JPH0585160A - 車両の芳香装置 - Google Patents

車両の芳香装置

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JPH0585160A
JPH0585160A JP3274725A JP27472591A JPH0585160A JP H0585160 A JPH0585160 A JP H0585160A JP 3274725 A JP3274725 A JP 3274725A JP 27472591 A JP27472591 A JP 27472591A JP H0585160 A JPH0585160 A JP H0585160A
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JP
Japan
Prior art keywords
fragrance
speed
state
running state
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP3274725A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Kajimoto
進士 梶本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行状態に応じて運転者の精神状態を適確な
状態とすることが可能な車両の芳香装置を提供する。 【構成】 車室内における芳香剤の気化速度を調整する
ファンモ−タ7、ファン8等の気化速度調整手段と、走
行状態を検出する車速センサ9等の走行状態検出手段
と、前記走行状態検出手段からの信号を受け、前記気化
速度調整手段を制御して、走行状態に応じた芳香剤気化
速度とするコントロ−ルユニットU等の気化速度制御手
段と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の芳香装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両の芳香装置には、実開平2−123
417号公報に示すように、加熱部材による熱を利用し
て、芳香剤の気化を効果的にしたものが提案されてい
る。
【0003】ところで、運転中においては、走行状態が
種々変化するが、その走行状態の変化にかかわらず、運
転者が、安定した精神状態をもって運転できれば、その
ことは、安全運転の観点からも好ましい。
【0004】しかし、走行状態には、例えば、渋滞時走
行のような低速走行や、高速状態での定速走行があり、
前者のような走行の場合においては、運転者はイライラ
感を生じ易く、後者のような走行の場合においては、眠
けを生じ易くなる傾向がある。このように、走行状態の
変化によって運転者の精神状態が変わりがちである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、走行状態に応じて運
転者の精神状態を適確な状態とすることが可能な車両の
芳香装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明(第1発明)にあっては、車室内における芳
香剤の気化速度を調整する気化速度調整手段と、走行状
態を検出する走行状態検出手段と、前記走行状態検出手
段からの信号を受け、前記気化速度調整手段を制御し
て、走行状態に応じた芳香剤気化速度とする気化速度制
御手段と、を備える、ことを特徴とする車両の芳香装置
とした構成としてある。上述の第1発明構成により、走
行状態に応じた芳香剤気化速度とすることによって、走
行状態に応じて芳香剤の香りの強さを変えることができ
ることになり、その芳香剤の香りの強さにより運転者の
精神状態を変えることができることになる。このため、
走行状態に応じて運転者の精神状態を適確な状態とする
ことが可能となる。
【0007】また前述の目的を達成するために本発明
(第2発明)にあっては、請求項1において、前記気化
速度制御手段は、前記気化速度調整手段を制御して、高
速走行状態には、低速走行状態よりも芳香剤気化速度を
速めるように設定されている、構成としてある。上述の
第2発明の構成により、高速走行状態においては、芳香
剤の香りの強さが強められることになり、乗員は、その
強さの香りにより刺激を受けることになる。その一方、
低速走行状態においては、芳香剤の香りの強さが、高速
走行状態の場合に比べて弱められることになり、乗員が
芳香剤の香りにより受ける刺激は少なくなる。したがっ
て、走行状態に応じて運転者の精神状態を適確な状態と
する具体的態様として、高速走行状態、特に定速走行状
態においては、芳香剤の香りにより眠けが生じることを
防ぐことができることになり、低速走行状態、特に、渋
滞時走行状態においては、芳香剤の香りにより、イライ
ラ感が促進されることを防ぐことができることになる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を添付した図面に基づいて説
明する。図1において、1は、本実施例に係る芳香装置
で、この芳香装置1は車室内の所定の場所、例えば、天
井部等に取付けられる。上記芳香装置1は、図1に示す
ように収容箱2を有しており、その相対向する一対の側
面部3には複数のスリット4がそれぞれ形成されており
(一方の側面部のスリット4は図示を略す)、そのスリ
ット4を介して前記収容箱2の内外が連通されている。
なお、上蓋は、説明の便宜上、図示を略してある。上記
収容箱2内には、その一端側において芳香剤収容容器5
が配設されている。この芳香剤収容容器5は、その内外
を連通する複数のスリット6を有しており、そのスリッ
ト6は収容箱2内方に向けられている。この芳香剤収容
容器5内には、芳香剤が収容されており、その芳香剤の
気化したものが前記スリット6を介して芳香剤収容容器
5から収容箱2内に移動するようになっている。その芳
香剤としては、例えば、ジャスミン等の香りを有するも
のが用いられる。
【0009】前記収容箱2内には、図1に示すように、
前記芳香剤収容容器5におけるスリット6の前方に位置
するようにしてファンモ−タ7が配設されており、その
出力軸にはファン8が取付られている。ファン8は、そ
の回転により、空気の流れを形成するようになってお
り、その流れは、前記スリット6の前方において前記ス
リット4を介して収容箱2外に流れ出るものとなってい
る。
【0010】図1における符号Uは、例えばマイクロコ
ンピュ−タで構成されたコントロ−ルユニットで、この
コントロ−ルユニットUは、既知のように、CPU、R
OM、RAM等を有している。このコントロ−ルユニッ
