JPH07148884A - 複合板、複合板の製造方法及びメラミン樹脂含浸シートと金属シートの接着方法 - Google Patents
複合板、複合板の製造方法及びメラミン樹脂含浸シートと金属シートの接着方法Info
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- JPH07148884A JPH07148884A JP4169480A JP16948092A JPH07148884A JP H07148884 A JPH07148884 A JP H07148884A JP 4169480 A JP4169480 A JP 4169480A JP 16948092 A JP16948092 A JP 16948092A JP H07148884 A JPH07148884 A JP H07148884A
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
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- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁石が付着する複合板の製造方法を提供する
ことを目的としている。 【構成】 複合板1の製造方法は、メラミン樹脂含浸シ
ート2、シート状部材7、フェノール・ゴム系樹脂シー
ト8、強磁性体で形成されたシート状の強磁性体部材
3、フェノール・ゴム系樹脂シート8、基材4、フェノ
ール・ゴム系樹脂シート8’の順に重ね、熱を加えてメ
ラミン樹脂含浸シート8と強磁性体シート状の強磁性体
部材3と基材4と、フェノール・ゴム系樹脂シート8’
とを接合させたものである。
ことを目的としている。 【構成】 複合板1の製造方法は、メラミン樹脂含浸シ
ート2、シート状部材7、フェノール・ゴム系樹脂シー
ト8、強磁性体で形成されたシート状の強磁性体部材
3、フェノール・ゴム系樹脂シート8、基材4、フェノ
ール・ゴム系樹脂シート8’の順に重ね、熱を加えてメ
ラミン樹脂含浸シート8と強磁性体シート状の強磁性体
部材3と基材4と、フェノール・ゴム系樹脂シート8’
とを接合させたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合板、複合板の製造
方法及びメラミン樹脂含浸シートと金属シートの接着方
法に係り、特に、磁石が付着する複合板に関する。
方法及びメラミン樹脂含浸シートと金属シートの接着方
法に係り、特に、磁石が付着する複合板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表面硬度、耐熱性等の点から、メ
ラミン樹脂製の表面材(化粧板)が多用されている。
ラミン樹脂製の表面材(化粧板)が多用されている。
【0003】そして、これらメラミン樹脂製の表面材
は、下駄箱、ロッカー等の家具に使用され、時として、
該家具の壁面は、掲示板の代用として、使用される場合
がある。
は、下駄箱、ロッカー等の家具に使用され、時として、
該家具の壁面は、掲示板の代用として、使用される場合
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる場合、掲示物を
接着テ−プ等を使って、掲示するため、不便であると共
に家具の壁面が汚れる等の問題点があった。
接着テ−プ等を使って、掲示するため、不便であると共
に家具の壁面が汚れる等の問題点があった。
【0005】本発明は、前記した従来の問題点を解決す
るために、表面材の価値を維持し且つ磁石が付着するよ
うにした複合板、複合板の製造方法及びメラミン樹脂含
浸シートと金属シートの接着方法を提供することを目的
としている。
るために、表面材の価値を維持し且つ磁石が付着するよ
うにした複合板、複合板の製造方法及びメラミン樹脂含
浸シートと金属シートの接着方法を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の複合板においては、シート状の表面材と、
この表面材の下に位置する強磁性体で形成されたシート
状の強磁性体部材と、この強磁性体部材の下に位置する
基材とを接着剤等により各々接着したものである。
に、本発明の複合板においては、シート状の表面材と、
この表面材の下に位置する強磁性体で形成されたシート
状の強磁性体部材と、この強磁性体部材の下に位置する
基材とを接着剤等により各々接着したものである。
【0007】又、本発明の複合板においては、メラミン
樹脂製のシート状の表面材と、この表面材の下に位置す
