JPS595263B2 - 卵黄燐脂質の製造法 - Google Patents
卵黄燐脂質の製造法Info
- Publication number
- JPS595263B2 JPS595263B2 JP12791577A JP12791577A JPS595263B2 JP S595263 B2 JPS595263 B2 JP S595263B2 JP 12791577 A JP12791577 A JP 12791577A JP 12791577 A JP12791577 A JP 12791577A JP S595263 B2 JPS595263 B2 JP S595263B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- egg yolk
- phospholipid
- solvent
- ethanol
- extract
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、簡便な卵黄燐脂質の製造法に関する従来卵黄
から抽出する卵黄燐脂質は、燐脂質の純度が約60%以
上あることが、その乳化性の効果から便宜とされ、また
n−ヘキサン不溶物がないことが各種有機溶剤との混合
使用に際し必要とされる。
から抽出する卵黄燐脂質は、燐脂質の純度が約60%以
上あることが、その乳化性の効果から便宜とされ、また
n−ヘキサン不溶物がないことが各種有機溶剤との混合
使用に際し必要とされる。
ところでこのような便宜性および必要性を満足する卵黄
燐脂質の製造方法には生卵黄液に数回アセトン処理を施
したのちエタノール抽出を行なう方法などが知られてい
るが、溶媒処理回数が多(、工程が繁雑なうえ、アセト
ンなどの溶媒の再使用には精製処理が必要であり、また
得られる燐脂質にアセトンが混入するので食品分野への
利用が制限されるなどの問題がある。
燐脂質の製造方法には生卵黄液に数回アセトン処理を施
したのちエタノール抽出を行なう方法などが知られてい
るが、溶媒処理回数が多(、工程が繁雑なうえ、アセト
ンなどの溶媒の再使用には精製処理が必要であり、また
得られる燐脂質にアセトンが混入するので食品分野への
利用が制限されるなどの問題がある。
ここにおいて本発明者は、簡便でかつ上記問題のない卵
黄燐脂質の製造法を提供することを目的として種々検討
した結果、乾燥卵黄を用い、これを特定温度で特定濃度
のエタノールで抽出処理することにより1回の溶媒処理
で約60%以上の純度でかつn−へキサン不溶物のない
卵黄燐脂質が得られることを見出し、本発明に到達した
。
黄燐脂質の製造法を提供することを目的として種々検討
した結果、乾燥卵黄を用い、これを特定温度で特定濃度
のエタノールで抽出処理することにより1回の溶媒処理
で約60%以上の純度でかつn−へキサン不溶物のない
卵黄燐脂質が得られることを見出し、本発明に到達した
。
従って本発明の卵黄燐脂質の製造法は、乾燥卵黄を、約
92〜96容量%の含水エタノールを溶媒として約35
℃以下の温度で抽出し、得られる抽出液から溶媒を除去
することを特徴とするものである。
92〜96容量%の含水エタノールを溶媒として約35
℃以下の温度で抽出し、得られる抽出液から溶媒を除去
することを特徴とするものである。
本発明においては乾燥卵黄としては、たとえば家島卵、
通常鶏卵を割卵して分離される卵黄液を適宜の乾燥方法
、たとえば真空凍結乾燥、真空乾燥、噴霧乾燥等により
乾燥させたものが用いられる。
通常鶏卵を割卵して分離される卵黄液を適宜の乾燥方法
、たとえば真空凍結乾燥、真空乾燥、噴霧乾燥等により
乾燥させたものが用いられる。
なお水分10%以下の乾燥卵黄は保存性が良好であるた
め、乾燥処理直後のものでなくとも本発明に用いること
ができる租屯がある。
め、乾燥処理直後のものでなくとも本発明に用いること
ができる租屯がある。
また乾燥卵黄中の水分は溶媒中に混入し、溶媒の再使用
に際しての精製を要することから、水分含量はなるべく
低い方が望ましい。
に際しての精製を要することから、水分含量はなるべく
低い方が望ましい。
本発明に用いる含水エタノールの濃度は約92〜96容
量%であるが、濃度がこれより高いと得られる卵黄燐脂
質の純度が60%より低くなり、一方92%より低いと
抽出液中に水溶性成分が混入するので不適である。
