JPH07145453A - 自動車排気マニホールド用フェライト系ステンレス鋼 - Google Patents
自動車排気マニホールド用フェライト系ステンレス鋼Info
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- JPH07145453A JPH07145453A JP29201793A JP29201793A JPH07145453A JP H07145453 A JPH07145453 A JP H07145453A JP 29201793 A JP29201793 A JP 29201793A JP 29201793 A JP29201793 A JP 29201793A JP H07145453 A JPH07145453 A JP H07145453A
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Abstract
熱疲労特性を有し、しかも外面側の耐高温塩害腐食性に
優れたフェライト系ステンレス鋼を提供する。 【構成】C:0.015%以下、 Si:0.80〜1.50%、 M
n:0.20〜0.60%、Cr:11.0 〜14.0%、 Ni:0.50%以
下、 Nb:0.30%超0.60%以下、N:0.015%以下、T
i:0〜0.20%、 S:0〜0.100 %、 Mo:0 〜1.5
0%、Al:0〜0.20%、 Ca、Y、La、Ceの1種以上
合計:0〜0.10%、ただし、C+N≦0.025 %、残部がFe
および不可避不純物から構成する。 【効果】 排気温度900 ℃近傍に対応できる自動車排気
マニホールド用材料が得られる。
Description
ド用フェライト系ステンレス鋼に関する。
パイプ、フロントパイプ等の排気系部品は、エンジンか
ら排出される高温の燃焼ガスと接触する部位にあり、こ
れを構成する材料には耐酸化性、高温強度、耐熱疲労性
等、多様な特性が要求される。
ては、鋳鉄が用いられるのが一般的であった。しかし、
近年の排ガス規制の強化、さらにはエンジン性能の向
上、車体軽量化による燃費向上の要請等に応えるため、
ステンレス鋼の溶接管が排気マニホールド用材料として
使用されるようになってきた。特に、最近では排ガス温
度も900 ℃を越えるようになり、900 ℃以上で優れた耐
酸化性、高温強度、熱疲労性を有する材料が必要となっ
てきた。
耐熱性および加工性を有しており、その代表的な鋼種と
しては、SUS304 (18Cr−8 Ni) 、SUS310S(25 Cr−20N
i) などがある。しかし、オ−ステナイト系ステンレス
鋼は熱膨張係数が大きく、排気マニホールドのような加
熱−冷却の繰り返しを受ける用途においては、熱歪みに
起因する熱疲労によって破壊が生じやすい。
オ−ステナイト系ステンレス鋼より熱膨張係数が小さい
ため、熱疲労特性にとって有利である。従って、耐熱疲
労性、および材料コストの面からは、フェライト系ステ
ンレス鋼が排気マニホールド用材料として適していると
いえる。そのため、従来にあっても、排気マニホールド
用材料として、SUH409L、SUS410Lが用いられてきた
が、排ガス温度の上昇と共に、高温強度および耐酸化性
に劣るという問題があった。
よびフロントパイプ等には、冬季における路上の融雪対
策として散布されている岩塩による外面側の高温塩害腐
食の問題がある。しかし、排気マニホールドないしフロ
ントパイプ等に使用されるフェライト系ステンレス鋼
は、高温塩害腐食対策が十分ではなかった。
0 ℃以上に対応できる鋼種として、特開昭64−8254号公
報においては、17%以上のCrを含み、NbおよびMoにより
高温高強度化した材料が開示されている。また、排気温
度1000℃に対応できる鋼種として、特開平4−280947号
公報においては、Nb量の範囲をさらにあげて高温高強度
化した耐熱疲労性にすぐれた排気マニホールド用材料が
開示されている。しかし、これらの鋼は、耐酸化性にお
いて必須とされているCrを17%以上含むため、高価とな
らざるを得ない。
鋼の例は特開昭60−145359号公報に開示されているが、
そこにみられる具体的考えはCrの一部をSiで置換する
が、炭素、窒素はTiで実質上すべて固定し、少量のNbを
残留させるというのである。実体的にはC、Nが比較的
多く、Nb量が少ないため以下に述べるように高温特性が
十分でないという欠点を有する。
ては、C:0.05 %以下、Si:1.00 〜2.00%、Mn:2.0%以
下、Cr:6.0〜25.0%、Mo:5.0%以下 (ただし、Cr+Mo≧
8%) 、N:0.05 %以下、Al:0.50 %以下、Ti、Zr、T
a、Nbの1種以上 (ただし、Ti、Zr、Ta、Nb量はすべて
のC、Nを炭化物、窒化物とするのに必要な化学量論
量) を含み、Nb:0.30 %以下でしかも0.10%以上 (好ま
しくは0.20%以上) の不結合 (固溶) Nbからなる、周期
的酸化抵抗とクリープ強さを有する高温用フェライト鋼
が開示されており、周期的酸化抵抗にはSiの添加が有効
であり、クリープ強度には、0.10%以上 (好ましくは0.
