JPH07146574A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

Info

Publication number
JPH07146574A
JPH07146574A JP5216894A JP5216894A JPH07146574A JP H07146574 A JPH07146574 A JP H07146574A JP 5216894 A JP5216894 A JP 5216894A JP 5216894 A JP5216894 A JP 5216894A JP H07146574 A JPH07146574 A JP H07146574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
represented
substituent
hydrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5216894A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Enomoto
和弘 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP5216894A priority Critical patent/JPH07146574A/ja
Publication of JPH07146574A publication Critical patent/JPH07146574A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 【化1】 〔A,A’はアルキル、アリール、複素環基を示し、R
1,R2は水素、C1〜4のアルキル、アリール(ただし
1,R2は両方とも水素である場合は除く)、a,a′
は水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、X
は酸素、硫黄、または式 【化2】 (R3,R4はそれぞれ水素、C4以下のアルキル、アリ
ール)の二価の炭化水素基、もしくは式 【化3】 (Bはメチル基を含んでもよいC3〜6のポリメチレン
基)で示される二価の単環式飽和炭化水素基〕で示され
るエナミン化合物を含有する電子写真感光体。 【効果】 本発明の感光体は高感度で、高耐久性を有す
る有機系の電子写真感光体であり、無機系のものにくら
べて、無毒で、資源的にも問題がなく、透明性がよく、
軽量で成膜性も容易で、正負の両帯電性を有しており、
感光体の製造も容易という有機系感光体の利点を備えて
いると共に、温度、湿度に対する安定性に優れ、かつ帯
電特性が高く、繰り返し使用でも光感度の低下がほとん
ど起らないなど優れた特性を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真感光体に関
し、さらに詳しくは、導電性支持体上に形成せしめた感
光層の中にエナミン化合物を含有せしめた電子写真感光
体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真技術において、電子写真
感光体の感光層には、無機物質であるセレン、硫化カド
ミウム、アモルファスシリコン、酸化亜鉛などが広く使
用されているが、近年有機物質の光導電性材料を電子写
真感光体として用いる研究が多く行なわれている。ここ
で電子写真感光体として必要とされる基本的な性質を示
すと、 (1)暗所においてコロナ放電による電荷の帯電性が高
いこと。 (2)得られたコロナ帯電による電荷が暗所において減
衰の少ないこと。 (3)光の照射によって電荷が速やかに散逸すること。 (4)光の照射後の残留電荷が少ないこと。 (5)繰り返し使用時による残留電位の増加、初期電位
の減下が少ないこと。 (6)気温、湿度により電子写真特性の変化が少ないこ
と。 などである。従来の無機物質電子写真感光体であるセレ
ン、硫化カドミウムなどは、基本的な性質の面では感光
体としての条件を備えているが、製造上の問題、例えば
毒性が強い、皮膜性が困難である、可塑性が余りない、
製造コストが高いなどの欠点を有している。更に将来的
に見るならば、資源がなくなることによって、生産に限
りのあるこれら無機物質よりも、また、毒性による公害
の面を考えても、有機物質の感光体の使用が望まれてい
る。
【0003】これらの点に鑑みて、近年有機物質からな
る電子写真感光体の研究が盛んに行われてきており、こ
の結果種々の有機物質を用いた電子写真感光体が提案さ
れ、実用化されているものもある。一般的に見て、有機
系のものは無機系のものに比べて透明性が良く、軽量で
成膜性も容易で、正、負の両帯電性を有しており、感光
体の製造も容易であるなどの利点を有する。今までに提
案されている有機系の電子写真感光体の代表的なものと
して、例えばポリビニルカルバゾール及びその誘導体が
あるが、これらは皮膜性、可塑性、溶解性、接着性など
