JPH07144250A - 鋳物砂充填用振動装置の振動方法 - Google Patents

鋳物砂充填用振動装置の振動方法

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JPH07144250A
JPH07144250A JP33909393A JP33909393A JPH07144250A JP H07144250 A JPH07144250 A JP H07144250A JP 33909393 A JP33909393 A JP 33909393A JP 33909393 A JP33909393 A JP 33909393A JP H07144250 A JPH07144250 A JP H07144250A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消失模型鋳造や自硬性鋳型の造型において、
消失模型6や自硬性鋳型にX軸方向の孔が形成されてい
ても、これらの孔内で十分な鋳物砂7の充填密度を確保
する。 【構成】 機台1上にバネ2、2を介して揺動自在にテ
ーブル3を配置し、このテーブル3の下部又は側面に平
行な水平軸線を有して同一方向に回転する2台の振動モ
ータ4、4又は4´、4´を取付け、適宜選択する2台
の振動モーターを一定時間連続して正回転させた後逆回
転させることで、テーブル3に載置固定した鋳枠を垂直
方向(Z軸)と水平方向(X軸)の2方向同時に振動さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消失模型鋳造または自
硬性鋳型の造型において、水平1軸方向もしくは水平2
軸方向の孔が形成されていても、これらの孔内で十分な
砂の充填密度を確保することのできる鋳物砂充填用振動
装置の振動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】消失模型鋳造法は、従来の鋳造法と比べ
て有利な点を多く有している優れた鋳造法であるといえ
る。しかし、高品質の鋳造品を得るためには、鋳枠内に
設置した発泡成型品によってなる消失模型を変形させ
ず、また消失模型の中空部に鋳物砂を充填させて溶湯の
鋳込時に消失模型の壁移動を起こさない強さで発生ガス
を充分に逃がす通気性を有して鋳物砂を充填することが
要求される。
【0003】このため、従来は振動テーブル上に鋳枠を
載置固定して、振動テーブルおよび鋳枠を振動させるこ
とによって鋳物砂の充填がなされている。すなわち、図
3および図4に示すように。機台1上にバネ2、2を介
して水平かつ揺動自在にテーブル3を配置し、このテー
ブル3の下面にY軸に平行な水平軸線をもつ2台の振動
モータ4、4を取付け、この振動モータ4、4を互いに
反対方向に回転させて、テーブル3およびテーブル3に
載置固定した鋳枠5をZ軸方向に振動させることによっ
て、消失模型6の周辺に鋳物砂7を充填させるように構
成した振動装置。あるいは、図5および図6に示すよう
に、前記振動装置に加えて、テーブル3の両側部にZ軸
に平行な垂直軸線をもつ2台の振動モータ8、8を追加
固着し、この振動モータ8、8を互いに反対方向に回転
させて、テーブル3および鋳枠5をZ軸方向とX軸方向
の2方向に振動させることによって、消失模型6の周辺
に鋳物砂7を充填させるように構成した振動装置などが
使用されている。
【0004】しかし、前記従来の振動装置では、消失模
型6に水平1軸方向若しくは水平2軸方向の孔が形成さ
れていると、これらの孔内で十分な砂の充填密度を確保
することができない欠点を有している。このことは、本
発明者によるつぎの実験により確認することができた。
なお、充填実験は、図7に示す実験装置を使用して行っ
た。すなわち、実験装置は、一辺の長さWが300m
m、高さHが400mmの鋳枠5の内部にテストピース
9を設置し、その周辺に鋳物砂7を充填させる。テスト
ピース9は、透明アクリル樹脂製のもので、一様な内径
(d1=25mmφ)を持つ本管部9Aと、本管部9A
の軸線C1に直交する軸線C2を有して本管部9Aから
分岐された一様な内径(d2=15mmφ)と長さ(L
=90mm)を持つ枝管部9Bによって構成されてお
り、本管部9Aの軸線C1を垂直に指向させ、枝管部9
Bの軸線C2を鋳物砂7の頂面7Aから所定の深さ(D
=225mm)に設定するとともに、本管部9Aの上端
を鋳物砂7の頂面7Aから突出させてある。このような
実験装置を、図3および図4の如き従来の標準型振動装
置による第1従来例のテーブル3に載置固定して、振動
時間を30秒に設定した場合の測定結果を表1に示し、
また、同じ実験装置を、図5および図6の如き第1従来
例に2台の振動モータ8、8を追加固定した振動装置に
よる第2従来例のテーブル3に載置固定して、振動時間
30秒に固定した場合の測定結果を表2に示す。
【0005】
【0006】
【0007】表1に対応する従来の振動装置では、鋳物
砂7のX軸方向の流入量が無いことを確認した。このこ
とは、消失模型6にX軸方向の孔が形成されていると、
この孔内で十分な砂の充填密度を確保することができな
いことを示している。また、表2に対応する従来の振動
装置でも、X軸方向の砂の流入量を期待することができ
ないことを示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明により解決しよ
うとする課題は、消失模型にX軸方向の孔が形成されて
いると、この孔内への砂の流入状態が悪く、孔内で十分
な鋳物砂の充填密度を確保することができない点であ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上面に鋳枠が