る強磁性体で形成されたシート状の強磁性体部材と、こ
の強磁性体部材の下に位置する基材と、この基材の下に
位置するメラミン樹脂製のシート状の表面材とを接着剤
等により各々接着したものである。
樹脂製のシート状の表面材と、この表面材の下に位置す
る強磁性体で形成されたシート状の強磁性体部材と、こ
の強磁性体部材の下に位置する基材と、この基材の下に
位置するメラミン樹脂製のシート状の表面材とを接着剤
等により各々接着したものである。
【0008】又、本発明の複合板の製造方法において
は、メラミン樹脂含浸シート、シート状部材、フェノー
ル・ゴム系樹脂シート、強磁性体で形成されたシート状
の強磁性体部材、フェノール・ゴム系樹脂シート、基
材、メラミン樹脂含浸シートの順に重ね、熱を加えて、
前記メラミン樹脂含浸シートと前記強磁性体部材と前記
基材と前記メラミン樹脂含浸シートとを接着させたもの
である。
は、メラミン樹脂含浸シート、シート状部材、フェノー
ル・ゴム系樹脂シート、強磁性体で形成されたシート状
の強磁性体部材、フェノール・ゴム系樹脂シート、基
材、メラミン樹脂含浸シートの順に重ね、熱を加えて、
前記メラミン樹脂含浸シートと前記強磁性体部材と前記
基材と前記メラミン樹脂含浸シートとを接着させたもの
である。
【0009】又、本発明の複合板の製造方法において
は、メラミン樹脂含浸シート、シート状部材、フェノー
ル・ゴム系樹脂シート、強磁性体で形成されたシート状
の強磁性体部材、フェノール・ゴム系樹脂シート、基材
の順に重ね、熱を加えて前記メラミン樹脂含浸シートと
前記強磁性体部材と前記基材とを接着させたものであ
る。
は、メラミン樹脂含浸シート、シート状部材、フェノー
ル・ゴム系樹脂シート、強磁性体で形成されたシート状
の強磁性体部材、フェノール・ゴム系樹脂シート、基材
の順に重ね、熱を加えて前記メラミン樹脂含浸シートと
前記強磁性体部材と前記基材とを接着させたものであ
る。
【0010】又、本発明のメラミン樹脂含浸シートと金
属シートの接着方法においては、メラミン樹脂含浸シー
ト、シート状部材、フェノール・ゴム系樹脂シート、金
属シートの順に重ね、熱を加えて前記メラミン樹脂含浸
シートと前記金属シートとを接着させたものである。
属シートの接着方法においては、メラミン樹脂含浸シー
ト、シート状部材、フェノール・ゴム系樹脂シート、金
属シートの順に重ね、熱を加えて前記メラミン樹脂含浸
シートと前記金属シートとを接着させたものである。
【0011】
【作用】上記のように構成された複合板においては、表
面材の下にシート状の強磁性体部材が位置するため、磁
石が付着する。
面材の下にシート状の強磁性体部材が位置するため、磁
石が付着する。
【0012】又、複合板においては、メラミン樹脂製の
シート状の表面材の下にシート状の強磁性体部材が位置
するため、磁石が付着する。
シート状の表面材の下にシート状の強磁性体部材が位置
するため、磁石が付着する。
【0013】又、複合板の製造方法においては、加熱
時、メラミン樹脂含浸シートから生じるガス等が、シー
ト状部材により、強磁性体側へ移動するのを阻止され
る。
時、メラミン樹脂含浸シートから生じるガス等が、シー
ト状部材により、強磁性体側へ移動するのを阻止され
る。
【0014】又、メラミン樹脂含浸シートと金属シート
の接着方法においては、加熱時、メラミン樹脂含浸シー
トから生じるガス等が、シート状部材により、金属シー
ト側へ移動するのを阻止される。
の接着方法においては、加熱時、メラミン樹脂含浸シー
トから生じるガス等が、シート状部材により、金属シー
ト側へ移動するのを阻止される。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明する
と、図1において、1は、複合板で、複合板1は、表面
材が両面に設けられたもので、シート状の表面材2と、
この表面材2の下に位置する強磁性体で形成されたシー
ト状の強磁性体部材3と、この強磁性体部材3の下に位
置する基材4と、この基材4の下に位置するシート状の
表面材2’とを接着剤8等により各々接着したものであ
る。
と、図1において、1は、複合板で、複合板1は、表面
材が両面に設けられたもので、シート状の表面材2と、
この表面材2の下に位置する強磁性体で形成されたシー
ト状の強磁性体部材3と、この強磁性体部材3の下に位
置する基材4と、この基材4の下に位置するシート状の
表面材2’とを接着剤8等により各々接着したものであ
る。
【0016】表面材2、2’としては、例えば、厚さが
約0.07mm〜約0.73mm(より望ましくは、約0.1mm 〜約0.
