JPH07145081A - 消毒剤及び/又は創傷治癒促進剤の外用製剤 - Google Patents

消毒剤及び/又は創傷治癒促進剤の外用製剤

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JPH07145081A JP6196903A JP19690394A JPH07145081A JP H07145081 A JPH07145081 A JP H07145081A JP 6196903 A JP6196903 A JP 6196903A JP 19690394 A JP19690394 A JP 19690394A JP H07145081 A JPH07145081 A JP H07145081A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 活性剤の放出が持続され局所作用が持続され
る十分に許容された容易に適用できる消毒剤及び/又は
創傷治癒促進剤を提供する。 【構成】 消毒剤及び/又は創傷治癒促進剤の外用医薬
製剤であって、該薬剤の少なくとも1種をリポソーム調
製物として含有することを特徴とする製剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消毒剤及び/又は創傷
治癒促進剤の外用製剤に関する。詳細には、本製剤はヒ
ト及び動物の創面、皮膚、粘膜及び粘膜様非角化上皮組
織に適用される。
【0002】
【従来の技術】感染症の局所治療用に多数の様々な抗生
物質及び消毒剤が既知である。抗生物質の決定的な欠点
は、感染菌が抗生物質に対して一次耐性を示し、二次耐
性を獲得することである。更に、抗生物質が患者に感作
をもたらすことがよくある。ポリビドンヨウ素又はPV
Pヨウ素、即ちポリ(1−ビニル−2−ピロリジン−2
−オン)−ヨウ素複合体としても知られるポビドンヨウ
素のような消毒剤を使用すると耐性を防止することがで
きる。消毒剤は抗生物質に比べてアレルゲンとなること
もめったにない。科学文献において、リポソームは薬剤
キャリヤとしてかなり開示されている。最近発表のもの
に下記文献が含まれている:Hoekstra, H. J., Van Baa
re, J., Dutrieux, R.P.: Evaluation of topical ther
apy and wound healing. 第5回欧州熱傷学会,ブライ
トン,英国,1993。Neuhann, T., Sommer, G.: Erfahru
ngen mit Jod-Povidon zur Behandlung derKeratokon-j
unctivitis epidemica. Z. prakt. Augenh. 1 (1980),
65 wm:pk:sf。Pleyer, U., Schmidt, K., Thiel, H. J.
(eds.): Liposomes in Ophthalmologyand Dermatolog
y. Hippokrates Verlag Stuttgart, 1993 。
【0003】Pruefer, K., Sternberg, B.: Liposomen
in der Medizin - Eine aktuelle Bestandsaufnahme.
Z. aerzt. Fortbildung 88 (1994), 257-256 。Rubas,
W., Schreier, H.: Liposonmen: Fortschritt in Herst
ellungs-Technologie und Therapie, Pharmazie in uns
erer Zeit, 6 (1991) 255-270。Schreier, H., Bouwstr
a, J.: Liposomes as topical drug carriers: dermal
and transdermal drug delivery (投稿中) 。Shell, J.