の点で必ずしも充分でなく、また、ポリビニルカルバゾ
ールをピリリウム塩色素で増感したもの(特公昭48−
25658)や、ポリビニルカルバゾールと2,4,7
‐トリニトロフロレノンで増感したもの(米国特許第3
484237号)などの改良されたものもあるが、先に
示した感光体としての要求される基本的な性質、更には
機械的強度、高耐久性などの要求を満足するものは、未
だに得られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高強
度で高耐久性を有する電子写真感光体を提供することで
ある。特に本発明の感光体は温湿度に対する安定性に優
れ、かつ帯電特性が高く、繰り返し使用でも光感度の低
下がほとんど起らない感光体を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的の
高感度および高耐久性を有する光導電性物質の研究を行
なった結果、特定のエナミン化合物が有効であることを
見いだし本発明に至った。
【0006】すなわち、本発明の電子写真感光体は、導
電性支持体上に形成せしめた感光層中に一般式(I)
【化14】 〔式中A,A’は置換基を有してもよいアルキル基、置
換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい
複素環基を示し、R1,R2は水素、炭素数1〜4のアル
キル基、置換基を有してもよいアリール基(ただし
1,R2は両方とも水素である場合は除く)を示し、
a,a′は水素、低級アルキル基、低級アルコキシ基、
ハロゲンを示す。Xは酸素、硫黄、または
【化15】 (こゝで、R3,R4はそれぞれ水素、炭素数4以下のア
ルキル基、置換基を有してもよいアリール基を示す)で
示される二価の炭化水素基、もしくは式
【化16】 (こゝで、Bはメチル基を含んでもよい炭素数3〜6の
ポリメチレン基を示す)で示される二価の単環式飽和炭
化水素基を示す〕で示されるエナミン化合物を含有せし
めたことを特徴とする。好ましくは、前記感光層が電荷
キャリヤー移動物質と電荷キャリヤー発生物質を含有
し、該電荷キャリヤー移動物質が、前記一般式(I)で
示されるエナミン化合物である。
【0007】好ましい前記一般式(I)で示される化合
物は、一般式(II)
【化17】 〔式中A1,A2は置換基を有してもよい炭素数1〜4の
アルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基
を有してもよい複素環基を示し、R1,R2は水素、炭素
数1〜4のアルキル基、置換基を有してもよいアリール
基(ただしR1,R2は両方とも水素である場合は除く)
を示し、a,a′は水素、メチル基、エチル基、メトキ
シ基、エトキシ基、ハロゲンを示し、またXは酸素、硫
黄、または式、
【化18】 (こゝで、R3,R4は水素、炭素数4以下のアルキル
基、置換基を有してもよいアリール基を示す)で示され
る二価の炭化水素基、もしくは式
【化19】 (こゝで、Bはメチル基を含んでもよい炭素数3〜6の
ポリメチレン基を示す)で示される二価の単環式飽和炭
化水素基を表す。〕で示されるエナミン化合物である。
【0008】より好ましい前記一般式(I)で示される
エナミン化合物は、一般式(III)
【化20】 〔式中、A21,A22は炭素数1〜3のアルキル基、フェ
ニル基、トリル基、キシリル基、エチルフェニル基、メ
トキシフェニル基、エトキシフェニル基、ブトキシフェ
ニル基、クロロフェニル基、メトキシエチル基、ピリジ
ル基、ナフチル基、チェニル基、フリル基、ベンゾチア
ゾリル基、チアゾリル基、または式
【化21】 で示される基、もしくは
【化22】 で示される基、R21,R22は水素、メチル基、エチル
基、フェニル基、トリル基、メトキシ基、フェニル基、
エトキシフェニル基、クロロフェニル基、ナフチル基を
示し、a,a′は水素、メチル基、エチル基、メトキシ
基、エトキシ基、ハロゲンを示し、X2は酸素、硫黄ま
たは式
【化23】 (こゝで、R23,R24は水素、炭素数4以下のアルキル
基、フェニル基、トリル基を示す)で表される二価の炭
化水素基、もしくは式
【化24】 (こゝで、B2はペンタメチレン基、2−メチルペンタ
メチレン基、3−メチルペンタメチレン基、テトラメチ
レン基、2−メチルテトラメチレン基、ヘキサメチレン
基を示す。)で表される二価の単環式飽和炭化水素基を
表す〕で示されるエナミン化合物である。
【0009】さらに好ましい前記一般式(I)で示され
るエナミン化合物は一般式(IV)
【化25】 (式中A31,A32はメチル基、フェニル基、トリル基、
ナフチル基、メトキシフェニル基、または式
【化26】 で示される基、a,a′は水素、メチル基、エチル基、
メトキシ基、エトキシ基、ハロゲンを示し、R31,R32
はメチル基、フェニル基、トリル基、メトキシフェニル
基、エトキシフェニル基、を示し、またX3は酸素、メ
