JPH0714577U - ジョイントコネクタ - Google Patents

ジョイントコネクタ

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JPH0714577U
JPH0714577U JP4776593U JP4776593U JPH0714577U JP H0714577 U JPH0714577 U JP H0714577U JP 4776593 U JP4776593 U JP 4776593U JP 4776593 U JP4776593 U JP 4776593U JP H0714577 U JPH0714577 U JP H0714577U
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opening
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JP4776593U
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正光 千島
豊 野呂
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロック片が永久変形することなく、端子金具
の脱抜できるジョイントコネクタとする。 【構成】 端子金具20を端子収容室2から取り出す際
には、治具25の先端を、コネクタハウジング1の挿入
溝13に差し込む。この際傾斜面12に沿って挿入する
と、治具25の先端は、ロック片5の引掛部7を係止す
る位置にガイドされる。そして、ロック片5の引掛部7
に係止した状態から傾斜面12の上端縁12Aを支点と
して治具25の角度を変え、「てこ作用」によってロッ
ク片5をロック解除方向へ弾性変形させる。この際、ロ
ック片5を永久変形するような大きな変形力を加えても
ストッパ10により阻止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車用電装品やOA機器用電装品等の接続に用いられるジョイ ントコネクタに関し、特に、端子金具の抜止めのために弾性変形可能なロック用 係止部を備えたジョイントコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のジョイントコネクタとしては実開平3−88278号公報に開示され ているものがある。これは、図4に示すように、コネクタハウジングaに端子金 具fを収容する端子収容室bを形成するとともに、端子収容室bの側壁cに弾性 変形可能なロック片dを形成し、端子収容室b内に収容した端子金具fの係合孔 gにロック片dの突起eを嵌入係止させることにより、端子金具fの端子収容室 b外への脱抜を阻止するものである。
【0003】 かかるジョイントコネクタにおいては、一旦端子金具fを端子収容室bに収容 した後で他の端子収容室bに収容し直す場合がある。このような場合には、ロッ ク状態にあるロック片dを外方即ちロック解除方向へ弾性変形させることによっ てその突起eを端子金具fの係合孔gから外し、その状態で端子金具fを端子収 容室bから抜き取るという作業が行われる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このときにロック片dをロック解除方向へ弾性変形させる作業は、例えばマイ ナスドライバ等の細長い治具hをロック片dの先端とコネクタハウジングaの切 欠部内壁iとの狭い間隙に差し込んで治具hの先端をロック片dの先端に引っ掛 け、かかる状態から治具hをこじて傾ける動作により、ロック片を撓ませる「て こ作用」を利用して行われる。
【0005】 しかし、治具hによるてこ作用は、切欠部内壁iを支点とし、ロック片dの先 端を作用点として行うため、かかる近接した支点と作用点との間でてこ作用を行 われると、治具を僅かに傾け過ぎても、ロック片を大きく撓せて永久変形させる という事態を招くことになり、その力の加減が難しかった。ロック状態には復元 しなくなり、その後に収容した端子金具fを脱抜不能にロックさせることができ なくなるという事態を招くこととなる。
【0006】 また、従来のジョイントコネクタでは、ロック片dの先端とコネクタハウジン グaの切欠部内壁iとの狭い間隙に差し込む必要があり、その作業性が悪いとい う課題がある。
【0007】 そこで、この請求項1の考案では、ロック片が永久変形することなく、端子金 具の脱抜できるジョイントコネクタとすることである。
【0008】 また、請求項2の考案では、請求項1に加えて、端子金具の脱抜作業を容易に できるジョイントコネクタとすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため、この請求項1にかかる考案では、コネクタハウジングに形成した端 子収容室の側壁に開口部を形成し、この開口部の一側から延出され、その先端内 側に該端子収容室内に収容された端子金具に係合して該端子金具の脱抜を阻止す るロック部を設けた弾性変形可能なロック片を設けたジョイントコネクタにおい て、開口部にはロック片が前記端子金具との係合を外れる弾性変形を許容し、そ れ以上の永久変形を規制するストッパを設けている。