W.: Ophthalmic drug delivery systems. Surv. Opthal
mol. 29 (19984), 117 。更に、オランダ BeverwijkのH
oekstraらのチームにより、リポソーム内に封入され実
験創傷に適用された化学療法剤スルファダイアジン銀を
用いた動物実験について報告されている。結果は、慣用
のスルファダイアジン銀軟膏に比べて創底部に薬剤濃縮
が示されかつ銀吸収が減少している。しかしながら、薬
剤キャリヤとしてのリポソームに長い間かなり留意され
てきたが、外用消毒剤又は創傷治癒促進剤のキャリヤと
してのリポソームに関する従来技術はないと思われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、活性
剤の放出が持続され局所作用が持続される十分に許容さ
れた容易に適用できる消毒剤又は創傷治癒促進剤を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、独立ク
レイムに定義されるように、製剤が少なくとも1種の消
毒剤及び/又は創傷治癒促進剤をリポソーム調製物とし
て含む本技術的目的が達成される。従属クレイムは、本
発明の更に有利な実施態様を定義するものである。本発
明は、リポソームが消毒剤、特にポビドンヨウ素及び創
傷治癒促進剤のキャリヤとして非常に適しているという
驚くべき事実を前提とするものである。本発明のリポソ
ーム調製物は、薬剤の持続した放出が可能であり、細胞
面との相互作用によって所望の作用位置に延長した局所
活性を与えるものである。本発明者らによって行われた
実験及び研究は、更に予想外に、本発明の製剤がリポソ
ーム内に封入されたポビドンヨウ素のような活性剤を単
に含有するものではないことを示している。リポソーム
内部に含有されない薬剤の若干量もあると考えられる。
本発明の製剤は、リポソームからの活性剤の緩慢な持続
した放出の他に顕著な初期効果が見られることをしばし
ば示している。理論的な説明に縛られることを望まない
が、リポソーム内部に封入された活性剤の他に、リポソ
ームの外部に活性剤が若干存在し、恐らくリポソームの
外面にゆるく結合されていると考えられる。これは、活
性剤分子とリポソーム膜との会合によるか又は層がリポ
ソームを外部から部分的にあるいは完全に被覆するリポ
ソーム表面上に層を形成する活性剤分子によるものであ
る。この薬剤初期効果の種類及び量は、例えば、濃度パ
ラメーターの選択によって影響される。
【0006】即ち、本発明のリポソーム調製物は液剤、
軟膏剤等の慣用の製剤によって示されるはずのない効果
を得ることを可能にするものである。好ましい消毒剤
は、効果が速く、活性範囲が広く、全身性毒性が低く、
組織適合性が良好である周知の医薬物質を含み、例え
ば、金属化合物、フェノール化合物、清拭剤、ヨウ素及
びヨウ素複合体を含む群より選ばれる。特に好ましい消
毒剤はポビドンヨウ素である。創傷の治癒を促進する好
ましい薬剤は、そのような適用に対して文献に記載され
ている物質を含んでいる。好ましい薬剤としては、上皮
形成を促進することが知られる物質を包含し、ビタミ
ン、特にビタミンB群、アラントイン、アズレン等が挙
げられる。好ましい実施態様においては、消毒剤及び/
又は創傷治癒促進剤を含有するリポソーム調製物は、更
に麻酔剤のような薬剤を含むことができる。本発明の製
剤は、また、補助剤及び添加剤、保存剤又は稠度形成
剤、例えば粘度調節添加剤、エマルゲーター等を包含す
る慣用の物質を含有することもできる。
【0007】リポソーム膜を形成する従来技術において
一般に知られる両親媒性物質は、企図される適用に薬学
的に許容しうるものである限り本発明に使用することが
