JPH07144555A - 居眠り運転防止装置 - Google Patents
居眠り運転防止装置Info
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- JPH07144555A JPH07144555A JP5319035A JP31903593A JPH07144555A JP H07144555 A JPH07144555 A JP H07144555A JP 5319035 A JP5319035 A JP 5319035A JP 31903593 A JP31903593 A JP 31903593A JP H07144555 A JPH07144555 A JP H07144555A
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- Japan
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- time
- driving
- running
- monotonic
- vehicle
- Prior art date
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/84—Data processing systems or methods, management, administration
Landscapes
- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 居眠りしやすい環境を適切に判断し、居眠り
運転防止装置の作動条件の最適化を図った居眠り運転防
止装置を提供することを目的とする。 【構成】 この発明は、車速検出手段(100)と、該
車速検出手段(100)の出力信号に基づいて車両が一
定速度以上で走行をしているか否かを判定する走行状態
判定手段(110)と、運転者の運転状況を検出する運
転状況検出手段(120)と、運転状況検出手段(12
0)の検出結果に基づいて運転状況が頻繁に変化してい
るか否かを判定する運転状況判定手段(130)と、前
記走行状態判定手段(110)において一定速度以上で
走行していると判定され、且つ、前記運転状況判定手段
(130)において運転状況が頻繁に変化していないと
判定されている場合に、車両が単調走行していると判断
して当該単調走行時間(t1)を計測する単調走行時間
計測手段(140)と、該単調走行時間計測手段(14
0)の計測時間(t1)が一定値を越えた場合に警報装
置の警報出力を開始する警報制御手段(150)とを具
備する。
運転防止装置の作動条件の最適化を図った居眠り運転防
止装置を提供することを目的とする。 【構成】 この発明は、車速検出手段(100)と、該
車速検出手段(100)の出力信号に基づいて車両が一
定速度以上で走行をしているか否かを判定する走行状態
判定手段(110)と、運転者の運転状況を検出する運
転状況検出手段(120)と、運転状況検出手段(12
0)の検出結果に基づいて運転状況が頻繁に変化してい
るか否かを判定する運転状況判定手段(130)と、前
記走行状態判定手段(110)において一定速度以上で
走行していると判定され、且つ、前記運転状況判定手段
(130)において運転状況が頻繁に変化していないと
判定されている場合に、車両が単調走行していると判断
して当該単調走行時間(t1)を計測する単調走行時間
計測手段(140)と、該単調走行時間計測手段(14
0)の計測時間(t1)が一定値を越えた場合に警報装
置の警報出力を開始する警報制御手段(150)とを具
備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば空調装置から
の冷風吹出等の警報手段により居眠り運転を防止するよ
うに図った居眠り運転防止装置に関する。
の冷風吹出等の警報手段により居眠り運転を防止するよ
うに図った居眠り運転防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の居眠り運転防止装置としては、例
えば特公昭57−30683号公報に示されているよう
に、車両の送風装置から運転者の顔首付近に向けて開口
する吹出口を設け、車両が所定速度(例えば60Km/
h)以上で且つ一定時間(例えば30分)以上運転され
た場合に居眠りしやすい環境(特定条件が成立)にある
と判断し、送風装置のエバポレータで冷却した冷却風を
前記吹出口からドライバーに向けて吹き出し、警報を与
えるようにしたものが公知である。
えば特公昭57−30683号公報に示されているよう
に、車両の送風装置から運転者の顔首付近に向けて開口
する吹出口を設け、車両が所定速度(例えば60Km/
h)以上で且つ一定時間(例えば30分)以上運転され
た場合に居眠りしやすい環境(特定条件が成立)にある
と判断し、送風装置のエバポレータで冷却した冷却風を
前記吹出口からドライバーに向けて吹き出し、警報を与
えるようにしたものが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術においては、車両が所定速度以上で走行している
場合に、その全てを単調な走行であると見做して居眠り
しやすい環境にあると判断し、警報を出力するので、実
際に居眠りしやすい環境にないドライバーに対しても警
報を与え、その結果、却ってドライバーにに不快感を与
えるという不具合があった。
行技術においては、車両が所定速度以上で走行している
場合に、その全てを単調な走行であると見做して居眠り
しやすい環境にあると判断し、警報を出力するので、実
際に居眠りしやすい環境にないドライバーに対しても警
報を与え、その結果、却ってドライバーにに不快感を与
えるという不具合があった。
【0004】すなわち、車両が所定速度以上で走行して
いる場合であっても、道路状況がカーブの場合や、上り
坂・下り坂の多い路である場合、及び、車線変更を頻繁
に行っている場合等は、ドライバーは比較的緊張して運
転しているので、実際的には居眠りしやすい環境にはな
い。
いる場合であっても、道路状況がカーブの場合や、上り
坂・下り坂の多い路である場合、及び、車線変更を頻繁
に行っている場合等は、ドライバーは比較的緊張して運
転しているので、実際的には居眠りしやすい環境にはな
い。
【0005】よって、係る場合にもドライバーの覚醒度
が低下して居眠りしやすい環境にあると見做すことは適
切ではない。
が低下して居眠りしやすい環境にあると見做すことは適
切ではない。
【0006】そこで、この発明は上記問題点に鑑み、居
眠りしやすい環境を適切に判断し、居眠り運転防止装置
の作動条件の最適化を図った居眠り運転防止装置を提供