トUには、センサ9、作動スイッチ10、また自動(A
UTO)スイッチ11からの各種信号が入力されるよう
になっている。上記センサ9は、車速を検出する車速セ
ンサである。上記作動スイッチ10は、本芳香装置のO
N、OFFを決めるON、OFFスイッチである。上記
自動スイッチ11は、自動制御を行なうか否かを決める
スイッチである。
【0011】一方、上記コントロールユニットUから、
図1に示すように、ファンモ−タ7に制御信号が出力さ
れるようになっている。
【0012】次に、上記コントロールユニットUによる
制御内容の概要について説明する。自動スイッチ11が
OFFされているときには、前記作動スイッチ10がO
Nされていることを条件として、前記ファンモ−タ7が
一定回転されることになっている。これにより、空気の
強制流れが生じ、その流れ内の圧力が降下することにな
り、芳香剤は、車室内温度の下で一定の気化速度をもっ
て気化が促進されることになる。この結果、車室内に
は、芳香剤の一律な強さの香りが強制的に供給されるこ
とになる。
【0013】一方、自動スイッチ11がONされたとき
には、図2に示すように、走行状態が高速状態(本実施
例においては80km/h 以上)か否かが判別され、高速
状態のときには、ファンモ−タ7が高回転Hとされ、低
速状態のときには、ファンモ−タ7が低回転Lとされ
る。これにより、高速走行状態においては、空気の強制
流れが速められて、該流れ内の圧力が大きく降下され、
芳香剤の気化速度が高められる。この結果、芳香剤の香
りの強さが強められ、乗員は、その強さの香りにより刺
激を受けることになり、高速走行状態、特に定速走行状
態においては、芳香剤の香りにより眠けが生じることを
防ぐことができることになる。
【0014】その一方、低速走行状態においては、ファ
ン8回転に基づく空気の強制流れの速度が、高速走行状
態の場合よりも低下され、芳香剤の気化速度が高速走行
状態の場合よりも低められる。この結果、芳香剤の香り
の強さが、高速走行状態の場合に比べて弱められ、乗員
が芳香剤の香りにより受ける刺激は少なくなり、高速走
行状態ではない、特に渋滞時走行状態においては、芳香
剤の香りにより、イライラ感が促進されることを防ぐこ
とができることになる。
【0015】次に、芳香装置の車室内芳香制御に関し、
その具体的な一例を図3のフローチャートに基づいて説
明する。先ず、S1において、作動スイッチ10がON
か否かが判別され、S1がYESのときには、S2にお
いて、自動スイッチ11がONか否かが判別される。S
2がNOのときには、S3において、ファンモ−タ7は
一定の回転速度をもって回転され、芳香剤の香りの強さ
は、走行状態の変化にかかわらず、所定の状態をもって
一律とされる。
【0016】一方、S2がYESのときには、S4にお
いて、車速が読込まれ、次のS5において、車速が高速
状態(80km/h 以上)か否かが判別される。S5がY
ESのときには、S6において、高速モ−ドが選択さ
れ、ファンモ−タ7の回転は高回転とされる。これによ
り、空気の流れ内が圧力降下を起こし、芳香剤の気化速
度が促進されることになり、芳香剤の強い香りにより、
乗員が眠りに誘われることを防ぐことができることにな
る。
【0017】前記S5がNOのときには、S7におい
て、低速モ−ドが選択され、ファンモ−タ7の回転は低
回転とされる。この場合、空気の流れ内の圧力降下が前
記S6の場合よりも小さいため、そのS6の場合ほどに
は、芳香剤の気化速度が促進されず、特に、渋滞時走行
状態においては、芳香剤の香りによりイライラ感が増幅
されることを防ぐことができることになる。
【0018】図4は他の実施例を示す。この実施例にお
いて、前記実施例と同一構成要素については同一符号を
付してその説明を省略する。この実施例においては、自
動制御がなされる場合、図4に示すように、芳香剤の気
化を促進するためにタイマ制御によりファンモ−タ7を
一定周期のもとでONを繰返すこととし、走行状態とし
て高速モ−ドが選択された場合には(図3のS6に相
当)、ファンモ−タ7が一周期においてONとされる時
間を、走行状態として低速モ−ドが選択された場合より
も長くすることとされている。これにより、この実施例
においても、高速走行状態においては、低速走行状態よ
りも芳香剤の気化が促進されることになり、前記実施例
同様の作用効果を生じることになる。
【0019】以上実施例においては、走行状態を高速走
行状態か否かにより高速モ−ド、低速モ−ドに分けてい
るが、本発明においては、走行状態をさらに細かく分
け、それに応じた走行モ−ドを設けてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のうち、第1、第2発明によれば、走行状態に応じて運
転者の精神状態を適確な状態とすることが可能な車両の
芳香装置を提供できる。
【0021】具体的には、第2発明において、高速走行
状態、特に定速走行状態時に、芳香剤の香りにより眠け
が生じることを防ぐことができ、低速走行状態、特に渋
滞走行状態時に、芳香剤の香りによりイライラ感が促進
されることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】芳香装置の全体構成図。
【図2】芳香装置の制御例を示す図。
【図3】図2制御例の一例を示すフローチャート。
【図4】芳香装置の他の制御例を示す図。
【符号の説明】
1 芳香装置 7 ファンモ−タ 8 ファン 9 センサ U コントロールユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内における芳香剤の気化速度を調整
    する気化速度調整手段と、 走行状態を検出する走行状態検出手段と、 前記走行状態検出手段からの信号を受け、前記気化速度
    調整手段を制御して、走行状態に応じた芳香剤気化速度
    とする気化速度制御手段と、を備える、ことを特徴とす
    る車両の芳香装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記気化速度制御手段は、前記気化速度調整手段を制御
    して、高速走行状態には、低速走行状態よりも芳香剤気
    化速度を速めるように設定されている、ことを特徴とす
    る車両の芳香装置。
JP3274725A 1991-09-26 1991-09-26 車両の芳香装置 Pending JPH0585160A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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