できる。レシチンを含むリポソーム形成系が好ましい。
この系はコレステロール及びコハク酸二ナトリウム6水
和物の他に水素化大豆レシチンを含むことができ、単一
膜形成剤として水素化大豆レシチンを用いることが特に
好ましい。リポソーム構造を形成する従来技術の既知の
方法は、一般的には本発明に用いることができる。一般
に、これらの方法は被膜形成物質及び水を含有する適切
な混合液又は水溶液を機械的に攪拌することを含んでい
る。実質的に均一なリポソームサイズを形成する際に
は、適切な膜によるろ過が好ましい。リポソームサイズ
は広範囲にわたって、通常約20〜約20,000nmに変
動させることができる。直径50〜4,000nmを有する
リポソームが好ましく、直径約1,000nmのリポソーム
が最も好ましい。1つの好ましい適用分野は、眼科、例
えば細菌性及びウイルス性角結膜炎の治療及び手術前の
消毒的予防である。
【0008】本発明のリポソーム調製物の非常に好まし
い用途は、特にリポソーム調製物がポビドンヨウ素を含
有する場合、眼の前面部の感染症の局所治療である。ま
たこの適応症においては、本発明の消毒剤、特にPVP
ヨウ素を含有するものは、耐性を生じないという大きな
利点を有しかつアレルギー反応をほとんど生じることが
なく、広範囲の効果を有する非常にコスト効率の良い治
療も可能である。本発明のポビドンヨウ素リポソーム調
製物は、例えば、ウイルス性結膜炎の最も頻繁な原因で
あるアデノウイルスに対して有効である。この効果は、
抗生物質では示されない。更に、ポビドンヨウ素のよう
な殺菌剤のリポソーム調製物は、眼の前面部についたリ
ポソームから薬剤を持続的に放出する。これは、殺菌剤
の延長した効果をもたらすので、慣用の点眼消毒剤に比
べて適用頻度が少なくなる。本発明の製剤は、液剤、分
散液剤、ローション剤、クリーム剤、軟膏剤及びゲル剤
のような種々の剤形を用いることができる。通常、本発
明の製剤における活性剤の量は、一方では所望の効果、
もう一方ではリポソーム調製物の薬剤に対する担持容量
により決定される。
【0009】一般に、本発明のリポソーム調製物におけ
る活性剤の溶液又は分散液は、薬剤の有効性の下限と各
溶媒又は分散媒中薬剤の溶解性又は分散性限度との間の
範囲にあるはずである。同様の考慮により、ローション
剤、クリーム剤、軟膏剤もしくはゲル剤又はそのような
他の製剤における薬剤量が一般に限定される。更に詳細
には、ポビドンヨウ素のような消毒剤の場合、本発明の
リポソーム調製物における溶液又は分散液は、製剤10
0g中薬剤0.1〜10gを含有することができる。更に
その製剤は、典型的には、製剤100g当たりリポソー
ム膜形成剤、特にレシチン1〜5gを含有する。親水性
又は親油性ローションとすることができるローションに
おいては、活性剤の典型的範囲は、ローション100g
当たり薬剤0.5〜10g及びリポソーム膜形成剤、例え
ば水素化大豆レシチン3〜8g、好ましくは約5gであ
る。親水性ローションの場合には、ローションを含有す
るリポソームを調製する際に電解質液がよく用いられ
る。親油性ローションは、たいてい薬剤、被膜形成剤及
び親油性形成剤、例えば中鎖長トリグリセリド等から調
製される。
【0010】本発明のリポソーム調製物を含む親水性ク
リームは、通常、クリーム100g当たり薬剤、例えば
ポビドンヨウ素0.1〜10gを被膜形成剤約1〜10g
及び典型的なO/Wクリーム形成添加剤と共に含んでい
る。匹敵する本発明の親油性クリームは、薬剤及び被膜
形成剤、例えばレシチンの同様の内容物を有し、更に親
油性クリームの典型的添加剤を有する。本発明の親水性
軟膏は、一般に、軟膏100g中薬剤0.1〜10g及び