20%以上) の不結合 (固溶) Nbの存在とSiに富むLaves
相の形成が重要であると述べられている。しかしなが
ら、0.3 %以下のNb量では、高温強度への寄与が大きい
不結合 (固溶) NbとNb炭化物による強化が不十分で、高
温強度、熱疲労特性に劣るという問題がある。
排気温度900 ℃近傍に対応できる自動車排気マニホール
ド用材料として、900 ℃以上にて優れた耐酸化性、高温
強度、熱疲労特性を有し、しかも外面側の耐高温塩害腐
食性に優れたフェライト系ステンレス鋼を提供すること
である。
て優れた耐酸化性を有するには、16%を越えたCr量が必
要とされてきた。その場合、前述のように材料のコスト
が問題となる。そこで、本発明者らは、かかる目的を達
成すべく種々検討を重ね次のような知見を得て本発明を
完成した。
劣化した耐酸化性を、Siを積極的に添加することにより
900 ℃以上での耐酸化性を確保できるとともに、C+N
≦0.0025%とすることで加工性および靱性の確保を図る
とともに、0.3 %<Nbとすることでさらなる高温強度が
得られる。
5 %という適量のSiの添加は、高温強度をさらに向上さ
せ、耐熱疲労特性の向上に寄与できる。これは高温で析
出するLaves 相 (主にFe2Nb)において、Nbの一部をSiが
置換することにより、固溶Nbの低下を抑えて、高温強度
を保持する。しかしながら、1.50%を超えた過剰の添加
は、逆にLaves 相の析出を促進し、高温強度を低下させ
る。 (iii) 耐高温塩害腐食性の向上に対しては、鋼中Si量の
増加が非常に効果がある。
にて、C:0.015%以下、Si: 0.80〜1.50%、Mn:0.20 〜
0.60%、P:0.030%以下、Cr:11.0 〜14.0%、Ni:0.50
%以下、Nb:0.30 %を超え0.60%以下、N:0.015%以
下、ただし、C+N≦0.025 %、Ti:0〜0.20%、S:0〜
0.010 %、Mo:0〜1.50%、Al:0〜0.20%、Ca、Y、La、
Ceの1種以上、合計で:0〜0.10%ただし、S:0.003〜0.
010 %のときはTi:0.05 〜0.20%とする。
成る化学組成を有する、自動車排気マニホールド用フェ
ライト系ステンレス鋼である。
次の通りである。 (1) 重量%にて、C:0.0150 %以下、Si:0.80 〜1.50
%、Mn:0.20 〜0.60%、Cr:11.0 〜14.0%、P:0.03 %
以下、S:0.002%以下、Ni:0.50 %以下、Nb:0.30 %を
超え0.60%以下、N:0.015%以下、ただし、C+N≦0.
