JPH06130697A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH06130697A
JPH06130697A JP28010192A JP28010192A JPH06130697A JP H06130697 A JPH06130697 A JP H06130697A JP 28010192 A JP28010192 A JP 28010192A JP 28010192 A JP28010192 A JP 28010192A JP H06130697 A JPH06130697 A JP H06130697A
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JP
Japan
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group
substituent
charge carrier
chemical
general formula
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Application number
JP28010192A
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English (en)
Inventor
Akihiro Kondo
晃弘 近藤
Masaru Machino
賢 町野
Akiko Masuda
晶子 増田
Kiyobumi Morimoto
清文 森本
Kazuhiro Enomoto
和弘 榎本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 導電性支持体上に形成せしめた感光層中に下
記一般式(I)で示されるエナミン基含有化合物を含有
せしめたことを特徴とする電子写真感光体。 【化1】 [特に、式中、A,Bが、それぞれ、フェニル基、p-
トリル基、1- ナフチル基、メチル基であり、R1 がフ
ェニル基、p- トリル基、p- メトキシフェニル基であ
り、R2 が水素原子、メチル基、エチル基、フェニル
基、p- トリル基、p- メトキシフェニル基であり、a
が水素原子、メチル基、メトキシ基、ジメチルアミノ基
であり、mは、1〜4の整数であり、nは、3〜5の整
数であることが好ましい。] 【効果】 温度、湿度に対する安定性に優れ、かつ、帯
電特性が高く、繰り返し使用でも光感度の低下が起らな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真感光体に関
し、さらに詳しくは、導電性支持体上に形成せしめた感
光層中に新規なエナミン基含有化合物を含有せしめた電
子写真感光体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真技術において、電子写真
感光体の感光層には、無機物質であるセレン、硫化カド
ミウム、アモルファスシリコン、もしくは酸化亜鉛など
が広く使用されているが、近年、有機物質の光導電性材
料を電子写真感光体として用いる研究が多く行なわれて
いる。
【0003】ここで、電子写真感光体として必要とされ
る基本的な性質を掲げると、(1)暗所においてコロナ
放電による電荷の帯電性が高いこと、(2)得られたコ
ロナ帯電による電荷が暗所において減衰の少ないこと、
(3)光照射によって電荷が速やかに散逸すること、
(4)光の照射後の残留電荷が少ないこと、(5)繰り
返し使用時による残留電位の増加、初期電位の減少が少
ないこと、(6)気温、湿度により電子写真特性の変化
が少ないこと、などである。
【0004】従来の無機物質電子写真感光体であるセレ
ン、硫化カドミウムなどは、基本的な性質の面では感光
体としての条件を備えているが、製造上の問題、例え
ば、毒性が強い、皮膜性が困難である、可塑性が余りな
い、製造コストが高いなどの欠点を有している。更に、
将来的に見るならば、資源の枯渇により、生産に限りの
あるこれら無機物質よりも、また、毒性による公害の面
