JPH07144273A - 構造物ブロック自動溶接システム - Google Patents

構造物ブロック自動溶接システム

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JPH07144273A
JPH07144273A JP5319164A JP31916493A JPH07144273A JP H07144273 A JPH07144273 A JP H07144273A JP 5319164 A JP5319164 A JP 5319164A JP 31916493 A JP31916493 A JP 31916493A JP H07144273 A JPH07144273 A JP H07144273A
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JP
Japan
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welding
robot
slot
lounge
vertical
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5319164A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Nemoto
政明 根本
Naozo Kaneda
尚造 金田
Takeshi Endo
毅 遠藤
Hidenori Tsuruta
秀紀 鶴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07144273A publication Critical patent/JPH07144273A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造コストの上昇を抑えることができるとと
もに、作業環境及び生産性の向上が図れ、更に溶接品質
の向上をもたらすことができる構造物ブロック自動溶接
システムを提供する。 【構成】 ロンジ20と隔壁30及びそれ等を連結する
接合プレート40間を溶接する溶接ロボット100と、
ロンジ20間のスロット21をロンジ移動ロボット30
0から溶接場所まで溶接ロボット100を搬送するスロ
ット台車200と、ロンジ20上を溶接ロボット100
及びスロット台車200を搬送するロンジ移動ロボット
300と、溶接ロボット100,スロット台車200及
びロンジ移動ロボット300の作動プロセスを制御する
中央コントローラ400とを具えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船体構造物,ボイラー
構造物等の溶接建造に好適な構造物ブロック自動溶接シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図6斜視図に示す超大型タンカーをはじ
めとする船体構造物の建造においては、ロンジ02で補
強された船体外壁01と隔壁03を接合プレート04で
溶接連結しており、従来この作業は、人手によって行わ
れまた狭隘個所であるため作業がし難いので、人件費の
高騰に伴い製作コストの上昇を招くとともに、労働時間
短縮により実作業時間が減少する等の問題があり、従っ
て作業環境の改善や経済性及び生産性の向上という観点
から自動化が強く望まれている。しかしその実現には、
溶接個所の形状が複雑であるとともに、船体ブロック当
たり溶接個所が多数にのぼり、しかも各々の溶接個所は
ロンジ02により分割されている等の点への対策を講ず
る必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、製造コストの上昇を抑
えることができるとともに、作業環境の向上及び生産性
の向上が図れ、更に溶接品質の向上をもたらすことがで
きる構造物ブロック自動溶接システムを提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、縦
骨と横骨及びそれ等を連結する接合プレート間を溶接す
る溶接ロボットと、縦骨間のスロットを縦骨移動ロボッ
トから溶接場所まで溶接ロボットを搬送するスロット台
車と、縦骨上を溶接ロボット及びスロット台車を搬送す
る縦骨移動ロボットと、溶接ロボット,スロット台車及
び縦骨移動ロボットの作動プロセスを制御する中央コン
トローラとを具えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明構造物ブロック自動溶接システムにおい
ては、溶接ロボットを使用し、溶接個所のパターンは同
一であるので、1つのパターンを教え込めば全ての溶接
個所に適用でき、また縦骨上を移動するロボットを使用
し、この縦骨移動ロボットに溶接ロボット及びスロット
台車を乗せることにより、これ等を次のスロットに移動
させることができる。更にスロット内を往復移動するス
ロット台車を使用し、溶接ロボットをこのスロット台車
に搭載することにより、縦骨移動ロボットから所定の溶
接個所まで運び、また溶接終了後元の縦骨移動ロボット
内に帰還収納させることができる。なおシーケンサ等を
用いた中央コントローラを使用し、溶接ロボット,スロ
ット台車及び縦骨移動ロボット間の作動順序は、この中
央コントローラからの指令信号により制御する。
【0006】
【実施例】本発明を船体ブロック自動溶接システムに適
用した一実施例を図面について説明すると、図1は本シ
ステムの全体斜視図、図2はスロット台車を示し、同図
