JPS61271204A - リポソ−ム製剤 - Google Patents
リポソ−ム製剤Info
- Publication number
- JPS61271204A JPS61271204A JP11203985A JP11203985A JPS61271204A JP S61271204 A JPS61271204 A JP S61271204A JP 11203985 A JP11203985 A JP 11203985A JP 11203985 A JP11203985 A JP 11203985A JP S61271204 A JPS61271204 A JP S61271204A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lipid
- hydroquinone
- arbutin
- imparted
- ribosome
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/10—Dispersions; Emulsions
- A61K9/127—Liposomes
- A61K9/1271—Non-conventional liposomes, e.g. PEGylated liposomes, liposomes coated with polymers
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/10—Dispersions; Emulsions
- A61K9/127—Liposomes
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はリボソーム製剤に関し、更に詳しくは複合脂質
のラメラ相から形成されるハイドロキノン配糖体包埋り
ボソーム製剤に関する。
のラメラ相から形成されるハイドロキノン配糖体包埋り
ボソーム製剤に関する。
従来技術
皮膚のしみなどの発生機序については不明な点もあるが
、一般には、ホルモンの異常や日光からの紫外線の刺激
が原因となってメラニン色素が形成され、これが皮膚内
に異常沈着するものと考えられている。
、一般には、ホルモンの異常や日光からの紫外線の刺激
が原因となってメラニン色素が形成され、これが皮膚内
に異常沈着するものと考えられている。
このようなじみやあざの治療法には、メラニンの生成を
抑制する物質、例えばビタミンC、グルタチオン、シス
ティンなどを投与もしくは塗布する方法が知られている
。しかしながら、これらの化合物は安定性の面で問題が
あるだけでなく、美白効果の発現がきわめて緩慢である
ため化粧料への配合は避けられていた。一方、ハイドロ
キノン誘導体は上記化合物とは異なり、効果が一般に認
められている有効な治療薬であり、欧米ではハイドロキ
ノン製剤が医薬品として用いられている。しかしながら
、ハイドロキノン誘導体は一般に酸化をうけて変色しや
すく、化粧料への配合には問題がある。この問題を解決
するために、治療薬としてハイドロキノン配糖体を用い
ることが提案されている(特開昭60−56912号公
報参照)。
抑制する物質、例えばビタミンC、グルタチオン、シス
ティンなどを投与もしくは塗布する方法が知られている
。しかしながら、これらの化合物は安定性の面で問題が
あるだけでなく、美白効果の発現がきわめて緩慢である
ため化粧料への配合は避けられていた。一方、ハイドロ
キノン誘導体は上記化合物とは異なり、効果が一般に認
められている有効な治療薬であり、欧米ではハイドロキ
ノン製剤が医薬品として用いられている。しかしながら
、ハイドロキノン誘導体は一般に酸化をうけて変色しや
すく、化粧料への配合には問題がある。この問題を解決
するために、治療薬としてハイドロキノン配糖体を用い
ることが提案されている(特開昭60−56912号公
報参照)。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、前記ハイドロキノン配糖体もより一層の
安定性が期待され、更に高濃度になると細胞に対し毒性
を示すことが知られている。また、ハイドロキノン誘導
体は一般に感作性を示すために、ハイドロキノン配糖体
の場合でも、患部以外の臓器への移行は好ましくない。