025 %、残部がFeおよび製造上の不可避不純物から成る
化学組成を有する、自動車排気マニホールド用フェライ
ト系ステンレス鋼。
8 〜1.50%、Mn:0.20 〜0.60%、P:0.03 %以下、S:
0.002%以下、Cr:11.0 〜14.0%、Ni:0.50 %以下、Nb:
0.30 %を超え0.6 %以下、Ti:0.05 〜0.20%、N:0.01
0%以下、ただし、C+N≦0.025 %、残部がFeおよび
製造上の不可避不純物から成る化学組成を有する、自動
車排気マニホールド用フェライト系ステンレス鋼。
8 〜1.50%、Mn:0.20 〜0.60%、P:0.03 %以下、S:
0.003〜0.010 %、Cr:11.0 〜14.0%、Ni:0.50 %以
下、Nb:0.30 %を超え0.6 %以下、Ti:0.05 〜0.20%、
N:0.015%以下、ただし、C+N≦0.025 %、残部がFe
および製造上の不可避不純物から成る化学組成を有す
る、自動車排気マニホールド用フェライト系ステンレス
鋼。
らに、Moを0.03〜1.50%の範囲で含有することを特徴と
する前記(1) 〜(3) のいずれかに記載された自動車排気
マニホールド用フェライト系ステンレス鋼。
らに、Alを0.02〜0.20%の範囲で含有することを特徴と
する前記(1) 〜(4) のいずれかに記載された自動車排気
マニホールド用フェライト系ステンレス鋼。
らに、Ca、Y、La、Ceの少なくとも1種、総計で0.003
〜0.10%を含有することを特徴とする前記(1) 〜(5) の
いずれかに記載された自動車排気マニホールド用フェラ
イト系ステンレス鋼。
定した理由を各合金元素の作用とともに詳述する。な
お、本明細書において「%」はとくにことわりがない限
り「重量%」を表すものとする。
を含有する鋼においては特に、C、Nの含有量が高くな
ると、靱性を低下させ、加工性に悪影響をおよぼす。し
たがって、C、Nはできるだけ低いことが望ましく、こ
のためC:0.015 %以下、N:0.015以下とし、かつC
+N≦0.025 %とする。好ましくはC+N≦0.020 %と
してもよい。好ましくはC:0.010%以下、N:0.010%以
下である。
耐熱疲労性、そして、耐高温塩害腐食性を改善するため
の重要な元素である。耐酸化性および耐高温塩害腐食性
は、Si量の増加と共に向上するが、0.8 %未満ではその
効果が十分でない。望ましくは、1.0 %以上であればそ
の効果が十分に得られる。また適量のSiの添加は高温強
度を向上させ、耐熱疲労特性の向上に寄与する。これは
高温で析出するLaves 相 (主にFe2Nb)においてNbの一部
をSiが置換することにより、固溶Nbの低下を抑えて高温
強度を保持するからである。しかし、過剰の添加は、逆
にLaves 相の析出を促進し、高温強度を低下させるばか
りでなく、靱性、加工性を劣化させるので、上限を1.5
%とした。好ましくは 1.0〜1.5 %である。
性を向上する元素として知られる。しかし、MnSを形成
し酸化の起点となったり、オ−ステナイト形成元素であ
ることから、耐酸化性にとって好ましくない。よって、
0.2 〜0.6 %とした。好ましくは0.2 〜0.5 %である。
な元素である。11%以下ではその効果が現れず、14%を
越えて添加すると、靱性、加工性、を劣化させるため、
上限を14%とした。好ましくは、Cr:12.0 〜14.0%であ
る。
害腐食性向上に有効である。しかし、オ−ステナイト形
成元素であり耐酸化性に悪影響を及ぼすこと、さらに高
価であることから特に0.50%以下とした。
須の元素である。Nbは炭窒化物としてC、Nを固定する
作用があるため、必要なNb量はC、N量と相関がある。
本発明では、Nb:0.30 %を超え、0.60%以下、 (C+
N) ≦0.025 %と規定することで、%Nb/(%C+%N)
≧10とし、十分な高温強度を得るのに必要な固溶Nb量を
確保する。Nb量は、高温強度の点から必要な固溶Nb量を
確保する目的で多いほど望ましいが、0.3 %以下では十
分な高温強度が得られず、一方、0.6 %を超えて添加す
ると靱性に悪影響を及ぼすため、0.3 %超0.6 %以下と
