JPH071455U - マグネットロール - Google Patents

マグネットロール

Info

Publication number
JPH071455U
JPH071455U JP3519493U JP3519493U JPH071455U JP H071455 U JPH071455 U JP H071455U JP 3519493 U JP3519493 U JP 3519493U JP 3519493 U JP3519493 U JP 3519493U JP H071455 U JPH071455 U JP H071455U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
magnet
magnet roll
shaft
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3519493U
Other languages
English (en)
Inventor
弘 村尾
弘之 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
P M GIKEN Inc
Original Assignee
P M GIKEN Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by P M GIKEN Inc filed Critical P M GIKEN Inc
Priority to JP3519493U priority Critical patent/JPH071455U/ja
Publication of JPH071455U publication Critical patent/JPH071455U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストが安く、かつ、中央部に亀裂を生じた
りすることのない安定した形状のマグネットロールを提
供すること。 【構成】 半円筒状の樹脂磁石11を2つの上下に重ね
合わせて、その両端部に軸部12を接着剤14で接着し
て、マグネットロール10を形成するものである。そし
て、この樹脂磁石11に対して、軸部12は樹脂もしく
は金属で構成し、その内側中心部に軸13を一体に形成
したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電子写真複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像再生装置に使 用される樹脂磁石ロール(マグネットロール)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば乾式の電子写真複写機においては、例えば、セレン等からなる電 子感光体上に形成された潜像上を、トナーを吸着した磁石ロールからなる回転体 により走査して顕像化したのち、紙に転写することが行われている。その際、均 一な濃度で良質の画像を得るためには、必要となる量のトナーが磁石ロールから なる回転体の全面の全長に渉って均一に付着することが必要であり、そのために は全長に渉って均一かつ高い磁力をもった磁石ロールが要求されている。
【0003】 図4は、従来より用いられる長さ約300mmのマグネットロールの断面形状 を示す断面図(a)、及び斜視図(b)である。図4において、マグネットロー ル1は、直径約10mmの軸部(回転シャフト)1aと、この軸部(回転シャフ ト)1aの外周部に直径約30mmのロータ部1bを形成して異方性磁石である マグネットロールを構成する。このマグネットロール1はそれぞれナイロン、エ ボキシ、ゴム等からなる樹脂中にフェライト粉末等の磁性体粉末を均一かつ所要 の密度で混入したものである。
【0004】 そして、前記樹脂中にフェライト粉末等の磁性体粉末を均一かつ所要の密度で 混入して加熱したものを、50〜100°Cに加熱された不図示の金型ベースに 注入して製造される。また、前記マグネットロール1を形成するために、樹脂の 注入の際、その周辺に複数の永久磁石を配置するかもしくは複数個配置されたコ イルに電流を流して電磁石によって磁場を印加して異方性の磁石を形成する。
【0005】 以上述べたように、従来のマグネットロール1は、 軸部1aとロータ部1bとが一体成型されている。 軸1aを金属等で作製し、その上に樹脂磁石を射出成型したもの。 かのいずれかであった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来のマグネットロールにおいて、上記の場合は、軸部及びロ ータ部前部を樹脂で作るために、樹脂磁石材料を大量に必要とし、コストが高く なるという欠点がある。
【0007】 また、上記の場合は、軸部である金属等に樹脂磁石を射出成型した場合に、 樹脂磁石の両端部が中央部より早く冷却硬化され、その後、中央部が徐々に硬化 していくので、樹脂は冷却硬化する時に収縮するために、樹脂中央部の両端に引 っ張られて、中央部で亀裂を生じるという欠点がある。
【0008】 本考案はかかる従来の欠点を解決するためになされたもので、コストが安く、 かつ、中央部に亀裂を生じたりすることのない安定した形状のマグネットロール を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案のマグネットロールは、少なくとも2つ に分割された細長い小片を円周上に組み合わせて円筒状に形成した樹脂磁石から なるロータ部の内側中心部に、金属もしくは樹脂で形成した軸部を固着したもの である。
【0010】
【作用】
本考案によれば、軸部とロータ部が一体ではないのでコストは安く、また亀裂 の発生を防ぐことができる。
【0011】
【実施例】 図1は、この考案の第1の実施例を示す長さ略300mmのマグネットロール 10の構造の詳細を示す斜視図で、同図(a)に示すように、半円筒状の樹脂磁 石11を2つの上下に重ね合わせて、その両端部に軸部12を接着剤14で接着 して、同図(b)に示すようなマグネットロール10を形成し、同図(c)に示 すように、樹脂磁石を形成するものである。そして、この樹脂磁石11に対して 、軸部12は樹脂もしくは金属で構成し、その内側中心部に軸13を一体に形成 したものである。そして、この軸部12は、マグネットロール10の両端から中 心に向かって略20mm位の所まで形成し、マグネットロール10の長さ方向の 中心部は空洞にしてもよいし、全長に渉ってって貫通するようにしてもよい。た だ、貫通する構成にすれば、マグネットロール10の強度は増すが、それだけコ ストが高くなる。また逆に、中心の軸部を空洞にすれば強度は落ちるがコストは 安くなる。
【0012】 また、図1に示した第1の実施例では、軸部12と軸13を一体成型にしたが 、この部分を別体にすることも可能である。以下にその実施例について図2を用 いて説明する。
【0013】 図2は、この考案の第2の実施例を示した断面図(a)、及び斜視図(b)で ある。図2から明らかなように、半円筒形の樹脂磁石11を2つ上下に固着して 、マグネットロール10の側部を形成し、この樹脂磁石11の内側に中心部が空 洞の樹脂等からなる軸支持部15を、マグネットロール10の両端から略20m mの所まで嵌め込んで接着剤等で固着し、この軸支持部15の内側にさらに金属 もしくは樹脂からなる軸13を嵌め込んで固着する。
【0014】 図2においても、図1と同様に軸支持部15及び軸13は、樹脂磁石11の内 側を貫通してもよいし、樹脂磁石11の両端から略20mmの所まで形成して、 マグネットロール10の長さ方向の中心部を空洞にしてもよいことは、第1の実 施例で説明した通りである。
【0015】 また、図1に示した第1の実施例中で半円筒状の樹脂磁石11を2つ上下に接 着剤14を用いて軸部12と接着しているが、図3に示す如く、樹脂磁石11の 一方に切り込み(凹部)17を設け、他方に凸部16を設け、この凸部16を切 り込み(凹部)17に嵌め込んで双方を結合させてもよい。
【0016】 なお、上記各実施例においては、互いに半円筒状の樹脂磁石を2つ構成し、両 者を結合して円筒状のマグネットロールの側部である樹脂磁石を形成したが、こ の考案では、半円筒状のものに限らず、複数個に分割された細長い小片の樹脂磁 石を円周上に組み合わせて円筒状の樹脂磁石を形成してもよいことは勿論である 。
【0017】
【考案の効果】
以上説明した通り本考案のマグネットロールは、軸部とロータ部を別体に構成 したので、低コストで中心部に亀裂のない安定した形状のマグネットロールを形 成することができる。
【0018】 また、本考案によれば、軸を樹脂で作ることも可能であり、マグネットロール 全体の重量を軽くすることができ、コストを低下させることもできるという効果 がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施例を示すマグネットロー
ルの構造の詳細を示す斜視図、及び断面図である。
【図2】この考案の第2の実施例を示した断面図、及び
斜視図である。
【図3】この考案の他の実施例である樹脂磁石の固着手
段を説明した図である。
【図4】従来より用いられるマグネットロールの断面形
状を示す断面図、及び斜視図である。
【符号の説明】
10 マグネットロール 11 樹脂磁石 12 軸部 13 軸 14 接着剤 15 軸支持部 16 凸部 17 切り込み(凹部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つに分割された細長い小片
    を円周上に組み合わせて円筒状に形成した樹脂磁石から
    なるロータ部の内側中心部に、金属もしくは樹脂で形成
    した軸部を固着したことを特徴とするマグネットロー
    ル。
JP3519493U 1993-06-04 1993-06-04 マグネットロール Pending JPH071455U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3519493U JPH071455U (ja) 1993-06-04 1993-06-04 マグネットロール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3519493U JPH071455U (ja) 1993-06-04 1993-06-04 マグネットロール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH071455U true JPH071455U (ja) 1995-01-10