においても、無機物質から有機物質の感光体の使用が望
まれている。これらの点に鑑みて、近年、有機物質から
なる電子写真感光体の研究が盛んに行なわれ、種々の有
機物質を用いた電子写真感光体が提案され、実用化され
ているものもある。
【0005】一般的に見て、有機系のものは、無機系の
ものに比べて、透明性がよく、軽量で成膜性も容易で、
正、負の両帯電性を有しており、感光体の製造も容易で
あるなどの利点を有する。今までに提案されている有機
系の電子写真感光体の代表的なものとして、例えば、ポ
リビニルカルバゾールおよびその誘導体があるが、これ
らは必ずしも皮膜性や可塑性、溶解性、接着性等充分で
なく、また、ポリビニルカルバゾールをピリリュウム塩
色素で増感したもの(特公昭48−25658号公報)
や、ポリビニルカルバゾールと2,4,7‐トリニトロ
フロレノンで増感したもの(米国特許3484237
号)などの改良されたものもあるが、先に掲げた感光体
としての要求される基本的な性質、更には機械的強度、
高耐久性などの要求を満足するものは、未だ充分に得ら
れていないのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高感
度で高耐久性を有する電子写真感光体を提供することで
ある。特に、本発明の感光体は、温湿度に対する安定性
に秀れ、かつ、帯電特性が高く、繰り返し使用でも光感
度の低下がほとんど起らない電子写真感光体を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
の高感度及び高耐久性を有する光導電性物質の研究を行
った結果、特定のエナミン基含有化合物が有効であるこ
とを見いだし、本発明を完成するに至った。すなわち、
【0008】本発明の電子写真感光体は、導電性支持体
上に形成せしめた感光層中に下記一般式(I)で示され
るエナミン基含有化合物を含有せしめたことを特徴とす
る。
【化5】 〔式中、A,Bは、それぞれ、置換基を有してもよいア
リール基、置換基を有してもよい複素環基、もしくは置
換基を有してもよいアラルキル基、または、炭素数1〜
4のアルキル基、あるいは、水素素原子である(ただ
し、A、Bが同時に水素原子である場合は除く)。ま
た、R1 ,R2 は、それぞれ、置換基を有してもよいア
リール基、置換基を有してもよい複素環基、もしくは置
換基を有してもよいアラルキル基、または、炭素数1〜
4のアルキル基、あるいは水素原子である。さらに、a
は、炭素数1〜4のアルキル基、もしくは炭素数1〜4
のアルコキシ基、または、ハロゲン、あるいは水素原子
であり、mは、1〜4の整数であり(ただし、mが2以
上のとき、aは同一でも異なっていてもよい)、nは、
3〜5の整数である。〕本発明において、「エナミン基
含有」とは、化合物中に、=C=CH−N=で示される
結合を有することを意味する。
【0009】前記一般式(I)で示されるエナミン基含
有化合物の好ましい化合物としては、つぎの一般式(I
I)、(III)、および(IV) で示される化合物を挙げる
ことができる。
【0010】
【化6】 〔式中、dは、炭素数1〜4のアルキル基、もしくは炭
素数1〜4のアルコキシ基、または、ハロゲン、あるい
は、水素原子であり、A、R1 、R2 、a、m、nは請
求項1と同義である。〕
【0011】
【化7】 〔式中、d′は、炭素数1〜4のアルキル基、もしく
は、炭素数1〜4のアルコキシ基、または、ハロゲン、
あるいは、水素原子であり、A、R1 、R2 、a、m、
nは請求項1と同義である。〕
【0012】
【化8】 〔式中、d″は、炭素数1〜4のアルキル基、もしく
は、炭素数1〜4のアルコキシ基、または、ハロゲン、
あるいは、水素原子であり、A、R1 、R2 、a、m、
nは請求項1と同義である。〕
【0013】また、前記感光層が電荷キャリヤ発生物質
と電荷キャリヤ移動物質とを含有し、該電荷キャリヤ移
動物質が前記一般式(I)で示されるエナミン基含有化
合物である電子写真感光体が好ましい。
【0014】さらに、前記感光層が電荷キャリヤ発生物
質を含有する電荷キャリヤ発生層と、電荷キャリヤ移動