量%であるが、濃度がこれより高いと得られる卵黄燐脂
質の純度が60%より低くなり、一方92%より低いと
抽出液中に水溶性成分が混入するので不適である。
含水エタノールによる乾燥卵黄の抽出工程は、約35℃
以下の温度、好ましくは20℃以下の温度で行なわれる
が、35℃より高いと得られる卵黄燐脂質の純度が60
%より低くなる。
以下の温度、好ましくは20℃以下の温度で行なわれる
が、35℃より高いと得られる卵黄燐脂質の純度が60
%より低くなる。
乾燥卵黄を含水エタノールで抽出して得られた抽出液を
、次いで適宜の手段たとえば常圧蒸留、減圧蒸留、好ま
しくは減圧蒸留により溶媒を除去すると、卵黄燐脂質含
量約60%以上の粗製卵黄燐脂質が得られる。
、次いで適宜の手段たとえば常圧蒸留、減圧蒸留、好ま
しくは減圧蒸留により溶媒を除去すると、卵黄燐脂質含
量約60%以上の粗製卵黄燐脂質が得られる。
本発明によれば、1回の抽出処理のみで約60%以上の
純度でかつn−ヘキサン不溶物のない卵黄燐脂質を得る
ことができる他、使用する溶媒のエタノールは毒性がな
くその混入により得られる燐脂質の用途を狭める虞れは
なく、また再使用に際しての精製が不要であるなどの利
点がある。
純度でかつn−ヘキサン不溶物のない卵黄燐脂質を得る
ことができる他、使用する溶媒のエタノールは毒性がな
くその混入により得られる燐脂質の用途を狭める虞れは
なく、また再使用に際しての精製が不要であるなどの利
点がある。
本発明により得られる卵黄燐脂質は、そのまま乳化剤と
して食品分野、あるいは軟膏、経口薬等の医薬分野に幅
広く用いられ、更に精製処理して用いることもできる。
して食品分野、あるいは軟膏、経口薬等の医薬分野に幅
広く用いられ、更に精製処理して用いることもできる。
試験例 1
乾燥卵黄(粗脂肪591%、水分1.4%)100グを
1.e容ビーカーに採り、第1表に示す濃度のエタノー
ル900rI′Llを溶媒として入れ、室温20℃で3
0分間攪拌抽出し、抽出液を減圧沢・過した。
1.e容ビーカーに採り、第1表に示す濃度のエタノー
ル900rI′Llを溶媒として入れ、室温20℃で3
0分間攪拌抽出し、抽出液を減圧沢・過した。
更に濾過残渣を抽出と同濃度のエタノール100m1で
洗浄し、沢過と洗浄液を合わせて抽出液とした。
洗浄し、沢過と洗浄液を合わせて抽出液とした。
前記抽出液を60トール(Torr)で減圧蒸留して得
られた粗製卵黄燐脂質の収量、燐脂質含量、n−ヘキサ
ン不溶物について下記第1表に示す(n−ヘキサン不溶
物は、粗製卵黄燐脂質11をn−ヘキサン30r/Ll
に溶解したときの不溶物をいう)、。
られた粗製卵黄燐脂質の収量、燐脂質含量、n−ヘキサ
ン不溶物について下記第1表に示す(n−ヘキサン不溶
物は、粗製卵黄燐脂質11をn−ヘキサン30r/Ll
に溶解したときの不溶物をいう)、。
上記表より燐脂質含量を約60%以上とし、かつn−へ
キサン不溶物を含まないためには、エタノールの濃度を
約92〜96%とする必要があることが理解される。
キサン不溶物を含まないためには、エタノールの濃度を
約92〜96%とする必要があることが理解される。
試験例 2
乾燥卵黄(粗脂肪59.1%、水分1.4%)100グ
を11容ビーカーに採り、95.0%エタノール900
m1を溶媒として入れ、下記第2表に示す抽出温度で3
0分間攪拌抽出し、抽出液を減圧濾過しだ。
を11容ビーカーに採り、95.0%エタノール900
m1を溶媒として入れ、下記第2表に示す抽出温度で3
0分間攪拌抽出し、抽出液を減圧濾過しだ。
更に沢過残渣を95.0%エタノール100m1で洗浄
し、P液と洗浄液を合わせて抽出液とした。
し、P液と洗浄液を合わせて抽出液とした。
前記抽出液を60トール(Torr)で減圧蒸留して得
られた粗製卵黄燐脂質の収量、燐脂質含量を下記第2表
に示す。
られた粗製卵黄燐脂質の収量、燐脂質含量を下記第2表
に示す。
上記表より燐脂質含量を約60%以上とするためには、
抽出温度を約35℃以下にする必要のあることが理解さ
れる。
抽出温度を約35℃以下にする必要のあることが理解さ
れる。
実施例 1
鶏卵を割卵して得た新鮮な卵黄液22kgを凍結乾燥し
て得た乾燥卵黄(水分1%)10kgに、95%エエタ
ノール901を加え、攪拌しながら1時間抽出を行なっ
た。
て得た乾燥卵黄(水分1%)10kgに、95%エエタ
