JPH07147939A - 卵黄および卵黄含有の生成物におけるトリグリセリドおよび混合グリセリンエステルを含有する飽和脂肪酸の含有率を減少させる方法 - Google Patents

卵黄および卵黄含有の生成物におけるトリグリセリドおよび混合グリセリンエステルを含有する飽和脂肪酸の含有率を減少させる方法

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JPH07147939A JP6220527A JP22052794A JPH07147939A JP H07147939 A JPH07147939 A JP H07147939A JP 6220527 A JP6220527 A JP 6220527A JP 22052794 A JP22052794 A JP 22052794A JP H07147939 A JPH07147939 A JP H07147939A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現状技術の欠点を回避し僅少の技術的費用で
卵黄および卵黄含有の生成物のトリグリセリド含有率を
減少を可能にする方法を提供する。 【構成】 卵黄を水または塩数溶液で希釈し、この溶液
に少なくとも1種のシクロデキストリンを加え、この混
合物からシクロデキストリン/トリグリセリド錯体を分
離しこう処理した卵黄から加えた水または塩水溶液をそ
のつど所望の量除却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、卵黄および卵黄含有の
生成物におけるトリグリセリドの含有率を減少させる方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】トリグリセリド豊富の食物および一連の
病気生成との間の関係は確実であると做されているか
ら、この物質の日常摂取を食品中のトリグリセリド含有
率の減少により少くすることは一連の発病を予防するた
めの1つの可能な手段である。
【0003】極端にはトリグリセリド豊富である、多く
の食品の重要な成分は卵黄である。このトリグリセリド
の大多数は飽和の(約30〜35重量%)および簡単な
不飽和酸(45重量%)の混合グリセリンエステルの形
で提供される。従って卵黄トリグリセリド含有率、特に
グリセリンエステルを含有する飽和脂肪酸の含有率を減
少させることは願わしいことである。
【0004】卵黄中のトリグリセリド含有率減少のため
には一連の方法が公知である。これらの方法のすべては
トリグリセリド含有率の減少のために有機溶剤を使用し
ている。
【0005】例としては以下の方法が挙げられる。
【0006】非極性溶剤例えばペンタン、ヘキサンまた
はエーテルを使用の下でのトリグリセリド含有率減少は
西ドイツ特許出願公告第3429703号明細書から公
知である。そうしてトリグリセリド含有率の減少は80
から95%に達する。
【0007】ジクロロエチレンの使用の下でのトリグリ
セリド含有率の減少はアメリカ特許第3607304号
明細書から公知である。
【0008】これら公知の方法は、その実施に高価な技
術的費用を必要とする欠点を持っている。例えば溶剤の
処理は特に技術的対策、例えば防爆措置を必要とする。
【0009】さらにこれらの方法には常に、溶剤の健康
に関し憂慮すべき残渣が残留する危険がある。それ故塩
素化溶剤は可能な健康障害のためできるだけ使用すべき
でない。
【0010】該溶剤をできる限り完全に除去するために
は、高温が必要とされる。これらは食品における、例え
ば味覚のまたは栄養生理学的種類に変化を引き起す可能
性がある。
【0011】さらに不利な点は、公知の抽出技術は非選
択的であることで、すなわち、それを使用する場合は常
に本質的な栄養成分が分離することである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、現状技術の欠点を回避し、僅少の技術的費用で卵黄
のおよび卵含有の生成物のトリグリセリド含有率の減少
を可能にする、経済的に意味があり、健康的に不安のな
い方法を提供することであった。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明によ
り、 a)卵黄を水または塩水溶液で希釈し、 b)この溶液に少なくとも1種のシクロデキストリンを
加え、 c)この混合物からシクロデキストリン/トリグリセリ
ド錯体を分離し d)そう処理した卵黄から加えた水または加えた塩溶液
