JPS6156397B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6156397B2 JPS6156397B2 JP54006578A JP657879A JPS6156397B2 JP S6156397 B2 JPS6156397 B2 JP S6156397B2 JP 54006578 A JP54006578 A JP 54006578A JP 657879 A JP657879 A JP 657879A JP S6156397 B2 JPS6156397 B2 JP S6156397B2
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- Japan
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- water
- layer
- tunnel
- permeable
- heat insulating
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- Expired
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Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は防水性、耐寒性のあるトンネルを建設
する工法に関するものである。
する工法に関するものである。
トンネルの建設に際しては、出来上つたトンネ
ルが堅牢であることは勿論、防水性、耐寒性に富
んだものであることが望まれる。その理由は、防
水性がないと、トンネル上の岩や土から水がトン
ネル内に滲出、滴下するし、また防水性、耐寒性
がないと、冬期特に寒冷地においては、前記のト
ンネル内に滲出した水が凍つてつららとなり、ト
ンネル上壁から垂下して事故の原因になるばかり
でなく、凍結によつてトンネルり歪が生じ、この
歪は解凍しても全部は復元しないで残留するた
め、長年月の間には大きく変形して損壊するに到
るおそれがあるからである。
ルが堅牢であることは勿論、防水性、耐寒性に富
んだものであることが望まれる。その理由は、防
水性がないと、トンネル上の岩や土から水がトン
ネル内に滲出、滴下するし、また防水性、耐寒性
がないと、冬期特に寒冷地においては、前記のト
ンネル内に滲出した水が凍つてつららとなり、ト
ンネル上壁から垂下して事故の原因になるばかり
でなく、凍結によつてトンネルり歪が生じ、この
歪は解凍しても全部は復元しないで残留するた
め、長年月の間には大きく変形して損壊するに到
るおそれがあるからである。
そのため、従来、防水性、耐寒性のあるトンネ
ルの建設工法につき、種々の提案がされている
が、あるものは工事が大がかりで膨大な費用を必
要とし、またあるものは建設後水洩れが生じるな
ど、未だ充分満足すべき工法は現出していない。
ルの建設工法につき、種々の提案がされている
が、あるものは工事が大がかりで膨大な費用を必
要とし、またあるものは建設後水洩れが生じるな
ど、未だ充分満足すべき工法は現出していない。
本発明は上記のようなトンネル建設工事の現状
に鑑み、防水性、耐寒性に富んだトンネルを比較
的容易に建設できる工法を提供することを目的と
してなされたもので、その構成は、常法により構
築されたトンネル一次覆工の表面に通水性のある
不織布を貼着して通水層を形成し、該通水層の表
面にゴムタールのような粘性が高く接着性のある
防水剤の吹つけ等により形成される厚みを調整し
つつ止水層を形成すると共に該止水層の表面が接
着性を失わない前に前記止水層の表面に不織布又
は独立気泡スポンジ等を積層定着して前記止水層
の保護層を兼ねた断熱層を形成した後、該断熱層
の上に二次覆工を施すことを特徴とするものであ
る。
に鑑み、防水性、耐寒性に富んだトンネルを比較
的容易に建設できる工法を提供することを目的と
してなされたもので、その構成は、常法により構
築されたトンネル一次覆工の表面に通水性のある
不織布を貼着して通水層を形成し、該通水層の表
面にゴムタールのような粘性が高く接着性のある
防水剤の吹つけ等により形成される厚みを調整し
つつ止水層を形成すると共に該止水層の表面が接
着性を失わない前に前記止水層の表面に不織布又
は独立気泡スポンジ等を積層定着して前記止水層
の保護層を兼ねた断熱層を形成した後、該断熱層
の上に二次覆工を施すことを特徴とするものであ
る。
次に本発明の実施の一例を図に拠り説明する。
1は常法により略トンネル形状に掘削した地
山、2はその表面に常法により施した一次覆工、
3は該一次覆工2の表面に通水性のある不織布を
貼着して形成した通水層、4は該通水層3の表面
に比較的粘性が高く接着性のあるゴムタールのよ
うな防水剤を吹つけて形成した止水層、5は該止
水層4の表面が接着性を失わないうちに該表面に
不織布又は独立気泡性スポンジを積層定着して形
成した断熱層、6は該断熱層5の上に常法により
施した二次覆工であり、以上により防水性、耐寒
性を具えたトンネルを構成するのであるが、前記
断熱層5はその上に二次覆工6を施す際に止水層
4が破壊されないようにそれを保護する保護層を
兼ねるものとする。
山、2はその表面に常法により施した一次覆工、