することを目的とする。
眠りしやすい環境を適切に判断し、居眠り運転防止装置
の作動条件の最適化を図った居眠り運転防止装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る居眠り運転防止装置は、図1に示さ
れるように、車速検出手段(100)と、該車速検出手
段(100)の出力信号に基づいて車両が一定速度以上
で走行をしているか否かを判定する走行状態判定手段
(110)と、運転者の運転状況を検出する運転状況検
出手段(120)と、該運転状況検出手段(120)の
検出結果に基づいて運転状況が頻繁に変化しているか否
かを判定する運転状況判定手段(130)と、前記走行
状態判定手段(110)において一定速度以上で走行し
ていると判定され、且つ、前記運転状況判定手段(13
0)において運転状況が頻繁に変化していないと判定さ
れている場合に、車両が単調走行していると判断して当
該単調走行時間(t1)を計測する単調走行時間計測手
段(140)と、該単調走行時間計測手段(140)の
計測時間(t1)が一定値を越えた場合に警報装置の警
報出力を開始する警報制御手段(150)とを具備す
る。また、前記運転状況判定手段(120)において運
転状況が頻繁に変化していると判定されている場合に、
その時間を計測し、当該時間が所定時間以上であれば前
記単調走行時間計測手段(140)における単調走行時
間の計測をリセットするものである。
に、この発明に係る居眠り運転防止装置は、図1に示さ
れるように、車速検出手段(100)と、該車速検出手
段(100)の出力信号に基づいて車両が一定速度以上
で走行をしているか否かを判定する走行状態判定手段
(110)と、運転者の運転状況を検出する運転状況検
出手段(120)と、該運転状況検出手段(120)の
検出結果に基づいて運転状況が頻繁に変化しているか否
かを判定する運転状況判定手段(130)と、前記走行
状態判定手段(110)において一定速度以上で走行し
ていると判定され、且つ、前記運転状況判定手段(13
0)において運転状況が頻繁に変化していないと判定さ
れている場合に、車両が単調走行していると判断して当
該単調走行時間(t1)を計測する単調走行時間計測手
段(140)と、該単調走行時間計測手段(140)の
計測時間(t1)が一定値を越えた場合に警報装置の警
報出力を開始する警報制御手段(150)とを具備す
る。また、前記運転状況判定手段(120)において運
転状況が頻繁に変化していると判定されている場合に、
その時間を計測し、当該時間が所定時間以上であれば前
記単調走行時間計測手段(140)における単調走行時
間の計測をリセットするものである。
【0008】
【作用】居眠り運転防止装置は、基本的には、車両があ
る速度以上で所定時間以上運転が持続された場合に、単
調走行が継続していると判断する。そして、このような
状況下では、運転者が居眠りし易い環境にあると判断
し、居眠り状態に陥らないように適切な警報を適切な時
期に与えるものである。
る速度以上で所定時間以上運転が持続された場合に、単
調走行が継続していると判断する。そして、このような
状況下では、運転者が居眠りし易い環境にあると判断
し、居眠り状態に陥らないように適切な警報を適切な時
期に与えるものである。
【0009】本発明においては、単調走行の判定条件に
ドライバーの運転状況が頻繁に変化しているか否かを加
えている。すなわち、運転状況が頻繁に変化している場
合は単調走行していると見做さずに、単調走行時間の計
測を停止し、反対に、運転状況が頻繁に変化していない
場合は単調走行をしているとして単調走行時間の計測を
する。
ドライバーの運転状況が頻繁に変化しているか否かを加
えている。すなわち、運転状況が頻繁に変化している場
合は単調走行していると見做さずに、単調走行時間の計
測を停止し、反対に、運転状況が頻繁に変化していない
場合は単調走行をしているとして単調走行時間の計測を
する。
【0010】したがって、運転状況に応じて適切に単調
走行時間の計測がされ、当該時間が一定値を超えた適切
な時期に警報出力が開始される。これにより、不必要な
警報の出力がなくなり、運転者に不快感を与えることを
防止できる。
走行時間の計測がされ、当該時間が一定値を超えた適切
な時期に警報出力が開始される。これにより、不必要な
警報の出力がなくなり、運転者に不快感を与えることを
防止できる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
る。
【0012】図2及び図3に本発明の一実施例に係る居
眠り運転防止装置のシステム構成図及びそれに使用され
る警報装置(空調装置)の概略構成図が示されている。
眠り運転防止装置のシステム構成図及びそれに使用され
る警報装置(空調装置)の概略構成図が示されている。
【0013】居眠り運転防止装置は、図2に示すよう
に、車速を検出する車速センサ7(車速検出手段)と、
車両の補正単調走行時間t1を計測するタイマ1(タイ
マ(t1))と、冷風の吹出間隔(次の冷風吹出開始時
間)t2を制御するタイマ2(タイマ(t2))と、冷
風の吹出時間t3を制御するタイマ3(タイマ(t
3))と、単調走行時間の計測を停止するか否かを判断
するためのタイマ4(タイマ(t4)),タイマ5(タ
イマ(t5))と、プログラムのサンプリングタイムを
計測するタイマ6(タイマ(t6))と、運転状況を検
出するためのブレーキsw8,シフトレバーsw9,ク
ラッチペダルsw10,ウインカsw11と、該運転状
況検出手段たるブレーキsw8,シフトレバーsw9,
クラッチペダルsw10,ウインカsw11の変化の回
数をカウントするパルスカウンター12と、空調装置の
コンプレッサ等を制御するエアコン駆動回路13と、空
調装置の各種ダンパ(内外気切換ダンパ14,エアミッ
クスダンパ15,デフモードダンパ16,フェイスモー
ドダンパ17,フットモードダンパ18)を駆動するダ
ンパ駆動回路19とを備え、さらに、上記車速センサ
7,各タイマ1〜6およびパルスカウンター12の出力
信号を読み込んでエアコン駆動回路13及びダンパ駆動
回路19とを制御するため、走行状態判定手段と運転状
況判定手段と単調走行時間計測手段と警報制御手段(空
調制御手段)とを有するCPU(Central −Processing
Unit)20を具備している。
に、車速を検出する車速センサ7(車速検出手段)と、
車両の補正単調走行時間t1を計測するタイマ1(タイ
マ(t1))と、冷風の吹出間隔(次の冷風吹出開始時
間)t2を制御するタイマ2(タイマ(t2))と、冷
風の吹出時間t3を制御するタイマ3(タイマ(t
3))と、単調走行時間の計測を停止するか否かを判断
するためのタイマ4(タイマ(t4)),タイマ5(タ
