JPH07146045A - 真空冷却装置 - Google Patents

真空冷却装置

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Publication number
JPH07146045A
JPH07146045A JP31908593A JP31908593A JPH07146045A JP H07146045 A JPH07146045 A JP H07146045A JP 31908593 A JP31908593 A JP 31908593A JP 31908593 A JP31908593 A JP 31908593A JP H07146045 A JPH07146045 A JP H07146045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
cooling
heat exchanger
cooled
heat exchangers
Prior art date
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Pending
Application number
JP31908593A
Other languages
English (en)
Inventor
Yozo Miura
洋三 三浦
Eiji Abe
英二 阿部
Masaaki Ochi
正明 越智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP31908593A priority Critical patent/JPH07146045A/ja
Publication of JPH07146045A publication Critical patent/JPH07146045A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力損失を少なくして冷却効率を高め、装置
を簡略化できる真空冷却装置を提供する。 【構成】 被冷却物を収容する缶体1を設け、この缶体
1内の一側壁部に平板状の熱交換器2を一個または複数
個設け、この熱交換器2に冷却水を供給する冷水タンク
3を設け、この冷水タンク3と前記熱交換器2との間に
循環ポンプ5を備えた冷却水循環路4を設けるととも
に、前記熱交換器2の下部に凝縮水受けを兼ねた吸気ガ
イド6を設け、この吸気ガイド6と、缶体1内の気体を
吸引する水封式真空ポンプ7を吸引路8を介して接続
し、この吸引路8の途中に逆止弁9を挿入した構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加熱調理された食品
を真空冷却する真空冷却装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、加熱調理された食品を短
時間で冷却する装置として図6に示すような真空冷却装
置が知られている。この真空冷却装置は、被冷却物を収
容する缶体21と、この缶体21に吸引路22を介して
水封式真空ポンプ23を接続し、前記吸引路22の途中
にコールドトラップ24を挿入し、このコールドトラッ
プ24に冷却水を供給する図示省略の冷水ユニットを備
えた冷水タンク25を設け、この冷水タンク25とコー
ルドトラップ24との間に冷却水循環路26を設け、途
中に循環ポンプ27を挿入している。又、前記水封式真
空ポンプ23へ封水を供給する封水供給路28を、前記
冷却水循環路26の途中より分岐して接続し、使用済の
封水は排水ライン29を介して排水している。そして、
前記被冷却物(例えば給食用弁当類)を缶体21内に収
容し、真空ポンプ23を駆動して缶体21内を減圧する
ことにより、被冷却物に含まれている水分を飽和温度で
蒸発させ、被冷却物より潜熱を奪って冷却させるもので
ある。前記コールドトラップ24は、缶体21と真空ポ
ンプ23との間に設けてあって、前記吸引路22内の負
圧蒸気を凝縮させることにより真空冷却の効率を上げる
ものである。前記冷水ユニットを備えた冷水タンク25
は、冷水を冷却水循環路26を介してコールドトラップ
24内へ供給し、前記負圧蒸気の凝縮をより促進させる
ものである。
【0003】ところで、上記構成の真空冷却装置では、
缶体21とコールドトラップ24との間の吸引路22が
長く複雑となり装置全体も大きなものとなる。また、コ
ールドトラップ24は、シエルアンドチューブ式のもの
が一般的であるが、伝熱面積と流路面積は比例的関係に
あり、大きな凝縮効率を得るためには、伝熱面積ばかり
でなく冷媒流量の大きなものが必要となり、装置は大型
化する。さらに、低真空領域となると吸引路22での圧
力損失が大きくなり蒸気の流れが悪く、被冷却物の冷却
速度が遅くなるなどの問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述の問
題点に鑑み、缶体内に熱交換器を設け、圧力損失を少な
くして冷却効率を高め、さらに、装置を簡略化できる真
空冷却装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、被冷
却物を収容する缶体を設け、この缶体内の一側壁部に平
板状の熱交換器を一個または複数個設け、この熱交換器
に冷却水を供給する冷水タンクを設け、この冷水タンク
と前記熱交換器との間に循環ポンプを備えた冷却水循環
路を設けるとともに、前記熱交換器の下部に凝縮水受け
を兼ねた吸気ガイドを設け、この吸気ガイドと、缶体内
の気体を吸引する水封式真空ポンプを吸引路を介して接
続し、この吸引路の途中に逆止弁を挿入したことを特徴
としている。
【0006】
【作用】この発明によれば、缶体内に熱交換器を設けた
ので、缶体内温度を低下させるとともに蒸発蒸気と熱交
換し、吸気ガイドの作用により負圧蒸気は熱交換器の表
面を流れて凝縮し、凝縮水は吸引気体とともに吸気ガイ
ド、吸引路を介して水封式真空ポンプ内に流入し排水さ
れる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、この発明を実施した真空冷却装
置の構成を示す概略説明図であって、1は、被冷却物を
収容する缶体、2は、平板状の熱交換器であって、2個
を並列に設けている。3は、冷水タンク、4は、前記熱
交換器2と冷水タンク4とを接続する冷却水循環路であ
って、途中に循環ポンプ5を挿入している。6は、吸気
ガイド、7は、水封式真空ポンプ、8は、吸気ガイド6
と水封式真空ポンプ7を接続する吸引路であり、途中に
逆止弁9を挿入している。図中10は、冷却水循環路4
より分岐した封水供給路、11は、排気排水ラインであ
る。また、図中12は、缶体1へ空気を導入する吸気路
であって、先端部にフィルタ13を設け途中に電磁弁1
4を挿入している。図中15は温度センサで被冷却物の
温度を測定する。
【0008】前記熱交換器2は、図2および図3に示す
ように、2枚の金属板2a,2b(例えばステンレス
板)に、冷却水が流通可能なU字状の流路2cとして所
定形状の凹部を左右対称に形成し、この2枚の金属板2
a,2bを一体に溶着し、前記流路2cの入口、出口に