物質を含有する電荷キャリヤ移動層からなり、該電荷キ
ャリヤ移動物質が前記一般式(I)で示されるエナミン
基含有化合物である電子写真感光体が好ましい。
【0015】本発明における前記一般式(I)で示され
るエナミン基含有化合物は、種々の方法で合成すること
ができるが、通常、以下の反応式(1)、(2)、
(3)のプロセスで容易に合成される。
【0016】
【化9】
【0017】反応式(1)において、種々の置換フェニ
ルアセトアルデヒド誘導体(V)と、2,3‐シクロア
ルキルインドール(n=3,4,5)(VI)とをベンゼ
ン中で、p‐トルエンスルホン酸を触媒として脱水縮合
させることにより、エナミン基含有2,3‐シクロアル
キルインドール誘導体(VII )を得る。
【0018】
【化10】
【0019】反応式(2)において、反応式(1)で得
たエナミン基含有2,3‐シクロアルキルインドール誘
導体(VII)をオキシ塩化リンとジメチルホルムアミド、
またはフェニルメチルホルムアミドによりホルミル化置
換反応を行い、ホルミル基(R2 =H)を付加させたエ
ナミン基含有インドール誘導体(VIII)を得る。あるい
は、前記インドール誘導体(VII )を塩化アルミニウム
と塩化カルボニル誘導体(R2 COCl)とによりアシ
ル化置換反応を行ない、アシル基を付加させたエナミン
基含有インドール誘導体(VIII)を得る。
【0020】
【化11】 [上記反応式(1)、(2)、(3)中の各記号は一般
式(I)と同義であり、また、反応式(3)中の式(I
X)のRはフェニル基、あるいは、低級のアルキル基で
ある。]
【0021】反応式(3)において、反応式(2)で得
たホルミル基、または、アシル基を付加させたエナミン
基含有インドール誘導体(VIII)をテトラヒドロフラン
中で、種々の置換基を有するウィッチヒ(Wittig) 試薬
(IX)と、カリウム-t- ブトキサイドとにより反応させ
て本発明の一般式(I)で示されるエナミン基含有化合
物を得る。
【0022】本発明の電子写真感光体に用いる一般式
(I)で示されるエナミン基含有化合物の各置換基につ
いて説明すると、A,Bとしては、それぞれ、フェニ
ル、p‐トリル、p‐メトキシフェニル、3,5‐キシ
リル、1‐ナフチル、2‐ナフチル、2‐メチル‐1‐
ナフチルなどのアリール基、2‐ピリジル、2‐フリ
ル、3‐フリル、5‐メチル‐2‐フリルなどの複素環
基、ベンジル、p‐メチルベンジル、p‐メトキシベン
ジル、3,5‐ジメチルベンジルなどのアラルキル基、
メチル、エチル、プロピル、iso‐プロピル、n‐ブ
チル、sec‐ブチルなどのアルキル基が挙げられ、R
1 ,R2 としては、それぞれ、フェニル、p‐トリル、
p‐メトキシフェニル、3,5‐キシリル、1‐ナフチ
ル、2‐ナフチル、2‐メチル‐1‐ナフチルなどのア
リール基、2‐ピリジル、3‐ピリジル、2‐フリル、
3‐フリル、5‐メチル‐2‐フリル、2‐チエニル、
3‐メチル‐2‐チエニルなどの複素環基、ベンジル、
p‐メチルベンジル、p‐メトキシベンジル、3,5‐
ジメチルベンジルなどのアラルキル基、メチル、エチ
ル、n‐プロピル、iso‐プロピル、n‐ブチル、s
ec‐ブチルなどのアルキル基、または水素原子が挙げ
られ、aとしては、メトキシ、エトキシ、などのアルコ
キシ基、ジメチルアミノ、ジエチルアミノなどのジアル
キルアミノ基、メチル、エチル、n‐プロピル、iso
‐プロピル、n‐ブチル、t‐ブチルなどのアルキル
基、または水素原子が挙げられる。
【0023】また、本発明の電子写真感光体に用いる一
般式(I)で示されるエナミン基含有化合物の具体例と
しては、例えば、一般式(I)の置換基がそれぞれつぎ
の表1〜6に示すような、例示化合物が挙げられるが、
これによって本発明の化合物が限定されるものではな
い。たゞし、表1〜表6中の化12〜化43は下記の式
で示す基を表し、Phはフェニル基を示す。
【0024】
【化12】
【0025】
【化13】
【0026】
【化14】
【0027】
【化15】
【0028】
【化16】
【0029】
【化17】
【0030】
【化18】
【0031】
【化19】