(A)は側面図、同図(B)は同図(A)のB−B矢視
図、図3はロンジ移動ロボットのリフタの縦断面図、図
4はロンジ移動ロボットの移動機構を示し、同図(A)
は側面図、同図(B),(C)は同図(A)のB−B,
C−C矢視図、図5はロンジ移動ロボットの脚機構の縦
断面図である。
【0007】図1において、本発明の船体ブロック自動
溶接システムを構成する溶接ロボット100,スロット
台車200,ロンジ移動ロボット300及び中央コント
ローラ400を示しており、溶接ロボット100は、6
軸制御のロボット本体110及び溶接トーチ120より
成り、ロボット本体110のハンド111に取付けられ
た溶接トーチ120は、複数のロンジ20で補強された
船体外壁10と隔壁30の接合プレート40との溶接個
所をティーチインすることにより、自動溶接可能とな
る。また溶接ロボット100は次に述べるスロット台車
200上に固定装架される。
【0008】図2において、スロット台車200の台車
本体210は、4本の車輪220a〜220dで支えら
れ、かつ本体前後に左右2本ずつのセンタリングシャフ
ト230a〜230dと、本体上部に前方位置決めシャ
フト240を有しており、電動機駆動の車輪220によ
り船体ブロックのスロット21内を移動可能である。ま
た台車本体210は、ステップモーター駆動の4本のセ
ンタリングシャフト230a〜230dとその各々の先
端に取付けられているリミットスイッチ231a〜23
1dにより、スロット21中央への位置決めを行い、更
にステップモーター駆動の前方位置決めシャフト240
とその先端に取付けられているリミットスイッチ241
により、隔壁30から所定の距離に位置決めすることが
できる。
【0009】ロンジ移動ロボット300は、本体フレー
ム310と、溶接ロボット100を装架したスロット台
車200を上昇下降させるリフタ320と、それ等を収
納した状態でロンジフェース22上を移動する移動機構
330と、ロンジフェース22上に着脱する脚機構34
0とから構成されており、図3にこのロンジ移動ロボッ
ト300のリフタ320の縦断面を示し、リフタ320
はロンジ移動ロボット300の本体フレーム310上に
長方形状の枠から成る鋼製フレーム321を設け、その
四隅に電動機駆動のジャッキ322が取付けられ、これ
を介してリフタ320用のエレベータ台323が固定さ
れている。溶接ロボット100を装架したスロット台車
200はこのエレベータ台323上に収納され、更にジ
ャッキ322を作動させることによりロンジ20のロン
ジフェース22より高い位置まで持ち上げることができ
る。
【0010】次に図4において、ロンジ移動ロボット3
00の移動機構330と脚機構340を説明すると、ロ
ンジ移動ロボット300はその進行方向左右の本体フレ
ーム310の側面に前後1個ずつ、計4個の移動機構3
30a〜330dを有しており、この移動機構330は
本体フレーム310上に設置されたリニアボールベアリ
ング333a,333bに支持案内され、ボールねじ3
32を介して内蔵するステップモーター331により本
体フレーム310の側面上を直線的に移動する。また脚
機構340は、4個の移動機構330a〜330dの各
々と本体フレームの左右側面中央に1個ずつ、それ等の
下方に計6個が取付けられており、脚吸着部341と脚
伸縮部342から構成される。その詳細を図5に示し、
脚伸縮部342は駆動用ステップモーター243,リニ
アベアリング344,ボールねじ345から成り、脚の
上昇下降が可能であり、また電磁パッドから成る脚吸着
部341はそれ等のオン・オフによりロンジフェース2
2面への吸着離脱が可能である。
【0011】なお中央コントローラ400はロンジ移動
ロボット300の本体フレーム310上に取付けられ、
更に溶接ロボット100,スロット台車200及びロン
ジ移動ロボット300との間は各々図示せざる制御用ケ
ーブルで結ばれている。
【0012】このようなシステムにおいて、ロンジ移動
ロボット300のリフタ320上のスロット台車200
は中央コントローラ400からの発信指令信号により動
き出し、リフタ320から外部のスロット21m間に移
動する。そこでスロット台車200はセンタリングシャ
フト230を用いてスロット中央に位置決めされる。更
にスロット21m内を前進し、前方位置決めシャフト2
40を用いて隔壁30から所定の位置で停止させる。こ
の定点を基準に、スロット台車200上に装架されてい
る溶接ロボット100には、予めロンジ20補強された
船体外壁10と隔壁30から成る船体ブロック連結部に
おける接合プレート40との溶接個所パターンをティー
チインしてあるので、中央コントローラ400からの指
令を受けてそのプログラムに従い、溶接ロボット100
のハンド111に取付けてある溶接トーチ120を用い
て自動溶接することができる。溶接が終了すると、溶接
ロボット100を装架したスロット台車200は中央コ
ントローラ400からの指令により後進し、ロンジ移動
ロボット300のリフタ320に帰還し、そこに収納さ
れる。
【0013】次ステップとして、溶接ロボット100を
装架したスロット台車200をリフタ320に収納した
状態で、中央コントローラ400によりリフタ320を
スロット21m面上より上昇させ、ロンジプレート22
面の高さを充分に越えた位置で停止させる。更にロンジ
移動ロボット300をその移動機構330を用いて、現
状ロンジ20k,20 l,20mから次のロンジ20
l,20m,20nまで前進させる。そこでリフタ32
