JPH0714627B2 - 多枝ホースおよびその製造方法 - Google Patents

多枝ホースおよびその製造方法

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JPH0714627B2
JPH0714627B2 JP25019287A JP25019287A JPH0714627B2 JP H0714627 B2 JPH0714627 B2 JP H0714627B2 JP 25019287 A JP25019287 A JP 25019287A JP 25019287 A JP25019287 A JP 25019287A JP H0714627 B2 JPH0714627 B2 JP H0714627B2
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謙一 船戸
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、多枝ホースおよびその製造方法に関し、さら
に詳しく言えば強度が大きくてシール性も充分確保され
る多枝ホースおよびその製造方法に関する。
[従来の技術] 最近自動車用エア配管又はウォータ配管等において、1
つの発生源すなわち吸入部に対しし複数の排出部をもつ
システム(配管)が採用されるようになってきた。この
場合分枝ホースが必要となる。
従来の分枝ホースとしては第4図に示すように3方等の
多方管1′の各開口端にホース6をクリップ7またはク
ランプ等で締めたものが知られている。
又、他の従来の多枝ホースとしては第5図に示すよう
に、3方のメインホース81と該メインホース81の1孔に
挿入される第2ホース82とこの両者の内部の凹部および
外部にゴムシール部材81、82で被覆して全体を加熱接着
して両ゴムホースを接合したものが知られている(米国
特許NO.4,589,623号公報)。
[発明が解決しようとする問題点] 上記前者の多枝ホースにおいては3本のホース6を各々
クランプ7等で取付ける必要性があるので、作業性がよ
いとは言えない。
又、後者の多枝ホースにおいてはホース81、82間の強度
が充分得られないという問題がある。
本発明は上記観点に鑑みてなされたものであり、強度が
充分でシール性も充分確保され、さらに作業性の良好な
多枝ホースおよびその製造方法を提供することを目的と
する。
[問題点を解決するための手段] 本発明の多枝ホースは、例えば第1図に示すように少な
くとも3個の筒状部11の各一端が結合され各筒孔12が各
上記一端で連通した形状をもつ金属又は樹脂で一体的に
製造された硬質多方管1と、 該硬質多方管1の少なくとも外周面を一体的に加硫接着
して覆う中央部21と、該中央部21と同時に一体的に形成
され、上記硬質多方管1を形成する各上記筒状部11の各
筒孔12と同軸的に連通するホース孔23をもち、上記筒状
部11と同数のホース部22と、からなるホース本体2と、 で構成されていることを特徴とする。
本発明の多枝ホースの製造方法は、少なくとも3個の筒
状部の各一端が結合され、各筒孔が該一端で連通した形
状をもつ金属又は樹脂で一体的に製造された硬質多方管
の外周面に、加硫接着剤を塗布するとともに、各上記筒
状部の筒孔にマンドレルの一端を挿入して芯体を形成す
る芯体形成工程と、 上記芯体の外周面に未加硫ゴムを所定厚さに設けて、形
成体を形成する成形工程と、 上記成形体の未加硫ゴムおよび加硫接着剤を加硫し、上
記硬質多方管と一体的に加硫成形されたホース本体を形
成する加硫工程と、 上記硬質多方管および上記ホース本体より上記マンドレ
ルを引抜き、多枝ホースを得る引抜工程と、からなるこ
とを特徴とする。
[実施例] 以下、具体的実施例により本発明を説明する。
本実施例に係わる多枝ホースはT字状三方ホースであ
り、その説明断面図を第1図に示す。この多枝ホース
は、第2図に示す硬質三方管1とホース本体2とから構
成される。
上記硬質三方管3は、3個の筒状部11a、11b、11cをも
つT字形状であり、その各一端が結合され、各筒孔12
a、12b、12cが各一端で連通した形状をもっている。こ
れは金属(機械構造用低炭素鋼)からなり、各筒状部11
a、11b、11cは一体的に製造されている。
上記ホース本体2は、上記硬質三方管1の外周面を一体
的に加硫接着して覆う。このホース本体2は中央部21と
筒状部22とからなる。この中央部21は硬質三方管1の外
周面を一体的に加硫接着して覆われる部分である。この
加硫接着剤は通常用いられる加硫接着剤を用いることが
できる。この加硫接着剤は一液タイプまたは二液タイプ
等があり、被接着部材の材質等により適切なものが選択
されて使用される。上記ホース本体2は、硬質三方管1
を形成する各筒状部11a、11b、11cの各孔12a、12b、12c
と同軸的に連通する各ホース孔23a、23b、23cをもって
いる。そしてこの筒状部11と同数のホース部22をもつ。
このホース本体2はEPDM等のゴムから構成されている。
なおこのゴムの表面には布から成る被覆層24をもってい
る。
上記三方ホースは以下の製造方法により製作された。
まず上記硬質三方管1を準備し、この外周面に加硫接着
剤を塗布する。そして第3図に示すようにこの3つの筒
状部11a、11b、11cの各筒孔12a、12b、12cにマンドレル
5の一端を挿入して芯体を形成した。
次いで上記芯体のマンドレル部分の外周面に、第2図の
AおよびBの各方向からゴムシートを、所望のホース肉
圧が得られる厚さ(4〜5mm)に巻いた。次いで第3図
に示すように、硬質三方管1の1つの筒状部11bの外径