した。好ましくは 0.4〜0.6 %である。より好ましく
は、Nb%≧15 (%N+%C) である。
が、S量が多いとMnと同様、耐酸化性の点から好ましく
ない。また、溶接性にも悪影響を与える。よって、不純
物としてはS:0.002 %以下とした。ただ、脱Sを不十
分とすることでS:0.003 %以上とした場合、Tiを0.01
%以上添加することにより、高温で安定なTi炭硫化物
(Ti( C、S))を形成し、酸化の起点となるMnSの生成
を抑えて、耐酸化性への悪影響をなくすことができる。
一方、析出物の粒子系が大きくなって析出密度が低下す
るため、再結晶しやすくなる。これにより加工性が向上
する。したがって、Sは必要に応じて、Ti添加を前提に
合金元素として積極的に存在させてもよい。しかし、
S:0.010 %を越えると、MnSもしくはTiSが形成され
て、耐酸化性を損なうので、上限を0.010 %とした。
にC、Nの固定元素として有効であり、一部Nbを置換で
きる。また、NbとTiの複合添加は、再結晶温度を下げ加
工性の向上に寄与する。しかし、過剰の添加は、圧延時
の表面疵の原因となるため、Tiの上限は0.20%とした。
さらに、好適態様によれば、Nb/Tiの比を2.50〜5.0 と
すると熱疲労特性を一層向上することを知見した。よっ
て、Nb:0.30 %を超え0.60%以下であることから、Ti:
0.05 〜0.20%とした。好ましくはTi:0.10 〜0.20%で
ある。より好ましくは (%Nb+%Ti) ≧20 (%C+%
N) である。
様、高温強度を向上させる元素として知られる。また、
耐高温塩害腐食性も向上させる。効果を十分得るために
は0.03%以上添加するのが好ましい。しかし、過剰の添
加は、加工性を低下させる。さらにコスト高となるた
め、上限を1.50%とした。好ましくは、0.1 〜1.0 %で
ある。
として知られる。また、少量のAl添加により、靱性、耐
酸化性が向上することが知られている。特に、本発明に
かかる鋼のように1.0 %近いSiを含有する場合には、酸
化増量を変化させずに、酸化スケールの耐剥離性を向上
させることができる。これにより、排ガス中への酸化ス
ケールの混入が抑制される。さらに、少量のAl添加は、
高温強度改善効果も有する。しかし、過剰の添加は加工
性の低下を招くため、0.02〜0.20%とした。好ましく
は、0.02〜0.1 %である。
った希土類元素は、耐酸化性を向上させ、酸化スケール
の密着性を向上させることが知られている。本発明にお
いて必要に応じ添加することができる。また、脱S作用
を有する。その効果を充分発揮させるには0.003 %以上
の添加が好ましく、0.10%をこえて添加すると靱性を劣
化させるので上限を0.10%とした。好ましくは、0.01〜
0.1 %である。
てPが挙げられるが、靱性、加工性の点から、一般には
P:0.05 %以下であればよいが、P:0.03%以下が望ま
しい。
の製造方法は、通常のフェライト系ステンレス鋼の製造
方法と本質的に変わらない。電気炉または転炉で溶製
し、AOD 炉、VOD 炉等で精錬して連続鋳造または造塊−
分塊法でスラブとし、以下、熱間圧延、冷間圧延の工程
を経て板とすればよい。これを素材として溶接管を製造
するが、排気マニホールド用素材となるのは、この溶接
管である。熱処理としては 900〜1050℃で 0.5〜30分均
熱したのち空冷する処理が望ましい。次に、実施例によ
って本発明の作用についてさらに具体的に説明する。
る鋼を、溶解、鍛造後、1200℃にて熱間圧延を行った。
その熱延板を焼鈍後、冷間圧延を施し、980 ℃にて仕上
げ焼鈍を行って、厚さ2mmの冷延板とした。これより、
厚さ2mmの常温および高温引張試験片、厚さ2mm×幅20
mm×長さ25mmの酸化試験片および高温塩害腐食試験片を
切り出した。
図1にその形状、寸法を示すような熱疲労試験片を作製
した。図1において、1が試験材の管で、2か所に径8
mmの穴 (2、3) を明け、冷却用エアーの供給口2およ
び排出口3とした。4は管の内面からの保持具 (芯金)
、5は試験機のホルダーへの取付け部である。管1と
保持具4は固定用ピンと端部の溶接部7によって固定さ