【0032】
【化20】
【0033】
【化21】
【0034】
【化22】
【0035】
【化23】
【0036】
【化24】
【0037】
【化25】
【0038】
【化26】
【0039】
【化27】
【0040】
【化28】
【0041】
【化29】
【0042】
【化30】
【0043】
【化31】
【0044】
【化32】
【0045】
【化33】
【0046】
【化34】
【0047】
【化35】
【0048】
【化36】
【0049】
【化37】
【0050】
【化38】
【0051】
【化39】
【0052】
【化40】
【0053】
【化41】
【0054】
【化42】
【0055】
【化43】
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
【0059】
【表4】
【0060】
【表5】
【0061】
【表6】
【0062】表1〜6の例示化合物の中で、電子写真特
性に優れ、かつ、コスト面、合成面でも問題点が少ない
のは、R1 がフェニル基、p‐トリル基、p‐メトキシ
フェニル基であり、R2 が水素原子、メチル基、エチル
基、フェニル基、p‐トリル基、p‐メトキシフェニル
基であり、aが水素原子、メチル基、メトキシ基、ジメ
チルアミノ基であり、A,Bがそれぞれフェニル基、p
‐トリル基、1‐ナフチル基、メチル基である化合物な
どが挙げられる。
【0063】本発明の電子写真感光体は、以上に示した
化合物を感光層中に1種類または2種類以上含有させる
ことにより得られる。
【0064】本発明の電子写真感光体の構成としては、
種々の形態がある。例えば、電荷キャリヤ発生物質と電
荷キャリヤ移動物質を結合樹脂に配合した感光層が、導
電性支持体上に形成された単層型の感光体、または、感
光層として電荷キャリヤ発生物質を含有した層と、電荷
キャリヤ移動物質を含有した層を、導電性支持体上に積
層させることにより形成された機能分離型の感光体、あ
るいは、導電性支持体と感光層との間に下引き層を設け
た感光体、さらに、感光層表面に表面保護層を設けた感
光体などが例示できる。
【0065】本発明の感光体における導電性支持体とし
ては、例えば、導電性を有する金属ドラム、もしくは金
属板、または、導電性加工を施した紙、プラスチックフ
ィルムなどが挙げられる。
【0066】本発明の感光体の感光層に含有される電荷
キャリヤ移動物質としては、前述の一般式(I)で示さ
れるエナミン基含有化合物が用いられ、具体的には、前
述の表1〜6の例示化合物である。また、必要に応じ
て、他の電荷キャリヤ移動物質として、スチリル化合
物、例えば、β‐フェニル‐〔4‐(ジベンジルアミ
ノ)〕スチルベン、β‐フェニル‐〔4‐N‐エチル‐
N‐フェニルアミノ)〕スチルベン、1,1‐ビス(4
‐ジエチルアミノフェニル)‐4,4‐ジフェニルブタ
ジエン、または、ヒドラゾン化合物、例えば、4‐(ジ
ベンジルアミノ)ベンズアルデヒド‐N,N‐ジフェニ
ルヒドラゾン、4‐(エチル,フェニルアミノ)ベンズ
アルデヒド‐N,N‐ジフェニルヒドラゾン、3,3‐
ビス〔(4′‐ジエチルアミノ)フェニル〕アクロレイ
ン‐N,N‐ジフェニルヒドラゾン、あるいは、トリフ
ェニルアミン化合物、例えば、4‐メトキシ‐4′‐
(4‐メトキシスチリル)トリフェニルアミン、4‐メ
トキシ‐4′‐スチリルトリフェニルアミンなども用い
ることができる。
【0067】本発明の感光体の感光層に含有される電荷
キャリヤ発生物質としては、つぎに示す増感染料、顔料
などが用いられる。この増感染料としては、例えば、メ
チルバイオレット、クリスタルバイオレット、ナイトブ
ルー、ビクトリアブルーなどで代表されるトリフェニル
メタン系染料、エリスロシン、ローダミンB、ローダミ
ン3R、アクリジンオレンジ、フラペオシンなどに代表
されるアクリジン染料、メチレンブルー、メチレングリ
ーンなどに代表されるチアジン染料、カプリブルー、メ
ルドラブルーなどに代表されるオキサジン染料、その他
シアニン染料、スチリル染料、ピリリウム塩染料、チオ
ピリリウム塩染料などが挙げられる。これら染料は、単