をそのつど所望の量分離することを特徴とする方法によ
り解決される。
【0014】卵黄にシクロデキストリンの添加は西ドイ
ツ特許出願公告第3928258号明細書(アメリカ特
許第5063077号明細書に相応)から公知である。
それでもなお次の、本発明の方法を使用しトリグリセリ
ドを卵黄から除去することができるという理由からすば
らしくかつ意外である。
【0015】西ドイツ特許出願公告第3928258号
明細書(アメリカ特許第5063077号明細書に相
応)の課題は、卵黄中のコレステリン含有物の選択的減
少を可能にしかつ他に現状技術の欠点を持たない方法を
提供することであった。現状技術の欠点としては、CO
2高圧抽出を使用してコレステリン減少の際トリグリセ
リドを共に抽出することが挙げられる(アメリカ特許第
5063077号明細書、第1段、第47、48行;西
ドイツ特許出願公告第3928258号明細書、第1
段、第44行)。従って西ドイツ特許出願公告第392
8258号明細書(ないしはアメリカ特許第50630
77号明細書)によれば卵黄にシクロデキストリンを添
加することによりもっぱらコレステリン含有物の選択的
減少を期待することができる。西ドイツ特許出願公告第
3928258号明細書によれば、卵黄にシクロデキス
トリンを添加することによっては卵黄中のトリグリセリ
ド含有量の経済的に意味のある還元が可能であることは
期待できない。かえって専門家は西ドイツ特許出願公告
第3928258号明細書によってむしろ相応する研究
を敬遠しよう、というのはそこではトリグリセリド減少
を現状技術の回避すべき点として挙げていて、これはそ
こに開示された方法によりまさに回避されるべきである
からである。
【0016】本発明による方法の実施のためには該卵黄
を有利には、使用する卵黄重量に対して、重量比1:1
〜1:6で水または塩水溶液で希釈する。
【0017】塩水溶液として原理的には食品法により許
容される多くの塩の溶液を使用することができる。また
該溶液は塩および水を別個にその場で卵黄に加えて生成
させてもよい。
【0018】有利には加熱で揮発性成分に分解する塩を
使用する。このような塩の例としては炭酸アンモニウム
および炭酸水素アンモニウムが挙げられる。
【0019】しかしまた不揮発性塩、例えばNaClま
たはKClも使用することができる。これらの塩を使用
する際は本発明による方法の引き続いての実施の際に該
塩を除去するために付加的操作工程を必要とする。
【0020】希釈した卵黄溶液の塩濃度は、使用した非
希釈の卵黄重量に対して、0〜20重量%、有利には1
〜10重量%、特に有利には2〜6重量%にある。
【0021】希釈した卵黄溶液に少なくとも1種のシク
ロデキストリンを、使用した非希釈の卵黄重量に対し、
3重量%強の量で加える。該シクロデキストリンを卵黄
溶液と完全混和する。このことは例えば希釈した卵黄溶
液に混ぜ合せることによって行う。この工程は有利には
4℃〜50℃の温度、特に有利には、約22℃の温度と
解すべき室温で行う。
【0022】シクロデキストリンとしてはすべてのシク
ロデキストリン、または任意の混合物でも、使用するこ
とができる。
【0023】適当な例としてはα−、β−またはγ−シ
クロデキストリンである。有利に適するのはβ−デキス
トリンおよびγ−シクロデキストリンである。特に有利
に適するのはγ−シクロデキストリンである。
【0024】卵黄の脱脂度は使用するシクロデキストリ
ン量と同様にまた驚いたことには使用するシクロデキス
トリンの形にも依存する。
【0025】β−シクロデキストリンは、使用する非希
釈の卵黄重量に対して、有利には45〜80重量%、の
量で、特に有利には70〜80重量%の量で使用する。
【0026】γ−シクロデキストリンは、使用する未希
釈の卵黄重量に対して、有利には45〜150重量%の
量で、特に有利には90〜120重量%の量で使用す
る。
【0027】シクロデキストリン量の上昇と共に脱脂度
は増加する。β−シクロデキストリンを使用の際は、使
用した未希釈の卵黄重量に対して、β−シクロデキスト
リン約80重量%の添加により卵黄の最大可能のトリグ
リセリド減少が達成される。γ−シクロデキストリンを
使用する際は卵黄の最適のトリグリセリド減少は、使用
する未希釈の卵黄重量に対して、約120重量%の添加
で、達成される。さらに抽出率の向上はたしかに加える
−シクロデキストリン量をさらに増加させることにより
可能であるが、経済的かつ技術的には意味がない。