25mm)のシート状のもので、材質は、メラミン樹脂、ダ
ップ(ジアリルフタレート)樹脂、ポリエステル樹脂、
塩化ビニールシート、突板等である。
約0.07mm〜約0.73mm(より望ましくは、約0.1mm 〜約0.
25mm)のシート状のもので、材質は、メラミン樹脂、ダ
ップ(ジアリルフタレート)樹脂、ポリエステル樹脂、
塩化ビニールシート、突板等である。
【0017】また、強磁性体部材(金属シート)3とし
ては、例えば、厚さが約0.06mm〜約0.12mm(より望まし
くは、約0.08mm〜約0.1 mm)のシート状のもので、材質
は、鉄、コバルト、ニッケルのものを使用する。
ては、例えば、厚さが約0.06mm〜約0.12mm(より望まし
くは、約0.08mm〜約0.1 mm)のシート状のもので、材質
は、鉄、コバルト、ニッケルのものを使用する。
【0018】また、基材4としては、例えば、パーチク
ルボード、中質繊維板、合板、石膏ボード、石綿セメン
ト板、石綿セメントケイ酸カルシュウム板、石膏スラグ
板等である。
ルボード、中質繊維板、合板、石膏ボード、石綿セメン
ト板、石綿セメントケイ酸カルシュウム板、石膏スラグ
板等である。
【0019】そして、接着剤等としては、両面の粘着テ
ープでも良いが、両面の粘着テープで接着すると、平滑
度がでないため、フェノール・ゴム系樹脂シート(アイ
カ工業株式会社製 商品名 アイカシートDPB−25)
を使用するのが望ましい(他の金属接着剤として、東セ
ロ化学株式会社製 商品名アドマーフィルムがあるが、
これは、熱可塑系のため、樹脂が冷えないとか固まらな
いため、ガスを出し切れず、膨れを生じ商品価値を低下
させる。又、エポキシ系の接着剤は、金属に対しては、
部分的に接着するため、不適であった。)次に、複合板
の製造方法について説明すると、図4において、5は、
蒸気又は電気などによる加熱装置を備えた定盤により加
熱圧締する周知のホットプレスで、図2に示すように、
熱板10と熱板10との間に、鏡面板6、メラミン樹脂含浸
シート2(メラミン樹脂含浸シート2とは、例えば、厚
みが、約0.1mm 〜約0.25mmの含浸シートで、シートをメ
ラミン樹脂の中に入れ、乾燥させたものである。)、シ
ート状部材7、フェノール・ゴム系樹脂シート8、強磁
性体で形成されたシート状の強磁性体部材3、フェノー
ル・ゴム系樹脂シート8、基材4、鏡面板6’、メラミ
ン樹脂含浸シート2の順に重ねて入れる。
ープでも良いが、両面の粘着テープで接着すると、平滑
度がでないため、フェノール・ゴム系樹脂シート(アイ
カ工業株式会社製 商品名 アイカシートDPB−25)
を使用するのが望ましい(他の金属接着剤として、東セ
ロ化学株式会社製 商品名アドマーフィルムがあるが、
これは、熱可塑系のため、樹脂が冷えないとか固まらな
いため、ガスを出し切れず、膨れを生じ商品価値を低下
させる。又、エポキシ系の接着剤は、金属に対しては、
部分的に接着するため、不適であった。)次に、複合板
の製造方法について説明すると、図4において、5は、
蒸気又は電気などによる加熱装置を備えた定盤により加
熱圧締する周知のホットプレスで、図2に示すように、
熱板10と熱板10との間に、鏡面板6、メラミン樹脂含浸
シート2(メラミン樹脂含浸シート2とは、例えば、厚
みが、約0.1mm 〜約0.25mmの含浸シートで、シートをメ
ラミン樹脂の中に入れ、乾燥させたものである。)、シ
ート状部材7、フェノール・ゴム系樹脂シート8、強磁
性体で形成されたシート状の強磁性体部材3、フェノー
ル・ゴム系樹脂シート8、基材4、鏡面板6’、メラミ
ン樹脂含浸シート2の順に重ねて入れる。
【0020】そして、ホットプレス5のシリンダ9を動
作させ、熱を加えて、メラミン樹脂含浸シート2と強磁
性体部材7と基材3とメラミン樹脂含浸シート2とを接