3は該一次覆工2の表面に通水性のある不織布を
貼着して形成した通水層、4は該通水層3の表面
に比較的粘性が高く接着性のあるゴムタールのよ
うな防水剤を吹つけて形成した止水層、5は該止
水層4の表面が接着性を失わないうちに該表面に
不織布又は独立気泡性スポンジを積層定着して形
成した断熱層、6は該断熱層5の上に常法により
施した二次覆工であり、以上により防水性、耐寒
性を具えたトンネルを構成するのであるが、前記
断熱層5はその上に二次覆工6を施す際に止水層
4が破壊されないようにそれを保護する保護層を
兼ねるものとする。
而して、上記トンネルの施工に際しては、通水
層3は不織布をドライビツトによるピンの打込み
により一次覆工2の表面に定着して形成し、また
止水層4はゴムタールのように粘性が高く接着性
のある防水剤を、前記ピンの頭を含む通水層3が
完全にカバーされると共に該層の上の適宜の厚さ
の層が形成されるように吹つけて形成し、一方、
断熱層5は前記止水層4の表面が接着性を失わな
いうちに、不織布であれば粘着により、また独立
気泡性スポンジであればそのブロツクを貼着する
か発泡ウレタン等の吹つけにより積層して形成す
る。
層3は不織布をドライビツトによるピンの打込み
により一次覆工2の表面に定着して形成し、また
止水層4はゴムタールのように粘性が高く接着性
のある防水剤を、前記ピンの頭を含む通水層3が
完全にカバーされると共に該層の上の適宜の厚さ
の層が形成されるように吹つけて形成し、一方、
断熱層5は前記止水層4の表面が接着性を失わな
いうちに、不織布であれば粘着により、また独立
気泡性スポンジであればそのブロツクを貼着する
か発泡ウレタン等の吹つけにより積層して形成す
る。
一般に、従来の防水性、耐寒性を具えるように
企図して建設されたトンネルが、屡々水洩れ事故
を起す原因として、地山から一次覆工を通つて通
水層に入つた水が、止水層の接ぎ目から洩出して
断熱層に入り、そこから二次覆工に滲出するこ
と、及び従来の止水層は主としてゴムシート又は
合成樹脂板等のシート状又は板状のものが用いら
れているため、二次覆工の施工に際して打込まれ
るコンクリートの衝撃により該止水層が破壊され
てそこから水洩れが生じることなどが挙げられる
が、本発明工法においては、上述のように、通水
層3の表面にゴムタールのように粘性が高く接着
性のある防水剤を吹つけて止水層4を形成するか
ら、全体に接ぎ目をなくすことができるばかりで
なく、厚さを適宜調整できるし、その上に形成す
る断熱層5は止水層4を保護する役割を果すの
で、二次覆工のためのコンクリート打込みの際の
衝撃が緩和されて破壊するおそれもない。
企図して建設されたトンネルが、屡々水洩れ事故
を起す原因として、地山から一次覆工を通つて通
水層に入つた水が、止水層の接ぎ目から洩出して
断熱層に入り、そこから二次覆工に滲出するこ
と、及び従来の止水層は主としてゴムシート又は
合成樹脂板等のシート状又は板状のものが用いら
れているため、二次覆工の施工に際して打込まれ
るコンクリートの衝撃により該止水層が破壊され
てそこから水洩れが生じることなどが挙げられる
が、本発明工法においては、上述のように、通水
層3の表面にゴムタールのように粘性が高く接着
性のある防水剤を吹つけて止水層4を形成するか
ら、全体に接ぎ目をなくすことができるばかりで
なく、厚さを適宜調整できるし、その上に形成す
る断熱層5は止水層4を保護する役割を果すの
で、二次覆工のためのコンクリート打込みの際の
衝撃が緩和されて破壊するおそれもない。
従つて、本発明工法により建設されたトンネル
は、地山からの水が一次覆工2に滲出しても、該
水は通水層3に吸収されると共に止水層4により
断熱層5に入り込むのを阻止されて、通水層3を
伝い、トンネル下部から排出されるので、水洩れ
の生じるおそれはないし、また、寒冷時にトンネ
ル内を冷風が吹き抜けるようなことがあつても、
断熱層5により、冷気が通水層3に伝えられるの
を阻止されるから、凍結するおそれもない。
は、地山からの水が一次覆工2に滲出しても、該
水は通水層3に吸収されると共に止水層4により
断熱層5に入り込むのを阻止されて、通水層3を
伝い、トンネル下部から排出されるので、水洩れ
の生じるおそれはないし、また、寒冷時にトンネ
ル内を冷風が吹き抜けるようなことがあつても、
断熱層5により、冷気が通水層3に伝えられるの
を阻止されるから、凍結するおそれもない。
本発明は上述の通りであるから、防水性、耐寒
性の要求されるトンネルの建設工法として好適で
あり、またその施工に際しては、常法による一次
覆工の施工、一次覆工上への不織布の貼着、前記
不織布による通水層上への防水剤の吹つけ、前記
防水剤による止水層上への不織布又は発泡樹脂ブ
ロツクの貼着もしくは発泡樹脂の吹つけ、前記不
織布又は発泡樹脂による断熱層上への常法による
二次覆工の施工、の5工程で行われ、各工程の作
業は大がかりにはならないので、工事費も比較的
低廉ですませることができる。
性の要求されるトンネルの建設工法として好適で
あり、またその施工に際しては、常法による一次
覆工の施工、一次覆工上への不織布の貼着、前記
不織布による通水層上への防水剤の吹つけ、前記
防水剤による止水層上への不織布又は発泡樹脂ブ
ロツクの貼着もしくは発泡樹脂の吹つけ、前記不