イマ(t5))と、プログラムのサンプリングタイムを
計測するタイマ6(タイマ(t6))と、運転状況を検
出するためのブレーキsw8,シフトレバーsw9,ク
ラッチペダルsw10,ウインカsw11と、該運転状
況検出手段たるブレーキsw8,シフトレバーsw9,
クラッチペダルsw10,ウインカsw11の変化の回
数をカウントするパルスカウンター12と、空調装置の
コンプレッサ等を制御するエアコン駆動回路13と、空
調装置の各種ダンパ(内外気切換ダンパ14,エアミッ
クスダンパ15,デフモードダンパ16,フェイスモー
ドダンパ17,フットモードダンパ18)を駆動するダ
ンパ駆動回路19とを備え、さらに、上記車速センサ
7,各タイマ1〜6およびパルスカウンター12の出力
信号を読み込んでエアコン駆動回路13及びダンパ駆動
回路19とを制御するため、走行状態判定手段と運転状
況判定手段と単調走行時間計測手段と警報制御手段(空
調制御手段)とを有するCPU(Central −Processing
Unit)20を具備している。
【0014】空調装置は、図3に示されるように、最上
流側に内気吸入口21及び外気吸入口22を有し、内外
気切換ダンパ14で選択導入された空気を下流側のエバ
ポレータ23に向けて送風するブロア24と、前記エバ
ポレータ23で冷却された空気をヒータコア25を通過
して加熱されるものとヒータコア25をバイパスするも
のとに分流させるエアミックスダンパ15と、該エアミ
ックスダンパ15で分流された空気を混合して温調する
エアミックス室26とを具備し、このエアミックス室2
6で温調された空調空気は、3つの吹出口(DEF吹出
口27,FACE吹出口28,FOOT吹出口29)を
介して車室内に吹き出されるようになっている。
流側に内気吸入口21及び外気吸入口22を有し、内外
気切換ダンパ14で選択導入された空気を下流側のエバ
ポレータ23に向けて送風するブロア24と、前記エバ
ポレータ23で冷却された空気をヒータコア25を通過
して加熱されるものとヒータコア25をバイパスするも
のとに分流させるエアミックスダンパ15と、該エアミ
ックスダンパ15で分流された空気を混合して温調する
エアミックス室26とを具備し、このエアミックス室2
6で温調された空調空気は、3つの吹出口(DEF吹出
口27,FACE吹出口28,FOOT吹出口29)を
介して車室内に吹き出されるようになっている。
【0015】次に、図4,図5及び図7乃至図10に示
される制御フロチャート(図2に示されるCPU20に
て実行)に基づいて、本発明に係る居眠り運転防止装置
の作動について説明する。
される制御フロチャート(図2に示されるCPU20に
て実行)に基づいて、本発明に係る居眠り運転防止装置
の作動について説明する。
【0016】プログラムがスタートすると、CPU20
は、所定のフラグF1〜F5をリセットし、初期設定を
する(S100)。
は、所定のフラグF1〜F5をリセットし、初期設定を
する(S100)。
【0017】次に、CPU20は、車速センサ7の出力
信号Vを入力して車両の走行状態を判定する(S10
1)。即ち、このルーチンは、走行状態判定手段として
機能するものである。
信号Vを入力して車両の走行状態を判定する(S10
1)。即ち、このルーチンは、走行状態判定手段として
機能するものである。
【0018】ここで、例えばV0=50km/hを単調
走行の第1段階の判定基準とし、V<V0(NO)であ
れば非単調走行と判断し、S102に進んで単調走行時
間の計測を中断するためにタイマt1をストップし、V
≧V0(YES)であれば、第1段階の単調走行の判定
基準を満たしているとして後述するS107に進む。
走行の第1段階の判定基準とし、V<V0(NO)であ
れば非単調走行と判断し、S102に進んで単調走行時
間の計測を中断するためにタイマt1をストップし、V
≧V0(YES)であれば、第1段階の単調走行の判定
基準を満たしているとして後述するS107に進む。
【0019】上記判定で非単調走行と判断しタイマt1
をストップした後は、フラグF2がセットされているか
否かを判定し(S103)、フラグF2が既にセットさ
れていればS106に進むが、フラグF2がセットされ
ていなければ、フラグF2をセットし(S104)、単
調走行時間の計測を停止するか否かを判断するためのタ
イマt4をリセット・スタートさせる(S105)。
をストップした後は、フラグF2がセットされているか
否かを判定し(S103)、フラグF2が既にセットさ
れていればS106に進むが、フラグF2がセットされ
ていなければ、フラグF2をセットし(S104)、単
調走行時間の計測を停止するか否かを判断するためのタ
イマt4をリセット・スタートさせる(S105)。
【0020】そして、S106においてタイマt4がタ
イムアップすれば(t4>T4,YESの場合)、もは
や単調走行の条件以下である低速走行に移行したと判断
し、単調走行時間の計測を再度最初からやりなおすため
にS100に戻る。ここで、タイマt4のタイムアップ
時間T4は、例えば2分に設定している。
イムアップすれば(t4>T4,YESの場合)、もは
や単調走行の条件以下である低速走行に移行したと判断
し、単調走行時間の計測を再度最初からやりなおすため
にS100に戻る。ここで、タイマt4のタイムアップ
時間T4は、例えば2分に設定している。
【0021】また、S106においてタイマt4がタイ
ムアップしない場合(t4≦T4,NOの場合)は、S
101に戻り、再度走行状態の判定を行う。
ムアップしない場合(t4≦T4,NOの場合)は、S
101に戻り、再度走行状態の判定を行う。
【0022】S107のサブルーチンSUB1は、運転
状況の変化の回数を所定の時間毎にサンプリングするた
めのものである。このサブルーチンSUB1を図5に示
されるフロチャートに基づいて説明する。
状況の変化の回数を所定の時間毎にサンプリングするた
めのものである。このサブルーチンSUB1を図5に示
されるフロチャートに基づいて説明する。
【0023】SUB1では、S200においてフラグF
5の状態を確認し、フラグF5がセットされていなけれ
ばS201に進んで運転状況の変化の回数をカウントす
るためのサンプリングタイムを決定するタイマt6をリ
セット・スタートさせる。それと同時にパルスカウンタ
ー12(図2参照)をリセットし、該パルスカウンター
12によって運転状況の変化の回数(ブレーキsw8,
シフトレバーsw9,クラッチペダルsw10,ウイン
カsw11の変化パルスの合計)のカウントを開始し、
フラグF5をセットし(S202)、図6に示されるリ
ングカウンタの番地をN=1に設定する(S203)。
5の状態を確認し、フラグF5がセットされていなけれ