チレン基、プロピルメチレン基、テトラメチレン基、ペ
ンタメチレン基、ヘキサメチレン基を示す)で示される
エナミン化合物である。
【0010】本発明の感光体にかかわる一般式(I)で
示されるエナミン化合物は、以下の過程で合成される。
【化27】 (こゝで、A,A′,R1,R2,a,a′,Xは前記と
同じ) すなわち、第2級アミノ基を2個有する式(i)で示さ
れる化合物と、式(ii)で示されるアルデヒド化合物を
1:2のモル比で、アルコール、ベンゼン、トルエン、
酢酸ブチルなどの適当な溶剤中でP‐トルエンスルホン
酸、無水酢酸などを触媒として加熱還流させることによ
り容易に得ることができる。
【0011】本発明の感光体にかかわる一般式(I)で
示されるエナミン化合物のうち、つぎの一般式(I')
【化28】 (こゝで、A,A′,R1,R2,a,a′,Bは前記と
同じ)は以下の合成過程で合成される。
【0012】
【化29】
【0013】
【化30】 〔こゝで、A,A′,R1,R2,B,aおよびa′は前
記と同じ〕
【0014】すなわち式(1)で示される第2級アミン
化合物と式(2)で示されるアルデヒド化合物を1:1
のモル比で、アルコール、ベンゼン、トルエン、アセト
ニトリルなどの溶剤中で、P−トルエンスルホン酸、無
水酢酸などを触媒として加熱還流させることにより式
(Ia)で示されるエナミン化合物を得る。また、同様
にして式(I′a)で示されるエナミン化合物を得る。
このようにして得た式(Ia)、(I′a)で示される
モノエナミン化合物の2モルに対して式(b1)で示さ
れる環状ケトン化合物1モルの比率で、酢酸、モノクロ
ル酢酸、無水酢酸などの溶剤中で必要によっては塩化亜
鉛、無水塩化アルミニウム、ポリリン酸を触媒にして加
熱させることにより式(I)で示される本発明のエナミ
ン化合物が得られる。(合成過程2の(Ia)+(I′
a)は2(Ia)でもよい。)
【0015】また、つぎの合成過程によっても得ること
ができる。
【化31】 〔こゝで、A,A′,R1,R2,B,aおよびa′は前
記と同じ〕この合成は上記(Ia)の化合物の合成過程
に準じて行われる。
【0016】本発明の感光体に用いる前記一般式(I)
で示されるエナミン化合物における置換基の具体例をつ
ぎに示す。置換基A,A′の具体例は、つぎに示され
る。メチル基(-Me)、エチル基(-Et)、n−プロ
ピル基(-n・Pr)、イソプロピル基(-i・Pr)、
フェニル基(-Ph)および
【化32】
【化33】
【化34】
【化35】
【0017】置換基Xについては、つぎの具体例が示さ
れる。 −CH2−, −O−, −S−
【化36】
【化37】
【化38】
【化39】
【0018】置換基R,R′をつぎに示す。水素、メチ
ル基、エチル基、n−ブチル基、フェニル基、式(A
2)で示されるトリル基、式(A4)で示されるメトキ
シフェニル基、式(A5)で示されるエトキシフェニル
基、式(A7)で示されるクロロフェニル基、式(A
8)で示されるナフチル基、次式で示される基、
【化40】 置換基a,a′としては、水素、メチル基、エチル基、
メトキシ基、エトキシ基、ハロゲンである。
【0019】本発明の感光体に用いる前記一般式(I)
で示されるエナミン化合物の具体的な例として、下記の
式(V)で示される化合物を表1、表2に示す。
【化41】 表1,表2において、Meはメチル、Etはエチル、n
・Prはn‐プロピル、i・Prはイソプロピル、Ph
はフェニルを表し、その他は前記置換基の例示における
式番号で表す。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】さらに、つぎの式で示す化合物を例示する
ことができる。例示化合物No.41として、
【化42】 例示化合物No.42として、
【化43】
【0023】例示化合物No.43として、
【化44】 例示化合物No.44として、
【化45】 などが示される。しかし、これらの例示化合物によっ
て、本発明の感光体に用いるエナミン化合物が限定され
るものではない。
【0024】本発明の感光体に用いられる前記一般式
(I)で示されるエナミン化合物の具体的な例として、
下記(VI)で示されるエナミン化合物を表3に示す。
【化46】 表3において−X−は−B−を含む二価の単環式飽和炭
化水素基を示す。また、Meはメチル、Etはエチル、
i・Prはイソプロピル、−n・BuはnブチルPhは
フェニルを表し、その他は前記置換基の例示における式
番号を示す。
【0025】
【表3】
【0026】さらにつぎの式で示す化合物を例示するこ
とができる。
【0027】例示化合物No.127として、
【化47】 例示化合物No.128として、
【化48】 例示化合物No.129として、
【化49】 例示化合物No.130として、
【化50】 例示化合物No.131として、
【化51】
【0028】これら例示化合物の中で、電子写真特性に
すぐれかつ原料、製造面でも問題点の少ないのはR1
