JPS5914193Y2 - 積層板 - Google Patents

積層板

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Publication number
JPS5914193Y2
JPS5914193Y2 JP16835078U JP16835078U JPS5914193Y2 JP S5914193 Y2 JPS5914193 Y2 JP S5914193Y2 JP 16835078 U JP16835078 U JP 16835078U JP 16835078 U JP16835078 U JP 16835078U JP S5914193 Y2 JPS5914193 Y2 JP S5914193Y2
Authority
JP
Japan
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stainless steel
steel foil
thickness
substrate
resin layer
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Expired
Application number
JP16835078U
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English (en)
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JPS5583342U (ja
Inventor
「昂」 平松
Original Assignee
積水樹脂株式会社
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は積層板に関するものである。
従来、金属と金属を組合わせたものとしては種々知られ
ているが、それぞれ欠点があった。
たとえば、金属板にメッキを施したものにおいては、そ
の表面層が薄いため破れやすく防蝕の点で劣るという欠
点があり、強圧着によるクラツド材では製造設備が大き
くなり、設備費が多大のものとなると共に広い場所を占
有するという欠点があった。
また粘着剤により直接貼合せる場合には、耐熱性に問題
があり用途範囲を限定されていた。
本考案は金属製基板の両面に金属層を有するものでより
優れた物性、特に曲げ剛性、衝撃を受けた場合の窪みに
くさの点で優れた積層板を提供することを目的とするも
ので゛ある。
本考案は、金属製基板の表裏内面にそれぞれ順次、ポリ
塩化ビニール若しくはアクリロニトリル−ブタジェン−
スチレン共重合体の合成樹脂層及びステンレス箔を熱硬
化性接着剤を介在させて一体に形成してなることを特徴
とするものである。
以下本考案の実施例を図面に基づき説明する。
まず、金属製基板1としては、硬質または軟質のアルミ
ニウム板、鉄板(鋼材、軟鉄)、その他剛性の大なるも
のを使用する。
特にアルミニウム板を基板として使用するときは軽量で
あって高い強度を有するものが得られ、曲げ、絞りなど
の二次加工にも適する良好な素材が得られた。
次に合成樹脂層2としては、ポリ塩化ビニール(PVC
)、アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン共重合体
(ABS)フィルムあるいはシートが適している。
なおPVCにおいては半硬質のもの、硬質のもののいず
れでもよく、用途あるいは基材の材質に合わせて選択す
ることができる。
この樹脂層2の厚さは、下記するステンレス箔3の厚さ
の0.3〜3倍で10〜500μ程度とするのがよい。
樹脂層2が厚すぎると強度が低下する欠点があり、逆に
薄すぎるときは防音性、耐熱性が低下し、しかも二次加
工に適さなくなるからである。
ステンレス箔3は、その厚さを50〜150μ程度とす
る。
特に100〜150μにするのが二次加工等との関係に
おいて好ましい。
厚すぎるときは二次加工に適さなくなり、薄すぎるとき
は耐熱性等が低下するからである。
このステンレス箔の材質はバネ材であってもなよし材で
あってもよく、それぞれ用途に応じて選択できる。
以上に記載した金属製基板1の表裏両面にそれぞれ合成
樹脂層2、ステンレス箔3を順次接着するのであるが、
この接着剤4,5としては熱硬化性のものを用いる。
また、本考案積層板は第1図の如く基板1の表裏両面に
それぞれ順次合成樹脂層2及びステンレス箔3を接着剤
4,5を介在して一体的形成するものであり、全体的厚
みは0.5〜4mmとなされている。
このようになる本考案積層板は種々の用途を有するが、
特に建材関係、たとえば、エレベータ−等のように軽量
化を必要とする板材、ビル関係の軽量化を必要とする板
材、あるいは絞り加工等の二次加工を必要とする強度部
材に適するものである。
本考案は前述の構成からなり、上記の用途を有するもの
で防錆、防蝕、曲げ強度、軽量化及び耐摩耗性等の点に
おいて優れた素材が得られた。
特に防錆、防蝕の点においては従来のものに比べて格段
優れた性能を有している。
さらに断熱性、振動音の減少、防音性等においても優れ
た効果を発揮した。
これらの効果については材料の組合せによって若干の差
が生じているので、第1表によって示す。
アルミニウム板あるいは軟質鉄板を基板1とし、なまし
ステンレス箔を用いた場合には、基板の曲げ、絞りなど
の二次加工性をほとんど失うことなく防蝕性及び強度性
の向上等の効果を発揮し、非常に好ましい素材が得られ
た。
さらに後述する実施例の結果及び第2表からもわかる通
り、本考案は、基板とステンレス箔の間にポリエチレン
フィルムを介在させ加熱加圧によって複合板を形成した
場合に比べ、曲げ強さおよび曲げ弾性率のいずれも約1
割強くなったもので、曲げ剛性が向上し、しかも、下地
が硬くなって衝撃を受けても窪みにくいものとなった。
実施例 基板1としてアルミニウム板を使用し、基板1の表裏両
面にそれぞれ順次厚さ100μのABS樹脂層2、厚さ
150μのステンレス箔3を熱硬化性接着剤であるフェ
ノール変性アクリル系接着剤を介在させて一体的に形成
して全体厚み2mmの積層板を作製した。
この積層板の物性試験結果は第2表の通りであった。
比較例1として示したのはアルミニウム板の表裏両面に
100μのポリエチレンフィルムを重ね、その上に15
0μのアルミニウム箔を重ね加熱加圧して形成した全体
厚さ2mmの複合板の物性試験結果であり、比較例2と
して示したのは合成樹脂板の表裏両面にそれぞれ厚み1
50μのアルミニウム箔を積層した全体厚み2mmの積
層板の物性試験結果である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は一実施例
の断面図である。 1・・・・・・基板、2・・・・・・樹脂板、3・・・
・・・ステンレス箔、4゜5・・・・・・接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製基板の表裏内面にそれぞれ順次、ポリ塩化ビニー
    ル若しくはアクリロニトリル−ブタジェン−スチレン共
    重合体の合成樹脂層及びステンレス箔を熱硬化性接着剤
    を介在させて一体に形成してなることを特徴とする積層
    板。
JP16835078U 1978-12-05 1978-12-05 積層板 Expired JPS5914193Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5583342U JPS5583342U (ja) 1980-06-09
JPS5914193Y2 true JPS5914193Y2 (ja) 1984-04-26

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