JPH0714412U - 落射照明装置 - Google Patents

落射照明装置

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JPH0714412U
JPH0714412U JP4680393U JP4680393U JPH0714412U JP H0714412 U JPH0714412 U JP H0714412U JP 4680393 U JP4680393 U JP 4680393U JP 4680393 U JP4680393 U JP 4680393U JP H0714412 U JPH0714412 U JP H0714412U
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JP
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light
half mirror
epi
illumination device
mirror
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JP4680393U
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淳 竹内
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレアを確実に防止するとともに、ごみを発
生させず、試料像のコントラストを向上させて良好な観
察像を得、しかも小型化を図る。 【構成】 光源1と、光源1の光L1 を集光する照明レ
ンズ2と、試料像を拡大する対物レンズ4と、光源1か
らの光L1 を対物レンズ4を介して試料6へ反射させる
ハーフミラー3と、ハーフミラー3を透過した光L3
減衰させる遮光板5とを備え、遮光板5の受光面5a
を、ハーフミラー3からの透過光L3 をハーフミラー面
の傾きと略平行又は直角に反射させる鋸歯状に形成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は落射照明装置に関し、特にフレア防止機能を有する顕微鏡の落射照 明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来の顕微鏡の落射照明装置の光学系を示す図である。
【0003】 図示しない光源からの光L1 はハーフミラー103で反射され、対物レンズ1 04を介して試料面に照射される。光源からの光L1 の一部はハーフミラー10 3を透過し、その光L3 が壁面108で反射される。この反射光L5 がハーフミ ラー103で反射されると、その光L8 が観察光学系の光路に混入してフレアの 原因になる。そこで、従来は、図8に示すように、反射防止部材として特殊な紙 や布に短繊維を植毛してなる植毛紙105を壁面108に貼着し、ハーフミラー 103を透過した光L3 を乱反射させて観察光学系の光路への混入を減らすよう にしていた。
【0004】 図9は従来の他の顕微鏡の落射照明装置の光学系を示す図である。
【0005】 この顕微鏡の落射照明装置では、図9に示すように、反射防止部材としてND フィルタ145を採用し、そのNDフィルタ145を壁面108に対して角度θ だけ傾けて配置した。ハーフミラー103を透過した光L3 は壁面108で反射 され、再びハーフミラー103に戻る光L5 についてはNDフィルタ145を2 度透過することで十分に減光される。また、ハーフミラー103を透過した光L 3 の一部はNDフィルタ145の表面で反射されるが、その光L7 はNDフィル タ145が壁面108に対して角度θだけ傾いているのでハーフミラー103へ は反射されない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、図8の落射照明装置には、ハーフミラー103を透過した光L3 の 観察光学系への混入を十分に防ぐことができないとともに、植毛紙105の短繊 維が脱落し、その短繊維が光路中に入り込むおそれがあるという問題があった。
【0007】 また、図9の落射照明装置には、NDフィルタ145を壁面108に対して角 度θだけ傾けて配置したので、その分寸法a1 (図9参照)だけ装置が大きくな るという問題があった。
【0008】 この考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題はフレアを確実 に防止することができるとともに、ごみの発生のおそれもなく、しかも小型化を 図り得る落射照明装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため請求項1記載の考案の落射照明装置は、試料面に光 を照射するための光源と、試料像を拡大する対物レンズと、前記光源からの光を 前記対物レンズを介して試料面へ反射させるハーフミラー又はダイクロイックミ ラーと、このハーフミラー又はダイクロイックミラーを透過した前記光源からの 光を減衰させる反射防止部材とを備えた落射照明装置において、前記反射防止部 材の受光面が、前記ハーフミラー又はダイクロイックミラーからの透過光を前記 ハーフミラー面又はダイクロイックミラー面の傾きと略平行又は直角に反射させ る複数の傾斜面を鋸歯状又は山形状あるいはこれらの組合せ状態に配置した。