エルボ等で形成した出入口部材2dを挿着し、前記冷却
水循環路4および並列に併設した他の熱交換器の出入口
部材に接続した構成としている。この実施例では、この
熱交換器2を2個並列に接続した状態で缶体1内の一側
壁部に配設している。尚、上記実施例では、2枚の金属
板を左右対称に成形し一体としたが、これを図4に示す
ように、1枚は平板とし他の1枚のみにU字状の流路を
成形して一体とすることもできる。
【0009】前記吸気ガイド6は、前記熱交換器2の下
部に凝縮水受けも兼ねた長方形の箱状に形成してあっ
て、各側壁の上部を外方に折曲して気体の流入を容易に
している。そして、底部には前記凝縮水の集水と気体の
吸引を容易にするため漏斗状の排出口6aを形成し、こ
の排出口6aと前記水封式真空ポンプ7の吸気口7aを
吸引路8で接続し、途中に逆止弁9を挿入している。水
封式真空ポンプ7へ供給する封水は、前記冷水タンク3
より冷却水循環路4を介して分岐した封水供給路10よ
り供給し、使用後の封水は吸引気体とともに排気排出ラ
イン11より系外に排出する。尚、前記冷水タンク3に
は図示省略の冷水ユニットが接続してあって、冷水タン
ク3内の水を冷水ユニット内を循環させて所定温度の冷
水として供給している。
【0010】つぎに、この発明の真空冷却装置の作用を
説明する。まず、缶体1内に被冷却物を収容し、扉を閉
じ密閉した後、制御器(図示省略)の信号により、水封
式真空ポンプ7、図示省略の冷水ユニットおよび循環ポ
ンプ5を駆動する。このとき吸気路12の電磁弁14は
閉じている。前記水封式真空ポンプ7の駆動により缶体
1内の圧力は除々に低下し、缶体1内の圧力が被冷却物
に含まれる水分の飽和圧力以下になると被冷却物から水
分が蒸発し、この蒸発に伴う蒸気潜熱によって被冷却物
は温度を下げる。吸引される負圧蒸気は吸気ガイド6の
作用により熱交換器2の表面を流れて凝縮し、凝縮水は
吸引気体とともに吸気ガイド6、吸引路8を介して水封
式真空ポンプ7内に流入し、排気排水ライン11より系
外に排出される。図5は、この発明の真空冷却装置と従
来の真空冷却装置の冷却効率を比較した線図であって、
図示のように、被冷却物の冷却効率を大巾に向上させる
ことができる。
【0011】そして、被冷却物が所定温度まで冷却され
ると、制御器は、真空ポンプ7、循環ポンプ5の運転を
停止し、給気路12の電磁弁14を開きフィルタ13を
介して清浄な空気を缶体1内に導入し、缶体1内が復圧
されると扉を開き被冷却物を取り出して冷却を完了す
る。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、缶体内に熱交換器を設け、この熱交換器の下部に凝
縮水受けを兼ねた気体吸引ガイドを設けて、吸引気体と
凝縮水を水封式真空ポンプで吸引するようにしたので、
従来の、缶体外にコールドトラップを設けた真空冷却装
置に比し、大幅に被冷却物の冷却効率を向上させること
ができる。また、従来のコールドトラップ装備のための
占有空間を小さくし、装置の簡略化と吸引路での圧力損
失を無くすので、イニシャルコスト、ランニングコスト
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した真空冷却装置の概略説明図
である。
【図2】図1の熱交換器を正面から見た説明図である。
【図3】図2の熱交換器のA−A’線断面説明図であ
る。
【図4】図3の断面説明図にかわる他の実施例の断面説
明図である。
【図5】この発明の真空冷却装置と従来の真空冷却装置
の被冷却物の冷却効率を比較した線図である。
【図6】従来の真空冷却装置の概略説明図である。
【符号の説明】
1 缶体 2 熱交換器 3 冷水タンク 4 冷却水循環路 5 循環ポンプ 6 吸気ガイド 7 水封式真空ポンプ 8 吸引路 9 逆止弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被冷却物を収容する缶体1を設け、この
    缶体1内の一側壁部に平板状の熱交換器2を一個または
    複数個設け、この熱交換器2に冷却水を供給する冷水タ
    ンク3を設け、この冷水タンク3と前記熱交換器2との
    間に循環ポンプ5を備えた冷却水循環路4を設けるとと
    もに、前記熱交換器2の下部に凝縮水受けを兼ねた吸気
    ガイド6を設け、この吸気ガイド6と、缶体1内の気体
    を吸引する水封式真空ポンプ7を吸引路8を介して接続
    し、この吸引路8の途中に逆止弁9を挿入したことを特
    徴とする真空冷却装置。
JP31908593A 1993-11-24 1993-11-24 真空冷却装置 Pending JPH07146045A (ja)

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JP31908593A JPH07146045A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 真空冷却装置

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JP31908593A JPH07146045A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 真空冷却装置

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JPH07146045A true JPH07146045A (ja) 1995-06-06

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JP31908593A Pending JPH07146045A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 真空冷却装置

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JP (1) JPH07146045A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008096029A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Miura Co Ltd 複合冷却装置および複合冷却方法
JP2008157488A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Miura Co Ltd 冷却装置
JP2009008372A (ja) * 2007-05-29 2009-01-15 Miura Co Ltd 冷却装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008096029A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Miura Co Ltd 複合冷却装置および複合冷却方法
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