2がどちらもフェニル基、A,A’がどちらもフェニ
ル基、a,a′がどちらも水素であり、具体的には例示
化合物No.10,No.12,No.14,No.15,No.1
6,No.17,No.103,No.104,No.105などで
ある。
【0029】本発明にかかる電子写真感光体は以上に示
した化合物を1種類あるいは2種類以上含有することに
より得られ、その結果、極めて高性能を有する。また、
場合によって電荷キャリヤー移動物質として、1,1‐
ビスフェニル‐2‐N,N‐ジフェニルアミノエチレ
ン、1,1‐ビス(P‐メトキシフェニル)‐2‐N,
N‐ジ(P‐メトキシフェニル)アミノエチレン、下記
の式
【化52】 で示される1,1‐ビスフェニル‐2‐N‐フェニル‐
N‐(P‐スチリル)フェニルアミノエチレンなどの他
のエナミン化合物、ジフェニルアミノベンズアルデヒド
N,N‐ジフェニルヒドラゾン、ジベンジルアミノベン
ズアルデヒド‐N‐メチル‐N‐フェニルヒドラゾン、
3,3‐ビス(4‐メトキシフェニル)アクリルアルデ
ヒド‐N,N‐ジフェニルヒドラゾンなどのヒドラゾン
化合物、4‐(4‐クロロスチリル)‐4’‐メチルト
リフェニルアミン、4‐(3,5‐ジメチルスチリル)
‐4’‐メチルトリフェニルアン、4‐メトキシ‐4’
‐スチリルトリフェニルアミンなどのトリフェニルアミ
ン化合物を含有させてもよい。
【0030】本発明の感光体における一般式(I)で示
されるエナミン化合物を用いる態様には、種々の方法が
考えられる。例えばエナミン化合物と増感染料を必要に
よっては、化学増感剤や電子吸引性化合物を添加して、
結合剤樹脂中に溶解もしくは分散させたものを導電性支
持体上に設けてなる感光体、または、電荷キャリヤー発
生効率の高い電荷キャリヤー発生層と電荷キャリヤー移
動層とからなる積層構造の感光体が示される。具体的に
は導電性支持体上にアゾ系顔料、フタロシアニン系顔料
を代表とする顔料もしくは増感染料を主体として設けら
れた電荷キャリヤー発生層を設け、その上に一般式
(I)で示されるエナミン化合物を、必要により酸化防
止化合物や電子吸引性化合物を添加して結合剤樹脂中に
溶解もしくは分散させた電荷キャリヤー移動層を設けて
なる積層感光体などがある。
【0031】本発明の感光体における一般式(I)で示
される化合物は、金属ドラム、金属板、導電性加工を施
した紙、プラスチックフィルムのような支持体上へフィ
ルム形成能を有する結合剤樹脂の助けを借りて皮膜にす
る。この場合、更に感度を上げるためには、後述するよ
うな増感剤およびフィルム形成能を有する結合剤樹脂に
対する可塑性を付与する物質を加えて均一な感光体皮膜
にするのが望ましい。
【0032】これらフィルム形成能を有する結合剤樹脂
としては、利用分野に応じて種々のものがあげられる。
すなわち、複写機用もしくはプリンター用感光体の分野
では、ポリスチレン、ポリビニルアセタール、ポリスル
ホン、ポリカーボネート、ポリフェニレンオキサイド、
ポリエステル、アルキッド樹脂、ポリアリレートなどが
好ましい。これらは、単独または2種以上混合して用い
てもよい。中でも、ポリスチレン、ポリカーボネート、
ポリアリレート、ポリフェニレンオキサイドなどの樹脂
は、体積抵抗値が1013Ω以上であり、また皮膜性、電
位特性などにも優れている。また、これら結合剤樹脂の
エナミン化合物に対して加える量は、重量比で0.2〜
20倍の割合で好ましくは0.5〜5倍の範囲である。
0.5以下になると化合物が感光体表面より析出し、ま
た、5倍以上になると著しく感度低下をまねく欠点があ
る。
【0033】印刷版に使用するためには、特にアルカリ
性結合剤が必要である。アルカリ性結合剤とは、水もし
くはアルコール性のアルカリ性溶剤(混合系含む)に可
溶な酸性基、例えば酸無水物基、カルボキシル基、フェ
ノール性水酸基、スルホン酸基、スルホンアミド基、ま
たはスルホンイミド基を有する高分子物質である。これ
らアルカリ性結合剤は通常酸価が100以上の高い値を
持っていることが好ましい。これらの酸価の大きな結合
剤樹脂はアルカリ性溶剤に易溶もしくは容易に膨潤化す
る。これら結合剤樹脂としては、例えばスチレン:無水
マレイン酸共重合体、酢酸ビニル:無水マレイン酸共重
合体、酢酸ビニル:クロトン酸共重合体、メタクリル
酸:メタクリル酸エステル共重合体、フェノール樹脂、
メタクリル酸:スチレン:メタクリル酸エステル三元共
重合体などである。また、これら樹脂の光導電性有機物
質に対して加える割合は、複写機用感光体の場合と大略
同じでよい。
【0034】本発明の感光体の感光層に含まれる電荷キ
ャリヤー発生物質としてはつぎに示す増感染料、顔料が
示される。増感染料としては、メチルバイオレット、ク
リスタルバイオレット、ナイトブルー、ビクトリアブル
ーなどで代表されるトリフェニルメタン系染料、エリス
ロシン、ローダミンB、ローダミン3R、アクリジンオ
レンジ、フラペオシンなどに代表されるアクリジン染