【0010】 また、請求項2記載の考案の落射照明装置は、前記反射防止部材が遮光板であ る。
【0011】 更に、請求項3記載の考案の落射照明装置は、前記反射防止部材がNDフィル タである。
【0012】 また、請求項4記載の考案の落射照明装置は、前記反射防止部材は、前記ハー フミラー又はダイワロイックミラーを保持するホルダの側面に形成されている。
【0013】
【作用】
ハーフミラー又はダイクロイックミラーからの透過光を、反射防止部材の受光 面がハーフミラー面又はダイクロイックミラー面の傾きと略平行又は直角に反射 させるので、余剰光の観察光学系の光路への混入を少なくすることができ、試料 像のコントラストが向上し、良好な観察像を得ることができる。
【0014】
【実施例】
以下この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】 図1はこの考案の第1実施例に係る落射照明装置の光学系を示す図、図2は図 1の落射照明装置の遮光板を示し、同図(a)は遮光板の平面図、同図(b)は 同図(a)のB−B線に沿う断面図である。
【0016】 この第1実施例の落射照明装置は、光源1と、光源1の光L1 を集光する照明 レンズ2と、試料像を拡大する対物レンズ4と、光源1からの光L1 を対物レン ズ4を介して試料6へ反射させるハーフミラー3と、ハーフミラー3を透過した 光L3 を減衰させる遮光板(反射防止部材)5とを備えている。
【0017】 ハーフミラー3は図1に示すように、照明光軸に対して45゜傾いており、光 源1の光L1 を直角に反射させる。
【0018】 図2(a)及び(b)に示すように、遮光板5の受光面5aは鋸歯状に形成さ れ、透過光L3 に対して直角な基準面5bに対してほぼ22.5゜に形成されて いる。
【0019】 光源1からの光L1 は照明レンズ2で集光され、集光された照明光はハーフミ ラー3で直角に反射され、対物レンズ4を介して試料6に照射される。試料6で 反射した光L2 は対物レンズ4、ハーフミラー3を透過し、図示しない接眼レン ズに至る。
【0020】 一方、照明レンズ2で集光された照明光の一部はハーフミラー3を透過し、透 過光L3 は遮光板5の受光面5aで反射される。前述のように遮光板5の受光面 5aは基準面5bに対してほぼ22.5゜に形成されているので、受光面5aで 反射された光L4 は図1及び図2に示すように透過光L3 に対して45゜の方向 、すなわち図1に示すようにハーフミラー3に対して平行に進む。したがって、 ハーフミラー3を透過した余剰光L4 が再び観察光学系の光路に混入することは なく、良好な試料像を得ることができる。
【0021】 図3は図1の実施例の第1の変形例を示す遮光板15の断面図である。この変 形例の遮光板15は図1の実施例の遮光板5を180゜回転させたものであり、 遮光板15の受光面15aで反射された光L5 は図3に示すように透過光L3 に 対して斜め下45゜の方向、すなわちハーフミラー3に対して垂直に入射するの で、図1の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0022】 図4は図1の実施例の第2の変形例を示す遮光板25の断面図である。この変 形例では、図4に示すように遮光板25の受光面が傾斜面25aと傾斜面25c とを有する山形に形成され、各傾斜面25a,25cが遮光板25の基準面25 bに対してそれぞれほぼ22.5゜傾いている。
【0023】 第2の変形例によれば、遮光板25で反射された光をハーフミラーの透過光に 対して上45゜の方向と下45゜の方向、すなわちハーフミラーに対して平行及 び垂直に反射させることができるので、図1の第1の実施例と図4の第1の変形 例と同様の効果を得ることができる。
【0024】 図5はこの考案の第2の実施例に係る落射照明装置のハーフミラーを保持する ホルダの断面図である。
【0025】 この第2実施例では、ホルダ7の内壁面7aを鋸歯状に形成し、その内壁面7 aに黒色塗料を塗布して遮光板35を形成するようにした。
【0026】 この第2実施例によれば、第1の実施例と同様の効果を得ることができるとと もに、部品点数の削減と落射照明装置の小型化とを図ることができる。
【0027】 図6はこの考案の第3の実施例に係る落射照明装置の光学系を示す図である。 前述の実施例と共通する部分には同一符号を付して説明を省略する。第1の実施 例では反射防止部材として遮光板5を用いた場合について述べたが、この実施例 では、図6に示すように、反射防止部材としてのNDフィルタ45を用い、壁面 8に貼着するNDフィルタ45の受光面45aを、ハーフミラー3の透過光L3 をハーフミラー3の傾きと略平行に反射させる鋸歯状に形成するようにした。