独で使用してもよいが、顔料を共存させることにより更
に高い効率で電荷キャリヤを発生させる場合が多い。光
吸収によって極めて高い効率で電荷キャリヤを発生させ
る光導電性の顔料としては、各種金属フタロシアニン、
無金属フタロシアニン、ハロゲン化無金属フタロシアニ
ンなどのフタロシアニン系顔料、ペリレンイミド、ペリ
レン酸無水物などのペリレン系顔料、ビスアゾ系顔料、
トリスアゾ系顔料などのアゾ系顔料、その他キナクリド
ン系顔料、アントラキノン系顔料などがある。特に電荷
キャリヤを発生する顔料に無金属フタロシアニン顔料、
チタロニウムフタロシアニン顔料、フロレニリデン、フ
ロレノン環を含有するビスアゾ顔料、芳香族アミンから
なるビスアゾ顔料、トリスアゾ顔料などを用いたもの
は、高い感度を与え優れた電子写真感光体を形成する。
【0068】以上に挙げた電荷キャリヤ発生物質とは別
に、繰り返し使用に対しての残留電位の増加、帯電電位
の低下、感度の低下などを防止する目的で種々の化学物
質を添加する場合が必要となってくる。これら添加する
物質としては、トリベンジルアミン、テトラベンジル‐
p‐キシレンジアミン、1‐クロルアントラキノン、ベ
ンゾキノン、2,3‐ジクロロナフトキノン、ナフトキ
ノン、4,4′‐ジニトロベンゾフェノン、4,4′‐
ジクロロベンゾフェノン、4‐ニトロベンゾフェノン、
4‐ニトロベンザルマロンジニトリル、α‐シアノ‐β
‐(p‐シアノフェニル)アクリル酸エチル、9‐アン
トラセニルメチルマロンジニトリル、1‐シアノ‐1‐
(p‐ニトロフェニル)‐2‐(p‐クロルフェニル)
エチレン、2,7‐ジニトロフルオレノンなどの電子吸
引性化合物が挙げられる。その他、感光体中への添加物
として、酸化防止剤、カール防止剤、レベリング剤など
を必要に応じて添加することができる。
【0069】本発明の感光体におけるエナミン基含有化
合物、すなわち、電荷キャリヤ移動物質は、導電性支持
体上へフィルム形成能を有する結合剤樹脂の助けを借り
て皮膜にする。この場合、更に感度を上げるためには、
前述の増感剤、および結合剤樹脂に可塑性を付与する物
質を加えて均一な感光体皮膜にするのが望ましい。
【0070】これらフィルム形成能を有する結合剤樹脂
としては、利用分野に応じて種々のものが挙げられる。
すなわち、複写機用もしくはプリンター用感光体の分野
では、ポリスチレン、ポリビニルアセタール、ポリスル
ホン、ポリカーボネート、ポリフェニレンオキサイド、
ポリエステル、アルキッド樹脂、ポリアリレートなどが
好ましい。これらは、単独または2種以上混合して用い
てもよい。中でも、ポリスチレン、ポリカーボネート、
ポリアリレート、ポリフェニレンオキサイドなどの樹脂
は、体積抵抗値が1013Ω以上であり、また、皮膜性、
電位特性などにも優れている。
【0071】また、これら結合剤樹脂の量は、エナミン
基含有化合物に対して、重量比で0.2〜20倍で、好
ましくは、0.5〜5倍の範囲である。0.2倍未満の
場合は、化合物が感光体表面より析出してくるという欠
点が生じ、また、20倍を超えると感度の低下が著しく
好ましくない。
【0072】印刷版に使用するためには、特にアルカリ
性結合剤が必要である。アルカリ性結合剤とは、水また
はアルコール性のアルカリ性溶剤(混合系も含む)に可
溶な酸性基、例えば、酸無水物基、カルボキシル基、フ
ェノール性水酸基、スルホン酸基、スルホンアミド基、
またはスルホンイミド基を有する高分子物質である。こ
れらアルカリ性結合剤は、通常、酸価が100以上の高
い値を持っていることが好ましい。これらの酸価の高い
高分子物質、すなわち、結合剤樹脂は、アルカリ性溶剤
に易溶もしくは容易に膨潤化する。これら結合剤樹脂と
しては、例えば、スチレン‐無水マレイン酸共重合体、
酢酸ビニル‐無水マレイン酸共重合体、酢酸ビニル‐ク
ロトン酸共重合体、メタクリル酸‐メタクリル酸エステ
ル共重合体、フェノール樹脂、メタクリル酸‐スチレン
‐メタクリル酸エステル共重合体などが挙げられる。ま
た、これら結合剤樹脂の量は、前記複写機用感光体の場
合とほとんど同じでよい。
【0073】本発明の感光体において、導電性支持体と