安定性が期待され、更に高濃度になると細胞に対し毒性
を示すことが知られている。また、ハイドロキノン誘導
体は一般に感作性を示すために、ハイドロキノン配糖体
の場合でも、患部以外の臓器への移行は好ましくない。
前記した事情に鑑み、本発明者らは、ハイドロキノン配
糖体の安定化方法、これらの化合物を患部に選択的に移
行させる方法及び除放性をもたせる方法を開発すること
を目的に鋭意研究を重ねた結果、ハイドロキノン配糖体
を複合脂質に包埋せしめたラメラ相から形成されるリボ
ソーム製剤が前記目的を達成することを見出し、本発明
を完成したものである。
糖体の安定化方法、これらの化合物を患部に選択的に移
行させる方法及び除放性をもたせる方法を開発すること
を目的に鋭意研究を重ねた結果、ハイドロキノン配糖体
を複合脂質に包埋せしめたラメラ相から形成されるリボ
ソーム製剤が前記目的を達成することを見出し、本発明
を完成したものである。
問題点を解決するための手段及びその作用即ち本発明は
、複合脂質のラメラ相にハイドロキノン配糖体を包埋さ
せて成るリボソーム製剤を提供し、かかる製剤は、ハイ
ドロキノン配糖体の安定性および患部への選択的移行を
向上させ、さらに除放性をもたせることが可能になった
ものである。
、複合脂質のラメラ相にハイドロキノン配糖体を包埋さ
せて成るリボソーム製剤を提供し、かかる製剤は、ハイ
ドロキノン配糖体の安定性および患部への選択的移行を
向上させ、さらに除放性をもたせることが可能になった
ものである。
リボソームは複合脂質よりなるラメラ相により形成され
た小胞体であり、水溶性物質及び脂溶性物質のいずれで
も包埋することができる。すなわち、水溶性物質はリボ
ソーム内の水相中に、脂溶性物質はリボソームを形成す
るラメラ相中に、包埋される。
た小胞体であり、水溶性物質及び脂溶性物質のいずれで
も包埋することができる。すなわち、水溶性物質はリボ
ソーム内の水相中に、脂溶性物質はリボソームを形成す
るラメラ相中に、包埋される。
その他、これらの物質はラメラ相表面に化学的および物
理的に吸着されることもあり、本発明では上記3通りの
場合を併せ「包埋」と称する。なお、リボソームの調製
法としてはポルチクスイング法(A、D。
理的に吸着されることもあり、本発明では上記3通りの
場合を併せ「包埋」と称する。なお、リボソームの調製
法としてはポルチクスイング法(A、D。
Banghaa+、J、Mo1.Biol、、13.2
38 (1965) ) 、ソニケーション法(C,H
uang、Biochetn、、 8.344 (19
69) )、ゲレベシクル法(H,Trauble、N
eurosci、Res、Prog。
38 (1965) ) 、ソニケーション法(C,H
uang、Biochetn、、 8.344 (19
69) )、ゲレベシクル法(H,Trauble、N
eurosci、Res、Prog。
Bull、、9,273. (1971) ) 、エタ
ノール注入法(S、Batzri、Biochem、B
iophys、Acta、298.1015 (197
3) )、フレンチプレス押出法(Y、Barenho
lz、FEBS Latt、。
ノール注入法(S、Batzri、Biochem、B
iophys、Acta、298.1015 (197
3) )、フレンチプレス押出法(Y、Barenho
lz、FEBS Latt、。
99.210 (1979) ”) 、コール酸除去法
(Y、Kagana+J。
(Y、Kagana+J。
Biol、Cheo+、、 246.5477 (19
71) ) 、)リドンX −100バツチ法(W、J
、Gerritsen+Bur、J、Biochem、
+85+ 255(197B) ) 、Ca 融合法
(口、Papahadjopoulos、Btoche
m、Biophys、Acta、yI+483 (19
75) ) 、エーテル注入法(D、Deao+er、
Bioct+em、Biophys、Acta+443
+ 629(1976) ) 、アニーリング法(R,
Lawaczeck、 Biochem。
71) ) 、)リドンX −100バツチ法(W、J
、Gerritsen+Bur、J、Biochem、
+85+ 255(197B) ) 、Ca 融合法