とほぼ同じ径の孔を形成したゴム状シート4を、この硬
質三方管1の外周面に巻きつける。このゴム状シート4
はこれを巻きつけた場合マンドレル5の外周面に巻かれ
たゴムシートの端部と重合するように、硬質三方管1よ
りもや大きな形状となっている。さらに硬質三方管1の
筒状部11bの露出部分(第3図のC部分)およびこの筒
状部11bに挿入されたマンドレル部分(D部分)を同じ
ゴムシートで巻きつけた。ついでその上に布をラッピン
グする。
次いで布がラッピングされて所定形状が保持された成形
体の未加硫ゴムおよび加硫接着剤を140〜150℃、1時間
下で加硫して、硬質三方管1と一体的に加硫形成された
ホース本体2を形成した。
次いで硬質三方管1およびホース本体2よりマンドレル
5を引抜き多枝ホースを製作した。
本実施例の三方ホースは、その加硫接着剤を用いて内部
にT字状金属三方管を有し、かつ加硫接着剤を用いてこ
の金属三方管とホース本体とを一体的に加硫接着してい
るので、その機械的強度が充分確保されるとともに、シ
ール性もきわめてよい。又上記製造方法においては上記
有用な効果を有する三方ホースを製造できるとともに、
これを製造する場合の作業性がきわめてよい。
なお、本発明においては、上記具体的実施例に示すもの
に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々
変更した実施例とすることができる。
即ち本多枝ホースおよびその製造方法において用いられ
る硬質多方管は、少なくとも3個の筒状部を有すれば足
り、上記実施例のように三方管でなくても四方以上の管
とすることができる。又、その形状は、上記実施例のよ
うにT字形状でなくても、その他の三方形状とすること
ができ、四方管とする場合も各筒状部が直交する四方管
としなくても種々の角度をもつ多方管形状とすることが
できる。又上記硬質多方管の材質としては金属に限られ
ずナイロン等の樹脂とすることもできる。又、上記ホー
ス本体の材料としてはアクリルゴム、ヒドリンゴム等と
することもできる。
また本発明の製造方法において、芯体の外周面に未加硫
ゴムを所定厚さに設ける方法は、上記実施例のように巻
きつける方法でなく、型形状とすることもできる。また
巻きつけ方法で実施するとしても、シートでなく、帯状
物又はひも状物を巻きつけることもできる。この場合は
より複雑な多枝形状の多枝ホースを容易に製造できる。
またホース本体は布から成る被覆層を有しなくてもよい
し、またラッピングした布を取り外したものとしてもよ
い。
また加硫条件は、加硫方法または使用する未加硫ゴムの
材質等に応じて種々な条件を選択して用いられる。
[発明の効果] 本発明の多枝ホースは、ホース本体と加硫接着される硬
質多方管をその内部に有するので、その分枝部の強度は
充分に確保される。又、硬質多方管とホース本体とは、
加硫接着剤を用いて加硫接着されて一体形成されるの
で、シール性もきわめてよい。
本発明の多枝ホースの製造方法は、硬質多方管の外周面
に加硫接着剤を塗布してこの硬質多方管とこの本体とを
一体的に加硫成形することを特徴とするので、上記強度
およびシール性がきわめて優れた多枝ホースを製造する
ことができるとともにその作業性も極めてよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例で製造されたT字状三方ホースの説明
断面図である。第2図は実施例で用いられたT字状硬質
三方管の斜視図である。第3図は実施例において多枝ホ
ースを製造する方法の説明図である。第4図は従来の三
方ホースの説明図である。第5図は従来の他の態様を示
す三方ホースの説明図である。 1……硬質多方管(硬質三方管) 11……筒状部、12……筒孔 2……ホース本体、21……中央部 22……ホース部、23……ホース孔 3……加硫接着剤層、4……ゴム状シート 5……マンドレル、6……ホース 7……クリップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも3個の筒状部の各一端が結合さ
    れ各筒孔が各上記一端で連通した形状をもつ金属又は樹
    脂で一体的に製造された硬質多方管と、 該硬質多方管の少なくとも外周面を一体的に加硫接着し
    て覆う中央部と該中央部と同時に一体的に形成され上記
    硬質多方管を形成する各上記筒状部の各筒孔と同軸的に
    連通するホース孔をもち上記筒状部と同数のホース部と
    からなるホース本体と、 で構成されていることを特徴とする多枝ホース。
  2. 【請求項2】少なくとも3個の筒状部の各一端が結合さ
    れ各筒孔が上記一端で連通した形状をもつ金属又は樹脂
    で一体的に製造された硬質多方管の外周面に、加硫接着
    剤を塗布するとともに、各上記筒状部の筒孔にマンドレ
    ルの一端を挿入して、芯体を形成する芯体形成工程と、 上記芯体の外周面に未加硫ゴムを所定厚さに設けて、成
    形体を形成する成形工程と、 上記成形体の未加硫ゴムおよび加硫接着剤を加硫し、上
    記硬質多方管と一体的に加硫成形されたホース本体を形
    成する加硫工程と、 上記硬質多方管および上記ホース本体より上記マンドレ
    ルを引抜き、多枝ホースを得る引抜工程と、からなるこ
    とを特徴とする多枝ホースの製造方法。
JP25019287A 1987-10-02 1987-10-02 多枝ホースおよびその製造方法 Expired - Fee Related JPH0714627B2 (ja)

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