感光層との間に設ける下引き層は、塗工性の改善、支持
体の平滑性の向上、機械的な保護、電荷注入性改善など
のために設けるものである。この下引き層に用いられる
材料としては、ポリイミド、ポリアミド、ニトロセルロ
ース、ポリビニルアルコール、カゼイン、ヒドロキシエ
チルセルロースなどの合成樹脂、天然樹脂が用いられ
る。場合によっては導電性カーボンブラック、酸化チタ
ン、酸化ケイ素、酸化アルミニウムなどを加えてもよ
い。また、膜厚は0.2μ〜10μ程度が好ましい。
【0074】本発明の感光体において、感光層表面に設
ける表面保護層に用いられる材料としては、前記フィル
ム形成能を有する結合剤樹脂が用いられる。また、表面
保護層には、例えば、2,4,7‐トリニトロフロレノ
ン、2,7‐ジニトロ‐9‐ベンジリデンフロレン、
2,7‐ジ‐ニトロ‐9‐(4′‐ニトロベンジリデ
ン)フロレンなどの電子吸引性物質を加えてもよい。こ
の表面保護層の厚みは0.1μ〜3μ程度が望ましい。
【0075】本発明の感光体は、感光体の形態に応じ
て、上記の種々の添加物質と共に、エナミン基含有化合
物を適当な溶剤中に溶解または分散して、塗布液とし、
この塗布液を前述の導電性支持体上に塗布し、乾燥して
製造する。
【0076】溶剤としては、塩化メチレン、ジクロロエ
タンなどのハロゲン化炭化水素、ベンゼン、トルエン、
キシレン、モノクロルベンゼンなどの芳香族炭化水素、
ジオキサン、ジメトキシメチルエーテル、ジメチルホル
ムアミドなどの溶剤の単独または、2種以上の混合溶
剤、あるいは、必要に応じてアルコール類、アセトニト
リル、メチルエチルケトンなどの溶剤を更に加えて使用
することができる。
【0077】本発明の感光体において、エナミン基含有
化合物を用いる態様には種々の方法が考えられる。
【0078】たとえば、エナミン基含有化合物を電荷キ
ャリヤ移動物質とし、電荷キャリヤ発生物質や電子吸引
性化合物を添加して、結合剤樹脂中に溶解もしくは分散
したものを感光層として導電性支持体上に形成した単層
型の感光体を挙げることができる。
【0079】また、電荷発生効率の高い電荷キャリヤ発
生層と電荷キャリヤ移動層とからなる積層構造の感光層
とする場合である。すなわち、増感染料もしくは顔料を
主体とした電荷発生層の上に、該エナミン基含有化合物
を、必要によって、酸化防止剤や電子吸引性化合物など
を添加して結合剤樹脂中に溶解もしくは分散させ、これ
を電荷キャリヤ移動層として積層して感光層とし、この
感光層を導電性支持体上に形成した機能分離型の感光体
を挙げることができる。
【0080】
【実施例】本発明の感光体を実施例により更に詳細に説
明するが、本発明はこれらにより、なんら限定されるも
のではない。実施例で使用する例示化合物の合成例の一
例を下記する。
【0081】合成例1(例示化合物24の合成) 1,2,3,4‐テトラヒドロカルバゾールとジフェニ
ルアセトアルデヒドとをベンゼン中でp‐トルエンスル
ホン酸を触媒として、脱水縮合させることにより、N‐
(2′‐2′‐ジフェニルビニリデン)‐1,2,3,
4‐テトラヒドロカルバゾール(融点125−126
℃)を得る。このようにして得た、N‐(2′,2′‐
ジフェニルビニリデン)‐1,2,3,4‐テトラヒド
ロカルバゾールを、ジメチルホルムアミドとオキシ塩化
リンによりホルミル化を行ない、N‐(2′,2′‐ジ
フェニルビニリデン)‐1,2,3,4‐テトラヒドロ
‐6‐ホルミルカルバゾール(融点132−133℃)
を得る。このようにして得たホルミル体をテトラヒドロ
フラン中で、ベンジルホスホン酸ジエチルとカリウム-t
- ブロキサイドとにより反応させることによって例示化
合物No.24(融点134.5−135.5℃)を得
る。なお、再結晶はエタノールより行なった。実施例で
用いる他の例示化合物も上記合成例1に準じて容易に合
成することができる。
【0082】つぎに、実施例1〜5で作製した電子写真
感光体は、静電記録紙試験装置(川口電機製;SP−4
28)により電子写真特性を評価した。測定条件は、加
電圧:−6kV,スタティック:No.3であり、白色光