料、メチレンブルー、メチレングリーンなどに代表され
るチアジン染料、カプリブルー、メルドラブルーなどに
代表されるオキサジン染料、その他シアニン染料、スチ
リル染料、ピリリウム塩染料、チオピリリウム塩染料な
どがある。
【0035】これらの染料は、単独で使用してもよい
が、顔料を共存させることにより更に高い効率で電荷キ
ャリヤーを発生させる場合が多い。感光層において、光
吸収によって極めて高い効率で電荷キャリヤーを発生さ
せる光導電性の顔料としては、各種金属フタロシアニ
ン、無金属フタロシアニン、ハロゲン化無金属フタロシ
アニンなどのフタロシアニン系顔料、ペリレンイミド、
ペリレン酸無水物などのペリレン系顔料、ビスアゾ系顔
料、トリスアゾ系顔料などのアゾ系顔料、その他キナク
リドン系顔料、アントラキノン系顔料などがある。
【0036】特に電荷キャリヤーを発生する顔料に無金
属フタロシアニン顔料、チタロニウムフタロシアニン顔
料、フロレン、フロレノン環を含有するビスアゾ顔料、
芳香族アミンからなるビスアゾ顔料、トリスアゾ顔料な
どを用いたものは、高い感度を与え優れた電子写真感光
体を形成する。
【0037】以上にあげた分光増感剤とは別に繰り返し
使用に対しての残留電位の増加、帯電電位の低下、感度
の低下などを防止する目的で種々の化学物質を添加する
場合が必要となってくる。これら添加する物質として
は、1‐クロロアントラキノン、ベンゾキノン、2,3
‐ジクロロナフトキノン、ナフトキノン、4,4’‐ジ
ニトロベンゾフェノン、4,4’‐ジクロロベンゾフェ
ノン、4‐ニトロベンゾフェノン、4‐ニトロベンザル
マロンジニトリル、α‐シアノ‐β‐(P‐シアノフェ
ニル)アクリル酸エチル、9‐アントラセニルメチルマ
ロンジニトリル、1‐シアノ‐1‐(P‐ニトロフェニ
ル)‐2‐(P‐クロルフェニル)エチレン、2,7‐
ジニトロフルオレノンなどの電子吸引性化合物があげら
れる。その他、感光体中への添加物として、酸化防止
剤、カール防止剤、レベリング剤などを必要に応じて添
加することができる。
【0038】本発明の感光体に用いるエナミン化合物
は、感光体の形態に応じて、上記の種々の添加物質と共
に適当な溶剤中に溶解もしくは分散し、その塗布液を先
に述べた導電性支持体上に塗布し、乾燥して感光体を製
造する。塗布溶剤としては、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、モノクロルベンゼン、などの芳香族炭化水素、ジ
オキサン、ジメトキシメチルエーテル、ジメチルホルム
アミドなどの溶剤の単独もしくは2種以上の混合溶剤ま
たは必要に応じてアルコール類、アセトニトリル、メチ
ルエチルケトンなどの溶剤を更に加え使用することがで
きる。
【0039】
【実施例】つぎに本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれらにより、なんら限定されるもの
ではない。
【0040】実施例1 アルミニウム蒸着のポリエステルフィルム(膜厚80
μ)を支持体とし、その上に下記の式
【化53】 で示されるビスアゾ顔料を、ポリビニルブチラール樹脂
(日信化学工業社製“エスレックB”)の1%テトヒド
ロフラン(THF)溶液中に、樹脂と同重量加え、次い
でペイントコンディショナー(レッドレベル社製)中で
直径1.5mmのガラスビーズと一緒の状態で約2時間
分散を行ないドクターブレイド法により塗布乾燥した。
乾燥後の膜厚は0.2μであった。この顔料層(電荷発
生層)の上に本発明の例示化合物No.6の1gとポリア
リレート樹脂(ユニチカ製“U−100”)の1.2g
を塩化メチレンに溶かした15%の溶液をスキージング
ドクターにより塗布し、乾燥膜厚20μの樹脂−エナミ
ン化合物固溶相(電荷移動層)を作製し、積層型の電子
写真感光体を得た。
【0041】この積層型電子写真感光体を静電記録紙試
験装置(川口電機製“SP−428”)により電子写真
特性を評価した。測定条件は(加電圧:−6kV、スタ
ティック No.3)であり、白色光照射(照射光=5 lu
x)による−600Vから−100Vに減衰さすに要す
る露光量E100(ルックス・秒)および初期電位V0(−
ボルト)を測定し、その値を表3に示した。更に同装置
を用いて加電−除電(除電光:白色光で40ルックスで
1秒照射)を1サイクルとして1万回同様の操作を行な
った後の初期電位V0(−ボルト)およびE100(ルック
ス・秒)を測定し、V0及びE100の変化を調べ、これら
連続使用時の劣化の度合についても表3に示した。
【0042】実施例2〜5 例示化合物No.10、No.11、No.20もしくはNo.24
にかえる以外は、実施例1と同様に行った。結果を表3
に示した。
【0043】
【表4】
【0044】実施例6 アルミニウム蒸着のポリエステルフィルム上に、x型無
金属フタロシアニン(大日本インキ社製“ファストゲン
ブルー8120”)の0.4gを塩化ビニル:酢酸ビニ