ノール901を加え、攪拌しながら1時間抽出を行なっ
た。
このときの抽出温度は225℃であった。
次いで減圧沢過し、沢過残渣を95%エタノール101
!で洗浄し、P液と洗浄液を合わて抽出液とし、これを
減圧蒸留装置にかけ、溶媒を留去し、粗製卵黄燐脂質2
.6 kgを得た。
!で洗浄し、P液と洗浄液を合わて抽出液とし、これを
減圧蒸留装置にかけ、溶媒を留去し、粗製卵黄燐脂質2
.6 kgを得た。
この燐脂質含量は66.7%であった。
実施例 2
鶏卵を割卵して得た新鮮な卵黄をスプレードライヤで乾
燥した乾燥卵黄(水分2%)20kyに、93%エタノ
ール2001を加え、攪拌しながら1時間抽出を行なっ
た。
燥した乾燥卵黄(水分2%)20kyに、93%エタノ
ール2001を加え、攪拌しながら1時間抽出を行なっ
た。
このときの抽出温度は10.0℃であった。
次いで濾過して抽出液を得、減圧蒸留により溶媒を留去
し、粗製卵黄燐脂質4、6 kgを得た。
し、粗製卵黄燐脂質4、6 kgを得た。
Claims (1)
- 1 乾燥卵黄を、約92〜96容量%の含水エタノール
を溶媒として約35℃以下の温度で抽出し、得られる抽
出液から溶媒を除去することを特徴とする、卵黄燐脂質
の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12791577A JPS595263B2 (ja) | 1977-10-25 | 1977-10-25 | 卵黄燐脂質の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12791577A JPS595263B2 (ja) | 1977-10-25 | 1977-10-25 | 卵黄燐脂質の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5461200A JPS5461200A (en) | 1979-05-17 |
| JPS595263B2 true JPS595263B2 (ja) | 1984-02-03 |
Family
ID=14971780
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12791577A Expired JPS595263B2 (ja) | 1977-10-25 | 1977-10-25 | 卵黄燐脂質の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS595263B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60102155A (ja) * | 1983-11-09 | 1985-06-06 | Kikkoman Corp | 食用乳化性油脂組成物の製造法 |
| AU599456B2 (en) * | 1986-11-28 | 1990-07-19 | Liposome Company, Inc., The | Phospholipid composition |
| US5091203A (en) * | 1989-12-01 | 1992-02-25 | Campbell Soup Company | Method for removing cholesterol from eggs |
| US6217926B1 (en) * | 1998-06-30 | 2001-04-17 | Michael Foods, Inc. | Aqueous extraction process to selectively remove phospholipid from egg yolks |
| KR100451647B1 (ko) * | 2001-02-01 | 2004-10-08 | 주식회사 고센바이오텍 | 초임계 추출법을 이용하여 난황으로부터 기능성 물질을추출하는 방법 |
-
1977
- 1977-10-25 JP JP12791577A patent/JPS595263B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5461200A (en) | 1979-05-17 |
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