(口、Papahadjopoulos、Btoche
m、Biophys、Acta、yI+483 (19
75) ) 、エーテル注入法(D、Deao+er、
Bioct+em、Biophys、Acta+443
+ 629(1976) ) 、アニーリング法(R,
Lawaczeck、 Biochem。
Biophys、Acta、443,313 (197
6) ) 、凍結融解融合法(M、Kasahara、
J、Biol、Chen+、、252.7384 (1
977) ) 、W10/Wエマルジョン法(S、
Matsumoto、J、Co11oidInterf
ace Sci、、62.149 (1977) )
、逆相蒸発法(F、5zoka、Proc、Natl、
Acad、Sci、USA、75.4194 (197
B) )など多くの方法が知られているが、本発明に
よるハイドロキノン配糖体の包埋にはいずれの調製法を
用いてもよく、これらに限定されるものではない。
6) ) 、凍結融解融合法(M、Kasahara、
J、Biol、Chen+、、252.7384 (1
977) ) 、W10/Wエマルジョン法(S、
Matsumoto、J、Co11oidInterf
ace Sci、、62.149 (1977) )
、逆相蒸発法(F、5zoka、Proc、Natl、
Acad、Sci、USA、75.4194 (197
B) )など多くの方法が知られているが、本発明に
よるハイドロキノン配糖体の包埋にはいずれの調製法を
用いてもよく、これらに限定されるものではない。
本発明でいう複合脂質としては、例えばレシチン、ケフ
ァリン、スフィンゴミエリン、プラスマロゲン等の天然
リン脂質、シミリストイルレシチン、ジパルミトイルレ
シチン、ジステアロイルレシチン等の合成リン脂質、又
は天然由来のレシチンの不飽和炭素鎖を水素により飽和
とした水添レシチン等が挙げられる。又、リボソームの
分散安定性を高めるために複合脂質ラメラ相に荷電を持
たせることが望まれる。この場合、負電荷を持たせると
きはホスファチジルセリン、ジセチルホスフエートなど
の負電荷を持つ脂質を、正電荷を持たせるときはステア
リルアミンなどの正電荷を持つ脂質を配合すればよい。
ァリン、スフィンゴミエリン、プラスマロゲン等の天然
リン脂質、シミリストイルレシチン、ジパルミトイルレ
シチン、ジステアロイルレシチン等の合成リン脂質、又
は天然由来のレシチンの不飽和炭素鎖を水素により飽和
とした水添レシチン等が挙げられる。又、リボソームの
分散安定性を高めるために複合脂質ラメラ相に荷電を持
たせることが望まれる。この場合、負電荷を持たせると
きはホスファチジルセリン、ジセチルホスフエートなど
の負電荷を持つ脂質を、正電荷を持たせるときはステア
リルアミンなどの正電荷を持つ脂質を配合すればよい。
本発明に従えば、ハイドロキノン配糖体を包−理せしめ
て成る本リボソーム製剤の安定化のために、ステロール
を配合することができる。かかるステロールとしては例
えばコレステロール、β−シトステロール、スチグマス
テロール、カンペステロール又ハ植物材料から抽出され
るステロールの混合物が挙げられる。
て成る本リボソーム製剤の安定化のために、ステロール
を配合することができる。かかるステロールとしては例
えばコレステロール、β−シトステロール、スチグマス
テロール、カンペステロール又ハ植物材料から抽出され
るステロールの混合物が挙げられる。
本発明でいうハイドロキノン配糖体は一般に下記式(1
)で表わされる代合物である。
)で表わされる代合物である。
式(1)において、RはL−アラビノース、D−アラビ
ノース、D−キシロース、D−リボース、し−キシルロ
ース、L−リキソース、D−リブロース等の五炭糖の残
基、D−グルコース、D−ガラクトース、し−ガラクト
ース、0−マンノース、ロークロース、D−フルクトー
ス、L−ソルボース、D−タガトース、D−プシコース
等の六炭糖の残基、D−グルコサミン、D−ガラクトサ
ミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等のアミ
ノ糖の残基、D−グルクロン酸、D−ガラクツロン酸、
D−マンヌロン酸、L−イズロン酸、L−グルロン酸等