ル共重合体(積水化学社製“エスレックスM”)0.3
gを酢酸エチルに溶かした溶液30ml中に加え、ペイ
ントコンディショナー中で約20分間分散を行ないドク
ターブレイド法により塗布し、乾燥後の膜厚0.4μに
なるように電荷発生層を形成させた。この電荷発生層の
上に例示化合物No.15のエナミン化合物(融点12
6.5〜128.0℃)を含有したポリアリレート層を
積層して2層構成からなる感光体を作製した。本感光体
の780nmの分光感度を電位半減に要したエネルギー
および初期電位(V0)を求めた所V0=940ボルト、
1/2=0.23(エルグ/cm2)と非常に感度の高
い、かつ高帯電性の感光体であった。またレーザープリ
ンター(シャープ(株)製“WD−580P”)を改造
し、ドラム部に本感光体をはりつけ、連続コピーを1万
回行ない、初期電位低下、感度の低下の度合を調べた。
その結果は、V0=920(ボルト)、E1/2=0.22
(エルグ/cm2)と第1回目と比べて大きな値の変動
は見られなかった。
【0045】実施例7 砂目立した表面酸化のアルミニウム板上に、スチレン:
エチルメタクリレート:メタクリル酸共重合体(スチレ
ン:エチルメタクリレート=3:1重量比酸価値=17
0)と例示化合物No.41(融点162〜163.5
℃)を2:1の重量比で配合し、N,N’‐ジエチルチ
オバルビツール酸を例示化合物の5%および4‐(P‐
ジエチルアミノフェニル)‐2,6‐ジフェニルチオピ
リリウムパークロレート(チオピリリウム塩色素)を例
示化合物の0.5%の割合でそれぞれ加え、全体として
10%のジオキサン溶液をつくり、この溶液をスキージ
ングドクターにより塗布乾燥して、膜厚7μの一層型の
感光体を作製した。この感光体について前記静電記録試
験装置による電子写真特性評価を行なった。 評価条件:加電圧 −6kV、スタティック −3 初期電位 780(ボルト)、光半減露光量 2.5
(ルックス・秒) この感光体を現像剤(トナー)で可視像化し、次いでア
ルカリ性処理液(3%トリエタノールアミン、10%炭
酸アンモニウムと20%の平均分子量190〜210の
ポリエチレングリコール)で処理すると、トナー非付着
部は容易に溶出し、次いでケイ酸ナトリウムを含んだ水
で水洗することによって、印刷原版が容易に作製するこ
とができた。この原版を用いてオフセット印刷を行なう
と10万枚以上の印刷にも耐えることがわかった。な
お、トナー可視像を得るための最適露光量は500ルッ
クスで1秒(光源はハロゲンランプ)であった。また、
印刷原版を作製する際、版下材料を用いずダイレクト製
版により行なった。
【0046】実施例8 アルミニウム蒸着のポリエステルフィルム(膜厚80
μ)を支持体とし、その上に下記の式
【化54】 で示されるビスアゾ顔料を、ポリビニルブチラール樹脂
(日信化学工業社製“エスレックB”)の1%テトヒド
ロフラン(THF)溶液中に、樹脂と同重量加え、次い
でペイントコンディショナー(レッドレベル社製)中で
直径1.5mmのガラスビーズと一緒の状態で約2時間
分散を行ないドクターブレイド法により塗布乾燥した。
乾燥後の膜厚は0.3μであった。この顔料層(電荷発
生層)の上に本発明の例示化合物No.103の1gとトリベ
ンジルアミン0.02gとをポリアリレート樹脂(ユニ
チカ製“U−100”)の1.2gを塩化メチレンに溶
かした15%の溶液をスキージングドクターにより塗布
し、乾燥膜厚20μの樹脂−エナミン化合物固溶相(電
荷移動層)を作製し、積層型の電子写真感光体を得た。
【0047】この積層型電子写真感光体を静電記録紙試
験装置(川口電機製“SP−428”)により電子写真
特性を評価した。測定方法は(加電圧:−6kV、スタ
ティック No.3)であり、白色光照射(照射光=5 lu
x)による−600Vから−100Vに減衰さすに要す
る露光量E100(ルックス・秒)および初期電位V0(−
ボルト)を測定し、その値を表5に示した。更に同装置
を用いて加電−除電(除電光:白色光で40ルックスで
1秒照射)を1サイクルとして1万回同様の操作を行な
った後の初期電位V0(−ボルト)およびE100(ルック
ス・秒)を測定し、V0およびE100の変化を調べ、これ
ら連続使用時の劣化の度合についても表5に示した。
【0048】実施例9〜12 例示化合物No.104、No.110、No.114、No.12
9にかえる以外は、実施例8と同様に行なった。結果を
表5に示した。
【表5】
【0049】実施例13 アルミニウム蒸着のポリエステルフィルム上に、チタロ
ニウムフタロシアニンの0.4gを塩化ビニル:酢酸ビ
ニル共重合体(積水化学社製“エスレックスM”)0.
3gを酢酸エチルに溶かした溶液30ml中に加え、ペ
イントコンディショナー中で約20分間分散を行ないド
クターブレイド法により塗布し、乾燥後の膜厚0.4μ
になるように電荷発生層を形成させた。この電荷発生層
の上に例示化合物No.105(融点127.0℃〜129.