【0010】 また、請求項2にかかる考案では、コネクタハウジングに形成した端子収容室 の側壁に開口部を形成し、この開口部の一側から延出され、その先端内側に該端 子収容室内に収容された端子金具に係合して該端子金具の脱抜を阻止するロック 部を設けた弾性変形可能なロック片を設けたジョイントコネクタにおいて、開口 部には前記ロック片が端子金具との係合を外れる弾性変形を許容し、それ以上の 永久変形を規制するストッパを設けるとともに、ロック片の先端に対向する対向 面をロック片の引掛部に向けた傾斜面としている。
【0011】
【作用】
請求項1にかかる考案においては、端子金具を端子収容室から取り出す際には 、治具を開口部からロック片に係合するまで挿入し、治具を傾けるとロック片は ロック解除方向に撓んで端子金具との係合が解除される、かかる状態で端子金具 を端子収容室から抜き出す。このときに、作業者が力加減を誤って治具に大きな 力を加えたとしても、ロック片はストッパに当接して永久変形を生じる程撓むこ とがない。 また、請求項2の考案においては、請求項1に加えて、ロック片の先端に対向 する対向面をロック片の引掛部に向けた傾斜面としているので、この傾斜面に沿 って治具を差し込むだけで、治具の先端をロック片に係合させることができる。
【0012】 また、請求項2にかかる考案においては、治具をロック片の先端まで挿入する 際に、ロック片の先端に対向する対向面を傾斜面とし、この傾斜面に沿って挿入 すれば、治具の先端をロック片の先端下部に当てることができ、このまま治具を 傾ければよいので、端子金具を脱抜する際の作業が容易になる。
【0013】
【考案の効果】
請求項1の考案では、ロック片がロック解除方向へ過度に変形するのを規制す るストッパを設けたから、ロック片がロック解除方向へ変形したままとなってロ ック状態に復元しなくなるのを防止することができるという効果を奏する。
【0014】 また、請求項2の考案では、請求項1の考案に加えて、ロック片の先端に対向 する対向面をロック片の引掛部に向けた傾斜面としているので、治具の挿入が容 易となり、ロック解除作業を容易にできるという効果を奏する。
【0015】
【実施例】 以下、この考案を具体化した一実施例を図1〜図3を参照して説明する。
【0016】 コネクタハウジング1は非導電性の合成樹脂材料からなっている。このコネク タハウジング1には、その後面に開口する10室の端子収容室2が上下2段に分 かれて各段に5室ずつ並べて形成されている。上段側の端子収容室2と下段側の 端子収容室2との間には金属製のショート端子板3が上下両室2,2を仕切るよ うに装着されている。
【0017】 上段側の各端子収容室2の上面壁4Aには図2に示すように、それぞれ開口部 4が設けられている。この開口部4の後縁の内側からは前方に延びるロック片5 が設けられて、その先端が上下方向への弾性変形が可能とされている。このロッ ク片5の前端部下面には後述する端子金具20に係合するように、その下面より も下方即ち端子収容室2側へ突出する突起6が形成されており、また、この突起 6よりも僅かに前方へ突出して引掛部7が設けられている。また、ロック片5の 上面側は上面壁4Aの外面より窪んだ状態に設けられており、この開口部の略中 央に上面壁4Aと面一となるストッパ10が設けられている。このため、ロック 片5は自由状態にあるときにはストッパ10から離間している。
【0018】 また、ロック片5の先端に対向する開口部4の対向面は、ロック片5の引掛部 7に向けた傾斜面12となっており、この傾斜面12の後端縁とロック片5の前 端との間は前後方向の幅が広い挿入溝13となっている。
【0019】 端子収容室2内には、リード線21の先端に結合した端子金具20が挿入保持 されるようになっている。この端子金具20は、上下いずれかの面にショート端 子板3に弾接する弾接部22を形成すると共に、弾接部22とは反対側の面にロ ック片5の突起6が嵌合される係合孔23を形成したものである。
【0020】 一方、下段側の端子収容室2の下面壁4Bも上面壁4Aと同様に下面壁4Bに 開口部4が設けられ、ロック片5が前方へ突出するように形成されるとともに、 ストッパ10が形成されて、ロック片5は自由状態にあるときにはストッパ10 から離間して、上段側の構成と対称に設けられており、上下2段の各端子収容孔 2内に端子金具5を挿入可能とされている。
【0021】 次に、この実施例の作用を説明する。 端子収容室2に端子金具20を装着する際には、図2に示されるように、端子 金具20を端子収容室2内に押し込むと、端子金具20の先端が、自由状態にあ るロック片5の突起6に係止してこれを外側へ押すことによりロック片5を外側 即ちロック解除方向へ弾性変形させる。そして、そのまま端子金具20を押し込 み続け、端子金具20が最終挿入位置に到達すると同時にその係合孔23がロッ ク片5の突起6と整合したところで、ロック片5がその弾力により自由状態に復 元して突起6が係合孔23内に嵌入し、もって、端子金具20が端子収容室3外 への脱抜不能にロックされる。