着させたものである。
作させ、熱を加えて、メラミン樹脂含浸シート2と強磁
性体部材7と基材3とメラミン樹脂含浸シート2とを接
着させたものである。
【0021】なお、鏡面板6、6’は、メラミン樹脂含
浸シート2の平滑度、表面の艶有り、艶無し、砂目・木
目等のエンボス仕上げ板である。
浸シート2の平滑度、表面の艶有り、艶無し、砂目・木
目等のエンボス仕上げ板である。
【0022】実験結果によれば、シート状部材7を用い
ないで、メラミン樹脂含浸シート2、フェノール・ゴム
系樹脂シート8、強磁性体で形成されたシート状の強磁
性体部材3、フェノール・ゴム系樹脂シート8’、基材
4、メラミン樹脂含浸シート2の順に重ねて熱を加えた
ところ、メラミン樹脂含浸シート2とフェノール・ゴム
系樹脂シート8とは接着されるものの、メラミン樹脂含
浸シート2と強磁性体部材3とは、接着しなかった。
ないで、メラミン樹脂含浸シート2、フェノール・ゴム
系樹脂シート8、強磁性体で形成されたシート状の強磁
性体部材3、フェノール・ゴム系樹脂シート8’、基材
4、メラミン樹脂含浸シート2の順に重ねて熱を加えた
ところ、メラミン樹脂含浸シート2とフェノール・ゴム
系樹脂シート8とは接着されるものの、メラミン樹脂含
浸シート2と強磁性体部材3とは、接着しなかった。
【0023】又、強磁性体で形成されたシート状の強磁
性体部材3とフェノール・ゴム系樹脂シート8とを重ね
て熱を加えたところ、強磁性体で形成されたシート状の
強磁性体部材3とフェノール・ゴム系樹脂シート8とは
接着した。
性体部材3とフェノール・ゴム系樹脂シート8とを重ね
て熱を加えたところ、強磁性体で形成されたシート状の
強磁性体部材3とフェノール・ゴム系樹脂シート8とは
接着した。
【0024】このことより、加熱圧締する際、メラミン
樹脂含浸シート2から生じるガス等が、強磁性体部材3
側へ移動して、フェノール・ゴム系樹脂シート8と強磁
性体部材3との接着を阻害しているものと考えられ、メ
ラミン樹脂含浸シート2と強磁性体部材3との間にシー
ト状部材7(例えば、紙、不織布、布等)を介在させた
ところ、メラミン樹脂含浸シート2と強磁性体部材3と
基材4とメラミン樹脂含浸シート2’とが接着した。
樹脂含浸シート2から生じるガス等が、強磁性体部材3
側へ移動して、フェノール・ゴム系樹脂シート8と強磁
性体部材3との接着を阻害しているものと考えられ、メ
ラミン樹脂含浸シート2と強磁性体部材3との間にシー
ト状部材7(例えば、紙、不織布、布等)を介在させた
ところ、メラミン樹脂含浸シート2と強磁性体部材3と
基材4とメラミン樹脂含浸シート2’とが接着した。
【0025】なお、シート状部材7として、紙を使用し
た場合、紙の厚さをmmとすれば、メラミン樹脂含浸シー
ト2と強磁性体部材3と基材4とメラミン樹脂含浸シー
ト2’とが接着したが、 紙の厚さが厚いと、紙の中ま
で樹脂が入らず、紙間で剥離する欠点があり、又、不織
布、布の場合、目が粗いと、複合板1の表面に布目が出
てしまうと共に余り厚いと磁力の強い磁石でないと使用
できない欠点があったが、シート状部材7としては、市
販されている手拭(例えば、40番手から80番手ぐらいの
糸で1対1の割合で織った布)のように、繊維が細く且
つ厚みが薄い布が良好であった。
た場合、紙の厚さをmmとすれば、メラミン樹脂含浸シー
ト2と強磁性体部材3と基材4とメラミン樹脂含浸シー
ト2’とが接着したが、 紙の厚さが厚いと、紙の中ま
で樹脂が入らず、紙間で剥離する欠点があり、又、不織
布、布の場合、目が粗いと、複合板1の表面に布目が出
てしまうと共に余り厚いと磁力の強い磁石でないと使用
できない欠点があったが、シート状部材7としては、市
販されている手拭(例えば、40番手から80番手ぐらいの
糸で1対1の割合で織った布)のように、繊維が細く且