リポソーム膜形成剤、例えばレシチン1〜10gを従来
技術の典型的な軟膏基剤、例えば Macrogol(登録商標)
及び水と共に含むことができる。本発明の非アルコール
性ヒドロゲルは、一般に、ヒドロゲル100gを形成す
るために薬剤、例えばポビドンヨウ素1〜5g、レシチ
ン約2g及びゲル形成剤、例えば Carbopol(登録商標)
をpH調整剤及び水と共に含んでいる。更に実施例の個
々の処方が注目される。本発明の特徴及び利点は、下記
の好ましい実施例の記述からより詳細に注目されるであ
ろう。最良の方法を包含するこれらの実施例において
は、消毒剤としてポビドンヨウ素が例示されている。し
かしながら、そのような製剤は特に好ましいものである
が、消毒剤に対して又は消毒剤の中でポビドンヨウ素に
対して本発明を制限するものとして解釈されるべきでは
ない。
【0011】本発明のリポソームを作製する好ましい1
方法は、一般に次のように記載される。脂質膜形成成
分、例えばレシチンをクロロホルム又はメタノールとク
ロロホルムの2:1混合液のような適切な溶媒に溶解
し、無菌条件下でろ過する。次いで、溶媒の蒸発を制御
することによりガラスビーズのような強い滅菌表面基質
上に脂質膜を作製する。ある場合には、表面を増大させ
る特定の基質を用いないで、溶媒を蒸発する際に用いら
れる容器の内面に被膜を十分に形成することができる。
電解質成分とリポソーム調製物に取込まれるべき(1種
以上の)活性剤から水性系が調製される。かかる水性系
は、例えば、10ミリモル/リットルリン酸水素ナトリ
ウム及び0.9%塩化ナトリウム、pH7.4を含むことが
でき、この水性系は更に所望量の活性剤を含み、これは
実施例においてはポビドンヨウ素である。たいてい、水
性系は過剰量の薬剤を含む。
【0012】リポソームは、一般的には、脂質成分によ
って形成された該被膜の存在下に該水性系を攪拌するこ
とにより形成される。この段階で更に添加剤を加えてリ
ポソーム形成を改善することができ、例えば胆汁酸ナト
リウムが添加される。また、リポソーム形成は例えばポ
リカーボネート膜による加圧ろ過又は遠心分離のような
機械的作用により影響される。通常、粗リポソーム分散
液は、例えば上記活性剤溶液を調製する際に用いられる
電解質液で洗浄される。要求されたサイズ分布を有する
リポソームを得て洗浄した場合、サッカロースのような
糖又は適切な糖代替物をたいてい含む上記電解質液に再
分散することができる。この分散液は凍結乾燥すること
ができる。使用前に、水を添加するとともに水素化大豆
レシチンの場合は例えば55℃である脂質成分の転移温
度で適切に機械的攪拌することにより再構成することが
できる。下記実施例においては、水素化大豆レシチン
(Lukas Meyer,ドイツから入手できる EPIKURON(登録商
標) 200 SH又は Nattermann Phospholipid GmbH,ドイツ
から入手できる PHOSPOLIPON (登録商標) 90 H) を用い
た。しかしながら、代わりに他の薬学的に許容しうるリ
ポソーム膜形成剤を用いることもでき、当業者は従来技
術において記載されているものから適切な他のリポソー
ム形成系を容易に選ぶことができる。
【0013】
【実施例1】表面増加用ガラスビーズの入った1000
mlのガラスフラスコで、51.9mgのコレステロールと2
13mgの水素化大豆レシチンをメタノールとクロロホル
ムの2:1混合液の十分量に溶解した。次いで、被膜が
フラスコの内面とガラスビーズ上に形成されるまで溶媒
を減圧下で蒸発した。2.4gのPVPヨウ素(約10%
の有効ヨウ素を含有する)を12mlの水に別々に溶解し
た。また、別の容器で、8.77gの塩化ナトリウムと1.