ばS201に進んで運転状況の変化の回数をカウントす
るためのサンプリングタイムを決定するタイマt6をリ
セット・スタートさせる。それと同時にパルスカウンタ
ー12(図2参照)をリセットし、該パルスカウンター
12によって運転状況の変化の回数(ブレーキsw8,
シフトレバーsw9,クラッチペダルsw10,ウイン
カsw11の変化パルスの合計)のカウントを開始し、
フラグF5をセットし(S202)、図6に示されるリ
ングカウンタの番地をN=1に設定する(S203)。
【0024】ここで、パルスカウンター12におけるカ
ウントは、タイマt6がタイムアップする迄の10秒間
行われる(S204)。
ウントは、タイマt6がタイムアップする迄の10秒間
行われる(S204)。
【0025】タイマt6がタイムアップすれば、パルス
カウンター12の値f0を読み込んで図6に示されるカ
ウンタ0にストアし(S205)、再びタイマt6をリ
セット・スタートさせ(S206)、同時にパルスカウ
ンター12をリセットして、続けて運転状況の変化の回
数をカウントさせる。
カウンター12の値f0を読み込んで図6に示されるカ
ウンタ0にストアし(S205)、再びタイマt6をリ
セット・スタートさせ(S206)、同時にパルスカウ
ンター12をリセットして、続けて運転状況の変化の回
数をカウントさせる。
【0026】そして、リングカウンタのN番地目にカウ
ンタ0の内容f0をストアし(S207)、リングカウ
ンタの各値fnの総和fを求める(S208)。なお、
リングカウンタの各値fnの初期値はゼロである。ここ
で、リングカウンタの各値は10秒毎の運転状況の変化
の回数であり、カウンタの総数は18であるから、リン
グカウンタの各値fnの総和fは過去3分間分の運転状
況の変化の回数の総計となる。
ンタ0の内容f0をストアし(S207)、リングカウ
ンタの各値fnの総和fを求める(S208)。なお、
リングカウンタの各値fnの初期値はゼロである。ここ
で、リングカウンタの各値は10秒毎の運転状況の変化
の回数であり、カウンタの総数は18であるから、リン
グカウンタの各値fnの総和fは過去3分間分の運転状
況の変化の回数の総計となる。
【0027】これにより、10秒毎に運転状況の変化の
回数がカウントされ、それが累積されて結果が過去3分
間分の運転状況の変化の回数の総計となり、この総計は
10秒毎に更新されるものである。
回数がカウントされ、それが累積されて結果が過去3分
間分の運転状況の変化の回数の総計となり、この総計は
10秒毎に更新されるものである。
【0028】なお、リングカウンタの内容更新は、S2
09において番地を進めることで可能であり、番地Nが
18を越えた場合は再びNを1に戻せばよい(S21
0,S203)。
09において番地を進めることで可能であり、番地Nが
18を越えた場合は再びNを1に戻せばよい(S21
0,S203)。
【0029】上記サブルーチンSUB1において運転状
況の変化の回数のサンプリングが終了すると、メインプ
ログラムに復帰し、S108に進む。
況の変化の回数のサンプリングが終了すると、メインプ
ログラムに復帰し、S108に進む。
【0030】S108においては、上記サブルーチンS
UB1において得られた運転状況の変化の回数のサンプ
リング値fと単調走行の第2段階の判定基準値F0とを
比較判定する。すなわち、判定基準値F0は、過去3分
間に行われた運転操作が所定回数を越えたか否かを判断
するためのものであり、例えば10回以上の操作が行わ
れた場合を非単調走行と見做す基準値である。そしてこ
のS108は、運転状況判定手段として機能する。
UB1において得られた運転状況の変化の回数のサンプ
リング値fと単調走行の第2段階の判定基準値F0とを
比較判定する。すなわち、判定基準値F0は、過去3分
間に行われた運転操作が所定回数を越えたか否かを判断
するためのものであり、例えば10回以上の操作が行わ
れた場合を非単調走行と見做す基準値である。そしてこ
のS108は、運転状況判定手段として機能する。
【0031】このS108において、f>F0(NO)
と判定されれば、S110に進んで単調走行時間の計測
を中断するためにタイマt1をストップし、f≦F0
(YES)であれば、第2段階の単調走行の判定基準を
満たしているとして後述するS115に進む。
と判定されれば、S110に進んで単調走行時間の計測
を中断するためにタイマt1をストップし、f≦F0
(YES)であれば、第2段階の単調走行の判定基準を
満たしているとして後述するS115に進む。
【0032】上記判定で非単調走行と判断しタイマt1
をストップした後は、フラグF4がセットされているか
否かを判定し(S111)、フラグF4が既にセットさ
れていればS114に進むが、フラグF4がセットされ
ていなければ、フラグF4をセットし(S112)、単
調走行時間の計測を停止するか否かを判断するためのタ
イマt5をリセット・スタートさせる(S113)。
をストップした後は、フラグF4がセットされているか
否かを判定し(S111)、フラグF4が既にセットさ
れていればS114に進むが、フラグF4がセットされ
ていなければ、フラグF4をセットし(S112)、単
調走行時間の計測を停止するか否かを判断するためのタ
イマt5をリセット・スタートさせる(S113)。
【0033】そして、S114においてタイマt5がタ
イムアップすれば(t5>T5,YESの場合)、ドラ
イバーは緊張して運転している非単調走行の状況にある
と判断し、単調走行時間の計測を再度最初からやりなお
すためにS100に戻る。ここで、タイマt5のタイム
アップ時間T5は、例えば2分に設定している。この処
理は、運転状況判定手段において運転状況が頻繁に変化
していると判定されている場合に、その時間を計測し、
当該時間が所定時間以上であれば単調走行時間計測手段
における単調走行時間の計測をリセットするという請求
項2に対応している。
イムアップすれば(t5>T5,YESの場合)、ドラ
イバーは緊張して運転している非単調走行の状況にある
と判断し、単調走行時間の計測を再度最初からやりなお
すためにS100に戻る。ここで、タイマt5のタイム
アップ時間T5は、例えば2分に設定している。この処
理は、運転状況判定手段において運転状況が頻繁に変化
していると判定されている場合に、その時間を計測し、
当該時間が所定時間以上であれば単調走行時間計測手段
における単調走行時間の計測をリセットするという請求
項2に対応している。
【0034】また、S114においてタイマt5がタイ
ムアップしない場合(t5≦T5,NOの場合)は、S
101に戻り、再度走行状態の判定に戻る。
ムアップしない場合(t5≦T5,NOの場合)は、S