0℃)を含有したポリアリレート層を積層して2層構成
からなる感光体を作製した。本感光体の780nmの分
光感度を電位半減に要したエネルギーおよび初期電位
(V0)を求めたところV0=920ボルト、E1/2
2.4(エルグ/cm2)と非常に感度の高い、かつ高
帯電性の感光体であった。またレーザープリンター(シ
ャープ(株)製“WD−580P”)を改造し、ドラム部
に本感光体をはりつけ、連続コピーを1万回行ない、初
期電位低下、感度の低下の度合を調べた。その結果は、
0=890ボルト、E1/2=2.2(エルグ/cm2
と第1回目と比べて大きな値の変動は見られなかった。
【0050】実施例14 砂目立した表面酸化のアルミニウム板上に、スチレン:
エチルメタクリレート:メタクリル酸共重合体(スチレ
ン:エチルメタクリレート=3:1重量比酸価値=17
0)と例示化合物No.101(融点139.5〜14
1.5℃)を2:1の重量比で配合し、N,N′−ジエ
チルチオバルビツール酸を例示化合物の5%および4−
(P−ジエチルアミノフェニル)−2,6−ジフェニル
チオピリリウムパークレート(チオピリリウム塩色素)
を例示化合物の0.5%の割合でそれぞれ加え、全体と
して10%のジオキサン溶液をつくり、この溶液をスキ
ージングドクターにより塗布乾燥して、膜厚7μの一層
型の感光体を作製した。この感光体について前記静電記
録試験装置による電子写真特性評価を行なった。 評価条件:加電圧 +6kV、スタティック −3 初期電位 690(ボルト)、光半減露光量 2.5
(ルックス・秒) この感光体を現像剤(トナー)で可視像化し、次いでア
ルカリ性処理液(3%トリエタノールアミン、10%炭
酸アンモニウムと20%の平均分子量190〜210の
ポリエチレングリコール)で処理すると、トナー非付着
部は容易に溶出し、次いでケイ酸ナトリウムを含んだ水
で水洗することによって、印刷原版が容易に作製するこ
とができた。この原版を用いてオフセット印刷を行なう
と10万枚以上の印刷にも耐えることがわかった。な
お、トナー可視像を得るための最適露光量は500ルッ
クスで1秒(光源はハロゲンランプ)であった。また、
印刷原版を作製する際、版下材料を用いずダイレクト製
版により行なった。
【0051】
【発明の効果】本発明の感光体は高感度で、高耐久性を
有する有機系の電子写真感光体であり、無機系のものに
くらべて無毒で資源的にも問題がなく、透明性がよく、
軽量で成膜性も容易で、正負の両帯電性を有しており、
溶解性などにも優れ感光体の製造も容易という有機系感
光体の利点を備えていると共に、温度、湿度に対する安
定性に優れ、かつ帯電特性が高く、繰り返し、使用でも
光感度の低下がほとんど起こらないなど優れた特性を備
えている。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に形成せしめた感光層中
    に一般式(I) 【化1】 〔式中A,A’は置換基を有してもよいアルキル基、置
    換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよい
    複素環基を示し、R1,R2は水素、炭素数1〜4のアル
    キル基、置換基を有してもよいアリール基(ただし
    1,R2は両方とも水素である場合は除く)を示し、
    a,a′は水素、低級アルキル基、低級アルコキシ基、
    ハロゲンを示し、またXは酸素、硫黄、または式 【化2】 (こゝで、R3,R4はそれぞれ水素、炭素数4以下のア
    ルキル基、置換基を有してもよいアリール基を示す)で
    示される二価の炭化水素基、もしくは式 【化3】 (こゝで、Bはメチル基を含んでもよい炭素数3〜6の
    ポリメチレン基を示す)で示される二価の単環式飽和炭
    化水素基を表す。〕で示されるエナミン化合物を含有す
    ることからなる電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 前記一般式(I)で示されるエナミン化
    合物が一般式(II) 【化4】 〔式中A1,A2は置換基を有してもよい炭素数1〜4の
    アルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置換基
    を有してもよい複素環基を示し、R1,R2は水素、炭素
    数1〜4のアルキル基、置換基を有してもよいアリール
    基(ただしR1,R2は両方とも水素である場合は除く)
    を示し、a,a′は水素、メチル基、エチル基、メトキ
    シ基、エトキシ基、ハロゲンを示し、またXは酸素、硫
    黄、または式 【化5】 (こゝで、R3,R4は水素、炭素数4以下のアルキル
    基、置換基を有してもよいアリール基を示す)で示され
    る二価の炭化水素基、もしくは式 【化6】 (こゝで、Bはメチル基を含んでもよい炭素数3〜6の
    ポリメチレン基を示す)で示される二価の単環式飽和炭
    化水素基を表す。〕で示されるエナミン化合物を含有す
    ることからなる請求項1記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 前記一般式(I)で示されるエナミン化
    合物が一般式(III) 【化7】 〔式中A21,A22は炭素数1〜3のアルキル基、フェニ
    ル基、トリル基、キシリル基、エチルフェニル基、メト
    キシフェニル基、エトキシフェニル基、ブトキシフェニ
    ル基、クロロフェニル基、メトキシエチル基、ピリジル
    基、ナフチル基、チェニル基、フリル基、ベンゾチアゾ
    リル基、チアゾリル基、または式 【化8】 で示される基、もしくは 【化9】 で示される基、R21,R22は水素、メチル基、エチル
    基、フェニル基、トリル基、メトキシ基、フェニル基、
    エトキシフェニル基、クロロフェニル基、ナフチル基を
    示し、a,a′は水素、メチル基、エチル基、メトキシ
    基、エトキシ基、ハロゲンを示し、X2は酸素、硫黄ま
    たは式 【化10】 (こゝで、R23,R24は水素、炭素数4以下のアルキル
    基、フェニル基、トリル基を示す)で表される二価の炭
    化水素基、もしくは式 【化11】 (こゝで、B2はペンタメチレン基、2−メチルペンタ
    メチレン基、3−メチルペンタメチレン基、テトラメチ
    レン基、2−メチルテトラメチレン基、ヘキサメチレン
    基を示す。)で表される二価の単環式飽和炭化水素基を
    示す〕で示されるエナミン化合物を含有することからな
    る請求項1記載の電子感光体。
  4. 【請求項4】 前記一般式(I)で示されるエナミン化
    合物が一般式(IV) 【化12】 (式中、A31,A32はエチル基、フェニル基、トリル