れている。
験は、900 ℃×200 hr、大気中連続加熱条件で行った。
高温塩害腐食試験は図2に示す条件で行った。熱疲労試
験は、図1の試験片を使い、コンピュータ制御の電気的
油圧サーボ式高温熱疲労試験により、図3に示す温度サ
イクル、機械的歪み波形履歴をとる条件で、200 −900
℃、50%拘束にて試験した (拘束度η=0.501)。
5にまとめて示す。表3より、本発明鋼1〜25は、常温
伸び30%以上、900 ℃の引張り強度15N/mm2 以上、90
0 ℃における前述の大気中連続加熱試験での酸化増量が
1.5 mg/cm2 以下、高温塩害腐食試験後の板厚減少450
μm 以下、熱疲労試験での熱疲労寿命780 サイクル以上
と、耐高温塩害腐食性も考慮した排気マニホールド用材
料として優れた特性を有することがわかる。
〜0.20%のAlを含有すると、酸化増量は変化せずに酸化
スケールの耐剥離性が向上することが確認された。後述
する図6参照。
003 〜0.10%のCa、Y、La、Ceを添加すると耐酸化性が
向上することが確認された。比較鋼1は、Nbを含まずTi
を多量に含むSUH409L相当材であるが、900 ℃での引張
り強度、耐酸化性、熱疲労特性共に劣る。
報開示の鋼組成に相当するものであり、Nbが0.30%以下
であるために、900 ℃での引張強度、熱疲労特性共に劣
る。比較鋼3はSiが0.80%未満、比較鋼5はCrが11.0%
未満であるため、耐酸化性および耐高温塩害腐食性が十
分でない。
1.50%をそれぞれ越えているため、常温伸び30%未満と
加工性に劣るため、製管が容易に出来なかった。比較鋼
7は、Mnが0.60%、Sが0.002 %を越えており、耐酸化
性が十分でない。
り、高温強度向上に必要な固溶Nb量が不十分になり、90
0 ℃での引張強度、熱疲労特性に劣る。比較鋼9は、比
較鋼8にMoを添加した鋼であるが、高温強度、熱疲労特
性の改善はほとんど認められなかった。
変化させたときの大気中連続試験による酸化増量を表わ
したグラフである。Si:0.80 %以上で耐高温酸化性が大
きく改善されるのが分かる。図5は同じく高温塩害腐食
試験での板厚減少を示すグラフである。
変化させたときの大気中連続加熱試験での酸化増量、ス
ケール剥離量を示すグラフである。図7は、本発明鋼6
を基本組成としたときの熱疲労寿命に及ぼすNb/Tiの影
響を示すグラフである。
して、優れた耐酸化性、高温強度、熱疲労特性を有し、
しかも優れた外面側の耐高温塩害腐食性を有する、排気
マニホールドばかりでなくセンターパイプやフロントパ
イプへも適用可能であるフェライト系ステンレス鋼が得
られる。
明図である。
ある。
性に及ぼす鋼中Si量の影響を示すグラフである。
グラフである。
化スケールの耐剥離性に及ぼす鋼中Al量の影響を示すグ
ラフである。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 重量%にて、 C:0.015%以下、Si: 0.80〜1.50%、Mn:0.20 〜0.60
%、 P:0.030%以下、Cr:11.0 〜14.0%、Ni:0.50 %以下、 Nb:0.30 %を超え0.60%以下、N:0.015%以下、 ただし、C+N≦0.025 %、 Ti:0〜0.20%、S:0〜0.010 %、Mo:0〜1.50%、Al:0〜
0.20%、 Ca、Y、La、Ceの1種以上、合計で:0〜0.10%ただし、
S:0.003〜0.010 %のときはTi:0.05 〜0.20%とする。
残部がFeおよび製造上の不可避不純物から成る化学組成
を有する、自動車排気マニホールド用フェライト系ステ
ンレス鋼。
Priority Applications (1)
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JP5292017A JP2803538B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | 自動車排気マニホールド用フェライト系ステンレス鋼 |
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