JPH07148881A - 低反射印刷物 - Google Patents

低反射印刷物

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Publication number
JPH07148881A
JPH07148881A JP5321298A JP32129893A JPH07148881A JP H07148881 A JPH07148881 A JP H07148881A JP 5321298 A JP5321298 A JP 5321298A JP 32129893 A JP32129893 A JP 32129893A JP H07148881 A JPH07148881 A JP H07148881A
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JP
Japan
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printed image
layer
transparent low
low reflective
fluorine compound
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5321298A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Ishibashi
達男 石橋
Tadao Baba
忠雄 馬場
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Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 背景の映り込みや室内灯の光や太陽光などに
よる眩しい光沢が抑制され、文字や模様などの印刷画像
が見やすい印刷物を提供する。 【構成】 光沢のある基材上に、印刷画像層、フッ素化
合物からなり屈折率が1.4以下の平滑な透明低反射層
が順次形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、背景の映り込みや室
内灯の光や太陽光などによる眩しい光沢が抑制され、文
字や模様などの印刷画像が見やすい印刷物に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、基材上に印刷画像層が形成された
印刷物として、眩しい光沢を発するものがある。眩しい
光沢としては、背景の映り込みや室内灯の光や太陽光な
どの反射光による光沢があり、基材および/または印刷
画像層から発せられる。このような従来の印刷物の眩し
い光沢は、美術本、絵本、ポスター、カタログなどにお
いては、文字や模様などの印刷画像の判読を妨げること
がある。そこで、光沢の眩しさを抑さえるために、印刷
物の表面に粒径の大きな透明顔料を含有させたインキを
用いて印刷画像層上に微細な凹凸層を形成し、反射光を
散乱させ光沢をなくすようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、印刷物の表面
に微細な凹凸層を形成したものは、凹凸層を通して印刷
画像を見ることになる。このため印刷画像からの光が微
細な凹凸によって散乱されてしまい、印刷画像がぼやけ
たりくすんだりして鮮明に見えにくくなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の課題
を解決するためにつぎのように構成した。つまり、この
発明の低反射印刷物は、光沢のある基材上に、印刷画像
層、フッ素化合物からなり屈折率が1.4以下の平滑な
透明低反射層が順次形成されている。
【0005】また、この発明は、透明低反射層の膜厚
が、500〜5000Åであるように形成してもよい。
【0006】また、この発明は、印刷画像層が、光沢を
有するインキよりなるように形成してもよい。
【0007】基材は、アート紙、マシンコート紙などの
紙類、プラスチックシート、ガラス材などの反射光沢の
強いものがある。
【0008】印刷画像層は、文字、模様などの画像を、
顔料や染料などの着色材を含んだ各種印刷インキにて形
成されたものである。印刷インキとしてパール顔料など
の光沢性のあるものを使用したインキを用いると、印刷
画像層自体が光沢のあるものになる。
【0009】透明低反射層は、フッ素化合物からなり屈
折率が1.4以下の平滑な層である。有機のフッ素化合
物としては、アモルファスパーフロロポリマーなどがあ
る。無機のフッ素系化合物としては、フッ化マグネシウ
ム、フッ化リチウム、フッ化ナトリウム、フッ化ストロ
ンチウム、フッ化アルミニウムなどがある。透明低反射
層は、ディッピング法、スピンコーティング法、ロール
コーティング法によって形成することができる。屈折率
が1.4を超えると、透明反射層が基材および/または
印刷画像層からの眩しい光沢を抑さえられない。
【0010】透明低反射層の膜厚は、フッ素化合物の屈
折率および印刷インキのバインダーの種類に依存する。
透明低反射層の膜厚は、眩しい光沢が抑さえられる膜厚
を選べばよい。好ましくは、500〜5000Åの範囲がよ
い。500〜5000Åの範囲を超えると反射率が上がり眩し
い光沢が抑さえられない。印刷画像層の屈折率をN0
透明低反射層の屈折率をN1 、膜厚をd1 、印刷画像層
に入射光の波長をλとした場合、N1=N0 1/2、およ
び、N11=λ/4の関係を満たすように、膜厚d1
決めると最もよい効果が得られる。
【0011】
【作用】この発明は、基材上に印刷画像層、フッ素化合
物からなり屈折率が1.4以下の透明低反射層が順次形
成されているので、基材および/または印刷画像層の眩
しい光沢を透明低反射層が抑さえる。しかも、透明低反
射層は透明かつ平滑なので、印刷画像からの光を散乱す
ることがない。
【0012】
【実施例】
実例1 アート紙に風景が印刷された印刷物表面に屈折率1.31の
アモルファスパーフロロポリマー(デュポン社製 TEFL
ON AF)からなる透明低反射層を1050ű50Åの膜厚で
形成した。得られた印刷画像は、映り込みが極めて少な
く、ぼやけたりくすんだりせず鮮明に見えた。
【0013】実例2 実例1と同じ印刷物表面に、屈折率1.34のアモルファス
パーフロロポリマー(旭硝子(株)製 サイトップ)か
らなる透明低反射層を1025ű50Åの膜厚で形成した。
得られた印刷画像は、映り込みが極めて少なく、ぼやけ
たりくすんだりせず鮮明に見えた。
【0014】実例3 実例1と同じ印刷物表面に、屈折率1.38のフッ化マグネ
シウムからなる透明低反射層を1000ű50Åの膜厚で形
成した。得られた印刷画像は、映り込みが極めて少な
く、ぼやけたりくすんだりせず鮮明に見えた。
【0015】
【発明の効果】この発明の印刷物は、基材および/また
は印刷画像層の眩しい光沢を、透明低反射層が順次抑さ
えるので、文字や模様などの印刷画像の判読を妨げるこ
とがない。しかも、この発明の印刷物は、印刷画像から
の光を散乱することがないので、印刷画像が、ぼやけた
りくすんだりせずに鮮明に見える。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光沢のある基材上に、印刷画像層、フッ
    素化合物からなり屈折率が1.4以下の平滑な透明低反
    射層が順次形成されていることを特徴とする低反射印刷
    物。
  2. 【請求項2】 透明低反射層の膜厚が、500〜5000Åで
    ある請求項1記載の低反射印刷物。
  3. 【請求項3】 印刷画像層が、光沢を有するインキより
    なる請求項1または請求項2記載の低反射印刷物。
JP5321298A 1993-11-26 1993-11-26 低反射印刷物 Withdrawn JPH07148881A (ja)

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JP5321298A JPH07148881A (ja) 1993-11-26 1993-11-26 低反射印刷物

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JPH07148881A true JPH07148881A (ja) 1995-06-13

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ID=18131019

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