【0022】 端子収容室2に端子金具20を一旦装着した後でこれを別の端子収容室2に装 着し直す際には、図3に示されるように、マイナスドライバ等の細長い治具25 の先端を、コネクタハウジング1の挿入溝13に差し込む。この際傾斜面12に 沿って挿入すると、治具25の先端は、ロック片5の引掛部7を係止する位置に ガイドされる。そして、ロック片5の引掛部7に係止した状態から傾斜面12の 上端縁12Aを支点として治具25の角度を変え、「てこ作用」によってロック 片5をロック解除方向へ弾性変形させる。
【0023】 ロック片5を弾性変形させるときの治具25の「てこ作用」における支点12 Aの位置と作用点であるロック片5の引掛部7との距離がこの実施例では長く確 保されているため、作業者はロック片5に作用する力を調節しやすく、ロック片 5に作用する力を適正なものとすることができる。これにより、ロック片5の突 起6が端子金具20の係合孔23から外れて端子金具20のロックが解除される から、この状態を保ったままで端子金具20を端子収容室2から抜き取るように する。このようにして取り外した端子金具20は、前述と同じ手順によって別の 端子収容室2に装着すればよい。
【0024】 上述のロック片5をロック解除方向へ弾性変形させる作業においては、たとえ 作業者が力加減を誤ったためにロック片5に過大な力が作用したとしても、ロッ ク片5の変形はストッパ10に当接して、それ以上撓むことができないため、従 来例のようにロック片にその弾性限度を超えるような過大な応力が生じ、その結 果、ロック片がロック解除方向へ変形したままとなってロック状態に復元しなく なるという事態が生じることはない。
【0025】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、例えば次のように変形 して実施することも可能である。 (イ)この実施例においては、ストッパ10と傾斜面12の両方がロック片5の 過大な変形を防止するための変形規制手段となっているが、ストッパ10のみに よってロック片5の過大変形を防止する構成としてもよい。 (ロ)この実施例においては、端子収容室2の数が10室である場合について説 明したが、本考案においては、端子収容室の数が10室に限定されるべきもので はないということは言うまでもない。
【0026】 その他、この考案は上記し且つ図面に示す実施例に限定されるものではなく、 要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分離斜視図である。
【図2】端子金具を収容した状態の断面図である。
【図3】ロック片をロック解除方向に変形させた状態の
断面図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…コネクタハウジング 2…端子収容室 4…開口部 5…ロック片 10…ストッパ 12…傾斜面 20…端子金具

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングに形成した端子収容
    室の側壁に開口部を形成し、この開口部の一側から延出
    され、その先端内側に該端子収容室内に収容された端子
    金具に係合して該端子金具の脱抜を阻止するロック部を
    設けた弾性変形可能なロック片を設けたジョイントコネ
    クタにおいて、 前記開口部には前記ロック片が前記端子金具との係合を
    外れる弾性変形を許容し、それ以上の永久変形を規制す
    るストッパを設けたことを特徴とするジョイントコネク
    タ。
  2. 【請求項2】 コネクタハウジングに形成した端子収容
    室の側壁に開口部を形成し、この開口部の一側から延出
    され、その先端内側に該端子収容室内に収容された端子
    金具に係合して該端子金具の脱抜を阻止するロック部を
    設けた弾性変形可能なロック片を設けたジョイントコネ
    クタにおいて、 前記開口部には前記ロック片が前記端子金具との係合を
    外れる弾性変形を許容し、それ以上の永久変形を規制す
    るストッパを設けるとともに、前記ロック片の先端に対
    向する対向面を該ロック片の引掛部に向けた傾斜面とし
    たことを特徴とするジョイントコネクタ。
JP1993047765U 1993-08-09 1993-08-09 ジョイントコネクタ Expired - Lifetime JP2574800Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109586139A (zh) * 2019-01-15 2019-04-05 中车洛阳机车有限公司 一种490连接器插针弹片角度专用锥子
KR20200050233A (ko) * 2018-11-01 2020-05-11 한국단자공업 주식회사 커넥터
JP2021018907A (ja) * 2019-07-19 2021-02-15 矢崎総業株式会社 コネクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3130163U (ja) * 2006-12-27 2007-03-15 株式会社野舘産業 巻き包み用具

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