つ厚みが薄い布が良好であった。
【0026】なお、メラミン樹脂含浸シート2と強磁性
体部材3と基材4とメラミン樹脂含浸シート2’とを接
合するための条件としては、例えば、ホットプレス5に
より複合板1に加わる圧力は、約13kg/cm2〜約15kg/c
m2、温度は、約130 ℃〜約140℃、時間は、約5分〜約
6分程度である。
体部材3と基材4とメラミン樹脂含浸シート2’とを接
合するための条件としては、例えば、ホットプレス5に
より複合板1に加わる圧力は、約13kg/cm2〜約15kg/c
m2、温度は、約130 ℃〜約140℃、時間は、約5分〜約
6分程度である。
【0027】上述した方法によって成形された複合板1
の用途としては、下駄箱・ロッカ等の家具材、内装材、
化粧板、建具材等であり、その結果、表面材2の上に紙
等の掲示物を接着テープを用いることなく、磁石で容易
に止めることができる。
の用途としては、下駄箱・ロッカ等の家具材、内装材、
化粧板、建具材等であり、その結果、表面材2の上に紙
等の掲示物を接着テープを用いることなく、磁石で容易
に止めることができる。
【0028】なお、本実施例では、図1に示すように、
両面を表面材2、2’で形成されたものについて説明し
たが、図3に示すように、片面のみ表面材2(又は、
2’)で形成されたものにも適用できるものである。
両面を表面材2、2’で形成されたものについて説明し
たが、図3に示すように、片面のみ表面材2(又は、
2’)で形成されたものにも適用できるものである。
【0029】又、強磁性体部材3の上に図示しないが、
帯電防止用シリコーンの層を設けて除電性を向上させた
複合板1としても良く、特に、OA機器のテーブル、O
A機器室を区画するパーテーション等に最適である。
帯電防止用シリコーンの層を設けて除電性を向上させた
複合板1としても良く、特に、OA機器のテーブル、O
A機器室を区画するパーテーション等に最適である。
【0030】又、本実施例の複合板の製造方法において
は、メラミン樹脂含浸シート、シート状部材、フェノー
ル・ゴム系樹脂シート、強磁性体で形成されたシート状
の強磁性体部材、フェノール・ゴム系樹脂シート、基
材、メラミン樹脂含浸シートの順に重ね、熱を加えて、
前記メラミン樹脂含浸シートと前記強磁性体部材と前記
基材と前記メラミン樹脂含浸シートとを接着させたもの
であるが、本発明にあっては、これに限らず、メラミン
樹脂含浸シート、シート状部材、フェノール・ゴム系樹
脂シート、強磁性体で形成されたシート状の強磁性体部
材、フェノール・ゴム系樹脂シート、基材の順に重ね、
熱を加えて前記メラミン樹脂含浸シートと前記強磁性体
部材と前記基材とを接着させても良く、更に、メラミン
樹脂含浸シート、シート状部材、フェノール・ゴム系樹
脂シート、金属シートの順に重ね、熱を加えて前記メラ
ミン樹脂含浸シートと前記金属シートとを接着させるメ
ラミン樹脂含浸シートと金属シートの接着方法にも適用
できるものである。
は、メラミン樹脂含浸シート、シート状部材、フェノー
ル・ゴム系樹脂シート、強磁性体で形成されたシート状
の強磁性体部材、フェノール・ゴム系樹脂シート、基
材、メラミン樹脂含浸シートの順に重ね、熱を加えて、
前記メラミン樹脂含浸シートと前記強磁性体部材と前記
基材と前記メラミン樹脂含浸シートとを接着させたもの
であるが、本発明にあっては、これに限らず、メラミン
樹脂含浸シート、シート状部材、フェノール・ゴム系樹
脂シート、強磁性体で形成されたシート状の強磁性体部
材、フェノール・ゴム系樹脂シート、基材の順に重ね、
熱を加えて前記メラミン樹脂含浸シートと前記強磁性体
部材と前記基材とを接着させても良く、更に、メラミン
樹脂含浸シート、シート状部材、フェノール・ゴム系樹
脂シート、金属シートの順に重ね、熱を加えて前記メラ