78gのNa2 HPO4 ・2H2 Oを400mlの水に溶
解した。更に水を全量980mlまで加え、次に約12ml
の1N 塩酸を加えてpH7.4に調整した。次いで、この
溶液に水を正確に1000mlまで加えた。4つ目の容器
で、900mgのサッカロースと57mgのコハク酸二ナト
リウムを12mlの水に溶解した。
【0014】次いで、PVPヨウ素液をフラスコ中の脂
質膜に加え、被膜が溶解するまで混合液を振盪した。こ
れによりフラスコ中で水和脂質からリポソームが形成さ
れた。この生成物を遠心し、上清を捨てた。サッカロー
ス溶液を12mlまで加え、生成物を再び遠心した。その
後、上清を再び捨てた。この段階で、サッカロース溶液
又は塩化ナトリウム緩衝液を用いて更に洗浄することが
できる。最後の遠心工程及び上清を捨てた後、塩化ナト
リウム緩衝液を12mlまで加え、リポソームを均等に分
配した。次いで、生成物をバイアルに分配することによ
り各々が2mlのリポソーム分散液を含有し、次いでバイ
アルを凍結乾燥工程に供した。凍結乾燥後、各バイアル
は約40mgの固形分を含んでいた。実施例1の方法は、
高割合の固形分により使用したPVPヨウ素液がむしろ
粘稠であるので、取扱いが困難である点で多少の欠点が
ある。
【0015】
【実施例2】表面増加用ガラスビーズの入った2000
mlのガラスフラスコで、173mgの水素化大豆レシチン
と90mgのコハク酸二ナトリウムを約60mlの2:1メ
タノール/クロロホルム混合液に溶解した。被膜が形成
されるまで溶媒を減圧下で除去した。4gのPVPヨウ
素(約10%有効ヨウ素)を実施例1で記載した40ml
の塩化ナトリウム緩衝液に溶解し、フラスコ中の脂質膜
に加えた。次いで、被膜が溶解しかつリポソームが形成
されるまでフラスコを振盪した。生成物を遠心し、上清
を捨てた。得られたリポソーム沈降物に更に塩化ナトリ
ウム緩衝液を40mlまで加え、遠心工程を繰り返した。
上清を再び捨てた。この段階で、場合によってはこの洗
浄工程を繰り返すことができる。最後の遠心及び傾瀉工
程後、沈降リポソームに塩化ナトリウム緩衝液を40ml
まで再び加えた。均等な分散液をバイアルに分配するこ
とにより、各バイアルは約2mlのリポソーム分散液を含
有し、次いでバイアルを凍結乾燥工程に供した。これに
より1バイアル当たり約200mgの凍結乾燥固形分が得
られた。
【0016】実施例1及び2の凍結乾燥固形分から、次
の実施例及び試験に記載されているように更に製剤を調
製した。実施例1のように、上記方法は被膜形成後の水
和工程を有機溶媒の存在下に用い、封入率5〜15%を
目標にするものである。これらの方法は、通常大きなた
いてい多重ラメラリポソームを作製するものである。上
記方法は、粗リポソームが形成された後あるいは任意の
その後の洗浄工程後ポリカーボネート膜のような適切な
膜による高圧ろ過工程又は直接高圧ホモジェナイゼーシ
ョンを用いることにより変更することができる。これに
より、かなり小さな単ラメラリポソームが増加した封入
薬剤量で作製される。高圧ホモジェナイゼーションの代
わりに、均一なサイズの小さなリポソームを供給する従
来技術の他の方法を用いることができる。
【0017】
【実施例3】実施例2に記載される10gの水素化大豆
レシチン/PVPヨウ素リポソームから親水性(O/
W)クリームを調製した;これらを4gの Polysorbate
40(登録商標) 、8gのセチルステアリルアルコール、
8gのグリセロール、24gの白色ワセリン及び適量の
水と全量100gに混合した。
【0018】
【実施例4】実施例2に記載される10gの水素化大豆
レシチン/ポビドンヨウ素リポソーム;7.5gの中鎖長
トリグリセリド、7gのポリオキシエチレングリセロー
ルモノステアレート、6gのセチルステアリルアルコー
ル、8gのプロピレングリコール、25gの白色ワセリ
ン及び適量の水から親油性クリーム全量100gを調製
した。
【0019】
【実施例5】水で洗い流すことができる親水軟膏を、1
0gの実施例2に記載されるリポソームPVPヨウ素、
55gの Macrogol 400(登録商標) 、25gの Macrogo
l 4000 (登録商標) 及び適量の水全量100gを用いて
調製した。
【0020】
【実施例6】4gの実施例2に記載されるリポソームP
VPヨウ素、0.5gの Carbopol 980 NF (登録商標) 、
pH7までの水酸化ナトリウム、適量の水からヒドロゲ
ル全量100gを調製した。更に上記実施例の変更が予
想される。即ち、実施例3及び4のクリームは、アラン
トインのような創傷治癒を促進することが知られる薬剤
の追加量を含むことができる。その薬剤は薬学的に有効
な濃度、アラントインの場合クリーム100g当たり0.