照射(照射光:5 lux)による−700Vから−100
Vに減衰させるに必要な露光量E100 (ルックス・秒)
及び初期電位Vo (−ボルト)を測定した。更に同装置
を用いて、加電−除電(除電光:白色光で40ルックス
で1秒照射)を1サイクルとして1万回同様の操作を行
なった後の初期電位Vo (−ボルト)及びE100 (ルッ
クス・秒)を測定し、Vo 及びE100 の変化を調べた。
これらの結果を表7に示す。
【0083】また、実施例7〜10で作製した電子写真
感光体も上記の静電記録紙試験装置により電子写真特性
を評価した。ただし、測定条件は、印加電圧:+5.5
kV、スタテック:No.3であり、白色光照射による+
700Vから+100Vに減衰させるのに必要な露光量
100 (ルックス・秒)を測定し、また、1万回の空コ
ピーテストを行い、感度(E100 )の低下の度合いを測
定した。これらの結果を表8に示す。
【0084】なお、実施例6で作製した電子写真感光体
の評価については、上記の特性評価と相違するため実施
例6中で説明する。
【0085】実施例1(機能分離型感光体) フェノキシ樹脂(ユニオンカーバイド社製;PKHH)
の1%テトラヒドロフラン(THF)溶液中に、式
【化44】 で示されるビスアゾ顔料を該樹脂と同重量加え、つい
で、直径1.5mmのガラスビーズと一緒にペイントコン
ディショナー(レッドレベル社製)中で約2時間分散を
行ない電荷キャリヤ発生物質溶液を調製した。
【0086】つぎに、アルミ蒸着のポリエステルフィル
ム(膜厚80μ)を導電性支持体とし、この支持体上に
上記で得られた溶液をドクターブレイド法により塗布
し、乾燥して、電荷キャリヤ発生層を形成した。乾燥後
の膜厚は、0.2μであった。
【0087】この電荷発生層の上に、合成例1で合成し
た例示化合物No.24の1gと、ポリアリレート(ユニ
チカ製;U−100)1.2gを塩化メチレンに溶解し
た15%の溶液をスキージングドクターにより塗布し、
乾燥膜厚25μの電荷キャリヤ移動層を形成して、機能
分離型の電子写真感光体を作製した。特性評価を表7に
示す。
【0088】実施例2〜5(機能分離型感光体) 例示化合物をそれぞれ、No.9,No.23,No.32、
No.37に変える以外は、実施例1と同様にして電子写
真感光体を作製し、特性を評価した。特性評価を表7に
示す。
【0089】
【表7】
【0090】表7に示した結果から明らかなように、実
施例1〜5の感光体は、繰り返し使用でも光感度の低下
が起こらないことが判る。
【0091】実施例6(機能分離型感光体) 塩化ビニル‐酢酸ビニル共重合体(積水化学社製;エス
レックスM)0.3gを溶かした酢酸エチル溶液30ml
中にx型無金属フタロシアニン(大日本インキ社製、フ
ァストゲンブルー8120)0.4gを加え、ペイント
コンディショナー中で約20分間分散を行い、電荷キャ
リヤ発生物質溶液を調製した。つぎに、アルミ蒸着のポ
リエステルフィルム(膜厚100μ)を導電性支持体と
し、この支持体上に上記で得た溶液をドクターブレイド
法により塗布し、乾燥後の膜厚が0.4μの電荷キャリ
ヤ発生層を形成した。
【0092】この電荷キャリヤ発生層の上に例示化合物
No.27の化合物を重量比50%含有したポリアリレー
ト層(膜厚20μ)を積層して、機能分離型の電子写真
感光体を作製した。
【0093】この感光体の780nmの分光した光を用い
て、電位半減に要したエネルギー(E50)及び初期電位
(−Vo )を求めたところ、Vo =970ボルト、E50
=3.0(エルグ/cm2 )と非常に感度の高い、かつ高
帯電性の感光体であった。また、シャープ社製レーザー
プリンター(WD−580P)を改造し、ドラム部に、
この感光体を張り付け、連続空コピー(Non Copy Agin
g)を1万回行なった後、初期電位低下、感度の低下の
度合いを調べた。その結果は、Vo =960(ボル
ト)、E50=3.0(エルグ/cm2 )と第1回目と比べ
てほとんど値の変動は見られなかった。
【0094】実施例7(単層型感光体) 構造式
【化45】 で示されるポリアリレート1.1gと、例示化合物No.