101に戻り、再度走行状態の判定に戻る。
【0035】S115乃至S118は単調走行時間t1
を計測するタイマt1を起動し且つ単調走行時間t1を
計測するルーチンである。したがって、このタイマt1
が起動されるためには、上記走行状態判定手段において
一定速度以上で走行していると判定され、且つ、運転状
況判定手段において運転状況が頻繁に変化していないと
判定されている場合に限られる。すなわち、このルーチ
ンは単調走行時間計測手段として機能する。
を計測するタイマt1を起動し且つ単調走行時間t1を
計測するルーチンである。したがって、このタイマt1
が起動されるためには、上記走行状態判定手段において
一定速度以上で走行していると判定され、且つ、運転状
況判定手段において運転状況が頻繁に変化していないと
判定されている場合に限られる。すなわち、このルーチ
ンは単調走行時間計測手段として機能する。
【0036】具体的には、フラグF1がセットされてい
るか否かを判定し(S115)、フラグF1が既にセッ
トされていればS118に進むが、フラグF1がセット
されていなければ、フラグF1をセットし(S11
6)、単調走行時間t1の計測を開始する(S11
7)。
るか否かを判定し(S115)、フラグF1が既にセッ
トされていればS118に進むが、フラグF1がセット
されていなければ、フラグF1をセットし(S11
6)、単調走行時間t1の計測を開始する(S11
7)。
【0037】なお、S118でタイマt1をスタートさ
せるのは、上記S102,110で停止させたタイマt
1をリスタートさせるためである。
せるのは、上記S102,110で停止させたタイマt
1をリスタートさせるためである。
【0038】S119以下は、警報制御手段として機能
する。すなわち、上記S101,S108の判定条件を
満たし、タイマt1の値が設定時間T11(例えば30
分)以上の場合には(YES)、運転者は居眠りを誘発
されるような車両環境にいる(単調な走行が設定時間以
上継続している)と判定し、次のS120以下で空調装
置に冷風の吹出指令を与える。また、タイマt1の計測
値が設定時間T11以下である場合(NO)には、未だ
運転者は居眠りを誘発されるような車両環境にないと判
定し、S101に戻って再度単調走行のチェックを行
う。この処理は、運転を始めた直後や運転状況が頻繁に
変化している場合等は、通常、運転者の覚醒度は高く居
眠り運転の発生度が低いということに基づき、この時期
に冷風を吹き出すことは運転者にとって余計なこととな
り却って不快となるので、所定の時間T11を越えるま
で冷風の吹出を待機させるものである。
する。すなわち、上記S101,S108の判定条件を
満たし、タイマt1の値が設定時間T11(例えば30
分)以上の場合には(YES)、運転者は居眠りを誘発
されるような車両環境にいる(単調な走行が設定時間以
上継続している)と判定し、次のS120以下で空調装
置に冷風の吹出指令を与える。また、タイマt1の計測
値が設定時間T11以下である場合(NO)には、未だ
運転者は居眠りを誘発されるような車両環境にないと判
定し、S101に戻って再度単調走行のチェックを行
う。この処理は、運転を始めた直後や運転状況が頻繁に
変化している場合等は、通常、運転者の覚醒度は高く居
眠り運転の発生度が低いということに基づき、この時期
に冷風を吹き出すことは運転者にとって余計なこととな
り却って不快となるので、所定の時間T11を越えるま
で冷風の吹出を待機させるものである。
【0039】次に、上記S119でt1≧T11と判定
すると、CPU20は、S120,S121,S122
の各ステップで、単調走行時間t1の値に対応した冷風
の吹出区間にしたがって空調装置の制御を行う。以下、
この制御を図7乃至図10のフロチャート及び図11の
タイムチャートを参照しつつ説明する。
すると、CPU20は、S120,S121,S122
の各ステップで、単調走行時間t1の値に対応した冷風
の吹出区間にしたがって空調装置の制御を行う。以下、
この制御を図7乃至図10のフロチャート及び図11の
タイムチャートを参照しつつ説明する。
【0040】まず、S120において、t1の値が冷風
の吹出状態,つまり警報装置の警報状態を変更するべき
時間T12以下であるか否かを判定する。この実施例に
おいては、その判定時間を吹出後20分,即ちT12を
50分に設定している。t1<T12(NO)であれば、
図7に示されるS123に進んで冷風の吹出間隔t2を
制御するタイマt2及び冷風の吹出時間を制御するタイ
マt3のセット用のフラグF3がセットされているか否
かを判定し、フラグF3がセットされていなければ(N
Oの場合)、フラグF3をセットし(S124)、タイ
マt2,t3をリセット・スタートさせ(S125)、
S126に進む。フラグF3がセットされていれば(Y
ESの場合)、そのままS126に進む。
の吹出状態,つまり警報装置の警報状態を変更するべき
時間T12以下であるか否かを判定する。この実施例に
おいては、その判定時間を吹出後20分,即ちT12を
50分に設定している。t1<T12(NO)であれば、
図7に示されるS123に進んで冷風の吹出間隔t2を
制御するタイマt2及び冷風の吹出時間を制御するタイ
マt3のセット用のフラグF3がセットされているか否
かを判定し、フラグF3がセットされていなければ(N
Oの場合)、フラグF3をセットし(S124)、タイ
マt2,t3をリセット・スタートさせ(S125)、
S126に進む。フラグF3がセットされていれば(Y
ESの場合)、そのままS126に進む。
【0041】S126においては、冷風の吹出時間を制
御する。この実施例においては、冷風の吹出時間T31
を例えばAsec(4秒)に設定している。このS12
6においてt3<T31(NO)であれば、冷風吹出指
令信号を空調装置のエアコン駆動回路6に送出すると共
に(S127)、ダンパ駆動回路19に、エアミックス
ダンパ15の開度をフルクール側に回動させる指令及び
フェイスモードダンパ17にFACE吹出口28を開
け、デフモードダンパ16,フットモードダンパ18に
DEF吹出口27,FOOT吹出口29を閉じる指令信
号を送出し、フルクールモードで冷風がFACE吹出口
28から吹き出されるようにする。このときの吹出開始
点は図11のとなる。そしてこの時点では、まだタイ
マt3はタイムアップしていないので、S101に復帰
する。この冷風の吹出はタイマt3がタイムアップする
まで行われる。即ち、S126においてタイマt3がタ
イムアップしてt3≧T12(YES)となれば、S1
28に進んで空調装置のエアコン駆動回路13に冷風吹
出停止指令を送出し、冷風の強制出力を停止させる。す
なわち、このループにおいては、タイマt3がタイムア