1〜0.5gで添加される。創傷治癒剤は、大部分がリポ
ソームの外部にある場合には、クリーム基剤に混合され
る。しかしながら、リポソーム調製法の適切な対応する
段階で加える場合には、リポソームに一部又は大部分取
込まれる。更に実施例を基準として同様の変法を予想す
ることは容易である。上記実施例で開示した例えばポビ
ドンヨウ素のような消毒剤の代わりに更に加えてでなく
創傷治癒を促進することができる薬剤を含む上記実施例
に類似のものを調製することも可能である。しかしなが
ら、消毒剤に加えて創傷治癒促進剤(存在する場合)を
使用することが好ましい。
【0021】本発明の製剤を患者に適用する場合、既知
の系、例えば空気ポンプアプリケーター、2室ガス圧パ
ック等を用いることができる。空気ポンプアプリケータ
ーにおいては、上流弁と下流弁との間にベロー装置を設
け、弁は共に同じ向きで1方向に作用する。軟膏又はゲ
ルのような医薬製剤の供給物は、弁及びベロー装置の上
流の貯蔵器内に含有される。ベローを圧縮すると、下流
弁が開いて製剤の用量が適用のために装置から出る。ベ
ローを伸ばすと、弁が閉じて製剤が再び入ることを防止
する。同時に、上流弁が開いて貯蔵器からの製剤がベロ
ー内に入り、次のベロー圧縮段階で下流弁を通って放出
する。貯蔵器は、シリンダー内のピストン運動のように
貯蔵器を移動することができる閉鎖部材によって密閉さ
れる。貯蔵器の段階的放出により、この閉鎖部材は貯蔵
器内に吸引されるので、貯蔵器内の医薬製剤の残りの量
は常に密閉され、同時に貯蔵器をからにすることができ
る。この装置は、ペースト状製剤、クリーム剤、軟膏剤
に有効である。
【0022】2室ガス圧パックにおいては、医薬製剤は
可撓性プラスチックフィルム材料の袋に含まれる。たい
てい、これは高圧ポリエチレンである。袋は、加圧ガ
ス、たいてい窒素又は空気のような圧縮不活性ガスの供
給を更に含む耐ガス圧容器内部に含まれる。プラスチッ
クフィルム袋は出口が1つだけあり、その単一の口をと
りまく圧力容器の内壁に耐ガス接続される。容器内の加
圧ガスは袋を圧縮する傾向があり、袋内部の医薬製剤が
袋の口を通って、即ち容器の口を通って押し出される。
弁、場合によっては噴霧口装置が容器の口に設けられ
る。弁を操作すると、噴霧、液体噴射又はクリームのよ
うな流動性固体の一部を放出する。このような系を用い
ると、液剤、乳剤、クリーム剤、軟膏剤及びゲル剤を用
量に分けて適用することができる。次いで、本発明の製
剤を用いて効率及び許容性試験を次のように行った。
【0023】試験1 これは、本発明のポビドンヨウ素リポソーム調製物によ
って得られた殺菌作用の試験管内試験である。本試験
は、『Richtlinien der Deutschen Gesellschaftfuer H
ygiene und Mikrobiologie 』,1989 に記載されている
懸濁液定量試験に基づいたものである。本試験において
は、病院衛生上の主な課題であるスタフィロコッカスア
ウレウス(ATCC 29213)を死滅させるために殺菌剤を用い
る。使用したリポソーム調製物は、実施例1のものとし
た。1〜120分の種々の接触時間において、スタフィ
ロコッカスを死滅することができる水中製剤の最小濃度
を求めた。結果を表1に示す。
【0024】
【表1】 表1接触時間(分) 殺菌濃度 1、 2、 3、 4 ≧ 0.060 % 5、30、60 ≧ 0.015 % 120 ≧ 0.007 %
【0025】結果は、短い接触時間(1〜4分)におい
て殺菌濃度0.06%のように低く、長い接触時間(12
0分)において殺菌濃度0.007%のように低くするこ
とができることを示している。
【0026】試験2 第2試験は、本発明のポビドンヨウ素リポソーム調製物