19の1gと、N,N‐3,5‐キシリル‐3,4‐キ
シリル‐3,4,9,10‐ペリレンテトラカルボキシ
ルイミド0.15gと、紫外線吸収剤0.05gとを塩
化メチレン中に溶解し(イミド化合物は一部分散状
態)、この溶液をアプリケーターによりアルミ基盤表面
をアルマイト加工(アルマイト層7μ)した導電性支持
体上に塗布して、乾燥膜厚20μの単層型の電子写真感
光体を作製した。特性評価を表8に示す。
【0095】実施例8〜10(単層型感光体) 例示化合物をそれぞれ、No.25、No.50、No.53
に変える以外は、実施例7と同様にして電子写真感光体
を作製し、特性を評価した。特性評価を表8に示す。
【0096】
【表8】
【0097】表8に示した結果から明らかなように、実
施例7〜10の感光体は、正帯電においても優れた感度
および繰り返し特性を有することが判る。
【0098】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体は、温度、湿度
に対する安定性に優れ、かつ、帯電特性が高く、繰り返
し使用でも光感度の低下が起らない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 清文 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 榎本 和弘 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に形成せしめた感光層中
    に下記一般式(I)で示されるエナミン基含有化合物を
    含有せしめたことを特徴とする電子写真感光体。 【化1】 〔式中、A,Bは、それぞれ、置換基を有してもよいア
    リール基、置換基を有してもよい複素環基、もしくは置
    換基を有してもよいアラルキル基、または、炭素数1〜
    4のアルキル基、あるいは、水素原子である(ただし、
    A、Bが同時に水素原子である場合は除く)。また、R
    1 ,R2 は、それぞれ、置換基を有してもよいアリール
    基、置換基を有してもよい複素環基、もしくは置換基を
    有してもよいアラルキル基、または、炭素数1〜4のア
    ルキル基、あるいは、水素原子である。さらに、aは、
    炭素数1〜4のアルキル基、もしくは炭素数1〜4のア
    ルコキシ基、または、ハロゲン、あるいは水素原子であ
    り、mは、1〜4の整数であり(ただし、mが2以上の
    とき、aは同一でも異なっていてもよい)、nは、3〜
    5の整数である。〕
  2. 【請求項2】 前記一般式(I)で示されるエナミン基
    含有化合物が下記一般式(II)で示される化合物である
    請求項1に記載の電子写真感光体。 【化2】 〔式中、dは、炭素数1〜4のアルキル基、もしくは炭
    素数1〜4のアルコキシ基、または、ハロゲン、あるい
    は、水素原子であり、A、R1 、R2 、a、m、nは請
    求項1と同義である。〕
  3. 【請求項3】 前記一般式(I)で示されるエナミン基
    含有化合物が下記一般式(III)で示される化合物である
    請求項1に記載の電子写真感光体。 【化3】 〔式中、d′は、炭素数1〜4のアルキル基、もしく
    は、炭素数1〜4のアルコキシ基、または、ハロゲン、
    あるいは、水素原子であり、A、R1 、R2 、a、m、
    nは請求項1と同義である。〕
  4. 【請求項4】 前記一般式(I)で示されるエナミン基
    含有化合物が下記一般式(IV)で示される化合物である
    請求項1に記載の電子写真感光体。 【化4】 〔式中、d″は、炭素数1〜4のアルキル基、もしく
    は、炭素数1〜4のアルコキシ基、または、ハロゲン、
    あるいは、水素原子であり、A、R1 、R2 、a、m、
    nは請求項1と同義である。〕
  5. 【請求項5】 前記感光層が電荷キャリヤ発生物質と電
    荷キャリヤ移動物質とを含有し、該電荷キャリヤ移動物
    質が前記一般式(I)で示されるエナミン基含有化合物
    である請求項1に記載の電子写真感光体。
  6. 【請求項6】 前記感光層が電荷キャリヤ発生物質を含
    有する電荷キャリヤ発生層と、電荷キャリヤ移動物質を
    含有する電荷キャリヤ移動層からなり、該電荷キャリヤ
    移動物質が前記一般式(I)で示されるエナミン基含有
    化合物である請求項1に記載の電子写真感光体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105348277A (zh) * 2015-12-08 2016-02-24 苏州科技学院 一种含苯并噁唑及咔唑结构单元的化合物及其应用

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