ップするまで冷風がAsec (4秒)間吹き出されること
になる(図11のを起点とした斜線区間)。
御する。この実施例においては、冷風の吹出時間T31
を例えばAsec(4秒)に設定している。このS12
6においてt3<T31(NO)であれば、冷風吹出指
令信号を空調装置のエアコン駆動回路6に送出すると共
に(S127)、ダンパ駆動回路19に、エアミックス
ダンパ15の開度をフルクール側に回動させる指令及び
フェイスモードダンパ17にFACE吹出口28を開
け、デフモードダンパ16,フットモードダンパ18に
DEF吹出口27,FOOT吹出口29を閉じる指令信
号を送出し、フルクールモードで冷風がFACE吹出口
28から吹き出されるようにする。このときの吹出開始
点は図11のとなる。そしてこの時点では、まだタイ
マt3はタイムアップしていないので、S101に復帰
する。この冷風の吹出はタイマt3がタイムアップする
まで行われる。即ち、S126においてタイマt3がタ
イムアップしてt3≧T12(YES)となれば、S1
28に進んで空調装置のエアコン駆動回路13に冷風吹
出停止指令を送出し、冷風の強制出力を停止させる。す
なわち、このループにおいては、タイマt3がタイムア
ップするまで冷風がAsec (4秒)間吹き出されること
になる(図11のを起点とした斜線区間)。
【0042】そしてS129においては、冷風の吹出間
隔(次の冷風吹出開始時間)を制御するタイマt2がタ
イムアップするまで次の冷風の吹出を待機させ(NOの
ループ)、タイマt2がタイムアップすると(t2≧T
21,YESの場合)、フラグF3をリセットして(S
130)、再びS125で冷風が吹き出されるようにす
る。この実施例においては、冷風の吹出間隔の時間T2
1は例えば5分に設定されている(図11参照)。この
再度の冷風の吹出開始点は図11のとなり、冷風の吹
出時間も上記と同様にAsec(4秒)となる。
隔(次の冷風吹出開始時間)を制御するタイマt2がタ
イムアップするまで次の冷風の吹出を待機させ(NOの
ループ)、タイマt2がタイムアップすると(t2≧T
21,YESの場合)、フラグF3をリセットして(S
130)、再びS125で冷風が吹き出されるようにす
る。この実施例においては、冷風の吹出間隔の時間T2
1は例えば5分に設定されている(図11参照)。この
再度の冷風の吹出開始点は図11のとなり、冷風の吹
出時間も上記と同様にAsec(4秒)となる。
【0043】以下同様に、単調走行時間t1が次の冷風
の吹出区間の判定時間T12になるまで5分間隔で4秒
間の冷風が吹き出される。この実施例では、T11から
T12に至る吹出区間(20分)で、冷風が計4回吹き
出されることになる。
の吹出区間の判定時間T12になるまで5分間隔で4秒
間の冷風が吹き出される。この実施例では、T11から
T12に至る吹出区間(20分)で、冷風が計4回吹き
出されることになる。
【0044】このS123〜130の処理では、冷風の
吹出間隔t2を5分という長い時間に設定し、また、冷
風の吹出時間t3を4秒という短い時間に設定してい
る。これは、運転者に覚醒を与える初期の段階では、運
転者の覚醒度の低下が少なく、居眠り運転の発生度も小
さいものなので、運転者への警報たる冷風の吹き出しを
低く抑えているものである。
吹出間隔t2を5分という長い時間に設定し、また、冷
風の吹出時間t3を4秒という短い時間に設定してい
る。これは、運転者に覚醒を与える初期の段階では、運
転者の覚醒度の低下が少なく、居眠り運転の発生度も小
さいものなので、運転者への警報たる冷風の吹き出しを
低く抑えているものである。
【0045】次に、単調走行時間t1が次の冷風の吹出
区間の判定時間T12を越えてS120でt1≧T12
(YES)と判定され、S121でt1<T13(この
実施例においては冷風の吹出区間の判定時間T13は例
えば68分に設定している,NO)と判定されると、図
8のS131に進み、このS131〜138では、上記
S123〜130とほぼ同様の処理が行われる。
区間の判定時間T12を越えてS120でt1≧T12
(YES)と判定され、S121でt1<T13(この
実施例においては冷風の吹出区間の判定時間T13は例
えば68分に設定している,NO)と判定されると、図
8のS131に進み、このS131〜138では、上記
S123〜130とほぼ同様の処理が行われる。
【0046】すなわち、t1≧T13(NO)であれ
ば、フラグF3及びタイマt2,t3の処理を行い(S
131〜133)、タイマt3がタイムアップするまで
冷風吹出指令信号を空調装置のエアコン駆動回路13に
送出すると共に、ダンパ駆動回路19に、エアミックス
ドア15の開度をフルクール側に回動させる指令及びフ
ェイスモードダンパ17にFACE吹出口28を開け、
デフモードダンパ16およびフットモードダンパ18に
DEF吹出口27,FOOT吹出口29を閉じる指令信
号を送出し、フルクールモードで冷風がFACE吹出口
28から吹き出されるようにする(S134〜13
5)。この際の冷風の吹出開始点は図11のとなる。
この場合、タイムアップ時間T32は、例えば上記で設
定したAsec(4秒)よりも長いBsec(6秒)に
セットする。タイマt3がタイムアップすれば、CPU
20は、空調装置のエアコン駆動回路13に冷風吹出停止
指令を送出し(S136)、冷風の吹出は停止される。
この間、冷風はBsec(6秒)間吹き出されることに
なる(図11のを起点とした斜線区間)。
ば、フラグF3及びタイマt2,t3の処理を行い(S
131〜133)、タイマt3がタイムアップするまで
冷風吹出指令信号を空調装置のエアコン駆動回路13に
送出すると共に、ダンパ駆動回路19に、エアミックス
ドア15の開度をフルクール側に回動させる指令及びフ
ェイスモードダンパ17にFACE吹出口28を開け、
デフモードダンパ16およびフットモードダンパ18に
DEF吹出口27,FOOT吹出口29を閉じる指令信
号を送出し、フルクールモードで冷風がFACE吹出口
28から吹き出されるようにする(S134〜13
5)。この際の冷風の吹出開始点は図11のとなる。
この場合、タイムアップ時間T32は、例えば上記で設
定したAsec(4秒)よりも長いBsec(6秒)に
セットする。タイマt3がタイムアップすれば、CPU
20は、空調装置のエアコン駆動回路13に冷風吹出停止
指令を送出し(S136)、冷風の吹出は停止される。
この間、冷風はBsec(6秒)間吹き出されることに
なる(図11のを起点とした斜線区間)。
【0047】そして、S137おいては、次の冷風吹出
開始間隔(この実施例では、例えば4分30秒)を設定
するために、タイマt2のタイムアップを待ち(NOの