の局所許容性(眼における)のプラセボ対照臨床実験と
した。実施例1のリポソームを用いて点眼処方を調製し
た。15人の男性に試験を試みた。本発明の製剤を常に
被験者の一方の眼に用い、もう一方の眼には比較として
各々生理食塩液を加えた。詳細には、各被験者の右眼に
PVPヨウ素リポソーム調製物1滴、左眼に生理食塩液
1滴を投与し、これを1時間間隔で2回繰り返した。1
回目の適用の5、30、65、95、125及び150
分並びに24時間後、症状を求めた。これらの症状には
細隙灯顕微鏡で測定した充血;灼熱;そう痒;及び涙液
量を含めた。各症状を4点評価で測定し、症状なしを
0、症状出現の程度の低いものを1、中程度のものを2
及び程度の強いものを3とした。
【0027】4症状の全部の評点と7測定時点から合計
点を計算した。即ち合計点は0(=0×0×0)〜84
(=4×3×7)に変動する。被験者は21〜36才で
平均年齢30才であった。被験者は全員健康で試験中投
薬を受けていなかった。詳細には、眼病と甲状腺病を排
除した。1人の被験者は、150分後の症状の制御がな
いので合計点を計算しなかった。結果は表2から注目さ
れる。全体として、両眼の合計点は非常に低かった。平
均してポビドンヨウ素リポソーム調製物で処理した眼の
合計点が生理食塩液を投与されている眼よりなお低いこ
とは驚くべきことである。
【0028】
【表2】 表2 PVP-I-リポソーム 生理食塩液合計点 被験者数 0 11 6 1 3 6 2 0 2 3 - 84 0 0 平均 0.21 0.71標準偏差 0.43 0.73中央値 0 1 p-価 0,02
【0029】本発明のポビドンヨウ素リポソーム調製物
で処理した11人の被験者は、何の症状も示さなかっ
た。3人の被験者はわずかに充血し、1人が非常にわず
かな灼熱の感じがあった(これは評点を計算することが
できなかった上記被験者である)。これに対して、6人
の被験者だけが生理食塩液の投与後症状を示さなかっ
た。4人の被験者は灼熱を示し、その中の1人はその後
の2時点で示した。1人の被験者は、左眼にわずかな灼
熱とそう痒を示した。4人の被験者全員が充血を若干示
した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/015 ADG 9454−4C 31/05 9454−4C 31/055 9454−4C 31/085 9454−4C 31/305 9454−4C 31/415 ADA 9454−4C 31/44 9454−4C 31/455 9454−4C 31/51 9454−4C 31/525 9454−4C 31/79 9454−4C 33/18 9454−4C //(A61K 31/79 31:415) (72)発明者 ヘルマン ギュンベル ドイツ連邦共和国 デー63332 レーデル マルク ヴァルダッカー ヘルマン レー ンズ シュトラーセ 6 (72)発明者 ヴォルフガンク フライシャー ドイツ連邦共和国 デー55218 インゲル ハイム ポーゼナー シュトラーセ 6 (72)発明者 カレン ライマー ドイツ連邦共和国 デー65551 リンブル ク メンスフェルダー シュトラーセ 11 (72)発明者 ホルシュト ヴィンクラー ドイツ連邦共和国 デー65550 リンブル ク マインツァー シュトラーセ 15

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消毒剤及び/又は創傷治癒促進剤の外用
    医薬製剤であって、該薬剤の少なくとも1種をリポソー
    ム調製物として含有することを特徴とする製剤。
  2. 【請求項2】 該薬剤の少なくとも大部分がリポソーム
    の内部に封入されている請求項1記載の製剤。
  3. 【請求項3】 消毒剤が水銀化合物のような金属化合