【0028】 ハーフミラー3の透過光L3 の一部は壁面8で反射され、再びハーフミラー3 に戻るが、その光L5 はハーフミラー3に戻るまでにNDフィルタ45を2度透 過することで十分に減光され、また、ハーフミラー3を透過した光L3 の一部は NDフィルタ45の表面で反射されるが、その光L6 はNDフィルタ受光面45 aが鋸歯状に形成されているのでハーフミラー3側へは進まない。したがって、 第3の実施例の落射照明装置によれば、第1の実施例と同様の効果を得ることが できる。
【0029】 また、図9の落射照明装置の場合、NDフィルタ145の背面を壁面108に 対して角度θだけ傾けて配置したので寸法a1 の広いスペースを必要とするのに 較べ、この実施例のNDフィルタ45の背面は壁面8に対して傾いていないので NDフィルタ45の厚み分の寸法a2 だけを考慮すれば足り、省スペ−ス化を図 ることができる。
【0030】 なお、第3の実施例の第1の変形例として、NDフィルタ45を180゜回転 させ使用してもよく、このようにすればNDフィルタ45で反射させた光をハー フミラー3に対してほぼ垂直に入射させることができる。
【0031】 図7は図6の実施例の第2の変形例を示すNDフィルタ55の断面図である。
【0032】 この第2の変形例では、図7に示すように、NDフィルタ55の両面55a, 55bが鋸歯状に形成されている。
【0033】 この第2の変形例によれば、ハーフミラー3の透過光L3 をNDフィルタ55 の前面55aでハーフミラー3に対してほぼ平行に反射させることができるとと もに、NDフィルタ55の裏面55bでもハーフミラー3に対してほぼ平行に反 射させることができ、有害光の観察光学系の光路への侵入を一層少なくすること ができる。
【0034】 前述の各実施例及び各変形例では、ハーフミラー3を用いた場合について述べ たが、これに代え、ダイクロイックミラーを用いるようにしてもよい。
【0035】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案の落射照明装置によれば、フレアを確実に防止す ることができるとともに、ごみの発生のおそれもなくなるので、試料像のコント ラストも向上し、良好な観察像を得ることができ、しかも小型化を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの考案の第1実施例に係る落射照明装
置の光学系を示す図である。
【図2】図2は図1の落射照明装置の遮光板を説明する
ための図である。
【図3】図3は図1の実施例の第1の変形例を示す遮光
板の断面図である。
【図4】図4は図1の実施例の第2の変形例を示す遮光
板の断面図である。
【図5】図5はこの考案の第2の実施例に係る落射照明
装置のハーフミラーを保持するホルダの断面図である。
【図6】図6はこの考案の第3の実施例に係る落射照明
装置の光学系を示す図である。
【図7】図7は図6の実施例の第2の変形例を示すND
フィルタの断面図である。
【図8】図8は従来の顕微鏡の落射照明装置の光学系を
示す図である。
【図9】図9は従来の他の顕微鏡の落射照明装置の光学
系を示す図である。
【符号の説明】
1 光源 3 ハーフミラー 4 対物レンズ 5 遮光板 6 試料

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料面に光を照射するための光源と、 試料像を拡大する対物レンズと、 前記光源からの光を前記対物レンズを介して試料面へ反
    射させるハーフミラー又はダイクロイックミラーと、 このハーフミラー又はダイクロイックミラーを透過した
    前記光源からの光を減衰させる反射防止部材とを備えた
    落射照明装置において、 前記反射防止部材の受光面が、前記ハーフミラー又はダ
    イクロイックミラーからの透過光を前記ハーフミラー面
    又はダイクロイックミラー面の傾きと略平行又は直角に
    反射させる複数の傾斜面を鋸歯状又は山形状あるいはこ
    れらの組合せ状態に配置したことを特徴とする落射照明
    装置。
  2. 【請求項2】 前記反射防止部材が遮光板であることを
    特徴とする請求項1記載の落射照明装置。
  3. 【請求項3】 前記反射防止部材がNDフィルタである
    ことを特徴とする請求項1記載の落射照明装置。
  4. 【請求項4】 前記反射防止部材は、前記ハーフミラー
    又はダイワロイックミラーを保持するホルダの側面に形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の落射照明
    装置。
JP4680393U 1993-08-05 1993-08-05 落射照明装置 Pending JPH0714412U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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