    基、ナフチル基、メトキシフェニル基、または式 【化13】 で示される基、 a,a′は水素、メチル基、エチル基、メトキシ基、エ
    トキシ基、ハロゲンを示し、R31,R32はメチル基、フ
    ェニル基、トリル基、メトキシフェニル基、エトキシフ
    ェニル基を示し、またX3は酸素、メチレン基、プロピ
    ルメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、
    ヘキサメチレン基を示す)で示されるエナミン化合物を
    含有することからなる請求項1記載の電子写真感光体。
  5. 【請求項5】 前記感光層が電荷キャリヤー移動物質と
    電荷キャリヤー発生物を含有し、該電荷キャリヤー移動
    物質が、前記一般式(I)で示されるエナミン化合物で
    ある請求項1記載の電子写真感光体。
JP5216894A 1993-09-28 1994-03-23 電子写真感光体 Pending JPH07146574A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5216894A JPH07146574A (ja) 1993-09-28 1994-03-23 電子写真感光体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-241410 1993-09-28
JP24141093 1993-09-28
JP5216894A JPH07146574A (ja) 1993-09-28 1994-03-23 電子写真感光体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07146574A true JPH07146574A (ja) 1995-06-06

Family

ID=26392786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5216894A Pending JPH07146574A (ja) 1993-09-28 1994-03-23 電子写真感光体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07146574A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006113612A (ja) * 1999-12-20 2006-04-27 Mitsubishi Chemicals Corp 電子写真感光体
JP2010039058A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Sharp Corp 電子写真感光体及び画像形成装置
JP2010070511A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Mitsubishi Chemicals Corp エナミン系化合物、該化合物を用いた電子写真感光体および画像形成装置
JP2010079294A (ja) * 2008-08-27 2010-04-08 Mitsubishi Chemicals Corp 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジおよび画像形成装置
JP2010079293A (ja) * 2008-08-27 2010-04-08 Mitsubishi Chemicals Corp 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジおよび画像形成装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006113612A (ja) * 1999-12-20 2006-04-27 Mitsubishi Chemicals Corp 電子写真感光体
JP2010039058A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Sharp Corp 電子写真感光体及び画像形成装置
JP4621761B2 (ja) * 2008-08-01 2011-01-26 シャープ株式会社 電子写真感光体及び画像形成装置
JP2010079294A (ja) * 2008-08-27 2010-04-08 Mitsubishi Chemicals Corp 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジおよび画像形成装置
JP2010079293A (ja) * 2008-08-27 2010-04-08 Mitsubishi Chemicals Corp 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジおよび画像形成装置
JP2010070511A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Mitsubishi Chemicals Corp エナミン系化合物、該化合物を用いた電子写真感光体および画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2816059B2 (ja) 電子写真感光体
JPH07146574A (ja) 電子写真感光体
JP2812618B2 (ja) 電子写真感光体
JP2690541B2 (ja) 電子写真感光体
JP3280578B2 (ja) 電子写真感光体
JP2812620B2 (ja) 電子写真感光体
JPH0324663B2 (ja)
JP3576953B2 (ja) 電子写真感光体、それに用いるベンゾフラン−スチリル化合物、およびその製造方法
JPH0651547A (ja) 電子写真感光体
JPH0683082A (ja) 電子写真感光体
JPH0566587A (ja) 電子写真感光体
JP2659857B2 (ja) 電子写真感光体
JPS63292137A (ja) 電子写真感光体
JP2816065B2 (ja) 電子写真感光体
JPH04101153A (ja) 電子写真感光体
JPH0651548A (ja) 電子写真感光体
JPH0643675A (ja) 電子写真感光体
JPH1138657A (ja) 電子写真感光体、及びビスエナミン化合物、アミン化合物、ニトロ化合物、ならびにそれら化合物の製造方法
JPH0356629B2 (ja)
JPH05210254A (ja) 電子写真感光体
JPS6255778B2 (ja)
JPH0469945B2 (ja)
JPH04353857A (ja) 電子写真感光体
JPH06130697A (ja) 電子写真感光体
JPH0659476A (ja) 電子写真感光体