    物、チモール、オイゲノール及びヘキサクロロフェンの
    ようなフェノール誘導体、清拭剤、ヨウ素及びヨウ素複
    合体を含む群より選ばれることを特徴とする請求項1又
    は2記載の製剤。
  4. 【請求項4】 消毒剤がポビドンヨウ素であることを特
    徴とする請求項3記載の製剤。
  5. 【請求項5】 創傷治癒促進剤がアラントイン、アズレ
    ン化合物、ビタミンB群の化合物又は同様に作用する物
    質であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の製剤。
  6. 【請求項6】 リポソーム調製物が少なくとも1種の消
    毒剤及び少なくとも1種の創傷治癒促進剤を含有するこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の製
    剤。
  7. 【請求項7】 リポソームが直径約20〜約20,000
    nm、好ましくは約50〜約4,000nm、更に好ましくは
    500〜2,500nm、特に好ましくは約1,000nmの実
    質的に均一なサイズを有することを特徴とする請求項1
    〜6のいずれか1項に記載の製剤。
  8. 【請求項8】 リポソーム調製物が長時間、好ましくは
    数時間かけて薬剤を放出することを特徴とする請求項1
    〜7のいずれか1項に記載の製剤。
  9. 【請求項9】 リポソーム調製物が放出時間にわたって
    ほぼ同じ放出速度で薬剤を放出することを特徴とする請
    求項8記載の製剤。
  10. 【請求項10】 製剤が更に少なくとも1種の麻酔的に
    活性な薬剤を含むことを特徴とする請求項1〜9のいず
    れか1項に記載の製剤。
  11. 【請求項11】 製剤が保存剤及び稠度形成添加剤のよ
    うな添加剤及び補助剤を含有することを特徴とする請求
    項1〜10のいずれか1項に記載の製剤。
  12. 【請求項12】 リポソームを含む溶液又は分散液、特
    に点滴医薬製剤としての請求項1〜11のいずれか1項
    に記載の製剤。
  13. 【請求項13】 親水性又は両親媒性クリーム基剤中リ
    ポソーム剤処方を含む親水性又は両親媒性クリームとし
    ての請求項1〜11のいずれか1項に記載の製剤。
  14. 【請求項14】 O/W又はW/O医薬ローションとし
    ての請求項1〜11のいずれか1項に記載の製剤。
  15. 【請求項15】 医薬軟膏基剤中リポソーム剤を含有す
    る医薬軟膏としての請求項1〜11のいずれか1項に記
    載の製剤。
  16. 【請求項16】 薬学的に許容しうるヒドロゲル基剤中
    リポソーム剤を含有する医薬ゲル、特に非アルコール性
    ヒドロゲルとしての請求項1〜11のいずれか1項に記
    載の製剤。
  17. 【請求項17】 点眼医薬処方として、 a)薬学的に許容しうるリポソーム膜形成物質を含むリ
    ポソーム;及び b)少なくともその大部分が該リポソーム膜で封入され
    る0.1〜2%PVPヨウ素液(PVPヨウ素複合体中約
    10%有効ヨウ素);を含み、該リポソームが約50〜
    約4,000nmの実質的に均一なサイズを有し、該処方が
    場合によっては更に慣用の添加剤、補助剤及び点眼医薬
    処方の補助物質を含む請求項1〜16のいずれか1項に
    記載の製剤。
  18. 【請求項18】 リポソームが直径約1,000nmの実質
    的に均一なサイズを有することを特徴とする請求項17
    記載の製剤。
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