ミン樹脂含浸シートと前記金属シートとを接着させるメ
ラミン樹脂含浸シートと金属シートの接着方法にも適用
できるものである。
【0031】
【発明の効果】本発明の複合板においては、シート状の
表面材と、この表面材の下に位置する強磁性体で形成さ
れたシート状の強磁性体部材と、この強磁性体部材の下
に位置する基材とを接着剤等により各々接着したもので
あるから、表面材の持つ価値を生かしながら、表面材の
上に紙等の掲示物を接着テープを用いることなく、磁石
で容易に止めることができる。
表面材と、この表面材の下に位置する強磁性体で形成さ
れたシート状の強磁性体部材と、この強磁性体部材の下
に位置する基材とを接着剤等により各々接着したもので
あるから、表面材の持つ価値を生かしながら、表面材の
上に紙等の掲示物を接着テープを用いることなく、磁石
で容易に止めることができる。
【0032】又、本発明の複合板においては、メラミン
樹脂製のシート状の表面材と、この表面材の下に位置す
る強磁性体で形成されたシート状の強磁性体部材と、こ
の強磁性体部材の下に位置する基材と、この基材の下に
位置するメラミン樹脂製のシート状の表面材とを接着剤
等により各々接着したものであるから、メラミン樹脂の
持つ表面硬度、耐熱性等の価値を生かしながら、表面材
の上に紙等の掲示物を接着テープを用いることなく、磁
石で容易に止めることができる。
樹脂製のシート状の表面材と、この表面材の下に位置す
る強磁性体で形成されたシート状の強磁性体部材と、こ
の強磁性体部材の下に位置する基材と、この基材の下に
位置するメラミン樹脂製のシート状の表面材とを接着剤
等により各々接着したものであるから、メラミン樹脂の
持つ表面硬度、耐熱性等の価値を生かしながら、表面材
の上に紙等の掲示物を接着テープを用いることなく、磁
石で容易に止めることができる。
【0033】又、本発明の複合板の製造方法において
は、メラミン樹脂含浸シート、シート状部材、フェノー
ル・ゴム系樹脂シート、強磁性体で形成されたシート状
の強磁性体部材、フェノール・ゴム系樹脂シート、基
材、メラミン樹脂含浸シートの順に重ね、熱を加えたも
のであるから、加熱時、メラミン樹脂含浸シートから生
じるガス等が、シート状部材により、強磁性体部材側へ
移動するのを阻止され、メラミン樹脂含浸シートと強磁
性体部材と基材とメラミン樹脂含浸シートとを接着させ
ることができる。
は、メラミン樹脂含浸シート、シート状部材、フェノー
ル・ゴム系樹脂シート、強磁性体で形成されたシート状
の強磁性体部材、フェノール・ゴム系樹脂シート、基
材、メラミン樹脂含浸シートの順に重ね、熱を加えたも
のであるから、加熱時、メラミン樹脂含浸シートから生
じるガス等が、シート状部材により、強磁性体部材側へ
移動するのを阻止され、メラミン樹脂含浸シートと強磁
性体部材と基材とメラミン樹脂含浸シートとを接着させ
ることができる。
【0034】又、本発明の複合板の製造方法において
は、メラミン樹脂含浸シート、シート状部材、フェノー
ル・ゴム系樹脂シート、強磁性体で形成されたシート状
の強磁性体部材、フェノール・ゴム系樹脂シート、基材
の順に重ね、熱を加えたものであるから、加熱時、メラ
ミン樹脂含浸シートから生じるガス等が、シート状部材
により、強磁性体部材側へ移動するのを阻止され、前記
メラミン樹脂含浸シートと前記強磁性体部材と前記基材
とを接着させることができるものである。
は、メラミン樹脂含浸シート、シート状部材、フェノー
ル・ゴム系樹脂シート、強磁性体で形成されたシート状
の強磁性体部材、フェノール・ゴム系樹脂シート、基材
の順に重ね、熱を加えたものであるから、加熱時、メラ
ミン樹脂含浸シートから生じるガス等が、シート状部材
により、強磁性体部材側へ移動するのを阻止され、前記
メラミン樹脂含浸シートと前記強磁性体部材と前記基材
