JPH0715039Y2 - 音声再生用カセット - Google Patents

音声再生用カセット

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JPH0715039Y2
JPH0715039Y2 JP1988148357U JP14835788U JPH0715039Y2 JP H0715039 Y2 JPH0715039 Y2 JP H0715039Y2 JP 1988148357 U JP1988148357 U JP 1988148357U JP 14835788 U JP14835788 U JP 14835788U JP H0715039 Y2 JPH0715039 Y2 JP H0715039Y2
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JP1988148357U
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JPH0269400U (ja
Inventor
秀典 近藤
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トリオ電子株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は磁気テープに記録した音声情報を再生するた
めの再生装置に着脱されると共に、その再生装置によっ
て再生可能な音声データを予め記憶した半導体メモリを
備える音声再生用カセットに関する。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする課題〕
一般に、銀行等で繰り返し放送される各種のサービス情
報や電話案内によって聞かれるサービス情報は、8トラ
ックの磁気テープに記憶され、その磁気テープを収容し
たカセットを再生装置に装着した状態で、再生装置が動
作されることによって再生装置から出力されるようにな
っている。
ところが、情報記憶媒体としての磁気テープは度重なる
使用によって摩耗したり、伸びたりすることがあり、そ
の場合には再生音に歪みが生じたり、雑音が増加したり
して聞き取り難くなるという問題がある。
一方、特開昭62-184611号公報(昭和62年8月13日公
開)には、カラオケ用再生装置の再生用磁気ヘッドに対
向配置可能な磁気ヘッドや増幅器及びインピーダンス変
換器等をフレームに内蔵し、テレビジョン等の電気信号
発生源から出力される信号を前記磁気ヘッド等を介して
再生装置から出力するようにした磁気ヘッドアダプタが
記載されている。
ところが、この従来装置では、音声データを記憶する半
導体メモリを備えていないため、上述したサービス情報
出力用には使用し得ないという問題がある。
この考案は上記の事情を考慮してなされたものであっ
て、その目的はサービス情報等を提供するために繰り返
し使用された場合でも、再生音に歪みや雑音が増加する
ことがなく、しかも、記憶媒体として使用される半導体
メモリ等のために電池等の外部電源を必要としない音声
再生用カセットを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この考案では、磁気テー
プに記録した音声情報を再生するための再生装置に着脱
されると共に、その再生装置によって再生可能な音声デ
ータを予め記憶した半導体メモリを備える音声再生用カ
セットであって、前記磁気テープを収容したカセットと
略同一の外形形状を備えると共に、前記再生装置に着脱
し得るフレームを設け、そのフレームには、前記メモリ
の音声データに基づいて音声を合成する音声合成回路
と、その音声合成回路に接続され、前記再生装置の再生
用磁気ヘッドに対向配置可能な磁気ヘッドと、前記再生
装置のピンチローラに連動して回転可能な回転体と、そ
の回転体の回転に基づいて発電し、前記音声合成回路等
に電力を供給するレギュレータとを設けている。
〔作用〕
従って、この考案では、カセットのフレームを再生装置
に装着すると、フレーム内の磁気ヘッドが再生装置の再
生用磁気ヘッドに係合されると共に、フレーム内の回転
体が再生装置のピンチローラに係合される。そして、再
生装置が作動されてピンチローラの回転されると、回転
体が回転されてレギュレータが作動され、そのレギュレ
ータから音声合成回路に電力が供給される。すると、音
声合成回路は半導体メモリから音声データを読み出して
磁気ヘッドに出力し、その結果、前記再生用磁気ヘッド
を介して再生装置から前記音声データが出力される。
〔実施例〕
以下、この考案を具体化した一実施例を図面に従って詳
細に説明する。第1図に示すように、この実施例におけ
る音声再生用カセットのフレーム1は、8トラックの磁
気テープ再生装置(図示略)に装着されるテープカセッ
トと略同一の外形形状を備え、磁気テープ再生装置に着
脱し得るようになっている。フレーム1の周壁部1aには
複数の開口2,3が形成され、中央に位置する開口2に対
向して、フレーム1内には再生装置の再生用磁気ヘッド
4に係脱可能な磁気ヘッド5が配設されている。そし
て、このフレーム1が前記再生装置に装着された時、磁
気ヘッド5が再生装置の再生用磁気ヘッド4に係合され
る。
フレーム1の右側部に位置する開口3の近傍において、
フレーム1内には再生装置のピンチローラ6に係脱可能
な回転体7が回転可能に支持され、その回転体7の回転
軸7a上にはプーリ8が一体回転可能に装着されている。
フレーム1内にはジェネレータ9が配設され、その入力
軸9aに設けたプーリ10と前記プーリ8との間にはタイミ
ングベルト11が掛装されている。そして、ピンチローラ
6の回転に伴って回転体7が回転されることにより、両
プーリ8,10及びタイミングベルト11を介して入力軸9aが
回転され、その回転に基づいてジェネレータ9により発
電される。又、第1図に示すように、フレーム1の周壁
部1bには外部装置からの音声信号を入力するためのピン
ジャック用コネクタ13が装着されている。