【0028】異なるシクロデキストリンを同一量使用し
た場合にはγ−シクロデキストリンで、使用する未希釈
の卵黄重量に対し特に約80重量%より少い量域で、α
−またはβ−シクロデキストリンによるよりも意外には
るかに良好な抽出結果が達成される。こうして約75%
を有するγ−シクロデキストリン120重量%を使用し
た場合のトリグリセリドのための達成し得る最大抽出率
は、β−シクロデキストリン(約35%)80〜120
重量%を使用する場合の達成し得る最大抽出率よりはる
かに高い。
【0029】トリグリセリドで負荷されたシクロデキス
トリン錯体を液状の卵黄混合物から固体および液体を分
離するための公知の方法を使用して単離する。このこと
は有利には15000〜30000gを有する遠心分離
機で60〜120分間有利に行う。
【0030】加えた水ないしは塩水溶液をそのつど所望
の量有利には真空で約60℃に加熱することにより除去
する。この濃縮技術で加熱の際揮発性成分に分解する塩
は同様に除去される。
【0031】しかし同様に水ないしは塩水溶液を他の方
法、例えば限外濾過または逆浸透により除去できる。
【0032】この方法を使用する場合は、非揮発性塩の
溶液を使用する場合と同様、該塩の除去は十字流限外濾
過かまたは電気透析または脱塩技術における他の通常の
方法を必要とする。
【0033】使用したシクロデキストリンをトリグリセ
リドの脱錯体化および脱離の後再び使用することができ
る。シクロデキストリンの再生は有利には実際には通常
の脱錯体法、例えば負荷されているシクロデキストリン
錯体で存在する卵黄成分をエタノールで多回抽出しなら
びに引き続いてのエタノールで不溶の遊離のシクロデキ
ストリンを分離することにより行う。これを引き続いて
熱湯に溶かし場合によってなお存在する不溶の成分を濾
過し除去する。このようなやり方で約70〜90%の収
率で再生されたシクロデキストリンを得られた水溶液の
形かまたはそれから結晶化または噴霧乾燥により得られ
る粉末状でさらに本発明による錯体化のために再び使用
することができる。
【0034】本発明による方法を使用して特に良好に混
合されたグリセリンエステルを含有する飽和脂肪酸を卵
黄から除去することができる。
【0035】本発明による方法を繰り返すことにより任
意の高い脱脂肪度に達成することができる。
【0036】本発明による方法に引き続いて場合により
なお残存するシクロデキストリンを常法、例えばアメリ
カ特許第4980180号明細書(西ドイツ特許出願公
告第4001611号明細書に相応)に記載の方法を使
用して除去することができる。
【0037】
【実施例】本発明を以下の実施例により詳細に説明す
る。
【0038】例 1 卵黄(トリグリセリド含有率32重量%)100gを蒸
留水240gで撹拌しながら同時に炭酸アンモニウム8
gを加え希釈した。引き続いてこの卵黄混合物にβ−シ
クロデキストリン43gを加え室温で約4時間撹拌し
た。その後で生成したシクロデキストリン錯体を4℃で
遠心分離機(60分;18000g)により卵黄混合物
から分離した。
【0039】引き続いて該卵黄混合物から真空および加
温化下60℃で炭酸アンモニウムならびに加えた水の一
部を除去した。卵黄混合物の激しい濃縮を防止するため
に、ときどき60℃の温い、蒸留水を加え全容量を最後
に所望する卵黄の初期の重量100gに調整した。最後
に40℃に冷却した卵黄混合物(100g)でβ−シク
ロデキストリンの残留含有物0.43gをα−アミラー
ゼタイプXA−Fungal 0.043gを撹拌の下
1時間以内に加えて完全に分解した。
【0040】このようにして得た卵黄はトリグリセリド
含有率23.7%であった。このことは未処理の卵黄に
比較してトリグリセリド含有量の26%の減少に相応す
る。
【0041】例 2 卵黄(トリグリセリド含有率23重量%)100gを蒸
留水240gで撹拌しながら同時に炭酸アンモニウム8
gを加え希釈した。引き続いてこの卵黄混合物をγ−シ
クロデキストリン43gで処理し室温で約4時間撹拌し
た。その後で生成したγ−シクロデキストリン錯体を遠
心分離機(4℃18000回転/分で60分)で卵黄混
合物から分離した。
【0042】引き続いて該卵黄混合物から真空下および
加温下60℃で約2時間後炭酸アンモニウムを完全に除
去した。卵黄混合物の激しい濃縮を回避するため、とき
どき60℃の温い、蒸留水を加え全容量を最後に所望す
る初期の重量100gに調整した。最後にα−アミラー
ゼタイプXA−Fungal(γ−シクロデキストリン