とを接着させることができるものである。
【0035】又、本発明のメラミン樹脂含浸シートと金
属シートの接着方法においては、メラミン樹脂含浸シー
ト、シート状部材、フェノール・ゴム系樹脂シート、金
属シートの順に重ね、熱を加えたものであるから、加熱
時、メラミン樹脂含浸シートから生じるガス等が、シー
ト状部材により、金属シート側へ移動するのを阻止さ
れ、前記メラミン樹脂含浸シートと前記金属シートとを
接着させることができるものである。
属シートの接着方法においては、メラミン樹脂含浸シー
ト、シート状部材、フェノール・ゴム系樹脂シート、金
属シートの順に重ね、熱を加えたものであるから、加熱
時、メラミン樹脂含浸シートから生じるガス等が、シー
ト状部材により、金属シート側へ移動するのを阻止さ
れ、前記メラミン樹脂含浸シートと前記金属シートとを
接着させることができるものである。
【図1】本発明の一実施例を示す複合板の概略的断面図
である。
である。
【図2】本発明の一実施例を示す複合板の製造方法の一
過程を概略的に示す説明図である。
過程を概略的に示す説明図である。
【図3】本発明の一実施例を示す複合板の概略的断面図
である。
である。
【図4】本発明の一実施例の複合板の製造方法に使用さ
れるホットプレスを概略的に示す説明図である。
れるホットプレスを概略的に示す説明図である。
1 複合板 2、2’ メラミン樹脂含浸シート 3 強磁性体部材(金属シート) 4 基材 7 シート状部材 8、8’ フェノール・ゴム系樹脂シート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】 なお、メラミン樹脂含浸シート2と強磁
性体部材3と基材4とメラミン樹脂含浸シート2’とを
接合するための条件としては、例えば、ホットプレス5
により複合板1に加わる圧力は、約13kg/cm2〜
約15kg/cm2、温度は、約130℃〜約140
℃、時間は、約15分〜約20分程度である。
性体部材3と基材4とメラミン樹脂含浸シート2’とを
接合するための条件としては、例えば、ホットプレス5
により複合板1に加わる圧力は、約13kg/cm2〜
約15kg/cm2、温度は、約130℃〜約140
℃、時間は、約15分〜約20分程度である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 31/06 7148−4F 31/20 7148−4F E04C 2/26 V 7806−2E // B29K 61:20 B29L 9:00
Claims (5)
- 【請求項1】 シート状の表面材と、この表面材の下に
位置する強磁性体で形成されたシート状の強磁性体部材
と、この強磁性体部材の下に位置する基材とを接着剤等
により各々接着したことを特徴とする複合板。 - 【請求項2】 メラミン樹脂製のシート状の表面材と、
この表面材の下に位置する強磁性体で形成されたシート
状の強磁性体部材と、この強磁性体部材の下に位置する
基材と、この基材の下に位置するメラミン樹脂製のシー
ト状の表面材とを接着剤等により各々接着したことを特
徴とする複合板。 - 【請求項3】 メラミン樹脂含浸シート、シート状部
材、フェノール・ゴム系樹脂シート、強磁性体で形成さ
れたシート状の強磁性体部材、フェノール・ゴム系樹脂
シート、基材、メラミン樹脂含浸シートの順に重ね、熱
を加えて、前記メラミン樹脂含浸シートと前記強磁性体
部材と前記基材と前記メラミン樹脂含浸シートとを接着
させたことを特徴とする複合板の製造方法。 - 【請求項4】 メラミン樹脂含浸シート、シート状部
材、フェノール・ゴム系樹脂シート、強磁性体で形成さ
れたシート状の強磁性体部材、フェノール・ゴム系樹脂
シート、基材の順に重ね、熱を加えて前記メラミン樹脂
含浸シートと前記強磁性体部材と前記基材とを接着させ