一方、フレーム1内に配設された基板14には、第3図
(a),(b)に示す各種の電気回路素子等が実装され
ている。即ち、基板14上には各種のメッセージや音楽に
対応する音声データを記憶した半導体メモリ15が設けら
れると共に、そのメモリ15内の音声データから音声信号
を合成する音声合成回路16が設けられている。又、音声
合成回路16からの出力信号はローパスフィルタ17,増幅
器18及びヘッドドライバ5aを介して前記磁気ヘッド5に
入力される。又、ローパスフィルタ17と増幅器18との間
には前記ピジャック用コネクタ13が接続され、常には両
者17,18間が電気的に接続されると共に、外部装置のピ
ンジャックの挿入時には、両者17,18間が切り離される
と共に、外部装置が増幅器18に接続される。
又、前記基板14上にはジェネレータ9に接続されたコイ
ル19及びコンデンサ20からなる平滑回路を介して、DC/D
Cコンバータ21が接続され、そのコンバータ21にはレギ
ュレータ22が接続されていて、そのレギュレータ22から
定電圧の電力が音声合成回路16に供給される。
上記のように構成された音声再生用カセットのフレーム
1を再生装置に装着すると、フレーム1内の磁気ヘッド
5及び回転体7が再生装置の再生用磁気ヘッド4及びピ
ンチローラ6にそれぞれ係合される。この状態で再生装
置が作動されてピンチローラ6が回転されると、回転体
7,両プーリ8,10及びベルト11を介して入力軸9aが回転駆
動される。それにより、ジェネレータ9が発電動作され
て、電力がコンバータ21,レギュレータ22を介して音声
合成回路16に供給される。
すると、音声合成回路16はメモリ15に記憶された音声デ
ータに基づいて音声信号を合成し、その信号をローパス
フィルタ17及びヘッドドライバ5a等を介して磁気ヘッド
5に出力する。それにより、前記磁気ヘッド5と再生用
磁気ヘッド4との係合を介して前記音声信号に基づく各
種のメッセージが再生装置から出力される。
上記のようにこの実施例では、半導体メモリ15に記憶し
た音声データに基づいて音声合成回路16により音声信号
を合成して出力するようにしたので、音声再生用カセッ
トが繰り返し使用される場合でも、音声データの記憶媒
体として磁気テープを使用した場合に比較して、耐久性
を向上させることができ、よって歪みや雑音の少ない音
声を再生装置から出力することができる。又、再生装置
のピンチローラの回転に基づいて音声合成回路16のため
の電力を供給するようにしたので、外部から電源の供給
を受ける必要がなく、ランニングコストを低減すること
ができる。
尚、この考案は前記実施例に限定されるものではなく、
回転体7の回転を歯車伝達機構によってジェネレータ9
に伝達したりすることも可能である。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、この考案は繰り返し使用された場
合でも、再生音に歪みや雑音が増加することがなく、し
かも、記憶媒体として使用される半導体メモリ等のため
に電池等の外部電源を必要せず、ランニングコストの低
減を図ることができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化した音声再生用カセットの平
断面図、第2図は正面図、第3図(a),(b)はブロ
ック回路図である。 1……フレーム、4……再生用磁気ヘッド、5……磁気
ヘッド、6……ピンチローラ、7……回転体、9……ジ
ェネレータ、15……半導体メモリ、16……音声合成回
路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープに記録した音声情報を再生する
    ための再生装置に着脱されると共に、その再生装置によ
    って再生可能な音声データを予め記憶した半導体メモリ
    (15)を備える音声再生用カセットであって、 前記磁気テープを収容したカセットと略同一の外形形状
    を備えると共に、前記再生装置に着脱し得るフレーム
    (1)を設け、 そのフレーム(1)には、 前記メモリ(15)の音声データに基づいて音声を合成す
    る音声合成回路(16)と、 その音声合成回路(16)に接続され、前記再生装置の再
    生用磁気ヘッド(4)に対向配置可能な磁気ヘッド
    (5)と、 前記再生装置のピンチローラ(6)に連動して回転可能
    な回転体(7)と、 その回転体(7)の回転に基づいて発電し、前記音声合
    成回路(16)に電力を供給するジェネレータ(9)と を収容したことを特徴とする音声再生用カセット。
JP1988148357U 1988-11-14 1988-11-14 音声再生用カセット Expired - Lifetime JPH0715039Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988148357U JPH0715039Y2 (ja) 1988-11-14 1988-11-14 音声再生用カセット

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JP1988148357U JPH0715039Y2 (ja) 1988-11-14 1988-11-14 音声再生用カセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0269400U JPH0269400U (ja) 1990-05-25
JPH0715039Y2 true JPH0715039Y2 (ja) 1995-04-10

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JP1988148357U Expired - Lifetime JPH0715039Y2 (ja) 1988-11-14 1988-11-14 音声再生用カセット

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