0を下降させ、次のスロットに相当する21n床面で停
止させれば、1プロセスが終了したことになる。以上の
プロセスを繰返すことにより、船体ブロックの船体外壁
10と隔壁30間における多数の接合プレート40の自
動溶接が可能になる。
【0014】かくしてこの自動溶接システムによれば、
ロボット100,300による自動運転のため、定時間
作業内はもとより深夜も含む終日無人運転が可能とな
り、設備稼働率ひいては生産性の向上をもたらすことが
できるとともに、人件費の高騰等に基づく製造コストの
上昇を抑えることができる。また溶接し難い狭隘個所の
作業をロボット100,300により機械化することに
より、職場の作業環境の向上が図れ、更に機械化により
パラツキのない安定した溶接施工が可能となり、その結
果品質の向上につながる。
【0015】
【発明の効果】要するに本発明によれば、縦骨と横骨及
びそれ等を連結する接合プレート間を溶接する溶接ロボ
ットと、縦骨間のスロットを縦骨移動ロボットから溶接
場所まで溶接ロボットを搬送するスロット台車と、縦骨
上を溶接ロボット及びスロット台車を搬送する縦骨移動
ロボットと、溶接ロボット,スロット台車及び縦骨移動
ロボットの作動プロセスを制御する中央コントローラと
を具えたことにより、製造コストの上昇を抑えることが
できるとともに、作業環境の向上及び生産性の向上が図
れ、更に溶接品質の向上をもたらすことができる構造物
ブロック自動溶接システムを得るから、本発明は産業上
極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を船体ブロック自動溶接システムに適用
した一実施例の全体斜視図である。
【図2】スロット台車を示し、同図(A)は側面図、同
図(B)は同図(A)のB−B矢視図である。
【図3】ロンジ移動ロボットのリフタの縦断面図であ
る。
【図4】ロンジ移動ロボットの移動機構を示し、同図
(A)は側面図、同図(B),(C)は同図(A)のB
−B,C−C矢視図である。
【図5】ロンジ移動ロボットの脚機構の縦断面図であ
る。
【図6】船体ブロックの斜視図である。
【符号の説明】
10 船体外壁 20 ロンジ 30 隔壁 40 接合プレート 100 溶接ロボット 200 スロット台車 300 ロンジ移動ロボット 400 中央コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B25J 5/00 D 5/02 Z B62D 57/032 (72)発明者 鶴田 秀紀 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦骨と横骨及びそれ等を連結する接合プ
    レート間を溶接する溶接ロボットと、縦骨間のスロット
    を縦骨移動ロボットから溶接場所まで溶接ロボットを搬
    送するスロット台車と、縦骨上を溶接ロボット及びスロ
    ット台車を搬送する縦骨移動ロボットと、溶接ロボッ
    ト,スロット台車及び縦骨移動ロボットの作動プロセス
    を制御する中央コントローラとを具えたことを特徴とす
    る構造物ブロック自動溶接システム。
JP5319164A 1993-11-25 1993-11-25 構造物ブロック自動溶接システム Withdrawn JPH07144273A (ja)

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JP5319164A JPH07144273A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 構造物ブロック自動溶接システム

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JP5319164A JPH07144273A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 構造物ブロック自動溶接システム

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JPH07144273A true JPH07144273A (ja) 1995-06-06

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ID=18107152

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JP5319164A Withdrawn JPH07144273A (ja) 1993-11-25 1993-11-25 構造物ブロック自動溶接システム

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010253519A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Ihi Corp 大型枠組構造物の溶接装置用の架台位置決め装置
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FR3083469A1 (fr) * 2018-07-09 2020-01-10 Institut De Recherche Technologique Jules Verne Robot de soudage

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