ループ)、タイマt2がタイムアップすれば(YE
S)、フラグF3をリセットし、再びS101以下の処
理を行って再度S131以下の処理が実行される。この
再度の冷風の吹出開始点は図11のとなり、冷風の吹
出時間も上記と同様にBsec(6秒)となる。
開始間隔(この実施例では、例えば4分30秒)を設定
するために、タイマt2のタイムアップを待ち(NOの
ループ)、タイマt2がタイムアップすれば(YE
S)、フラグF3をリセットし、再びS101以下の処
理を行って再度S131以下の処理が実行される。この
再度の冷風の吹出開始点は図11のとなり、冷風の吹
出時間も上記と同様にBsec(6秒)となる。
【0048】以下同様に、単調走行時間t1が次の冷風
の吹出区間の判定時間T13になるまで(T12からT
13に至る吹出区間(18分))で、4分30秒の間隔
で6秒間の冷風が4回吹き出されることになる。
の吹出区間の判定時間T13になるまで(T12からT
13に至る吹出区間(18分))で、4分30秒の間隔
で6秒間の冷風が4回吹き出されることになる。
【0049】このS131〜138の処理では、冷風の
吹出間隔t2を4分30秒というより短い値に設定し、
冷風の吹出時間t3を6秒とより長い値に設定している
(図11参照)。これは、運転者に警報を与える初期の段
階(上記S123〜130)よりも警報の刺激強度を増
加させるためである。したがって、冷風の吹出間隔を短
く、冷風の吹出時間を長くすることで、運転者に効果的
な警報を与えることができる。
吹出間隔t2を4分30秒というより短い値に設定し、
冷風の吹出時間t3を6秒とより長い値に設定している
(図11参照)。これは、運転者に警報を与える初期の段
階(上記S123〜130)よりも警報の刺激強度を増
加させるためである。したがって、冷風の吹出間隔を短
く、冷風の吹出時間を長くすることで、運転者に効果的
な警報を与えることができる。
【0050】更に続けて、単調走行時間t1が次の冷風
の吹出区間の判定時間T13を越えてS121でt1≧
T13(YES)と判定され、S122でt1<T14
(この実施例においては、冷風の吹出区間の判定時間T
14は例えば84分に設定している,NO)と判定され
ると、図9に示されるS141〜148では、冷風の吹
出間隔t2を4分というさらにより短い値に設定し、冷
風の吹出時間t3を8秒(Csec)とより長い値に設
定して冷風による警報が実行される(図11参照)。
の吹出区間の判定時間T13を越えてS121でt1≧
T13(YES)と判定され、S122でt1<T14
(この実施例においては、冷風の吹出区間の判定時間T
14は例えば84分に設定している,NO)と判定され
ると、図9に示されるS141〜148では、冷風の吹
出間隔t2を4分というさらにより短い値に設定し、冷
風の吹出時間t3を8秒(Csec)とより長い値に設
定して冷風による警報が実行される(図11参照)。
【0051】また、この処理が終了して単調走行時間t
1が次の冷風の吹出区間の判定時間T14を越えてS1
22でt1≧T14(YES)と判定されると、図10
に示されるS151〜158では、冷風の吹出間隔t2
を3分30秒というさらにより短い値に設定し、冷風の
吹出時間t3を10秒(Dsec)とより長い値に設定
して冷風による警報の強さ(刺激強度)が徐々に高めら
れて実行される(図11参照)。
1が次の冷風の吹出区間の判定時間T14を越えてS1
22でt1≧T14(YES)と判定されると、図10
に示されるS151〜158では、冷風の吹出間隔t2
を3分30秒というさらにより短い値に設定し、冷風の
吹出時間t3を10秒(Dsec)とより長い値に設定
して冷風による警報の強さ(刺激強度)が徐々に高めら
れて実行される(図11参照)。
【0052】この最終処理では、冷風の吹出区間は設定
されていないので(S122以下の時間判定手段がな
い)、3分30秒間隔,10秒間の冷風の吹出は居眠り
運転警報装置の作動が運転者によって解除されるまで繰
返し実行されることになる。また、上記他のステップ実
行中においても、居眠り運転警報装置の作動が解除され
れば、冷風による警報が中止されることになる。
されていないので(S122以下の時間判定手段がな
い)、3分30秒間隔,10秒間の冷風の吹出は居眠り
運転警報装置の作動が運転者によって解除されるまで繰
返し実行されることになる。また、上記他のステップ実
行中においても、居眠り運転警報装置の作動が解除され
れば、冷風による警報が中止されることになる。
【0053】なお、この実施例では、冷風の吹出区間を
T11,T12,T13,T14で区切られる4つの区
間としたが、これに限らず適宜区間の増減を設定でき、
また冷風の吹出間隔や吹出時間は、任意に設定できるも
のである。
T11,T12,T13,T14で区切られる4つの区
間としたが、これに限らず適宜区間の増減を設定でき、
また冷風の吹出間隔や吹出時間は、任意に設定できるも
のである。
【0054】すなわち、この発明においては、単調走行
時間t1がT11(30分),T12(50分),T13
(68分),T14(84分),・・・・・と長くなる
につれて、冷風の吹出間隔t2をT22(5分),T2
3(4分30秒),T24(4分),T25(3分30
秒),・・・・・というように短くしていき、反対に冷
風の吹出時間t3をT32(4秒),T33(6秒),
T34(8秒),T35(10秒),・・・・・というよ
うに長くしており、単調走行時間の経過時間に従って運
転者への警報効果を高めるようにしている。
時間t1がT11(30分),T12(50分),T13
(68分),T14(84分),・・・・・と長くなる
につれて、冷風の吹出間隔t2をT22(5分),T2
3(4分30秒),T24(4分),T25(3分30
秒),・・・・・というように短くしていき、反対に冷
風の吹出時間t3をT32(4秒),T33(6秒),
T34(8秒),T35(10秒),・・・・・というよ
うに長くしており、単調走行時間の経過時間に従って運
転者への警報効果を高めるようにしている。
【0055】ここで、上記実施例においては冷風の吹出
をFACE吹出口から行なうようにしたが、これに限ら
ず、他の吹出口(FACE吹出口28,DEF吹出口2
7,FOOT吹出口29以外に空調装置が具備する吹出
口,例えばインスツルメントパネルのサイドに設けられ
た吹出口)や、運転者に向けて開口された専用の吹出口
を設けて冷風を吹き出すようにしてもよい。
をFACE吹出口から行なうようにしたが、これに限ら
ず、他の吹出口(FACE吹出口28,DEF吹出口2
7,FOOT吹出口29以外に空調装置が具備する吹出
口,例えばインスツルメントパネルのサイドに設けられ