たことを特徴とする複合板の製造方法。 - 【請求項5】 メラミン樹脂含浸シート、シート状部
材、フェノール・ゴム系樹脂シート、金属シートの順に
重ね、熱を加えて前記メラミン樹脂含浸シートと前記金
属シートとを接着させたことを特徴とするメラミン樹脂
含浸シートと金属シートの接着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4169480A JPH07148884A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 複合板、複合板の製造方法及びメラミン樹脂含浸シートと金属シートの接着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4169480A JPH07148884A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 複合板、複合板の製造方法及びメラミン樹脂含浸シートと金属シートの接着方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07148884A true JPH07148884A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=15887325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4169480A Pending JPH07148884A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 複合板、複合板の製造方法及びメラミン樹脂含浸シートと金属シートの接着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07148884A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0845392A1 (en) * | 1996-06-27 | 1998-06-03 | Intec-s.r.l. | Universal magnetic stand for cell phones |
CN108407429A (zh) * | 2018-02-11 | 2018-08-17 | 重庆双驰门窗有限公司 | 门套贴纸装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6135242A (ja) * | 1984-07-27 | 1986-02-19 | 三井東圧化学株式会社 | 化粧板並びにその製造方法 |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP4169480A patent/JPH07148884A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6135242A (ja) * | 1984-07-27 | 1986-02-19 | 三井東圧化学株式会社 | 化粧板並びにその製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0845392A1 (en) * | 1996-06-27 | 1998-06-03 | Intec-s.r.l. | Universal magnetic stand for cell phones |
CN108407429A (zh) * | 2018-02-11 | 2018-08-17 | 重庆双驰门窗有限公司 | 门套贴纸装置 |
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