のウロン酸の残基又はそれらのメチル化物等のハイドロ
キノン配糖体を示し、配糖体の中では特にD−グルコー
スがβ−結合したハイドロキノンβ−ローグルコピラノ
シド(−船名:アルブチン、以下アルブチンという)が
最も好ましい。
ノース、D−キシロース、D−リボース、し−キシルロ
ース、L−リキソース、D−リブロース等の五炭糖の残
基、D−グルコース、D−ガラクトース、し−ガラクト
ース、0−マンノース、ロークロース、D−フルクトー
ス、L−ソルボース、D−タガトース、D−プシコース
等の六炭糖の残基、D−グルコサミン、D−ガラクトサ
ミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等のアミ
ノ糖の残基、D−グルクロン酸、D−ガラクツロン酸、
D−マンヌロン酸、L−イズロン酸、L−グルロン酸等
のウロン酸の残基又はそれらのメチル化物等のハイドロ
キノン配糖体を示し、配糖体の中では特にD−グルコー
スがβ−結合したハイドロキノンβ−ローグルコピラノ
シド(−船名:アルブチン、以下アルブチンという)が
最も好ましい。
本発明に係るリボソーム製剤中の配合成分の配合量には
特に限定はないが、好ましくはリボソームを形成し得る
複合リン脂質1に対し、0.2〜0.7(重量比)の配
合比である。これを超える配合比では、包埋しきれない
配合成分が分散媒である外水担に存在することになり好
ましくない。
特に限定はないが、好ましくはリボソームを形成し得る
複合リン脂質1に対し、0.2〜0.7(重量比)の配
合比である。これを超える配合比では、包埋しきれない
配合成分が分散媒である外水担に存在することになり好
ましくない。
かかるハイドロキノン配糖体は以下のようにして製造で
きる0例えばハイドロキノンとアセチル化糖をオシキ塩
化リン、硫酸又は塩化チオニルなどを触媒として適当な
溶媒中で数時間煮沸し、得られた反応生成物を脱アセチ
ル化することによって容易に製造することができる。ま
たアルブチンは市販されており、かかる市販品を本発明
において使用することができる。
きる0例えばハイドロキノンとアセチル化糖をオシキ塩
化リン、硫酸又は塩化チオニルなどを触媒として適当な
溶媒中で数時間煮沸し、得られた反応生成物を脱アセチ
ル化することによって容易に製造することができる。ま
たアルブチンは市販されており、かかる市販品を本発明
において使用することができる。
本発明のリボソーム製剤はリボソームの形態を破壊しな
い成分であれば、通常の医薬品、化粧品成分を配合でき
る。
い成分であれば、通常の医薬品、化粧品成分を配合でき
る。
発明の効果
本発明によれば、リボソームはin vitroおよ
びin vivoにおいて安定であり、さらにリボソ
ーム形成複合脂質として用いられるリン脂質は生体に対
する安全性が高いため、これにハイドロキノン配糖体を
包埋することにより患部以外へのハイドロキノン配糖体
の移行を防ぐことが可能となり、ハイドロキノン配糖体
の持つ感作性の低減が達成できる。
びin vivoにおいて安定であり、さらにリボソ
ーム形成複合脂質として用いられるリン脂質は生体に対
する安全性が高いため、これにハイドロキノン配糖体を
包埋することにより患部以外へのハイドロキノン配糖体
の移行を防ぐことが可能となり、ハイドロキノン配糖体
の持つ感作性の低減が達成できる。
本発明によれば、また、先に述べたリボソームのin
vitroおよびin vivoにおける安定性に
より、ハイドロキノン配糖体への生体物質等の他物質の
接触およびpttの影響を防ぐことが可能となり、ハイ
ドロキノン配糖体の安定性の増加が達成できる。
vitroおよびin vivoにおける安定性に
より、ハイドロキノン配糖体への生体物質等の他物質の
接触およびpttの影響を防ぐことが可能となり、ハイ
ドロキノン配糖体の安定性の増加が達成できる。
本発明によれば、更に、リボソームに包埋されたハイド
ロキノン配糖体は除数化されるため、長期にわたる薬効
の発現が達成できる。
ロキノン配糖体は除数化されるため、長期にわたる薬効
の発現が達成できる。
実施例
次に本発明の一層の理解のために、実施例をあげて更に
詳細に説明するが本発明をこれらの実施例によって限定
するものでないことはいうまでもない。
詳細に説明するが本発明をこれらの実施例によって限定
