も高められると
いう効果が奏される。
【0038】又、漏止水用樋板の端部を接着する導水溝
の端部がダイヤモンドカット状にされるために、断面が
平滑であり、ゴム板等の漏止水用樋板との完全密着性が
保持出来、この点から漏止水機能の設計通りの確実化が
期待され得るという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の1実施例の施工断面図であ
る。
【図2】別の実施例の施工断面図である。
【図3】施工中のアングル押えの態様図である。
【図4】従来技術に基づく施工態様の概略断面図であ
る。
【図5】従来技術に基づく施工態様の断面図である。
【図6】同、従来技術に基づく施工断面図である。
【符号の説明】
2 コンクリート躯体 3 導水溝 1 内空面 10 漏止水用樋板 5 アンカー 6 アングル 8 押え用アングル 11 止水材8(発泡性弾性材) 7 間隙 7´ オーバーラップ部 9 樹脂ライニング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 良典 千葉県流山市東初石3−110−14−507 (72)発明者 仲田 好男 埼玉県北葛飾郡栗橋町河原代625−191− 4−4 (72)発明者 高橋 晴之 神奈川県川崎市高津区久地738−8 メ ゾン嶋田201 (72)発明者 滝口 博司 神奈川県川崎市高津区上作延894−38 (56)参考文献 特開 昭60−80634(JP,A) 特開 平1−121500(JP,A) 特開 昭60−43543(JP,A) 特開 昭54−120921(JP,A) 実開 昭63−136097(JP,U) 実開 昭59−47784(JP,U) 実開 昭59−47785(JP,U) 実開 昭55−67299(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート躯体に凹設された導水溝に
    側の内空面から臨ませた漏止樋板が該導水溝の内面
    端部にアンカーを介して固定封止されるトンネルのエ
    クスパンションジョイントの漏止水処理工法において、
    上記止水樋板がコンクリ−ト躯体のアンダーカット
    状の屈曲面を形成されて内側の内空面に臨むように密着
    して当接され、該漏止樋板のアンダーカット状の
    曲面の端部がアンカーにより該アンカーが内空面に対し
    て突出しない姿勢でコンンクリ−ト躯体に固定封止され
    るようにすることを特徴とするトンネルのエクスパンシ
    ョンジョイントの漏止水処理工法。
  2. 【請求項2】上記アンカーが漏止水用樋板に対する該漏
    止水用樋板に倣う押え用アングルを介してコンクリ−ト
    躯体の導水溝の内壁面に固定封止されるようにすること
    を特徴とする請求項1記載のトンネルのエクスパンショ
    ンジョイントの漏止水処理工法。
  3. 【請求項3】上記漏止水用樋板のコンクリ−ト躯体の穴
    内壁面へのセットに先立ち導水溝内にてコンクリ−ト躯
    体と導水用樋板との間に発泡弾性材止水材がその充填
    されるようにすることを特徴とする請求項1記載のトン
    ネルのエクスパンションジョイントの漏止水処理工法。
  4. 【請求項4】上記アンダ−カット状の屈曲面と漏止水用
    樋板が短いピッチのW型に成形されるようにすることを
    特徴とする請求項1記載のトンネルのエクスパンション
    ジョイントの漏止水処理工法。
  5. 【請求項5】上記漏止水用樋板のコンクリ−ト躯体に対
    するセット前にコンクリート躯体に対する接着面と
    漏止水用樋板の接着面の一方に樹脂ライニングをセット
    接着するようにされていることを特徴とする請求項1記
    載のトンネルのエクスパンションジョイントの漏止水処
    理工法。
  6. 【請求項6】上記漏止水用樋板に対し部分的に倣うアン
    グルの対向する端縁部分相互拘束しないようにされる
    ように挙動することを特徴とする請求項2項記載のトン
    ネルのエクスパンションジョイントの漏止水処理工法。
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