着脱可能に固定される鋳物砂充填用テーブルを、機台上
にバネを介して揺動自在に配置され、このテーブルの下
部又は側方に張り出して、平行な水平軸線を有して取り
付けられ、かつ同一方向に回転する2台の振動モータを
具備してなる振動装置において、同一方向に回転する夫
々2台の振動モーターを一定時間連続して正回転させた
後逆回転させることを特徴とし、消失模型にX軸方向の
孔が形成されていても、この孔内に十分な鋳物砂の充填
密度を確保する目的並びに鋳枠内の各位置においても比
較的均一な鋳物砂の充填密度を確保する目的を達成し
た。
【0010】
【作 用】本発明によれば、テーブルの下部又は側方に
張り出して取り付けられた夫々2台の振動モータが同一
方向に正回転した後逆回転することで、テーブルは垂直
方向と水平1方向(例えばX軸方向)の2方向に同時に
振動し、消失模型にX軸方向の孔が形成されていても、
この孔内で十分な鋳物砂の充填密度を確保することがで
きるとともに、鋳枠内の各位置においても比較的均一な
鋳物砂の充填密度を確保することができるものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の正面図、図2は図1の平面図であ
る。なお、前記従来例と同一もしくは相当部分には、同
一符号を付して説明する。図1および図2において、機
台1上にバネ2、2を介して水平かつ揺動自在にテーブ
ル3を配置し、このテーブル3の下部又は側面にY軸に
平行な水平軸線をもつ夫々2台の振動モータ4、4又は
4´、4´を取付け、テーブル3上に載置固定した鋳枠
5内には、鋳物砂7が充填されているとともに、鋳物砂
7の内部に消失模型6が設置されている。このような構
成において、適宜選択する振動モータ4、4又は4´、
4´を同一方向に一定時間連続して正回転させた後逆回
転させるとテーブル3およびテーブル3に載置固定した
鋳枠5は垂直方向(Z軸)と水平1方向(X軸)の2方
向に同時に振動する。
【0012】『比較実験例1』として、図7で示す実験
装置を、図1及び図2のテーブル3に載置固定して、振
動モーター4、4又は4´、4´の回転方向を一定方向
のみに限定し、振動時間を30秒に設定した場合の測定
結果を表3に示す。
【0013】
【0014】表3において、第1従来例の測定結果(表
1)と比較して、X軸方向で砂の流入口が右向の場合X
軸方向の流入量高が大幅に増大することを確認した。こ
のことは、消失模型にX軸方向の孔が形成されていて
も、この孔内で十分な鋳物砂7の充填密度を確保するこ
とができることを証明している。しかしながら、砂の流
入口が左向の場合X軸方向の砂の流入量が少ないことを
示している。即ち、X軸方向の孔が盲孔の場合は、その
向によって砂の充填が充分に行われないことを示してい
る。
【0015】『比較実験例2』として、図7で示す実験
装置を、図1及び図2のテーブル3に載置固定して、適
宜選択した一方の振動モーター4、4又は4´、4´の
振動時間を正回転30秒に引き続いて逆回転30秒に設
定した場合の測定結果を表4に示す。
【0016】
【0017】表4において、比較実験例1の測定結果
(表3)と比較してX軸方向で砂の流入口の向に関係な
くX軸方向の砂の流入量が大幅に増大することを確認し
た。このことは、消失模型にX軸方向の孔が形成されて
いても、孔の向に関係なく孔内で十分な鋳物砂7の充填
密度を確保することが出来ることを証明している。
【0018】なお、これらの前記実施例では、消失模型
鋳造における鋳物砂の充填に適用して説明しているが、
本発明は自硬性鋳型の造型に適用しても、前記実施例と
同様の作用・効果を奏することができるものである。
【0019】
【発明の効果】叙上の如く本発明は、テーブルの下部又
は側方に張り出して平行な水平軸線を有して取付けら
れ、かつ適宜選択する2台の振動モータを同一方向に一
定時間連続して正回転させた後逆回転させることで、該
テーブルは垂直方向と水平方向の2方向に同時に振動す
るが、水平方向の振動は前半と後半とで向を変えて振動
することとなり、これにより消失模型や自硬性鋳型に水
平1軸方向の孔が形成されていても、この孔内に十分な
鋳物砂の充填密度を確保することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】第1従来例を示す正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】第2従来例を示す正面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】実験装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 機台 2 バネ 3 テーブル 4、4´ 振動モータ 5 鋳枠 6 消失模型 7 鋳物砂 8 振動モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に鋳枠が着脱可能に固定される鋳物
    砂充填用テーブルを、機台上にバネを介して揺動自在に
    配置され、このテーブルの下部又は側方に張り出して平
    行な水平軸線を有して取り付け、かつ同一方向に回転す
    る夫々2台の振動モータを具備してなる振動装置におい
    て、適宜選択する2台の振動モーターを連続して一定時
    間正回転させた後逆回転させることを特徴とする鋳物砂
    充填用振動装置の振動方法。
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