するものでないことはいうまでもない。
実施例1
5Mナス型フラスコ中でジパルミトイルレシチン0.1
g及びジセチルホスフエート4■をクロロホルム3rn
I2に溶解した後、ロータリーエバポレーターを用いて
クロロホルムを留去し、フラスコ底壁に複合脂質膜を得
た。これを真空デシケータ中で2時間乾燥しクロロホル
ムを完全に留去した。これにアルブチン8.16%水溶
液10−を加え、50℃で30分水和させた後、ポルテ
ックスミキサーにより激しく損とうすることによりフラ
スコ底壁に形成した上記複合脂質膜を完全にアルブチン
水溶液に分散せしてめリボソームを形成させ、リボソー
ム分散液とした0分散液中でリボソームに未保持のアル
ブチンを透析により除去することにより、アルブチン包
埋りポソームを得た。本法により仕込み量の5.6%の
アルブチンが包埋された。
g及びジセチルホスフエート4■をクロロホルム3rn
I2に溶解した後、ロータリーエバポレーターを用いて
クロロホルムを留去し、フラスコ底壁に複合脂質膜を得
た。これを真空デシケータ中で2時間乾燥しクロロホル
ムを完全に留去した。これにアルブチン8.16%水溶
液10−を加え、50℃で30分水和させた後、ポルテ
ックスミキサーにより激しく損とうすることによりフラ
スコ底壁に形成した上記複合脂質膜を完全にアルブチン
水溶液に分散せしてめリボソームを形成させ、リボソー
ム分散液とした0分散液中でリボソームに未保持のアル
ブチンを透析により除去することにより、アルブチン包
埋りポソームを得た。本法により仕込み量の5.6%の
アルブチンが包埋された。
実施例2
50−ナス型フラスコ中で卵黄レシチン70■、コレス
テロール30■及びグセチルホスフェート4曜をジエチ
ルエーテル3rRI2に溶解した後、アルブチン8.1
6%水溶液1−を加え、これに超音波を照射することに
よりW10エマルジョンを得た。これをロータリーエバ
ポレーターを用いてジエチルエーテルヲ留去してゲル化
させ、軽く振とうした後、残ったジエチルエーテルを留
去して濃厚なリボソーム分散液を得た。これを適度に希
釈することにより、アルブチン包埋りボソームを得た。
テロール30■及びグセチルホスフェート4曜をジエチ
ルエーテル3rRI2に溶解した後、アルブチン8.1
6%水溶液1−を加え、これに超音波を照射することに
よりW10エマルジョンを得た。これをロータリーエバ
ポレーターを用いてジエチルエーテルヲ留去してゲル化
させ、軽く振とうした後、残ったジエチルエーテルを留
去して濃厚なリボソーム分散液を得た。これを適度に希
釈することにより、アルブチン包埋りボソームを得た。
本法により仕込み量の40.0%のアルブチンが包埋さ
れた。
れた。
実施例3
実施例1に従って、アルブチン0.3%を内包したリボ
ソーム製剤をmfaした。
ソーム製剤をmfaした。
比較例1
実施例3と同濃度(0,3%)のアルブチン水溶液を調
製した。
製した。
実施例3で得たアルブチン内包のリボソーム製剤と、比
較例1のアルブチンの単純水溶液との美白効果を培養メ
ラノーマ産生抑制能から評価した。抑制能は、培養細胞
100万個あたりの培養3日後のメラニン量をOD 4
QQnmの吸光度変化から評価した。結果を表1に示す
。
較例1のアルブチンの単純水溶液との美白効果を培養メ
ラノーマ産生抑制能から評価した。抑制能は、培養細胞
100万個あたりの培養3日後のメラニン量をOD 4
QQnmの吸光度変化から評価した。結果を表1に示す
。
表1
培養3日後 細胞100万個当
の総細胞数 りのメラニン量
実施例3 59,1万個 0.07比較例1
5B、9万個 0.11表1の結果から明
らかなように、実施例3と比較例1では総細胞数には差
が見られないが、メラニン産生の抑制能、即ち美白作用
は本発明によるリボソーム化アルブチン製剤の方が優れ
ている。
5B、9万個 0.11表1の結果から明
らかなように、実施例3と比較例1では総細胞数には差
が見られないが、メラニン産生の抑制能、即ち美白作用
は本発明によるリボソーム化アルブチン製剤の方が優れ
ている。
実施例4
実施例2に従って、1%のアルブチンを内包したリボソ
ーム製剤をUIA製した。
ーム製剤をUIA製した。
比較例2
実施例4と同濃度(1%)のアルブチン水溶液を調製し