た吹出口)や、運転者に向けて開口された専用の吹出口
を設けて冷風を吹き出すようにしてもよい。
【0056】さらに、この実施例においては、警報装置
として空調装置を用いたが、これに限定されることな
く、音声,ブザー,ランプの点灯・点滅,芳香出力,空
気の噴射等、各種警報出力手段に適用可能なものであ
る。
として空調装置を用いたが、これに限定されることな
く、音声,ブザー,ランプの点灯・点滅,芳香出力,空
気の噴射等、各種警報出力手段に適用可能なものであ
る。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
運転者の運転操作状況に応じて単調走行時間を計測する
ようにしたので、人体から覚醒度を検出しなくとも、適
切な時期に居眠り防止効果を出力することができ、警報
時期を誤ることがない。その結果、居眠り運転防止機能
の作動条件の最適化を図ることができると共に、運転者
に不快感を与えるような作動を防止することができると
いう効果を奏するものである。
運転者の運転操作状況に応じて単調走行時間を計測する
ようにしたので、人体から覚醒度を検出しなくとも、適
切な時期に居眠り防止効果を出力することができ、警報
時期を誤ることがない。その結果、居眠り運転防止機能
の作動条件の最適化を図ることができると共に、運転者
に不快感を与えるような作動を防止することができると
いう効果を奏するものである。
【図1】クレーム対応図である。
【図2】本発明の実施例に係る居眠り運転防止装置のシ
ステム構成図である。
ステム構成図である。
【図3】本発明の実施例に使用される空調装置の概略構
成図である。
成図である。
【図4乃至図10】本発明に係る居眠り運転防止装置に
おいて実行されるプログラムの制御フロチャートであ
る。
おいて実行されるプログラムの制御フロチャートであ
る。
【図11】本発明に係る居眠り運転防止装置において実
行される警報出力制御作動を説明するタイムチャート図
である。
行される警報出力制御作動を説明するタイムチャート図
である。
1〜6 タイマ 7 車速センサ 8 ブレーキsw 9 シフトレバーsw 10 クラッチペダルsw 11 ウインカsw 12 パルスカウンター 13 エアコン駆動回路 14 内外気切換ダンパ 15 エアミックスダンパ 16 デフモードダンパ 17 フェイスモードダンパ 18 フットモードダンパ 19 ダンパ駆動回路 20 CPU
Claims (2)
- 【請求項1】 車速検出手段と、該車速検出手段の出力
信号に基づいて車両が一定速度以上で走行をしているか
否かを判定する走行状態判定手段と、運転者の運転状況
を検出する運転状況検出手段と、該運転状況検出手段の
検出結果に基づいて運転状況が頻繁に変化しているか否
かを判定する運転状況判定手段と、前記走行状態判定手
段において一定速度以上で走行していると判定され、且
つ、前記運転状況判定手段において運転状況が頻繁に変
化していないと判定されている場合に、車両が単調走行
していると判断して当該単調走行時間を計測する単調走
行時間計測手段と、該単調走行時間計測手段の計測時間
が一定値を越えた場合に警報装置の警報出力を開始する
警報制御手段とを具備することを特徴とする居眠り運転
防止装置。 - 【請求項2】 前記運転状況判定手段において運転状況
が頻繁に変化していると判定されている場合に、その時
間を計測し、当該時間が所定時間以上であれば前記単調
走行時間計測手段における単調走行時間の計測をリセッ
トすることを特徴とする請求項1記載の居眠り運転防止
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5319035A JPH07144555A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 居眠り運転防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5319035A JPH07144555A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 居眠り運転防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07144555A true JPH07144555A (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=18105792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5319035A Withdrawn JPH07144555A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 居眠り運転防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07144555A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018221364A1 (ja) * | 2017-05-30 | 2018-12-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 眠気推定装置、覚醒誘導制御装置、および、覚醒誘導システム |
JP2019215669A (ja) * | 2018-06-12 | 2019-12-19 | アルパイン株式会社 | 芳香システム |
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1993
- 1993-11-25 JP JP5319035A patent/JPH07144555A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018221364A1 (ja) * | 2017-05-30 | 2018-12-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 眠気推定装置、覚醒誘導制御装置、および、覚醒誘導システム |
JPWO2018221364A1 (ja) * | 2017-05-30 | 2020-04-02 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 眠気推定装置、覚醒誘導制御装置、および、覚醒誘導システム |
JP2019215669A (ja) * | 2018-06-12 | 2019-12-19 | アルパイン株式会社 | 芳香システム |
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