Family

ID=12435056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3519493U Pending JPH071455U (ja) 1993-06-04 1993-06-04 マグネットロール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH071455U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011152179A1 (ja) * 2010-06-02 2011-12-08 ピーエム技研株式会社 マグネットローラ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58100405A (ja) * 1981-12-10 1983-06-15 Tdk Corp 磁気ロ−ラ−
JPH0466987A (ja) * 1990-07-03 1992-03-03 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd マグネットローラー

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58100405A (ja) * 1981-12-10 1983-06-15 Tdk Corp 磁気ロ−ラ−
JPH0466987A (ja) * 1990-07-03 1992-03-03 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd マグネットローラー

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011152179A1 (ja) * 2010-06-02 2011-12-08 ピーエム技研株式会社 マグネットローラ
CN102893222A (zh) * 2010-06-02 2013-01-23 Pm技研株式会社 磁辊

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2945009B2 (ja) 円筒状磁石
JPH071455U (ja) マグネットロール
JP4430798B2 (ja) マグネットローラ、マグネットローラの製造方法、現像ローラ、及び現像装置
JP2001267164A (ja) 樹脂磁石成形物の製造方法及び樹脂磁石成形物の製造装置
JP2618620B2 (ja) 現像装置
JP3061361B2 (ja) マグネットロール
JP3555270B2 (ja) マグネットロールの製造方法
JP3265876B2 (ja) マグネットロール
JPH04371B2 (ja)
JPH08250326A (ja) マグネットロール
JPH1165283A (ja) マグネットローラ
JP2000164443A (ja) 樹脂磁石成形物の製造方法
JPH0215283Y2 (ja)
JPH06231941A (ja) マグネットロール及びその製造方法
JP2000153540A (ja) 樹脂磁石成形物の製造方法
JPH0221643B2 (ja)
JP2554469Y2 (ja) マグネットロール
JPS59113465A (ja) 磁性体ロ−ル
JPH08334983A (ja) マグネットローラ
JPH11307340A (ja) マグネットロール
JPS5971067A (ja) 永久磁石ロ−ル
JPH0736282A (ja) マグネットロール
JPH0729726A (ja) マグネットロールの製造方法
JPH05258942A (ja) マグネットロール
JP2001160507A (ja) マグネットローラ、その製造方法及び装置、並びにそれを用いた現像装置