た。
た。
実施例4と比較例2の経時による光安定性(黄変の度合
)を試験した結果を表2に示す。黄変の評価は、ガラス
容器に入れた試料の室温条件に放置した際の外観を下記
の評価基準で判定した。
)を試験した結果を表2に示す。黄変の評価は、ガラス
容器に入れた試料の室温条件に放置した際の外観を下記
の評価基準で判定した。
O:黄変が全くみられない
Δ:わずかに黄変している
×:著しい黄変が生じた
表2
1週間 2週間 1ケ月
!i!! 3日後 後 後 後実施例
40 0 0 0 △比較例20 0
△ × x表2の結果から明らかなように、
リボソーム製剤にすることにより、アルブチンの光安定
性は著しく向上した。尚、アルブチンの黄変は、分子内
のハイドロキノン骨格の酸化によることを確認しており
、リボソーム化はこの酸化を抑制する作用を示すものと
考えられる。
40 0 0 0 △比較例20 0
△ × x表2の結果から明らかなように、
リボソーム製剤にすることにより、アルブチンの光安定
性は著しく向上した。尚、アルブチンの黄変は、分子内
のハイドロキノン骨格の酸化によることを確認しており
、リボソーム化はこの酸化を抑制する作用を示すものと
考えられる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、複合脂質のラメラ相にハイドロキノン配糖体を包埋
せしめて成るリボソーム製剤。 2、複合脂質が天然リン脂質又は合成リン脂質である特
許請求の範囲第1項記載のリボソーム製剤。 3、リボソームの安定化剤としてステロールを含有して
なる特許請求の範囲第1項記載のリボソーム製剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11203985A JPS61271204A (ja) | 1985-05-27 | 1985-05-27 | リポソ−ム製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11203985A JPS61271204A (ja) | 1985-05-27 | 1985-05-27 | リポソ−ム製剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61271204A true JPS61271204A (ja) | 1986-12-01 |
Family
ID=14576480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11203985A Pending JPS61271204A (ja) | 1985-05-27 | 1985-05-27 | リポソ−ム製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61271204A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03501843A (ja) * | 1987-06-12 | 1991-04-25 | エルブィエムアー リシェルシェ | 桑の抽出物と、薬学的組成物、特に皮膚明色活性または抗炎症活性のある皮膚科学的組成物、または化粧用組成物とからなる水和性脂質ラメラ相またはリポソームに基づいた組成物 |
JPH03504241A (ja) * | 1988-05-10 | 1991-09-19 | パフューム・クリスシャン・ディオール | 特にすらりと感じさせまたは抗セリユライト作用をもつ、遊離またはリポゾームの形のコラ抽出物を含有する化粧または皮膚病学的組成物 |
JPH07145081A (ja) * | 1993-08-20 | 1995-06-06 | Euro Celtique Sa | 消毒剤及び/又は創傷治癒促進剤の外用製剤 |
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1985
- 1985-05-27 JP JP11203985A patent/JPS61271204A/ja active Pending
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