1g当りα−アミラーゼ0.1g)を加えることにより
γ−シクロデキストリンの残留含有物を40℃で撹拌し
ながら1時間以内に完全に分解した。このようにして得
た卵黄はトリグリセリド含有率24%であった。このこ
とは未処理の卵黄に比較してトリグリセリド含有量の2
5%の減少に相応する。
【0043】例 3 例1に相当して卵黄100gを蒸留水480gで撹拌し
ながら同時に炭酸アンモニウム16gを加え希釈した。
引き続いてβ−シクロデキストリン86gを加えた後該
混合物を約4時間さらに撹拌し引き続いて生成した錯体
を4℃で遠心分離機(60分;18000回/分)によ
り分離した。真空下で60〜65℃に加熱することによ
り炭酸アンモニウムおよび加えた水を除去しおよび残留
せるβ−シクロデキストリン含有物をα−アミラーゼを
使用して分解した後では該処理した卵黄は全トリグリセ
リド含有率20.7%であったが、これは35%の減少
に相応する。
【0044】例 4 例3を記載の通り行ったが、β−シクロデキストリンの
代りにγ−シクロデキストリンを使用した。
【0045】得られた生成物は全トリグリセリド含有率
11.5%であったが、これはトリグリセリドの初期含
有率の64%の減少に相当する。
【0046】表1は卵黄から抽出したトリグリセリドの
定性分析の結果を脂肪酸メチルエステル成分(面積%)
で現わし、例4の未処理および実施後を再現した。表示
は以下の通りである: C16:0 パルミチン酸メチルエステル C16:1 パルミトレイン酸メチルエステル C18:0 ステアリン酸メチルエステル C18:1 油酸メチルエステル C18:2 リノール酸メチルエステル C18:3 リノレン酸メチルエステル 抽出したトリグリセリドは鹸化され、生じた脂肪酸はメ
チルエステルに変化し次いでこれをガスクロマトグラフ
ィー(価は表1a,b)により決定した。さらに追加し
てメチルエステルを質量分析(MS)により同定した。
【0047】
【表1】
【0048】例 5 例1に相応して卵黄100gを蒸留水600gで希釈し
炭酸アンモニウム20gおよびγ−シクロデキストリン
120gを加えた後約4時間さらに撹拌した。生成した
錯体を遠心分離により分離し炭酸アンモニウムおよび加
えた水を真空下約60℃で除去した後トリグリセリドの
残留含有率7.5%を有する卵黄を得た。これは初期生
成物に比較して76%の還元に相応する。
【0049】例1〜5に適用した試験条件および試験結
果は表2にまとめてある。
【0050】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マンフレート アマン ドイツ連邦共和国 オーデルツハウゼン レルヒェンシュトラーセ 3 (72)発明者 ヨードカ ロッキンガー−メクレム ドイツ連邦共和国 ギルヒング メギンハ ルトシュトラーセ 52

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 卵黄および卵黄含有の生成物におけるト
    リグリセリドの含有率を減少させる方法において、 a)卵黄を水または塩水溶液で希釈し、 b)この溶液に少なくとも1種のシクロデキストリを加
    え、 c)この混合物からシクロデキストリン/トリグリセリ
    ド錯体を分離し、 d)このように処理した卵黄から加えた水または加えた
    塩溶液をそのつど所望の量分離することを特徴とする卵
    黄および卵黄含有の生成物におけるトリグリセリドの含
    有率を減少させる方法。
  2. 【請求項2】 卵黄および卵黄含有の生成物における混
    合グリセリンエステルを含有する飽和脂肪酸の含有率を
    減少させる方法において、 a)卵黄を水又は塩水溶液で希釈し、 b)この溶液に少なくとも1種のシクロデキストリンを
    加え、 c)この混合物からシクロデキストリン/トリグリセリ
    ド錯体を分離し、 d)そう処理した卵黄から加えた水または加えた塩水溶
    液をそのつど所望の量分離することを特徴とする混合グ
    リセリンエステルを含有する飽和脂肪酸の含有率を減少
    させる方法。
JP6220527A 1993-09-16 1994-09-14 卵黄および卵黄含有の生成物のトリグリセリドおよび混合グリセリンエステルの含有率を減少させる方法 Expired - Fee Related JP2667371B2 (ja)

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