織布又は発泡樹脂による断熱層上への常法による
二次覆工の施工、の5工程で行われ、各工程の作
業は大がかりにはならないので、工事費も比較的
低廉ですませることができる。
第1図は本発明工法により建設したトンネルの
一部を断面とした正面図、第2図は部分断面拡大
図である。 1……地山、2……一次覆工、3……通水層、
4……止水層、5……断熱層、6……二次覆工。
一部を断面とした正面図、第2図は部分断面拡大
図である。 1……地山、2……一次覆工、3……通水層、
4……止水層、5……断熱層、6……二次覆工。
Claims (1)
- 1 常法により構築されたトンネル一次覆工の表
面に通水性のある不織布を隙間無く貼着して通水
層を形成し、該通水層の表面全面にゴムタールの
ような粘性が高く接着性のある防水剤の吹つけ等
により厚みを調整しつつ止水層を形成すると共
に、該止水層の表面が接着性を失う前に前記止水
層の表面に不織布又は独立気泡性スポンジ等を積
層定着して前記止水層の保護層を兼ねることので
きる厚みの断熱層を形成した後、該断熱層の上に
二次覆工を施すことを特徴とするトンネルの建設
工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP657879A JPS55101698A (en) | 1979-01-25 | 1979-01-25 | Method of constructing tunnel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP657879A JPS55101698A (en) | 1979-01-25 | 1979-01-25 | Method of constructing tunnel |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55101698A JPS55101698A (en) | 1980-08-02 |
JPS6156397B2 true JPS6156397B2 (ja) | 1986-12-02 |
Family
ID=11642200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP657879A Granted JPS55101698A (en) | 1979-01-25 | 1979-01-25 | Method of constructing tunnel |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55101698A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57140500A (en) * | 1981-02-25 | 1982-08-31 | Nippon Sogo Bosui Kk | Water proofing of tunnel structure |
JPS5813899A (ja) * | 1981-07-17 | 1983-01-26 | 日本国有鉄道 | トンネル内壁形成工法 |
JPS5836126U (ja) * | 1981-08-31 | 1983-03-09 | 積水化学工業株式会社 | 防水シ−ト |
JPS6386200U (ja) * | 1986-11-25 | 1988-06-06 | ||
JPH0682199U (ja) * | 1992-10-15 | 1994-11-25 | 東洋物産株式会社 | トンネルの防水シ−ト及び断熱シ−ト取付構造 |
JP7142282B2 (ja) * | 2018-02-21 | 2022-09-27 | テクノプロ株式会社 | ドレーンマットの破損防止方法及び防弾シート一体型ドレーンマット |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5034498U (ja) * | 1973-07-26 | 1975-04-12 | ||
JPS5138179U (ja) * | 1974-09-13 | 1976-03-22 | ||
JPS5295841A (en) * | 1976-02-06 | 1977-08-11 | Japan National Railway | Tunnel |
-
1979
- 1979-01-25 JP JP657879A patent/JPS55101698A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5034498U (ja) * | 1973-07-26 | 1975-04-12 | ||
JPS5138179U (ja) * | 1974-09-13 | 1976-03-22 | ||
JPS5295841A (en) * | 1976-02-06 | 1977-08-11 | Japan National Railway | Tunnel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55101698A (en) | 1980-08-02 |
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